JPH112569A - 電子体温計 - Google Patents

電子体温計

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JPH112569A
JPH112569A JP9155159A JP15515997A JPH112569A JP H112569 A JPH112569 A JP H112569A JP 9155159 A JP9155159 A JP 9155159A JP 15515997 A JP15515997 A JP 15515997A JP H112569 A JPH112569 A JP H112569A
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JP
Japan
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thermometer
front housing
cap member
housing portion
probe
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JP9155159A
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English (en)
Inventor
Masayuki Imai
正幸 今井
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MEDEITETSUKU JAPAN KK
Original Assignee
MEDEITETSUKU JAPAN KK
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Publication date
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Publication of JPH112569A publication Critical patent/JPH112569A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 体温計の探子を汚染などから充分に保護する
ことのできる電子体温計を提供すること。 【解決手段】 体温計の前方ハウジング部分に被覆固着
されたラッピングフィルムと、柔軟性を有する材料から
成り、先端部分が開放された中空で切頭状の錐体構造に
成形され、体温計の前方ハウジング部分に取り付けられ
たキャップ部材とを有する電子体温計である。キャップ
部材は、先端断面は薄片状に、先端から基端にかけて次
第に厚みを増す肉厚構造に成形され、また先端から基端
までの中間部分の外周において半径方向外方へ盛り上が
ったストッパ部が設けられる。これにより、本発明の体
温計の先端部分を患者の耳の穴に挿入しても患者は固い
材質による押圧感を受けず、またキャップ部材のストッ
パ部により子供の耳の穴に入り過ぎて耳を傷めるという
事故が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子体温計、特に
正確な検温ができ、また被検者である患者の身体の一部
を傷付けないように改良した電子体温計に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電子体温計においては、検温用の探子の
衛生を守るために、この探子にカバーを被せるというこ
とがしばしば行なわれる。米国特許第4895164
号、米国特許第4911559号、米国特許第5018
872号、および米国特許第5411032号にはいず
れも、医療用の赤外線体温計の測定探子部分を被覆し保
護するのに用いる使い捨てタイプの探子カバーが開示さ
れている。これらの探子カバーは体温計の測定探子部分
を保護し、或いは衛生を守るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の使い捨てタイプの探子カバーは、経済的に
はお金の無駄使いになり、また捨てられた廃棄物の問題
が生じる。家庭用の体温計では、その家庭のなかで同じ
人々によって電子体温計が繰り返し使用される。もし
も、体温を測定した後にはいつも保護用の探子カバーが
廃棄され全く新しい探子カバーに取り替えられるとした
ら、家計の出費の増大を招き、廃棄物の問題が生じる。
【0004】いずれにしろ、一旦この保護探子カバーが
普通の体温計から取り外されたら、探子が探子カバーに
よって再び覆われるよりも前に、探子の放射線導入管は
塵埃で汚れた環境にさらされ、探子は汚染され、体温計
