JPH11252999A - 静止モ―タ測定を使用する界磁有向性エレベ―タモ―タ駆動の自動校正 - Google Patents

静止モ―タ測定を使用する界磁有向性エレベ―タモ―タ駆動の自動校正

Info

Publication number
JPH11252999A
JPH11252999A JP10360432A JP36043298A JPH11252999A JP H11252999 A JPH11252999 A JP H11252999A JP 10360432 A JP10360432 A JP 10360432A JP 36043298 A JP36043298 A JP 36043298A JP H11252999 A JPH11252999 A JP H11252999A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
rated
calculating
imag
calculated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10360432A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4205795B2 (ja
Inventor
Roy Stephen Colby
ステファン コルビー ロイ
Alberto Vecchiotti
ヴェチオッティー アルベルト
Leslie M Lamontagne
エム.ラモンタギュ レズリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otis Elevator Co
Original Assignee
Otis Elevator Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Otis Elevator Co filed Critical Otis Elevator Co
Publication of JPH11252999A publication Critical patent/JPH11252999A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4205795B2 publication Critical patent/JP4205795B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders; Supports
    • H03H9/10Mounting in enclosures
    • H03H9/1007Mounting in enclosures for bulk acoustic wave [BAW] devices
    • H03H9/1035Mounting in enclosures for bulk acoustic wave [BAW] devices the enclosure being defined by two sealing substrates sandwiching the piezoelectric layer of the BAW device
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P21/00Arrangements or methods for the control of electric machines by vector control, e.g. by control of field orientation
    • H02P21/14Estimation or adaptation of machine parameters, e.g. flux, current or voltage
    • H02P21/16Estimation of constants, e.g. the rotor time constant
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders; Supports
    • H03H9/0595Holders; Supports the holder support and resonator being formed in one body

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータをエレベータシステムから切り離す必
要がなくかつモータの静止測定のみに使用する駆動およ
び/若しくは制御のためのモータパラメータの自動較正
を提供する。 【解決手段】 エレベータ制御装置7はロジック48を
備え、該ロジック48は、過渡インダクタンスLσを計
算し、可変入力周波数正弦波をq−軸基準電流IqREF
代入すると共に、Imag(ZR)の最大値が生じる周
