JPH11258770A - マスクパターン設計方法及びフォトマスク - Google Patents

マスクパターン設計方法及びフォトマスク

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JPH11258770A
JPH11258770A JP6510798A JP6510798A JPH11258770A JP H11258770 A JPH11258770 A JP H11258770A JP 6510798 A JP6510798 A JP 6510798A JP 6510798 A JP6510798 A JP 6510798A JP H11258770 A JPH11258770 A JP H11258770A
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mask
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敏也 小谷
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聡 田中
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省次 三本木
Soichi Inoue
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】精度の良い最適な補助パターンの寸法を簡便に
決定する。 【解決手段】露光波長λの光源を持ち、投影レンズの開
口数NAの投影露光装置によりライン幅W”の設計パタ
ーンをウェハ上に転写する場合に用いられるフォトマス
クのパターンを設計するマスクパターン設計方法におい
て、前記マスクパターンとして前記設計パターンに対応
する主パターンに、該主パターンのウェハ上換算したラ
イン幅をW’とすると、前記露光波長λ及び前記開口数
NAにより規格化された規格化ライン幅W=W’/(λ
/NA)に応じて転写後のパターン先端位置が所望通り
に仕上がるように予め定められた規格化ライン幅方向寸
法値sa及び規格化ライン長方向寸法値sbに基づい
て、前記主パターンの先端からウェハ上換算してsb’
=sb×λ/NAまでをウェハ上換算してsa’=sa
×λ/NAだけ変化させるべく発生させた補助パターン
を付加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスクパターン設
計方法及びフォトマスクに関し、特にライン状のパター
ンを転写する際に用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体製造技術の進歩はめざまし
く、最小加工寸法0.35μmサイズの半導体が量産さ
れるようになってきた。このような素子の微細化は光リ
ソグラフィ技術と呼ばれる微細パターン形成技術の飛躍
的な進歩により実現されている。光リソグラフィ工程と
はLSIの設計パターンからフォトマスクを作成し、こ
のマスクに光を照射し、投影光学系にてウェハ上に塗布
されているレジストを感光させ、この感光分布に従って
レジストを現像し、ウェハ上に所望のレジストパターン
を形成する工程である。このリソグラフィ工程によって
形成されたレジストパターンをマスクにして下地をエッ
チングすることによって、LSIパターンをウェハ上に
形成する。
【0003】この光リソグラフィにおいて、パターンサ
イズが投影光学系の限界解像力に比較して十分大きい時
代には、ウェハ上に形成したいLSIパターンの平面形
状がそのまま設計パターンとして描かれる。従って、そ
の設計パターンに忠実なマスクを作成し、この忠実なマ
スクをウェハ上に転写し、下地をエッチングすることに
よってほぼ設計パターン通りのパターンがウェハ上に形
成できた。
【0004】しかしパターンの微細化が進むにつれて、
LSI設計図通りに作成したマスクでは、投影光学系に
おける回折光のけられによる影響等でウェハ上に形成さ
れるパターンが設計パターンと異なってしまい、それに
伴う弊害が顕著になり始めている。
【0005】例えばゲートパターンをウェハ上に転写す
ると光近接効果によって後退現象が生じ、その転写パタ
ーンの先端部が設計パターンより短く仕上がってしまう
(以後shorteningとよぶ)。これが顕著になるとパター
ンは規定寸法を形成できず、丸まりが発生する。特にlo
gic 製品では、素子領域外にまで達するべきゲートパタ
ーンがshorteningして素子領域外にまで達することがで
きず、トランジスタの動作不良が発生することがある。
【0006】このような弊害を無くすために、設計パタ
ーン先端の角部に微小な補助パターンを付加して、従来
の設計パターンとは異なるマスク設計図を作成し、この
マスク設計図に従ってマスクを作成する方法が提案され
ている。この一例が特開平6−242595号公報や特
公昭62−7535号公報に記載されている。設計パタ
ーンの角部などに微小な補助パターンを付加したマスク
で転写する方法は、設計パターンに対して忠実なパター
ンをウェハ上に形成するための有効な方法である。
【0007】図1は、本発明の対象とする設計パターン
