JPH11255257A - 液体容器用口栓 - Google Patents

液体容器用口栓

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Publication number
JPH11255257A
JPH11255257A JP10058295A JP5829598A JPH11255257A JP H11255257 A JPH11255257 A JP H11255257A JP 10058295 A JP10058295 A JP 10058295A JP 5829598 A JP5829598 A JP 5829598A JP H11255257 A JPH11255257 A JP H11255257A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plug
cap
liquid container
side face
inner plug
Prior art date
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Pending
Application number
JP10058295A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Kobayashi
正男 小林
Tadahiro Kojima
忠裕 小嶋
Naoshi Umetsu
直志 梅津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP10058295A priority Critical patent/JPH11255257A/ja
Publication of JPH11255257A publication Critical patent/JPH11255257A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】振り出し用途と注出用途の両者に適し、且つ、
液止め用のパッキンを不要とする液体容器用の口栓を提
供することである。 【解決手段】口栓本体と中栓とキャップからなり、中栓
20には樹脂ゲート21と口栓本体に嵌合する側面29
との間に位置する斜面に複数個の振出口22、及び前記
側面29に2本のハーフカット部25を設け、前記振出
口22の周囲に環状の突起部23を有する液体容器用口
栓である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック単
体、紙とプラスチックを組み合わせた複合材料を基材と
した液体容器の口栓に関するものであり、容器を逆さま
にして内容物を振出口から散布する、或いは内容物を別
な容器に注ぎ出す、両者のどちらにも都合の良い液体容
器の口栓である。このような液体容器は、トイレ、風呂
の掃除の時に使用する液体洗剤、肥料や農薬等に広く用
いられる。
【0002】
【従来の技術】従来、このような液体容器の口栓は、図
5、図6に示すように振り出しタイプの場合は、穴開き
中栓を有するが上部が平らであり、液止め用にパッキン
(40)が中栓とキャップの間に使用されていた。ま
た、中栓も外し難い構造になっている。従って、振り出
し用の用途のみの対応になっている。製造コスト的にも
パッキン(40)及びこの組み込み工程代金が必要とな
り不利であり、また、パッキンの脱落の不安もあった。
【0003】一方、注出タイプの場合は、穴が開いてい
ない中栓であり、中栓とキャップが別々になっている物
や、中栓がキャップに予め組み込まれて一体化されてい
る物もある。このものは穴が開いていないので、振り出
し用途には適さないのが実情である。
【0004】このように、振り出しタイプと注出タイプ
は、それぞれその用途のみに適合する構造になってお
り、両者の用途を満足させることが困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みてなされたものであり、振り出し用途と注出用途
の両者に適し、且つ液止め用のパッキンを不要とする液
体容器用の口栓を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、口栓本体(12)と中栓(20)とキャップ(3
0)からなり、中栓には樹脂ゲート(21)と口栓本体
に嵌合する側面(29)との間に位置する斜面に複数個
の振出口(22)、及び前記側面(29)に2本のハー
フカット部(25)を設け、前記振出口(22)の周囲
に環状の突起部(23)を有することを特徴とする液体
容器用口栓である。
【0007】また、請求項2に記載の本発明は、口栓本
体(12)と中栓(20)とキャップ(30)からな
り、前記中栓には口栓本体に嵌合する側面(29)との
間に位置する斜面に複数個の振出口(22)を設け、前
記振出口(22)の周囲に環状の突起部(23)を有す
ることを特徴とする液体容器用口栓である。
【0008】また、請求項3に記載の本発明は、前記中
栓(20)の内側面にコンタクトリング(27)及びイ
ンナーリング(26)を有し、振出口(22)と振出口
との間の位置に樹脂ゲート(21)とインナーリング
(26)間に変形防止用のリブ(28)を設けた中栓で
あることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液
体容器用口栓である。
【0009】また、請求項4に記載の本発明は、口栓本
体(12)と中栓(20)とキャップ(30)との剛性
がキャップ>口栓本体>中栓の関係を有することを特徴
とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の液体容
