JPH1125562A - 記録再生媒体のホルダーの移動機構 - Google Patents

記録再生媒体のホルダーの移動機構

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JPH1125562A
JPH1125562A JP9174613A JP17461397A JPH1125562A JP H1125562 A JPH1125562 A JP H1125562A JP 9174613 A JP9174613 A JP 9174613A JP 17461397 A JP17461397 A JP 17461397A JP H1125562 A JPH1125562 A JP H1125562A
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slider
holder
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piece
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Tadami Nakamura
忠実 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録再生装置の小型化を図る。 【解決手段】 記録再生媒体12が装着される装着部2
22を有するメカシャーシ200と、記録再生媒体が挿
脱される挿脱口を有し挿入された記録再生媒体を保持す
るホルダー300と、挿脱方向における一端部が挿入方
向におけるホルダーの端部に回動自在に支持されると共
に他端部が挿入方向におけるメカシャーシの端部に回動
自在に支持された支点レバー310と、メカシャーシの
側面部211に対し挿脱方向に移動自在に支持されたス
ライダー320とを備え、該スライダーには挿脱方向に
離間して同じ向きで斜めに延びる第1のスリット323
と第2のスリット324とが形成され、上記ホルダーの
側面部302には第1のスリットに摺動自在に係合され
る第1の摺動軸306が突設され、上記支点レバーの側
面部312には第2のスリットに摺動自在に係合される
第2の摺動軸313が突設され、メカシャーシの側面部
に対してスライダーが挿脱方向に移動することにより、
ホルダーが挿脱方向と略直交する方向に移動してメカシ
ャーシと離接されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録再生媒体のホル
ダーの移動機構に関する。詳しくは、記録再生媒体を保
持するホルダーを有する記録再生装置において、当該装
置の小型化を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、記録又は再生、或はこれらの双
方が為される記録再生媒体、例えば、MD(ミニディス
ク)についての記録、再生を行うMD記録再生装置があ
る。このようなMD記録再生装置には、内部にMDが挿
入されてこれを保持するホルダーが設けられている。
【0003】そして、記録又は再生が終了したMDがホ
ルダーから取り出されるときやホルダーに挿入されて保
持されたMDがメカシャーシに設けられた装着部に装着
されるときには、メカシャーシに対してホルダーが移動
機構によって移動される。
【0004】このような移動機構の従来のものの一例を
以下に示す(図63及び図64参照)。
【0005】スライダーaはメカシャーシbの側面部c
に前後方向に移動自在に支持され、前後方向における略
中央にカムスリットdが形成されている。カムスリット
dは前側の略水平に延びる水平部eと該水平部eの後端
に連続しそこから斜め下方に延びる傾斜部fとから成
る。
【0006】ホルダーgは下方の左右両端部を除く部分
及び前方が開口された薄い箱状に形成され、前側の開口
からMDが挿脱されるようになっており、メカシャーシ
bの上側に位置された状態で後端部がメカシャーシbの
後端部に回動自在に支持されている。そして、ホルダー
gの側面部hには上記カムスリットdに摺動自在に係合
される摺動軸iが突設されており、該摺動軸iはスライ
ダーaがその移動範囲の前端に位置した状態においては
カムスリットdの傾斜部fの下端に係合されている(図
63参照)。
【0007】しかして、スライダーaがその移動範囲の
前端に位置した状態から後方へ移動されていくと、摺動
軸iがカムスリットdの傾斜部fを相対的に上方へ移動
していき、スライダーaが移動範囲の後端に達すると摺
動軸iが水平部eに位置し、従って、ホルダーgが後端
部を回動支点としてメカシャーシbに対して前端部が上
方に移動するように回動される(図64参照)。そし
て、この状態において、ホルダーgの前側の開口からM
Dが挿入され、又は、記録又は再生が終了したMDがホ
ルダーgから取り出される。
【0008】逆に、スライダーaがその移動範囲の前端
に位置し摺動軸iがカムスリットdの水平部に係合され
ている状態(図64参照)から前方へ移動されていく
と、摺動軸iがカムスリットdの傾斜部fを相対的に下
方へ移動していき、スライダーaが移動範囲の前端に達
すると摺動軸iが傾斜部fの下端に位置し、従って、ホ
ルダーgが後端部を回動支点としてメカシャーシbに対
して前端部が下方に移動するように回動される(図63
参照)。そして、この状態において、ホルダーgの前側
の開口から挿入されホルダーgに保持されているMDが
メカシャーシbの装着部に装着される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うにメカシャーシbにはその中心部に装着部j、即ち、
ターンテーブルが設けられており、該ターンテーブルj
はMDの下面の中心部に形成された被装着部(ハブ)を
吸着保持し、回転することによりMDを回転させる役割
を果たすためのものである。そして、このターンテーブ
ルjは、メカシャーシbの略中央にその上面から上方に
突出して設けられている。
【0010】このようにターンテーブルjが突出して設
けられているため、MDのホルダーgに対する挿脱の
際、即ち、ホルダーgがメカシャーシbに対して回動さ
れた状態にあっては、MDがターンテーブルjと干渉し
ない位置にある必要がある。
【0011】即ち、図64に示すように、ホルダーgの
下面のターンテーブルjに対応する部分は該ターンテー
ブルjの上面と同じ位置か、或はその上方に位置されて
いなければならない。従って、従来のホルダーgがメカ
シャーシbに対して回動されるタイプの移動機構にあっ
ては、ホルダーgとメカシャーシbの前端間の距離はタ
ーンテーブルjのメカシャーシbの上面からの突出量以
上になっている(ホルダーgとメカシャーシbの前端間
の距離を図64にHとして示し、このときのホルダーg
の回動する角度を図64にαとして示す。)。
【0012】このような回動させるタイプの移動機構を
有する記録再生装置において、当該装置の小型化を考慮
した場合、角度αを小さくすることが考えられる。角度
αを小さくすればホルダーgの回動量が小さくなり、そ
の分カムスリットdの長さを短くできるためスライダー
aの高さが低くなり装置の厚みを薄くできる。
【0013】ところが角度αを小さくするためには回動
支点をターンテーブルjから離れた位置に形成しなけれ
ばならず、厚みは薄くできるが装置の前後方向の長さが
長くなってしまうという問題が生じてしまう。
【0014】そこで、回動支点をターンテーブルjに近
い位置に形成し、装置の前後方向の長さを短くすればよ
いが、この場合には角度αを大きくしなければならず、
即ち、ホルダーgの回動量が大きくなり、その分カムス
リットdの長さが長くなり、スライダーaの高さが高く
なって装置の厚みが厚くなってしまう。
【0015】そこで、本発明記録再生媒体のホルダーの
移動機構は、上記した問題点を克服し、記録再生装置の
小型化を図ることを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明記録再生媒体のホ
ルダーの移動機構は、上記した課題を解決するために、
記録再生媒体が装着される装着部を有するメカシャーシ
と、記録再生媒体が挿脱される挿脱口を有し挿入された
記録媒体を保持するホルダーと、挿脱方向における一端
部が挿入方向におけるホルダーの端部に回動自在に支持
されると共に他端部が挿入方向におけるメカシャーシの
端部に回動自在に支持された支点レバーと、メカシャー
シの側面部に対し挿脱方向に移動自在に支持されたスラ
イダーとを備え、該スライダーには挿脱方向に離間して
同じ向きで斜めに延びる第1のスリットと第2のスリッ
トとが形成され、上記ホルダーの側面部には第1のスリ
ットに摺動自在に係合される第1の摺動軸が突設され、
上記支点レバーの側面部には第2のスリットに摺動自在
に係合される第2の摺動軸が突設されたものである。
【0017】従って、本発明記録再生媒体のホルダーの
移動機構にあっては、メカシャーシの側面部に対してス
ライダーが挿脱方向に移動することにより、ホルダーが
挿脱方向と略直交する方向に移動してメカシャーシと離
接される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面を参照して詳細に説明する。尚、図示した実施の形
態は本発明を携帯型のMD(ミニディスク)再生装置に
適用したものである。
【0019】尚、本明細書においては、図1における矢
印Fで示す方向を前、矢印Bで示す方向を後、矢印Uで
示す方向を上、矢印Dで示す方向を下、矢印Lで示す方
向を左、矢印Rで示す方向を右として説明をする。
【0020】先ず、MD再生装置1の外観について説明
する。
【0021】外筐2は上下2つのケース体、即ち、上側
ケース体3と下側ケース体4とを備え、これらケース体
3、4が上下で合体されることによって前端が開口した
外筐主部5が形成される。外筐主部5の前端には前側ケ
ース体6が配置され、これによって、前面のほぼ上側3
分の1の部分と上面の前端部とが開口された外筐2が形
成される。
【0022】外筐2の前端部に形成されMDの挿脱口と
なる上記開口7を開閉するカバー体8が回動自在に配設
される。該カバー体8は、図1に示すように、上記開口
7を閉塞した閉塞位置と、図2に示すように、開口7を
開放した開放位置との間を回動されるようになってい
る。また、該カバー体8には、後述するように、閉塞位
置へ向けての回動力が弾発的に付勢されている。
【0023】そして、上記前側ケース体6の前面部上端
面9、即ち、上記開口7の下側開口縁は前下がりの傾斜
面とされ、、また、カバー体8の下端面10が前上がり
の傾斜面とされ、これによって、カバー体8が、上記閉
塞位置にある状態において、前側に向かってほぼV字状
に開いた挿入凹部11が形成される。
【0024】MD(ミニディスク)12の装着は以下の
ようにして為される。
【0025】MD12の挿入先端を上記挿入凹部11に
挿入してから、MD12を押し込む。すると、該押込力