及びマスクパターンの平面図であり、ゲートパターンの
角部に補助パターンを付加した場合を示す。図1(a)
に示すように、パターン転写すべき設計パターンが1で
ある場合には、図1(b)に示すマスクパターン2を持
つフォトマスクを用いてパターン転写を行う。このマス
クパターン2は、設計パターン1に対応する主パターン
3と、この主パターン3の四隅に対応する部分に付加さ
れた補助パターン4からなる。このような補助パターン
4を付加するとshorteningを無くすことができ、それに
起因する弊害も無くすことができる。
【0008】しかしながら、補助パターン4の最適な大
きさsa’,sb’(ウェハ上換算値)を決定すること
は非常に大変な作業である。最適な補助パターン4の大
きさは投影光学系における照明条件やゲートパターンの
ライン幅やそのパターンピッチ等、さまざまなパラメー
タによって異なった値をとるからである。
【0009】従って、設計パターン1や照明条件等、露
光を行うために必要な種々のパラメータが完全に決定さ
れた後に、まずゲートパターンを模擬したテストパター
ンから最適な補助パターン4の大きさを決めてルールを
作成し、さらにそのルールに従って実際のゲートパター
ンに補助パターン4を付加し、その効果の程度を確認す
るという作業が必要になる。設計パターンや照明条件に
変更が生じた場合には、再び同様の作業を最初から行わ
なければならない。この方法では莫大な時間と手間を要
し、また設計パターン1や照明条件等の変更に柔軟に対
応することも非常に困難である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、光近
接効果補正はパターンの角部などに微小な補助パターン
4を付加して行われる事が多い。しかし設計パターン1
や投影光学系の照明条件によって最適な補助パターンの
大きさが異なるため、各々の主パターン3に違った補助
パターン4を付加することは非常に手間のかかる作業で
ある。
【0011】すなわち、従来のマスクパターンの設計方
法では設計パターン1や照明条件等、露光を行うに際し
ての種々のパラメータが完全に決定された後に、まずゲ
ートパターンを模擬したテストパターンから最適な補助
パターン4の大きさを決めてルールを作成し、さらにそ
のルールに従って実際のゲートパターンに補助パターン
4を付加し、その効果の程度を確認するという作業が必
要になる。この方法では、莫大な時間と手間を要し、ま
た設計パターン1や照明条件等の変更に柔軟に対応する
ことも非常に困難である。
【0012】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、パターン設計に莫
大な時間と手間とを必要とせず、設計パターンや照明条
件の変更に対しても柔軟に対応しうるマスクパターン設
計方法を提供することにある。また、本発明の他の目的
は、上記マスクパターン設計方法により作成されるフォ
トマスクを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
マスクパターン設計方法は、露光波長λの光源を持ち、
投影レンズの開口数NAの投影露光装置によりライン幅
W”の設計パターンをウェハ上に転写する場合に用いら
れるフォトマスクのパターンを設計するマスクパターン
設計方法において、前記マスクパターンとして、前記設
計パターンに対応する主パターンに、該主パターンのウ
ェハ上換算したライン幅をW’とすると、前記露光波長
λ及び前記開口数NAにより規格化された規格化ライン
幅W=W’/(λ/NA)に応じて転写後のパターン先
端位置が所望通りに仕上がるように予め定められた規格
化ライン幅方向寸法値sa及び規格化ライン長方向寸法
値sbの関係に基づいて、前記主パターンの先端からウ
ェハ上換算してsb’=sb×λ/NAまでをウェハ上
換算してsa’=sa×λ/NAだけ変化させるべく発
生させた補助パターンを付加することを特徴とする。
【0014】本発明の望ましい形態を以下に示す。 (1)規格化ライン幅方向寸法値sa及び規格化ライン
長方向寸法値sbは、実測又はシミュレーションにより
予め定められている。
【0015】(2)設計パターンに対応する主パターン
とは、設計パターンと相似するパターン、又は設計パタ
ーンに対してその周辺部での疎密の程度に応じてライン
幅のみを変化させたパターンをいう。
【0016】(3)補助パターンはウェハ上換算してs
a’及びsb’を二辺とする四角形であり、主パターン
の先端からウェハ上換算長さsb’まで主パターンのウ
ェハ上換算したライン幅W’を2×sa’だけ太らせた
ものである。
【0017】(4)補助パターンはsa’及びsb’を
二辺とし、その挟角を直角とする直角三角形であり、該
補助パターンにより主パターンの先端からウェハ上換算
した長さsb’の位置から主パターンの先端にかけてラ
イン幅W’がW’+2×sa’に太くなるように付加さ
れるものである。
【0018】また、本発明の請求項2に係るマスクパタ
ーン設計方法は、露光波長λの光源を持ち、投影レンズ
の開口数NAの投影露光装置によりライン幅W”の設計
パターンをウェハ上に転写する場合に用いられるフォト
