JPH112591A - サンプル片採取装置におけるサンプル切断位置の制御方法 - Google Patents

サンプル片採取装置におけるサンプル切断位置の制御方法

Info

Publication number
JPH112591A
JPH112591A JP15390397A JP15390397A JPH112591A JP H112591 A JPH112591 A JP H112591A JP 15390397 A JP15390397 A JP 15390397A JP 15390397 A JP15390397 A JP 15390397A JP H112591 A JPH112591 A JP H112591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
sample
cutting
limit stopper
end surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15390397A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Sasaki
昭 佐々木
Hideki Matsunaga
秀樹 松永
Kenji Takeo
賢司 竹尾
Shunsaku Matsuda
俊作 松田
Tomoki Okada
智樹 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Navitas Co Ltd
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Navitas Co Ltd
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Navitas Co Ltd, Nippon Steel Corp filed Critical Navitas Co Ltd
Priority to JP15390397A priority Critical patent/JPH112591A/ja
Publication of JPH112591A publication Critical patent/JPH112591A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プローブの下端にノロが付着している場合で
あっても、必要サンプル長さのサンプルを精密に切断す
ることができるサンプル片採取装置におけるサンプル切
断位置の制御方法を提供する。 【解決手段】 プローブ昇降用モータ20を駆動して、
プローブ25の下端面がサンプル基準面32よりサンプ
ル切断公差X以下の切断許容誤差だけ上方をなす最終強
制下降位置(a)にくるまでプローブ25を強制的に下
降すると共に、最終強制下降位置においてプローブ25
の下端面に付着するノロ24aを圧潰し、その後、プロ
ーブ昇降用モータ20の駆動を停止すると共にブレーキ
を瞬間的に開放することにより、プローブ25を自由落
下させ、ノロ25aをさらに圧潰してサンプル切断位置
を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼や、銅、アルミ
ニウム等を製造する過程で、温度測定や成分分析に用い
るサンプル片採取装置におけるサンプル切断位置の制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、鋼の製造に際しては、従来、サ
ンプル片採取装置の一例である測温サンプリング装置に
より、溶鋼測温と成分分析サンプルの採取を同時に行
い、サンプル材は所定の長さに切断された後、分析装置
に自動的に搬送される。サンプルの搬速は一般的には空
気パイフによる圧送によって行うが、空気パイプ内での
詰まりや分析装置のサンプル受取機の構造上、サンプル
の寸法と形状に制約がある。また、サンプル採取ケース
とサンプルのスムーズな分離のためにもサンプルの切断
に精度が要求される。
【0003】これを満足するための切断停止位置の制御
方法として、下降限ストッパーを用いた位置決め制御に
よる停止位置制御(下基準制御)と、プローブホルダー
の下降停止位置制御(上基準制御)とがある。
【0004】ここに、下基準制御とは、図5に示すよう
に、切断刃物50の切断位置より下方に下降限ストッパ
ー51を配設し、切断刃物50の切断位置と下降限スト
ッパー51の上面に形成されるサンプル基準面52との
距離であるサンプル切断長さD1を設定し、その後、下
部にサンプルを収納するプローブ53をプローブ昇降用
モータを駆動して強制的に距離L1だけ下降する。即
ち、サンプル基準面52より自由落下距離L2だけ上方
に位置する停止位置a1まで下降する。そして、同停止
位置において、プローブ昇降用モータの駆動を停止する
と共にブレーキを開放することにより、プローブ53