がカバー体8の傾斜面を押して、カバー体8に開放位置
へ向けての回動力が加えられ、これによって、開口7が
開口されて、MD12はそのまま中へと挿入される。そ
して、MD12がほとんど挿入されると、後は、自動的
に引き込まれ、カバー体8が閉塞位置へと移動し、ま
た、MD12は所定の装着位置に装着される。
【0026】外筐2内にメインシャーシ(筐体)100
が配置され、該メインシャーシ100にメカシャーシ2
00がフローティング支持されている。
【0027】メインシャーシ100は板金材料を折り曲
げて形成され、天板部110と、該天板部110の右側
縁から垂設された右側面部120と、天板部110の左
側縁から垂設された左側面部130とが一体に形成され
て成る(図4参照)。そして、右側面部120及び左側
面部130の前端部のほぼ上半部並びに天板部110の
前端部が切り欠かれ、更に、右側面部120と左側面部
130の前端間に前面部140が架け渡され、これによ
って、メインシャーシ100の前端部に上方及び前方に
開口した開口部111が形成される。更に、天板部11
0はその右側縁の後端部に切欠部112が形成され、右
側面部120は該切欠112の前縁に対応したところま
で形成されている。更にまた、天板部110の後縁の右
端部には取付片113が垂設されている。
【0028】また、天板部110の後端寄りの部分の中
央から僅かに右に寄った位置に支持片114が垂設さ
れ、該支持片114には支持孔114aが形成されてい
る。
【0029】そして、上記前面部140の左右両端寄り
の位置には後方へ突出した支持軸141、141が固着
され、該支持軸141、141に弾性材料、例えばブチ
ルゴムから成るダンパー部材142、142が外嵌状に
被着されている。ダンパー部材142は、細長い円錐状
の外形をした被支持部となる主部142aと該主部14
2aの底部側外周面に突設され弾接部として機能するフ
ランジ部142bとが一体に形成されており、底面に開
口した穴142cを有し、該穴142cに上記支持軸1
41が軽く圧入された状態で該支持軸141に被着され
る(図5参照)。
【0030】メカシャーシ200も板金材料を折り曲げ
て形成されており、主面部210の4縁には所々に下方
へ折曲形成された折曲縁211、211、・・・が形成
されている。そして、前側に位置した折曲縁211、2
11の左右両側縁寄りの位置には円形の支持孔212、
212が形成されている。また、後側の折曲縁211の
中央から僅かに右に寄った位置には支持軸213が後方
へ向けて突設されている。
【0031】そして、上記支持軸213には上記ダンパ
ー部材142と同様のダンパー部材214が外嵌状に被
着されている。該バンパー部材214は、ブチルゴムの
ような弾性材料により、細長い円錐状の外形をした被支
持部となる主部214aと該主部214aの底部側外周
面に突設され弾接部として機能するフランジ部214b
とが一体に形成されており、底面に開口した穴214c
を有し、該穴214cに上記支持軸213が軽く圧入さ
れた状態で該支持軸213に被着される。
【0032】しかして、メインシャーシ100に設けら
れたダンパー部材142、142の主部142a、14
2aがメカシャーシ200の支持孔212、212にフ
ランジ部142b、142bが折曲縁211、211に
当接するまで嵌合され、更に、メカシャーシ200に設
けられたダンパー部材214の主部214aがメインシ
ャーシ100の支持孔114aにフランジ部214bが
支持片114に当接するまで嵌合され、これによって、
メカシャーシ200がメインシャーシ100に3つのダ
ンパー部材142、142、214を介してフローティ
ング支持される。即ち、それぞれの支持軸141、14
1、213に直交する方向の振動はダンパー部材14
2、142、214の主部142a、142a、214
aが受け、また、支持軸141、141、213の延び
る方向の振動はダンパー部材142、142、214の
フランジ部141b、141b、214bが受けること
になり、これによって、あらゆる方向の振動がメカシャ
ーシ200に伝わり難くなる。
【0033】メカシャーシ200の主面部210の中央
部にはスピンドルモータ220が配設され、該スピンド
ルモータ220の回転軸221にMD12の装着部であ
るターンテーブル222が取着されている(図6及び図
7参照)。
【0034】メカシャーシ200の主面部210の中央
部左側部において光学ピックアップ230が左右方向
に、即ち、上記ターンテーブル222上に載置されたM
D12の半径方向に移動自在に支持されている。
【0035】メカシャーシ200の主面部210のうち
スピンドルモータ220が配置された部分の左側に中央
部から左側縁の手前までの間に矩形の大きな開口部21
5が形成されており、該開口部215内に移動体である
光学ピックアップ230が左右方向に移動可能に配置さ
れている。
【0036】即ち、移動ベース231に光学ピックアッ
プ230が支持され、該移動ベース231がガイド軸2
32と補助ガイドレール233とによって左右方向へ移
動可能に支持される。
【0037】上記ガイド軸232は上記開口部215の
後縁に沿って延びるように形成され、該ガイド軸232
が上記移動ベース231の後端部に形成された被案内部
234に摺動自在に挿通され、これによって、移動ベー
ス231の後端部がガイド軸232に摺動自在に支持さ
れている。
【0038】補助ガイドレール233は上記開口部21
5の前縁部にメカシャーシ200と一体に形成されてい
る(図8参照)。即ち、横断面形状がクランク状をした
部分の上端が被加工物であるメカシャーシ200のベー
ス部である主面部210に形成された開口部215の前
縁に連続するように一体に形成し、該クランク状をした
部分の後端部の上下両端面を横断面形状で凸の円弧状を
成すように成形して補助ガイドレール233が形成され
ている。
【0039】該補助ガイドレール233の形成方法を図
9乃至図11によって詳細に説明する。
【0040】先ず、上記開口部215を打抜くときに、
基部となるL字状に折り曲げられた部分233aを形成
する(図9参照)。次いで、該部分233aの先端部を
更に下方へ折り曲げて、折曲片(折曲部)233bを形
成する(図10参照)。最後に、上記折曲片233bの
上下両端面233c、233dを同時に凸の円弧面にす
る加工を行う(図11参照)。この時、上側の円弧面2
33cが部分233aの上面より上方に位置するよう
に、該部分233aのうち水平な部分の基部寄りの部分
から折曲片233bに接した部分までの間233eを下
方へプレスするようにし、これにより部分233eの上
面側に凹部が形成される。このようにして、補助ガイド
レール233が形成され、しかも、このような加工は、
メカシャーシ200をプレス成形する過程において同時
に為すことができる。尚、L字状に折り曲げられた部分
233aには折曲片233bが形成された端部を除いた
部分に補強用リブである補強用の凹凸233f、233
f、・・・が形成されている。このような補強用の凹凸
233f、233f、・・・はL字状に折り曲げられた
部分233aを形成するときに同時に形成される。
【0041】また、図12乃至図14に示すように、上
記補助ガイドレール233と別の形態の補助ガイドレー
ル240をメカシャーシ200と一体に形成することも
できる。
【0042】即ち、先ず、上記開口部215を打抜くと
きに、基部となるL字状に折り曲げられた部分241を
形成する(図12参照)。次いで、該部分241の先端
部を下方から折り返して、折返し片(折曲部)242を
形成する(図13参照)。それから、該折返し片242
と上記部分241とが密着するようにプレスして(図1
4参照)、補助ガイドレール240を形成する。このよ
うな補助ガイドレール240も、メカシャーシ200を
プレス成形する過程において同時に形成することが出来
る。従って、部品点数の削減及び組立工数の削減を図る
ことが出来る。
【0043】光学ピックアップ230の移動ベース23
1の前端部には、上下に離間して前方へ向けて平行に突
出し補助ガイドレール233に係合する係合部である被
案内片235、235が突設され、これら被案内片23
5、235が上記補助ガイドレール233の上下両面2
33c、233d、即ち、摺動面に各別に当接される
(図8参照)。以上のようにして、光学ピックアップ2
30は、ガイド軸232と補助ガイドレール233とに
よって上記開口部215内で左右方向へ移動可能に支持
される。
【0044】上記光学ピックアップ230はピックアッ
プ送り機構250によって左右方向へ移動される(図
6、図7及び図15参照)。
【0045】ピックアップ送り機構250はモータ25
1と該モータ251によってギヤ列252を介して回転
される送りネジ253と上記光学ピックアップ230の
移動ベース231に支持され上記送りネジ253と係合
するナット部材254とを有する。
【0046】上記送りネジ253は2つの軸受部255
及び256によってメカシャーシ200の主面部210
の下面のうち上記開口部215の後縁に沿って延びる位
置に回転自在に支持されている。
【0047】上記2つの軸受部255及び256は何れ
もメカシャーシ200に一体に形成されている。
【0048】軸受部255は次のようにしてメカシャー
シ200に一体に形成される(図16乃至図18参
照)。
【0049】先ず、板金材料(メカシャーシ200の材
料)に2本の平行なスリット255a、255aを形成
する(図16参照)。次いで、スリット255a、25
5aの間に位置した部分(スリット間部分)255bの
端部を除いた部分を何度かに分けて絞ってほぼU字状に
形成する(図17参照)。この絞り加工と平行して、上
記スリットの一方255aに隣接した位置の中央部をU
字状部分255bが突出されている側に打ち出して突出
部として受部255cが形成される(図18参照)。こ
のようにして、軸受部255が形成され、そのU字状部
255b送りネジ253の左側の端部が挿入され、ま
た、該U字状部分255bに挿入された部分のすぐ右側
の部分が上記受部255cによって受けられる。
【0050】また、軸受部256は次のようにしてメカ
シャーシ200に一体に形成される(図19乃至図21
参照)。
【0051】この場合も、先ず、板金材料(メカシャー
シ200の材料)に2本の平行なスリット256a、2
56aが形成される(図19参照)。次いで、スリット
256a、256aの間に位置した部分(スリット間部
分)256bを何度かに分けて絞って幅の広いほぼU字
状に形成する(図20参照)。それから、両端部を除い
た部分を主面部210の方へと絞りながら半円状に成形
して受部256cとし、軸受部256が形成される(図
21参照)。そして、該受部256cに送りネジ253
の右端寄りの部分が支持される。
【0052】上記した軸受部255及び256は、何れ
も、メカシャーシ200を形成する際のプレス加工によ
