JPH11253531A - 薬液等のカプセル内充填用携帯治具 - Google Patents

薬液等のカプセル内充填用携帯治具

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JPH11253531A
JPH11253531A JP7482598A JP7482598A JPH11253531A JP H11253531 A JPH11253531 A JP H11253531A JP 7482598 A JP7482598 A JP 7482598A JP 7482598 A JP7482598 A JP 7482598A JP H11253531 A JPH11253531 A JP H11253531A
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capsule
lid
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jig
opening
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Yasushi Shibata
恭志 柴田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可溶性のカプセル容器内に適量の薬等を自分
で容易、簡単に充填でき、薬自体の苦味や臭み等を防ぎ
ながら薬等を服用でき、また、カプセル容器の保存や保
管等を容易とし、ピルケースとしても携帯性に富むもの
とする。 【解決手段】 ケース本体1にカプセルPの身カプセル
P1を開口部が上になる状態にして差し込み保持する身
カプセル収納凹部4を設けると共に、ケース蓋2に身カ
プセル収納凹部4に対向して蓋カプセルP2を開口部が
下になる状態にして差し込み保持する蓋カプセル収納凹
部6を設ける。そして、ケース本体1にケース蓋2が閉
蓋した状態で身カプセルP1に蓋カプセルP2が封緘
し、ケース本体1からケース蓋2が開蓋した状態で身カ
プセルP1から蓋カプセルP2が開放するように構成す
る。蓋カプセル収納凹部6を2等分離しながらケース蓋
2の一部を上方へ揺動して開蓋するカプセル取出用開閉
蓋部9をケース蓋2に設け、封緘済みのカプセルP夫々
を封緘状態のままで取り出せるようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可溶性のカプセル
内部に服用者自ら薬液等を充填させるためにカプセルを
保持できるように簡易構成で、且つピルケースとしても
携帯可能とした薬液等のカプセル内充填用携帯治具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、薬自体にはその多くが苦味や臭み
等があるために薬等をそのまま服用するのが例えば高齢
者、幼児等の場合にとっては非常に困難なことがある。
そのため、服用時に医薬品本体容器から直接または自分
で漏斗、スプーン等を用いて可溶性の硬質ゼラチン製材
によるカプセル容器内に液状・顆粒状・粉状等の薬を充
填し封緘させてからそのまま飲み込むようにすることが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、カプセル容器内に自分の手指で薬等を詰める
ために非衛生的であり、しかも、一方の手指で持った小
さな可溶性のカプセル容器内に他方の手で薬を入れると
すれば周囲に散乱する等して面倒であり、特に高齢者に
とっては非常に煩雑な手作業が要求されるのである。ま
た、このような硬質ゼラチン製材によるカプセル容器内
に液状の薬等を例えば2〜3時間以上もの間、充填させ
たままで所持または放置しておく場合等では、可溶性を
有する硬質ゼラチン自体が薬液等との接触により容易に
溶け出してしまうため長時間の携帯が不可能である等の
問題点を有していた。