を、例えば、30mm自由落下させ、その下端面とサンプ
ル基準面52とによって、下端面に付着するノロ54を
圧潰しながら、下端面をサンプル基準面52に当接さ
せ、サンプル切断位置を決定する制御であり、制御後、
プローブホルダーに保持されているプローブ53の下端
を切断刃物50によって切断することによって、必要長
さのサンプルを得ることができる。
【0005】一方、上基準制御とは、図6に示すように
く切断刃物60の切断位置より上方に配設されサンプル
を収容するプローブ61を保持するプローブホルダーの
固定位置を決定した後、プローブ昇降用モータによるプ
ローブホルダーの下降距離L3を投定することによって
投定サンプル切断長さD2を決定する制御であり、制御
後、プローブホルダーに保持されているプローブ61の
先部を切断刃物60によって切断することによって、必
要長さのサンプルを得ることができる。なお、62はノ
ロである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した下基
準制御と上基準制御は、いずれも、未だ、以下の解決す
べき課題を有していた。即ち、下基準制御においては、
図5に示すように、プローブ53の下端面に付着してい
るノロ54の量が大きい場合や硬い場合には、プローブ
53の慣性エネルギー及び自由落下エネルギーのみでは
ノロ54を十分に圧潰することができず、そのため、サ
ンプル基準面52との距離であるサンプル切断長さD1
を一定に確保することができなかった。また、プローブ
先端の形状不良、例えば、プローブ先端に焼け落ちがあ
る場合には、焼損分だけ、サンプルの上部を切断するこ
とになり、この場合も許容公差内のサンプル切断長さを
確保することができなった。
【0007】一方、上基準制御においては、プローブの
装着不良、昇降装置チェンの劣化による伸び等で精度維
持が難しい場合には、実際はプローブ61の下端面は停
止位置a2で停止しなければいけないのに停止位置a
3,a4で停止することになり、所定のサンプル切断長
さD2を得ることができず、これより長いサンプル切断
長さD3やD4を有するサンプルを製作する、即ち、一
定のサンプルの長さを確保することができなかった。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、プローブの下端に大量かつ硬いノロが付着
している場合であっても、切断停止位置に正確にプロー
ブを停止することができ、一定の長さのサンプルを精密
に切断することができると共に、許容公差から外れたサ
ンプル長さのサンプルは効果的に排除することができる
サンプル片採取装置のサンプル切断位置の制御方法を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、サンプル片採取装置に設置されたプローブ
の先部に収納されるサンプルを固定位置に配置された切
断刃物によって切断する際の前記サンプルの切断位置を
制御する方法において、前記切断刃物より、標準プロー
ブの先端から前記サンプル切断位置までの長さ分の距離
離隔した下方位置に、下降限ストッパーのサンプル基準
面を設定し、前記プローブを前記サンプル基準面の直上
に移動し、プローブ昇降用モータを駆動して、前記プロ
ーブの下端面が前記サンプル基準面より前記サンプル切
断公差だけ上方で停止するようにプローブ位置検出用セ
ンサにより停止位置制御し、前記プローブの下端面にノ
ロが付着している場合には、停止位置にくるまで前記プ
ローブを強制的に下降すると共に、前記停止位置の直前
において前記プローブの下端面を前記サンプル基準面と
によって、前記プローブの下端面に付着するノロを圧潰
し、その後、プローブ昇降用モータの駆動を停止すると
共にブレーキを瞬間的に開放することにより、前記プロ
ーブを自由落下させ、前記プローブの下端面を前記下降
限ストッパーのサンプル基準面に当接させることによっ
てサンプル切断位置を決定し、前記プローブの先端が焼
け落ちている場合には、前記停止位置にくるまで前記プ
ローブを強制的に下降し、その後、プローブ昇降用モー
タの駆動を停止すると共にブレーキを瞬間的に開放する
ことにより、前記プローブを自由落下させ、前記プロー
ブの下端面を前記下降限ストッパーのサンプル基準面に
当接させ、前記焼損分だけ前記サンプルの上部を切断
し、サンプル切断長さが許容長さを外れる場合は不良信
号を出力して前記サンプルを排除し、前記下降限ストッ
パーによる下基準制御と前記位置決めセンサによる上基
準制御とを併用していることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明する。図
1及び図2を参照して、本発明の一実施の形態に係るサ
ンプル片採取装置のサンプル切断位置の制御方法に用い
る装置について、以下に具体的に説明する。
【0011】図1に示すように、サンプル片採取装置の
サンプル切断位置の制御方法に用いる装置は、サンプル
