JPH11257122A - 車両のエンジン自動停止・始動制御装置 - Google Patents

車両のエンジン自動停止・始動制御装置

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JPH11257122A
JPH11257122A JP6717098A JP6717098A JPH11257122A JP H11257122 A JPH11257122 A JP H11257122A JP 6717098 A JP6717098 A JP 6717098A JP 6717098 A JP6717098 A JP 6717098A JP H11257122 A JPH11257122 A JP H11257122A
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JP
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engine
vehicle
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shift position
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Yoshitaka Kuroda
恵隆 黒田
Kenji Nakano
賢至 中野
Yoichi Iwata
洋一 岩田
Teruo Wakashiro
輝男 若城
Hideyuki Takahashi
秀幸 高橋
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のエンジンの始動および停止を自動的に
行って燃料消費量を節減するものにおいて、不要なエン
ジン始動を防止して燃料消費量を一層節減する。 【解決手段】 シフトポジションが停止ポジションにあ
るとき、あるいはシフトポジションが走行ポジションに
あってもブレーキペダル8が踏まれているとき、電子制
御ユニット1からの指令で燃料カットに続く燃料供給の
再開を禁止してエンジンEを停止させる。エンジンEの
停止時に、シフトポジションを走行ポジションにしてブ
レーキペダル8を離すと、スタータモータ7が自動的に
作動してエンジンが始動する。但し、イグニッションス
イッチS9 がONした直後は、スタータスイッチS10
ONしたときにだけスタータモータ7が作動してエンジ
ンが始動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイドル運転時に
所定の条件が成立するとエンジンを停止させて燃料消費
量を節減する車両のエンジン自動停止・始動制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンを走行用駆動源とする従来の車
両は、一旦始動したエンジンはドライバーがイグニッシ
ョンスイッチをOFFしない限り停止しないので、例え
ば信号待ちの間エンジンが無駄なアイドル運転を続行し
て燃料を無駄に消費する問題があった。これを回避する
には、車両が停止する度にドライバーがイグニッション
スイッチをOFFしてエンジンを停止させれば良いが、
このようにするとドライバーはエンジンの始動および停
止を繰り返し行わなければならないために、その操作が
極めて面倒である。
【0003】そこで、マニュアルトランスミッションを
搭載した市販車両において、車両が停止してから1〜2
秒後に自動的にエンジンを停止させ、この状態からクラ
ッチペダルの踏み込みが検出されると自動的にエンジン
を再始動することにより、燃料消費量の節減を図るもの
が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに車両の停止時に自動的にエンジンを停止し、車両の
発進時に自動的にエンジンを再始動するものでは、ドラ
イバーがイグニッションスイッチをONしてクラッチペ
ダルを踏み込んだ時点で、スタータスイッチをONしな
くてもエンジンが自動的に始動してしまう可能性があ
る。このように、ドライバーが車両を走行させる意思が
ない場合にエンジンが自動的に始動してしまうと、燃料
消費量の節減効果を充分に発揮できなくなる問題があ
る。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、車両のエンジンの始動および停止を自動的に行って
燃料消費量の節減を図るものにおいて、不要なエンジン
始動を防止して燃料消費量を一層節減することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、オートマチックトラ
ンスミッションを有する車両のエンジン自動停止・始動
制御装置であって、ドライバーの操作によりエンジン始
動手段を作動させてエンジンを始動することが可能であ
り、ドライバーの操作によるエンジンの始動後に、車両
の減速状態を検出する減速状態検出手段が車両の減速状
態を検出し、且つオートマチックトランスミッションの
シフトポジションを検出するシフトポジション検出手段
が非走行ポジションを検出した場合、あるいは前記減速
状態検出手段が車両の減速状態を検出し、前記シフトポ
ジション検出手段が走行ポジションを検出し、且つドラ
イバーによる制動操作を検出する制動操作検出手段が制
動操作を検出した場合に、エンジン出力制御手段の指令
によりエンジンを停止するとともに、エンジン出力制御
手段の指令によるエンジンの停止後に、前記シフトポジ
ション検出手段が走行ポジションを検出し、且つ前記制
動操作検出手段が制動操作を検出しない場合に、エンジ
ン出力制御手段の指令によりエンジン始動手段を作動さ
せてエンジンを再始動することを特徴とする。
【0007】上記構成によれば、車両の減速状態を検出
したときにシフトポジションが非走行ポジションにある
場合、あるいはシフトポジションが走行ポジションにあ
っても制動操作が検出されている場合に、エンジン出力
制御手段がエンジンを停止するので、不要なアイドル運
転を行うことなく最大限にエンジンを停止させて燃料消
費量を節減することができる。またエンジンが停止状態
にあるときに、シフトポジションが走行ポジションにあ
り且つ制動操作が検出されていない場合に、エンジン出
力制御手段がエンジン始動手段を作動させてエンジンを
再始動するので、その都度ドライバーがエンジン再始動
操作を行う必要がなくなって操作性が向上する。更に、
ドライバーの操作によりエンジン始動手段を作動させて
エンジンを始動することが可能であるため、ドライバー
が車両を走行させる意思がないときにエンジンが自動的
に始動されるのを防止し、燃料消費量を更に節減するこ
とができる。
【0008】ここで停止ポジションは実施例のニュート
ラルポジションおよびパーキングポジションに対応し、
走行ポジションは実施例の前進ポジションおよび後進ポ
ジションに対応する。
【0009】また請求項2に記載された発明は、マニュ
アルトランスミッションを有する車両のエンジン自動停
止・始動制御装置であって、ドライバーの操作によりエ
ンジン始動手段を作動させてエンジンを始動することが
可能であり、ドライバーの操作によるエンジンの始動後
に、車両の減速状態を検出する減速状態検出手段が車両
の減速状態を検出し、ドライバーによるクラッチ断操作
を検出するクラッチ操作検出手段がクラッチ断操作を検
出し、且つマニュアルトランスミッションのシフトポジ
ションを検出するシフトポジション検出手段が非走行ポ
ジションを検出した場合に、エンジン出力制御手段の指
令によりエンジンを停止するとともに、エンジン出力制
御手段の指令によるエンジンの停止後に、前記クラッチ
操作検出手段がクラッチ断操作を検出し、且つ前記シフ
トポジション検出手段が走行ポジションを検出した場合
に、エンジン出力制御手段の指令によりエンジン始動手
段を作動させてエンジンを再始動することを特徴とす
る。
【0010】上記構成によれば、車両の減速状態を検出