マスクのパターンを設計するマスクパターン設計方法に
おいて、前記マスクパターンとして、前記設計パターン
に対応する主パターンの先端部側面に、該主パターンの
ウェハ上換算したライン幅をW’とすると、前記露光波
長λ及び前記開口数NAにより規格化された規格化ライ
ン幅W=W’/(λ/NA)に応じて転写後のパターン
先端位置が所望通りに仕上がるように予め定められた補
助パターンの規格化面積量Aに基づいて、ウェハ上換算
した面積量A’=A×(λ/NA)2 の補助パターンを
付加することを特徴とする。
【0019】本発明の望ましい形態を以下に示す。 (1)規格化面積量Aは、実測又はシミュレーションに
より予め定められている。
【0020】(2)設計パターンに対応する主パターン
とは、設計パターンと相似するパターン、又は設計パタ
ーンに対してその周辺部での疎密の程度に応じてライン
幅のみを変化させたパターンをいう。
【0021】(3)補助パターンはウェハ上換算して面
積量A’の長方形又は直角三角形である。また本発明
は、規格化寸法値sa,sb又は規格化面積量Aは規格
化ライン幅Wとともに投影露光装置の照明光学系の光源
形状、マスクの種類に応じて更に決められていることを
特徴としている。さらに設計パターンが周期的に配置さ
れている場合において、規格化寸法値sa,sb又は規
格化面積量Aが設計パターンの周期によらず決定されて
いることを特徴とする。また設計パターンの先端部から
ある規格化寸法Dだけ離れて別のパターンが隣接配置さ
れている場合において、規格化寸法値sa,sb又は規
格化面積量Aがこの別パターンによらず一義的に決定さ
れていることをも特徴とする。また、別パターンの配置
位置である規格化寸法Dとして、D=1.3程度以上で
あることを特徴としている。さらに、規格化寸法値s
a,sb又は規格化面積量Aが、規格化ライン幅Wに関
連付けられて予めデータとして保存されており、マスク
パターンデータ上で図形処理により自動的に該寸法の変
換処理を行うことを特徴とする。
【0022】また、本発明の請求項5に係るフォトマス
クは、露光波長λの光源を持ち、投影レンズの開口数N
Aの投影露光装置によりライン幅W”の設計パターンを
ウェハ上に転写する為に用いられるフォトマスクにおい
て、前記設計パターンに対応するウェハ上換算したライ
ン幅W’の主パターンと、前記露光波長λ及び前記開口
数NAにより規格化された規格化ライン幅W=W’/
(λ/NA)に応じて転写後のパターン先端位置が所望
通りに仕上がるように予め定められた規格化ライン幅方
向寸法値sa及び規格化ライン長方向寸法値sbに基づ
いて、前記主パターンのライン幅W’を、該主パターン
の先端部からウェハ上換算した寸法sb’=sb×λ/
NAまでをウェハ上換算した寸法sa’=sa×λ/N
Aだけ変化させるべく発生させた補助パターンとからな
るマスクパターンを含むことを特徴とする。
【0023】また、本発明の請求項6に係るフォトマス
クは、露光波長λの光源を持ち、投影レンズの開口数N
Aの投影露光装置によりライン幅W”の設計パターンを
ウェハ上に転写する為に用いられるフォトマスクにおい
て、前記設計パターンに対応するウェハ上換算したライ
ン幅W’の主パターンと、この主パターンの先端部側面
に配置され、前記露光波長λ及び前記開口数NAにより
規格化された規格化ライン幅W=W’/(λ/NA)に
応じて転写後のパターン先端位置が所望通りに仕上がる
ように予め定められた規格化面積量Aに基づき発生させ
た面積量A’=A×(λ/NA)2 の補助パターンとか
らなるマスクパターンを含むことを特徴とする。 (作用)本発明では主パターンの規格化ライン幅Wに応
じて予め用意された規格化寸法値sa,sbに基づいて
最適な補助パターンの寸法sa’,sb’が定まる。す
なわち、露光波長λ、NA、ライン幅W’が異なる場合
であっても規格化寸法sa及びsbが一義的に定まるた
め、補正精度の良い最適な補助パターンを主パターンに
付加するための莫大な処理及び時間を短縮することがで
きる。また、ライン幅W’や照明条件(λ、NA)の変
更に対して柔軟に対応できる。
【0024】また、本発明では規格化ライン幅Wに応じ
て予め用意された規格化面積Aに基づいて最適な補助パ
ターンの面積A’が決まる。すなわち、露光波長λ、N
A、ライン幅W’が異なる場合であっても規格化面積A
が一義的に定まるため、補正精度のよい最適な補助パタ
ーンを主パターンに付加するための莫大な処理及び時間
を短縮することができ、また補助パターンの大きさを面
積で規定することにより、保存しておくべきデータが簡
単化され、パターン設計時間のさらなる短縮を図ること
ができる。
【0025】また、W値のみならず、投影露光装置の照
明光学系の光源形状とマスクの種類に応じて最適な補助
パターンの寸法を決めることで、さらにライン幅W’や
照明条件(λ、NA)の変更にも柔軟に対応することが
できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明の対象とするマスクパ
ターン設計方法を説明するための図であり、図1(a)
は転写すべき設計パターンを、図1(b)は本方法によ
り設計されたマスクパターンを示す。図1(a)におい
