JPH1125460A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH1125460A
JPH1125460A JP12509998A JP12509998A JPH1125460A JP H1125460 A JPH1125460 A JP H1125460A JP 12509998 A JP12509998 A JP 12509998A JP 12509998 A JP12509998 A JP 12509998A JP H1125460 A JPH1125460 A JP H1125460A
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義勝 丹羽
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データ系にPLL回路を1系統持つ簡単な構成
でアドレス情報の復調を可能とする。 【解決手段】バイフェーズ変調されたアドレス情報を周
波数変調して得られる信号に対応したグルーブウォブル
と、このグルーブウォブル内に配置され位相情報を有す
るマークとがプリフォーマットされ、隣接マーク間のバ
イフェーズビット数がa、チャネルビット数がnとされ
た光ディスクを駆動する光ディスク装置である。マーク
の再生信号の周波数をn逓倍してデータクロック信号D
CKを生成する。バイフェーズビットのオーバーサンプ
リング値をsクロックとして、クロック信号DCKを、
分周器69で、1/M(M=n/(a・s))に分周し
てバイフェーズビットのオーバーサンプリング用のクロ
ック信号CK24を生成する。検波回路67では、ウォブ
ル信号SWBを波形整形して得られる2値信号PWBに対し
てクロック信号CK24を使用した処理をしてアドレス情
報ADMを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バイフェーズ変
調されたアドレス情報を周波数変調して得られる信号に
対応したグルーブウォブルと、このグルーブウォブル内
に配置され位相情報を有するマークとがプリフォーマッ
トされた光ディスクを駆動する光ディスク装置に関す
る。詳しくは、データクロック信号とバイフェーズビッ
トのオーバーサンプリング用のクロック信号の周波数を
整数比の関係にし、データクロック信号からバイフェー
ズビットのオーバーサンプリング用のクロック信号を分
周により生成することによって、データ系にPLL回路
を1系統持つだけでアドレス情報の復調を行うことがで
き、構成が極めて簡単となるようにした光ディスク装置
に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バイフェーズ変調されたアドレス
情報ADMを周波数変調し、変調後の信号に対応してグ
ルーブ部をウォブリングした状態とし、変調後の信号を
グルーブウォブルとして記録してなる光磁気ディスクが
提案されている。この場合、グルーブウォブルは、図2
7に示すように、例えばアドレス情報ADMの1ビット
(バイフェーズ1ビット)当たり、“1”のときは4.
25波(4.25周期のサイン波)となり、“0”のと
きは3.75波(3.75周期のサイン波)となってい
る。この場合、グルーブウォブルの振幅は、変調後の信
号の周波数に拘わらずに一定とされている。そのため、
図27に拡大して示すように、アドレス情報ADMの
“1”および“0”の接合部に対応するグルーブウォブ
ルの0クロス点の前後での傾きが変化したものとなる。
【0003】図28は、グルーブウォブルの再生信号、
つまりウォブル信号SWBよりアドレス情報ADMを得る
ための周波数復調回路300の従来例としての構成を示
している。この周波数復調回路300は、直流カット用
のコンデンサ301と、閾値=0として直流成分がカッ
トされたウォブル信号SWBをパルス信号(2値信号)P
WBに変換するコンパレータ302とを有している。
【0004】また、周波数復調回路300は、PLL
(phase-locked loop)回路303を構成する電圧制御
発振器303aと、この電圧制御発振器303aの出力
信号とコンパレータ302より出力されるパルス信号P
WBとの位相比較を行うための位相比較器303bと、こ
の位相比較器303bより出力される位相誤差信号の低
域成分を取り出して電圧制御発振器303aに供給する
ための制御信号を得るローパスフィルタ303cとを有
している。
【0005】また、周波数復調回路300は、ローパス
フィルタ303cの出力信号の低域成分を取り出すため
のローパスフィルタ304と、直流カット用のコンデン
サ305と、閾値=0として、直流成分がカットされた
ローパスフィルタ304の出力信号よりアドレス情報A
DMを得るコンパレータ306とを有している。
【0006】また、周波数復調回路300は、コンパレ
ータ306より出力されるアドレス情報ADMの立ち上
がりや立ち下がりのエッジを検出するエッジ検出器30
7と、このエッジ検出器307より出力されるエッジ検
出信号をトリガ信号として所定幅のパルス信号を得るモ
ノマルチバイブレータ308とを有している。
【0007】また、周波数復調回路300は、PLL回
路309を構成する電圧制御発振器309aと、この電
圧制御発振器309aの出力信号とモノマルチバイブレ
ータ308より出力されるパルス信号との位相比較を行
うための位相比較器309bと、この位相比較器309
bより出力される位相誤差信号の低域成分を取り出して
電圧制御発振器309aに供給するための制御信号を得
るローパスフィルタ309cとを有している。
【0008】図28に示す周波数復調回路300の動作
を説明する。ウォブル信号SWBはコンデンサ301を介
してコンパレータ302に供給されてパルス信号(2値
信号)PWBに変換される。上述したように、バイフェー
ズ変調後のアドレス情報ADMが周波数変調され、この
変調後の信号が光磁気ディスクにグルーブウォブルとし
て記録されている。そのため、ウォブル信号SWBは、周
波数変調後の信号と同じく、図29Aに示すように、ア
ドレス情報ADMの1ビット(バイフェーズ1ビット)
に対応して、“1”のときは4.25波を有し、“0”
のときは3.75波を有するものとなっている。そのた
め、コンパレータ302からは、図29Bに示すよう
に、パルス信号PWBが得られる。
【0009】また、“1”に対応するウォブル信号SWB
の周波数と“0”に対応するウォブル信号SWBの周波数
とが異なることから、PLL回路303を構成するロー
パスフィルタ303cの出力信号は図29Cに示すよう
になり、従ってコンパレータ306からは図29Dに示
すようにアドレス情報ADMが得られる。そして、この
アドレス情報ADMのエッジがエッジ検出器307で検
出され、そのエッジ検出信号がトリガ信号としてモノマ
ルチバイブレータ308より出力されるパルス信号がP
LL回路309に参照信号として供給される。したがっ
て、PLL回路309を構成する電圧制御発振器309
aからは、図29Eに示すようにアドレス情報ADMに
同期したクロック信号ACKが得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、図2
8に示す周波数復調回路300は、2系統のPLL回路
303,309を持ち、複雑な構成となっている。
【0011】そこで、この発明では、PLL回路をデー
タ系に1系統持つ簡単な構成でアドレス情報の復調処理
を行うことができる光ディスク装置を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光ディス
ク装置は、バイフェーズ変調されたアドレス情報を周波
数変調して得られる信号に対応したグルーブウォブル
と、このグルーブウォブル内に配置され位相情報を有す
るマークとがプリフォーマットされ、隣接する2つのマ
ーク間のバイフェーズビット数がa(aは自然数)とさ
れると共に、隣接する2つのマーク間のチャネルビット
数がn(nは自然数)とされた光ディスクを駆動する光
ディスク装置であって、クロックマークの再生信号の周
波数をn逓倍することで第1のクロック信号を生成する
クロック信号生成手段と、光ディスクからグルーブウォ
ブルに対応したウォブル信号を再生するウォブル信号再
生手段と、ウォブル信号に対して周波数復調をすること
でアドレス情報を得る周波数復調手段とを備えるもので
ある。そして、周波数復調手段は、上記バイフェーズビ
ットのオーバーサンプリング値をs(sは自然数)クロ
ックとして、第1のクロック信号生成手段から供給され
る第1のクロック信号を1/M(M=n/(a・s))
に分周することで第2のクロック信号を生成するクロッ
ク信号生成部と、ウォブル信号を波形整形することで2
値信号を得る波形整形部と、2値信号に対して第2のク
ロック信号を使用した処理をすることでアドレス情報を
得る検波部とを有するものである。
【0013】この発明において、第1のクロック信号
(データクロック信号)と第2のクロック信号(バイフ
ェーズビットのオーバーサンプリング用のクロック信
号)の周波数を整数比の関係にすることにより、周波数
復調手段において第1のクロック信号を分周して第2の
クロック信号が生成される。そして、この第2のクロッ
ク信号を用いてウォブル信号再生手段で得られたウォブ
ル信号に対して周波数復調をすることでアドレス情報が