したときにクラッチ断操作が検出されており且つシフト
ポジションが非走行ポジションにある場合に、エンジン
出力制御手段がエンジンを停止するので、不要なアイド
ル運転を行うことなく最大限にエンジンを停止させて燃
料消費量を節減することができる。またエンジンが停止
状態にあるときに、クラッチ断操作が検出されており且
つシフトポジションが走行ポジションにある場合に、エ
ンジン出力制御手段がエンジン始動手段を作動させてエ
ンジンを再始動するので、その都度ドライバーがエンジ
ン再始動操作を行う必要がなくなって操作性が向上す
る。更に、ドライバーの操作によりエンジン始動手段を
作動させてエンジンを始動することが可能であるため、
ドライバーが車両を走行させる意思がないときにエンジ
ンが自動的に始動されるのを防止し、燃料消費量を更に
節減することができる。
【0011】ここで停止ポジションは実施例のニュート
ラルポジションに対応し、走行ポジションは実施例の前
進ポジションおよび後進ポジションに対応する。
【0012】また請求項3に記載された発明は、請求項
2の構成に加えて、スロットル開度を検出するスロット
ル開度検出手段を備えてなり、前記減速状態検出手段が
車両の減速状態を検出し、前記クラッチ操作検出手段が
クラッチ断操作を検出し、且つ前記シフトポジション検
出手段が非走行ポジションを検出した状態で、更に前記
スロットル開度検出手段が検出したスロットル開度が実
質的に全閉のスロットル開度である場合に、エンジン出
力制御手段の指令によりエンジンを停止させ、前記スロ
ットル開度検出手段が検出したスロットル開度が実質的
に全閉のスロットル開度でない場合に、エンジン出力制
御手段の指令によりエンジンの運転を維持することを特
徴とする。
【0013】上記構成によれば、クラッチ断操作が検出
され且つシフトポジションが非走行ポジションにあって
も、スロットル開度が実質的に全閉開度でなければエン
ジンが停止しないので、例えば車両の走行中にアクセル
ペダルを踏み込んでシフトダウンを行う際にエンジンが
停止するのを防止し、スロットル開度に応じたエンジン
回転数の増加を可能にしてシフトダウンをスムーズに行
うことができる。
【0014】また請求項4に記載された発明は、請求項
1〜3の何れかの構成に加えて、エンジン始動用電源の
残容量を検出する始動用電源残容量検出手段を備えてな
り、前記エンジン出力制御手段は、始動用電源残容量検
出手段で検出したエンジン始動用電源の残容量が所定値
以上のときにエンジンを停止させることを特徴とする。
【0015】上記構成によれば、エンジン始動用電源の
残容量が所定値以上のときにエンジンを停止させるの
で、前記残容量の不足によってエンジンが始動不能にな
るのを防止することができる。
【0016】尚、前記所定値はエンジンを始動するのに
充分なエンジン始動用電源の残容量に相当する。
【0017】また請求項5に記載された発明は、請求項
1〜3の何れかの構成に加えて、エンジン始動用電源の
残容量を検出する始動用電源残容量検出手段を備えてな
り、前記エンジン出力制御手段は、始動用電源残容量検
出手段で検出したエンジン始動用電源の残容量が所定値
未満のときに、エンジンの始動を許可し、あるいはエン
ジンの運転を維持することを特徴とする。
【0018】上記構成によれば、エンジン始動用電源の
残容量が所定値未満のときにエンジンの始動を許可し、
あるいはエンジンの停止を禁止するので、前記残容量が
不足する前にエンジンを始動することができ、あるいは
停止したエンジンが始動不能になるのを防止することが
できる。
【0019】尚、前記所定値はエンジンを始動するのに
充分なエンジン始動用電源の残容量に相当する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0021】図1〜図10は本発明の第1実施例を示す
もので、図1はオートマチックトランスミッションを備
えたハイブリッド車両の全体構成図、図2はクルーズ/
アイドルモードの説明図、図3は加速モードの説明図、
図4は減速モードの説明図、図5はモータのアシスト力
によるエンジンの負荷軽減を説明するグラフ、図6はク
レーム対応図、図7はメインルーチンのフローチャート
の第1分図、図8はメインルーチンのフローチャートの
第2分図、図9はメインルーチンのステップS17のサ
ブルーチンのフローチャート、図10はアイドルエンジ
ン停止制御の一例を示すタイムチャートである。
【0022】図1に示すように、ハイブリッド車両はエ
ンジンEおよびモータMを備えており、エンジンEの駆
動力および/またはモータMの駆動力はオートマチック
トランスミッションTaを介して駆動輪たる前輪Wf,
Wfに伝達される。またハイブリッド車両の減速時に前
輪Wf,Wf側からモータM側に駆動力が伝達される
と、モータMは発電機として機能して所謂回生制動力を
発生し、車体の運動エネルギーを電気エネルギーとして
回収する。
【0023】モータMの駆動および回生の制御は、マイ
クロコンピュータよりなる電子制御ユニット1に接続さ
れたパワードライブユニット2により行われる。パワー
ドライブユニット2には電気二重層コンデンサよりなる
蓄電手段としてのキャパシタ3が接続される。キャパシ
タ3は、最大電圧が2.5ボルトのセルを12個直列に
接続したモジュールを、更に6個直列に接続したもの
で、その最大電圧は180ボルトである。ハイブリッド
車両には各種補機類を駆動するための12ボルトの補助
バッテリ4が搭載されており、この補助バッテリ4はキ
ャパシタ3にダウンバータ5を介して接続される。電子
制御ユニット1により制御されるダウンバータ5は、キ
ャパシタ3の電圧を12ボルトに降圧して補助バッテリ
4を充電する。
【0024】キャパシタ3の最大電圧は180ボルトで
あるが、過充電による劣化防止のために実際に使用され
る最大電圧は170ボルトに抑えられ、またダウンバー
タ5の作動確保のために実際に使用される最小電圧は8
0ボルトに抑えられる。
【0025】電子制御ユニット1は、前記パワードライ
ブユニット2および前記ダウンバータ5に加えて、エン
ジンEへの燃料供給量を制御する燃料供給制御手段6の
作動と、キャパシタ3に蓄電された電力により駆動され
るスタータモータ7の作動とを制御する。そのために、
電子制御ユニット1には、従動輪たる後輪Wr,Wrの
回転数に基づいて車速Vを検出する車速センサS1 から
の信号と、エンジン回転数Neを検出するエンジン回転
数センサS2 からの信号と、オートマチックトランスミ
ッションTaのシフトポジション(ニュートラルポジシ
ョン、パーキングポジション、前進走行ポジションおよ
び後進走行ポジション)を検出するシフトポジションセ
ンサS3 からの信号と、ブレーキペダル8の操作を検出
するブレーキスイッチS4 からの信号と、キャパシタ3
の残容量を検出するキャパシタ残容量センサS7 からの
信号と、補助バッテリ4から持ち出される消費電力を検
出する12ボルト系消費電力センサS8 からの信号と、
イグニッションスイッチS 9 からの信号と、スタータス
イッチS10からの信号とが入力される。
【0026】電子制御ユニット1は減速状態検出手段M
1およびエンジン出力制御手段M2(図6参照)を備え
ており、減速状態検出手段M1は車速センサS1 で検出
した車速Vの変化、スロットル開度センサで検出したス
ロットルバルブの閉動作、吸気負圧センサで検出した吸
気負圧等に基づいて車両が減速燃料カット状態にあるこ
とを検出し、またエンジン出力制御手段M2は燃料供給
制御手段6によりエンジンEへの燃料供給を遮断してエ
ンジンEを停止させる。
【0027】次に、各走行モードにおけるエンジンEお
よびモータMの制御の概略を説明する。 クルーズ/アイドルモード 図2に示すように、車両のクルーズ走行時あるいはエン
ジンEのアイドル運転時には、モータMはエンジンEに
より駆動される発電機として機能する。12ボルトの補
