JPH11257883A - 熱源併用冷媒自然循環式冷房システム - Google Patents

熱源併用冷媒自然循環式冷房システム

Info

Publication number
JPH11257883A
JPH11257883A JP6531998A JP6531998A JPH11257883A JP H11257883 A JPH11257883 A JP H11257883A JP 6531998 A JP6531998 A JP 6531998A JP 6531998 A JP6531998 A JP 6531998A JP H11257883 A JPH11257883 A JP H11257883A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
condenser
temperature
evaporator
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6531998A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Zushima
康博 頭島
Takumi Sugiura
匠 杉浦
Koji Kato
浩二 加藤
Junta Hirata
順太 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Plant Technologies Ltd filed Critical Hitachi Plant Technologies Ltd
Priority to JP6531998A priority Critical patent/JPH11257883A/ja
Publication of JPH11257883A publication Critical patent/JPH11257883A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】空気温度が上昇する中間期や夏期にも十分な冷
却性能が得られる熱源併用冷媒自然循環式冷房システム
を提供する。 【解決手段】本発明によれば、凝縮器は空気冷却凝縮器
48と冷水冷却凝縮器64とから構成され、空気冷却凝
縮器48には凝縮器用ファン50によって低温外気が供
給され、冷水冷却凝縮器64には冷水搬送ポンプ66に
よって冷水が搬送される。このように、凝縮器で熱媒体
を冷却する冷熱源に低温外気と冷水とを併用することに
よって、外気温度が上昇する中間期や夏期でも十分な冷
却性能が得られ、クリーンルーム12内を常に一定の温
度に冷房することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱源併用冷媒自然
循環式冷房システムに係り、特に計算機室やOA室、ク
リーンルームや工場等の空間の冷房を行う熱源併用冷媒
自然循環式冷房システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、事務所等の一般ビル及びクリーン
ルームや工場等の産業用空調のエネルギーが増大の一途
をたどっている。この空調エネルギーを削減する様々な
空調システムが考案されている。クリーンルームや工場
等の産業用空調分野では、生産設備の高密度化に伴い、
生産設備から発生する熱負荷が増大し、冬期においても
冷房が必要となっている。また、一般ビルにおいてもO
A機器を多数設置したOA室や計算機を設置した計算機
室でも同様なことが起きている。このような場合の冷房
方式として、マルチパッケージ空調方式やファンコイル
方式が挙げられるが、冷熱供給のためのエネルギー消費
量が非常に大きくランニングコストが高くなっている。
そこで、省エネルギーの観点から、低温空気を冷熱源と
する低温空気熱源冷媒自然循環式冷房システムが挙げら
れる。
【0003】このシステムでは、室内の高温の還気が送
風される蒸発器、蒸発器よりも高所に設置され低温の外
気が送風される凝縮器、及びそれらを接続する蒸気管と
液管とから構成されており、それらで構成される密閉系
内に熱媒体が充填される。蒸発器内の熱媒体は、蒸発器
に送風された室内の空気によって加熱され蒸発する。こ
の時、蒸発器に送風された室内の空気は、熱媒体が蒸発
する際の潜熱によって冷却され、室内が冷却される。そ
して、蒸発してガスとなった熱媒体は、蒸気管を上昇し
て凝縮器内に移動する。凝縮器内に移動した熱媒体は、
凝縮器に送風される低温外気に冷却されて液化し、液化