片採取装置の一例としての測温サンプリング装置10
と、サンプル片採取装置10の直下に配設される下降限
ストッパー装置11と、下降限ストッパー装置11に並
列して設けられるサンプル切断装置12とからなり、以
下、それぞれの構成について説明する。
【0012】(測温サンプリング装置10)図1に示す
ように、上下方向に距離を開けて配設された上、下スプ
ロケット13,14間には無端チェンからなる昇降用チ
ェン15が垂直方向に張設されており、昇降用チェン1
5の一部は駆動側スプロケット18に巻回されており、
この駆動側スプロケット18はブレーキ付きのベクトル
制御によるプローブ昇降用モータ20によって回転駆動
される。
【0013】昇降用チェン15には一側垂直伸延部には
アタッチメント金具23によって長尺のプローブホルダ
ー24の上部が固着連結されており、プローブホルダー
24の下端には同様に長尺のプローブ25の上端が装着
されている。
【0014】図2にプローブ25の下端部の内部構成が
示されている。図示するように、硬紙からなるプローブ
25の下端部には同心円的に上面が開口した金属製の溶
湯流入容器26が埋設されており、溶湯流入容器26の
上面開口は、屈曲流路27を介して、プローブ25の下
端部の周壁に設けられた溶湯流入孔28と連通連結され
ている。
【0015】かかる構成によって、図示しない旋回装置
や傾倒装置を用いて測温サンプリング装置10を旋回、
傾倒すると共に、プローブ昇降用モータ20を作動して
プローブ25を下降してプローブ25の先部を溶湯中に
浸漬し、溶湯流入孔28及び屈曲流路27を通して溶湯
(その後、固化してサンプルとなる。)を溶湯流入容器
26内に流入させることができる。その後、再度、旋回
装置や傾倒装置を用いて測温サンプリンダ装置10を旋
回、起立すると共に、プローブ昇降用モータ20を作動
してプローブ25を上昇して、プローブ25を、図1に
示すように、下降限ストッパー装置11の上方に位置さ
せることができる。なお、図2に示すように、プローブ
25の下端にはノロ25aが付着している場合がある。
【0016】また、図1に示すように、上スプロケット
13には無瑞チェン29を介してプローブ位置検出用セ
ンサの一例である位置検出用アブソコーダ30が連結さ
れている。位置検出用アブソコーダ30によって検出さ
れた位置検出信号は制御装置31に送られる。制御装置
31は、この位置検出信号に基づいて、予めプログラム
された制御手順に基づいて、プローブ昇降用モータ20
の回転制御とブレーキのオン・オフ制御を行う。
【0017】(下降限ストッパー装置11)図1に示す
ように、プローブ25の直下方には、上面にサンプル基
準面32が形成されている受け盤33と、受け盤33の
下面に連設された支持杵34とからなる下降限ストッパ
ー35が配設されている。
【0018】下降限ストッパー35の支持杵34はスト
ッパー保持プラケット36の一側に保持されており、ス
トッパー保持ブラケット36の他側には回り止め機能を
有する昇降用ナット37が取り付けられている。昇降用
ナット37は昇降用ねじ軸38に螺着されており、昇降
用ねじ軸38の下端はカップリング39によってストッ
パー昇降用モータ40に連動連結されている。
【0019】かかる構成によって、ストッパー昇降用モ
ータ40を作動すると、昇降用ねじ軸38と昇降用ナッ
ト37との螺合関係によって、下降限ストッパー35が
昇降し、サンプル基準面32を所定の位置に設定するこ
とができる。
【0020】また、図1に示すように、ストッパー昇降
用モータ40にも位置検出用アブソコーダ41が連結さ
れている。位置検出用アブソコーダ41によって検出さ
れた位置検出信号は制御装置31に送られる。制御装置
31は、この位置検出信号に基づいて、予めプログラム
された制御手順に基づいて、ストッパー昇降用モータ4
0の回転制御を行う。
【0021】(サンプル切断装置12)図1に示すよう
に、切断刃物42が固着されている回転軸43は固定軸
受44によって回転自在に支持されている。回転軸43
の中間部にはVプーリー45が固着されており、Vプー
リー45は、固定軸受44に並列して設けた切断用駆動
モータ46の出力軸に固着されたVプーリー47とVベ
ルト48によって連動連結されている。
【0022】かかる構成によって、切断用駆動モータ4
6を作動して切断刃物42を回転すると共に、下降限ス
トッパー35のサンプル基準面32上に載置されている
プローブ25の下部を切断することができる。
【0023】次に、上記した構成を有する装置を用いて
行う本発明の一実施の形態に係るサンプル片採取装置の
サンプル切断位置の制御方法について、図1〜図4を参
照して説明する。
【0024】ストッパー昇降用モータ40を作動して、
図2及び図3に示すように、サンプル長さがLとなるサ
ンプル切断位置(b)が切断刃物42の下面(固定位
置)レベルと同一になるように下降限ストッパー35を