【0004】そこで、本発明は、叙上のような従来存し
た諸事情に鑑み創出されたもので、高齢者であっても小
さな可溶性のカプセル容器内に適量の薬等を容易且つ簡
単に充填させることができ、また、薬等を服用するとき
にのみ自分でカプセル容器内に薬液等を充填するだけで
もって何時・何処でも薬自体の苦味や臭み等を防ぎなが
ら薬等を服用することができ、さらに未使用のカプセル
容器の保存や保管等をも容易とし、且つ携帯性に富むピ
ルケースを兼ねた薬液等のカプセル内充填用携帯治具を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明の第1のものにあっては、身カプセルP1
と蓋カプセルP2とから成る可溶性硬質ゼラチン製材に
よるカプセルPの身カプセルP1内部に薬液Q等を投入
して蓋カプセルP2を封緘させる開閉蓋式ケーシングタ
イプの薬液等のカプセル内充填用携帯治具であって、該
治具のケース本体1には身カプセルP1を開口部が上に
なる状態にして差し込み保持させる複数の身カプセル収
納凹部4と、蓋カプセルP2を開口部が下になる状態に
して差し込み保持させる複数の蓋カプセル仮置き凹部5
とを設けたものである。また、第2のものにあっては、
同じく治具のケース本体1には身カプセルP1を開口部
が上になる状態にして差し込み保持させる複数の身カプ
セル収納凹部4を有する一方、ケース蓋2には身カプセ
ル収納凹部4に対向して蓋カプセルP2を開口部が下に
なる状態にして差し込み保持させる複数の蓋カプセル収
納凹部6を有し、ケース本体1にケース蓋2を閉蓋させ
た状態で身カプセルP1に蓋カプセルP2が封緘され、
ケース本体1よりケース蓋2を開蓋させた状態で身カプ
セルP1から蓋カプセルP2が開放されるものとしたも
のである。そして、ケース蓋2には、ケース本体1とケ
ース蓋2との閉蓋状態において蓋カプセル収納凹部6を
略2等分割する位置に設けたケース蓋2上側面の蓋ヒン
ジ部8を介して蓋カプセル収納凹部6を略2等分離させ
ながらケース蓋2の一部を上方へ揺動して開蓋させ、身
カプセルP1に封緘されている蓋カプセルP2の一部を
露出させてカプセルPを取り出せるものとしたカプセル
取出用開閉蓋部9を有する構成とすることができる。さ
らに、ケース本体1には、身カプセル収納凹部4に隣接
して複数の未使用の空きカプセルPを収納させる空きカ
プセル収納部7を設けた構成とできる。
【0006】以上のように構成された第1の本発明に係
る薬液等のカプセル内充填用携帯治具において、ケース
本体1における身カプセル収納凹部4は開口部を上に向
けさせて身カプセルP1を収納保持させて、カプセルP
を直接に手指で持つことなく薬液Q等を充填させるもの
とさせ、その間、蓋カプセル仮置き凹部5は開口部を下
に向けさせて蓋カプセルP2を仮置きさせる。薬液Q等
の充填後の身カプセルP1は、身カプセル収納凹部4内
でがたつき移動することなく収納保持させられたままと
され、蓋カプセル仮置き凹部5から取り外した蓋カプセ
ルP2によって封緘させられる。一方、第2の本発明に
係る薬液等のカプセル内充填用携帯治具において、ケー
ス本体1にケース蓋2を閉蓋させた状態では、身カプセ
ル収納凹部4に収納保持された身カプセルP1と、蓋カ
プセル収納凹部6に収納保持された蓋カプセルP2との
夫々の開口部同士が嵌合されて身カプセルP1に蓋カプ
セルP2を封緘させ、カプセルPを治具内で保管・保存
させる。また、ケース本体1よりケース蓋2を開蓋させ
た状態では、身カプセル収納凹部4に収納保持された身
カプセルP1と、蓋カプセル収納凹部6に収納保持され
た蓋カプセルP2との夫々の開口部同士が離反されて身
カプセルP1から蓋カプセルP2を開放させ、カプセル
Pを直接に手指で持つことなく薬液Q等の充填を可能に
させる。そして、ケース蓋2に設けたカプセル取出用開
閉蓋部9は、薬服用時において、ケース本体1とケース
蓋2との閉蓋状態のままで上方へ揺動して開蓋させれ