波数(FPEAK)を得るために回転子インピーダンスIm
ag(ZR)の虚部を計算し、FPEAKからτRを計算して
入力周波数を変えることによって、モータ時定数
(τR),トルク定数(KT*)および磁化電流(Id
を計算する。KT*,Idおよびトータルモータ電圧VM
は計算され、Idは、VMに対する定格モータ電圧(Vp
h_RATED)の比が所定の公差内になるまで、変え
られる。処理はロックされた回転子で行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、界磁有向性モータ
駆動の較正に係り、特に、エレベータ駆動用の界磁有向
性(又はベクトル制御)駆動パラメータの自動較正に関
する。
【0002】同時に出願中の米国特許出願No.8/9
96,234(社内整理番号No.OT−3066)、
No.8/996,263(社内整理番号OT−306
5)、(社内整理番号OT−3054)、No.8/9
96,266(社内整理番号OT−4046)、No.
8/996,264(社内整理番号OT−4047)
は、ここに述べられている主題を含んでいる。
【0003】
【従来の技術】界磁有向性(又はベクトル制御)モータ
の駆動と制御が、回転子時定数(τR)、トルク定数
(KT*)、および磁化電流IdRATEDのようなモータパ
ラメータの知識を必要とすることは、界磁有向性(又は
ベクトル制御)の分野で知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらのモータパラメ
ータを決めるために使用される技術は、ダイナモメータ
と高価な試験設備を使用しかつ時間の浪費、技術的な仕
事を行うエンジニアリング実験室においてモータを解析
することである。しかしながら、現代化の又はレトロフ
ィットの使用にあたって、新しい駆動装置は現存するエ
レベータの古い駆動装置と取り替えるものであり、モー
タを評価するためにモータをエレベータシステムから取
り除くことは、不都合であり費用がかかる。
【0005】また、静止しているモータの測定にもとづ
くモータパラメータを決めることは、望ましいことであ
る。モータを運転しながら(無負荷又は負荷状態のもと
で)モータパラメータを決める技術は存在するけれど
も、この技術は、モータに適用するにあたって、必ずし
も実用的ではない。特に、無負荷試験は、エレベータを
ロープをかけないか又はギャボックスから切り離すこと
が必要であるので、実用的でない。
【0006】さらに、負荷状態すなわちエレベータに接
続されたモータでテストを行うことは、負荷状態で運転
しているモータの測定を行うためにモータを始動するの
は、ほぼ正しいモータパラメータが必要であるので、実
用的でない。もちろん、そのようなモータパラメータを
決めるための技術は、既して駆動制御に含まれているこ
とが望ましく、レトロフィット又は現代の駆動装置のフ
ィールド・コミッションニングは、特別なモータ/駆動
同調技術なくして、実行される。
【0007】本発明の目的は、モータをエレベータシス
テムから切り離す必要がなくかつモータの静止測定のみ
に使用するエレベータ用の界磁有向性駆動および/若し
くは制御のためのモータパラメータの自動較正を提供す
る、ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の方法は、界磁有向性制御によって動作され
るエレベータモータの少なくとも一つのパラメータを、
モータの静止測定を使用して計算し、モータがモータイ
ンピーダンスZM,回転子インピーダンスZR,過渡イン
ダクタンスLσを有する、方法であって、a)モータイ
ンピーダンス(ZM)が過渡インダクタンス(Lσ)に
よって支配されるような充分に高い高周波数(FHIGH
で正弦波トルク電流基準信号を供給するステップと、
b)フィードバックトルク電流(Iq)とフィードバッ
クトルク電圧(Vq)を測定するステップと、c)式L
σ=Imag(ZM)aFHIGH/(2πFHIGH)、ここ
でZM=Vq/Iqによって、前記高周波数(FHIGH
で前記過渡インダクタンス(Lσ)を計算するステップ
と、d)可変入力周波数を有する正弦波トルク電流信号
を供給するステップと、e)フィードバックトルク電流
(Iq)とフィードバックトルク電圧(Vq)を測定す
るステップと、f)Imag(ZR)=Imag(ZM
−ωLσここで、ωは前記入力周波数、およびZM=V
q/Iq、のように回転子インピーダンスImag(Z
R)の虚部を計算するステップと、g)Imag(ZR
の最大値が生じる周波数(FPEAK)を得るために、前記
入力周波数を変えると共にステップ(d)〜(f)を行
うステップ、およびk)FPEAKに基づく回転子時定数
(τR)を計算するステップ、によって構成されてい
る。さらに本発明によれば、前記τRは、次のように、
τR=1/2πFPEAK)で計算されることを特徴とす