の測定精度に何らかの影響を与えることになる。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、その第1の目的は、体温計の探子を汚染など
から完全に保護することのできる電子体温計を提供する
ことである。
【0006】本発明の第2の目的は、より安価な探子の
保護カバーを用いてコストを削減した電子体温計を提供
することである。
【0007】本発明の第3の目的は、体温計を装着する
患者の体の一部に傷つけたり或いは患者に押圧感を与え
ることのない電子体温計を提供することである。
【0008】本発明の第4の目的は、大人、子供など患
者の体のサイズに応じて使い分けのできる電子体温計を
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、先端に開口を有する前方ハウジング部分と、
この前方ハウジング部分の内部に配置され体温を検知す
る探子と、薄く、柔軟性があり、透明で放射線波が透過
し得るフィルムから成り、体温計の前方ハウジング部分
の開口端部分に設置されて当該前方ハウジング部分の開
口を密封して水分の浸入を遮断する封止部材と、柔軟性
を有する材料から成り、先端部分が開放された中空で切
頭状の錐体構造に成形され、体温計の前方ハウジング部
分に着脱自在に取り付けられたキャップ部材と、体温計
の前方ハウジング部分内部の探子を覆い保護して、探子
の中が汚染されるのを防止する塵埃遮断部材とを備えた
電子体温計を要旨とするものである。
【0010】かかる構成により、前方ハウジング部分と
探子との間における熱伝導を最小にし、体温測定される
人の耳の穴について信頼性のある温度測定を行ない、信
頼性が高く正確な体温測定を行なうことができる。
【0011】また本発明において、キャップ部材は、先
端断面は薄片状に成形形成されるとともに、断面が先端
から基端にかけて次第に厚みを増す肉厚構造に成形する
ことができる。このキャップ部材は、当該キャップ部材
の先端から基端までの中間部分の外周において半径方向
外方へ盛り上がったストッパ部が設けられていてもよ
く、しかも、キャップ部材のストッパ部は、当該キャッ
プ部材の先端から基端までの間の複数個所に設けること
ができる。これにより、本発明の体温計の先端部分を患
者の耳の穴に挿入しても患者は固い材質による押圧感を
受けることはない。また、キャップ部材にストッパ部が
設けられていることにより子供の耳の穴に入り過ぎて耳
を傷めるという事故が防止される。
【0012】封止部材は、体温計の前方ハウジング部分
の先端部分に固定取り付けされることにより、前方ハウ
ジング部分の開口を封止する。これにより塵埃が前方ハ
ウジング部分の先端から侵入することはなく、また封止
部材が固着タイプであるので赤外線などの放射線の透過
特性が一定に保たれ、センサー計測部における較正値を
一定にすることができる。
【0013】体温計のハウジングの後端部分にはクリッ
プと、クリップに対向したスイッチ部材が取り付けられ
ていてもよく、クリップの押圧操作によりスイッチのオ
ン、オフ操作を行なうことができる。また、このクリッ
プに代えて、体温計のハウジングの後端にはノックボタ
ンとこのノックボタンに作動連結されたスイッチ部材が
取り付けられていてもよく、ノックボタンの押圧操作に
よりスイッチのオン、オフ操作を行なうことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1乃至図4は本発明の一実施の
形態に係るによる衛生保護装置を取り付けた電子体温計
を示す図である。これらの図に示すように、この実施の
形態に係る電子体温計としては、赤外線方式の体温計1
を例として挙げる。この体温計1は、先端に開口151
を有する前方ハウジング部分15の内部に配置された温
度測定用の探子11と、探子11および前方ハウジング
部分15を保護するために前方ハウジング部分15の開
口151部分に被覆固着された封止部材としてのラッピ
ングフィルム2と、体温計1の前方ハウジング部分15
の周りに着脱自在に嵌め込み装着されたカップ構造(或
いは、切頭状の中空円錐体構造)のキャップ部材3と、
体温計1の探子内に塵埃が入って汚染するのを防止する
ため、探子11の上に覆い被せられた塵埃遮断部材4と
を備えている。
【0015】体温計1の探子11は、ほぼ円錐構造を有
し、前方ハウジング部分15の内部で体温計1の前方
(先端方向)に向けて次第に縮径するテーパ構造になっ
ている。体温計1はさらに、放射線導入管12と、セン
サー13と、センサー13に接続されたプリント基板1
4と、トリガースイッチ16と、環状の空隙部18とを