って同時に形成することが出来る。従って、部品点数の
削減及び組立工数の削減をすることが出来る。
【0053】ナット部材254は板バネ材料で形成さ
れ、弾接片254aを有し、該弾接片254aには打ち
出し状に係合突条254bが形成されている(図15参
照)。このようなナット部材254は、移動ベース23
1の後端部下面に弾接片254aが後方へ突出するよう
に固定され、弾接片254aの係合突条254bが送り
ネジ253の螺条253aに下方から弾発的に係合す
る。
【0054】メカシャーシ200には板バネ材料から成
る予圧バネ257が固定される(図15参照)。該予圧
バネ257には上記送りネジ253をスラスト方向に弾
発的に押圧する予圧部257aと送りネジ253をメカ
シャーシ200の主面部210側に弾発的に押圧する押
圧部257bとが形成されており、、該予圧バネ257
の予圧部257aの先端部が上記送りネジ253の右端
に弾接され、これによって送りネジ253はスラスト方
向のガタつきが防止される。尚、送りネジ253の左端
はメカシャーシ200の左側の側面部である折曲縁21
1の内面に弾接され、該折曲縁211がスラスト受けの
機能を果たす。
【0055】また、予圧バネ257の押圧部257bが
送りネジ253の右端に隣接した部分にそれをメカシャ
ーシ200の主面部210の方へ押圧するように弾接さ
れ、これによって、送りネジ253の右端寄りの部分は
その上側に位置した部分のみが軸受部256によって受
けられているだけでそのガタつきが防止される。
【0056】上記メカシャーシ200には上記MD12
を保持するホルダーとして機能するメディアホルダー3
00が上下動可能に支持される(図22及び図23参
照)。
【0057】メディアホルダー300の後端部とメカシ
ャーシ200の後端部との間には支点レバー310が介
在される(図6、図7、図22乃至図25参照)。支点
レバー310は板金材料から成り、左右方向に延び側面
部として形成された連結部311と該連結部311の左
右両端部に連結されほぼ前方へ延びる腕片312、31
2とを有する。そして、腕片312、312の先端部が
メカシャーシ200の後端部に回動自在に連結されてい
る。左側の腕片312の後端部には摺動軸(第2の摺動
軸)313が突設されている。
【0058】メディアホルダー300は板金材料によっ
て形成されており、天板部301と該天板部301の左
右両側縁から下方へ突出され側面部として形成された側
板部302、302とこれら側板部302、302の下
縁から互いに近づく方へ突出された支え片303、30
3とを備えている(図22乃至図25参照)。メディア
ホルダー300の側板部302、302の後端からは連
結脚片304、304が垂設されており、該連結脚片3
04、304の先端部が支点レバー310の腕片31
2、312の基端部、即ち、連結部311側の端部に回
動自在に連結されている。尚、このメディアホルダー3
00の支点レバー310に対する回動軸は支点レバー3
10に設けられた上記摺動軸313の軸と一致してい
る。
【0059】メディアホルダー300の右側の支え片3
03の前端寄りの一部が下方へ切り起こされて、後述す
るトグルバネの一端部を支持する第2の弾性体支持片で
あるバネ掛け片305が形成されている。
【0060】また、メディアホルダー300の左側の側
板部302の前後方向におけるほぼ中間の部分の外面に
は摺動軸(第1の摺動軸)306が突設されている。
【0061】上記のようなメディアホルダー300は前
後方向に移動する直線運動体であるスライダー320に
よってメカシャーシ200に対して上下動される(図2
2及び図23参照)。
【0062】スライダー320は板金材料で形成され、
メカシャーシ200の左側の折曲縁211に前後方向へ
摺動自在に支持され、該スライダー320に形成された
バネ掛け片321と折曲縁211に形成されたバネ掛け
片211aとの間に張設された引張コイルバネ322に
よって前方へ向けての移動力が付勢されている。
【0063】スライダー320には前後に離間してカム
スリット323、324が形成されている。前側のカム
スリット(第1のスリット)323は前側のほぼ水平に
延びる水平部323aと該水平部323aの後端に連続
しそこから下方且つ斜め後方へ延びる傾斜部323bと
から成り、後側のカムスリット(第2のスリット)32
4は前側のほぼ水平に延びる前側水平部324aと該前
側水平部324bの後端に連続しそこから下方且つ斜め
後方へ延びる傾斜部324bと該傾斜部324bの後端
に連続しそこから後方へ水平に延びる後側水平部324
cとから成る。
【0064】そして、上記支点レバー310に設けられ
た摺動軸313が後側のカムスリット324に摺動自在
に係合され、また、メディアホルダー300に設けられ
た摺動軸306が前側のカムスリット323に摺動自在
に係合される。
【0065】従って、スライダー320が前後方向に摺
動されることによって、メディアホルダー300がメカ
シャーシ200に対して上下される。
【0066】即ち、スライダー320がその移動範囲の
前端にあって、摺動軸313が後側水平部324cに位
置し、摺動軸306が傾斜部323bの後端に位置して
いる状態では、メディアホルダー300は下降した状
態、即ち、メカシャーシ200の主面部210にもっと
も近接した状態となっている(図22参照)。メディア
ホルダー300がMD12を保持してこの状態となって
いるときがローディング状態(この状態におけるメディ
アホルダー300の位置を「ローディング位置」と言
う。)である。
【0067】この状態から、スライダー320が後方へ
移動していくと、摺動軸313、306はそれぞれ傾斜
部324b、323bを相対的に上方へ移動していき、
スライダー320が移動範囲の後端に達すると、摺動軸
313が前側水平部に、また、摺動軸306が水平部3
23aにそれぞれ位置し、メディアホルダー300は最
も上昇した状態、即ち、メカシャーシ200の主面部2
10から最も離間した状態となっている(図23参
照)。この状態が待機状態(MD12を保持していない
とき)又はアンローディング状態(MD12を保持して
いるとき)(この状態におけるメディアホルダー300
の位置を「待機位置」または「アンローディング位置」
と言う。)である。
【0068】上記したように、メディアホルダー300
を支点レバー310によってメカシャーシ200と連結
することによって、摺動軸306、313をカムスリッ
ト323、324とのみ係合させるだけで(前後への動
きを抑えるために上下方向に延びるスリットと係合させ
る必要がない。)ほぼ上下方向にのみ移動させることが
出来ると共に前後方向の寸法を小さくすることが出来
る。
【0069】また、上記したように、メディアホルダー
300を片側(左側)だけで上下方向に移動させるよう
にすることによって、幅方向の寸法を小さくすることが
出来る。
【0070】上記したように、メディアホルダー300
はその左側を支点レバー310とスライダー320を介
して2点で、また、右側の後端の1点を支点レバー31
0を介してメカシャーシ200に支持されている構造で
ある。
【0071】そこで、メディアホルダー300はその右
側のもう1点をトグルバネ330を介してメカシャーシ
200に支持される(図24及び図25参照)。
【0072】メカシャーシ200の主面部210の右側
縁寄りの前後方向における中央から僅かに前寄りの位置
に後述するトグルバネの他端部を支持する第1の弾性体
支持片であるバネ掛け片216が下方へ向けて突設さ
れ、該バネ掛け片216及びメディアホルダー300の
バネ掛け片305それぞれに前後方向に長いトグルバネ
の支持部であるバネ掛け孔(第1の支持部)216a、
バネ掛け孔(第2の支持部)305aが形成されてい
る。
【0073】トグルバネ330はコイル部331と2つ
の腕片332、333を有し、各腕片332、333の
先端には係止部334、334が形成されている。そし
て、一方の腕片332はL字状に形成されている。
【0074】トグルバネ330の一方の腕片332の係
止部334がメディアホルダー300のバネ掛け片30
5のバネ掛け孔305aに係止され、また、他方の腕片
333の係止部334がメカシャーシ200のバネ掛け
片216のバネ掛け孔216aに係止される。
【0075】しかして、メディアホルダー300が待機
状態又はアンローディング状態にあるときは、図24に
示すように、バネ掛け孔305aがバネ掛け孔216a
より上の位置にあり、腕片332の係止部334がバネ
掛け孔305aの前端に位置し、腕片333の係止部3
34がバネ掛け孔216aの後端に位置し、この状態
で、トグルバネ330の弾発力はメディアホルダー30
0を上方へ持ち上げるように作用する。
【0076】図24に示した状態からメディアホルダー
300が下降していき、バネ掛け孔305aの位置がバ
ネ掛け孔216aより下側になると、今度はトグルバネ
330の弾発力はメディアホルダー300をメカシャー
シ200の主面部210に押し付けるように作用する
(図25参照)。
【0077】上記したように、メディアホルダー300
の右側部が後端部の1点のみで支持されていると、前寄
りの部分の位置が不安定になるが、この部分を上記した
ようにトグルバネ330によって支持し、該トグルバネ
330の弾発力が作用する方向の転換を利用して、メデ
ィアホルダー300が待機状態又はアンローディング状
態にあるときには、メディアホルダー300が所定の高
さを保つように作用させ、一方、メディアホルダー30
0がローディング状態にあるときには、メディアホルダ
ー300がメカシャーシ200の主面部210に押し付
けるように作用させて、メディアホルダー300のそれ
ぞれの位置における状態を安定させることが出来る。
【0078】次に、MD12がメディアホルダー300
内に挿入されてきたときに、メディアホルダー300を
下降させる機構及び、MD12のイジェクト時に、MD
12をメディアホルダー300から突出させる機構につ
いて説明する(図6、図7、図26乃至図31参照)。
【0079】メカシャーシ200の主面部210の後端
部左側の部分に回動運動体であるイジェクトレバー34
0が回動自在に支持されている(図6、図26及び図2
7参照)。イジェクトレバー340は板金材料を加工し
てアーム部341と被制御部342とが一体に形成され
て成る。アーム部341は被制御部342の右端部から
ほぼ右方へ延び、その先端部に前方へ凸に湾曲した当接
部341aが形成されている。そして、この当接部34
1aはその上端部がアーム部341の他の部分より上方
へ突出されていて、その上端が上記ローディング状態に
あるメディアホルダー300の天板部301の後端縁に
形成された切欠301a内に位置し、また、上記待機状
態又はアンローディング状態にあるメディアホルダー3
00の支え片303、303より上方に位置するように