る。さらに本発明によればLφ=2Imag(ZR)/
ω,aω=1/τRによって、磁化インダクタンスを計
算するステップによって構成されていることを特徴とす
る。
【0009】さらに、本発明によれば、さらに、i)式
T*=(3/2)(P/2)LφId*を用いて、モー
タトルク定数(KT*)を計算し、ここでP=モータ極
の数Id*=Vph_RATED(ωR_RATED×
Lφ)、Vph_RATED=定格モータ電圧、ωR_
RATED=定格モータ速度、であるステップと、 j)式Vm*=(Vd2+Vq*21/2を使用して、モ
ータ電圧(Vm*)を計算し、ここで、Vd*=ωELσ
Iq*、Vq*=ωEsId*、Iq*=T_RATE
D/KT*、T_RATEDは定格モータトルク ωE*=ωR_RATED+ωs* ωs*=(1/τR)(Iq*/Id*) であるステップと、 k)Vm*に対するVph_RATEDの比率を計算す
るステップ、および l)Id*を変えるとともに、前記比率が1の所定の公
差内になるまでステップ(h)〜(k)を実行するステ
ップ、によって構成されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に示すように、エレベータモ
ータ制御装置の一部は、ライン9の左側に示されてお
り、磁界有向性(又はベクトル)モータ制御を含む。こ
のモータ制御は、各々異なる制御軸、すなわちモータ磁
化に関するd−軸ループと、トルクに関するq−軸ルー
プに対応する2つの制御ループを、持っている。d−軸
ループはライン14に供給されたd−軸電流基準入力信
号IdREFを持っている。IdREFは、モータ磁化曲線、例
えば後述するIdRATED又はINO-LOADに基づいてモータ
に適正な磁束を供給するために、所定の値にセットされ
る。IdREF信号は、図2で後述するように、磁界有向性
電流調整/モータ駆動回路20に供給される。
【0011】q−軸電流ループはライン15の第1のq
−軸電流基準入力信号IqREF1を有し、この第1のq−
軸電流基準入力信号は、スイッチ19の一つの入力端子
に供給される。IqREF1は、他のロジック(図示せず)
例えば速度ループ補償ロジック(図示せず)によって供
給され、米国特許出願番号(社内整理番号OT−305
4)で述べられているような、モータ自動較正でない時
に、q−軸電流基準信号を制御装置に供給する速度制御
ループを閉じる。ライン17の第2のq−軸電流基準入
力信号IqREF2は、スイッチ19の他の入力端子に供給
される。スイッチ19の出力は、ライン18のq−軸電
流ループ基準信号IqREFであって、スイッチ19に供給
されるライン13のMODE1信号の状態に基づいて、
qREF1又はIqREF2と等しくなるようにセットされる。
qREF信号は、図2で後述するように、(界磁有向性)
電流調整/モータ駆動回路20に供給される。
【0012】本発明で使用される3相ACインダクショ
ンモータの2つの例は、ギャ方式の、定格電力45K
W,定格電圧355ボルト,定格速度1480,定格周
波数50Hzを有するロハー(Loher)によるモデ
ルUGA−225LB−40Aと、タッング(Tatu
ng)(台湾)による定格電力40KW,定格電圧50
0ボルト,定格速度251,および定格周波数16.7
Hzを有するギャレス方式のモデル156MST、であ
る。必要ならば、他の定格パラメータを有する他のモー
タを使用することもできる。
【0013】回路20はライン22の3相電圧信号V
x,Vy,Vzをモータ24例えば3相インダクション
モータに供給する。モータ24は、機械的なリンケージ
例えばシャフトおよび/若しくはギャボックスによっ
て、シーブ28に接続されている。ロープ又はケーブル
30は、シーブ28に巻装され、エレベータかご32に
接続された一端と、カウンターウェイト34に接続され
た他端を持っている。カウンターウェイトの重さは、一
般に、空のかごの重さにかごの最大負荷の40〜50%
を加えたものに等しい。
【0014】必要ならば、他のエレベータシスタム構
造、すなわち、カウンターウェイトの有無、ギャボック
スの有無によるものを、モータ24の出力トルクをエレ
ベータかご32の動きに変換するために使用できる。当
該他のエレベータシスタム構造としては、例えば、二重
リフト、ドラムマシン等があり、二重リフトでは、2つ
のエレベータかごが単一のロープに接続され、かごは反
対方向に動き、各かごは他のかごに対してカウンターウ
ェイトとなる。また、ドラムマシンとしては、ロープが
モータによって駆動されるドラムのまわりに巻装され
る。
【0015】ブレーキ37例えば電磁ディスクブレーキ
は、シャフト26に配置され、回路20からのライン3
8上の電気ブレーキ指令信号BRKCMDによって駆動
される。ブレーキ37は、作動され又は落とされると、
シャフト26をクランプし、モータシャフトが回るのを