ば、身カプセルP1に蓋カプセルP2が封緘された状態
で蓋カプセルP2の一部を露出させ、該蓋カプセルP2
を手指で摘んで身カプセル収納凹部4から引き出すこと
でカプセルPを取り出させる。さらに、空きカプセル収
納部7は、複数の未使用の空きカプセルPを収納保管さ
せ、身カプセル収納凹部4に身カプセルP1、蓋カプセ
ル仮置き凹部5または蓋カプセル収納凹部6に蓋カプセ
ルP2を補充させる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明するに、図において示される符号1は、
例えば合成樹脂製材の一体成形により煙草の箱程度の大
きさの携帯可能な開閉蓋式ケーシングタイプに形成さ
れ、普段は可溶性硬質ゼラチン製材の未使用の空のカプ
セルPを収納保管した状態で常時所持され、薬服用時に
はカプセルP内に薬液Q等を充填し封緘させるためのピ
ルケースを兼ねた治具におけるケース本体である。尚、
収容されるカプセルPの大きさに応じて治具のサイズを
適宜変更しても良いことは勿論である。
【0008】そして図1、図2にあっての第1の治具
は、ケース本体1に対しケース蓋2が開閉揺動自在とな
るようにケースヒンジ部4を介して取り付けられ、且つ
ケース本体1とケース蓋2とが合致する開放側縁部の夫
々が対向する部分には相互に係止する係止部2Aと被係
止部3Aとを夫々設けてある。また、ケース本体1には
カプセルPの身カプセルP1を開口部が上になる状態に
して底側から差し込んで保持収納させるための複数の例
えば5個にして並んだ穴状の身カプセル収納凹部4と、
蓋カプセルP2を開口部が下になる状態にして開口部側
から差し込んで仮置きさせるための、身カプセル収納凹
部4の近傍に同数にして並んでいる穴状の蓋カプセル仮
置き凹部5とを形成してある。
【0009】さらに、ケース本体1には、身カプセル収
納凹部4に隣接して複数の未使用の空きカプセルPを収
納させるための空きカプセル収納部7を設けてある。
【0010】また、ケース蓋2は、ケース本体1に設け
た空きカプセル収納部7をも閉蓋できるように盤状に形
成されており、不使用時のケース本体1の開放側縁部に
て係止されて一体化されるものとなっている。
【0011】このように形成された治具にあっての使用
は、図1に示すように、ケース蓋2を揺動開放状態で、
ケース本体1における身カプセル収納凹部4夫々に身カ
プセルP1を、また、蓋カプセル仮置き凹部5夫々に蓋
カプセルP2を装入セットし、次いで、身カプセルP1
内に薬液Q等を充填した後に図2に示すように、蓋カプ
セルP2を蓋カプセル仮置き凹部5から手指等にて摘み
上げて取り出し、身カプセルP1に被せて封緘すれば良
いものである。
【0012】一方、図3乃至図6にあっての第2の治具
は、蓋カプセルP2を身カプセルP1に手指等によって
直接に被せるものとせずに、ケース蓋2の開閉を利用し
て被せて封緘できるようにしたものである。この図3乃
至図6にあっての図中符号は上述した第1の治具の説明
におけるものと同一のものは同一の符号が使用されるこ
とで、その詳細な説明は省略される。すなわち、ケース
本体1にはカプセルPの身カプセルP1を開口部が上に
なる状態にして底側から差し込んで保持収納させるため
の複数の例えば5個にして並んだ穴状の身カプセル収納
凹部4が設けられる一方、ケース蓋2には身カプセル収
納凹部4に対向して蓋カプセルP2を開口部が下になる
状態にして頭部側から差し込んで保持収納させる複数の
例えば5個の身カプセル収納凹部4に対応した5個の穴
状の蓋カプセル収納凹部6を形成してある。このように
してケース本体1にケース蓋2が閉蓋された状態でもっ
て身カプセル収納凹部4に保持収納された身カプセルP
1に対し、蓋カプセル収納凹部6に保持収納された蓋カ
プセルP2が封緘されると同時に空きカプセル収納部7
が閉蓋される。逆に、ケース本体1よりケース蓋2が開