なっている(図26参照)。
【0080】また、アーム部341の基端部341bは
下方へ突出されており、その下端部が被制御部342の
右端部に連結されている。そして、このようなイジェク
トレバー340はアーム部341がメカシャーシ200
の主面部210より上方に、また、被制御部342が上
記主面部210より下側に位置する。
【0081】被制御部342は上方から見てほぼL字状
をしており、メカシャーシ200の主面部210の下面
側に位置した状態でそのL字の屈曲部が主面部210に
軸342aによって回動自在に支持されている(図28
乃至図31参照)。被制御部342のL字に屈曲された
部分の内側屈曲点にバネ掛け片343が垂設され、該バ
ネ掛け片343とメカシャーシ200の主面部210に
垂設されたバネ掛け片217との間に引張コイルバネ3
44が張設され、これによって、イジェクトレバー34
0には上方から見て反時計回り方向への回動力が付勢さ
れている。
【0082】被制御部342のほぼ後方に延びる部分の
後端縁345は緩やかな円弧状をしたストッパ縁(スト
ッパ部)とされ、また、該後方に延びる部分の右側縁3
46はほぼ前後方向に延びている。被制御部342の左
側縁に沿って被押圧片(被押圧部)347が垂設されて
いる。該被押圧片347は後半部347aと前半部34
7bとが連続して形成されており、上記アーム部341
がほぼ左右方向に延びるようになっている状態におい
て、前半部347bがほぼ前後方向に真直に延び、後半
部347aが前半部347bの後端から後方やや左方向
に向かって延びるように形成されている。
【0083】上記スライダー320の後端部下縁には右
方へ突出し支持部として形成された支持板325が一体
に形成されている(図28乃至図31参照)。該支持板
325は上記イジェクトレバー340の被制御部342
の下側に位置している。
【0084】上記支持板325の後縁の右端部に被スト
ッパ片(被ストッパ部)326が上方へ向けて突設され
ている。そして、該被ストッパ片326の左端部327
は後方へ向けて直角に折り曲げられている。また、上記
被ストッパ片326の左端からやや左に寄った位置の上
面にはカラー328が回転自在に支持されている。
【0085】しかして、スライダー320が移動範囲の
後端に位置した状態、即ち、メディアホルダー300が
待機状態又はアンローディング状態にあるときは、イジ
ェクトレバー340は最も反時計回り方向に回動した位
置にあり、また、スライダー320の被ストッパ片32
6がイジェクトレバー340のストッパ縁345に前方
から当接され、スライダー320は移動範囲の後端に位
置した状態にロックされている(図28参照)。
【0086】そこで、メディアホルダー300内にMD
12が挿入されて来ると、その先端によってイジェクト
レバー340の当接部341aが後方へ向けて押圧さ
れ、これによって、イジェクトレバー340が上方から
見て時計回り方向へ回動される。イジェクトレバー34
0が時計回り方向へ回動されると、そのストッパ縁34
5はほぼ左方へ向けて移動して行き、やがて、ストッパ
縁345の右端がスライダー320の被ストッパ片32
6の左端327に対応した位置に来る(図29参照)。
そして、この時、スライダー320のカラー328はイ
ジェクトレバー340の被押圧片の後半部347aの右
側面にやや後方から対向した位置にある(図29参
照)。
【0087】そして、イジェクトレバー340のストッ
パ縁345の右端がスライダー320の被ストッパ片3
26の左端327から左方へ外れると、スライダー32
0は引張コイルバネ322の引張力によって前方へ向け
て移動し、そのカラー328がイジェクトレバー340
の被押圧片347の後半部347aの右側面に当接する
(図30参照)。
【0088】カラー328が被押圧片347の後半部3
47aの右側面に当接してからスライダー320が更に
前方へ移動することによって、カラー328が該後半部
347aの右側面を左方へ向けて押圧するように作用す
るので、イジェクトレバー340はやや時計回り方向へ
回動される。これは、メディアホルダー300は、その
後端部が支点レバー310を介してメカシャーシ200
と連結されていて、ローディング時には支点レバー31
0がそのメディアホルダー300と連結された後端がメ
カシャーシ200の主面部210からやや上方に位置し
た状態から該主面部210とほぼ同じ高さまで下がるよ
うに回動してその後端部がやや後方へ移動するため、そ
れにつられてメディアホルダー300もやや後方へ移動
するので、イジェクトレバー340がそのままである
と、メディアホルダー300の後方への移動によってM
D12がイジェクトレバー340によって前方へ押され
てしまう。そこで、イジェクトレバー340を上記した
ように更に時計回り方向へ回動させて、その当接部34
1aが後方へ移動して来るMD12の先端と共に後方へ
逃げるようにしている。また、このイジェクトレバー3
40の回動によりスライダー320のストッパ縁326
の左端部327はイジェクトレバー340のストッパ縁
345に続く右側縁346から離間する。
【0089】スライダー320がその移動範囲の前端に
達すると、カラー328はイジェクトレバー340の被
押圧片347の前半部347bの右側面と当接した状態
となり、イジェクトレバー340は被押圧片347の前
半部347bの右側面がカラー328に当接することに
よって反時計回り方向への回動、即ち、ローディングさ
れた状態にあるMD12を前方へ押圧するような回動を
阻止される(図31参照)。
【0090】そして、その間に、メディアホルダー30
0はローディング状態となる。この時、支点レバー31
0が後方へ倒れるように回動するので、メディアホルダ
ー300はやや後方へ引き込まれながらローディング位
置まで下降し、これによって、途中まで人手によってメ
ディアホルダー300内へ挿入されて来たMD12が途
中から自動的に引き込まれるようになる。
【0091】スライダー320がその移動範囲の前端か
ら後方へ向けて移動されると、上記したように、メディ
アホルダー300がアンローディング位置へ向けて上昇
される。そして、被ストッパ片326の左端部327が
イジェクトレバー340のストッパ縁346に続く右側
縁347の後端より後ろにいくと、イジェクトレバー3
40は引張コイルバネ344の引張力によって上方から
見て反時計回り方向へ回動し、そのストッパ縁345が
スライダー320の被ストッパ片326と係合してスラ
イダー320をその移動範囲の後端にロックすると共
に、アーム部341の当接部341aがMD12を押圧
して、その一部をメディアホルダー300から前方突出
させて、該突出した部分を把持して外部へ取り出すこと
ができるようにする。
【0092】上記したように、スライダー320を前方
へ移動させてメディアホルダー300をローディング位
置へ向けて下降させ始めるタイミングは、イジェクトレ
バー340のストッパ縁345の右端とスライダー32
0の被ストッパ片326の左端との相対的位置関係によ
って決定されるので、精確なタイミングを取ることがで
きる。また、イジェクトレバー340のアーム部341
の当接部341aの後退はスライダー320のカラー3
28がイジェクトレバー340の被押圧片347の後半
部347aの右側面を押圧することによって為されるの
で、そのために要する力量は軽いもので済むことにな
る。
【0093】MD12がローディングされるときに、該
MD12を所定の装着位置へとガイドするガイド軸21
8及びMD12を所定の位置に位置決めするための位置
決め突起219がメカシャーシ200の主面部210に
突設されている(図6、図32乃至図34参照)。
【0094】ガイド軸218は主面部210の前端部の
左寄りの位置に突設されており、平面形状で円形をした
ベース部218aと該ベース部218a上から突出した
ガイド部とから成り、ガイド部はベース部218aより
一回り小さい外径を有する短い円筒状をした円筒部21
8bと該円筒部218bの上に連続しほぼ円錐状をした
円錐部218cとから成る。そして、円錐部218cは
その軸が僅かに前側に倒れた如き形状に形成されてい
る。
【0095】位置決め突起219は主面部210の後端
部の左寄りの位置に突設されており、平面形状で円形を
したベース部219aと基部の外径がベース部219a
より一回り小さく背の低い円錐状をした円錐部である位
置決め部219bとから成り、ガイド軸としての機能を
も有するものである。
【0096】しかして、MD12を保持したメディアホ
ルダー300が上記したローディング位置に来る過程で
(図32参照)、先ず、ガイド軸218の円錐部218
cの先端が被案内物となるMD12の底面に形成された
ガイド穴として機能する円形の位置決め孔12aに相対
的に挿入されていく(図33参照)。メディアホルダー
300が更に下降していく過程で、位置決め孔12aが
ガイド軸218の円錐部218cによって案内されて最
終的に円筒部218bと係合する(図34参照)。ま
た、位置決め孔12aが円筒部218bと係合すると同
時に、MD12の底面のうち上記位置決め孔12aの形
成位置と反対側に形成され前後方向に長いガイド穴とし
て機能する位置決め孔12bが位置決め突起219の位
置決め部219bに案内されながら最終的にその基部と
係合し、これらによって、MD12はメカシャーシ20
0の主面部210に対して位置決めされる(図34参
照)。
【0097】そして、MD12がメディアホルダー30
0に挿入される過程においてそのシャッター12cが開
かれ、そして、メディアホルダー300が上記ローディ
ング位置に来ると、MD12のディスク12dがターン
テーブル222上に載置保持される。
【0098】上記したガイド軸218及び位置決め突起
219はメカシャーシ200をプレス成形する際に、同
時にプレス成形によって形成することが出来る。即ち、
ガイド軸218に例を取れば、図35乃至図39に示す
ように、何段階かに分けて絞ることによって、複雑な形
状のガイド軸218でも容易に形成することが出来る。
しかも、別部材をメカシャーシに取り付けてガイド軸を
形成する場合に比較してメカシャーシ200に対する位
置精度が高く成り、また、切削加工によっては成形が困
難である複雑な形状、例えば、上記ガイド軸218のよ
うに、円錐部218cの軸が傾斜しているようなものも
容易に形成することが出来る。
【0099】上記スライダー320のイジェクト方向、
即ち、後方への移動は外筐2の左側面部に前後方向に移
動自在に支持されたイジェクト摘子350を後方へ移動
することによって、上記メインシャーシ100の左側面
部130に前後方向に移動自在に支持された中継スライ
ダー360を介して為される(図46乃至図49参
照)。
【0100】中継スライダー360は板金材料で形成さ
れ、上記左側面部130の内面に前後方向に移動自在に
支持され、該左側面部130との間に張設された引張コ