有している。放射線導入管12は、探子11の内部にお
いて長手方向へ延びて形成され、体温を測定される人
(男女)の耳の穴からの赤外線等の放射線の波を通すよ
うになっている。センサー13は探子11の後方部分に
設けられ、放射線の波を検出して電気信号に変換し出力
するようになっている。プリント基板14はセンサー1
3よりもさらに後方において、体温計1の内部に形成さ
れた複数の軸体141に固定支持され、電気信号を処理
して計測値の較正(キャリブレーション)などを行な
い、判読可能なディジタルの温度値にするためにセンサ
ー13に電気的に接続されている。温度値は体温計1に
設けられた液晶ディスプレー(LCD)の窓17に表示
される。測定動作を開始するためのスイッチ部材として
は、体温計1の側腹部に設けられたトリガースイッチ1
6が用いられ、このトリガースイッチ16は体温計1が
体温の測定を行なうために当該体温計1をスイッチオン
する。環状の空隙部18は、前方ハウジング部分15の
中に当該ハウジングと同軸に形成され、図3に示すよう
に、前方ハウジング部分15の内側壁154と塵埃遮断
部材4によって被覆された探子11との間に設けられて
いる。前方ハウジング部分15はまた、体温計1の本体
部分から前方(先端方向)に向けて次第に縮径するテー
パ構造になっており、探子11を包囲している。
【0016】ラッピングフィルム2は、当該フィルム自
体を赤外線の放射線波が透過し得る、ポリエチレン(P
E)フィルムのような薄く、柔軟性のある透明フィルム
から出来ているが、材料については他にも種々の材質が
考えられる。このラッピングフィルム2は、体温計1の
前方ハウジング部分15を被覆するのに充分な大きさ
(面積)を持っている。このラッピングフィルム2は、
体温計1の前方ハウジング部分15に、熱融着、接着、
その他の方法により機密に固着される。これにより前方
ハウジング部分15の先端開口151部分は完全に密封
され、水の浸入などが起こらないようにされる。
【0017】キャップ部材3は、当該キャップ部材3の
本体部分をなす中空の切頭円錐体部分31と、キャップ
部材3の先端部分に形成された先端開口32と、キャッ
プ部材3の基端部分にほぼ環状に形成された基端係止部
33とを有して成る。切頭円錐体部分31は、体温計1
の前方ハウジング部分15の先端部分から、後方に形成
された後部拡径部152にかけて、差し込み係合可能に
取り付けられる。先端開口32は、切頭円錐体部分31
の先端部分に形成され、体温計1の前方ハウジング部分
15の先端部分に形成された先端テーパ部150覆うよ
うにして位置決めされ、キャップ部材3を完全に前方ハ
ウジング部分15に取り付けたとき、キャップ部材3の
先端開口32が前方ハウジング部分の先端開口151よ
りも僅かに先方へ延びているのが好ましい。基端係止部
33は、切頭円錐体部分31の基端部分にほぼ環状に形
成され、体温計1の前方ハウジング部分15の後端部分
に設けられ断面がほぼ三角形状に形成された係止用の突
起153に係合可能になっている。なお、体温計1の前
方ハウジング部分15の外周には前記突起153が円周
方向にほぼ等間隔に複数個(例えば5個)設けられてい
る。このキャップ部材3は柔らかく、弾性に富んだ材質
(人間の身体と同程度の弾性を有しているのが好まし
い)を成形して成る。このような材質から成るキャップ
部材3が、その先端が前方ハウジング部分15の先端よ
りも先方へ延びた状態で取り付けられているから、体温
計1の先端部分を患者の耳の穴に挿入しても患者は固い
材質による押圧感を受けることはない。なおこの実施の
形態では、キャップ部材3は前方ハウジング部分15に
着脱自在に取り付けられているが、前方ハウジング部分
15に接着その他の方法で固着させてもよい。
【0018】図4乃至図6は上記キャップ部材3の種々
の構造例を示す断面図である。これらの図のうち、図4
は上記キャップ部材3の第1の構造例を示す断面図であ
る。このキャップ部材3は、先端部分の断面は薄片状に
成形されるとともに、この断面が先端から基端にかけて
次第に厚みを増す肉厚構造に成形されている。上記基端
係止部33は肉厚構造部分の後端に設けられている。キ
ャップ部材3の基端係止部33の部分は、前方ハウジン
グ部分15に設けられた係止用の突起153に確実に係
合するよう他の部分よりも肉厚に成形されている。図5
は上記キャップ部材の第2の構造例を示す断面図であ
る。このキャップ部材3aは、当該キャップ部材3aの
先端から基端までの中間部分の外周において半径方向外
方へ盛り上がったストッパ部35が設けられている。こ
のストッパ部35は体温計1の先端部分を人間の耳の穴
へ挿入したとき、この耳の穴の入り口の壁部分に当接し