蓋された状態でもって身カプセルP1から蓋カプセルP
2が離反し開放されると同時に空きカプセル収納部7が
開蓋されものとしてある。
【0013】このとき、身カプセル収納凹部4、蓋カプ
セル収納凹部6相互の穴径は、ケース本体1、ケース蓋
2夫々を形成する例えば発泡合成樹脂製材による圧縮弾
性的な保持力の下で身カプセルP1、蓋カプセルP2夫
々が抜脱されずにしっかりと保持できる程度で且つ手指
では簡単に抜き出せる程度に設けられている。同時にま
た、身カプセル収納凹部4、蓋カプセル収納凹部6相互
に保持収納された身カプセルP1、蓋カプセルP2夫々
の開口部を容易に開放したり嵌封させたりできる程度の
挟着力を有した穴径としている。さらに、図4に示すよ
うに、ケース本体1に対しケース蓋2を揺動しながら閉
蓋させる際に、身カプセルP1の開口部に蓋カプセルP
2の開口部が的確且つスムーズに嵌合して完封されるよ
うに、身カプセル収納凹部4、蓋カプセル収納凹部6相
互を僅かにケース内側へ傾倒させておくこともできる。
【0014】また、図5、図6に示すように、ケース蓋
2の前端部側を蓋カプセル収納凹部6が略半分に分割さ
れるように分離構成してカプセル取出用開閉蓋部9を設
け、該カプセル取出用開閉蓋部9とケース蓋2との上側
面接合部に設けた蓋ヒンジ部8を介して蓋カプセル収納
凹部6を2つに分離させながらカプセル取出用開閉蓋部
9のみを上方へ揺動して開蓋できるようにしてある。そ
して、カプセル取出用開閉蓋部9の左右側面には例えば
フック爪片状あるいは環状の係止部10を設けると共
に、該係止部10に対向してケース蓋2の左右側面には
該係止部10を引っ掛けるための環状あるいはフック爪
片状の被係止部11を設け、携帯中にカプセル取出用開
閉蓋部9が不用意に開放されないようにしてある。この
ようにしてケース本体1とケース蓋2との閉蓋状態であ
っても、カプセル取出用開閉蓋部9だけを開蓋させて身
カプセルP1に封緘されている蓋カプセルP2の一部を
露出させることでカプセルPを容易に抜き出せるものと
してある。
【0015】次に、この第2の治具の使用の一例を説明
するに、図3に示すように、予めケース本体1の身カプ
セル収納凹部4、ケース蓋2の蓋カプセル収納凹部6夫
々に身カプセルP1、蓋カプセルP2を収納させてお
く。このとき、予め身カプセルP1と蓋カプセルP2と
を嵌合しておいたカプセルPを身カプセルP1側を介し
て身カプセル収納凹部4だけに装着しておいてからケー
ス本体1とケース蓋2とを閉塞させれば自動的に身カプ
セル収納凹部4、蓋カプセル収納凹部6夫々に身カプセ
ルP1、蓋カプセルP2夫々が収納保持され、その後の
ケース本体1とケース蓋2との開閉においても常にその
保持状態が維持されるのである。次いで、身カプセルP
1内部に薬液Q等を医薬品本体容器から直接に漏斗、ス
プーン等により適量分だけ充填してから一旦はケース本
体1にケース蓋2を閉蓋させる。このとき、身カプセル
収納凹部4に収納保持された身カプセルP1と、蓋カプ
セル収納凹部6に収納保持された蓋カプセルP2との夫
々の開口部同士が嵌合されて身カプセルP1に蓋カプセ
ルP2を封緘させる。このようにしてケース本体1より
ケース蓋2を開蓋させた状態で身カプセル収納凹部4に
収納保持された身カプセルP1と、蓋カプセル収納凹部
6に収納保持された蓋カプセルP2との夫々の開口部同
士が離反開放され、カプセルPを直接手指で持つことな
く薬液Q等の充填を可能にさせるのである。
【0016】次いで、ケース蓋2に設けたカプセル取出
用開閉蓋部9をケース本体1とケース蓋2との閉蓋状態
のままで上方へ揺動して開蓋させれば、身カプセルP1
に蓋カプセルP2が封緘された状態で蓋カプセルP2の
一部が露出され、該蓋カプセルP2側を手指等で摘んで
身カプセル収納凹部4から引き出すことによりカプセル
Pを取り出して服用すれば良いのである。また、服用後