得られる。これにより、データ系にPLL回路を1系統
持つだけでアドレス情報の復調を行うことができ、構成
が極めて簡単となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形
態としての光磁気ディスク装置10の構成を示してい
る。
【0015】まず、この光磁気ディスク装置10で駆動
する光磁気ディスク11を説明する。図2は、光磁気デ
ィスク11のセクタのレイアウトを示している。この光
磁気ディスク11には内周側より外周側に向かってトラ
ック0〜トラックnがスパイラル状に形成される。ま
た、光磁気ディスク11はゾーニングされており、内周
側のゾーンX1の各トラックには円周方向に0〜m1の
セクタが含まれ、外周側のゾーンX2の各トラックには
円周方向に0〜m2のセクタが含まれている。
【0016】図3A〜Dは、セクタ(ウォブルアドレス
フレーム)フォーマットを示している。光磁気ディスク
11には、図3Aに示すように、半径方向にグルーブ部
12Gとランド部12Lとが交互に形成され、グルーブ
部12Gまたはランド部12Lのいずれか一方、または
双方にデータが記録される。グルーブ部12Gの片側
は、例えばバイフェーズ変調後のアドレス情報ADMに
応じてウォブリングした状態とされている。
【0017】この場合、アドレス情報ADMが周波数変
調(FM)され、変調後の信号に対応するようにグルー
ブ部12Gがウォブリングされている。つまり、その変
調後の信号がグルーブウォブルとして記録されている。
なお、グルーブ部12Gの片側がウォブリングされるこ
とから、結果的にランド部12Lの片側もアドレス情報
ADMに応じてウォブリングされた状態となっている。
【0018】なお、アドレス情報ADMはバイフェーズ
変調後のものであるが、アドレス情報にバイフェーズ変
調を施してアドレス情報ADMを得て用いるのは、周知
のようにDC成分の発生を防止するためである(DCフ
リー)。ここで、バイフェーズ変調を施す前のアドレス
情報の1ビットは、バイフェーズ2ビットに対応してい
る。
【0019】グルーブウォブルは、図5に示すように、
アドレス情報ADMの1ビット(バイフェーズ1ビッ
ト)当たり、“1”のときは4波(4周期のサイン波)
となり、“0”のときは3波(3周期のサイン波)とな
っている。しかも、このグルーブウォブルの振幅は、変
調後の信号の周波数に応じて変化するようにされ、図5
に拡大して示すように、アドレス情報ADMの“1”お
よび“0”の接合部に対応するグルーブウォブルの0ク
ロス点の前後での傾きが変化しないようにされている。
【0020】ここで、1セクタ(1ウォブルアドレスフ
レーム)の期間のグルーブウォブルは、バイフェーズ変
調前のアドレス情報(データ)で、例えば42ビットの
データを有している。この42ビッのトデータは、図4
に示すように、4ビットの同期信号データ、24ビット
のフレームアドレスデータ、14ビットのCRC(cycl
ic redundancy check)コードで構成される。
【0021】また、1セクタは、図3Bに示すように、
例えば42セグメントで構成されている。各セグメント
の境界位置には、図3Aに示すように、クロックマーク
CMがグルーブウォブルに多重化されてプリフォーマッ
トされている。そして、図3Cに示すように、各セグメ
ント内に60バイトのデータ領域が設けられると共に、
各セグメントの境界位置に対応して6バイトの固定パタ
ーン領域が設けられている。データ書き込み時には、後
述するようにデータ領域にはNRZIデータが記録され
るが、固定パターン領域にはNRZIデータに同期した
2Tの長さの固定パターン信号が記録される(Tはデー
タのビット間隔)。この固定パターン信号は、データ読
み出し時におけるデータクロック信号の位相を制御する
ために使用される。
【0022】ここで、光磁気ディスク11では、1セク
タが42セグメントで構成され、各セグメントの境界位
置にクロックマークCMがプリフォーマットされている
ことから、隣接するクロックマーク間のバイフェーズビ
ット数aは2となる。また、光磁気ディスク11では、
各セグメント内に60バイトのデータ領域が設けられる
と共に、各セグメントの境界位置に対応して6バイトの
固定パターン領域が設けられることから、隣接するクロ
ックマーク間のチャネルビット数nは528となる。
【0023】また、図1に戻って、ディスク装置10
は、光磁気ディスク11を回転駆動するためのスピンド
ルモータ13を有している。光磁気ディスク11は、記
録時および再生時には角速度一定で回転駆動される。ス
ピンドルモータ13の回転軸には、その回転速度を検出
するための周波数発電機14が取り付けられている。
【0024】また、ディスク装置10は、外部磁界発生
用の磁気ヘッド15と、この磁気ヘッド15の磁界発生
を制御する磁気ヘッドドライバ16と、半導体レーザ、
対物レンズ、光検出器等から構成される光学ヘッド17
と、この光学ヘッド17の半導体レーザの発光を制御す
るレーザドライバ18とを有している。磁気ヘッド15
と光学ヘッド17は光磁気ディスク11を挟むように対
向して配設されている。
【0025】レーザドライバ18には、後述するサーボ
コントローラ41よりD/Aコンバータ19を介してレ
ーザパワー制御信号SPCが供給され、光学ヘッド17の
半導体レーザより出力されるレーザ光のパワーが、記録
時には記録パワーPWとなり、再生時には記録パワーPW
より低い再生パワーPRとなるように制御される。
【0026】データ書き込み時(記録時)には、後述す
るように磁気ヘッドドライバ16に記録データDrおよ
び固定パターン信号SFPが供給され、磁気ヘッド15よ
り記録データDrおよび固定パターン信号SFPに対応し
た磁界が発生され、光学ヘッド17からのレーザビーム
(レーザ光)との共働により光磁気ディスク11のデー
タ領域に記録データDrが記録されると共に、この記録
データDrが記録されるデータ領域に対応した固定パタ
ーン領域に固定パターン信号SFPが記録される。
【0027】図6は、光学ヘッド17の光学系の構成を
示している。光学ヘッド17は、レーザビームLBを得
るための半導体レーザ31と、この半導体レーザ31よ
り出力されるレーザビームLBを発散光より平行光に整
形するためのコリメータレンズ32と、レーザビームを
透過光と反射光の2つに分離するためのビームスプリッ
タ33と、レーザビームの光路を変更するための反射ミ
ラー34と、レーザビームLBを光磁気ディスク11の
記録面(記録膜)に照射するための対物レンズ35とを
有している。
【0028】また、光学ヘッド17は、ビームスプリッ
タ33の反射面33bで反射されて外部に出射されるレ
ーザビームを偏光方向の違いによって3つのレーザビー
ムに分離するためのウォラストンプリズム(偏光面検波
プリズム)36と、このウォラストンプリズム36より
出力される3つのレーザビーム(平行光)を集光させる
ための集光レンズ37と、この集光レンズ37より出射
される3つのレーザビームが照射されるフォトディテク
タ39と、集光レンズ37とフォトディテクタ39との
間に配されるマルチレンズ38とを有している。
【0029】マルチレンズ38は凹レンズおよび円筒レ
ンズの組み合わせで構成される。円筒レンズを使用する
のは、フォーカスエラー信号を周知の非点収差法で得る
ためである。フォトディテクタ39は、図7に示すよう
に、4分割フォトダイオード部39mと、2個のフォト
ダイオード部39i,39jとで構成される。
【0030】図8は、ウォラストンプリズム36の構成
例を示している。このプリズム36は、1軸性結晶、例
えば水晶よりなる直角プリズム36a,36bが接合さ
れて構成されている。この場合、プリズム36bの光軸
Axbはプリズム36aの光軸Axaに対して45゜だけ傾
くように設定されている。
【0031】このような構成において、水晶は入射光の
偏光面に関連して2つの異なった屈折率を持っている。
そのため、プリズム36aにその光軸Axaに対して45
゜だけ傾いた偏光面Ppoを有する直線偏光Laを入射す
ると、図9に示すようにプリズム36aでは光軸Axaに
垂直な偏光面を有する偏光成分Lb1および光軸Axaに平
行な偏光面を有する偏光成分Lb2に分離される。さら
に、プリズム36bでは、偏光成分Lb1が光軸Axbに平
行な偏光面を有する偏光成分Lc1および光軸Axbに垂
直な偏光面を有する偏光成分Lc2に分離されると共
に、偏光成分Lb2が光軸Axbに平行な偏光面を有する偏
光成分Lc3および光軸Axbに垂直な偏光面を有する偏光
成分Lc4に分離される。
【0032】ここで、偏光成分Lc1,Lc2はプリズム3
6aの光軸Axaに垂直な偏光面を有するものであり、そ
れぞれの光量は直線偏光Laの1/4の量となる。一
方、偏光成分Lc3,Lc4はプリズム36aの光軸Axaと
平行な偏光面を有するものであり、それぞれの光量は直
線偏光Laの1/4の量となる。そして、偏光成分Lc
2,Lc3のプリズム36bからの出射角は等しく、結果
としてプリズム36b、従ってウォラストンプリズム3
6からは3本のレーザビームLi,Lm,Ljが分離し
て得られることになる。
【0033】図6に示す光学ヘッド17の光学系の動作
を説明する。半導体レーザ31から放射される発散光と
してのレーザビームLBは、コリメータレンズ32によ
って平行光に整形されてビームスプリッタ33に入射さ