て、設計パターン1はライン幅W”のゲートパターンで
ある。図1(b)において、マスクパターン2は主パタ
ーン3とこの主パターン3に付加する補助パターン4か
らなる。主パターン3は転写すべきゲートパターンとほ
ぼ相似形であり、ライン幅はウェハ上換算値でW’であ
る。補助パターン4は、主パターン3の先端部側面にそ
れぞれ4つのパターンが付加される。このように補助パ
ターン4を付加することにより、ウェハ上換算して主パ
ターン3の先端部から長さsb’の部分のみを2×s
a’だけ太らせる。この補助パターン4を付加すること
により、転写パターンのshorteningをなくすことができ
る。
【0027】図2は、本実施形態に係るマスクパターン
設計方法のアルゴリズムを示す図である。図2に示すよ
うに、このマスクパターン設計方法のアルゴリズムは補
助パターン寸法計算プログラム21と補助パターン自動
発生プログラム22に大きく分けられる。この補助パタ
ーン寸法計算プログラム21と補助パターン自動発生プ
ログラム22とを用いて、設計データ上で設計パターン
1に対応する主パターン3に補助パターン4を付加して
マスクパターン2を設計する。以下、図2に沿って補助
パターン寸法計算プログラム21を用いた補助パターン
寸法の抽出方法と,補助パターン自動発生プログラム2
2を用いたマスクパターン2の補正手順とを説明する。
【0028】補助パターン寸法計算プログラム21に
は、予め補助パターン4の最適な寸法を示すデータテー
ブルが組み込まれている(213)。まず、このデータ
テーブルの作成方法について説明する。この補助パター
ン4のウェハ上換算した最適な寸法値sa’,sb’を
実測又はシミュレーションにより算出する。本実施形態
では、シミュレーションによりデータテーブルを作成し
た場合で説明する。補助パターン4の最適な寸法値s
a’,sb’は照明条件、ゲートパターンのライン幅、
パターンピッチ等により種々変動する。
【0029】まず、寸法値sa’,sb’を変動させる
種々のパラメータのうち、パターンピッチを変えてデー
タテーブルを算出する例を説明する。他のパラメータと
して、光源の露光波長λ=0.248μm、形成すべき
ゲートパターンのライン幅W’=0.18μm、投影光
学系のレンズ開口数NA=0.6、開口絞りの外半径σ
=0.75、内半径ε=0とし、透過部とCr等からな
る遮光部により構成される通常のCOG(Cr On Glass
)マスクを用いた。パターンピッチは、パターン及び
スペースの比、すなわち図1(b)におけるa:b=
1:1.5,1:2,1:3,1:5,1:10の場合
に変動させた。そして、このマスクにより露光を行った
ときの空間像を計算し、パターンピッチ1:1.5の場
合の仕上がり寸法が所望寸法に仕上がる場合の露光量を
算出する。
【0030】そして、この算出された露光量により転写
される他のピッチでのパターンも所望寸法に仕上がるよ
うに、すなわちライン幅が所望の寸法W”に達するよう
に、まず主パターンのライン幅W’を補正する(一次元
光近接効果補正)。すなわち、前記露光条件において、
露光量を1:1.5の仕上がり寸法に合わせると、その
他のパターンピッチでパターン転写される実際のゲート
パターンは光近接効果により設計パターンよりも太くな
る。従って、主パターンのライン幅W’はゲートパター
ンそのものの形状よりも細くなるように補正する。
【0031】具体的には、例えば4倍体マスクを用いる
場合、転写時に設計パターン1を忠実に再現できるもの
であれば4W”のライン幅のマスクパターンが必要とな
るが、一次元光近接効果を補正するために、4W”−Δ
aのライン幅のマスクパターンにする。Δaは、一次元
光近接効果補正値である。なお、設計パターン1の形
状、露光条件等によってはかかる一次元補正を行わずに
設計パターン1と相似する主パターン3そのものに補助
パターン4を付加する場合でもよい。
【0032】このようにしてライン幅W’自体が補正さ
れた主パターン3に、任意の大きさの長方形の補助パタ
ーン4を付加して空間像を計算する。そして、その仕上
がり寸法が所望寸法となる露光量で空間像をスライスし
て平面像を求め、転写パターンを得る。この転写パター
ンと設計パターン1とのパターン先端での差が0になる
補助パターンの寸法値sa’及びsb’を算出する。
【0033】次いで、得られたsa’値及びsb’値に
基づいて、露光装置系のパラメータであるλ/NAによ
り規格化する。この規格化された補助パターン4の寸法
値をsa,sbとすると、sa=sa’/(λ/N
A),sb=sb’/(λ/NA)となる。この規格化
された寸法値saとsbの関係を表したのが図3であ
る。横軸はsa、縦軸はsbを示す(以後この曲線をs
a−sb曲線と称する)。図3に示すように、このsa
−sb曲線は、補助パターン寸法値sa,sbのパター
ンピッチ依存性を示している。
【0034】また、以上のようにして求められたsa−
sb曲線において、パターンピッチ毎のsa−sb曲線
を平均化して一つのsa−sb曲線に表したものを図4
の実線に示す。横軸、縦軸は図3と同様である。図3に
おいて、パターンピッチの相違により生ずるsa−sb