防止し、すなわち回転子をロックし、シーブ28の動き
を防ぐ。
【0016】図2に示すように、界磁有向性制御におい
て、それぞれdおよびq軸に対応する電流(Id,I
q)および(Vd,Vq)パラメータを使用すること
は、周知である。周知のように、界磁有向性を使用する
と、モータ磁界(又は磁束)はIdによって制御され、
モータトルクはIqによって制御される。特に、図1の
界磁有向性電流調整/モータ駆動装置20は2つの電流
制御ループによって構成され、一つはd−軸電流Id用
であり、他の一つはq−軸電流Iq用である。Idルー
プはライン14上のIdREFを加減算器102で受ける。
ライン104の測定された又はフィードバックd−軸電
流信号Idは加減算器102の負入力に供給される。加
減算器102の出力はライン106のエラー信号IdERR
であり、このエラー信号は、比例一積分(P−I)電流
ループ制御のような制御補償ロジック108に供給され
る。必要ならば、他の電流ループ制御補償を使用しても
よい。ロジック108はライン110にd−軸電圧指令
信号VdCMDを供給する。
【0017】q−軸に対して、Iqループはライン18
のIqREF信号を加減算器114の正入力で受ける。ライ
ン116の測定された又はフィードバックq−軸電流信
号Iqは加減算器114の負入力に供給される。加減算
器114の出力は、ライン118のエラー信号であり、
ロジック108と同様に、制御補償ロジック120例え
ば比例一積分ロジックに供給される。ロジック120の
出力は、ライン122のq−軸電圧指令信号VqCMDであ
る。他の制御補償たとえば比例、進み−遅れなども、ロ
ジック108,120に使用できる。使用されている補
償の形態は本発明に対しては重大なものではない。
【0018】電圧信号VdCMDとVqCMDは周知の界磁有向
性3相変換ロジック124に供給され、3相変換ロジッ
ク124はd−軸電圧指令とq−軸電圧指令をライン1
26の3相電圧指令VXCMD,VYCMD,VZCMDに変換す
る。相電圧指令VXCMD,VYCMD,VZCMDは周知の3相駆
動回路(又はインバータ)128に供給され、3相駆動
回路128は、それぞれ相電圧VXCMD,VYCMD,VZCMD
を、ライン130,132,134(集約的にライン2
2)に供給して、モータ24を駆動する。
【0019】駆動回路128(詳細は示されていない)
内で、ライン126の電圧指令VXCMD,VYCMD,VZCMD
は、入力電圧レベルを示すパーセント・デュティ・サイ
クルに変換される。パーセント・デュティ・サイクルは
パルス幅変調駆動信号に変換され、パルス幅変調駆動信
号によってパワートランジスタが駆動され、それぞれラ
イン130,132,134にパルス幅変調可変周波数
3相電圧VX,VY,VZが供給される。駆動装置128
内での変換は、電子構成要素および/若しくはモータ駆
動回路の分野で周知のソフトウェアを、使用して行われ
る。入力電圧を受け出力相電圧を供給する駆動回路は他
のタイプのものでも使用でき、相電圧はパルス幅変調で
なくてもよい。
【0020】それぞれ電圧VX,VY,VZに関連する相
電流IX,IY,IZは、それぞれ周知の電流センサ13
6,138,140例えば閉ループホール効果(例えば
LEMS)によって測定される。相電流IX,IY,IZ
は界磁有向性変換ロジック150の3相に供給され、界
磁有向性変換ロジック150は相電流をライン104,
116のd−軸電流とq−軸電流に変換し、d−軸電流
とq−軸電流は、それぞれ、加減算器102,114に
供給される。
【0021】コンバータ124,150は、ベクトル
(d−軸およびq−軸)パラメータと、D.ノボトニィ
(Novotny)による“ベクトルおよびAC駆動の
ダイナミックス”、オックスフォード大学、プレス19
96,P203〜251で述べられているような、相パ
ラメータとの間の変換を行う。コンバータ124,15
0は、そのような変換を、マイクロプロセッサなどを用
いてソフトウェアで実行される。
【0022】モータの回転子時定数τRを界磁有向性d
−軸とq−軸まで行う必要があることは、界磁有向性駆
動の分野では知られている。特に、τRは、界磁有向性
を達成するために正しいすべり周波数ωSを確立する場
合に使用される。回転子時定数τRの値はライン144
上の2つのコンバータ124,150に供給される。
【0023】モータ駆動ロジック111はブレーキ駆動
回路145を含み、ブレーキ駆動回路145はライン1
46の入力信号BRKを受け、ライン38にBRKCM
D信号を供給する。
【0024】図1に示すように、本発明は、モータパラ
メータτR,KT*,IdRATEDを自動的に計算する自動校
正ロジック48によって構成され、ライン144にτR
を供給し、かつライン160のKT*を速度ループ補償
ロジック(図示せず)に供給する。この速度補償ロジッ