れる。ビームスプリッタ33の多層膜33aを透過した
レーザビームは反射ミラー34で直角に光路が変更さ
れ、対物レンズ35を介して光磁気ディスク11の記録
面に照射される。
【0034】また、光磁気ディスク11の記録面で反射
されるレーザビームは対物レンズ35および反射ミラー
34を介してビームスプリッタ33に入射される。そし
て、ビームスプリッタ33の多層膜33aで反射された
レーザビームLrは、さらにビームスプリッタ33の反
射面33bで反射されて外部に出射され、ウォラストン
プリズム36に入射される。
【0035】このように光磁気ディスク11の記録面で
の反射に係るレーザビームLrがウォラストンプリズム
36に入射されるが、上述せずも、光磁気ディスク11
の記録面での偏光面の回転(カー回転)がなかった場合
の偏光面が光軸Axaに対して45゜だけ傾くように設定
されている(図8の直線偏光Laの偏光面Ppoと光軸A
xaとの関係参照)。これにより、上述した直線偏光La
が入射される場合と同様に、ウォラストンプリズム36
によってレーザビームLrより3本のレーザビームL
i,Lm,Ljが分離して得られる。
【0036】ここで、レーザビームLrの偏光面は光磁
気ディスク11の記録膜の磁化の向きに従って時計方向
または反時計方向にわずかに回転し、レーザビームL
i,Ljの光量に光磁気ディスク11の記録膜の磁化の
向きに従った大小関係が生じる。そのため、レーザビー
ムLi,Ljの光量を検出し、その差をとることで光磁
気記録されたデータ(信号)に対応する再生信号を得る
ことができる。なお、レーザビームLrの偏光面が回転
してもレーザビームLmの光量は一定である。
【0037】上述したようにウォラストンプリズム36
より出射される3本のレーザビームLi,Lm,Ljは
集光レンズ37およびマルチレンズ38を介してフォト
ディテクタ39に入射される。フォトディテクタ39を
構成するフォトダイオード部39i,39m,39jに
は、図7に示すように、それぞれレーザビームLi,L
m,LjによるスポットSPi,SPm,SPjが形成
される。
【0038】この場合、4分割フォトダイオード部39
mを構成する4個のフォトダイオードDa〜Ddの検出
信号をそれぞれSa〜Sdとし、フォトダイオード部3
9i,39jを構成するフォトダイオードDi,Djの
検出信号をSi,Sjとするとき、光学ヘッド17の増
幅回路部(図示せず)で以下の演算が行われ、記録領域
からの再生信号SMO、非点収差方式のフォーカスエラー
信号SFEおよびプッシュプル信号SPPが生成される。
【0039】SMO=Si−Sj SFE=(Sa+Sc)−(Sb+Sd) SPP=(Sa+Sb)−(Sc+Sd)
【0040】図1に戻って、ディスク装置10は、CP
U(central processing unit)を備えるサーボコント
ローラ41を有している。サーボコントローラ41に
は、光学ヘッド17で生成されるフォーカスエラー信号
SFEがA/Dコンバータ42を介して供給される。ま
た、光学ヘッド17で生成されるプッシュプル信号SPP
は、プッシュプル法によるトラッキングエラー信号STE
と、光磁気ディスク11のグルーブウォブルに対応した
ウォブル信号(FM信号)SWBと、光磁気ディスク11
のクロックマークCMに対応したクロックマーク再生信
号SCMとを含むものである。ここで、信号STE,SWB,
SCMはそれぞれ異なる周波数帯域にある。したがって、
プッシュプル信号SPPより、ローパスフィルタやバンド
パスフィルタを使用して、信号STE,SWB,SCMをそれ
ぞれ抽出することが可能である。
【0041】サーボコントローラ41には、プッシュプ
ル信号SPPよりローパスフィルタ43で抽出されたトラ
ッキングエラー信号STEがA/Dコンバータ44を介し
て供給される。このサーボコントローラ41には、さら
に上述した周波数発電機14より出力される周波数信号
SFGが供給される。
【0042】サーボコントローラ41の動作は、後述す
るシステムコントローラ51によって制御される。この
サーボコントローラ41によって、トラッキングコイル
やフォーカスコイル、さらには光学ヘッド17をラジア
ル方向に移動させるためのリニアモータを含むアクチュ
エータ45が制御され、トラッキングやフォーカスのサ
ーボが行われ、また光学ヘッド17の半径方向(ラジア
ル方向)への移動が制御される。また、サーボコントロ
ーラ41によってスピンドルモータ13が制御され、上
述したように記録時や再生時に光磁気ディスク11が角
速度一定で回転するように制御される。
【0043】また、ディスク装置10は、CPUを備え
るシステムコントローラ51と、データバッファ52
と、ホストコンピュータとの間でデータやコマンドの送
受を行うためのSCSI(Small Computer System Inte
rface)53とを有している。システムコントローラ5
1はシステム全体を制御するためのものである。
【0044】また、ディスク装置10は、ホストコンピ
ュータからSCSI53を通じて供給される書き込みデ
ータに対して誤り訂正符号の付加を行うと共に、後述す
るデータ復調器59の出力データに対して誤り訂正を行
うためのECC(error correction code)回路54
と、このECC回路54で誤り訂正符号が付加された書
き込みデータをNRZI(Non Return to Zero Inverte
d)データに変換して記録データDrを得ると共に、上
述した固定パターン信号SFPを発生するデータ変調器5
5とを有している。
【0045】また、ディスク装置10は、光学ヘッド1
7で生成される再生信号SMOの周波数特性を補償するた
めのイコライザ回路56と、このイコライザ回路56の
出力信号をディジタル信号に変換するためのA/Dコン
バータ57と、このA/Dコンバータ57の出力データ
に対してディジタル的にデータ識別処理をして再生デー
タDpを得るデータ識別器58と、このデータ識別器5
8より出力される再生データDpに対してNRZI逆変
換をして読み出しデータを得るためのデータ復調器59
とを有している。データ識別器58は、2値化回路やビ
タビ復号器等で構成される。
【0046】また、ディスク装置10は、光学ヘッド1
7で生成されるプッシュプル信号SPPに含まれるウォブ
ル信号SWBよりフレーム同期信号FDおよびフレームア
ドレスデータFADを得るADIP(Address In Pre-g
roove)デコーダ60と、プッシュプル信号SPPに含ま
れるクロックマーク再生信号SCMおよび光磁気ディスク
11の固定パターン領域に対応した再生信号SMOより、
再生信号SCMの0クロス点のタイミングを示すパルス信
号PCMおよびデータクロック信号DCKを得るデータク
ロック再生器70と、フレーム同期信号FD、フレーム
アドレスデータFAD、パルス信号PCMおよびデータク
ロック信号DCKを使用して、リードゲート信号やライ
トゲート信号等のシステム各部に必要なタイミング信号
を発生するタイミング発生器90とを有している。フレ
ームアドレスデータFADはサーボコントローラ41に
も供給され、またデータクロック信号DCKはA/Dコ
ンバータ57にサンプリングクロックとして供給され
る。
【0047】図10は、ADIPデコーダ60の構成を
示している。このADIPデコーダ60は、プッシュプ
ル信号SPPよりウォブル信号SWBを抽出するためのバン
ドパスフィルタ61と、直流カット用のコンデンサ62
と、閾値=0としてウォブル信号SWBをパルス信号(2
値信号)PWBに変換するコンパレータ63とを有してい
る。
【0048】また、ADIPデコーダ60は、PLL回
路64を構成する電圧制御発振器64aと、この電圧制
御発振器64aより出力されるクロック信号CK24を1
/24に分周する分周器64bと、コンパレータ63よ
り出力されるパルス信号PWBと分周器64bの出力信号
との位相比較を行うための位相比較器64cと、この位
相比較器64cより出力される位相誤差信号の低域成分
を取り出して電圧制御発振器64aに供給するための制
御信号を得るローパスフィルタ64dとを有している。
【0049】また、ADIPデコーダ60は、コンパレ
ータ63より出力されるパルス信号PWBに対して電圧制
御発振器64aより出力されるクロック信号CK24を使
用した復調処理を行ってアドレス情報ADMを得ると共
に、このアドレス情報ADMに同期したクロック信号A
CKを得る検波回路67と、この検波回路67より出力
されるアドレス情報ADMに対し、クロック信号ACK
を使用して、同期検出、バイフェーズ復調、誤り検出な
どを行って、フレーム同期信号FDおよびフレームアド
レスデータFADを得るアドレス変換器68とを有して
いる。
【0050】次に、図10に示すADIPデコーダ60
の動作を説明する。プッシュプル信号SPPよりバンドパ
スフィルタ61でウォブル信号SWBが抽出される。そし
て、このウォブル信号SWBがコンデンサ62を介してコ
ンパレータ63に供給されてパルス信号PWBに変換され
る。上述したように、光磁気ディスク11には、バイフ
ェーズ変調後のアドレス情報ADMが周波数変調され、
この変調後の信号がグルーブウォブルとして記録されて
いる。そのため、ウォブル信号SWBは、周波数変調後の
信号と同じく、図11Aに示すように、アドレス情報A
DMの1ビット(バイフェーズ1ビット)に対応して、