した熱媒体は液管を自重で下降して再び蒸発器内へ戻り
室内を冷却する。このシステムでは、熱媒体は凝縮と蒸
発とを繰り返しながら蒸発器と凝縮器との間を循環する
ため、熱媒体の搬送動力を必要とせず、また低温熱源も
必要としないため、省エネ性が高くなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
低温空気熱源冷媒自然循環式冷房システムでは、冷熱源
として低温空気を利用しているため、空気温度が上昇す
る中間期や夏期には十分な冷却性能が得られないという
欠点がある。本発明は、このような事情を鑑みてなされ
たもので、空気温度が上昇する中間期や夏期にも十分な
冷却性能が得られる熱源併用冷媒自然循環式冷房システ
ムを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、被空調室内に設けられた蒸発器と、被空調
室外に設けられ前記蒸発器よりも高所に設置される凝縮
器と、前記蒸発器と空気冷却凝縮器とを連結する冷媒蒸
気管及び冷媒液管と、前記被空調室内の空気を前記蒸発
器に供給する蒸発器用空気供給手段と、前記被空調室内
の空気よりも低温の冷熱源を前記凝縮器に供給する冷熱
源供給手段と、から構成され、前記蒸発器、凝縮器、冷
媒蒸気管、及び冷媒液管から成る密閉系に熱媒体を充填
し、前記蒸発器に供給された空気を、前記蒸発器内の前
記熱媒体が蒸発する際の潜熱によって冷却し前記被空調
室内を冷房する熱源併用冷媒自然循環式冷房システムに
おいて、前記凝縮器は、空気冷却凝縮器と冷水冷却凝縮
器とから構成され、前記冷熱源供給手段は、前記空気冷
却凝縮器に外気を供給する外気供給手段と、前記冷水冷
却凝縮器に冷水を供給する冷水供給手段とから構成され
ることを特徴とする。
【0006】請求項1の発明によれば、蒸発器内の熱媒
体は被空調室内の空気によって加熱されて蒸発し、被空
調室内の空気は熱媒体が蒸発する際の潜熱によって冷却
され被空調室内が冷房される。蒸発した熱媒体は冷媒蒸
気管を介して空気冷却凝縮器と冷水冷却凝縮器とに導か
れる。空気冷却凝縮器には外気供給手段によって外気が
供給され、冷水冷却凝縮器には冷水供給手段によって冷
水が供給される。空気冷却凝縮器と冷水冷却凝縮器とに
導かれた熱媒体は、この外気と冷水によって冷却されて
液化する。液化した熱媒体は、冷媒液管を介して再び蒸
発器に導かれる。このように、冷熱源に外気と冷水とを
併用することによって、空気温度が上昇する中間期や夏
期にも十分な冷却性能が得られ、被空調室内の温度を常
に一定に保つことができる。
【0007】請求項2の発明によれば、空気冷却凝縮器
と冷水冷却凝縮器とは冷媒蒸気管及び冷媒液管に対して
並列に接続され、温度検出手段は空気冷却凝縮器に供給
される外気の温度を検出し、制御手段は、該検出温度に
応じて冷水供給手段を制御する。このように、空気冷却
凝縮器と冷水冷却凝縮器とを並列に接続することによっ
て、冷熱源として外気と冷水とを切り換えることがで
き、熱冷媒を正常に循環させることができる。
【0008】請求項3の発明によれば、外気と冷水との
切り換え方法として、冷水冷却凝縮器に供給される冷水
の温度を7℃とすると、外気温度が7℃以下では外気の
みを利用して運転を行い、外気温度が7℃〜10℃では
外気及び冷水の両熱源を利用し、外気温度が10℃以上
では冷水のみを利用した運転を行う。このように、冷水
の温度に応じて外気と冷水とを切り換えることによっ
て、熱冷媒を正常に循環させることができる。
【0009】請求項4の発明によれば、外気温度が7℃
を超えた際に、噴霧手段によって前記冷水冷却凝縮器に
水を噴霧することにより、外気のみで対応できる温度領
域を広げ、冷水を駆動するコストを削減することができ
る。請求項5の発明によれば、被空調室内に清浄空気を
供給する空調器で発生した水を前記噴霧手段で使用する
ことによって、水を生成させる手段を別個設けなくとも
よい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って、本発明に
係る熱源併用冷媒自然循環式冷房システムの好ましい実
施の形態について詳説する。本発明に係る熱源併用冷媒
自然循環式冷房システムをクリーンルームへ適用した場
合について説明する。
【0011】図1は、本発明に係る熱源併用冷媒自然循
環式冷房システムの第1の実施の形態の構成図である。
クリーンルーム12には多数の生産設備14が設置され
ており、生産設備14から多量の熱が発生してクリーン