クは、例えば、本願と同時に出願され係属中の米国特許
出願(社内整理番号OT−3054)で述べられてい
る。ロジック48は、もちろん、他のパラメータ例えば
過渡インピーダンスLσ,磁化インピーダンスZR,固
定子抵抗RS(又はR1)および定格トルク電流I
qRATEDも演算する。ロジック48は、スイッチ19に電
流基準信号IdREFを供給する。
【0025】ロジック48は、マイクロプロセッサ,イ
ンタフェス回路,ソフトウェア,および/若しくはファ
ームウェアを含み、周知の電子構成要素によって構成さ
れる。
【0026】また、ロジック48は、ライン13のMO
DE1をスイッチ19に供給する。MODE1フラグに
より、ロジック48からの電流基準信号がロジック20
に供給される。ロジック48はライン146のブレーキ
要求信号BRKを回路20に供給する。
【0027】校正ロジック48はシリアルリンク82を
介してサービス・ツール80に供給する。サービス・ツ
ール80は、ディスプレイ84と、サービス・ツール8
0内のデータをリンク82を介して制御装置7に入力す
るキーパッド(又はキーパッドボード86を含んでい
る。特に、ロジック48は、サービス・ツール80から
リンク82を通して始動指令信号を受け、自動校正が始
まったとき制御する。ロジック48は、DONE信号と
FAULT信号を、リンク82を通してサービス・ツー
ル80に供給する。DONE信号は故障がなく自動校正
が完了した時点を示し、FAULT信号は故障が自動校
正中に検出されたことを示す。
【0028】図3に示すインダクションモータの周知の
等価回路90は、ノボットニイ(Novotny)とリ
ポ(Lipo)による、オックスフォード1996、第
5章の“ベクトル制御およびAC駆動のダイナミック
ス”で述べられているものと同じである。図3はAC定
常状態動作用の1相分の等価回路であり、ここで電流I
1と電圧V1はフェイサー量である。回路90は、直列
接続された抵抗Rs,等価過渡インダクタンスLσ、お
よび回転子インピーダンスZRによって構成され、回転
子インピーダンスZRは磁化インダクタLφと等価抵抗
2/Sの並列回路によって構成される。ここで、 RS(又はR1)=固定子巻線抵抗 LS=固定子巻線インダクタンス Lm=相互インダクタンス Rr=回転子巻線インダクタンス Lσ=Ls−Lm 2/Lr=過渡インダクタンス Lφ=Lm 2/Lr=磁化インダクタンス ωE=入力電流I1の電気周波数 ωR=電気基準フレームについてのモータ出力回転速度
ラジアン/秒 S=すべり=(ωE−ωR)/ωE ωS=すべり周波数=ωE−ωR=(1/τR)(Iq
d) ここで、τR=回転子時定数、Iq=q−軸(又はトル
ク)電流、Id=d−軸(又は磁化)電流、 R2=(Lm 2/Lr 2)*Rr である。
【0029】もちろん、回転子時定数τRとモータトル
ク定数KT*は、次のように回路90のパラメータに関
連する。
【0030】τR=Lr/Rr=Lφ/R2T*=(3/2)(P/2)Lφd ここで、P=極数である。
【0031】図4を参照すると、回路92は回転子イン
ピーダンスZRを有する図3の回路に等価であり、回転
子インピーダンスZRはωLXに等しい実数部Real
(ZR)と虚部Imag(ZR)を有する等価回路92は
回転子時定数τRを決めるのに有用である(以下に論ず
る)。
【0032】図5に示すように、ロジック48のトップ
レベルフローチャートはステップ200で始まる。ステ
ップ200では、始動指令がサービ・スツール80から
受けられているか否かを決める。始動指令が受けられて
いなければ、ロジックは終わる。始動指令が受けられて
いれば、ステップ202でパラメータを要求してリンク
82を介してサービ・スツール80からモータパラメー
タを受ける。モータパラメータは勤務員によって入力さ
れる。受けられたモータパラメータは、ワット(PWR
_RATED)の定格モータシャフトパワー,定格モー
タ速度rpm(RPM_RATED),定格rpm線間
電圧ボルト(VLL_RATED),定格周波数ヘルツ
(HZ_RATED),および極数(POLES)であ
り、これらは全てモータネームプレートデータから得ら
れる。それから、ステップ203では、MODE=1,
ブレーキ37で回転子をロックするためのBRK=1,
およびIdREF2=0アンペアをセットする。ここで述べ
られているテストの各々に対して、回転子はロックされ
たままであり(回転子速度ωR=0)、IdREF=0アン
ペアである。ωR=0,IdREF=0,すべりS=1の
時、モータ電流I1はq−軸電流Iqに等しく、モータ
電圧V1はq−軸電圧Vqに等しい。Iq=0の時、図
3,4の回路によってモータは単相運転で動作する。
【0033】次に、ステップ204では、正弦波電流信
号を周波数FHIGHでライン17(図1)の基準電流I
qREF2のq−軸に供給することによって、過渡インダク