助バッテリ4から持ち出される消費電力をダウンバータ
5の上流の電力から推定し、前記12ボルト系消費電力
を補充し得る電力をモータMで発電して補助バッテリ4
側に供給する。 加速モード 図3に示すように、車両の加速走行時には、キャパシタ
3から持ち出される電力でモータMを駆動してエンジン
Eの出力をアシストするとともに、補助バッテリ4から
持ち出される12ボルト系消費電力を補充する。モータ
Mが発生するアシスト量は、キャパシタ3の残容量、シ
フトポジション、エンジン回転数、スロットル開度、吸
気負圧等に基づいてマップ検索により決定される。 減速モード 図4に示すように、車両の減速走行時には、駆動輪であ
る前輪Wf,WfからモータMに逆伝達される駆動力で
回生制動を行うとともに、モータMが発電した回生電力
でキャパシタ3を充電し、かつ補助バッテリ4から持ち
出される12ボルト系消費電力を補充する。モータMが
発生する回生制動量はシフトポジション、エンジン回転
数および吸気負圧に基づいてマップ検索により決定され
る。
【0028】図5(A)は車両が10・15モードで走
行する際の車速V(細線参照)およびモータMの駆動/
回生量(太線参照)を示すものである。車両の加速走行
時にはモータMが駆動力を発生してエンジンEの負荷を
軽減することにより燃料消費量を節減することができ、
また車両の減速走行時にはモータMが回生制動力を発生
し、本来は機械的制動により失われる運動エネルギーを
電気エネルギーとして効果的に回収することができる。
【0029】図5(B)はエンジンEの負荷に対応する
吸気負圧を示すもので、太線はモータMによるアシスト
を行った場合のものであり、細線はモータMによるアシ
ストを行わない場合のものである。全般的に太線は細線
よりも下方に位置しており、モータMのアシスト力がエ
ンジンEの負荷軽減に寄与していることが分かる。
【0030】ところで、一般の車両は減速時に燃料カッ
トを行い、エンジン回転数がアイドル回転数まで低下す
ると、エンジンEが停止しないように燃料カットを中止
してアイドル運転を維持し得る量の燃料の供給を再開す
るようになっている。しかしながら本実施例では、所定
の運転条件が成立したときに燃料カットに続く燃料供給
の復帰を行わずにエンジンEを停止させ、前記所定の運
転条件が成立しなくなったときに燃料供給の復帰を行っ
てエンジンEを再始動することにより、アイドル運転時
にエンジンEを極力停止させて更なる燃料消費量の節減
を図るようになっている。
【0031】次に、クレーム対応図である図6に基づい
て、本実施例のアイドルエンジン停止制御装置の構成を
説明する。
【0032】燃料供給制御手段6は、オートマチックト
ランスミッションTaを介して前輪Wf,Wfを駆動す
るエンジンEに対する燃料供給を、電子制御ユニット1
からの指令に基づいて制御する。電子制御ユニット1は
シフトポジションセンサS3から入力されるシフトポジ
ションと、ブレーキスイッチS4 から入力される制動状
態と、キャパシタ残容量センサS7 から入力されるキャ
パシタ3の残容量とに基づいて、エンジンEのアイドル
運転を許可するか、あるいはアイドル運転を禁止してエ
ンジンEを停止させるかを判断する。アイドル運転を許
可する場合には、電子制御ユニット1からの指令で燃料
供給制御手段6が燃料カットからの燃料供給の再開を許
可してアイドル運転を可能にし、またアイドル運転を禁
止する場合には、燃料供給制御手段6が燃料カットから
の燃料供給の再開を禁止してエンジンEを停止させる。
【0033】エンジンEの停止時にアイドル運転が許可
されると、スタータモータ7が駆動されてエンジンEが
自動的に始動するが、イグニッションスイッチS9 がO
Nした直後は、スタータスイッチS10をONしたときに
のみスタータモータ7が駆動されるので、ドライバーが
車両を走行させる意思のないときにエンジンEが無駄に
始動されることがない。
【0034】次に、図7および図8のフローチャートに
基づいて、図1に示す車両のアイドルエンジン停止制御
の具体的内容を説明する。
【0035】先ず、ステップS1でスタータスイッチS
10がOFFしているとき、即ちドライバーによるエンジ
ン始動操作が行われていないとき、ステップS2でスタ
ータスイッチOFF→ON判定フラグF FCMGST
の状態を判別する。イグニッションスイッチS9 をON
したときのスタータスイッチOFF→ON判定フラグF
FCMGSTの初期値は「0」であり、その後にステ
ップS1でドライバーによるエンジン始動操作が行われ
てスタータスイッチS10がONしたときに、ステップS
15でスタータスイッチOFF→ON判定フラグF
CMGSTは「1」にセットされ、イグニッションスイ
ッチS9 をOFFするまで「1」にセットした状態に維
持される。
【0036】従って、ドライバーがイグニッションスイ
ッチS9 をONしてからスタータスイッチS10をONす
るまでの間、ステップS2の答えは「0」になってステ
ップS13に移行するため、後述するステップS12で
のエンジン始動は実行されることはない。つまり、この
車両は後述するようにアイドル運転時のエンジン停止
と、それに続くエンジン始動とがドライバーによるスタ
ータスイッチS10の操作に関わらず行われるが、最初に
ドライバーがスタータスイッチS10をONして車両を走
行させる意思を示さない限り、エンジンEが自動的に始
動されることはなく、これにより無駄なエンジン始動を
回避して燃料消費量を節減することができる。
【0037】而して、ステップS1でドライバーがスタ
ータスイッチS10をONすると、ステップS15でスタ
ータスイッチOFF→ON判定フラグF FCMGST
が「1」にセットされ、ステップS16で後述する後進
走行ポジション判定ディレータイマーtmSFTRがセ
ットされた後に、ステップS11に移行する。ステップ
S11では、エンジン回転数センサS2 で検出したエン
ジン回転数Neがエンジンストール判定回転数NCRと
比較され、Ne<NCRであってエンジンEが停止状態
にあれば、ステップS12でスタータモータ7が自動的
に作動してエンジンEを始動する。その結果、エンジン
Eが始動してNe≧NCRになると、前記ステップS1
2におけるエンジン始動をパスしてステップS13に移
行する。
【0038】続いて、ステップS13でアイドルエンジ
ン停止制御実行フラグF FCMGを「0」にセットす
る。アイドルエンジン停止制御実行フラグF FCMG
は、アイドル運転時にエンジンEを停止させるか否かを
識別するためのもので、それが「0」にセットされた状
態では、燃料カットに続く燃料供給の再開が実行され
て、エンジン出力制御手段M2の指令によりアイドル運
転が維持可能な量の燃料が供給されてエンジンEがアイ
ドル運転状態に維持されるが、それが「1」にセットさ
れた状態では、エンジン出力制御手段M2の指令により
燃料カットに続く燃料供給の再開が禁止されて(あるい
はアイドル運転が維持不能な量の燃料だけが供給され
て)アイドル運転を行わずにエンジンEが停止させられ
る。尚、アイドルエンジン停止制御実行フラグF FC
MGは、後から詳述する所定の条件が成立したときに、
ステップS18で「1」にセットされる。続くステップ
S14で、後述する車速判定フラグF FCMGVが
「0」にセットされる。
【0039】さて、ステップS1でドライバーがスター
タスイッチS10をONしてエンジンEを始動した後にス
タータスイッチS10をOFFすると、ステップS2では
既にスタータスイッチOFF→ON判定フラグF FC
MGSTが「1」にセットされているために、ステップ
S3に移行する。ステップS3で、シフトポジションセ
ンサS3 により検出したシフトポジションが後進走行ポ
ジションでなければ、ステップS4で前記後進走行ポジ
ション判定ディレータイマーtmSFTRをセットし、
またステップS3でシフトポジションが後進走行ポジシ
ョンであれば、ステップS5で所定時間(例えば、0.