ルーム12内の温度が上昇する。温度が上昇した循環エ
アは、グレーチング16を通過し、クリーンルーム12
の壁面に設けられた吸込口18からリターンダクト20
に導かれて空調機22に回収される。空調機22に回収
された循環エアは、外気取入ダクト24から補給された
外気と共に、空調機22で冷却され、サプライダクト2
6を介してクリーンルーム12内に供給される。クリー
ンルーム12内に供給された循環エアは、各ファンフィ
ルタユニット(以下FFU)28、28…のファン29
の作用によって各FFU28、28…内に吸い込まれ、
フィルタ30で除塵濾過され、各FFU28、28…の
吹出口から吹き出され、再び生産設備14に供給され
る。
【0012】一方、生産設備14から発生する排気は排
気ダクト32を通りファン34を介して排出される。ク
リーンルーム12の図中左下部にはダクト40が設けら
れ、ダクト40内には蒸発器42と蒸発器用ファン(蒸
発器用空気供給手段)44とが設けられる。室内の高温
の環気が蒸発器用ファン44によって蒸発器42に供給
される。
【0013】また、クリーンルーム12の外部にはダク
ト46が設けられ、ダクト46内には空気冷却凝縮器4
8と凝縮器用ファン(外気供給手段)50とが設けられ
る。低温の外気が凝縮器用ファン50によって空気冷却
凝縮器48に供給される。前記空気冷却凝縮器48の下
方には冷水冷却凝縮器64が設けられ、この冷水冷却凝
縮器64には冷水搬送ポンプ(冷水供給手段)66が接
続される。この冷水搬送ポンプ66には図示しない冷凍
器が接続され、冷凍器の冷水は冷水搬送ポンプ66によ
って吸引され、冷水冷却凝縮器64に供給される。
【0014】前記蒸発器42と低温空気凝縮器48とは
冷媒蒸気管52によって連通され、冷水凝縮器と蒸発器
42とは冷媒液管54によって連通される。また、低温
空気凝縮器48と冷水冷却凝縮器64とは配管68によ
って直列に接続される。前記蒸発器42、低温空気凝縮
器48、冷水冷却凝縮器64、冷媒蒸気管52、冷媒液
管54、及び配管68で密閉系が構成され、この密閉系
にはフロン134a(CH2 FCF3 )等の熱冷媒が充
填される。
【0015】前記クリーンルーム12内の生産設備14
の近傍には温度センサ60が設けられ、クリーンルーム
12内の温度を検出する。該検出温度は温度コントロー
ラー62に入力され、温度コントローラー62は該検出
温度に応じて、クリーンルーム12内の空気の温度が一
定になるように、ファン50にファン制御信号を出力し
て低温空気凝縮器48へ供給する低温外気の風量を制御
すると共に、冷水搬送ポンプ66にポンプ制御信号を出
力して冷水冷却凝縮器64へ供給する冷水の水量を制御
する。
【0016】次いで、上記の如く構成された熱源併用冷
媒自然循環式冷房システムの作用について具体的な数値
を示して説明する。生産設備14、14…からの熱によ
って、クリーンルーム12内の温度が設定温度の23℃
から25℃まで上昇すると、温度上昇した空気は、蒸発
器用ファン44によって蒸発器42に送風される。ま
た、生産設備14から発生した排気は、排気ダクト32
を通りファン34を介して排気される。蒸発器42内の
熱媒体は、蒸発器42に送風された25℃の室内の空気
によって加熱されて13℃で蒸発する。この時、蒸発器
42に送風された室内の空気は、熱媒体が蒸発する際の
潜熱によって冷却される。蒸発してガスとなった熱媒体
は、冷媒蒸気管52を上昇して空気冷却凝縮器48に移
動する。
【0017】空気冷却凝縮器48には、0℃の低温外気
が凝縮器用ファン50によって送風され、空気冷却凝縮
器48に移動した前記熱媒体は、凝縮器48に送風され
る低温外気に冷却されて液化する。液化した熱媒体は配
管68を自重で下降して冷水冷却凝縮器64に移動す
る。冷水冷却凝縮器64には冷水搬送ポンプ66によっ
て冷凍器から7℃の冷水が供給され、熱媒体が冷却され
て液化する。このように、低温外気よりも熱伝導率の大
きい冷水によって熱媒体を冷却することによって、外気
の温度が高く空気冷却凝縮器48の凝縮能力が不足して
いる場合にも、熱媒体を液化することができる。
【0018】液化した熱媒体は冷媒液管54を自重で下
降して再び蒸発器42へ戻る。このように、熱媒体は凝
縮と蒸発とを繰り返しながら、蒸発器42と凝縮器48
との間を循環する。温度センサ60はクリーンルーム1
2内の温度を検出し、該検出温度は温度コントローラー
62に入力される。温度コントローラー62は該検出温
度に応じて、クリーンルーム12内の温度が一定になる