“1”のときは4波を有し、“0”のときは3波を有す
るものとなっている。そのため、コンパレータ63から
は、図11Bに示すように、パルス信号(2値信号)P
WBが得られる。なお、ウォブル信号SWBの振幅は、光磁
気ディスク11のグルーブウォブルの振幅に比例したも
のとなる。
【0051】ビット“1”に対応するウォブル信号SWB
の周波数がfaであり、ビット“0”に対応するウォブ
ル信号SWBの周波数がfbであるとき、電圧制御発振器
64aの発振周波数は、fa,fbの公倍数の周波数
(=6fa=8fb)近傍で変化するように設定されて
いる。そのため、電圧制御発振器64aからは、図11
Cに示すように、fc=6fa=8fbの周波数、従っ
てバイフェーズのビット周波数の24倍の周波数を持
ち、パルス信号PWBに同期したクロック信号CK24が得
られる。上述せずも、クロック信号CK24はバイフェー
ズビットのオーバーサンプリング用のクロック信号であ
って、バイフェーズビットのオーバーサンプリング値s
は24クロックとなる。
【0052】このクロック信号CK24を基準にすると、
バイフェーズ1ビット=“1”に対応するパルス信号P
WB(1周期分)は3クロック分の値“1”と3クロック
分の値“0”とからなる6Tパターンを有し、バイフェ
ーズ1ビット=“0”に対応するパルス信号PWBは4ク
ロック分の値“1”と4クロック分の値“0”とからな
る8Tパターンを有している。
【0053】検波回路67は、パルス信号PWBより8T
パターンの連続を検出するときは、クロック信号ACK
(図11Dに図示)に同期して次のバイフェーズ1ビッ
ト期間に“0”を出力し、一方パルス信号PWBより6T
パターンの連続を検出するときは、クロック信号ACK
に同期して次のバイフェーズ1ビット期間に“1”を出
力する。
【0054】つまり、検波回路67ではパルス信号PWB
に対して復調処理が行われ、この検波回路67からはク
ロック信号ACKと共に、このクロック信号ACKに同
期してグルーブウォブルに対応したアドレス情報ADM
が出力される(図11Eに図示)。なお、図11Fは、
クロックマークCMの再生信号SCMを示している。
【0055】このアドレス情報ADMは、アドレス変換
器68に供給される。このアドレス変換器68では、ア
ドレス情報ADMに対し、同期検出、バイフェーズ復
調、誤り検出などが行われて、フレーム同期信号FDお
よびフレームアドレスデータFADが得られる。これに
より、アドレス変換器68からは、フレーム同期信号F
Dと共に、アドレス情報ADMより得られるフレームア
ドレスデータFADが出力される。
【0056】図12は、検波回路67の構成を示してい
る。この検波回路67は、クロック信号CK24を使用し
て、パルス信号PWBのパターン判別によりバイフェーズ
ビット“1”および“0”の切れ目(変わり目)を検出
し、バイフェーズのビット周期のクロック信号CKBPを
得るためのバイフェーズ周期検出回路102と、このク
ロック信号CKBPがリセット信号として供給されると共
に、クロック信号CK24がカウント用のクロック信号と
して供給される5ビットカウンタ103とを有してい
る。
【0057】また、検波回路67は、5ビットカウンタ
103のカウント出力に基づいて、バイフェーズビット
“0”用のウインドーパルスPW0と、バイフェーズビッ
ト“1”用のウインドーパルスPW1とを生成するウイ
ンドーパルス生成回路104を有している。ここで、ウ
インドーパルスPW0は、正規の8Tパターンのパルス信
号PWBの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジにそ
れぞれ対応して出力されるパルスであり、バイフェーズ
1ビット期間に6個のパルスが生成される。同様に、ウ
インドーパルスPW1は、正規の6Tパターンのパルス信
号PWBの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジにそ
れぞれ対応して出力されるパルスであり、バイフェーズ
1ビット期間に8個のパルスが生成される。
【0058】また、検波回路67は、クロック信号CK
24を使用して、パルス信号PWBの立ち上がりエッジおよ
び立ち下がりエッジを検出し、エッジ検出パルスPeを
出力するエッジ検出回路110を有している。
【0059】図13は、エッジ検出回路110の構成を
示している。このエッジ検出回路110は、クロック信
号CK24で動作する2段構成のDフリップフロップ回路
111,112と、エクスクルーシブ・オア回路113
とから構成されている。パルス信号PWBはDフリップフ
ロップ回路111のデータ端子Dに供給され、このDフ
リップフロップ回路111の非反転出力端子Qに得られ
る信号がDフリップフロップ回路112のデータ端子D
に供給される。そして、Dフリップフロップ回路11
1,112の非反転出力端子Qに得られる信号がエクス
クルーシブ・オア回路113の入力側に供給され、この
エクスクルーシブ・オア回路113の出力側よりエッジ
検出パルスPeが出力される。
【0060】また、図12に戻って、検波回路67は、
ウインドーパルス生成回路104で生成されるウインド
ーパルスPW0,PW1をゲート信号としてエッジ検出パル
スPeをゲートし、一致検出回路として機能するアンド
ゲート121,122と、アンドゲート121,122
でそれぞれゲートされたエッジ検出パルスPeをカウン
トするエッジパルスカウンタ123,124と、前のバ
イフェーズ1ビット期間でカウントされたエッジパルス
カウンタ123,124のカウント値x,yを比較し、
次のバイフェーズ1ビット期間に、その比較結果に基づ
いたアドレス情報ADMを出力する比較回路125とを
有している。
【0061】ここで、エッジパルスカウンタ123,1
24には、それぞれバイフェーズのビット周期のクロッ
ク信号CKBPがリセット信号として供給される。また、
このクロック信号CKBPは、比較回路125にもタイミ
ング信号として供給される。比較回路125では、x>
yのときはアドレス情報ADMとしてビット“0”が出
力され、x<yのときはアドレス情報ADMとしてビッ
ト“1”が出力される。
【0062】また、検波回路67は、クロック信号CK
24を1/24に分周し、クロック信号CKBPを参照し
て、アドレス情報ADMに同期したクロック信号ACK
(図11D参照)を出力する分周器126を有してい
る。
【0063】図12に示す検波回路67の動作を説明す
る。バイフェーズ周期検出回路102にパルス信号PWB
およびクロック信号CK24が供給され、バイフェーズの
ビット周期のクロック信号CKBPが得られる。また、5
ビットカウンタ103には、このクロック信号CKBPが
リセット信号として供給されると共に、クロック信号C
K24がカウント用のクロック信号として供給される。こ
れにより、5ビットカウンタ103では、バイフェーズ
の各ビット周期において、最初にリセットされ、その後
にクロック信号CK24によるカウント動作が行われ、1
0進法で「0」〜「23」までカウントされることとな
る。
【0064】この5ビットカウンタ103のカウント出
力はウインドーパルス生成回路104に供給され、5ビ
ットカウンタ103のカウント出力に基づいて、バイフ
ェーズビット“0”用のウインドーパルスPW0と、バイ
フェーズビット“1”用のウインドーパルスPW1とが
生成され、それぞれアンドゲート121,122にゲー
ト信号として供給される。
【0065】一方、エッジ検出回路110にパルス信号
PWBおよびクロック信号CK24が供給され、パルス信号
PWBの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジが検出
されてエッジ検出パルスPeが得られ、このエッジ検出
パルスPeがそれぞれアンドゲート121,122に供
給される。そして、アンドゲート121,122でゲー
トされたエッジ検出パルスPeは、それぞれエッジパル
スカウンタ123,124に供給され、各バイフェーズ
1ビット期間毎にカウントされる。
【0066】そして、比較回路125では、前のバイフ
ェーズ1ビット期間でカウントされたエッジパルスカウ
ンタ123,124のカウント値x,yが比較され、次
のバイフェーズ1ビット期間に、その比較結果に基づい
たアドレス情報ADMが出力される。
【0067】例えば、あるバイフェーズ1ビット期間の
ウォブル信号SWBが図14Aに示すようにバイフェーズ
ビット“0”に対応するものであるとき、パルス信号
(2値信号)PWBは図14Bに示すように8Tパターン
が3回連続したものとなり、図14D,図14D′に示
すようにエッジ検出パルスPeが得られる。図14C
は、クロック信号CK24を示している。
【0068】そして、アンドゲート121に供給される
ウインドーパルスPW0は図14Eに示すように形成され
ているため、エッジパルスカウンタ123に供給される
一致パルスとしてのゲート出力P00は図14Fに示すよ
うになり、x=6となる。一方、アンドゲート122に
供給されるウインドーパルスPW1は図14E′に示すよ
うに形成されているため、エッジパルスカウンタ124
に供給される一致パルスとしてのゲート出力P01は図1
4F′に示すようになり、y=2となる。したがって、
比較回路125より、次のバイフェーズ1ビット期間