イルバネ361によって前方へ向けての移動力を付勢さ
れている。そして、該中継スライダー360の後端部上
縁には内方へ突出した押圧突片362が形成されてい
る。また、中継スライダー360の前端縁には外方へ突
出した被押圧片363が形成されている。そして、該被
押圧片363はメインシャーシ100の左側面部130
に形成された前後方向に長い開口131(図3参照)を
通して該左側面部130の外側へ突出されている。
【0101】上記イジェクト摘子350の内面には前後
に離間して2つの押圧突起351、352が突設されて
おり、後側の押圧突起352が上記中継スライダー36
0の被押圧片363の前面に当接している(図46参
照)。また、上記スライダー320の後端寄りの部分の
上端には外方へ突出した被押圧片329が形成されてお
り、スライダー320が移動範囲の前端にある状態、即
ち、メディアホルダー300がローディング位置にある
状態で、上記被押圧片329は上記中継スライダー36
0の押圧突片362に後方から接している。
【0102】しかして、ローディングされているMD1
2のイジェクトは、上記イジェクト摘子350を後方へ
移動させることによって為される。即ち、イジェクト摘
子350が後方へ移動されると、その押圧突起352に
押圧されて中継スライダー360が後方へ移動し(図4
7乃至図49参照)、その押圧突片362がスライダー
320の被押圧片329を後方へ押圧し、これによっ
て、該スライダー320が後方へ移動してメディアホル
ダー300が上昇せしめられ、アンローディング位置ま
で移動し、これによって、MD12のイジェクトが為さ
れる。
【0103】次に、上記カバー体8の開閉について説明
する(図40乃至図54参照)。
【0104】カバー体8はメインシャーシ100に回動
自在に支持されている。カバー体8は金属部材で形成さ
れ、外筐2の開口7を閉塞する本体部400と該本体部
400の左右両側部からほぼ後方へ向けて突出された腕
部401、402とから成る(図40参照)。そして、
腕部401、402の後端部がメインシャーシ100の
左側面部130及び右側面部120の前端部に回動自在
に支持されている。また、右側の腕部402の後端寄り
の部分の下縁からはバネ掛け片403が後方へ向けて突
設されており、該バネ掛け片403とメインシャーシ1
00の右側面部120の前端寄りの部分の下縁に突設さ
れたバネ掛け片121との間に引張コイルバネ404が
張設され(図4及び図40参照)、これによって、カバ
ー体8には左方から見て反時計回り方向の、即ち、上記
開口7を閉じる方向への回動力が付勢されている。尚、
この回動力はそれほど強いものではなく、カバー体8を
上記開口7を閉塞する閉塞位置へと回動させるのに十分
なものであれば良い。
【0105】左側の腕部401の左側面の前端部下縁に
は被ロック部として機能する係合片405が突設され、
また、該係合片405より上方の位置で下方を向いた押
圧面406が形成されている。更に、該押圧面406の
後端に連続して下方を向き且つ後ろ下がりに傾斜した被
押圧面(第2の被押圧部)407が形成されている。
【0106】更に、本体部400の内面には左右にほぼ
等間隔に3つのリブ408、408、408が突設され
ており、これらリブ408、408、408の下縁40
8a、408a、408aが被押圧縁(第1の被押圧
部)となっている。
【0107】メインシャーシ100の左側面部130の
内面にロック手段たるロックスライダー410が前後方
向に移動自在に支持されている(図41乃至図54参
照)。該ロックスライダー410はそれに形成された長
孔411、412が左側面部130に植設された支持ピ
ン132、133によって前後方向に移動自在に支持さ
れている。前側の長孔411は前側部分411aと該前
側部分411aの後端に連続した後側部分411bとか
ら成り、後側部分411bは前側部分411aよりやや
上方に位置している。
【0108】ロックスライダー410の後端部下縁には
バネ掛け片413が突設されており、該バネ掛け片41
3とメインシャーシ100の左側面部130の下縁に突
設されたバネ掛け片134との間に引張コイルバネ42
0が張設され、これによって、ロックスライダー410
には前方へ向けての移動力が付勢されている。従って、
ロックスライダー410は、それに後方へ向けての移動
力が加えられていない状態では、その移動範囲の前端に
位置している(図41参照)。
【0109】ロックスライダー410の前端部にはカバ
ー体8をロックするロック部として機能するロック片4
14が設けられている。即ち、ロックスライダー410
の前端部上縁から上方へ向けてロック片414が突設さ
れ、該ロック片414の上端部から前方へ向けてロック
爪414aが突設されている。
【0110】また、ロックスライダー410の後端部に
は上方へ向けて被押圧片415が突設され、該被押圧片
415の前端に被押圧部415aが形成されている。更
に、ロックスライダー410の上縁のうち後端よりやや
前側の位置にストッパ片(第1のストッパ部)416が
上方へ向けて突設されている。そして、上記スライダー
320の上縁の前端寄りの位置には外方へ、即ち、左方
へ向けて突出したストッパ片417が突設されている。
【0111】更に、メインシャーシ100の左側面部1
30の前端部には一時停止片135が内方へ向けて、即
ち、右方へ向けて突設されている。
【0112】しかして、メディアホルダー300がロー
ディング位置にある状態で、カバー体8は開口7を閉塞
した閉塞位置にロックされている。即ち、スライダー3
20はその移動範囲の前端に位置し、中継スライダー3
60及びロックスライダー410も共にその移動範囲の
前端に位置している。また、イジェクト摘子350も中
継スライダー360に付勢されている移動力を中継スラ
イダー360の被押圧片363、押圧突起352を介し
て受けて、その移動範囲の前端に位置している。ロック
スライダー410がその移動範囲の前端に位置している
状態においては、その前側の長孔411の後側部分41
1bが支持ピン132と係合しており、そのロック爪4
14aがカバー体8の係合片405と係合し、これによ
って、カバー体8はその閉塞位置にロックされた状態と
なっている(図41及び図46参照)。
【0113】このように、MD12がローディングされ
ている状態では、ロックスライダー410のロック爪4
14aがカバー体8の係合片405と係合し、これによ
って、カバー体8はその閉塞位置にロックされた状態と
なっているので、カバー体8が不用意に開放位置へ回動
してしまうようなことはない。
【0114】更に、メディアホルダー300がローディ
ング位置にある状態において、スライダー320の被押
圧片329は中継スライダー360の押圧突片362に
後方から近接乃至当接し、中継スライダー360の被押
圧片363はイジェクト摘子350の押圧突起352に
後方から近接乃至当接し、ロックスライダー410の被
押圧部415aはイジェクト摘子350の押圧突起35
1に後方から当接し、また、ロックスライダー410の
ストッパ片416はスライダー320のストッパ片41
7に後方から近接している(図46参照)。
【0115】そして、MD12をイジェクトするとき
は、イジェクト摘子350を後方へ移動させる。
【0116】イジェクト摘子350が後方へ移動する
と、その押圧突起352が中継スライダー360の被押
圧片363を後方へ向けて押圧して中継スライダー36
0が後方へ移動され、また、イジェクト摘子350の押
圧突起351がロックスライダー410の被押圧部41
5aを後方へ向けて押圧してロックスライダー410が
後方へ移動される。これによって、ロックスライダー4
10のロック爪414aがカバー体8の係合片405か
ら後方へ外れ、カバー体8に対するロックが解除される
(図42及び図47参照)。この間に、メディアホルダ
ー300がアンローディング位置に移動し、MD12は
イジェクトされる。
【0117】MD12がイジェクトされるとき、カバー
体8はそれに回動力を付勢している引張コイルバネ40
4の弾発力に抗して開口7を開放するように回動され
る。
【0118】メディアホルダー300がアンローディン
グ位置へ向けて上昇されて来ると、該メディアホルダー
300に保持されているMD12によって、カバー体8
のリブ408、408、408の下縁、即ち、被押圧縁
408a、408a、408aが上方へ向けて押圧さ
れ、これによって、カバー体8が開口7を開放する開放
位置へ向けて回動される(図43乃至図48参照)。
【0119】カバー体8がある程度開放されると、後方
へ移動している途中のロックスライダー410のロック
片414の上端縁後端がカバー体8の被押圧面407に
当接し(図44参照)、そこから更にロックスライダー
410が後方へ移動することにより、ロック片414の
上端縁後端が被押圧面407を押圧して、これによっ
て、カバー体8は開放位置まで回動される(図45及び
図49参照)。従って、この場合にはロックスライダー
410が押圧手段として機能し、ロック片414が押圧
部として機能する。そこで、MD12は上記イジェクト
レバー340によってその一部が開口7から外部へ突出
される。
【0120】このように、MD12のイジェクト時に、
カバー体8を開放位置へ回動させるのに、上昇して来る
MD12によってカバー体8が途中まで回動されるよう
にし、そのあとのカバー体8の回動をロック片414が
被押圧面417を押圧することによって行うようにする
ことによって、装置の大きさを大きくすること無しに、
MD12にかかる負荷を小さくすることができ、MD1
2のスムースなイジェクトを可能とする。
【0121】イジェクト摘子350は、それを後方へ押
圧していた力が除かれると、中継スライダー360に付
勢されている引張コイルバネ361による前方への移動
力を中継スライダー360の被押圧片363、イジェク
ト摘子350の押圧突起352を介して受け、その移動
範囲の前端に戻る。
【0122】イジェクト摘子350がその移動範囲の前
端に移動すると、その押圧突起351がロックスライダ
ー410の被押圧部415aから前方へ離間するので、
ロックスライダー410は引張コイルバネ420の引張
力によって前方へ移動する。しかしながら、上記したよ
うに、スライダー320はその移動範囲の後端まで移動
した状態をロックされているので、そのストッパ片41
7も後方へ移動しており、前方へ戻ろうとするロックス
ライダー410のストッパ片416が途中でスライダー
320のストッパ片417に当接し、それ以上の前方へ
の移動を阻止される(図50参照)。従って、この場合
にはスライダー320はロックスライダー410の移動
を阻止する停止手段(第1の停止手段)として機能し、
ストッパ片417はストッパ部(第1のストッパ部)と
して機能する。
【0123】そして、ロックスライダー410のストッ
パ片416がスライダー320のストッパ片417に当