昇降し、切断刃物42からサンプル切断長さ(標準サン
プルの長さ)Dに下降限ストッパー35のサンプル基準
面32を合わせる。なお、下降限ストッパー35の昇降
距離は予め位置検出用アブソコーダ41によって指定さ
れる。
【0025】次に、図1に示すように、プローブ昇降用
モータ20を作動してプローブホルダー24と共にプロ
ーブ25を下降し、プ口ーブ25の下端面をサンプル基
準面32に当接させる。
【0026】この際、本実施の形態では、まず、プロー
ブ25の下端面が下降限ストッパー35のサンプル基準
面32より切断許容誤差Xだけ上方に位置する最終強制
下降位置(a)で停止するように、位置検出用アブソコ
ーダ30によって常時下降位置を読み取りながらプロー
ブ昇降用モータ20を駆動して、自動位置決め制御(A
PC制御)しながらプローブ25を強制的に下降させ
る。
【0027】そして、この強制下降において、停止位置
となる最終強制下降位置(a)に達する直前に、プロー
ブ25の下端面に付着するノロ25aは下降限ストッパ
ー35に当接することになるが、プローブ25はいまだ
プローブ昇降用モータ20によって強制的に下降されて
いるので、プローブ25の下端面と下降限ストッパー3
5のサンプル基準面32とによってプローブ25の下端
面に付着するノロ25aは強力に圧潰されることにな
る。
【0028】その後、図3に示すように、プローブ25
の下端面が最終強制下降位置(a)に到達すると、位置
検出用アブソコーダ30の検出出力に基づく制御装置3
1からの停止信号に基づいて、プローブ昇降用モータ2
0の作動を停止すると共にブレーキを瞬間的に開放する
ことによりプローブ25をプローブホルダー24と共に
自由落下させる。この自由落下によるエネルギーによっ
て、プローブ25の下端面に付着するノロ25aはさら
に押し潰され、プローブ25の下端面を下降限ストッパ
ー35のサンプル基準面32に衝突させることによっ
て、サンプル長さがLとなるサンプル切断位置(b)点
を切断刃物42の下面(固定位置)レベルと同一にする
ことができる(図4参照)。従って、その後、サンプル
切断装置12を作動してプローブ25の下部を切断する
ことによって、サンプル長さがLのサンプルを得ること
ができる。
【0029】このように、本実施の形態では、下基準で
ある下降限ストッパー35を用いた位置決め制御と、上
基準であるプローブ昇降用モータ20と位置検出用アブ
ソコーダ30を用いた停止位置制御を同時に行うことに
よって、かなりの量の、または、硬いノロ25aがプロ
ーブ25の下端に付着している場合であっても、これを
強力に押し潰すことできると共に、最終的にはプローブ
25を下降限ストッパー35によって停止させることが
でき、プローブ装着深さのバラツキや機械的ガタを吸収
して、切断停止位置の目標精度を確保することができ
る。また、プローブ25の下端面が最終強制下降位置
(a)に到達すると、プローブ昇降用モー夕20の作動
を停止すると共にブレーキを開放することによりプロー
ブ25をプローブホルダー24と共に自由落下させるよ
うにしているので、プローブ25がサンプル基準面32
に当接する際の衝撃を可及的に少なくすることができ、
下降限ストッパー35やプローブ昇降用モータ20の破
損を防止することができる。
【0030】また、本実施の形態では、プローブ25の
先端が焼け落ちている場合には、停上位置である最終強
制下降位置(a)にくるまでプローブ25を強制的に下
降し、その後、プローブ昇降用モータ20の駆動を停止
すると共にブレーキを瞬間的に,開放することにより、
プローブ25を自由落下させ、プローブ25の下端面を
下際限ストッパー35のサンプル基準面32に当接さ
せ、焼損分だけサンプルの上部を切断し、サンプル切断
長さDが許容長さを外れる場合は不良信号を出力してサ
ンプルを排除することができ、サンプルの成分分析作業
を円滑に行うことができる。
【0031】以上、本発明を、一実施の形態を参照して
説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記
載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に
記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施
の形態や変容例も含むものである。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明のサンプル片採取
装置のサンプル切断位置の制御方法では、下基準である
下降限ストッパーを用いた位置決め制御と、上基準であ
るプローブ昇降用モータと位置検出用センサを用いた停
止位置制御を同時に行うことによって、ノロがプローブ
の下端に付着している場合であっても、これを強力に押
し潰すことできると共に、最終的にはプローブを下降限
ストッパーによって停止させることができ、プローブ装
