JPH11258210A - 小径管端部内面渦流探傷装置 - Google Patents
小径管端部内面渦流探傷装置Info
- Publication number
- JPH11258210A JPH11258210A JP10059162A JP5916298A JPH11258210A JP H11258210 A JPH11258210 A JP H11258210A JP 10059162 A JP10059162 A JP 10059162A JP 5916298 A JP5916298 A JP 5916298A JP H11258210 A JPH11258210 A JP H11258210A
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- JP
- Japan
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- steel pipe
- small
- diameter
- flaw
- flaw detection
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小径管端部曲がりや端部のバリに影響されず
に、しかも簡単に精度良く探傷ができる小径管端部内面
渦流探傷装置を提供すること。 【解決手段】 小径鋼管の端部内面の探傷において、探
傷装置本体端部にプローブとベアリングを一体に取付け
た小径鋼管用のセンサー治具を小径鋼管内部に挿入し、
該小径鋼管を回転させながら、該小径鋼管用のセンサー
治具により鋼管内部を探傷することを特徴とする小径管
端部内面渦流探傷装置。
に、しかも簡単に精度良く探傷ができる小径管端部内面
渦流探傷装置を提供すること。 【解決手段】 小径鋼管の端部内面の探傷において、探
傷装置本体端部にプローブとベアリングを一体に取付け
た小径鋼管用のセンサー治具を小径鋼管内部に挿入し、
該小径鋼管を回転させながら、該小径鋼管用のセンサー
治具により鋼管内部を探傷することを特徴とする小径管
端部内面渦流探傷装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、小径鋼管の端部内
面探傷装置に関するものである。
面探傷装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば外径２１．７ｍｍ以上の鋼
管の端部探傷においては、図３及び図４に示すような、
２つのコイル７を内蔵したプローブ３を鋼管１に近づ
け、疵欠陥があれば信号が流れることを利用する渦流探
傷方式が用いられている。すなわち、図３は従来の鋼管
端部渦流探傷方式の概略図であり、図４は従来の他の鋼
管端部渦流探傷方式の概略図である。しかし、このよう
な図３および図４に示すような方法では、２１．７ｍｍ
未満の小径鋼管の場合、曲がりにより探傷中に鋼管が振
れ、鋼管１とプローブ３の位置関係が変化するため、正
確な探傷が困難であるという問題がある。
管の端部探傷においては、図３及び図４に示すような、
２つのコイル７を内蔵したプローブ３を鋼管１に近づ
け、疵欠陥があれば信号が流れることを利用する渦流探
傷方式が用いられている。すなわち、図３は従来の鋼管
端部渦流探傷方式の概略図であり、図４は従来の他の鋼
管端部渦流探傷方式の概略図である。しかし、このよう
な図３および図４に示すような方法では、２１．７ｍｍ
未満の小径鋼管の場合、曲がりにより探傷中に鋼管が振
れ、鋼管１とプローブ３の位置関係が変化するため、正
確な探傷が困難であるという問題がある。
【０００３】このため、外径２１．７ｍｍ未満の小径管
においては、図５に示すような、磁石８にて鋼管１の端
部付近を磁化させておき、その鋼管１の端面に蛍光磁粉
液１０を吹付ける。この際に、鋼管１の端部に欠陥があ
ればその欠陥に蛍光磁粉液１０が溜まるため、ブラック
ライト９にて照射すると蛍光磁粉液が光るため、欠陥の
存在が分かる。このような方法で、１本１本鋼管の端部
内面の疵欠陥のチェックを手動で行っており、人の目の
判定に頼っているのが実状である。
においては、図５に示すような、磁石８にて鋼管１の端
部付近を磁化させておき、その鋼管１の端面に蛍光磁粉
液１０を吹付ける。この際に、鋼管１の端部に欠陥があ
ればその欠陥に蛍光磁粉液１０が溜まるため、ブラック
ライト９にて照射すると蛍光磁粉液が光るため、欠陥の
存在が分かる。このような方法で、１本１本鋼管の端部
内面の疵欠陥のチェックを手動で行っており、人の目の
判定に頼っているのが実状である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た図５に示すような従来の手動式磁気探傷方法では、人
が１本１本磁化をし、目で疵欠陥の確認を行うため、生
産性阻害だけでなく、磁石の磁化時間、磁化方法、蛍光
磁粉液の吹付け量、疵欠陥の判定基準、視力、熟練度等
の個人差があり、疵判定精度にも問題があった。また、
小径管は比較的曲がりが大きいので、振動等で安定した
探傷が困難である。さらに、鋼管の端部に切断のバリが
残っている場合も同様である。上述したような問題を解
消すべき、発明者らは鋭意開発を進めた結果、小径管端
部曲がりや端部のバリに影響されずに、しかも簡単に精
度良く探傷ができる装置を提供することにある。
た図５に示すような従来の手動式磁気探傷方法では、人