曲線のばらつきは±5nm程度のshorteningにしか相当
しない。従って、この複数のsa−sb曲線のそれぞれ
のsa,sb値の平均値をとることにより、パターンピ
ッチに依存する補助パターン4の最適寸法を一つの曲線
として表すことができる。この平均化されたsa−sb
曲線をデータテーブルとして用いることにより、補助パ
ターン4の寸法sa’,sb’を簡便に導出することが
できる。
【0035】また、図4には主パターン3のk1
(0.435)とほぼ等しいk1 値となるように別の照
明条件(NA、λ)とライン幅W’とを選択し、上記図
3の場合と同様の方法により求めたsa−sb曲線を破
線で示す。このsa−sb曲線のk1 値は0.433で
ある。この曲線から分かるように、異なるNA及びλに
より導出された実線で示すsa−sb曲線とほぼ一致す
ることが分かる。従って、主パターン3のk1 値が定ま
ればパターン寸法W’とパターンピッチと照明条件のN
A及びλとに関係なく最適な補助パターン寸法sa’,
sb’を容易に求めることができる。
【0036】このことは、パターン設計において、同一
のW値であれば個別のデータテーブルを作成する必要が
ないことを示している。すなわち、例えばNA値とλが
異なるがW値が共通する複数の露光条件によるマスクパ
ターンを設計する場合、従来のようにその露光条件毎の
パターン設計をすることなく、NA値、λが異なってい
てもW値の共通するデータテーブルを用いて補助パター
ン4の最適寸法sa’,sb’を求めることができる。
【0037】次に、投影光学系における開口絞りのσ値
を0.75と固定し、開口数NAと主パターン3の寸法
W’とを変えて様々なk1 値にしたときのsa−sb曲
線を図5に示す。横軸及び縦軸は図3と同じである。そ
れぞれの曲線は図4の場合と同様にパターンピッチ毎に
平均化されている。その他の条件は図3の場合と同様で
ある。このように主パターン3の各k1 値に応じてsa
−sb曲線を算出しておけば、補助パターン4の寸法s
a’,sb’を容易にその曲線から読み取ることができ
る。
【0038】次に、投影光学系における開口絞りのσ値
を0.60と固定し、開口数NAと主パターン寸法W’
とを変えて様々なk1 値にしたときのsa−sb曲線を
図6に示す。横軸及び縦軸は図3と同じである。それぞ
れの曲線は図4の場合と同様にパターンピッチ毎に平均
化されている。その他の条件は図1の場合と同じであ
る。図5の場合と併せて、様々なσ値毎に主パターン3
の各k1 値に応じてsa−sb曲線を算出しておけば、
補助パターン4の寸法sa’,sb’を容易にその曲線
から読み取ることができる。
【0039】図7はマスクの種類をハーフトーンマスク
としたときのsa−sb曲線である。横軸及び縦軸は図
3と同じである。ここで用いたハーフトーンマスクは遮
光部での光の透過率が6%であり、透過光と入射光との
位相差は180°である。このsa−sb曲線において
も、図4の場合と同様にパターンピッチ毎に平均化され
ている。その他の条件は図3の場合と同じである。マス
クの種類毎に主パターンの各k1 値に応じてsa−sb
曲線を算出しておけば、補助パターンの寸法sa’,s
b’を容易にその曲線から読み取ることができる。
【0040】図8は補助パターンを底辺sa’、高さs
b’の直角三角形としたときのsa−sb曲線である。
横軸及び縦軸は図3と同じである。この補助パターンを
持つマスクパターンの平面図を図9に示す。マスクには
図7の場合で用いたハーフトーンマスクを用いた。その
他の条件は図3の場合と同じである。すなわち、マスク
パターン92は図3〜図8の導出に用いたのと同じ形状
の主パターン3に補助パターン94を付加したものであ
る。補助パターン94の形状毎に主パターン3の各k1
値に応じてsa−sb曲線を算出しておけば、補助パタ
ーンの寸法sa’,sb’を容易にその曲線から読みと
ることができる。
【0041】図10は主パターン3先端部から規格化寸
法D程度離れた位置に別のパターンが存在するときのs
a−sb曲線である。横軸及び縦軸は図3と同じであ
る。図11にこの別パターンがある場合のマスク設計デ
ータの平面図を示す。図11に示すように、ゲートパタ
ーンを転写するためのマスクパターン2の配置は図1
(b)と同じである。このマスクパターン2の先端部か
らの規格化された距離Dをおいて別パターン111が配
置されている。図10に示すsa−sb曲線は、図11
に示すような配置において規格化寸法D=1.3の場合
とD=4.355の場合を示す。実線がD=1.3、破
線がD=4.355の場合である。
【0042】これら2つのsa−sb曲線から分かるよ
うに、両曲線のずれ量は±3nm程度のshorteningにし
か相当しない。そのため主パターン3から規格化寸法D
が1.3程度以上離れたところにある別パターン111
からの光近接効果はほぼ無視しても良いことが分かる。
なお、このsa−sb曲線には示さなかったが、規格化
寸法Dが1.3よりも近い位置に別パターン111が存
在する場合には、存在しない場合に比較して無視できな
いほどの誤差が生ずるため、別パターン111の存在に
よる補正を行う必要が生ずる。