着深さのバラツキや機械的ガタを吸収して、切断停上位
置の目標精度を確保することができる。また、プローブ
の下端面がサンプル基準面よりサンプル切断公差の位置
に到達すると、プローブ昇降用モータの作動を停止する
と共にブレーキを開放することによりプローブをプロー
ブホルダーと共に自由落下させるようにしているので、
プローブがサンプル基準面に当接する際の衝撃を可及的
に少なくすることができ、下降限ストッパーやプローブ
昇降用モータの破損を防止することができる。
【0033】さらに、プローブの先端が焼け落ちている
場合には、停止位置にくるまでプローブを強制的に下降
し、その後、プローブ昇降用モータの駆動を停止すると
共にブレーキを瞬間的に開放することにより、プローブ
を自由落下させ、プローブの下端面を下降限ストッパー
のサンプル基準面に当接させ、焼損分だけサンプルの上
部を切断し、サンプル切断長さが許容長さを外れる場合
は不良信号を出力してサンプルを排除することができ、
サンプルの成分分析作業を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るサンプル片採取装
置におけるサンプル切断位置の制御方法に用いる装置構
成の概念的構成説明図である。
【図2】同プローブ下部の一部切欠正面図である。
【図3】最終強制下降位置に到達した状態におけるプロ
ーブの下端面の状態説明図である。
【図4】最終強制下降位置からさらに自由落下すること
によってプローブの下端面に付着するノロを押し潰した
状態におけるプローブ下端面の状態説明図である。
【図5】従来の下降限ストッパーを用いた位置決め制御
による停止位置制御(下基準制御)の説明図である。
【図6】従来のプローブホルダーの下降停止位置制御
(上基準制御)の説明図である。
【符号の説明】
D サンプル切断長さ L サンプル長さ X 切断許容誤差 (a) 最終強制下降位置 (b) サンプル切断位置 10 測温サンプリング装置 11 下降限ストッパー装置 12 サンプル切断装置 13 上スプロケット 14 下スプロケット 15 昇降用チェン 18 駆動側スプロケット 20 プローブ昇降用モータ 21 スプロケット 22 動力伝達チェン 23 アタッチメント金具 24 プローブホルダー 25 プローブ 25a ノロ 26 溶湯流入容器 27 屈曲流路 28 溶湯流入孔 29 無端チェン 30 位置検出用アブソコーダ 31 制御装置 32 サンプル基準面 33 受け盤 34 支持杆 35 下降限ストッパー 36 ストッパー保持ブラケット 37 昇降用ナット 38 昇降用ねじ軸 39 カップリング 40 ストッパー昇降用モータ 41 位置検出用アブソコーダ 42 切断刃物 43 回転軸 44 固定軸受 45 Vプーリー 46 切断用駆動モータ 47 Vプーリー 48 Vベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹尾 賢司 大分県大分市向原西1−1−36 太平工業 株式会社大分支店内 (72)発明者 松田 俊作 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵株 式会社名古屋製鐵所内 (72)発明者 岡田 智樹 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵株 式会社名古屋製鐵所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプル片採取装置に設置されたプロー
    ブの先部に収納されるサンプルを固定位置に配置された
    切断刃物によって切断する際の前記サンプルの切断位置
    を制御する方法において、 前記切断刃物より、標準プローブの先端から前記サンプ
    ル切断位置までの長さ分の距離離隔した下方位置に、下
    降限ストッパーのサンプル基準面を設定し、前記プロー
    ブを前記サンプル基準面の直上に移動し、プローブ昇降
    用モータを駆動して、前記プローブの下端面が前記サン
    プル基準面より前記サンプル切断公差だけ上方で停止す
    るようにプローブ位置検出用センサにより停止位置制御
    し、 前記プローブの下端面にノロが付着している場合には、
    停止位置にくるまで前記プローブを強制的に下降すると
    共に、前記停止位置の直前において前記プローブの下端
    面と前記サンプル基準面とによって、前記プローブの下
    端面に付着するノロを圧潰し、その後、プローブ昇降用
    モータの駆動を停止すると共にブレーキを瞬間的に開放
    することにより、前記プローブを自由落下させ、前記プ
    ローブの下端面を前記下降限ストッパーのサンプル基準
    面に当接させることによってサンプル切断位置を決定
    し、 前記プローブの先端が焼け落ちている場合には、前記停
    止位置にくるまで前記プローブを強制的に下降し、その