が１本１本磁化をし、目で疵欠陥の確認を行うため、生
産性阻害だけでなく、磁石の磁化時間、磁化方法、蛍光
磁粉液の吹付け量、疵欠陥の判定基準、視力、熟練度等
の個人差があり、疵判定精度にも問題があった。また、
小径管は比較的曲がりが大きいので、振動等で安定した
探傷が困難である。さらに、鋼管の端部に切断のバリが
残っている場合も同様である。上述したような問題を解
消すべき、発明者らは鋭意開発を進めた結果、小径管端
部曲がりや端部のバリに影響されずに、しかも簡単に精
度良く探傷ができる装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】その発明の要旨は、小径
鋼管の端部内面の探傷用において、探傷装置本体端部に
プローブとベアリングを一体に取り付けた小径鋼管用の
センサー治具を小径鋼管内に挿入し、該小径管を回転さ
せながら、該小径鋼管用のセンサー治具により、鋼管内
面を探傷することを特徴とする小径管端部内面渦流探傷
装置にある。これによって、鋼管の曲がりや端部の状態
に影響されずに、簡単に安定した探傷を行うことができ
る。
鋼管の端部内面の探傷用において、探傷装置本体端部に
プローブとベアリングを一体に取り付けた小径鋼管用の
センサー治具を小径鋼管内に挿入し、該小径管を回転さ
せながら、該小径鋼管用のセンサー治具により、鋼管内
面を探傷することを特徴とする小径管端部内面渦流探傷
装置にある。これによって、鋼管の曲がりや端部の状態
に影響されずに、簡単に安定した探傷を行うことができ
る。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面に従っ
て詳細に説明する。図１は小径鋼管端部内面渦流探傷装
置の全体概略図である。図１の（Ａ）は該設備の平面
図、（Ｂ）は側面図、（Ｃ）はプローブの詳細図であ
る。図１に示すように、小径鋼管端部内面渦流探傷装置
は、探傷装置本体１１にベアリング２、プローブ３、ス
トッパー４、ＮＧ判定ランプ５及び判定ボタン６を配置
することにより構成されている。この装置のベアリング
２、プローブ３で構成された部分を鋼管１に挿入し、判
定ボタン６を押しながら鋼管１を回転させることにより
小径鋼管の管端部内面探傷を行う。
て詳細に説明する。図１は小径鋼管端部内面渦流探傷装
置の全体概略図である。図１の（Ａ）は該設備の平面
図、（Ｂ）は側面図、（Ｃ）はプローブの詳細図であ
る。図１に示すように、小径鋼管端部内面渦流探傷装置
は、探傷装置本体１１にベアリング２、プローブ３、ス
トッパー４、ＮＧ判定ランプ５及び判定ボタン６を配置
することにより構成されている。この装置のベアリング
２、プローブ３で構成された部分を鋼管１に挿入し、判
定ボタン６を押しながら鋼管１を回転させることにより
小径鋼管の管端部内面探傷を行う。
【０００７】ここで、渦流探傷方式の原理について、図
２に基づいて説明する。コイル７に交流電流を加えると
交流磁界が発生する。この交流磁界により金属被検材１
２表面に渦電流が発生し、この渦電流が二次的な磁場を
作り、コイル７の持つインピーダンス（抵抗分）を変化
させる。金属被検材１２の疵欠陥のない健全部のインピ
ーダンスでは、図２のように抵抗１３、交流電源１４を
用いてブリッジ回路を組み、バランスを取っておくと、
疵欠陥が存在した場合に渦電流の分布が変化し、コイル
７のインピーダンスが変化するため回路のバランスが崩
れる。これによる端子１５と端子１６間の信号を検出す
ることにより、疵欠陥を発見する方法が渦流探傷方式で
ある。このような渦流探傷の原理に基づいた渦流探傷用
プローブを図１に示す探傷装置本体１１にベアリング２
と一体に配置することにより、構成される。
２に基づいて説明する。コイル７に交流電流を加えると
交流磁界が発生する。この交流磁界により金属被検材１
２表面に渦電流が発生し、この渦電流が二次的な磁場を
作り、コイル７の持つインピーダンス（抵抗分）を変化
させる。金属被検材１２の疵欠陥のない健全部のインピ
ーダンスでは、図２のように抵抗１３、交流電源１４を
用いてブリッジ回路を組み、バランスを取っておくと、
疵欠陥が存在した場合に渦電流の分布が変化し、コイル
７のインピーダンスが変化するため回路のバランスが崩
れる。これによる端子１５と端子１６間の信号を検出す
ることにより、疵欠陥を発見する方法が渦流探傷方式で
ある。このような渦流探傷の原理に基づいた渦流探傷用
プローブを図１に示す探傷装置本体１１にベアリング２
と一体に配置することにより、構成される。
【０００８】
【実施例】図１のように、探傷装置本体１１の端部にプ
ローブ３とベアリング２が一体に取り付けられた小径鋼
管用センサー治具を鋼管１の内部に挿入するため、鋼管
の曲がりの振れによる影響が、図３や図４の従来方法と
比較して少ない。さらに、ベアリング２が１１個取り付
けてあり、かつストッパー４も回転するため、鋼管１の
端面にバリ等が付着していてもスムースに鋼管１を転が
すことが可能である。また、探傷は判定ボタン６を押す
だけで、もし疵欠陥が発見された場合にはＮＧ判定ラン
プ５が点灯する他、本体ボックス側の表示灯も点灯し、
ブザーが鳴るので、判定の個人差及び見落としが生じな
い。さらに、本体ボックス側にはキャスター及びアイボ
ルトが取り付けてあるので、容易に移動が可能である。
ローブ３とベアリング２が一体に取り付けられた小径鋼