ように、ファン50にファン制御信号を出力して空気冷
却凝縮器48へ供給する低温外気の風量を制御すると共
に、冷水搬送ポンプ66にポンプ制御信号を出力して冷
水凝縮器64へ供給する冷水の水量を制御する。これに
よって、外気温度の上昇する中間期や夏期でも十分な冷
却性能が発揮され、クリーンルーム12内の温度が常に
一定に保たれる。
【0019】図2は、本発明の熱源併用冷媒自然循環式
冷房システムの第2の実施の形態の構成図である。同図
に示すように、第2の実施の形態では、空気冷却凝縮器
48と冷水凝縮器64とが並列に接続される。即ち、冷
媒蒸気管52と冷媒液管54とは各々2本の配管に分岐
され、一方は空気冷却凝縮器48に接続され、他方は冷
水冷却凝縮器64に接続される。
【0020】冷媒蒸気管52を上昇する冷媒蒸気は、空
気冷却凝縮器48と冷水凝縮器64とに導かれ、空気冷
却凝縮器48に導かれた冷媒蒸気は、凝縮器用ファン5
0によって空気冷却凝縮器48に供給された低温外気に
よって冷却されて液化する。一方、冷水凝縮器64に導
かれた冷媒蒸気は、冷水搬送ポンプ66によって冷水凝
縮器64に搬送された冷水によって冷却されて液化す
る。空気冷却凝縮器48内で液化された冷媒液と冷水凝
縮器64内で液化された冷媒液とは、冷媒液管54を下
降して蒸発器42に再び導かれる。この時、空気冷却凝
縮器48に供給される低温外気の温度が、冷水凝縮器6
4に供給される冷水の温度よりも3、4℃高くなると、
凝縮器用ファン50を停止させて低温外気の供給を停止
して、冷水のみで熱媒体を冷却する。逆に外気温度が冷
水の温度よりも低くなると、冷水搬送ポンプ66を停止
させて冷水の供給を停止して、低温外気のみで熱媒体を
冷却する。例えば、冷水の温度を7℃とすると、外気温
度が7℃以下では外気のみを利用して運転を行い、外気
温度が7℃〜10℃では外気及び冷水の両冷熱源を利用
し、外気温度が10℃以上では冷水のみを利用した運転
を行う。
【0021】上記のように低温外気と冷水との切り換え
をする理由について説明する。低温外気と冷水との温度
差が3℃までなら、熱媒体の分配量が圧力を均一に保つ
ために自動的に変わって正常運転を維持する。しかし、
温度差が3℃以上になると、空気冷却凝縮器48と冷水
凝縮器64との中の熱媒体の凝縮温度が大きくなり、熱
媒体の循環が阻害される。このため、温度差に応じて低
温外気と冷水との切り換えを行わなくてはならない。
【0022】図3は、本発明の熱源併用冷媒自然循環式
冷房システムの第3の実施の形態の構成図である。同図
に示すように、第3の実施の形態では、クリーンルーム
12外の蒸発器42よりも高所に筐体70が設けられ、
筐体70内には一対の冷水凝縮器72、72、ノズル7
4、及びファン76が設けられる。前記一対の冷水凝縮
器72は、蒸発器42に対して冷媒蒸気管52と冷媒液
管54とによって並列に連結され、蒸発器42内で加熱
されて蒸発した熱冷媒は、冷媒蒸気管52を介して一対
の冷水凝縮器72に導かれる。
【0023】外気温度が冷水の温度(例えば7℃)を超
えると、ノズル74からは水が噴霧され、冷水凝縮器7
2内の熱媒体は、ノズル74から噴霧される水とファン
76の作用とによって冷却されて液化される。このよう
に、冷水凝縮器72に水を噴霧することによって、外気
のみで対応できる温度領域を広げることができ、冷水の
駆動のコストを削減することができる。
【0024】冷水凝縮器72内で液化した熱媒体は、冷
媒液管54を介して再び蒸発器42に導かれる。噴霧さ
れた水は前記筐体70の底部に溜まり、排出管78を介
して排出される。前記ノズル74は供給管80の先端に
設けられ、供給管80の後端にはタンク82が設けられ
る。タンク82内に貯留された水は、ポンプ84によっ
てノズル74に供給される。タンク82は配管86によ
って空調機88に連結され、空調機88の冷却コイル9
0で生じる水が、ポンプ92によってタンク82に供給
されてタンク82内の水位が一定に保たれる。このよう
に、空調機88内で発生した水を前記ノズルから噴霧す
ることによって、水を生成する装置を別個設けなくとも
よい。
【0025】前記空調機88には、リターンダクト20
を通って高温の環気が取り込まれると共に、外気取入ダ
クト24を通って外気が取り込まれ、前記空調機88内
で環気と外気とが混合される。該混合エアは冷却コイル
90で所定の露点となるように冷却・除湿され、その
後、再熱コイル94で加熱され、更に、加湿器96で蒸
気などにより加湿される。加湿された混合エアは、ファ