5秒)が経過して後進走行ポジション判定ディレータイ
マーtmSFTRがタイムアップしているか否かを判定
する。その結果、ステップS5で後進走行ポジション判
定ディレータイマーtmSFTRがタイムアップしてい
なければステップS1に復帰し、タイムアップしていれ
ばステップS11に移行する。
【0040】その意味するところは以下の通りである。
本実施例の車両は、ブレーキペダル8が踏まれてアイド
ルエンジン停止制御が実行されているときに、ブレーキ
ペダル8から足を離すと前記アイドルエンジン停止制御
が中止されてエンジンEが自動的に再始動されるが、オ
ートマチックトランスミッションTaを搭載した本車両
が、車庫入れ等を行うべくブレーキペダル8のON/O
FF操作を繰り返してクリープ走行しながら後進する場
合、仮にブレーキペダル8をON/OFFする度にエン
ジンEが停止および再始動を繰り返すとすると、スムー
ズな後進クリープ走行が難しくなる問題がある。また車
庫入れ等を行う際に前進走行から後進走行に切り換える
べくブレーキペダル8を踏むとアイドルエンジン停止制
御によりエンジンEが停止するが、仮に後進走行ポジシ
ョンにシフトチェンジしてもブレーキペダル8から足を
離さない限りエンジンEが再始動されないとすると、微
妙な後進クリープ走行がスムーズに行われなくなる問題
がある。
【0041】しかしながら、本実施例ではステップS3
でシフトポジションが後進走行ポジションにあるときに
ステップS11,S12に移行し、そのときエンジンE
が停止していれば速やかに再始動を行い、かつステップ
S13でアイドルエンジン停止制御実行フラグF FC
MGを「0」にセットしてアイドルエンジン停止制御を
中止するので、エンジンEをアイドル運転状態に維持し
て上記各問題を解決することができる。しかもシフトポ
ジションが後進走行ポジションにある時間が、後進走行
ポジション判定ディレータイマーtmSFTRにより計
時される0.5秒以上にならないと上記制御が実行され
ないので、セレクトレバーを操作する過程で瞬間的に後
進走行ポジションが確立された場合に不必要な制御が行
われるのを回避することができる。
【0042】続いて、ステップS6で前記車速判定フラ
グF FCMGVの状態を判別する。車速判定フラグF
FCMGVは、車両が発進した直後には「0」にセッ
トされており、次のステップS7において、車速センサ
1 で検出した車速Vが所定車速(例えば、15km/
h)以上になると、ステップS8で車速判定フラグF
CMGVが「1」にセットされる。従って、ステップS
7で車速Vが15km/h以上にならない限り、必ずス
テップS13に移行してアイドルエンジン停止制御実行
フラグF FCMGが「0」にセットされ、アイドルエ
ンジン停止制御が中止されるので、アイドルエンジン停
止制御が実行されることはない。
【0043】その意味するところは以下の通りである。
車庫入れ時や渋滞時に車両がブレーキペダル8をON/
OFFさせながら極低速でクリープ走行するような場合
にアイドルエンジン停止制御の実行を許容すると、ブレ
ーキペダル8のON/OFFに伴ってエンジンEの停止
および再始動が繰り返し行われてしまい、その結果スム
ーズな走行ができなくなる可能性がある。しかしなが
ら、車速Vが15km/h未満のときにアイドルエンジ
ン停止制御の実行を禁止することにより、上記問題を解
決することができる。
【0044】続くステップS19で、減速状態検出手段
M1により車両が減速状態にあることが検出されるとス
テップS9に移行し、ステップS9でシフトポジション
がニュートラルポジションまたはパーキングポジション
にある場合、あるいは前記ステップS9でシフトポジシ
ョンが前進走行ポジションにあっても、ステップS10
でブレーキペダル8が踏まれてブレーキスイッチS4
ONしている場合には、ステップS17に移行してキャ
パシタ残容量判定フラグF FCMGCAPの状態を判
定する。
【0045】キャパシタ残容量判定フラグF FCMG
CAPは、キャパシタ3に蓄電された電力の残容量が停
止したエンジンEを再始動するのに充分であるか否かを
識別するもので、ステップS17でキャパシタ残容量判
定フラグF FCMGCAPが「1」にセットされてい
れば、キャパシタ3の残容量がエンジンEを再始動する
のに充分であると判定し、ステップS18に移行してア
イドルエンジン停止制御実行フラグF FCMGが
「1」にセットされる。その結果、エンジン出力制御手
段M2からの指令に基づいて燃料供給制御手段6が燃料
カットに続く燃料供給の再開を禁止することにより、エ
ンジン回転数Neがアイドル回転数まで低下したときに
エンジンEが停止させられる。一方、ステップS17で
キャパシタ残容量判定フラグF FCMGCAPが
「0」にセットされていれば、キャパシタ3の残容量が
エンジンEを再始動するのに充分な余裕がないと判定
し、ステップS13においてアイドルエンジン停止制御
実行フラグF FCMGが「0」にセットされる。その
結果、燃料供給制御手段6が燃料カットに続く燃料供給
を通常通り再開することにより、エンジン回転数Neが
アイドル回転数まで低下したときにアイドル運転が許容
される。
【0046】以上のように、シフトポジションがニュー
トラルポジションまたはパーキングポジションにあると
き、あるいはシフトポジションが前進走行ポジションに
あってもブレーキペダル8が踏まれている制動中に、エ
ンジンEをアイドル運転させずに停止させるので、エン
ジンEの不要なアイドル運転を最小限に抑えて燃料消費
量を最大限に節減することができる。但し、前述したよ
うに、シフトポジションが後進走行ポジションにある場
合と、車速Vが15km/h未満の場合と、キャパシタ
3の残容量がエンジンEを再始動するのに充分な余裕が
ない場合とには、アイドルエンジン停止制御の実行が禁
止される。
【0047】図10はアイドルエンジン停止制御の一例
を示すタイムチャートである。
【0048】車両のクルーズ走行中の時刻t1 にドライ
バーがブレーキペダル8を踏んでブレーキスイッチS4
がONすると、アイドルエンジン停止制御実行フラグF
FCMGが「1」にセットされると同時に、燃料供給
制御手段6による燃料カットが実行され、車速Vが次第
に減少する。時刻t2 おいてエンジン回転数Neがアイ
ドル回転数まで低下しても、アイドルエンジン停止制御
実行フラグF FCMGが「1」にセットされているた
めに燃料供給制御手段6は燃料供給を再開せず、その結
果エンジンEはアイドル運転を行うことなく停止する。
時刻t3 にドライバーがブレーキペダル8から足を離し
てブレーキスイッチS4 がOFFすると、アイドルエン
ジン停止制御実行フラグF FCMGが「0」にセット
されると同時に、燃料供給制御手段6による燃料カット
が終了して燃料供給が再開され、エンジンEが始動して
車両は再び走行可能になる。
【0049】次に、図9のフローチャートを参照しなが
ら、キャパシタ残容量判定フラグF FCMGCAPのセ
ット(図7のフローチャートのステップS17参照)に
ついて説明する。
【0050】先ずステップS61で、エンジン回転数セ
ンサS2 で検出したエンジン回転数Neをエンジンスト
ール判定回転数NCRと比較し、Ne≧NCRであって
エンジンEが運転状態にあれば、ステップS62で、キ
ャパシタ残容量センサS7 で検出したキャパシタ3の残
容量QCAPからエンジンEの始動に必要なキャパシタ
3の容量QCAPIDLを減算することにより、キャパ
シタ3の残容量の余裕分QCAPABLを算出する。そ
してステップS63で12ボルト系消費電力積算値DV
PSUMをゼロにセットする。
