JPH11257610A - ガスバーナ - Google Patents
ガスバーナInfo
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- JPH11257610A JPH11257610A JP7483198A JP7483198A JPH11257610A JP H11257610 A JPH11257610 A JP H11257610A JP 7483198 A JP7483198 A JP 7483198A JP 7483198 A JP7483198 A JP 7483198A JP H11257610 A JPH11257610 A JP H11257610A
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Abstract
には容易に清掃することができるガスバーナを提供す
る。 【解決手段】 バーナ本体1の内側に薄肉の短い内側筒
状体27を嵌め込み、バーナ本体1の外側に薄肉のカバ
ー部材31を嵌め付けて、このカバー部材31の上端部
と内側筒状体27の上端部との間に狭い環状のガス噴出
口43を構成する。
Description
より詳しくはガスこんろに用いるガスバーナに関する。
体の上面部又は上端外周部に多数の円形状炎口、又はス
リット状炎口を形成したものが広く使用されている。環
状体にはガス供給管に接続される接続部が設けられてい
て、環状体の内部に形成された環状の混合室にこの接続
部から燃料ガスが供給され、この混合室内で燃料ガスは
一次空気あるいは酸素と均一に混合されて燃焼可能な予
混合燃料ガスとなる。形成された予混合燃料ガスは炎口
から噴出されて2次空気の存在下で燃焼し、加熱用の火
炎を形成する。
の炎口は、ガス供給管からの供給量が小さくなっても混
合室内の予混合燃料ガスの噴出速度があまり小さくなら
ないように、十分小さくあるいは狭く形成される。した
がって、ガスバーナの炎口は目詰まりしやすく、飲食店
などで業務用に用いる場合には頻繁に、例えば業務終了
時あるいは業務開始時のいずれかの時点で、炎口を清掃
する必要がある。ところが、鍋等の被加熱体からの煮こ
ぼれなどが炎口内に流れ込んで固まっていると簡単には
清掃できない場合も多く、炎口内が汚れたままのガスバ
ーナがそのまま使用されているケースも見受けられる。
く、また必要なときには容易に清掃することができ、そ
の結果、常に適切な火炎を形成しておくことのできるガ
スバーナの提供を目的とする。
め、本発明のガスバーナは、炎口から噴出する混合燃料
ガスを燃焼させて火炎を形成するガスバーナであって、
燃料ガスと空気とを均一に混合するための混合室が内部
に形成され、この混合室に連なるガス供給口が上側に設
けられた環状のバーナ本体と、このバーナ本体に着脱可
能に取り付けられた環状のカバー部材と、このカバー部
材の内側に配置されている噴出口構成部と、を備え、前
記カバー部材は前記バーナ本体の前記ガス供給口を覆う
覆い部を有していて、前記カバー部材の前記覆い部の内
端縁と前記噴出口構成部の上端との間には前記ガス供給
口から供給された前記混合燃料ガスを外側に向かって噴
出する(均一に噴出する)ための狭い又は細いガス噴出
口が形成されているものである。カバー部材の覆い部
(環状の覆い部)によってバーナ本体の上側が覆われて
煮こぼれなどがバーナ本体のガス供給口に流れ込むこと
が防止される。覆い部の内端は少なくともガス供給口の
内端位置まで延びていることが好ましく、より好ましく
は覆い部をガス供給口を越える位置まで延ばしておく。
バーナ本体にカバー部材を取り付けることのみによって
ガスバーナを構成すると、火炎はバーナ本体のガス供給
口のすぐ外側から形成されるので、カバー部材が直接熱
せられ、熱負荷によりカバー部材の寿命が極めて短くな
るし、また被加熱体に伝達される熱量が減少するので加
熱効率が悪くなる。本発明では噴出口構成部を形成して
いるので火炎はガス噴出口のすぐ外側に形成される。し
かも、カバー部材をバーナ本体から取り外ずして清掃を
行うことができるので、狭い又は細いガス噴出口の清掃
に手間取ることがない。そして、ガス噴出口が汚れにく
くなるように構成することも極めて容易である。
周部に着脱可能に嵌め付けられた薄肉の金属製環状ある
いは筒状外側カバー部材と、この環状外側カバー部材の
内側に配置されている内側筒状部とを備え、環状外側カ
バー部材はバーナ本体のガス供給口を覆う覆い部を有し
ていて、ガス供給口はこの内側筒状部と環状外側カバー
部材との間に位置するように構成される。ガス噴出口は
通常、全周に亘って、すなわちスリット状に又はほぼ全
周に亘って形成される。バーナ本体は通常、鋳造によっ
て厚肉に形成される。
位置まで延びていれば、ガス供給口を煮こぼれから保護
できるだけでなく、ガス供給口を炎口とした場合よりも
火炎を内側に集めることができる。したがって、被加熱
体の外側に火炎が逃げてしまうことを効果的に防止でき
るので、加熱効率を高めることができる。さらに加熱効
率を高めるためには、混合燃料ガスがガス噴出口から内
側に向かって上方へ噴出されるように構成すべきであ
る。したがって、覆い部を内側に向かって上方へ傾斜す
るように形成し、ガス供給口から供給された混合燃料ガ
スが覆い部に沿って流れ、ガス噴出口から内側上方に噴
出されるように構成するのが効果的である。より好まし