ン98によってサプライダクト26を介してクリーンル
ーム12内に供給される。
【0026】クリーンルーム12内は高清浄な空間が要
求されるため、常に周囲に比較して空気圧を高くして汚
れた一般空気の進入を防止する必要がある。このため、
これら排気された風量分と漏れなどで減少する風量分を
補って、前記リターンダクト20に設けられた環気用ダ
ンパ21と外気取入ダクト24に設けられた外気用ダン
パ25とを操作し外気を導入するように運転する。この
ような空気調和システムの動作により、クリーンルーム
12内は高清浄かつ一定の温・湿度に安定して制御され
る。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る熱源
併用冷媒自然循環式冷房システムによれば、凝縮器内の
熱媒体を冷却する冷熱源に外気と冷水とを併用すること
によって、空気温度が上昇する中間期や夏期にも十分な
冷却性能が得られ、被空調室内の温度を常に一定に保つ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱源併用冷媒自然循環式冷房システムの第1の
実施の形態の構成図
【図2】熱源併用冷媒自然循環式冷房システムの第2の
実施の形態の構成図
【図3】熱源併用冷媒自然循環式冷房システムの第3の
実施の形態の構成図
【符号の説明】
12…クリーンルーム 22、88…空調機 42…蒸発器 44…蒸発器用ファン 46…ダクト 48…空気冷却凝縮器 50…凝集器用ファン 52…冷媒蒸気管 54…冷媒液管 60…温度センサ 62…温度コントローラ 64、72…冷水冷却凝縮器 66…冷水搬送ポンプ 74…ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 順太 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被空調室内に設けられた蒸発器と、被空調
    室外に設けられ前記蒸発器よりも高所に設置される凝縮
    器と、前記蒸発器と空気冷却凝縮器とを連結する冷媒蒸
    気管及び冷媒液管と、前記被空調室内の空気を前記蒸発
    器に供給する蒸発器用空気供給手段と、前記被空調室内
    の空気よりも低温の冷熱源を前記凝縮器に供給する冷熱
    源供給手段と、から構成され、前記蒸発器、凝縮器、冷
    媒蒸気管、及び冷媒液管から成る密閉系に熱媒体を充填
    し、前記蒸発器に供給された空気を、前記蒸発器内の前
    記熱媒体が蒸発する際の潜熱によって冷却し前記被空調
    室内を冷房する熱源併用冷媒自然循環式冷房システムに
    おいて、 前記凝縮器は、空気冷却凝縮器と冷水冷却凝縮器とから
    構成され、前記冷熱源供給手段は、前記空気冷却凝縮器
    に外気を供給する外気供給手段と、前記冷水冷却凝縮器
    に冷水を供給する冷水供給手段とから構成されることを
    特徴とする熱源併用冷媒自然循環式冷房システム。
  2. 【請求項2】前記空気冷却凝縮器と冷水冷却凝縮器と
    は、冷媒蒸気管及び冷媒液管を介して前記蒸発器に並列
    に接続されており、 前記空気冷却凝縮器に供給される外気の温度を検出する
    温度検出手段と、 前記温度検出手段で検出された検出温度に応じて前記冷
    水供給手段を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とした請求項1記載の熱源併用冷媒
    自然循環式冷房システム。
  3. 【請求項3】前記冷水冷却凝縮器に供給される冷水の温
    度を7℃とすると、外気温度が7℃以下では外気のみを
    利用して運転を行い、外気温度が7℃〜10℃では外気
    及び冷水の両熱源を利用し、外気温度が10℃以上では
    冷水のみを利用した運転を行うことを特徴とした請求項
    2記載の熱源併用冷媒自然循環式冷房システム。
  4. 【請求項4】前記温度検出手段が外気温度が7℃を超え
    たことを検出した際に、前記冷水冷却凝縮器に水を噴霧
    する噴霧手段を設けたことを特徴とする請求項3記載の
    熱源併用冷媒自然循環式冷房システム。
  5. 【請求項5】前記噴霧手段で使用される水は、前記被空
    調室内に清浄空気を供給する空調器で発生した水である
    ことを特徴とする請求項4記載の熱源併用冷媒自然循環
    式冷房システム。