【0051】一方、前記テップS61でエンジンEが停
止状態にあれば、ステップS64で、12ボルト系消費
電力センサS8 で検出した12ボルト系電力消費量瞬時
値DVP(つまり補助バッテリ4から持ち出される電力
の瞬時値)を、12ボルト系消費電力積算値DVPSU
Mの前回値DVPSUM(n−1)に加算することによ
り、12ボルト系消費電力積算値DVPSUMの今回値
DVPSUM(n)を算出する。そしてステップS65
で、前記ステップS64で算出した12ボルト系消費電
力積算値DVPSUM(n)に単位変換係数KDVPを
乗算することにより、12ボルト系消費電力積算値換算
結果QDVPを算出する。
【0052】続くステップS66で、前記ステップS6
2で算出したキャパシタ3の残容量の余裕分QCAPA
BLと、前記ステップS65で算出した12ボルト系消
費電力積算値換算結果QDVPとを比較する。エンジン
Eが停止するとキャパシタ3に対する充電は行われなく
なり、かつ12ボルト系の消費電力(つまり12ボルト
系消費電力積算値換算結果QDVP)はキャパシタ3か
ら持ち出されるため、キャパシタ3の残容量QCAPは
次第に減少する。
【0053】而して、ステップS66で12ボルト系消
費電力積算値換算結果QDVPがキャパシタ3の残容量
の余裕分QCAPABL未満であれば、即ち、キャパシ
タ3の残容量QCAPがエンジンEの始動に必要なキャ
パシタ3の容量QCAPIDLを越えていれば、キャパ
シタ3の電力でエンジンEが始動可能であると判断し、
ステップS67でキャパシタ残容量判定フラグF FC
MGCAPを「1」にセットしてアイドルエンジン停止
制御の実行を許可する。一方、ステップS66で12ボ
ルト系消費電力積算値換算結果QDVPがキャパシタ3
の残容量の余裕分QCAPABL以上であれば、即ち、
キャパシタ3の残容量QCAPがエンジンEの始動に必
要なキャパシタ3の容量QCAPIDL以下になれば、
キャパシタ3の電力でエンジンEが始動不能になる可能
性があると判断し、ステップS68でキャパシタ残容量
判定フラグF FCMGCAPを「0」にセットしてア
イドルエンジン停止制御の実行を禁止する。
【0054】このように、スタータモータ7を駆動する
キャパシタ3の残容量QCAPを監視しながらアイドル
エンジン停止制御の実行の許可および禁止を判定するの
で、キャパシタ3の残容量QCAPが不足してエンジン
Eが始動不能になるのを確実に回避しつつ、アイドルエ
ンジン停止制御を最大限に実行させて燃料消費量を節減
することができる。
【0055】図11〜図15は本発明の第2実施例を示
すもので、図11はマニュアルトランスミッションを備
えたハイブリッド車両の全体構成図、図12はクレーム
対応図、図13はメインルーチンのフローチャートの第
1分図、図14はメインルーチンのフローチャートの第
2分図、図15はアイドルエンジン停止制御の一例を示
すタイムチャートである。
【0056】図1に示す第1実施例のハイブリッド車両
はオートマチックトランスミッションTaを備えている
のに対し、図11に示す第2実施例のハイブリッド車両
はマニュアルトランスミッションTmを備えている。ま
た第2実施例のハイブリッド車両の電子制御ユニット1
には、車速を検出する車速センサS1 からの信号と、エ
ンジン回転数Neを検出するエンジン回転数センサS2
からの信号と、シフトポジションを検出するシフトポジ
ションセンサS3 からの信号と、クラッチペダル9の操
作を検出するクラッチスイッチS5 からの信号と、スロ
ットルバルブ10の開度を検出するスロットル開度セン
サS6 からの信号と、キャパシタ3の残容量を検出する
キャパシタ残容量センサS7 とからの信号と、補助バッ
テリ4から持ち出される消費電力を検出する12ボルト
系消費電力センサS8 からの信号と、イグニッションス
イッチS9 からの信号と、スタータスイッチS10からの
信号とが入力される。上記した以外の構成は第1実施例
と同様である。
【0057】次に、クレーム対応図である図12に基づ
いて、本実施例のアイドルエンジン停止制御装置の構成
を説明する。
【0058】燃料供給制御手段6は、マニュアルトラン
スミッションTmを介して前輪Wf,Wfを駆動するエ
ンジンEに対する燃料供給を、電子制御ユニット1から
の指令に基づいて制御する。電子制御ユニット1はシフ
トポジションセンサS3 から入力されるシフトポジショ
ンと、クラッチスイッチS5 から入力されるクラッチの
操作状態と、スロットル開度センサS7 から入力される
スロットル開度と、キャパシタ残容量センサS7 から入
力されるキャパシタ3の残容量とに基づいて、エンジン
Eのアイドル運転を許可するか、あるいはアイドル運転
を禁止してエンジンEを停止させるかを判断する。アイ
ドル運転を許可する場合には、電子制御ユニット1から
の指令で燃料供給制御手段6が燃料カットからの燃料供
給の再開を許可してアイドル運転を可能にし、またアイ
ドル運転を禁止する場合には、燃料供給制御手段6が燃
料カットからの燃料供給を再開を禁止してエンジンEを
停止させる。
【0059】エンジンEの停止時にアイドル運転が許可
されると、スタータモータ7が駆動されてエンジンEが
自動的に始動するが、イグニッションスイッチS9 がO
Nした直後は、スタータスイッチS10をONしたときに
のみスタータモータ7が駆動されるので、ドライバーが
車両を走行させる意思のないときにエンジンEが無駄に
始動されることがない。
【0060】次に、図13および図14のフローチャー
トに基づいて、第2実施例のアイドルエンジン停止制御
の具体的内容を説明する。
【0061】先ず、ステップS21でスタータスイッチ
10がOFFしているとき、即ちドライバーによるエン
ジン始動操作が行われていないとき、ステップS22で
スタータスイッチOFF→ON判定フラグF FCMG
STの状態を判別する。イグニッションスイッチS9
ONしたときのスタータスイッチOFF→ON判定フラ
グF FCMGSTの初期値は「0」であり、その後に
ステップS21でドライバーによるエンジン始動操作が
行われてスタータスイッチS10がONしたときに、ステ
ップS34でスタータスイッチOFF→ON判定フラグ
FCMGSTは「1」にセットされ、イグニッショ
ンスイッチS9 をOFFするまで「1」にセットした状
態に維持される。
【0062】従って、ドライバーがイグニッションスイ
ッチS9 をONしてからスタータスイッチS10をONす
るまでの間、ステップS22の答えは「0」になってス
テップS23を経てステップS33に移行するため、後
述するステップS31でのエンジン始動は実行されるこ
とはない。つまり、この車両は後述するようにアイドル
運転時のエンジン停止と、それに続くエンジン始動とが
ドライバーによるスタータスイッチS10の操作に関わら
ず行われるが、最初にドライバーがスタータスイッチS
10をONして車両を走行させる意思を示さない限り、エ
ンジンEが自動的に始動されることはなく、これにより
無駄なエンジン始動を回避して燃料消費量を節減するこ
とができる。
【0063】而して、ステップS21でドライバーがス
タータスイッチS10をONすると、ステップS34でス
タータスイッチOFF→ON判定フラグF FCMGS
Tが「1」にセットされ、ステップS35で後述する車
速判定フラグF FCMGVが「0」にセットされた後
に、ステップS30に移行する。ステップS30では、
エンジン回転数センサS2 で検出したエンジン回転数N
eがエンジンストール判定回転数NCRと比較され、N
e<NCRであってエンジンEが停止状態にあれば、ス