くは覆い部の内端を内側筒状部の上端よりも多少内側に
位置するまで延ばしておく。さらに、混合室からガス供
給口に至るガス供給路を内側に向かって上方に傾斜させ
ておくことは効果的である。ここで、カバー部材の覆い
部と噴出口構成部あるいは内側筒状部との間に比較的広
い環状のガス溜めスペースを形成しておくことは、燃焼
効率を高めるために得策である。ガス供給口から供給さ
れた混合燃料ガスはガス溜めスペース内でより均一に混
合されて燃焼しやすい状態となる。すなわち、バーナ本
体のガス供給口形成部、カバー部材及び噴出口構成部あ
るいは内側筒状部との間にマニホールドよりも十分容積
が小さいガス溜めスペースを構成する。
成部をより簡単に清掃できるようにするためには、内側
筒状部もバーナ本体から取り外すことができるようにし
ておくべきである。すなわち、外側のカバー部材、内側
筒状部及びバーナー本体をそれぞれ別体として形成し、
これらを分解可能に組み立てることによりにガスバーナ
を構成する。内側筒状部は通常、薄肉の金属製筒状体と
して形成される。カバー部材及び内側筒状部のバーナ本
体への取り付けは単なる嵌め付けにより行うのが好まし
い。
を参照して説明する。
図、図2はガスバーナの断面図である。
れ、外周面に一体的に接続形成された接続部3を有して
いる。接続部3の外端部分内周には雌ネジ部分5が形成
されていて、この雌ネジ部分5に先端部外周に形成され
た雄ネジ部7をねじ込むことにより、接続部3にガス供
給管9が接続される。ドーナツ状のバーナ本体1は接続
部3のガス流路11に連通する環状の混合室13が形成
されるように中空に構成されていて、ガス供給管9から
接続部3に一次空気を引き込んで(矢印X参照)供給さ
れた都市ガス、プロパンガスあるいは天然ガス(燃料ガ
ス:矢印Y参照)はガス流路11を通過して混合室13
内に流れ込み、この混合室13内で一次空気と均一に混
合されて燃焼可能な予混合ガスとなる(図2の矢印Z参
照)。
すなわち外径が多少小さく形成されて外側嵌め込み部1
5を構成し、上面17は幅方向やや内側よりを頂とする
屋根状の断面形状を有している。上面17の外側傾斜面
19は内側に向かって上方に大きな角度で、すなわち急
に傾斜するカバー支持面を構成し、内側傾斜面21は内
側に向かって下方に小さな角度で、すなわち緩く傾斜す
るガス供給面を構成していて、このガス供給面を構成す
る内側傾斜面21には、混合室13に連なるガス供給路
23が全周にわたって周方向等間隔で多数個開口してい
る。ガス供給路23は混合室13からガス供給面21ま
でこのガス供給面21と直交する方向に延びている。ま
た、バーナ本体1の上側内周部は若干大径に、すなわち
内径が多少大きく形成されて内側嵌め込み部25を構成
している(図3も参照:図3はバーナ本体1の上側部分
の拡大図)。
外径がこの内側嵌め込み部25の内径とほぼ同一に形成
された薄肉の短い内側筒状体27(噴出口構成部又は内
側筒状部)が嵌め込まれていて、この内側筒状体27の
下端は内側嵌め込み部25の環状の段部面29上に載っ
て支持され、内側筒状体27の上端はバーナ本体1の上
面17の頂より若干高く位置している。バーナ本体1の
外側嵌め込み部15には、薄肉のカバー部材31の下側
筒状部33が嵌め付けられていて、このカバー部材31
の下側筒状部33よりも上側の傾斜部35(覆い部:よ
り詳しくは傾斜部35の内側部分が覆い部に該当する)
は截頭円錐状に縮径し、上端縁37、すなわち開口縁は
ガス供給路23のガス供給口39形成位置を越えてバー
ナ本体1の内周面よりやや内側まで延びている。カバー
部材31の傾斜部35の傾きはカバー支持面である外側
傾斜面19の傾きと同一に形成されていて、カバー部材
31は外側傾斜面19上に気密的に載置された状態で支
持されている。なお、図3中41は外側嵌め込み部15
の環状の段部面である。
上端部あるいは内端部との間に狭い環状のガス噴出口4
3が構成される高さまで延びている。したがって、ガス
供給口39からカバー部材31と内側筒状体27との間
に供給された混合プロパンガスは、このカバー部材31
と内側筒状体27との間に形成されている比較的広いガ
ス溜めスペース45内でより均一に混合されてガス噴出
口43から適当な流速で噴出し、カバー部材31の上端
開口47位置に符号49で示すような環状の火炎を形成
する。したがって、このガスバーナではガス噴出口43
を炎口と捉えることができる。ここでは、カバー部材3
1の傾斜部35内端を内側筒状体27の上端よりも内側
に位置させているので、混合プロパンガスを確実に内側
に向かって上方に噴出させることができるし、また、ガ
ス噴出口43が傾斜部35内端によって覆われることと
なるので汚れにくい。
場合があるが、カバー部材31及び内側筒状体27を取
り外してそれぞれを清掃することにより、ガス噴出口4
3の汚れ又は目詰まりを簡単に取り除くことができる。
また、カバー部材31に覆われてバーナ本体1のガス供
給口39には煮こぼれなどによる直接の強固な汚れが付
着しないので頻繁に清掃する必要はなく、また必要な場
合には簡単に清掃することができる。
ナは、カバー部材をバーナ本体から取り外して簡単かつ
迅速に清掃できるものである。
部又は内側筒状部) 31 カバー部材 35 傾斜部(覆い部) 39 ガス供給口 43 ガス噴出口 49 火炎
Claims (4)