    後、プローブ昇降用モータの駆動を停止すると共にブレ
    ーキを瞬間的に開放することにより、前記プローブを自
    由落下させ、前記プローブの下端面を前記下降限ストッ
    パーのサンプル基準面に当接させ、前記焼損分だけ前記
    サンプルの上部を切断し、サンプル切断長さが許容長さ
    を外れる場合は不良信号を出力して前記サンプルを排除
    し、 前記下降限ストッパーによる下基準制御と前記位置決め
    センサによる上基準制御とを併用したことを特徴とする
    サンプル採取装置におけるサンプル切断位置の制御方
    法。
JP15390397A 1997-06-11 1997-06-11 サンプル片採取装置におけるサンプル切断位置の制御方法 Pending JPH112591A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15390397A JPH112591A (ja) 1997-06-11 1997-06-11 サンプル片採取装置におけるサンプル切断位置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15390397A JPH112591A (ja) 1997-06-11 1997-06-11 サンプル片採取装置におけるサンプル切断位置の制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH112591A true JPH112591A (ja) 1999-01-06

Family

ID=15572633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15390397A Pending JPH112591A (ja) 1997-06-11 1997-06-11 サンプル片採取装置におけるサンプル切断位置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH112591A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4880790A (en) * 1986-01-31 1989-11-14 American Cyanamid Company (Gem-heterocyclodimethanamine-N,N')platinum complexes

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4880790A (en) * 1986-01-31 1989-11-14 American Cyanamid Company (Gem-heterocyclodimethanamine-N,N')platinum complexes

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5155751B2 (ja) 元素分析装置
US6144033A (en) Mark inspecting system
CN110954373B (zh) 一种可自动收集不同降雨时段水样的装置
CN201218784Y (zh) 一种连铸机中间包用自动取样装置
JPH112591A (ja) サンプル片採取装置におけるサンプル切断位置の制御方法
CN108445082B (zh) 圆柱滚子自动检测装置
JP2001091522A (ja) 液体分注装置および分析装置
JPH09171026A (ja) 試料吸引装置
JPH07294512A (ja) 溶融金属測温試料採取装置
JP3771380B2 (ja) 液体吸引装置
CN111014311A (zh) 一种顶头的自动连续检测装置
KR101256509B1 (ko) 전기로의 리멜트 샘플 자동 채취 장치
KR100550289B1 (ko) 디더블류티티 연성 및 취성 파단면 검출용 조명장치
JP3836609B2 (ja) 液体吸引装置
CN115266906A (zh) 一种零部件无损检测装置
JPH09257805A (ja) 分注装置及びその良否の判定方法
CN211932525U (zh) 一种用于在线检测烟丝填充性能装置
JP3262028B2 (ja) 刃先の損耗検知装置
CN112548267B (zh) 一种水下自动切割观测装置及方法
CN116511640A (zh) 自动刮锡及锡渣清理装置及方法
CN221215615U (zh) 一种具有可传料功能的质检平台
CN113102285B (zh) 全自动粗糙度测定机
CN211794289U (zh) 一种滤棒切割及断面检测装置
CN216622322U (zh) 一种便于高度调节的大气检测装置
JPH0829303A (ja) 金属試料取出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030909