て体温計1の進入を規制するものである。そして、キャ
ップ部材3aにストッパ部35が設けられていることに
より、患者が子供或いは乳児であるような場合、体温計
1の先端部分が子供の耳の穴に入り過ぎて耳を傷めると
いう事故が防止される。図6は上記キャップ部材の第3
の構造例を示す断面図である。このキャップ部材3bに
おいては、当該キャップ部材3bの先端から基端までの
間の複数個所にストッパ部35(これを第1のストッパ
部とする)およびストッパ部36(これを第2のストッ
パ部とする)が設けられている。したがって、このキャ
ップ部材3bを体温計1に装着した場合、第1のストッ
パ部35は乳児の耳の穴の入り口の壁部分に当接して体
温計1の進入を規制する一方、第2のストッパ部36は
乳児よりも年齢の大きな子供(小、中学生位の子供)の
耳の穴の入り口の壁部分に当接して体温計1の進入を規
制する。これにより、体温計1の先端部分が子供の耳の
穴に入り過ぎて耳を傷めるという事故が防止される。
【0019】前方ハウジング部分15に固着されたラッ
ピングフィルム2は、体温計1の前方ハウジング部分1
5の先端に形成された先端開口151を封止することに
より人間の耳の穴の中のゴミによって体温計1の探子1
1の中が汚染されるのを防ぐ。
【0020】塵埃遮断部材4は、塵埃遮断用の薄膜フィ
ルム41と、この薄膜フィルム41を探子11の上に固
定取り付けする固定リング42と、薄膜フィルム41と
前方ハウジング部分15の内壁との間に保持された円環
状の接触リング43とを有して成る。薄膜フィルム41
は、透明で放射線波が透過し得る、フィルム材料から出
来ており(しかし、材料については他にも種々の材質が
考えられる)、探子11の放射線導入管12を被覆する
のに充分な大きさ(面積)を持っている。固定リング4
2は、薄膜フィルム41によって被覆された探子11の
比較的後方部分において、当該探子の周りに周回状に形
成された環状の凹部111に係合して塵埃遮断部材41
を探子11に係止する。接触リング43は、体温計1の
前方ハウジング部分15の内壁154と探子11に被せ
られた薄膜フィルム41との間において円周方向に延び
て固定され、固定リング42の前方において環状の空隙
部18内に位置決めされている。
【0021】接触リング43は、前方ハウジング部分1
5の内壁154と探子11との間に固定されたパッキン
として設けられているから、探子11を体温計1の前方
ハウジング部分15の内部に固定或いは保持する機能を
有する。接触リング43はまた、図3に示すように探子
11と体温計1の前方ハウジング部分15との間が一点
で連結される(正確には一本の線状に接触される)よ
う、接触面を規制することにより、前方ハウジング部分
15と探子との間に空隙部18を介在させてこの空隙部
18に充分なる熱絶縁媒体としての役割を持たせ、熱伝
導を含む熱の移動を最小限に止めている。これにより、
探子11の外部における周囲温度の影響を減らし、人間
の耳の穴から探子11の放射線導入管12を通って到達
した放射線波を検出することにより、信頼性が高く正確
な体温測定を行なうことができる。
【0022】本発明の体温計1により体温測定を行なっ
た後、キャップ部材3は、当該キャップ部材3の基端係
止部33を前方ハウジング部分15の突起153から外
すことにより取り外される。ラッピングフィルム2は体
温計1の前方ハウジング部分15の先端に取り付けられ
たままで、アルコールなどの消毒液の中に浸され消毒さ
れる。ラッピングフィルム2は体温計1の前方ハウジン
グ部分15の先端開口151を機密に封止しているの
で、消毒液が体温計1の内部に進入することはない。ま
た、ラッピングフィルム2は体温計1の前方ハウジング
部分15の先端に取り付けられたままであるので、ラッ
ピングフィルム2を取り替える必要はなく経済的にも有
利である。さらにラッピングフィルム2は体温計1の前
方ハウジング部分15の先端に取り付けられたままであ
るので、体温計1の製造時にラッピングフィルム2を前
方ハウジング部分15の先端に固着した時点でセンサー
13および信号処理回路のキャリブレーションを行なっ
て較正値を決めれば体温計1の特性がラッピングフィル
ムの取り替えやキャップ部材3の交換(従来の体温計で
は、袋構造のキャップ部材によって前方ハウジング部分
の被覆を行なうタイプがある)によって変化することは
なく体温計1の性能を一定に保つことができる。家庭用
或いは個人用として体温計を使用するために、キャップ
部材3は、コストを低く保ちまた廃棄物を減らすために
廃棄されることなく繰り返し使用することができるよう
になっている。
【0023】図8および図9は測定動作を開始するため