に、アドレス情報ADMとして、ビット“0”が出力さ
れる。
【0069】また、あるバイフェーズ1ビット期間のウ
ォブル信号SWBが図15Aに示すようにバイフェーズビ
ット“1”に対応するものであるとき、パルス信号(2
値信号)PWBは図15Bに示すように6Tパターンが4
回連続したものとなり、図15D,図15D′に示すよ
うにエッジ検出パルスPeが得られる。図15Cは、ク
ロック信号CK24を示している。
【0070】そして、アンドゲート121に供給される
ウインドーパルスPW0は図15Eに示すように形成され
ているため、エッジパルスカウンタ123に供給される
ゲート出力P00は図15Fに示すようになり、x=2と
なる。一方、アンドゲート122に供給されるウインド
ーパルスPW1は図15E′に示すように形成されている
ため、エッジパルスカウンタ124に供給されるゲート
出力P01は図15F′に示すようになり、y=8とな
る。したがって、比較回路125より、次のバイフェー
ズ1ビット期間に、アドレス情報ADMとして、ビット
“1”が出力される。
【0071】次に、光磁気ディスク11に傷などの欠陥
(ディフェクト)がある場合であって、ウォブル信号S
WBが変形している場合について説明する。
【0072】例えば、あるバイフェーズ1ビット期間の
ウォブル信号SWBがバイフェーズビット“0”に対応す
るものであって、図16Aに示すようにディフェクトに
よる変形があるとき、パルス信号(2値信号)PWBは図
16Bに示すように得られ、図16D,図16D′に示
すようにエッジ検出パルスPeが得られる。図16C
は、クロック信号CK24を示している。
【0073】そして、アンドゲート121に供給される
ウインドーパルスPW0は図16Eに示すように形成され
ているため、エッジパルスカウンタ123に供給される
ゲート出力P00は図16Fに示すようになり、x=6と
なる。一方、アンドゲート122に供給されるウインド
ーパルスPW1は図16E′に示すように形成されている
ため、エッジパルスカウンタ124に供給されるゲート
出力P01は図16F′に示すようになり、y=3とな
る。したがって、比較回路125より、次のバイフェー
ズ1ビット期間に、アドレス情報ADMとして、ビット
“0”が出力される。
【0074】また、あるバイフェーズ1ビット期間のウ
ォブル信号SWBがバイフェーズビット“1”に対応する
ものであって、図17Aに示すようにディフェクトによ
る変形があるとき、パルス信号(2値信号)PWBは図1
7Bに示すようになり、図17D,図17D′に示すよ
うにエッジ検出パルスPeが得られる。図17Cは、ク
ロック信号CK24を示している。
【0075】そして、アンドゲート121に供給される
ウインドーパルスPW0は図17Eに示すように形成され
ているため、エッジパルスカウンタ123に供給される
ゲート信号P00は図17Fに示すようになり、x=1と
なる。一方、アンドゲート122に供給されるウインド
ーパルスPW1は図17E′に示すように形成されている
ため、エッジパルスカウンタ124に供給されるゲート
出力P01は図17F′に示すようになり、y=6とな
る。したがって、比較回路125より、次のバイフェー
ズ1ビット期間に、アドレス情報ADMとして、ビット
“1”が出力される。
【0076】このように、図12に示す検波回路67で
は、ウォブル信号SWBに、図16Aおよび図17Aに示
すようなディフェクトによる変形がある場合であって
も、ウォブル信号SWBにディフェクトによる変形がない
場合と同様に、良好にアドレス情報ADMを得ることが
できる。
【0077】ところで、図16Aおよび図17Aに示す
ようなディフェクトによる変形がある場合には、上述し
たようにx,yの差が大きくなるので、x,yの大小の
みによって、ビット“0”またはビット“1”と判定し
ても、正しくアドレス情報ADMを得ることができる。
しかし、x,yの差があまりないときは、ビット“0”
と判定すべきか、ビット“1”と判定すべきかが困難と
なる場合がある。
【0078】例えば、あるバイフェーズ1ビット期間の
ウォブル信号SWBが図18Aに示すように変形したもの
であるとき、パルス信号(2値信号)PWBは図18Bに
示すようになり、図18D(=図18E=図18E′)
に示すようにエッジ検出パルスPeが得られる。図18
Cは、クロック信号CK24を示している。
【0079】そして、アンドゲート121に供給される
ウインドーパルスPW0は図18Fに示すように形成され
ているため、エッジパルスカウンタ123に供給される
ゲート出力P00は図18Gに示すようになり、x=4と
なる。ビット“0”と仮定するならば、x=6となるは
ずである。
【0080】一方、アンドゲート122に供給されるウ
インドーパルスPW1は図18F′に示すように形成され
ているため、エッジパルスカウンタ124に供給される
ゲート出力P01は図18G′に示すようになり、y=6
となる。ビット“1”と仮定するならば、y=8となる
はずである。
【0081】したがって、単純な比較であると、x<y
であることから、ビット“1”であると判定することと
なる。しかし、本当にビット“1”であるとは即断でき
ない。なぜならば、それぞれが本来検出されるべき数と
比較すると、ともにカウントが2不足しているという点
で同じ誤差を持っているからである。
【0082】そこで、ウインドーについてさらに条件を
加え、立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとを分離し
て検出することによって、より正確な判定が可能にな
る。
【0083】図19は、他の構成の検波回路67Aを示
すものであり、立ち上がりエッジと立ち下がりエッジと
を分離して検出するようにしたものである。この図19
において、図12と対応する部分には同一符号を付して
示している。
【0084】この検波回路67Aは、クロック信号CK
24を使用して、パルス信号PWBのパターン判別によりバ
イフェーズビット“1”および“0”の切れ目(変わり
目)を検出し、バイフェーズのビット周期のクロック信
号CKBPを得るためのバイフェーズ周期検出回路102
と、このクロック信号CKBPがリセット信号として供給
されると共に、クロック信号CK24がカウント用のクロ
ック信号として供給される5ビットカウンタ103とを
有している。
【0085】また、検波回路67Aは、5ビットカウン
タ103のカウント出力に基づいて、バイフェーズビッ
ト“0”用のウインドーパルスPW0u,PW0dと、バイフ
ェーズビット“1”用のウインドーパルスPW1u,PW1
dとを生成するウインドーパルス生成回路104Aを有
している。
【0086】ここで、ウインドーパルスPW0uは正規の
8Tパターンのパルス信号PWBの立ち上がりエッジに対
応して出力されるパルスであり、バイフェーズ1ビット
期間に3個のパルスが生成される。ウインドーパルスP
W0dは正規の8Tパターンのパルス信号PWBの立ち下が
りエッジに対応して出力されるパルスであり、バイフェ
ーズ1ビット期間に3個のパルスが生成される。
【0087】ウインドーパルスPW1uは正規の6Tパタ
ーンのパルス信号PWBの立ち上がりエッジに対応して出
力されるパルスであり、バイフェーズ1ビット期間に4
個のパルスが生成される。ウインドーパルスPW1dは正
規の6Tパターンのパルス信号PWBの立ち下がりエッジ
に対応して出力されるパルスであり、バイフェーズ1ビ
ット期間に4個のパルスが生成される。
【0088】また、検波回路67Aは、クロック信号C
K24を使用して、パルス信号PWBの立ち上がりエッジを
検出し、エッジ検出パルスPeuを出力する立ち上がりエ
ッジ検出回路130と、同様にクロック信号CK24を使
用して、パルス信号PWBの立ち下がりエッジを検出し、
エッジ検出パルスPedを出力するエッジ検出回路140
とを有している。
【0089】図20は、立ち上がりエッジ検出回路13
0の構成を示している。このエッジ検出回路130は、
クロック信号CK24で動作する2段構成のDフリップフ
ロップ回路131,132と、アンド回路133とから
構成されている。パルス信号PWBはDフリップフロップ
回路131のデータ端子Dに供給され、このDフリップ
フロップ回路131の非反転出力端子Qに得られる信号
がDフリップフロップ回路132のデータ端子Dに供給
される。そして、Dフリップフロップ回路131の非反
転出力端子Qに得られる信号とDフリップフロップ回路
132の反転出力端子Qバーに得られる信号とがアンド
回路133の入力側に供給され、このアンド回路133
の出力側よりエッジ検出パルスPeuが出力される。
【0090】また、図21は、立ち下がりエッジ検出回
路140の構成を示している。このエッジ検出回路14
0は、クロック信号CK24で動作する2段構成のDフリ
ップフロップ回路141,142と、アンド回路143
とから構成されている。パルス信号PWBはDフリップフ
ロップ回路141のデータ端子Dに供給され、このDフ
リップフロップ回路141の非反転出力端子Qに得られ
る信号がDフリップフロップ回路142のデータ端子D
に供給される。そして、Dフリップフロップ回路141
の反転出力端子Qバーに得られる信号とDフリップフロ
ップ回路142の非反転出力端子Qに得られる信号とが
アンド回路143の入力側に供給され、このアンド回路
143の出力側よりエッジ検出パルスPedが出力され