【0043】以上、図3〜図8及び図10に示すような
sa−sb曲線を、データテーブルとして補助パターン
寸法計算プログラム21に組み込んでおく。すなわち、
1値,光源形状,マスク種をパラメータとしてシミュ
レーションを行ったデータテーブルを組み込んでおく。
尚、上記図3〜図8及び図10に示したsa−sb曲線
は空間像を基に計算した結果であるが、このほかに空間
像計算に現像を考慮した計算モデルやエッチングなどの
半導体プロセスを考慮した計算モデルを組み合わせるこ
ともできる。また、種々の詳細な条件をさらに付加した
データテーブルを組み込むこともできる。
【0044】次に、以上のように作成されたデータテー
ブルに基づいて、実際の補助パターン寸法計算プログラ
ム21の流れを説明する。図2に示すように、まずパタ
ーン設計を行う際に必要な種々のパラメータを入力す
る。入力するパラメータとしては、露光光源の露光波長
λ、投影レンズの開口数NA、開口絞りの外半径σ、内
半径ε等の照明条件、形成すべきゲートパターンのライ
ン幅W’、例えばCrマスク、ハーフトーンマスク等、
用いられるマスクの種類、補助パターンの形状を入力す
る(211)。そして、この入力パラメータに基づいて
1 値を算出する(212)。k1 =W’/(λ/N
A)により、入力パラメータから求めることができる。
【0045】次いで、この求められたk1 値及び入力パ
ラメータに基づいて、データテーブルの選択が行われ
る。データテーブルは、入力パラメータのうち、σ値,
ε値,パターンライン幅,マスク種,補助パターンの形
状に基づいて種々用意されており、これら複数のデータ
テーブルのうち、最適な設計データを選択する。
【0046】このように選択されたデータテーブルは、
上記図3〜図8及び図10に示すようなsa−sbの関
係によって表されているものなので、あるsa値を選択
した場合の最適なsb値を抽出することができる。次い
で、抽出されたsa,sb値の寸法単位の変換を行う
(214)。このsa,sb値は規格化された寸法値で
あるため、実際にマスクパターン2に付加するための寸
法値に変換する必要があるからである。この寸法単位の
変換は、sa’=sa×(λ/na)、sb’=sb×
(λ/na)なる変換式によりなされる。これにより、
補助パターンのウェハ上換算の寸法値sa’,sb’が
求まる。このように求めたsa’(μm)及びsb’
(μm)を補助パターン自動発生プログラム22に出力
する(215)。
【0047】補助パターン自動発生プログラム22では
まずマスクパターン2を構成するパターンのうち、ライ
ン幅W’からなる主パターン3を抽出する(221)。
この抽出される主パターン3のライン幅W’は既に一次
元光近接効果補正のなされたものである。そして主パタ
ーン3の先端部から規格化寸法D=1.3離れた位置ま
での間に設計パターン1以外に別パターン111が存在
するかどうかを判別する(222)。
【0048】別のパターンが存在しない場合、補助パタ
ーン寸法計算プログラム21から出力された補助パター
ン寸法値sa’,sb’を付加したマスクパターン2を
発生させる。具体的には、例えば補助パターン形状が図
1(b)に示すような四角形の場合、主パターン3の先
端からsb’(μm)までの部分をW’+2×sa’
(μm)のライン幅に太める(223)。
【0049】別のパターンが存在する場合、規格化寸法
D依存であると判定し(224)、再度補助パターン寸
法計算プログラム21に戻り、主パターン3の先端部か
ら規格化寸法Dまでの間に別の矩形が存在するという新
たな条件を追加して再びデータテーブルを選択する(2
13)。なお、この場合には上記図3〜図8及び図10
に示したのと同様の手法にて規格化寸法D依存のデータ
テーブルを準備しておく必要がある。再度選択されたデ
ータテーブルに基づいて再び補助パターン自動発生プロ
グラム22で補助パターンを付加する。
【0050】このようなアルゴリズムに沿って設計デー
タ上で主パターン3に補助パターンを付加し、その設計
されたマスクパターンデータに基づいてフォトマスクを
作成した。さらに上記入力した露光条件にて露光を行い
仕上がりレジスト寸法を測定した結果、レジストパター
ンは設計パターン1に対して所望通りに仕上がってお
り、shorteningもほとんど観察されず、ここに示したマ
スクパターン設計及びフォトマスク作成方法の有意性が
見出された。
【0051】このように本実施形態によれば、予め求め
られたデータテーブルに基づいてマスクパターン2を設
計し、また光源波長λ,投影レンズの開口数NA,ライ
ン幅W’が異なる場合であっても、パターンピッチが異
なる場合であっても、また主パターンから規格化寸法D
=1.3以上離れた位置に別パターンが存在しても、同
一のk1 値を持つデータテーブルに基づいて補助パター
ン4又は94を付加することができるので、設計に要す
るデータ処理時間を短縮することができる。また種々の
データテーブルを用意したプログラムにより、設計パタ
ーンや照明条件等の変更にも柔軟に対応でき、膨大なデ
ータを非常に短時間に処理することが可能となるため、
簡便なマスクパターンの設計を実現できる。
【0052】(第2実施形態)図12は、本発明の第2