には、空きカプセル収納部7から未使用の空きカプセル
Pを取り出してから、身カプセル収納凹部4の身カプセ
ルP1、蓋カプセル収納凹部6の蓋カプセルP2の補充
を行なえば良いのである。
【0017】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、例えば高齢
者であっても小さな可溶性のカプセル容器内に適量の薬
等を容易且つ簡単に充填させることができ、また、薬等
を服用するときにのみ自分でカプセル容器内に薬液Q等
を充填するだけでもって何時・何処でも薬自体の苦味や
臭み等を防ぎながら薬等を服用することができる。さら
に、未使用のカプセル容器の保存や保管等が容易にで
き、且つピルケースとして携帯性に富むものとすること
ができる。
【0018】第1の治具においてのケース本体1におけ
る身カプセル収納凹部4は開口部を上に向けさせて身カ
プセルP1を収納保持できるから、カプセルPを直接に
手指で持つことなく薬液Q等を充填でき、また、この身
カプセル収納凹部4夫々に対応する蓋カプセル仮置き凹
部5は、薬液Q等が充填される身カプセルP1に対応す
る蓋カプセルP2をその開口部を下に向けさせて仮置き
しておくことができる。そのため、薬液Q等を充填中の
身カプセルP1は、身カプセル収納凹部4内でがたつき
移動することなく収納保持させられたままとなって、充
填中に身カプセルP1周囲に薬液Q等が散乱されること
なく、身カプセルP1内に確実に充填されるのであり、
また、充填後では蓋カプセル仮置き凹部5から取り外し
た蓋カプセルP2によって封緘することができる。
【0019】特に、こうした蓋カプセルP2の身カプセ
ルP1への手指操作による封緘方式は、肉薄で柔軟な素
材である可溶性ゼラチン製材による蓋カプセルP2、身
カプセルP1相互の嵌合、封緘を確実に行なうことがで
き、そのため、蓋カプセルP2、身カプセルP1相互の
嵌合部分である開口部縁を損傷させることもない。
【0020】また、第2の治具において、そのケース本
体1の身カプセル収納凹部4とケース蓋2の蓋カプセル
収納凹部6とにより身カプセルP1と蓋カプセルP2と
を夫々収納保持させたので、ケース本体1にケース蓋2
を閉蓋させた状態でもって何等手指を使わずに身カプセ
ルP1に蓋カプセルP2を封緘させることができ、また
カプセルPを衛生的に保管・保存することができる。
【0021】さらに、ケース本体1よりケース蓋2を開
蓋させた状態では、身カプセル収納凹部4に収納保持さ
れた身カプセルP1と、蓋カプセル収納凹部6に収納保
持された蓋カプセルP2との夫々を何等手指を使わずに
開放させることができ、カプセルPを直接に手指等で持
つことなく薬液Q等の充填を行なうことができる。
【0022】そして、ケース蓋2にカプセル取出用開閉
蓋部9を設けてあるので、薬服用時において、ケース本
体1とケース蓋2との閉蓋状態のままでカプセル取出用
開閉蓋部9を上方へ揺動して開蓋させるだけで、身カプ
セルP1に蓋カプセルP2が封緘された状態のまま蓋カ
プセルP2の一部を露出させることができ、該蓋カプセ
ルP2を手指等で摘んで身カプセル収納凹部4から引き
出すことでカプセルPを容易に取り出すことができる。
【0023】また、ケース本体1に空きカプセル収納部
7を設けたので、複数の未使用の予備の空きカプセルP
を衛生的に収納保管させておくことができると共に、身
カプセル収納凹部4への身カプセルP1、蓋カプセル収
納凹部6への蓋カプセルP2夫々の補充を容易に行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における第1の治具内に収
納されている身カプセルの内部に薬液等を充填させる状
態を示す概略斜視図である。
【図2】同じく断面図である。
【図3】同じく第2の治具内に収納されている身カプセ
ルの内部に薬液等を充填させる状態を示す概略斜視図で
ある。
【図4】同じく断面図である。