器用口栓である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら詳細に
説明する。図4は本発明の液体容器の口栓部を示す図で
あり、液体容器はプラスチック単体、紙とプラスチック
とを組み合わせた複合材料で作製されている。斜面に振
出口(22)が設けられている中栓(20)、更にこの
中栓の上にキャップ(30)が口栓本体にそれぞれ嵌合
されている。
【0011】中栓は、図1に示す如くプラスチック樹脂
ゲート(21)と口栓本体に嵌合する側面(29)との
間には斜面を有し、この斜面に振出口(22)を設け、
この振出口の周囲に環状の突起部(23)を形成させて
ある。振出口を中栓の天面より斜面に設けた方が傾斜面
が変形して密着し易いため、キャップの多少の緩みに対
して開く間隔は少なくキャップとの嵌合性が改善され
る。
【0012】この振出口(22)の周囲に環状の突起部
(23)を設けたことにより、キャップとのシール性が
大きくなり液止め機能を付与することができ、従来のよ
うなパッキンを付ける必要が無くなる。
【0013】この液体容器を振り出し用途でなく、農薬
等においては内容物の全量を田畑の取水口や別の大型タ
ンクに注ぐ際には、中栓を外すことが必要となる。中栓
を外し易くするために、側面にハーフカット部(25)
を形成させ図1(c)に示すように摘み部(24)を外
側に引っ張ることにより、ハーフカット部が切れ、中栓
(20)を上に引き上げ取り外し易い構造にしてある。
【0014】更に、中栓がキャップで振出口を液止めす
るために、密着し押された際、中栓が変形することを防
止する必要がある。この機能を付与するために、図1
(b)及び図3に示すように振出口(22)と振出口
(22)との間の位置に変形防止用リブ(28)を中栓
の内側面に設けることが好ましい。
【0015】本発明の振り出し及び全注出の両者に適合
する液体容器用口栓におけるキャップ(30)、中栓
(20)、口栓本体(12)の剛性の関係は、キャップ
>口栓本体>中栓であることが好ましく、一例として、
口栓本体(12)は高密度ポリエチレン、中栓(20)
は低密度ポリエチレン、キャップ(30)はポリプロピ
レンの材料を使用する。
【0016】
【発明の効果】従来のパッキン使用の振り出しタイプに
較べパッキンが不要であるためコストダウンができ、ま
た、これをセットする際の特殊な設備も不要であり、従
来の設備を使用できる。
【0017】従来は、振り出し用途と注出用途の液体容
器は、別々の製品として販売されており併用するには中
栓を別添えで用意するか、又は振り出しタイプの容器か
ら時間をかけて注出したり、ドライバー等で中栓をこじ
開けて外していたが本発明により両者の機能を満たすこ
とが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る中栓を説明する図であり、(a)
は中栓の斜視図、(b)は断面図、(c)は側面のハー
フカット部の拡大斜視図である。
【図2】本発明に係る中栓の平面図である。
【図3】本発明に係る中栓の底面図でる。
【図4】本発明の液体容器口栓を説明する端面図であ
る。
【図5】従来の振り出しタイプの液体容器用口栓の断面
図である。
【図6】従来の注出タイプの液体容器用口栓の断面図で
ある。
【符号の説明】
10…液体容器 12…口栓本
体 20…中栓 21…樹脂ゲ
ート 22…振出口 23…環状の
突起部 24…摘み部 25…ハーフ
カット部 26…インナーリング 27…コンタ
クトリング 28…変形防止用リブ 29…側面 30…キャップ 40…パッキ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】口栓本体(12)と中栓(20)とキャッ
    プ(30)からなり、前記中栓には樹脂ゲート(21)
    と口栓本体に嵌合する側面(29)との間に位置する斜
    面に複数個の振出口(22)、及び前記側面(29)に
    2本のハーフカット部(25)を設け、前記振出口(2
    2)の周囲に環状の突起部(23)を有することを特徴
    とする液体容器用口栓。
  2. 【請求項2】口栓本体(12)と中栓(20)とキャッ
    プ(30)からなり、前記中栓には口栓本体に嵌合する
    側面(29)との間に位置する斜面に複数個の振出口
    (22)を設け、前記振出口(22)の周囲に環状の突
    起部(23)を有することを特徴とする液体容器用口
    栓。
  3. 【請求項3】前記中栓(20)の内側面にコンタクトリ
    ング(27)及びインナーリング(26)を有し、振出
    口(22)と振出口との間の位置に樹脂ゲート(21)
    とインナーリング(26)間に変形防止用のリブ(2
    8)を設けた中栓であることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の液体容器用口栓。
  4. 【請求項4】口栓本体(12)と中栓(20)とキャッ
    プ(30)との剛性がキャップ>口栓本体>中栓の関係
    を有することを特徴とする請求項1、請求項2又は請求
    項3記載の液体容器用口栓。
JP10058295A 1998-03-10 1998-03-10 液体容器用口栓 Pending JPH11255257A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019104511A (ja) * 2017-12-11 2019-06-27 花王株式会社 吐出ノズル付きキャップ

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040316

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