JP6531998A 1998-03-16 1998-03-16 熱源併用冷媒自然循環式冷房システム Pending JPH11257883A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6531998A JPH11257883A (ja) 1998-03-16 1998-03-16 熱源併用冷媒自然循環式冷房システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6531998A JPH11257883A (ja) 1998-03-16 1998-03-16 熱源併用冷媒自然循環式冷房システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11257883A true JPH11257883A (ja) 1999-09-24

Family

ID=13283483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6531998A Pending JPH11257883A (ja) 1998-03-16 1998-03-16 熱源併用冷媒自然循環式冷房システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11257883A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008202916A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Espec Corp 冷却ユニット、冷却装置
EP2091314A3 (en) * 2008-02-13 2011-11-02 Hitachi Plant Technologies, Ltd. Cooling system for electronic equipment
WO2012003895A1 (de) * 2010-07-06 2012-01-12 Sam Technologies Gmbh System und verfahren zur kühlung einer rechenanlage
JP2014181928A (ja) * 2013-03-18 2014-09-29 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 原子炉冷却システム
CN108012513A (zh) * 2017-12-29 2018-05-08 华南理工大学 一种无需行间空调的数据中心及其散热系统

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008202916A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Espec Corp 冷却ユニット、冷却装置
EP2503866A2 (en) 2008-02-13 2012-09-26 Hitachi Plant Technologies, Ltd. Cooling system for electronic equipment
US8199504B2 (en) 2008-02-13 2012-06-12 Hitachi Plant Technologies, Ltd. Cooling system for electronic equipment
EP2498025A2 (en) 2008-02-13 2012-09-12 Hitachi Plant Technologies, Ltd. Cooling system for electronic equipment
EP2498024A2 (en) 2008-02-13 2012-09-12 Hitachi Plant Technologies, Ltd. Cooling system for electronic equipment
EP2091314A3 (en) * 2008-02-13 2011-11-02 Hitachi Plant Technologies, Ltd. Cooling system for electronic equipment
EP2503866A3 (en) * 2008-02-13 2014-08-20 Hitachi, Ltd. Cooling system for electronic equipment
EP2498024A3 (en) * 2008-02-13 2014-08-27 Hitachi, Ltd. Cooling system for electronic equipment