のトリガースイッチの別の例を示す図である。このう
ち、図8はクリップ操作タイプのトリガースイッチを示
す一部破断正面図である。この図に示すトリガースイッ
チは、体温計1のハウジングの後端部分に取り付けられ
たクリップ51と、体温計1のハウジングのクリップ5
1に対向した位置に配設されたスイッチ部材52とによ
り構成されている。クリップ51には係止突起53が設
けられ、この係止突起53は体温計1を医者の被服のポ
ケットに固定する機能とトリガースイッチの操作片とし
ての機能とを併せ持っている。スイッチ部材52はクリ
ップ51に対向した位置において、体温計1のハウジン
グ内部に少し入った位置に配設され、ハウジングの筐体
には、スイッチのオン、オフ操作時にクリップ51の係
止突起53がスイッチ部材52に当接し得るよう、開口
54が形成されている。そして、クリップ51の押圧操
作によりトリガースイッチのオン、オフ操作が行なわれ
る。
【0024】図9はノック式のトリガースイッチを示す
正面図である。この図に示すトリガースイッチは、体温
計1のハウジングの後端部分に取り付けられたノックボ
タン55と、体温計1のハウジングのノックボタン55
に対向した位置に配設されたスイッチ部材(図示してな
い)とによりトリガースイッチが構成されている。ノッ
クボタン55はバネ等の弾性体により保持された状態で
体温計1のハウジングに取り付けられハウジングに対し
て進退可能である。そして、ノックボタン55の押圧操
作によりトリガースイッチのオン、オフ操作が行なわれ
る。
【0025】塵埃遮断部材4の薄膜フィルム41は、精
密な体温測定を実現しまた体温計1の寿命(耐用年数)
を引き延ばすために、探子11を高密度で封止し、ゴミ
がセンサー13に入るのを防止する。
【0026】図10乃至図12は体温計の前方ハウジン
グ部分15の開口端151部分に設置される封止部材の
他の例を示す断面図である。これらのうち、図10は、
封止部材を強化プラスチックのような合成樹脂またはガ
ラスによって構成し体温計の前方ハウジング部分の開口
端部分に設置した例を示すものである。この例において
は、探子11の放射線導入管12の先端近くの部分の肉
厚を大きくしてこの先端がほぼ前方ハウジング部分15
の先端部内径に機密に嵌合するように設定し、且つさら
に放射線導入管12の先端内側にガラス板60を固定取
り付けしている。ガラス板60と放射線導入管12との
間は接着などの方法で密封固定され、放射線導入管12
の内部を完全に機密にしている。また、探子11と前方
ハウジング部分15との間にはO−リング61が圧縮さ
れた状態で嵌め込まれており、前方ハウジング部分15
と探子11との間に形成された空隙部18を機密にして
いる。
【0027】図11は、封止部材を強化プラスチックの
ような合成樹脂またはガラスによって構成し体温計の前
方ハウジング部分の開口端部分に設置した別の例を示す
ものである。この例においては、探子11は図3に示す
体温計1と同様の構成を有し、この探子11の先端にア
ダプタ或いはホルダー62に保持された焦点レンズなど
のレンズ部材63を固定取り付けしている。レンズ部材
63とアダプタ62との間は接着剤或いはコーティング
剤によって密封固定され、またアダプタ62と前方ハウ
ジング部分15または探子11との間は接着などの方法
で密封固定されている。これにより放射線導入管12の
内部を完全に機密にしている。
【0028】なお図10に示す例では封止部材としてガ
ラス板60を用い、図11に示す例では封止部材として
レンズ部材63を用いているが、これらは彼此逆に用い
られていてもよい。またガラス板60とレンズ部材63
を組み合わせて用いてもよい。さらに、レンズ部材63
に関しては、凸レンズ、凹レンズ、或いは組み合わせレ
ンズのいずれを用いても良く、体温計1に要求される機
能や性能に応じて使い分けることができる。
【0029】図12は、封止部材を強化プラスチックの
ような合成樹脂またはガラスを薄く成形して封止部材6
4を作成し、これを体温計の前方ハウジング部分15の
開口端151部分に設置した別の例を示すものである。
この例においては、探子11は図3に示す体温計1と同
様の構成を有し、この探子11の先端にホルダー65に
保持された封止部材54をホルダー65とともに固定取
り付けしている。封止部材64とホルダ65との間は封
止部材64をホルダー65に一体的に取り付けることに
よって密封固定され、またホルダー65と前方ハウジン
グ部分15または探子11との間は接着などの方法で密
封固定されている。これにより放射線導入管12の内部
を完全に機密にしている。
【0030】このように、封止部材としてはラッピング