実施形態に係るマスクパターン設計方法を説明するため
の図であり、図4のsa−sb曲線をsa×sb=Aな
る双曲線関数形を用いて最小二乗法でフィッティングし
たものである。本実施形態はデータテーブル及び規格化
するパラメータにおいて第1実施形態と異にするもので
あって、他の部分は共通するため、共通する部分につい
ての説明を省略する。
【0053】図12に示すように、図4から得られたs
a−sb曲線の形状は、ほぼ双曲線関数形で近似するこ
とができることが分かる。従ってk1 値に応じて双曲線
関数の定数A、すなわち補助パターンの規格化寸法の積
で表される面積量A(以下、規格化面積量と称する)を
予め定めておけば、さらに容易に補助パターン4又は9
4の大きさを想定することができる。
【0054】また図13に各k1 値で先端部が所望に仕
上がるときの補助パターン4又は94の規格化面積量A
を示す。横軸はk1 値を、縦軸は規格化面積量Aを示
す。図13から分かるように、k1 値が大きいほど、付
加すべき補助パターン4又は94の面積は小さくてす
む。
【0055】また、本実施形態に係るマスクパターン設
計方法に用いられる補助パターン寸法計算プログラムを
図14に示す。この補助パターン寸法計算プログラム4
1は第1実施形態に係る図2に示した補助パターン寸法
計算プログラム21に対応するもので、補助パターン自
動発生プログラム22については第1実施形態と共通す
るために省略する。第1実施形態と同様にまずλ,N
A,σ値,ε値等の入力パラメータを入力し、k1 値を
算出するところまでは第1実施形態と同じである(31
1,312)。次いで、得られたk1 値に基づいてデー
タテーブルを選択する(313)。準備されたデータテ
ーブルは、図13に示すようなものが用意され、k1
に応じて規格化面積量Aが一義的に定められている。こ
のデータテーブルを選択することにより、パターンのsh
orteningをなくすような規格化面積量Aが定まる。そし
て、定まった規格化面積量Aの寸法単位を変換してウェ
ハ上換算した補助パターンの面積量A’=A×(λ/N
A)2 を算出する(314)。そして、この面積量A’
を補助パターン自動発生プログラム22に出力する(3
15)。
【0056】このように、補助パターン4又は94の大
きさを規格化面積Aで規定することにより、第1実施形
態と同じ効果を奏するとともに、データテーブルがより
簡単になり、そのため補正時間の短縮が可能となる。
【0057】なお、本実施形態において図4で得られた
sa−sb曲線について規格化面積量Aを規定したが、
他の実施形態のデータテーブルについても規定面積量A
を規定すれば、同様にパターン設計を簡単化できる。ま
た、フィッティングの方法は他の方法でも良い。
【0058】また、本発明は上記第1,第2実施形態に
限定されるものではない。マスクパターン2は必ずしも
ゲートパターンに限定されず、例えば素子領域、金属配
線層のパターニングを行う際に用いられるパターンを設
計する手法にも適用できる。また、マスク種はCrマス
ク、ハーフトーンマスクに限らず、位相シフトマスク
等、上記パターンを転写可能なマスクであれば何でもよ
い。また、入力パラメータとは異なるパラメータにより
転写パターンの形状が変化するものであっても、転写パ
ターンの変動を生じさせるパラメータに依存したデータ
テーブルを用意すれば、同様に本発明を適用できる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、主
パターンの規格化ライン幅Wに応じて予め用意された規
格化寸法値sa,sb又は規格化面積量Aに基づいて最
適な補助パターンの寸法が決まる。すなわち、露光波長
λ,開口数NA,ライン幅W’が異なる場合であっても
規格化寸法sa及びsb又は規格化面積量Aが一義的に
決まるため、最適な補助パターンを主パターンに付加す
るための莫大な処理及び時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る設計パターン及び
マスクパターンを示す図。
【図2】同実施形態におけるマスクパターン設計方法の
アルゴリズムを示す図。
【図3】sa−sb曲線のパターンピッチ依存性を示す
図。
【図4】sa−sb曲線のk1 値依存性を示す図。
【図5】開口絞り内半径σ=0.75に固定した場合の
sa−sb曲線のk1 値依存性を示す図。
【図6】開口絞り内半径σ=0.60に固定した場合の
sa−sb曲線のk1 値依存性を示す図。
【図7】ハーフトーンマスクを用いた場合のsa−sb
曲線を示す図。
【図8】補助パターン形状を三角形にした場合のsa−
sb曲線を示す図。
【図9】補助パターン形状を三角形にした場合のマスク
パターンの平面図。
【図10】パターンの先端部から規格化寸法D離れた位
置に別のパターンが存在する場合のsa−sb曲線を示
す図。
【図11】パターンの先端部から規格化寸法D離れた位
置に別のパターンが存在する場合の設計パターンの平面
図。
【図12】図4のsa−sb曲線をsa×sb=Aなる
双曲線関数系を用いてフィッティングした結果を示す
図。
【図13】本発明の第2実施形態に係るデータテーブル
を示す図。