タンスLσを測定する。ここで、FHIGHは、モータイン
ピーダンスが過渡インピーダンスLσ例えば31.25
ヘルツによって支配される程に充分に高い。必要なら
ば、他の周波数例えば30Hzのものも使用できる。正
弦波入力信号は、信号処理装置たとえば5KHzの更新
率を有するモトローラDPS56002プロセッサによ
って、ディジタル的に発生される。他のハードウェアお
よび/若しくはソフトウェア技術または更新率を、正弦
波を発生させるために使用できる。ステップ204で
は、q−軸フィードバック電流Iqとq−軸出力電圧V
q(前述のように、それぞれ、モータ電流I1とモータ
電圧V1に等しい)を読み出す。
【0034】次に、ステップ204では、前述のディジ
タル信号処理装置を使用して、IqとVqの離散フーリ
ェ変換(DFT)を行い、第1の調波フーリェ係数を決
める。DFTからの測定された信号の調波成分はAsi
n(ωt)+Bcos(ωt)であり、ここでω=2π
fは入力周波数(ラジアン/秒)である。第1の調波は
インピーダンスを計算するために使用され、システムに
おける非直線によって、計算は狂わされない。
【0035】周知のように、DFTを演算するために、
テスト周波数でのユニット振幅の正弦波と余弦波は、ロ
ジック48内で発生する。測定された信号(Iq,V
q)は標準の正弦波によって乗じられ、積は信号のフー
リェ係数を生じさせるために励磁期間にわたって積分さ
れる。標準の信号によって信号を乗算しかつ積分するこ
とにより、B係数が生じる。入力信号の15期間にわた
って積分することは、いかなるシステム応答をもフィル
タアウトするのに充分であることが判った。所望ならば
他の期間の数を使用してもよい。もちろん、ここで論じ
られているDFTに対して、所望ならば、他のタイプの
フーリェ変換を使用でき、高速フーリェ変換(FFT)
などで所望の信号の第1の調波が得られる。さらに、フ
ーリェ変換の代わりに、所望の信号の第1の調波を決め
るために、他のフィルタリング又はスペクトラム解析技
巧を使用することが出来る。それから、ステップ204
で、上記のように演算された電圧と電流の第1の調波成
分を使用して、電圧と電流の比(V1/I1=Vq/I
q)を計算することによって、モータインピーダンスZ
Mの実部と虚部を演算する。FHIGHヘルツでのモータイ
ンピーダンスZMの虚部は過渡インピーダンスωによ
って制御される。従って、過渡インピーダンスLσは、
HIGHHzに等しい入力周波数を有し、周波数ωラジア
ン/秒(2πFHIGH)によって割算された過渡リアクタ
ンス(又はZMの虚部)であり、すなわち Lσ=Imag(ZM)aFHIGHHz/(2πFHIGH) である。
【0036】次に、ステップ204で決められたモータ
インピーダンスZMの実部のように、オプショナルステ
ップ206は回路インピーダンスのトータル抵抗(R
TOT=RS+R2)すなわち固定子抵抗と回転子抵抗の和
を測定する。従って、 RTOT=Real(Zm)aFHIGH である。
【0037】特に、ステップ204で使用した高周波数
HIGHで、回路90のインダクタンスLφは大きく、Z
Mの実部はRTOTに等しい。RTOTの値は、RSを計算する
ために後述での使用に対して節約される。
【0038】次に、ステップ208では、次のように、
回転子時定数を測定する。ステップ208では、後述す
るサーチアルゴリズムによって規定される増加におい
て、0.1から8.0までの低周波数正弦波入力q−軸
基準電流IqREF2の発展を生じる。正弦波入力信号は、
ステップ204で述べたように、ディジタル的に発生す
る。各周波数で、モータ電流Iqとモータ電圧Vq(前
述したように、それぞれ、モータ電流I1とモータ電圧
1に等しい)が測定され、電流信号I1のDFTとモー
タ電圧信号V1は別々に演算される。ステップ204で
述べたように、基本又は第1の調波フーリェ係数が得ら
れる。
【0039】それから、ステップ208は、電流に対す
る電圧(V1/I1)を計算することによって、各周波数
でのモータインピーダンスZMを演算する。それから、
ステップ208では、フーリェ係数からZMの実部と虚
部が計算される。また、ステップ208では、モータイ
ンピーダンスZMの虚部から過渡リアクタンス(ωL
σ)を引くことによって、回転子インピーダンスIma
g(ZR)=ωLXを計算する。ここで、Lσはステップ
204で前もって計算されたものであり、ωは次のよう
な入力周波数である。
【0040】 Imag(ZR)=ωLX=Imag(ZM)−ωLσ 図6において、曲線250はモータインピーダンスIm
ag(ZM)=ω(Lσ+LX)の虚部を示し、曲線25
2は回転子インピーダンスImag(ZR)=ωLXを示
す。曲線252が最大254になる周波数ω(ラジアン
/秒)は、回転子時定数すなわちω=1/τRとは逆で