フィルム2のような薄いフィルム状の材料のみならず、
ガラス60やレンズ部材63或いはこれらを組み合わせ
たものを使用することができる。
【0031】なお、体温計1の密封保持構造は上記のよ
うに体温計1の先端部分について施されるのみならず、
体温計1のハウジング全体(例えば、トリガースイッチ
の取り付け部や電源用バッテリの格納部など)について
密封保持構造を施すことも可能である。このように体温
計1全体について密封保持構造を施すことにより体温計
全体を消毒液に浸して、全体を消毒することも可能であ
る。
【0032】図13(a)〜(d)はキャップ部材のさ
らに種々の用途例ならびに各用途に応じた構造例を示す
正面図である。図13(a)に示すキャップ部材3c
は、体温計1を乳幼児用の口腔温度計測タイプの体温計
として用いるときに使用されるものである。このキャッ
プ部材3cは、先に述べたキャップ部材3と基本的には
同じ構造を有している。したがって、図13(a)には
明らかに描かれていないが、キャップ部材3cは、その
本体部分をなす中空の切頭円錐体部分31と、キャップ
部材3の先端部分に形成された先端開口32と、キャッ
プ部材3cの基端部分にほぼ環状に形成された基端係止
部33とを有して成る。さらにこのキャップ部材3cは
先端から基端までの中間の所定の部位にストッパとして
の機能を有するつば部37が設けられている。このつば
部37は、キャップ部材3cの外周面から半径方向外方
へ立ち上がって成形されている。またつば部37よりも
先方の部分は授乳用の乳首とほぼ同じ形状に成形され、
また寸法も乳幼児の口腔の間口および奥行き寸法に対応
して設定されている。また、このキャップ部材3cが柔
らかく、弾性に富んだ材質を成形して成る点もまた先に
説明したキャップ部材3と同様である。そして、このキ
ャップ部材3cは体温計1の前方ハウジング部分15に
取り付けられた状態で乳幼児の口に含まれ体温の測定が
行なわれる。乳幼児が体温計1の先端を含んだとき、唇
の部分につば部37が当たることによりそれ以上は口の
中に入らないから、乳幼児が不快感を持ったりむずかっ
たりすることはなく、さらに体温計1を差し込み過ぎて
口腔の奥壁等を傷つけるといった事故は未然に防止され
る。
【0033】図13(b)に示すキャップ部材3dは、
体温計1を肛門温度計測タイプの体温計として用いると
きに使用されるものである。このキャップ部材3dもま
た、先に述べたキャップ部材3と基本的には同じ構造を
有している。そしてこのキャップ部材3dには先端から
基端までの中間の所定の部位にストッパとしての機能を
有するつば部38が設けられている。このつば部38
は、先に説明したつば部37と同様な構成および機能を
持つもである。またつば部38よりも先方の部分は人間
の肛門に挿入されるものであるから、径が比較的細く成
形され、また長さは肛門から直腸付近まで到達し得る長
さ寸法に設定されている。そして、このキャップ部材3
dは体温計1の前方ハウジング部分15に取り付けられ
た状態で肛門に挿入され直腸で温度測定が行なわれる。
体温計1を肛門から挿入したとき、その入り口部分の壁
につば部38が当たることによりそれ以上は肛門の中に
入らないから、患者あるいはユーザが不快感を持ったり
することはない。
【0034】図13(c)のキャップ部材3eおよび図
13(d)に示すキャップ部材3fは、体温計1を女性
の膣温度計測タイプの体温計として用いるときに使用さ
れるものである。このキャップ部材3eもまた、先に述
べたキャップ部材3と基本的には同じ構造を有してい
る。そして、それぞれのキャップ部材3e、3fには先
端から基端までの中間の所定の部位にストッパとしての
機能を有するつば部39が設けられている。このつば部
39は、先に説明したつば部37および38と同様な構
成および機能を持つものである。またつば部39よりも
先方の部分は人間の膣に挿入されるものであるから、そ
れぞれのユーザの実情に併せて種々の寸法のものが提供
される。図13(c)のキャップ部材3eは膣の奥行き
寸法が短いユーザ向けのもの(短寸法タイプ)であり、
図13(d)のキャップ部材3fは膣の奥行き寸法が比
較的長いユーザ向けのもの(長寸法タイプ)である。ま
た膣内の温度測定位置を変えるためにキャップ部材3e
と3fとを使い分けてもよく、例えばキャップ部材3e
は膣内の温度測定をする場合に用いられ、キャップ部材
3fは膣の奥方の位置、すなわち子宮口付近の温度測定
をする場合に用いられるようにしてもよい。
【0035】本発明の説明に用いてきた赤外線式の体温
計はまた、上に説明したのと同じような封止部材、キャ
ップ部材、或いはまた塵埃遮断用の薄膜フィルムを使用