テップS31でスタータモータ7が自動的に作動してエ
ンジンEを始動する。その結果、エンジンEが始動して
Ne≧NCRになると、前記ステップS31におけるエ
ンジン始動をパスしてステップS33に移行する。
【0064】続いて、ステップS33でアイドルエンジ
ン停止制御実行フラグF FCMGを「0」にセットす
る。アイドルエンジン停止制御実行フラグF FCMG
は、アイドル運転時にエンジンEを停止させるか否かを
識別するためのもので、それが「0」にセットされた状
態では、燃料カットに続く燃料供給の再開が実行されて
エンジンEがアイドル運転状態に維持されるが、それが
「1」にセットされた状態では、燃料カットに続く燃料
供給の再開が禁止されてアイドル運転を行わずにエンジ
ンEが停止させられる。尚、アイドルエンジン停止制御
実行フラグF FCMGは、後から詳述する所定の条件が
成立したときに、ステップS42で「1」にセットされ
る。
【0065】さて、ステップS21でドライバーがスタ
ータスイッチS10をONしてエンジンEを始動した後に
スタータスイッチS10をOFFすると、ステップS22
では既にスタータスイッチOFF→ON判定フラグF
FCMGSTが「1」にセットされているために、ステ
ップS24に移行して前記車速判定フラグF FCMG
Vの状態を判別する。車速判定フラグF FCMGV
は、車両が発進した直後には「0」にセットされてお
り、次のステップS25において、車速センサS1で検
出した車速Vが所定車速(例えば、15km/h)以上
になると、ステップS26で車速判定フラグF FCM
GVが「1」にセットされる。従って、ステップS25
で車速Vが15km/h以上にならない限り、必ずステ
ップS33に移行してアイドルエンジン停止制御実行フ
ラグF FCMGが「0」にセットされ、アイドルエン
ジン停止制御が中止されるので、アイドルエンジン停止
制御が実行されることはない。
【0066】その意味するところは以下の通りである。
渋滞時等に車両が低速走行および停止を短い時間間隔で
繰り返すとき、クラッチペダル9を踏んだ状態でシフト
レバーをニュートラルポジションおよび前進走行ポジシ
ョン間で操作する度に、エンジンEの停止および再始動
が繰り返し行われてしまうと仮定すると、スムーズな走
行ができなくなる可能性がある。しかしながら、車速V
が15km/h未満のときにアイドルエンジン停止制御
の実行を禁止することにより、上記問題を解決すること
ができる。
【0067】続くステップS43で、減速状態検出手段
M1により車両が減速状態にあることが検出されるとス
テップS27に移行し、ステップS27でクラッチペダ
ル9が踏まれておらずクラッチスイッチS5 がOFFし
ている場合、即ちクラッチが接続状態にある場合には、
アイドルエンジン停止制御を実行すべくステップS37
に移行する。また前記ステップS27でクラッチペダル
9が踏まれてクラッチスイッチS5 がONしており(ク
ラッチ断状態)、且つステップS28でシフトポジショ
ンセンサS3 により検出したシフトポジションがニュー
トラルポジションにある場合にはステップS36に移行
し、そこでスロットル開度センサS6 で検出したスロッ
トル開度THがスロットル全閉開度THIDLE未満で
あれば、アイドルエンジン停止制御を実行すべくステッ
プS37に移行する。
【0068】一方、前記ステップS27でクラッチスイ
ッチS5 がONしていてクラッチ断状態にあっても、ス
テップS28でシフトポジションがインギア状態(前進
走行ポジションあるいは後進走行ポジション)であれ
ば、アイドルエンジン停止制御を実行することなくステ
ップS29に移行し、後述するエンジン再始動ディレー
タイマーtmFCMGをセットする。また前記ステップ
S27でクラッチスイッチS5 がONしていてクラッチ
断状態にあり、且つステップS28でシフトポジション
がニュートラルポジションにあり、更にステップS36
でスロットル開度THがスロットル全閉開度THIDL
E以上であれば、やはりアイドルエンジン停止制御を実
行することなくステップS29に移行する。
【0069】その意味するところは以下の通りである。
クラッチスイッチS5 がOFFしているクラッチ接状態
は、車両が停止中であれば信号待ち等の状態であるた
め、アイドル運転を行わずにエンジンEを停止させるこ
とにより、エンジンEの停止頻度を最大限に増加させて
燃料消費量の節減を図ることができる。またクラッチス
イッチS5 がONしているクラッチ断状態でもシフトポ
ジションがニュートラルであれば、やはりドライバーは
車両を走行させる意思を持たないと判断し、前述と同様
にしてエンジンEを停止させて燃料消費量の節減を図る
ことができる。
【0070】但し、前記ステップS36でスロットル開
度THがスロットル全閉開度THIDLE以上であれ
ば、即ちドライバーがアクセルペダルを踏み込んでいれ
ば、上述したアイドルエンジン停止制御は実行されな
い。なぜならば、マニュアルトランスミッションTmを
備えた車両でシフトダウンを行うとき、シフトダウン後
のクラッチの締結をスムーズに行うために、クラッチペ
ダル9を踏み込んだ状態でアクセルペダルを一時的に踏
み込んでエンジン回転数Neを増加させることがある。
このような場合、アイドルエンジン停止制御が実行され
ているためにアクセルペダルを踏み込んでもエンジン回
転数Neが増加しないと、シフトダウン操作をスムーズ
に行えなくなる可能性がある。しかしながら、本実施例
ではアクセルペダルを踏み込むとアイドルエンジン停止
制御が中止されるため、アクセルペダルを踏み込むこと
によりエンジン回転数Neを増加させてシフトダウン操
作をスムーズに行うことができる。
【0071】また、アイドルエンジン停止制御が実行さ
れている状態で停止している車両を発進させるとき、ク
ラッチペダル9を踏んでシフトレバーをインギアすると
エンジンEが自動的に始動するが、その操作に先立って
アクセルペダルを踏むことによりエンジンEを始動する
ことができるので、インギアの前にエンジンEを始動し
て車両の発進をスムーズに行うことができる。
【0072】前記ステップS27でクラッチスイッチ9
がOFFした場合、あるいは前記ステップS36でスロ
ットル開度THがスロットル全閉開度THIDLE未満
である場合、アイドルエンジン停止制御を実行する前
に、ステップS37でキャパシタ残容量判定フラグF
FCMGCAPの状態を判定する。
【0073】キャパシタ残容量判定フラグF FCMG
CAPは、キャパシタ3に蓄電された電力の残容量が停
止したエンジンEを再始動するのに充分であるか否かを
識別するもので、ステップS37でキャパシタ残容量判
定フラグF FCMGCAPが「1」にセットされてい
れば、キャパシタ3の残容量がエンジンEを再始動する
のに充分であると判定し、ステップS41で後述するエ
ンジン再始動ディレータイマーtmFCMGをセットし
た後に、ステップS42でアイドルエンジン停止制御実
行フラグF FCMGを「1」にセットする。尚、キャ
パシタ残容量判定フラグF FCMGCAPのセット
は、第1実施例の図9で説明したものと同じであるた
め、その重複する説明は省略する。
【0074】その結果、燃料供給制御手段6が燃料カッ
トに続く燃料供給の再開を禁止することにより、エンジ
ン回転数Neがアイドル回転数まで低下したときにエン
ジンEが停止させられる。一方、ステップS37でキャ
パシタ残容量判定フラグF FCMGCAPが「0」にセ
ットされていれば、キャパシタ3の残容量がエンジンE
を再始動するのに充分な余裕がないと判定し、ステップ