接してロックスライダー410がそれ以上の前方への移
動を阻止された状態では、ロックスライダー410のロ
ック片414はカバー体8の被押圧面407より前方に
位置しているので、MD12がMD再生装置1から取り
出されると、カバー体8を開放位置に保持しておくもの
がなくなるので、カバー体8はそれに付勢されている引
張コイルバネ404による回動力によって閉塞位置へと
回動され、これによって、外筐2の開口7が閉塞される
(図51参照)。
【0124】MD12がイジェクト(排出)されている
状態では、上記したように、メディアホルダー300は
待機位置に位置し、カバー体8は引張コイルバネ404
による付勢力のみで閉塞位置にある(図51参照)。従
って、MD12の挿入先端を上記挿入凹部11に挿入し
てから、MD12を押し込むと、該押込力がカバー体8
の傾斜面を押して、カバー体8に開放位置へ向けての回
動力が加えられ、これによって、開口7が開口されて、
MD12はそのまま中へと挿入される(図52参照)。
【0125】そして、MD12がほとんど挿入される
と、上記したように、後は、自動的に引き込まれ、カバ
ー体8が閉塞位置へと移動し、また、MD12は所定の
装着位置に装着される。
【0126】この過程で、カバー体8が閉塞位置にロッ
クされる動作について説明する(図52乃至図54参
照)。
【0127】即ち、メディアホルダー300内にMD1
2が挿入されてきて(図52参照)、該MD12によっ
てイジェクトレバー340が回動され、イジェクトレバ
ー340のストッパ縁345によるスライダー320に
対するロックが解除されて、スライダー320が引張コ
イルバネ322による付勢力によって前進すると共にメ
ディアホルダー300がローディング位置に向かって下
降する。
【0128】スライダー320の前進によりそのストッ
パ片417が前方へ移動すると、ロックスライダー41
0は引張コイルバネ420による付勢力によって前方へ
移動する。しかしながら、ロックスライダー410はそ
の前側の長孔411はその前側部分411aと後側部分
411bとの境部分が支持ピン132と係合していて且
つ引張コイルバネ420の引張力が及んでいるバネ掛け
片413の位置の関係からロックスライダー420には
長孔412と支持ピン133との係合部を回動軸として
その前端が上方へ変位する方向への回動力が付勢され、
そのためロックスライダー410の前端縁(第2の被ス
トッパ部)418がメインシャーシ100の一時停止片
135に当接してそれ以上の前方への移動を阻止され、
スライダー320のストッパ片417と離間した状態で
位置される(図53参照)。従って、この場合にはメイ
ンシャーシ100はロックスライダー410を停止させ
る停止手段(第2の停止手段)として機能し、一時停止
片135はストッパ部8第2のストッパ部)として機能
する。
【0129】そこで、MD12がローディングされるこ
とによって、カバー体8が閉塞位置へと回動されてくる
と、そのロックを解除する解除部として機能する押圧面
406がロックスライダー410のロック片414の上
縁を下方へ向けて押圧し(図54参照)、これによっ
て、ロックスライダー410はその前端が下方へ移動す
るように回動し、その前端縁418がメインシャーシ1
00の一時停止片135から下方へ外れ、引張コイルバ
ネ420の引張力によって前進し、そのロック爪414
aが閉塞位置に来ているカバー体8の係合片405に係
合し、カバー体8をその閉塞位置にロックする(図46
参照)。
【0130】メインシャーシ100の後端部には後述す
る電池を収納する電池収納ケースたる電池ケース500
が支持されている(図55参照)。
【0131】ケース本体510は絶縁材料、例えば、合
成樹脂で形成され、左右両端が開口された筒状をしてい
る(図55及び図56参照)。即ち、上下に扁平で左右
方向に長い角筒状をした部分の下面に半円筒状の部分が
連続された形状をしており、電池を収納する収納空間で
ある上側の角筒状の空間511と下側の半円筒状の空間
512とが連続している。
【0132】そして、このようなケース本体510がビ
ス止め等によりメインシャーシ100の後端部に固定さ
れる。
【0133】ケース本体510の右側の開口513が蓋
部520によって開閉される(図55乃至図58参
照)。蓋部520は合成樹脂製の蓋本体530と導電性
材料から成るヒンジ体540と同じく導電性性材料から
成るマイナス接点板550とから成り、導電性材料から
成る支点板560を介してケース本体510に取り付け
られる。
【0134】蓋本体530はケース本体510の開口端
とほぼ同じ大きさの主部531と該主部531の内面の
うち前端縁(蓋部520に関し、こちら側の部分を「基
端部」という。)を除いた周縁から突設された周壁部5
32とを有し、該周壁部532のうち後端縁(蓋部52
0に関し、こちら側を「先端部」という。)に位置する
部分の上下両端部の内面で且つ主部531から隔たった
位置に係合片533、533が突設されている。
【0135】また、主部531の内面のうち前後方向に
おけるほぼ中央部の上下両縁寄りの位置に前後方向に延
びる被支持片534、534が突設されている。これら
被支持片534、534の主部531からの突出量は周
壁部532のそれとほぼ同じであり、その突出端側の互
いに対向する面には前後方向に延びる被支持溝534
a、534aが形成されている。また、主部531の内
面のうち被支持片534、534よりやや基端部側の位
置に抜け止め片535が突設されている。更に、該抜け
止め片535よりやや先端側の部分に圧迫突起536が
突設され、該圧迫突起536の基端側の面536aは先
端側に行くに従って突出量が多くなる傾斜面に形成され
ている。
【0136】ヒンジ体540は上記蓋本体530より一
回り小さい枠状に形成され、その基端部の上下両端に外
方へ突出した被支持片541、541が形成され、該被
支持片541、541に被支持孔541a、541aが
形成されている。また、先端部からは基端部側へ且つや
や外方へ向かって弾性片542が突設されている。
【0137】しかして、ヒンジ体540はその上下両縁
が蓋本体530の基端部側からその被支持溝534a、
534aに摺動自在に係合される。そして、ヒンジ体5
40が蓋本体530の先端部側へ移動されていくと、そ
の弾性片542が蓋本体530の抜け止め片535によ
って内方へ撓みながらこれを乗り越えていき、抜け止め
片535を先端側へ乗り越えたところで撓んでいたのが
元へ戻り、その先端が抜け止め片535の先端側面と係
合し、これによって、蓋本体530とヒンジ体540と
が互いに前後方向に移動自在に、しかしながら、抜け止
め片535と弾性片542との係合によって互いに抜け
止めされた状態で結合される(図57参照)。
【0138】マイナス接点板550は上下幅が上記ヒン
ジ体540の基端部の上下幅とほぼ同じ上下幅を有する
基部551の先端部側の縁からマイナス側端子部として
機能する弾性片552が先端部側に向かって突設され、
該弾性片552の先端部には接点ピン553が内方へ向
けて突設されている。また、基部551の下縁からは接
続片554が外方へ向けて突設されており、該接続片5
54には挿通孔554aが形成されている。
【0139】そして、マイナス接点板550はその基部
551がヒンジ体540の基端部内面にスポット溶接に
より固定され、それにより、弾性片552はヒンジ体5
40が形作る枠の内側に且つマイナス側の端子である接
点ピン553が蓋部520のほぼ中央に位置し、また、
接続片554がヒンジ体540の下側の被支持片541
の下側に重なって位置し、その挿通孔554aがヒンジ
体540の下側の被支持片541の被支持孔541aと
整合した状態となる。
【0140】支点板560は左右方向に延びるほぼ板状
をした主部561の右端部の上下両縁から前方へ突出し
た支持片562、563を有し、各支持片562、56
3にはそれぞれ支持孔562a、563aが形成されて
いる。また、下側の支持片563の前縁からは接続片5
64が前方へ向けて突設されている。
【0141】しかして、支点板560はその主部561
がケース本体510の前面壁の右端部にビス止めにより
固定され、また、接続片564がメインシャーシ100
に固定される図示しないプリント配線基板の電源回路に
半田付けされる。
【0142】そして、ヒンジ体540の被支持片54
1、541及びマイナス接点板550の接続片554が
支点板560の支持片562、563にそれぞれ重ね合
わされる。尚、このとき、マイナス接点板550の接続
片554は支点板560の下側の支持片563の上側に
重ね合わされる。それから、ヒンジ軸555が支持孔5
62a、被支持孔541a、541a、挿通孔554
a、支持孔563aに挿通され、これによってヒンジ体
540が支点板560に回動自在に支持される。また、
マイナス接点板550は支点板560を介して図示しな
いプリント配線基板の電源回路に接続される。
【0143】上記ケース本体510の開口端面、即ち、
右端面の後縁部には係合部514が外方へ向けて突設さ
れている。該係合部514の上下幅は上記蓋本体530
の周壁部532の上下の間隔よりやや小さくされてい
る。そして、該係合部514の上下両端部にはそれぞれ
スリット514a、514aが形成されている。
【0144】蓋部520によってケース本体510の開
口513を閉塞するときは、蓋本体530をヒンジ体5
40に対して先端側へ移動させた状態にしておき(図5
8参照)、その状態で開口513を閉塞するように支点
板560に対して回動させる。これによって、開口51
3が蓋本体530によって閉塞され、その周壁部532
の前端部側の部分がケース本体510の係合部514を
覆った状態となる。この状態から、蓋本体530をヒン
ジ体540に対して基端側へ移動させると、その係合片
533、533がケース本体510のスリット514
a、514aに係合され、この間に、ヒンジ体540の
弾性片542が蓋本体530の圧迫突起536の傾斜面
536aを先端側へ迫って行って左方へ撓まされ、これ
によって、該弾性片542と傾斜面536aとの間の摩
擦力が増大し、これによって、蓋部520はケース本体
510の開口513を閉塞した状態にロックされる(図
59参照)。
【0145】また、ケース本体510の開口513を開
放する場合は、蓋本体530をヒンジ体540に対して
先端部側へ移動させてその係合片533、533をケー
ス本体510のスリット514a、514aから抜け出
させると共にヒンジ体540の弾性片542と蓋本体5
30の圧迫突起536の傾斜面536aとの圧接状態を
解除する(図58参照)。これによって、蓋部520の
閉塞位置へのロックが解除されるので、蓋部520を回
動させて開口513を開放することが出来る。
【0146】ケース体510の左端部には端子ブロック
570が左右方向に摺動自在に配置されている。
【0147】プラス側端子部として機能する端子ブロッ