することにより他の方式の電子体温計に置き換えること
ができる。また、本発明は、体温計の探子が汚染されな
いように機密に封止するなど充分に保護した点、および
カバーとして使用するラッピングフィルムを固着型とし
てほぼ永久使用できるようにし、コストを削減するとと
もに廃棄物を出さないようにしてより環境保護を実現し
た点において従来の電子体温計よりも優れている。本発
明の体温計1ではラッピングフィルム2の先端部分のみ
が人間の耳の穴内でゴミにより汚染されるだけであり、
キャップ部材3にいたってはその先端部分が中空の切頭
円錐体構造に成形されているので汚染されにくく、繰り
返し使用することにより経費を削減することが可能であ
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
先端に開口を有する前方ハウジング部分と、この前方ハ
ウジング部分の内部に配置され体温を検知する探子と、
薄く、柔軟性があり、透明で放射線波が透過し得るフィ
ルムから成り、体温計の前方ハウジング部分の開口端に
被覆固着されたラッピングフィルムと、柔軟性を有する
材料から成り、先端部分が開放された中空で切頭状の錐
体構造に成形され、体温計の前方ハウジング部分に取り
付けられたキャップ部材と、体温計の前方ハウジング部
分内部の探子を覆い保護して、探子の中が汚染されるの
を防止する塵埃遮断部材とを有する電子体温計としたた
め、前方ハウジング部分と探子との間における熱伝導を
最小にし、体温測定される人の耳の穴について信頼性の
ある温度測定を行ない、信頼性が高く正確な体温測定を
行なうことができる。
【0037】また本発明において、キャップ部材は柔ら
かい材質から製作され、また先端断面は薄片状に成形形
成されるとともに、断面が先端から基端にかけて次第に
厚みを増す肉厚構造に成形することができるとともに、
このキャップ部材は、当該キャップ部材の先端から基端
までの中間部分の外周において半径方向外方へ盛り上が
ったストッパ部が設けられているから、体温計の先端部
分を患者の耳の穴に挿入しても患者は固い材質による押
圧感を受けることはない。また、キャップ部材にストッ
パ部が設けられていることにより子供の耳の穴に入り過
ぎて耳を傷めるという事故が防止される。
【0038】ラッピングフィルムは、体温計の前方ハウ
ジング部分の先端部分に固定取り付けされることによ
り、前方ハウジング部分の開口を封止する。これにより
塵埃が前方ハウジング部分の先端から侵入することはな
い。またラッピングフィルムが固着タイプであるので、
取り替えの必要がなく経済的であり、廃棄物が出ない分
環境保護に役立つ上、赤外線などの放射線の透過特性が
一定に保たれ、センサー計測部における較正値を一定に
することができる等種々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る衛生保護装置を備えた
電子体温計の要素を図解して示す分解図である。
【図2】前記実施例に係る電子体温計とその衛生保護装
置を組み立てた状態を示す正面図である。
【図3】前記実施例における電子体温計の前方ハウジン
グ部分の内部構造を拡大して示す部分断面図である。
【図4】前記実施例における電子体温計で用いられるキ
ャップ部材の第1の構造例を示す断面図である。
【図5】前記実施例における電子体温計で用いられるキ
ャップ部材の第2の構造例を示す断面図である。
【図6】前記実施例における電子体温計で用いられるキ
ャップ部材の第3の構造例を示す断面図である。
【図7】前記実施例における電子体温計の前方ハウジン
グ部分の一部を破断して示す斜視図である。
【図8】前記実施例における電子体温計で用いられるク
リップ操作タイプのトリガースイッチを示す一部破断正
面図である。
【図9】前記実施例における電子体温計で用いられるノ
ック式のトリガースイッチを示す正面図である。
【図10】前記実施の形態において前方ハウジング部分
の開口端部分に設置される封止部材をガラス板によって
構成し前記開口端部分に設置した例を示す断面図であ
る。
【図11】前記実施の形態において前方ハウジング部分
の開口端部分に設置される封止部材をレンズ部材によっ
て構成し前記開口端部分に設置した例を示す断面図であ
る。
【図12】前記実施の形態において前方ハウジング部分
の開口端部分に設置される封止部材を合成樹脂またはガ
ラスを薄く成形して構成し前記開口端部分に設置した例
を示す断面図である。
【図13】(a)体温計を乳幼児用の口腔温度計測タイ
プの体温計として用いるときに使用されるキャップ部材
を示す正面図である。 (b)体温計を肛門温度計測タイプの体温計として用い