- 【請求項1】 炎口から噴出する混合燃料ガスを燃焼さ
せて火炎を形成するガスバーナであって、 燃料ガスと空気とを均一に混合するための混合室が内部
に形成され、この混合室に連なるガス供給口が上側に設
けられた環状のバーナ本体と、このバーナ本体に着脱可
能に取り付けられた環状のカバー部材と、このカバー部
材の内側に配置されている噴出口構成部と、を備え、 前記カバー部材は前記ガス供給口を覆うような覆い部を
有していて、 前記カバー部材の前記覆い部の内端縁と前記噴出口構成
部の上端との間には前記ガス供給口から供給された前記
混合燃料ガスを外側に向かって噴出するための狭い又は
細いガス噴出口が形成されている、ことを特徴とするガ
スバーナ。 - 【請求項2】 炎口から噴出する混合燃料ガスを燃焼さ
せて火炎を形成するガスバーナであって、 燃料ガスと空気とを混合するための混合室が内部に形成
され、この混合室に連なるガス供給口が上側に設けられ
た環状のバーナ本体と、このバーナ本体の外周部に着脱
可能に嵌め付けられた薄肉の金属製環状外側カバー部材
と、この環状外側カバー部材の内側に配置されている内
側筒状部と、を備え、 前記ガス供給口はこの内側筒状部と前記環状外側カバー
部材との間に位置し、 前記環状外側カバー部材は前記ガス供給口を覆うような
覆い部を有していて、 前記環状外側カバー部材の前記覆い部の内端縁と前記内
側筒状部の上端との間には前記ガス供給口から供給され
た前記混合燃料ガスを外側に向かって噴出するための狭
い又は細いガス噴出口が全周に亘って又はほぼ全周に亘
って形成されている、ことを特徴とするガスバーナ。 - 【請求項3】 前記覆い部は内側に向かって上方へ傾斜
して形成されている、ことを特徴とする請求項1又は請
求項2記載のガスバーナ。 - 【請求項4】 前記内側筒状部は前記バーナ本体に着脱
可能に取り付けられている、ことを特徴とする請求項2
又は請求項3記載のガスバーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07483198A JP3817362B2 (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | ガスバーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07483198A JP3817362B2 (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | ガスバーナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11257610A true JPH11257610A (ja) | 1999-09-21 |
JP3817362B2 JP3817362B2 (ja) | 2006-09-06 |
Family
ID=13558683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07483198A Expired - Lifetime JP3817362B2 (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | ガスバーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3817362B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009186153A (ja) * | 2008-02-08 | 2009-08-20 | Paloma Ind Ltd | 加熱調理器 |
KR200464757Y1 (ko) | 2010-09-07 | 2013-01-21 | 장기풍 | 버너의 연소기 |
KR200466213Y1 (ko) * | 2010-08-25 | 2013-04-05 | 하복진 | 고화력 가스버너 |
CN108980895A (zh) * | 2018-07-27 | 2018-12-11 | 丁青县邓玛科技研发有限责任公司 | 一种提高煤炭利用率的炉芯 |
-
1998
- 1998-03-09 JP JP07483198A patent/JP3817362B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009186153A (ja) * | 2008-02-08 | 2009-08-20 | Paloma Ind Ltd | 加熱調理器 |
KR200466213Y1 (ko) * | 2010-08-25 | 2013-04-05 | 하복진 | 고화력 가스버너 |
KR200464757Y1 (ko) | 2010-09-07 | 2013-01-21 | 장기풍 | 버너의 연소기 |
CN108980895A (zh) * | 2018-07-27 | 2018-12-11 | 丁青县邓玛科技研发有限责任公司 | 一种提高煤炭利用率的炉芯 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3817362B2 (ja) | 2006-09-06 |
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