S33においてアイドルエンジン停止制御実行フラグF
FCMGが「0」にセットされる。その結果、燃料供
給制御手段6が燃料カットに続く燃料供給を通常通り再
開することにより、エンジン回転数Neがアイドル回転
数まで低下したときにアイドル運転が許容される。
【0075】以上のように、クラッチスイッチS5 がO
FF状態(クラッチ接状態)にあるときと、クラッチス
イッチS5 がON状態(クラッチ断状態)にあり、且つ
シフトポジションがニュートラル状態にあるときとに、
エンジンEをアイドル運転させずに停止させるので、エ
ンジンEの不要なアイドル運転を最小限に抑えて燃料消
費量を最大限に節減することができる。但し、前述した
ように、車速Vが15km/h未満の場合と、アクセル
ペダルが踏み込まれた場合と、キャパシタ3の残容量が
エンジンEを再始動するのに充分な余裕がない場合とに
は、アイドルエンジン停止制御の実行が禁止される。
【0076】ところで、前記ステップS37でキャパシ
タ3の残容量がエンジンEを再始動するのに充分な余裕
がなく、且つそのときにステップS30でエンジンEが
停止状態にあれば、ステップS31でスタータモータ7
が駆動されて、エンジンEが実際に再始動不能になる前
に再始動される。しかしながら、エンジンEを再始動す
る際にクラッチが接続状態にあり、且つシフトポジショ
ンがインギアの状態にあると、スタータモータ7に大き
な負荷が加わる問題がある。
【0077】そこで、ステップS38でシフトポジショ
ンがニュートラルであるかインギア状態あるかを判別
し、インギア状態にあればステップS40でエンジン再
始動ディレータイマーtmFCMGをセットした後にス
テップS33に移行する。これにより、ステップS31
におけるインギア状態でのエンジンEの再始動を回避
し、スタータモータ7に大きな負荷が加わるのを防止す
ることができる。また前記ステップS38でシフトポジ
ションがニュートラルであっても、ステップS39で、
前記エンジン再始動ディレータイマーtmFCMGで計
時される所定時間(例えば、2秒)が経過するまで前記
ニュートラル状態が継続した場合にのみ、ステップS3
1におけるエンジンEの再始動が許容される。これによ
り、シフトポジションが確実にニュートラルである場合
だけにエンジンEの再始動を行い、スタータモータ7に
過負荷が作用するのを防止することができる。
【0078】図15はアイドルエンジン停止制御の一例
を示すタイムチャートである。
【0079】車両のクルーズ走行中の時刻t1 にドライ
バーがアクセルペダルを離してブレーキペダルを踏む
と、燃料供給制御手段6による燃料カットが実行され、
車速Vが次第に減少する。時刻t2 おいてエンジン回転
数Neがアイドル回転数に近付いたとき、ドライバーが
クラッチペダル9を踏んでシフトポジションをニュート
ラルにすると、アイドルエンジン停止制御実行フラグF
FCMGが既に「1」にセットされていて燃料カット
からの燃料供給が再開されないために、エンジンEはア
イドル運転を行うことなく停止する。その後、時刻t3
においてドライバーが車両を発進させるべくクラッチペ
ダル9を踏んでシフトポジションをインギヤ状態にする
と、アイドルエンジン停止制御実行フラグF FCMG
が「0」にセットされると同時に、燃料供給制御手段6
による燃料カットが終了して燃料供給が再開され、エン
ジンEが始動する。而して、時刻t4 においてクラッチ
を接続すると車両は発進することができる。
【0080】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0081】例えば、実施例ではエンジンEおよびモー
タMを走行用駆動源とするバイブリッド車両を例示した
が、本発明はエンジンEだけを走行用駆動源とする車両
に対しても適用することができる。
【0082】また第1実施例のオートマチックトランス
ミッションTaは有段式のものに限定されず、無段式の
もの(CVT)であっても良い。
【0083】また実施例では燃料カットに続く燃料供給
の復帰を行わずにエンジンEを停止させているが、目標
エンジン回転数をアイドル回転数よりも低い回転数に設
定してエンジンEを停止させることもでき、これら燃料
供給量の制御に加えて点火制御を併用することもでき
る。
【0084】またエンジンEを始動するための特別のス
タータモータ7を設けることなく、走行用のモータMを
スタータモータとして利用することが可能である。更
に、本発明のエンジン始動手段はスタータモータ7やモ
ータMに限定されず、走行中の車両の運動エネルギーを
用いてエンジンEを始動する、所謂「押し掛け」のよう
な場合を含むものとする。例えば、図7のフローチャー
トのステップS7で車速Vが15km/h未満のとき
に、図8のフローチャートのステップS12でエンジン
Eを始動する場合がこれに相当する。
【0085】またエンジン始動用電源はキャパシタ3に
限定されず、充電可能なバッテリであっても良い。
【0086】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、車両の減速状態を検出したときにシフトポジ
ションが非走行ポジションにある場合、あるいはシフト
ポジションが走行ポジションにあっても制動操作が検出
されている場合に、エンジン出力制御手段がエンジンを
停止するので、不要なアイドル運転を行うことなく最大
限にエンジンを停止させて燃料消費量を節減することが
できる。またエンジンが停止状態にあるときに、シフト
ポジションが走行ポジションにあり且つ制動操作が検出
されていない場合に、エンジン出力制御手段がエンジン
始動手段を作動させてエンジンを再始動するので、その
都度ドライバーがエンジン再始動操作を行う必要がなく
なって操作性が向上する。更に、ドライバーの操作によ
りエンジン始動手段を作動させてエンジンを始動するこ
とが可能であるため、ドライバーが車両を走行させる意
思がないときにエンジンが自動的に始動されるのを防止
し、燃料消費量を更に節減することができる。
【0087】また請求項2に記載された発明によれば、
車両の減速状態を検出したときにクラッチ断操作が検出
されており且つシフトポジションが非走行ポジションに
ある場合に、エンジン出力制御手段がエンジンを停止す
るので、不要なアイドル運転を行うことなく最大限にエ
ンジンを停止させて燃料消費量を節減することができ
る。またエンジンが停止状態にあるときに、クラッチ断
操作が検出されており且つシフトポジションが走行ポジ
ションにある場合に、エンジン出力制御手段がエンジン
始動手段を作動させてエンジンを再始動するので、その
都度ドライバーがエンジン再始動操作を行う必要がなく
なって操作性が向上する。更に、ドライバーの操作によ
りエンジン始動手段を作動させてエンジンを始動するこ
とが可能であるため、ドライバーが車両を走行させる意
思がないときにエンジンが自動的に始動されるのを防止
し、燃料消費量を更に節減することができる。
【0088】ここで停止ポジションは実施例のニュート
ラルポジションに対応し、走行ポジションは実施例の前
進ポジションおよび後進ポジションに対応する。
【0089】また請求項3に記載された発明によれば、
クラッチ断操作が検出され且つシフトポジションが非走
行ポジションにあっても、スロットル開度が実質的に全
閉開度でなければエンジンが停止しないので、例えば車
両の走行中にアクセルペダルを踏み込んでシフトダウン
を行う際にエンジンが停止するのを防止し、スロットル
開度に応じたエンジン回転数の増加を可能にしてシフト
ダウンをスムーズに行うことができる。
【0090】また請求項4に記載された発明によれば、