EP2498025A3 (en) * 2008-02-13 2014-08-27 Hitachi, Ltd. Cooling system for electronic equipment
US8839638B2 (en) 2008-02-13 2014-09-23 Hitachi, Ltd. Cooling system for electronic equipment
WO2012003895A1 (de) * 2010-07-06 2012-01-12 Sam Technologies Gmbh System und verfahren zur kühlung einer rechenanlage
JP2014181928A (ja) * 2013-03-18 2014-09-29 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 原子炉冷却システム
CN108012513A (zh) * 2017-12-29 2018-05-08 华南理工大学 一种无需行间空调的数据中心及其散热系统
CN108012513B (zh) * 2017-12-29 2023-10-20 华南理工大学 一种无需行间空调的数据中心及其散热系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10619867B2 (en) Methods and systems for mini-split liquid desiccant air conditioning
US5309725A (en) System and method for high-efficiency air cooling and dehumidification
US20100242507A1 (en) Dynamic outside air management system and method
US10101043B2 (en) HVAC system and method of operation
US20030037905A1 (en) Air conditioning system performing composite heat transfer through change of water two phases (liquid vapor)
WO2003095906A1 (fr) Refrigerateur a appareil frigorifique a thermosiphon prevu pour etre utilise dans le secteur froid
JP2011237887A (ja) 電子機器の冷却方法及び冷却システム
JP4885481B2 (ja) 冷却装置の運転方法
UA102068C2 (en) Cooling system
JPWO2017029741A1 (ja) 空気調和システム
JP2012007865A (ja) 冷却システム
JPH1019305A (ja) 冷却システム
WO2012099464A1 (en) Cooling system for cooling air in a room and data centre comprising such cooling system
JP2007040583A (ja) 空気調和システムの除湿制御方法
JP5041342B2 (ja) 電子機器の冷却システム
JP2011171499A (ja) 電子機器の冷却方法及び冷却システム
JP3351307B2 (ja) 冷媒自然循環式熱交換システム
US20120118535A1 (en) Chilled Beam Air Conditioning System
KR101579443B1 (ko) 현열냉방과 간접외기냉방용 혼합형 항온항습장치
US20230358415A1 (en) Integrated space conditioning and water heating/cooling systems and methods thereto
CN100549565C (zh) 具有用于瞬时冷却和加热的模糊遗传控制的集成热泵
JPH0814389B2 (ja) 直膨型熱交換器を用いたクリーンルーム
JPH11257883A (ja) 熱源併用冷媒自然循環式冷房システム
KR20100005250A (ko) 히트펌프식 냉난방 및 냉온수 공급 시스템
JP2012146331A (ja) 電子機器の冷却システム