【図5】服用時にカプセルを治具から取り出す状態を示
す斜視図である。
【図6】同じく断面図である。
【符号の説明】
P…カプセル P1…身カプセ
ル P2…蓋カプセル Q…薬液 1…ケース本体 2…ケース蓋 2A…係止部 3A…被係止部 3…ケースヒンジ部 4…身カプセル
収納凹部 5…蓋カプセル仮置き凹部 6…蓋カプセル
収納凹部 7…空きカプセル収納部 8…蓋ヒンジ部 9…カプセル取出用開閉蓋部 10…係止部 11…被係止部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身カプセルと蓋カプセルとから成る可溶
    性硬質材によるカプセルの身カプセル内部に薬液等を投
    入して蓋カプセルを封緘させる開閉蓋式ケーシングタイ
    プの薬液等のカプセル内充填用携帯治具であって、該治
    具のケース本体には身カプセルを開口部が上になる状態
    にして差し込み保持させる複数の身カプセル収納凹部
    と、蓋カプセルを開口部が下になる状態にして差し込み
    保持させる複数の蓋カプセル仮置き凹部とを設けたこと
    を特徴とする薬液等のカプセル内充填用携帯治具。
  2. 【請求項2】 身カプセルと蓋カプセルとから成る可溶
    性硬質材によるカプセルの身カプセル内部に薬液等を投
    入して蓋カプセルを封緘させる開閉蓋式ケーシングタイ
    プの薬液等のカプセル内充填用携帯治具であって、該治
    具のケース本体には身カプセルを開口部が上になる状態
    にして差し込み保持させる複数の身カプセル収納凹部を
    有する一方、ケース蓋には身カプセル収納凹部に対向し
    て蓋カプセルを開口部が下になる状態にして差し込み保
    持させる複数の蓋カプセル収納凹部とを有し、ケース本
    体にケース蓋を閉蓋させた状態で身カプセルに蓋カプセ
    ルが封緘され、ケース本体よりケース蓋を開蓋させた状
    態で身カプセルから蓋カプセルが開放されるものとして
    あることを特徴とする薬液等のカプセル内充填用携帯治
    具。
  3. 【請求項3】 ケース蓋には、ケース本体とケース蓋と
    の閉蓋状態において蓋カプセル収納凹部を略2等分割す
    る位置に設けたケース蓋上側面の蓋ヒンジ部を介して蓋
    カプセル収納凹部を略2等分離させながらケース蓋の一
    部を上方へ揺動して開蓋させ、身カプセルに封緘されて
    いる蓋カプセルの一部を露出させてカプセルを取り出せ
    るものとしたカプセル取出用開閉蓋部を有するものとし
    た請求項2記載の薬液等のカプセル内充填用携帯治具。
  4. 【請求項4】 ケース本体には、身カプセル収納凹部に
    隣接して複数の未使用の空きカプセルを収納させる空き
    カプセル収納部を設けた請求項1乃至3のいずれか記載
    の薬液等のカプセル内充填用携帯治具。
JP7482598A 1998-03-09 1998-03-09 薬液等のカプセル内充填用携帯治具 Pending JPH11253531A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013180797A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Sankyo Yakuhin:Kk カプセル支持具
KR20240036962A (ko) 2022-09-14 2024-03-21 전북대학교산학협력단 캡슐 충진기

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KR20240063076A (ko) 2022-09-14 2024-05-09 전북대학교산학협력단 캡슐 충진기

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