るときに使用されるキャップ部材を示す正面図である。 (c)体温計を膣温度計測タイプの体温計として用いる
ときに使用される短寸法サイズのキャップ部材を示す正
面図である。 (d)体温計を膣温度計測タイプの体温計として用いる
ときに使用される長寸法サイズのキャップ部材を示す正
面図である。
【符号の説明】
1 体温計(体温計) 2 ラッピングフィルム(封止部材) 3 キャップ部材 4 塵埃遮断部材 11 探子 12 放射線導入管 13 センサー 15 前方ハウジング部分 31 切頭円錐体部分 32 先端開口 33 基端係止部 35、36 ストッパ部 41 薄膜フィルム 42 固定リング 43 接触リング 51 クリップ 52 スイッチ部材 55 ノックボタン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図4】
【図3】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に開口を有する前方ハウジング部分
    と、この前方ハウジング部分の内部において、当該前方
    ハウジング部分との間に空隙を介在させて配置され、体
    温を検知する探子を有する電子体温計において、 体温計の前方ハウジング部分の開口端部分に設置されて
    当該前方ハウジング部分の開口を密封して水分の浸入を
    遮断する封止部材と、 柔軟性を有する材料から成り、先端部分が開放された中
    空で切頭状の錐体構造に成形され、体温計の前方ハウジ
    ング部分に着脱自在に取り付けられるキャップ部材とを
    備え、 体温計により温度測定を行なった後は、キャップ部材は
    繰り返し使用されることを特徴とする電子体温計。
  2. 【請求項2】 キャップ部材は、先端部分の断面は薄片
    状に成形されるとともに、この断面が先端から基端にか
    けて次第に厚みを増す肉厚構造に成形されていることを
    特徴とする請求項1記載の電子体温計。
  3. 【請求項3】 キャップ部材は、当該キャップ部材の先
    端から基端までの中間部分の外周において半径方向外方
    へ盛り上がったストッパ部が設けられていることを特徴
    とする請求項1または2記載の電子体温計。
  4. 【請求項4】 キャップ部材のストッパ部は、当該キャ
    ップ部材の先端から基端までの間の複数個所に設けられ
    ていることを特徴とする請求項3記載の電子体温計。
  5. 【請求項5】 前方ハウジング部分に被覆固着された封
    止部材は、体温計の前方ハウジング部分の先端部分に固
    定取り付けされることにより、前方ハウジング部分の開
    口を封止するとともに、計測部における較正値の一定化
    を達成することを特徴とする請求項1記載の電子体温
    計。
  6. 【請求項6】 体温計のハウジングの後端部分にはクリ
    ップと、クリップに対向したスイッチ部材が取り付けら
    れ、クリップの押圧操作によりスイッチのオン、オフ操
    作が行なわれることを特徴とする請求項1記載の電子体
    温計。
  7. 【請求項7】 体温計のハウジングの後端にはノックボ
    タンとこのノックボタンに作動連結されたスイッチ部材
    が取り付けられ、ノックボタンの押圧操作によりスイッ
    チのオン、オフ操作が行なわれることを特徴とする請求
    項1記載の電子体温計。
  8. 【請求項8】 封止部材は、薄く、柔軟性があり、透明
    で放射線波が透過し得るフィルムから成るラッピングフ
    ィルムを体温計の前方ハウジング部分の開口端に被覆固
    着して成ることを特徴とする請求項1記載の電子体温
    計。
  9. 【請求項9】 封止部材は、ガラスまたは合成樹脂材料
    を体温計の前方ハウジング部分の開口端部分に機密に取
    り付けて成ることを特徴とする請求項1記載の電子体温
    計。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000225095A (ja) * 1999-02-09 2000-08-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子体温計
CN110736553A (zh) * 2018-07-18 2020-01-31 热映光电股份有限公司 耳温枪用探头套
CN112304440A (zh) * 2020-11-10 2021-02-02 贝乐(广州)智能信息科技股份有限公司 防水体温笔

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