管用センサー治具を鋼管１の内部に挿入するため、鋼管
の曲がりの振れによる影響が、図３や図４の従来方法と
比較して少ない。さらに、ベアリング２が１１個取り付
けてあり、かつストッパー４も回転するため、鋼管１の
端面にバリ等が付着していてもスムースに鋼管１を転が
すことが可能である。また、探傷は判定ボタン６を押す
だけで、もし疵欠陥が発見された場合にはＮＧ判定ラン
プ５が点灯する他、本体ボックス側の表示灯も点灯し、
ブザーが鳴るので、判定の個人差及び見落としが生じな
い。さらに、本体ボックス側にはキャスター及びアイボ
ルトが取り付けてあるので、容易に移動が可能である。
【０００９】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の小径管端部
内面渦流探傷装置を用いて、外径が２１．７ｍｍ未満の
小径鋼管の端部内面探傷を実施する場合でも、鋼管の曲
がりや端部の状態に影響されずに、しかも簡単に精度良
く探傷ができる極めて優れた効果を奏するものである。
内面渦流探傷装置を用いて、外径が２１．７ｍｍ未満の
小径鋼管の端部内面探傷を実施する場合でも、鋼管の曲
がりや端部の状態に影響されずに、しかも簡単に精度良
く探傷ができる極めて優れた効果を奏するものである。
【図１】小径管端部内面渦流探傷装置の全体概略図であ
る。
る。
【図２】渦流探傷方式の原理を示す概略図である。
【図３】従来の鋼管端部渦流探傷方式の概略図である。
【図４】従来の他の鋼管端部渦流探傷方式の概略図であ
る。
る。
【図５】従来の小径管（外径２１．７ｍｍ未満）端部探
傷方式の概略図である。
傷方式の概略図である。
１ 鋼管 ２ ベアリング ３ プローブ ４ ストッパー ５ ＮＧ判定ランプ ６ 判定ボタン ７ コイル ８ 磁石 ９ ブラックライト １０ 蛍光磁粉液 １１ 探傷装置本体 １２ 金属被検材 １３ 抵抗 １４ 交流電源 １５ 端子 １６ 端子
Claims (1)
- 【請求項１】 小径鋼管の端部内面の探傷において、探
傷装置本体端部にプローブとベアリングを一体に取り付
けた小径鋼管用のセンサー治具を小径鋼管内部に挿入
し、該小径鋼管を回転させながら、該小径鋼管用のセン
サー治具により鋼管内部を探傷することを特徴とする小
径管端部内面渦流探傷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10059162A JPH11258210A (ja) | 1998-03-11 | 1998-03-11 | 小径管端部内面渦流探傷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10059162A JPH11258210A (ja) | 1998-03-11 | 1998-03-11 | 小径管端部内面渦流探傷装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11258210A true JPH11258210A (ja) | 1999-09-24 |
Family
ID=13105417
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10059162A Pending JPH11258210A (ja) | 1998-03-11 | 1998-03-11 | 小径管端部内面渦流探傷装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11258210A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105158331A (zh) * | 2015-10-23 | 2015-12-16 | 爱德森（厦门）电子有限公司 | 一种小径管在役局部涡流扫描成像的装置及方法 |
| CN106645394A (zh) * | 2016-12-29 | 2017-05-10 | 中核北方核燃料元件有限公司 | 小径薄壁管涡流检测旋转运动装置 |
| CN112162033A (zh) * | 2020-10-27 | 2021-01-01 | 西安热工研究院有限公司 | 一种小径管内壁无损探伤装置及其工作方法 |
-
1998
- 1998-03-11 JP JP10059162A patent/JPH11258210A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105158331A (zh) * | 2015-10-23 | 2015-12-16 | 爱德森（厦门）电子有限公司 | 一种小径管在役局部涡流扫描成像的装置及方法 |
| CN106645394A (zh) * | 2016-12-29 | 2017-05-10 | 中核北方核燃料元件有限公司 | 小径薄壁管涡流检测旋转运动装置 |
| CN112162033A (zh) * | 2020-10-27 | 2021-01-01 | 西安热工研究院有限公司 | 一种小径管内壁无损探伤装置及其工作方法 |
| CN112162033B (zh) * | 2020-10-27 | 2024-01-26 | 西安热工研究院有限公司 | 一种小径管内壁无损探伤装置及其工作方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031014 |