エンジン始動用電源の残容量が所定値以上のときにエン
ジンを停止させるので、前記残容量の不足によってエン
ジンが始動不能になるのを防止することができる。
【0091】また請求項5に記載された発明によれば、
エンジン始動用電源の残容量が所定値未満のときにエン
ジンの始動を許可し、あるいはエンジンの停止を禁止す
るので、前記残容量が不足する前にエンジンを始動する
ことができ、あるいは停止したエンジンが始動不能にな
るのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オートマチックトランスミッションを備えたハ
イブリッド車両の全体構成図
【図2】クルーズ/アイドルモードの説明図
【図3】加速モードの説明図
【図4】減速モードの説明図
【図5】モータのアシスト力によるエンジンの負荷軽減
を説明するグラフ
【図6】クレーム対応図
【図7】メインルーチンのフローチャートの第1分図
【図8】メインルーチンのフローチャートの第2分図
【図9】メインルーチンのステップS17のサブルーチ
ンのフローチャート
【図10】アイドルエンジン停止制御の一例を示すタイ
ムチャート
【図11】マニュアルトランスミッションを備えたハイ
ブリッド車両の全体構成図
【図12】クレーム対応図
【図13】メインルーチンのフローチャートの第1分図
【図14】メインルーチンのフローチャートの第2分図
【図15】アイドルエンジン停止制御の一例を示すタイ
ムチャート
【符号の説明】
E エンジン S3 シフトポジションセンサ(シフトポジショ
ン検出手段) S4 ブレーキスイッチ(制動操作検出手段) S5 クラッチスイッチ(クラッチ操作検出手
段) S6 スロットル開度センサ(スロットル開度検
出手段) S7 キャパシタ残容量センサ(始動用電源残容
量検出手段) Ta オートマチックトランスミッション Tm マニュアルトランスミッション M1 減速状態検出手段 M2 エンジン出力制御手段 3 キャパシタ(エンジン始動用電源) 6 燃料供給制御手段 7 スタータモータ(エンジン始動手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02N 15/00 F02N 15/00 E (72)発明者 若城 輝男 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 高橋 秀幸 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オートマチックトランスミッション(T
    a)を有する車両のエンジン自動停止・始動制御装置で
    あって、 ドライバーの操作によりエンジン始動手段(7)を作動
    させてエンジン(E)を始動することが可能であり、ド
    ライバーの操作によるエンジン(E)の始動後に、車両
    の減速状態を検出する減速状態検出手段(M1)が車両
    の減速状態を検出し、且つオートマチックトランスミッ
    ション(Ta)のシフトポジションを検出するシフトポ
    ジション検出手段(S3 )が非走行ポジションを検出し
    た場合、あるいは前記減速状態検出手段(M1)が車両
    の減速状態を検出し、前記シフトポジション検出手段
    (S3 )が走行ポジションを検出し、且つドライバーに
    よる制動操作を検出する制動操作検出手段(S4 )が制
    動操作を検出した場合に、エンジン出力制御手段(M
    2)の指令によりエンジン(E)を停止するとともに、 エンジン出力制御手段(M2)の指令によるエンジン
    (E)の停止後に、前記シフトポジション検出手段(S
    3 )が走行ポジションを検出し、且つ前記制動操作検出
    手段(S4 )が制動操作を検出しない場合に、エンジン
    出力制御手段(M2)の指令によりエンジン始動手段
    (7)を作動させてエンジン(E)を再始動することを
    特徴とする車両のエンジン自動停止・始動制御装置。
  2. 【請求項2】 マニュアルトランスミッション(Tm)
    を有する車両のエンジン自動停止・始動制御装置であっ
    て、 ドライバーの操作によりエンジン始動手段(7)を作動
    させてエンジン(E)を始動することが可能であり、ド
    ライバーの操作によるエンジン(E)の始動後に、車両
    の減速状態を検出する減速状態検出手段(M1)が車両
    の減速状態を検出し、ドライバーによるクラッチ断操作
    を検出するクラッチ操作検出手段(S5)がクラッチ断
    操作を検出し、且つマニュアルトランスミッション(T
    m)のシフトポジションを検出するシフトポジション検
    出手段(S3 )が非走行ポジションを検出した場合に、
    エンジン出力制御手段(M2)の指令によりエンジン
    (E)を停止するとともに、 エンジン出力制御手段(M2)の指令によるエンジン
    (E)の停止後に、前記クラッチ操作検出手段(S5
    がクラッチ断操作を検出し、且つ前記シフトポジション
    検出手段(S3 )が走行ポジションを検出した場合に、
    エンジン出力制御手段(M2)の指令によりエンジン始
    動手段(7)を作動させてエンジン(E)を再始動する
    ことを特徴とする車両のエンジン自動停止・始動制御装
    置。
  3. 【請求項3】 スロットル開度を検出するスロットル開
    度検出手段(S6 )を備えてなり、前記減速状態検出手
    段(M1)が車両の減速状態を検出し、前記クラッチ操
    作検出手段(S5 )がクラッチ断操作を検出し、且つ前
    記シフトポジション検出手段(S3 )が非走行ポジショ
    ンを検出した状態で、更に前記スロットル開度検出手段
    (S6 )が検出したスロットル開度が実質的に全閉のス
    ロットル開度である場合に、エンジン出力制御手段(M
    2)の指令によりエンジン(E)を停止させ、前記スロ
    ットル開度検出手段(S6 )が検出したスロットル開度
    が実質的に全閉のスロットル開度でない場合に、エンジ
    ン出力制御手段(M2)の指令によりエンジン(E)の
    運転を維持することを特徴とする、請求項2に記載の車
    両のエンジン自動停止・始動制御装置。
  4. 【請求項4】 エンジン始動用電源(3)の残容量を検
    出する始動用電源残容量検出手段(S7 )を備えてな
    り、前記エンジン出力制御手段(M2)は、始動用電源
    残容量検出手段(S7 )で検出したエンジン始動用電源
    (3)の残容量が所定値以上のときにエンジン(E)を
    停止させることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに
    記載の車両のエンジン自動停止・始動制御装置。
  5. 【請求項5】 エンジン始動用電源(3)の残容量を検
    出する始動用電源残容量検出手段(S7 )を備えてな
    り、前記エンジン出力制御手段(M2)は、始動用電源
    残容量検出手段(S7 )で検出したエンジン始動用電源
    (3)の残容量が所定値未満のときに、エンジン(E)
    の始動を許可し、あるいはエンジン(E)の運転を維持
    することを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の
    車両のエンジン自動停止・始動制御装置。
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