る。
【0091】また、図19に戻って、検波回路67A
は、ウインドーパルス生成回路104Aで生成されるウ
インドーパルスPW0u,PW0dをゲート信号としてそれぞ
れエッジ検出パルスPeu,Pedをゲートし、一致検出回
路として機能するアンドゲート151,152と、ウイ
ンドーパルス生成回路104Aで生成されるウインドー
パルスPW1u,PW1dをゲート信号としてそれぞれエッジ
検出パルスPeu,Pedをゲートし、一致検出回路として
機能するアンドゲート153,154とを有している。
【0092】また、検波回路67Aは、アンドゲート1
51,152でそれぞれゲートされたエッジ検出パルス
Peu,Pedをカウントするエッジパルスカウンタ15
5,156と、アンドゲート153,154でそれぞれ
ゲートされたエッジ検出パルスPeu,Pedをカウントす
るエッジパルスカウンタ157,158と、エッジパル
スカウンタ155,156のカウント値を加算する加算
器159と、エッジパルスカウンタ157,158のカ
ウント値を加算する加算器160とを有している。
【0093】また、検波回路67Aは、前のバイフェー
ズ1ビット期間でカウントされたエッジパルスカウンタ
155,156のカウント値の合計値(加算器159の
出力値)xと、同様に前のバイフェーズ1ビット期間で
カウントされたエッジパルスカウンタ157,158の
カウント値の合計値(加算器160の出力値)yとを比
較し、次のバイフェーズ1ビット期間に、その比較結果
に基づいたアドレス情報ADMを出力する比較回路16
1とを有している。
【0094】ここで、エッジパルスカウンタ155〜1
58には、それぞれバイフェーズのビット周期のクロッ
ク信号CKBPがリセット信号として供給される。また、
このクロック信号CKBPは、比較回路161にもタイミ
ング信号として供給される。比較回路161では、x>
yのときはアドレス情報ADMとしてビット“0”が出
力され、x<yのときはアドレス情報ADMとしてビッ
ト“1”が出力される。
【0095】また、検波回路67Aは、クロック信号C
K24を1/24に分周し、クロック信号CKBPを参照し
て、アドレス情報ADMに同期したクロック信号ACK
(図11D参照)を出力する分周器126を有してい
る。
【0096】図19に示す検波回路67Aの動作を説明
する。バイフェーズ周期検出回路102にパルス信号P
WBおよびクロック信号CK24が供給され、バイフェーズ
のビット周期のクロック信号CKBPが得られる。また、
5ビットカウンタ103には、このクロック信号CKBP
がリセット信号として供給されると共に、クロック信号
CK24がカウント用のクロック信号として供給される。
これにより、5ビットカウンタ103では、バイフェー
ズの各ビット周期において、最初にリセットされ、その
後にクロック信号CK24によるカウント動作が行われ、
10進法で「0」〜「23」までカウントされることと
なる。
【0097】この5ビットカウンタ103のカウント出
力はウインドーパルス生成回路104Aに供給され、5
ビットカウンタ103のカウント出力に基づいて、バイ
フェーズビット“0”用のウインドーパルスPW0u,PW
0dと、バイフェーズビット“1”用のウインドーパルス
PW1u,PW1dとが生成され、それぞれアンドゲート1
51〜154にゲート信号として供給される。
【0098】一方、立ち上がりエッジ検出回路130に
パルス信号PWBおよびクロック信号CK24が供給され、
パルス信号PWBの立ち上がりエッジが検出されてエッジ
検出パルスPeuが得られ、このエッジ検出パルスPeuが
それぞれアンドゲート151,153に供給される。同
様に、立ち下がりエッジ検出回路140にパルス信号P
WBおよびクロック信号CK24が供給され、パルス信号P
WBの立ち下がりエッジが検出されてエッジ検出パルスP
edが得られ、このエッジ検出パルスPedがそれぞれアン
ドゲート152,154に供給される。
【0099】アンドゲート151,152でゲートされ
たエッジ検出パルスPeu,Pedはそれぞれエッジパルス
カウンタ155,156に供給され、各バイフェーズ1
ビット期間毎にカウントされる。同様に、アンドゲート
153,154でゲートされたエッジ検出パルスPeu,
Pedはそれぞれエッジパルスカウンタ157,158に
供給され、各バイフェーズ1ビット期間毎にカウントさ
れる。
【0100】そして、比較回路161では、前のバイフ
ェーズ1ビット期間でカウントされたエッジパルスカウ
ンタ155,156のカウント値の合計値xと同様に前
のバイフェーズ1ビット期間でカウントされたエッジパ
ルスカウンタ157,158のカウント値の合計値yと
が比較され、次のバイフェーズ1ビット期間に、その比
較結果に基づいたアドレス情報ADMが出力される。
【0101】図19に示す検波回路67Aで、あるバイ
フェーズ1ビット期間のウォブル信号SWBが図22A
(=図18A)に示すように変形したものである場合に
ついて説明する。この場合、パルス信号(2値信号)PW
Bは図22Bに示すようになり、図22E(=図22
E′)に示すように立ち上がりエッジに対応したエッジ
検出パルスPeuが得られると共に、図22G(=図22
G′)に示すように立ち下がりエッジに対応したエッジ
検出パルスPedが得られる。図22Cはクロック信号C
K24を示しており、図22Dはエッジ検出パルスPeu,
Pedを合わせたエッジ検出パルスPeを示している。
【0102】また、アンドゲート151,152に供給
されるウインドーパルスPW0u,PWOdは図22F,Hに
示すように形成されているため、エッジパルスカウンタ
155,156に供給される一致パルスとしてのゲート
出力A0u,A0dは図22Iに示すようになり、x=1と
なる。一方、アンドゲート153,154に供給される
ウインドーパルスPW1u,PW1dは図22F′,H′に示
すように形成されているため、エッジパルスカウンタ1
57,158に供給される一致パルスとしてのゲート出
力A1u,A1dは図22I′に示すようになり、y=6と
なる。この場合、x,yの差が十分に大きくなるので、
その比較結果をそのまま利用しても、正しい検波結果と
なる。
【0103】したがって、比較回路161では、x,y
の比較結果がそのまま利用され、次のバイフェーズ1ビ
ット期間に、アドレス情報ADMとして、ビット“1”
が出力される。
【0104】このように、ウインドーパルスだけでな
く、パルス信号PWBのエッジ情報をも加味することによ
り、より正確な判定が可能になる利益がある。
【0105】さて、図10に示すADIPデコーダ60
は、PLL回路64を有するものであり、比較的複雑な
回路構成となっている。
【0106】ところで、上述したように、隣接するクロ
ックマーク間のバイフェーズビット数aは2であり、隣
接するクロックマーク間のチャネルビット数nは528
であり、さらにバイフェーズビットのオーバーサンプリ
ング値sは24クロックである。後述するように、デー
タクロック再生器70では、クロックマークCMの再生
信号SCMをn=528逓倍して、データクロック信号D
CKが得られる。この場合、データクロック信号DCK
の周波数と、バイフェーズビットのオーバーサンプリン
グ用のクロック信号CK24の周波数とは、整数比の関係
となっている。つまり、データクロック信号DCKの周
波数をfdckとし、クロック信号CK24の周波数をf24
とすると、fdck=11×f24となる。そこで、データ
クロック信号DCKを分周してクロック信号CK24を生
成することが可能である。
【0107】図23は、他の構成のADIPデコーダ6
0Aを示すものであり、データクロック信号DCKを分
周してクロック信号CK24を得るものである。この図2
3において、図10と対応する部分には同一符号を付
し、その詳細説明は省略する。
【0108】このADIPデコーダ60Aは、データク
ロック再生器70で再生されるデータクロック信号DC
Kを、1/Mに分周して、バイフェーズビットのオーバ
ーサンプリング用のクロック信号CK24を生成する分周
器69を有している。ここで、M=n/(a・s)であ
り、本実施の形態では、M=528/(2・24)=1
1である。この分周器69で生成されるクロック信号C
K24は検波回路67(67A)で使用される。図24A
〜Cは、クロックマークCMの再生信号SCM、データク
ロック信号DCKおよびクロック信号CK24のタイミン
グ関係を示している。
【0109】図23に示すADIPデコーダ60Aのそ
の他の構成は図10に示すADIPデコーダ60と同様
である。したがって、詳細説明は省略するが、ADIP
デコーダ60Aは、図10に示すADIPデコーダ60
と同様に動作し、アドレス変換器68からは、フレーム
アドレスデータFADおよびフレーム同期信号FDが得
られる。
【0110】このように図23に示すADIPデコーダ
60Aは、クロック信号CK24を得るのに、PLL回路
を不要とでき、図10に示すADIPデコーダ60と比
べて、さらに簡単な回路構成となる利益がある。
【0111】また、図25は、データクロック再生器7
0の構成を示している。このデータクロック再生器70
は、プッシュプル信号SPPよりクロックマーク再生信号
SCMを抽出するためのバンドパスフィルタ71と、直流
カット用のコンデンサ72と、クロックマーク再生信号