【図14】同実施形態における補助パターン寸法計算プ
ログラムを示す図。
【符号の説明】
1 設計パターン 2,92 マスクパターン 3 主パターン 4,92 補助パターン 21 補助パターン寸法計算プログラム 22 補助パターン自動発生プログラム 111 別パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 壮一 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光波長λの光源を持ち、投影レンズの
    開口数NAの投影露光装置によりライン幅W”の設計パ
    ターンをウェハ上に転写する場合に用いられるフォトマ
    スクのパターンを設計するマスクパターン設計方法にお
    いて、 前記マスクパターンとして、前記設計パターンに対応す
    る主パターンに、該主パターンのウェハ上換算したライ
    ン幅をW’とすると、前記露光波長λ及び前記開口数N
    Aにより規格化された規格化ライン幅W=W’/(λ/
    NA)に応じて転写後のパターン先端位置が所望通りに
    仕上がるように予め定められた規格化ライン幅方向寸法
    値sa及び規格化ライン長方向寸法値sbの関係に基づ
    いて、前記主パターンの先端からウェハ上換算してs
    b’=sb×λ/NAまでをウェハ上換算してsa’=
    sa×λ/NAだけ変化させるべく発生させた補助パタ
    ーンを付加することを特徴とするマスクパターン設計方
    法。
  2. 【請求項2】 露光波長λの光源を持ち、投影レンズの
    開口数NAの投影露光装置によりライン幅W”の設計パ
    ターンをウェハ上に転写する場合に用いられるフォトマ
    スクのパターンを設計するマスクパターン設計方法にお
    いて、 前記マスクパターンとして、前記設計パターンに対応す
    る主パターンの先端部側面に、該主パターンのウェハ上
    換算したライン幅をW’とすると、前記露光波長λ及び
    前記開口数NAにより規格化された規格化ライン幅W=
    W’/(λ/NA)に応じて転写後のパターン先端位置
    が所望通りに仕上がるように予め定められた補助パター
    ンの規格化面積量Aに基づいて、ウェハ上換算した面積
    量A’=A×(λ/NA)2 の補助パターンを付加する
    ことを特徴とするマスクパターン設計方法。
  3. 【請求項3】 前記規格化ライン幅方向寸法値sa及び
    前記規格化ライン長方向寸法値sbの関係又は前記規格
    化面積量Aは、前記規格化ライン幅W=W’/(λ/N
    A)に対応して予めデータとして保存されており、かつ
    前記マスクパターンデータ上で図形処理により自動的に
    前記補助パターンを発生させることを特徴とする請求項
    1又は2に記載のマスクパターン設計方法。
  4. 【請求項4】 前記補助パターンのライン幅方向寸法値
    sa及び前記規格化ライン長方向寸法値sb又は前記規
    格化面積量Aは、前記規格化ライン幅Wとともに前記投
    影露光装置の照明光学系の光源形状とマスクの種類に応
    じてさらに定められていることを特徴とする請求項1又
    は2に記載のマスクパターン設計方法。
  5. 【請求項5】 露光波長λの光源を持ち、投影レンズの
    開口数NAの投影露光装置によりライン幅W”の設計パ
    ターンをウェハ上に転写する為に用いられるフォトマス
    クにおいて、 前記設計パターンに対応するウェハ上換算したライン幅
    W’の主パターンと、前記露光波長λ及び前記開口数N
    Aにより規格化された規格化ライン幅W=W’/(λ/
    NA)に応じて転写後のパターン先端位置が所望通りに
    仕上がるように予め定められた規格化ライン幅方向寸法
    値sa及び規格化ライン長方向寸法値sbに基づいて、
    前記主パターンのライン幅W’を、該主パターンの先端
    部からウェハ上換算した寸法sb’=sb×λ/NAま
    でをウェハ上換算した寸法sa’=sa×λ/NAだけ
    変化させるべく発生させた補助パターンとからなるマス
    クパターンを含むことを特徴とするフォトマスク。
  6. 【請求項6】 露光波長λの光源を持ち、投影レンズの
    開口数NAの投影露光装置によりライン幅W”の設計パ
    ターンをウェハ上に転写する為に用いられるフォトマス
    クにおいて、 前記設計パターンに対応するウェハ上換算したライン幅
    W’の主パターンと、この主パターンの先端部側面に配
    置され、前記露光波長λ及び前記開口数NAにより規格
    化された規格化ライン幅W=W’/(λ/NA)に応じ
    て転写後のパターン先端位置が所望通りに仕上がるよう
    に予め定められた規格化面積量Aに基づき発生させた面
    積量A’=A×(λ/NA)2 の補助パターンとからな
    るマスクパターンを含むことを特徴とするフォトマス
    ク。
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