ク570は絶縁材料から成る端子ホルダー580と該端
子ホルダー580に支持されたプラス端子板590とを
備えている(図60参照)。
【0148】端子ホルダー580は絶縁材料、例えば、
合成樹脂から成り、平面形状で四角形の板状をしたベー
ス部581と該ベース部581の前後両縁から上方へ突
出した側面部582、582とベース部581の左側縁
及び側面部582、582の左端部間に架け渡すように
設けられた左側面部583とベース部581の右側縁の
前端部を除いた部分から下方へ突出された右側面部58
4とが一体に形成されて成る。側面部582、582は
その左端部がベース部581の左側縁より僅かに左方へ
突出されており、該左端部の上縁と左側面部583の上
縁とを架け渡すように庇部585が一体に形成されてい
る。
【0149】側面部582、582の左端部の互いに対
向した面には上下方向に延びる突条582a、582a
が突設され、それによって、左側面部583との間に溝
582b、582bが形成されている。また、側面部5
82、582のうち該溝582b、582bが形成され
た部分の上端部には係合孔582c、582cが形成さ
れている。更に、側面部582、582の左端部外面の
上下方向におけるほぼ中央の位置には被案内突起582
d、582dが突設されている。
【0150】後側の側面部582の下端部はやや下方へ
突出され、また、ベース部581の下面のうち右側面部
584の前端に対応したところから左端まで延びる突条
581aが形成され、これによって、ベース部581の
下面に配置凹部581bが形成される。また、上記突条
581a及び側面部582の右端部は更に下方へ突出さ
れ、該下方へ突出された部分に被案内突起581c、5
81cが外方へ向かって突設されている。
【0151】右側面部584の上端部中央には臨ませ孔
584aが形成され、また、右側面部584の左側面の
下端部にはストッパ突起584bが突設されている。そ
して、臨ませ孔584aはその外形が後述するガム型電
池及び単三型電池のプラス電極が挿入可能な大きさに形
成されている。
【0152】左側面部583の中央部には臨ませ孔58
3aが形成されており、該臨ませ孔583aも臨ませ孔
584aと同様にその外形がガム型電池及び単三型電池
のプラス電極が挿入可能な大きさに形成されている。
【0153】プラス端子板590は導電性を有する金属
板で形成され、平面形状でほぼ長方形をした中間部59
1と該中間部591の右縁から下方へ突出され後述する
単三型電池のプラス側の端子となる単三型用端子部59
2と中間部591の左縁から上方へ突出され後述するガ
ム型電池のプラス側の端子となるガム型用端子部593
とが一体に形成されている。
【0154】そして、中間部591は端子ホルダー58
0の上記配置凹部581bにぴったり収まる大きさに形
成され、単三型用端子部592は端子ホルダー580の
右側面部584の大きさ内に収まる大きさに形成され、
且つ、その上縁中央部には中間部591の上面より僅か
に上方に突出した突部592aが形成されている。ま
た、ガム型用端子部593は端子ホルダー580の左側
面部583より一回り小さい大きさに形成されている。
【0155】そして、該プラス端子板590は、その単
三型用端子部592が端子ホルダー580の右側面部5
84の左側面に密接するように配置され、その突部59
2aは端子ホルダー580のベース部581の前端に当
接した状態となり、更に、単三型端子部592の下縁が
端子ホルダー580の右側面部584の左側面に形成さ
れたストッパ突起584bと係合し、これらによって、
プラス端子板590は左方及び下方への移動を阻止され
た状態となる。また、その一部が上記右側面部584に
形成された臨ませ孔584aから右方へ臨まされる。
【0156】また、ガム型用端子部593は端子ホルダ
ー580の左側面部583の左側面に密接されその一部
が該左側面部583に形成された臨ませ孔から右方へ臨
まされる。
【0157】そして、プラス端子板590には図示しな
いプリント配線基板の電源回路に接続されたフレキシブ
ルプリント配線板が接続される。
【0158】上記のように、プラス端子板590が装着
された端子ホルダー580の左端部に押え板586が取
着される。該押え板586は絶縁材料、例えば、合成樹
脂によって形成され、左側面部583より一回り小さい
板状をしており、その前後両側縁の下端部から上方へ向
けて係合片586a、586aが突設され、該係合片5
86a、586aの上端部にはそれぞれ前方及び後方へ
突出した係合爪586b、586bが形成されている。
また、該押え板586の左側面のほぼ中央部には位置決
め突起586cが突設されている。
【0159】そして、押え板586は端子ホルダー58
0の左端部に形成された溝582b、582bに上記プ
ラス端子板590のガム型用端子部593の左側に位置
するように下方から挿入される。そして、溝582b、
582bに所定の位置まで挿入されると、その係合爪5
86b、586bが端子ホルダー580の係合孔582
c、582cに係合し、これによって、押え板586の
端子ホルダー580からの脱落が防止される。このよう
にして、プラス端子板590のガム型用端子部593の
左側が押え板586によって押えられ、これによって
も、プラス端子板590の端子ホルダー580に対する
左方への移動が阻止される。このようにして、端子ブロ
ック570が形成される。
【0160】ケース本体510の角筒状空間511の前
後両内面には左端からやや右方まで延びる案内溝511
a、511aが形成され、また、半円筒状空間512の
前側内面の角筒状内面511に近接した部分には左端か
らやや右方まで延びる案内溝512a、512aが形成
されている。
【0161】しかして、上記端子ブロック570は、そ
の被案内突起582d、582dがケース本体510の
案内溝511a、511aに摺動自在に係合され、ま
た、被案内突起581c、581cがケース本体510
の案内溝512a、512aに摺動自在に係合され、こ
れによって、ケース本体510に案内溝511a、51
1a、512a、512aの長さの範囲で左右方向に移
動自在に支持される。そして、メインシャーシ100の
左側面部130の後端部内面と端子ブロック570の押
え板586の左側面との間に位置決め突起586cに外
嵌状に支持された圧縮コイルバネ587が縮設され、こ
れによって、端子ブロック570には右方へ向けての移
動力が付勢される。
【0162】上記した電池ケース500には扁平な角柱
状をした、いわゆるガム型電池601及び単三型電池6
02を選択的に装着することが出来る。
【0163】ガム型電池601は角筒状空間511内に
プラス電極601aを左側にした向きで装着される(図
61参照)。ガム型電池601が角筒状空間511内に
挿入されて蓋部520が閉じられると、蓋部520に設
けられたマイナス端子板550の接点ピン553がガム
型電池601のマイナス電極601bに弾接し、また、
ガム型電池601のプラス電極601aが端子ブロック
570のガム型用端子部593に臨ませ孔583aを介
して当接し、且つ、これを左方へ押圧するので、端子ブ
ロック570は圧縮コイルバネ587を圧縮しながら左
方へ移動する。このようにして、ガム型電池601はそ
のプラス電極601aとマイナス電極601bの両方か
ら弾発的に保持され、これによって、図示しないプリン
ト配線基板の電源回路に確実に接続される。
【0164】単三型電池602は半円筒状空間512と
角筒状空間511とから成る空間内にプラス電極602
aを左側にした向きで装着される(図62参照)。単三
型電池602が上記空間511、512内に挿入されて
蓋部520が閉じられると、蓋部520に設けられたマ
イナス端子板550の接点ピン553が単三型電池60
2のマイナス電極602bに弾接し、また、単三型電池
602のプラス電極602aが端子ブロック570の単
三型用端子部592に臨ませ孔584aを介して当接
し、且つ、これを左方へ押圧するので、端子ブロック5
70は圧縮コイルバネ587を圧縮しながら左方へ移動
する。このようにして、単三型電池602はそのプラス
電極602aとマイナス電極602bの両方から弾発的
に保持され、これによって、図示しないプリント配線基
板の電源回路に確実に接続される。
【0165】上記したように、この電池ケース500に
あっては、ガム型電池601と単三型電池602を選択
的に使用することが出来、また、端子ブロック570が
左右方向に、即ち、これら電池601、602の長手方
向に移動自在であるので、電池601、602の大きさ
のバラツキを吸収することが出来る。また、電池60
1、602のプラス電極601a、602a及びマイナ
ス電極601b、602bにそれぞれの端子部593、
592及び接点ピン553が弾接した状態となるので、
外部的ショックにより電池601、602が瞬間的に動
いた場合でも、それぞれの端子部593、592及び接
点ピン553が電池601、602の端子601a、6
02a及び601b、602bに瞬時に追従し、瞬間的
な電源切れを防止することが出来る。
【0166】また、上記したように、端子ホルダー58
0の左側面部583に臨ませ孔583aを、また、右側
面部584に臨ませ孔584aを形成し、これらの臨ま
せ孔583a、584aの外形をガム型電池601及び
単三型電池602のプラス電極601a、602aが挿
入可能な大きさに形成しているのは、臨ませ孔583
a、584aにガム型電池601又は単三型電池602
をそのマイナス電極601b、602bを対向する向き
で間違って挿入してしまった場合に、マイナス電極60
1b、602bがプラス端子板590のガム型用端子部
593又は単三型用端子部592に接しないようにする
ためである。従って、このようにガム型電池601又は
単三型電池602を間違って挿入した場合でも、ショー
トを引き起こしてしまうようなことがない。従って、こ
の場合には、端子ホルダー580の左側面部583又は
右側面部584は絶縁部としての役割を果たす。
【0167】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明記録再生媒体のホルダーの移動機構は、記録
再生媒体が装着される装着部を有するメカシャーシと、
記録再生媒体が挿脱される挿脱口を有し挿入された記録
媒体を保持するホルダーと、挿脱方向における一端部が
挿入方向におけるホルダーの端部に回動自在に支持され
ると共に他端部が挿入方向におけるメカシャーシの端部
に回動自在に支持された支点レバーと、メカシャーシの
側面部に対し挿脱方向に移動自在に支持されたスライダ
ーとを備え、該スライダーには挿脱方向に離間して同じ
向きで斜めに延びる第1のスリットと第2のスリットと
が形成され、上記ホルダーの側面部には第1のスリット
に摺動自在に係合される第1の摺動軸が突設され、上記
支点レバーの側面部には第2のスリットに摺動自在に係