SCMの0クロス点のタイミングを示すパルス信号PCMを
得るエッジ検出器73とを有している。
【0112】また、データクロック再生器70は、再生
信号SMOの直流成分をカットするコンデンサ74と、閾
値=0として再生信号SMOをパルス信号(2値信号)P
MOに変換するコンパレータ75と、このパルス信号PMO
からタイミング発生器90より供給される固定パターン
ゲート信号SGoを使用して光磁気ディスク11の固定
パターン領域の再生信号SMOに対応するパルス信号PFP
をゲートするアンド回路76とを有している。この場
合、図3Dに示すように、固定パターンゲート信号SG
oは、固定パターン領域の再生信号SMOが得られる期間
で“1”となり、その他の期間では“0”となるもので
ある。
【0113】なお、タイミング発生器90には、上述し
たクロックマーク再生信号SCMの0クロス点のタイミン
グを示すパルス信号PCMが供給される。そして、タイミ
ング発生器90では、このパルス信号PCMをタイミング
基準とし、データクロック信号DCKをカウントするこ
とで、固定パターンゲート信号SGoが生成される。
【0114】また、データクロック再生器70は、PL
L回路を構成する電圧制御発振器77と、この電圧制御
発振器77より出力されるデータクロック信号DCKを
1/N(ここでは、N=n=528)に分周する分周器
78と、エッジ検出器73より出力されるパルス信号P
CMと分周器78の出力信号との位相比較を行うための位
相比較器79と、この位相比較器79より出力される位
相誤差信号の低域成分を取り出すローパスフィルタ80
とを有している。
【0115】また、データクロック再生器70は、アン
ド回路76より出力されるパルス信号PFPと分周器78
の出力信号との位相比較を行うための位相比較器81
と、この位相比較器81より出力される位相誤差信号の
高域成分を取り出すハイパスフィルタ82と、ローパス
フィルタ80の出力信号と接続スイッチ83を介して供
給されるハイパスフィルタ82の出力信号とを加算して
電圧制御発振器77に供給する制御信号を得るための加
算器84とを有している。接続スイッチ83にはシステ
ムコントローラ51よりスイッチ制御信号SWが供給さ
れる。これにより、接続スイッチ83は、データ書き込
み時(記録時)にはオフとされると共に、データ読み出
し時(再生時)にはオンとされる。
【0116】次に、図25に示すデータクロック再生器
70の動作を説明する。プッシュプル信号SPPよりクロ
ックマーク再生信号SCM(図26Aに図示)が抽出さ
れ、このクロックマーク再生信号SCMはコンデンサ72
を介してエッジ検出器73に供給される。そして、エッ
ジ検出器73よりクロックマーク再生信号SCMの0クロ
ス点のタイミングを示すパルス信号PCM(図26Bに図
示)が得られる。
【0117】また、光学ヘッド17(図1参照)より出
力される再生信号SMOはコンデンサ74を介してコンパ
レータ75に供給されてパルス信号(2値信号)PMOに
変換される。そして、アンド回路76では、固定パター
ンゲート信号SGo(図26Cに図示)により、パルス
信号PMOから光磁気ディスク11の固定パターン領域の
再生信号SMOに対応するパルス信号(2値信号)PFP
(図26Dに図示)が取り出される。
【0118】そして、データ書き込み時(記録時)に
は、接続スイッチ83がオフとされることから、電圧制
御発振器77、分周器78、位相比較器79およびロー
パスフィルタ80によってPLL回路が構成され、電圧
制御発振器77には位相比較器79より出力される位相
誤差信号がローパスフィルタ80を通じて制御信号とし
て供給される。そのため、電圧制御発振器77からは、
クロックマーク再生信号SCMが持つ位相情報によって位
相が制御されたデータクロック信号DCKが得られる。
【0119】また、データ読み出し時(再生時)には、
接続スイッチ83がオンとされることから、電圧制御発
振器77、分周器78、位相比較器79,81、ローパ
スフィルタ80およびハイパスフィルタによってPLL
回路が構成され、電圧制御発振器77には位相比較器7
9より出力される位相誤差信号の低域成分と位相比較器
81より出力される位相誤差信号の高域成分との加算信
号が制御信号として供給される。そのため、電圧制御発
振器77からは、クロックマーク再生信号SCMが持つ位
相情報と固定パターン領域の再生信号SMOが持つ位相情
報とによって位相が制御されたデータクロック信号DC
Kが得られる。なお、図26Eは、データクロック信号
DCKを示している。
【0120】次に、図1に示す光磁気ディスク装置10
の動作を説明する。ホストコンピュータよりシステムコ
ントローラ51にデータライトコマンドが供給される場
合には、データ書き込み(記録)が行われる。この場
合、SCSI53で受信されてデータバッファ52に格
納されているホストコンピュータからの書き込みデータ
に対して、ECC回路54で誤り訂正符号の付加が行わ
れ、さらにデータ変調器55でNRZIデータへの変換
が行われる。そして、データ変調器55より磁気ヘッド
ドライバ16に記録データDrおよび固定パターン信号
SFPが供給され、光磁気ディスク11のターゲット位置
としてのデータ領域に記録データDrが記録されると共
に、記録データDrが記録されるデータ領域に対応した
固定パターン領域に固定パターン信号SFPが記録され
る。
【0121】また、ホストコンピュータよりシステムコ
ントローラ51にデータリードコマンドが供給される場
合には、データ読み出し(再生)が行われる。この場
合、光磁気ディスク11のターゲット位置としてのデー
タ領域およびそのデータ領域に対応した固定パターン領
域より再生信号SMOが得られる。この再生信号SMOはイ
コライザ回路56で周波数特性が補償され、A/Dコン
バータ57でデータクロック信号DCKを使用してディ
ジタル信号に変換され、その後にデータ識別器58でデ
ータの識別が行われて再生データDpが得られる。そし
て、この再生データDpに対して、データ復調器59で
NRZI逆変換が行われ、さらにECC回路54で誤り
訂正が行われて読み出しデータが得られる。そして、こ
の読み出しデータはデータバッファ52に一旦格納さ
れ、その後に所定タイミングでSCSI53を介してホ
ストコンピュータに送信される。
【0122】なお、データ書き込みやデータ読み出しに
おいて、磁気ヘッド15および光学ヘッド17はサーボ
コントローラ41によってターゲット位置にシークされ
る。この場合、ADIPデコーダ60より出力されるフ
レームアドレスデータFADを参照してシーク動作が行
われる。また、データ書き込み時(記録時)には、デー
タクロック再生器70よりクロックマーク再生信号SCM
が持つ位相情報の低域成分によって位相が制御されたデ
ータクロック信号DCKが得られ、このデータクロック
信号DCKに同期してデータ書き込みが行われる。一
方、データ読み出し時(再生時)には、データクロック
再生器70よりクロックマーク再生信号SCMが持つ位相
情報の低域成分と固定パターン領域の再生信号SMOが持
つ位相情報の高域成分とによって位相が制御されたデー
タクロック信号DCKが得られ、このデータクロック信
号DCKに同期してデータ読み出しが行われる。
【0123】図1に示すディスク装置10においては、
データ読み出し時(再生時)には、データクロック再生
器70よりクロックマーク再生信号SCMが持つ位相情報
と固定パターン領域の再生信号SMOが持つ位相情報とに
よって位相が制御されたデータクロック信号DCKを得
るものであり(図25参照)、クロックマーク再生信号
SCMの振幅が小さく、そのS/Nが悪くても、再生デー
タに高精度に同期したクロック信号を得ることができ、
データ読み出しの処理精度を上げることができる。
【0124】また、光磁気ディスク11のグルーブウォ
ブルの振幅が変調後の信号の周波数に応じて変化するよ
うにされ、アドレス情報ADMの“1”および“0”の
接合部に対応するグルーブウォブルの0クロス点の前後
での傾きが変化しないようにされている(図5参照)。
そのため、アドレス情報ADMの“1”および“0”の
接合部に対応するウォブル信号SWBの時間軸方向のジッ
タを低減でき、ADIPデコーダ60(図10参照)で
アドレス情報ADMを良好に得ることができる。本実施
の形態においては、上述したように、アドレス情報AD
Mの“1”および“0”に対応するグルーブウォブルの
波数がそれぞれ整数とされており、アドレス情報ADM
の“1”および“0”に対応するグルーブウォブルの接
合部は全て0クロス点となることから、特に有効であ
る。
【0125】また、ADIPデコーダ60では、アドレ
ス情報ADMの“1”および“0”のデータにそれぞれ
対応するウォブル信号SWBの周波数fa,fbの公倍数
の周波数fc(=6fa=8fb)を持つクロック信号
CK24を使用した復調処理でアドレス情報ADMを得る
ものである(図10参照)。そのため、PLL回路を1
系統持つだけで構成でき、ADIPデコーダ60の構成
が簡単となる利益がある。
【0126】この場合、アドレス情報ADMの“1”お
よび“0”に対応するグルーブウォブルの波数がそれぞ
れ整数とされており、アドレス情報ADMの“1”およ
び“0”のデータにそれぞれ対応してコンパレータ63
より出力されるパルス信号PWBは常に同じ形状となるこ
とから、検波回路67におけるクロック信号CK24を使