ある。周知のサーチアルゴリズム例えば“ゴールデンラ
インサーチ”アルゴリズムは、入力周波数を変えると共
に、ωLXの最大値になる周波数Fpeakを決める。
使用されるサーチアルゴリズムは、本発明にとって重要
でなく、入力パラメータを変えると共に出力パラメータ
の最大値が用いられる。回転子時定数τRは次のように
計算される。
【0041】 τR=1/ωpeak=1/(2πFpeak) 次に、ステップ210では、磁化インピーダンスLφが
計算される。特に、モータ変換の周波である回転周波数
で、回転子インピーダンスZRの実部と虚部は互いに等
しく、すなわちωLX=RXである。また、この同じ周波
数で、ωLXは1/2ωLφ(磁化リアクタンスに等し
いことは、以下に示されている。特に、回転子インピー
ダンスZRは、以下に示すように、R2に並列なjωLφ
に等しい。
【0042】ZR=jωLφR2/(R2+jωLφ) 分子と分母に分母の複雑な共役(R2−jωLφ)を乗
じることによって、次の(1)式が得られる。
【0043】 ZR=ω2Lφ22/(R2 2+ω2Lφ2+jωLφ)R2 2/(R2 2+ω 2 Lφ2)………(1) 式(1)は直列インピーダンスの形を有するとともに、
は以下に示すように、実部と虚部を持っている。
【0044】ZR=RX+jωLXR=Real+jImaginary Imag(ZR)の曲線252のピーク254で、実部
と虚部は等しく、次の式(2)が得られる。
【0045】 ω2Lφ2/(R2 2+ω2Lφ2)=ωLφR2 2/(R2 2+ω2Lφ2)… ……(2) 式(2)を簡略化すると次のようになる。
【0046】ωLφ=R22=ωLφをZRの虚部に代入すると、ωLXに等しく
設定すると次の式(3)が得られる。
【0047】 Imag(ZR)=(ωLφ)(ω2Lφ2)/(ω2Lφ2+ω2Lφ2 )=ωLX………(3) 式(3)を簡略化すると次の(4)式が得られる。
【0048】ωLX=ωLφ/2………(4) したがって、磁化インダクタンスLφは次のように計算
される。
【0049】 Lφ=2Imag(ZR)ω aω=1/τR 次に、オプショナルステップ212で、R2の第1の計
算値によって固定子抵抗Rsを計算する。ω=1/τR
で回転子インピーダンス(ZR)の実部がR2/2に等し
いことは、以下に示されている。
【0050】特に、式(1)の実部は、 Real(ZR)=RX=Lφ22/(R2 2+ω2Lφ2) である。R2=ωLφを代入して簡略化すると、RX=R
2/2となる。したがって、 R2=2Real(ZR)aω=1/τR また、R2はR2=Lφ/τRを用いて計算される。ここ
で、LφとτRはステップ204,208で予め計算さ
れている。いずれの場合も、固定子抵抗Rsは、ステッ
プ206で計算されたトータル抵抗(RTOT=Rs+
2)からR2を引くことによって決められる。
【0051】したがって、次式が得られる。
【0052】Rs=RTOT−R2 モータのRsの値が例えばデータシートからすでに知ら
れていれば、その値はリンク82を介して制御に供給さ
れ、Rsは、それが期待値の所定のパーセンテージ内で
あることを確実にするためにステップ212でチェック
された範囲、である。
【0053】Rsが所望の範囲内になければ、ステップ
212ではファルトフラグFAULT1=1が設定され
る。また、Rsの値は、計算されかつサービス・ツール
に供給され、勤務員がシステムに設備されたモータの型
を決めるのに役立つ。
【0054】次に、ステップ214では、Lφ,τR
およびステップ202で得られたパラメータPWR_R
ATED,RPM_RATED,VLL_RATED,
HZ_RATED,POLESを、モータパラメータを
シミュレートするためにおよび繰り返すために使用し、
図7に示すように定格磁化電流IdRATEDおよびトルク定
数KT*を計算する。
【0055】図7を参照すると、シミュレートされたモ
ータパラメータは、実際のモータパラメータとの混同を
避けるために、アスタリック(*)によって示されてい
る。特に、ステップ300では、電気基準フレームωR
_RATEDに関するモータの定格速度を計算する。
【0056】次に、ステップ302では、定格線間電圧
(VLL_RATED)を線と中性点間電圧(又は相電
圧)Vph_RATEDに変換する。ステップ303で
は、定格電力と定格RPMに基づいて定格トルクT_R
ATEDを測定する。それから、ステップ304で、過
渡インダクタンスLσと磁化インダクタンスLφの和と
しての固定子インダクタンスLsを計算する。また、ス
テップ306では、定格電圧と速度を使用して、Id
第1の近似値に基づいてシミュレートされたd−軸電流
d*を測定する。ステップ308では、可変COUN
Tを0に等しくセットする。
【0057】次に、一連のステップ310〜322で
は、ステップ210(図5)で計算されたLφの値に基