合される第2の摺動軸が突設され、メカシャーシの側面
部に対してスライダーが挿脱方向に移動することによ
り、ホルダーが挿脱方向と略直交する方向に移動してメ
カシャーシと離接されるようにしたので、記録再生装置
におけるホルダーのメカシャーシに対する離接方向の大
きさ及び挿脱方向の大きさを小さくすることができる。
【0168】請求項2に記載した発明にあっては、スラ
イダーがメカシャーシの一方の側面部にのみ支持された
ので、スライダーがメカシャーシの両側面部に支持され
た場合に比し、記録再生装置の幅方向の大きさを小さく
することができる。
【0169】尚、上記した実施の形態において示した各
部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する
に際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、
これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈され
ることがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図62と共に本発明の実施の形態を示
すものであり、本図はMDを挿脱するための開口を閉じ
た状態のMD再生装置の外観を示す概略斜視図である。
【図2】MDを挿脱するための開口を開いた状態のMD
再生装置の外観を示す概略斜視図である。
【図3】MD再生装置の分解側面図である。
【図4】メカシャーシとメインシャーシが結合された状
態を示す底面図である。
【図5】ダンパー部材とそれが支持される支持孔とを示
す拡大断面図である。
【図6】メカシャーシの平面図である。
【図7】メカシャーシの底面図である。
【図8】補助ガイドレールの拡大斜視図である。
【図9】図10及び図11と共に補助ガイドレールの形
成方法を示すものであり、本図はL字折曲部が形成され
た状態を示す拡大断面図である。
【図10】折返片が形成された状態を示す拡大断面図で
ある。
【図11】L字折曲部の一部がプレスされて補助ガイド
レールが形成された状態を示す拡大断面図である。
【図12】図13及び図14と共に別の補助ガイドレー
ルの形成方法を示すものであり、本図はL字折曲部が形
成された状態を示す拡大断面図である。
【図13】折返片が形成された状態を示す拡大断面図で
ある。
【図14】折曲片がL字折曲部に接するように折り曲げ
られて補助ガイドレールが形成された状態を示す拡大断
面図である。
【図15】メカシャーシに送りネジが支持された状態を
示す拡大底面図である。
【図16】図17及び図18と共に軸受部の形成方法を
示すものであり、本図はスリットが形成された状態を示
す拡大斜視図である。
【図17】U字状部分が形成された状態を示す拡大斜視
図である。
【図18】受部が形成されて軸受部が形成された状態を
示す拡大斜視図である。
【図19】図20及び図21と共に別の軸受部の形成方
法を示すものであり、本図はスリットが形成された状態
を示す拡大斜視図である。
【図20】U字状部分が形成された状態を示す拡大斜視
図である。
【図21】受部が形成されて軸受部が形成された状態を
示す拡大斜視図である。
【図22】図23と共にメディアホルダーの移動機構を
示すものであり、本図はメディアホルダーがローディン
グ位置にある状態を示す左側面図である。
【図23】メディアホルダーが待機位置又はアンローデ
ィング位置にある状態を示す左側面図である。
【図24】図25と共にトグルバネの作用を示すもので
あり、本図はトグルバネがメカシャーシとメディアホル
ダーとを離間させる方向に作用している状態を示す右側
面図である。
【図25】トグルバネがメカシャーシとメディアホルダ
ーとを近づける方向に作用している状態を示す右側面図
である。
【図26】メディアホルダーが待機位置又はアンローデ
ィング位置にある状態を示す背面図である。
【図27】メディアホルダーがローディング位置にある
状態を示す背面図である。
【図28】図29乃至図31と共にイジェクトレバーの
動作を示すものであり、本図はイジェクトレバーが回動
される前の状態を示す拡大平面図である。
【図29】イジェクトレバーが回動されてストッパ縁の
右端が被ストッパ片の左端に対応した位置に来た状態を
示す拡大平面図である。
【図30】スライダーが前進してそのカラーがイジェク
トレバーの被押圧片の後半部を押圧している状態を示す
拡大平面図である。
【図31】イジェクトレバーがさらに回動された状態を
示す拡大平面図である。
【図32】図33及び図34と共にMDのメカシャーシ
に対する位置決めの動作を示すものであり、本図はメデ
ィアホルダーにMDが挿入される状態を示す断面図であ
る。
【図33】メディアホルダーにMDが完全に挿入され位
置決め孔がガイド軸に挿入される直前の状態を示す断面
図である。
【図34】MDがメカシャーシに対して位置決めされた
状態を示す断面図である。
【図35】図36乃至図39と共にガイド軸の形成方法
の一例を示すものであり、本図はメカシャーシの主面部
が加工される前の状態を示す拡大断面図である。
【図36】図35に引き続き絞り加工が行われた状態を
示す拡大断面図である。
【図37】図36に引き続き絞り加工が行われた状態を
示す拡大断面図である。
【図38】図37に引き続き絞り加工が行われた状態を
示す拡大断面図である。
【図39】図38に引き続き絞り加工が行われガイド軸
が形成された状態を示す拡大断面図である。
【図40】カバー体の拡大底面図である。
【図41】図42乃至図45と共にカバー体の開閉機構
を示すものであり、本図はカバー体がロックされている
状態を一部を断面にして示す拡大側面図である。
【図42】ロックスライダーが後方に移動してカバー体
のロックが解除されると共にMDが上昇してカバー体の
被押圧縁に当接した状態を一部を断面にして示す拡大側
面図である。
【図43】ロックスライダーがさらに後方に移動すると
共にMDがさらに上昇してカバー体の被押圧縁を押圧し
てカバー体を回動させている状態を一部を断面にして示
す拡大側面図である。
【図44】ロックスライダーがさらに後方に移動しカバ
ー体の被押圧面がロック片に押圧されてカバー体がさら
に回動されている状態を一部を断面にして示す拡大側面
図である。
【図45】ロックスライダーがさらに後方に移動しカバ
ー体が完全に開放された状態を一部を断面にして示す拡
大側面図である。
【図46】図47乃至図51と共にMDがイジェクトさ
れるときの各スライダーの動作を示すものであり、本図
はカバー体がロックスライダーにロックされた状態を示
す側面図である。
【図47】イジェクト摘子の操作によりロックスライダ
ーとスライダーが後方に移動されはじめた状態を示す側
面図である。
【図48】ロックスライダーとスライダーがさらに後方
に移動されカバー体が稍回動された状態を示す側面図で
ある。
【図49】ロックスライダーとスライダーが後方側の移
動端に移動されカバー体が完全に開放されMDが装置か
ら突出した状態を示す側面図である。
【図50】イジェクト摘子の操作が解除されロックスラ
イダーと中継スライダーが前方に移動された状態を示す
側面図である。
【図51】MDが取り出されてカバー体が閉塞された状
態を示す側面図である。
【図52】図53及び図54と共にMDが挿入されると
きの各スライダーの動作を示すものであり、本図はMD
が挿入されカバー体が開放された状態を示す側面図であ
る。
【図53】MDが挿入されロックスライダーが前方に移
動してその前端縁がメインシャーシの一時停止片に当接
した状態を示す側面図である。
【図54】カバー体が閉塞位置へ向けて回動されその押
圧面にロックスライダーのロック片が押圧される状態を
示す側面図である。
【図55】図56乃至図62と共に電池ケースを示すも
のであり、本図はメインシャーシに取り付けられた状態
を示す拡大水平断面図である。
【図56】蓋部と支点板とケース本体の一部を示す拡大
分解斜視図である。
【図57】蓋部が開放された状態を示す拡大背面図であ
る。
【図58】図59と共に蓋部を閉塞位置にロックする動
作を示すものであり、本図は蓋本体がヒンジ体に対して
先端側へ移動している状態を示す拡大断面図である。
【図59】蓋本体がヒンジ体に対してスライドされ蓋部
が閉塞位置にロックされた状態を示す拡大断面図であ
る。
【図60】端子ブロックとケース本体の一部を示す拡大
分解斜視図である。
【図61】ガム型電池が収納された状態を示す垂直断面
図である。
【図62】単三型電池が収納された状態を示す垂直断面
図である。
【図63】図64と共に従来の移動機構の一例を示すも
のであり、本図はホルダーがメカシャーシに対して回動
される前の状態を示す側面図である。
【図64】ホルダーがメカシャーシに対して回動された
状態を示す側面図である。
【符号の説明】
12…MD(記録再生媒体)、200…メカシャーシ、
211…折曲縁(メカシャーシの側面部)、222…タ
ーンテーブル(装着部)、300…メディアホルダー
(ホルダー)、302…側板部(ホルダーの側面部)、
306…摺動軸(第1の摺動軸)、310…支点レバ
ー、312…腕片(支点レバーの側面部)、313…摺
動軸(第2の摺動軸)、320…スライダー、323…
カムスリット(第1のスリット)、324…カムスリッ
ト(第2のスリット)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録再生媒体が装着される装着部を有す
    るメカシャーシと、 記録再生媒体が挿脱される(以下、挿脱時に記録再生媒
    体が移動する方向を「挿脱方向」という。)挿脱口を有
    し挿入された記録再生媒体を保持するホルダーと、 挿脱方向における一端部が挿入方向におけるホルダーの
    端部に回動自在に支持されると共に他端部が挿入方向に
    おけるメカシャーシの端部に回動自在に支持された支点
    レバーと、 メカシャーシの側面部に対し挿脱方向に移動自在に支持
    されたスライダーとを備え、 該スライダーには挿脱方向に離間して同じ向きで斜めに
    延びる第1のスリットと第2のスリットとが形成され、 上記ホルダーの側面部には第1のスリットに摺動自在に
    係合される第1の摺動軸が突設され、 上記支点レバーの側面部には第2のスリットに摺動自在
    に係合される第2の摺動軸が突設され、 メカシャーシの側面部に対してスライダーが挿脱方向に
    移動することにより、ホルダーが挿脱方向と略直交する
    方向に移動してメカシャーシと離接されるようにしたこ
    とを特徴とする記録再生媒体のホルダーの移動機構。
  2. 【請求項2】 上記スライダーがメカシャーシの一方の
    側面部にのみ支持されたことを特徴とする請求項1に記
    載の記録再生媒体のホルダーの移動機構。
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