用した復調処理を容易に行うことができる。
【0127】また、データクロック信号DCKの周波数
とバイフェーズビットのオーバーサンプリング用のクロ
ック信号CK24の周波数とが整数比の関係にあり、デー
タデータクロック信号DCKを分周してバイフェーズビ
ットのオーバーサンプリング用のクロック信号CK24を
得ることで、ADIPデコーダ60Aの構成をより簡単
とできる(図23参照)。
【0128】また、ADIPデコーダ60の検波回路6
7では、ウインドーパルスを使用してビット“0”とビ
ット“1”の検波を行うものであるため、ウォブル信号
SWBにディフェクトによる変形がある場合であっても、
その変形がない場合と同様に、アドレス情報ADMを良
好に得ることができる。
【0129】なお、上述実施の形態においては、光磁気
ディスク11のグルーブ部12Gの片側のみウォブリン
グした状態とされたものを示したが、グルーブ部12G
の両側がウォブリングされた状態であってもよい。
【0130】また、上述実施の形態においては、グルー
ブ部12Gのウォブリングしている側にクロックマーク
CMがプリフォーマットされたものを示したが、ウォブ
リングしていない側にクロックマークCMがプリフォー
マットされてもよく、さらには両側にクロックマークC
Mがプリフォーマットされていてもよい。
【0131】また、上述実施の形態においては、アドレ
ス情報ADMの“1”および“0”に対応するグルーブ
ウォブルの波数がそれぞれ「4」、「3」としたが、こ
れに限定されるものではない。
【0132】また、上述実施の形態においては、記録領
域の固定パターン領域がクロックマークCMの記録位置
に1対1に対応して設けられているが、必ずしも対応さ
せる必要はない。例えば、固定パターン領域の個数をク
ロックマークCMの個数より少なくしてもよい。
【0133】また、上述実施の形態においては、光磁気
ディスク11の固定パターン領域には2Tの固定パター
ン信号が記録されるものであったが、1Tあるいは3T
以上の固定パターン信号が記録されるようにしてもよ
い。ただし、パターン間隔が短くなると、MTF(Modu
lation Transfer Function)によって再生信号SMOの振
幅が小さく、S/Nが悪化したものとなる。逆に、パタ
ーン間隔が長くなると、位相比較のためのエッジ数を同
じ数だけ得るためには、固定パターン領域を広くとる必
要があり、データが記録されるデータ領域が狭くなる。
【0134】また、上述実施の形態において、ADIP
デコーダ60,60Aでは、アドレス情報ADMの
“1”および“0”のデータにそれぞれ対応するウォブ
ル信号SWBの周波数fa,fbの公倍数の周波数fc
(=6fa=8fb)を持つクロック信号CK24を使用
した復調処理を行うようにしたものであるが、周波数f
a,fbのその他の公倍数の周波数を持つクロック信号
を使用して同様の復調処理を行うことができる。
【0135】
【発明の効果】この発明によれば、バイフェーズ変調さ
れたアドレス情報を周波数変調して得られる信号に対応
したグルーブウォブルと、このグルーブウォブル内に配
置され位相情報を有するマークとがプリフォーマットさ
れた光ディスクを駆動するものであって、データクロッ
ク信号とバイフェーズビットのオーバーサンプリング用
のクロック信号の周波数を整数比の関係にし、データク
ロック信号(第1のクロック信号)からバイフェーズビ
ットのオーバーサンプリング用のクロック信号(第2の
クロック信号)を分周により生成するものである。その
ため、データ系にPLL回路を1系統持つだけでアドレ
ス情報の復調を行うことができ、構成が極めて簡単とな
る利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としての光磁気ディスク装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】光磁気ディスクのセクタのレイアウトを示す図
である。
【図3】セクタ(ウォブルアドレスフレーム)フォーマ
ットを説明するための図である。
【図4】バイフェーズ変調前の1セクタ(ウォブルアド
レスフレーム)のアドレス情報を示す図である。
【図5】グルーブウォブルの構成例を示す図である。
【図6】光学ヘッドの光学系を示す図である。
【図7】光学ヘッドの光学系を構成するフォトディテク
タの構成と、その上に形成されたスポットを示す図であ
る。
【図8】光学ヘッドの光学系を構成するウォラストンプ
リズムの構成例を示す図である。
【図9】ウォラストンプリズムによる光線の分離状態を
示す図である。
【図10】ADIPデコーダの構成を示すブロック図で
ある。
【図11】ADIPデコーダの動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図12】検波回路の構成を示すブロック図である。
【図13】エッジ検出回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図14】検波回路の動作を説明するための波形図であ
る。
【図15】検波回路の動作を説明するための波形図であ
る。
【図16】検波回路の動作を説明するための波形図であ
る。
【図17】検波回路の動作を説明するための波形図であ
る。
【図18】検波回路の動作を説明するための波形図であ
る。
【図19】検波回路の他の構成を示すブロック図であ
る。
【図20】立ち上がりエッジ検出回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図21】立ち下がりエッジ検出回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図22】検波回路の動作を説明するための波形図であ
る。
【図23】ADIPデコーダの他の構成を示すブロック
図である。
【図24】ADIPデコーダで使用するクロックを説明
するためのタイミングチャートである。
【図25】データクロック再生器の構成を示すブロック
図である。
【図26】データクロック再生器の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図27】従来のグルーブウォブルの構成例を示す図で
ある。
【図28】従来の周波数復調回路の構成を示すブロック
図である。
【図29】周波数復調回路の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
10・・・光磁気ディスク装置、11・・・光磁気ディ
スク、12G・・・グルーブ部、12L・・・ランド
部、15・・・外部磁界発生用の磁気ヘッド、16・・
・磁気ヘッドドライバ、17・・・光学ヘッド、18・
・・レーザドライバ、41・・・サーボコントローラ、
51・・・システムコントローラ、55・・・データ変
調器、58・・・データ識別器、59・・・データ復調
器、60,60A・・・ADIPデコーダ、64・・・
PLL回路、67,67A・・・検波回路、68・・・
アドレス変換器、69・・・分周器、70・・・データ
クロック再生器、90・・・タイミング発生器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイフェーズ変調されたアドレス情報を
    周波数変調して得られる信号に対応したグルーブウォブ
    ルと、このグルーブウォブル内に配置され位相情報を有
    するマークとがプリフォーマットされ、 隣接する2つの上記マーク間のバイフェーズビット数が
    a(aは自然数)とされると共に、上記隣接する2つの
    マーク間のチャネルビット数がn(nは自然数)とされ
    た光ディスクを駆動する光ディスク装置であって、 上記クロックマークの再生信号の周波数をn逓倍するこ
    とで第1のクロック信号を生成するクロック信号生成手
    段と、 上記光ディスクから、上記グルーブウォブルに対応した
    ウォブル信号を再生するウォブル信号再生手段と、 上記ウォブル信号に対して周波数復調をすることで上記
    アドレス情報を得る周波数復調手段とを備え、 上記周波数復調手段は、 上記バイフェーズビットのオーバーサンプリング値をs
    (sは自然数)クロックとして、上記クロック信号生成
    手段から供給される第1のクロック信号を1/M(M=
    n/(a・s))に分周することで第2のクロック信号
    を生成するクロック信号生成部と、 上記ウォブル信号を波形整形することで2値信号を得る
    波形整形部と、 上記2値信号に対して上記第2のクロック信号を使用し
    た処理をすることで上記アドレス情報を得る検波部とを
    有することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 上記グルーブウォブルに沿って上記光デ
    ィスク上に形成される記録トラックに対して情報信号を
    記録または再生する情報信号記録/再生手段をさらに備
    え、 上記情報信号記録/再生手段は、上記第1のクロック信
    号に基づいて上記情報信号を記録または再生することを
    特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
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