づいてシミュレートされたモータ電圧,上記ステップ3
00〜308で計算されたパラメータ,および界磁有向
性モータ制御装置の周知の関係を使用して、シミュレー
トされたモータ電圧を計算する。特に、ステップ310
では、ステップ210(図5)で計算されたLφと磁化
電流Id*の電流値に基づいて、トルク定数KT*を計算
する。ステップ312でトルク電流Iq*を計算する。
次にステップ314で、シミュレートされた電気周波数
ωE*を計算するために、次のステップ316で使用さ
れるシミュレートされたすべり周波数ωs*を計算す
る。電流周波数ωE*は、モータの回転周波数(又は速
度)(定格速度に匹敵する)ωR_RATEDにすべり
周波数ωS*を加えたものに等しい。
【0058】次に、ステップ318では、シミュレート
されたq−軸出力電圧Vq*が磁化電流Id*に基づい
て計算されると共に、ステップ320でシミュレートさ
れたd−軸出力電圧Vd*をトルク電流Iq*に基づい
て計算する。それから、ステップ322では、それぞれ
d−軸出力電圧Vd*の自乗とq−軸出力電圧Vq*の
自乗の和の平方根に等しいシミュレートされたモータ電
圧Vm*のベクトル和を計算する。
【0059】次に、ステップ324では、シミュレート
された相モータ電圧Vm*に対する、定格相電圧Vph
_RATEDの比率に等しい比率パラメータを、計算す
る。ロジックは、比率が1に対して望ましい公差内たと
えば0.001になるまで繰り返す。比率が1に等しい
時、Id*の値は定格RPMでの定格電圧と定格トルク
を生じる。
【0060】次に、ステップ326では、Id*の比率
倍の電流値の値に等しいId*の次の値を計算する。ま
た、ステップ328で、比率が所定の公差たとえば0.
001内であるかどうかをチェックする。比率が所望の
公差内になければ、ステップ330で、COUNTが1
0に等しいか又は大きいかどうか(例えば、ループが少
なくとも10回繰り返されているかどうか)をチェック
する。ループが少なくとも10回繰り返されておれば、
FAULTフラグはステップ332で1にセットされ、
リンク82(図1)を介してサービス・ツール80に出
力し、ロジックが励起される。10回より少なく繰り返
されておれば、ステップ334でCOUNTを1だけイ
ンクリメントし、ロジック214は、再び繰り返すため
にステップ310に進む。
【0061】比率がステップ328における所望の公差
内であれば、ロジックは集中していると判定され、集中
によってId*の値とIq*の値は、それぞれ、定格d
−軸電流IdRATEDと定格q−軸電流IqRATEDに等しい。
従って、ステップ340で、d−軸電流基準IdREFをI
dRATEDに等しいId*に設定し、ステップ344でIq
*に等しいIqRATEDに設定する。それから、ロジック2
14は、終わると共に、図5のロジック48に戻る。
【0062】次に、図5に示すように、ステップ216
では、エラーが上述のステップ202〜214のいずれ
かで検出されたかどうか(例えばFAULT=1である
かどうか)を決める。故障が検出されていれば、ステッ
プ218でFAULT=1をセットし、このFAULT
=1を直列リンク82を介してサービス・ツール80
(図1)に送り、ステップ220でMODE=1,BR
K=0,をセットし、ロジックが終わる。故障が発生し
ていなければ、ステップ222でDONEフラグを1に
セットし、このDONEフラグは直列リンク82を介し
てサービス・ツール80に送られる。次に、ステップ2
24において、モータパラメータτR,KT*,
dRATED,Lσ,Lφ,RSおよびIqRATEDは、直列リ
ンクを介してサービス・ツール80に送られる。サービ
ス・ツール80は、勤務員によって使用するためのパラ
メータを表示する。次に、ステップ220でMODE=
0,BRK=0をセットし、ロジックが終わる。
【0063】発明は模範的な実施例について開示されて
いるけれども、本発明の精神と範囲から逸脱することな
く、前述の、および種々な他の変形、省略および追加が
できることは、当業者によって理解されるべきである。
【0064】
【発明の効果】本発明は、インダクションモータの静止
測定に基づくエレベータシステム用の界磁有向性(又は
ベクトル制御)インダクションモータ制御装置の自動校
正を設けることによって、従来技術に勝って、大きな改
良を行っている。本発明によれば、モータをエレベータ
システム又はギャボックスから切り離すことなく、モー
タパラメータ例えばモータ時定数(τR),トルク定数
(KT*)および定格磁化電流IdRATEDが得られる。ま
た、本発明によれば、適用にあたっての必要性に応じ
て、過渡インダクタンスLσ,磁化インダクタンス
φ,固定子抵抗Rsおよび定格トルク電流IqRATED
演算できる。
【0065】さらに、本発明によれば、モータ/駆動シ
ステムを同調させるために、特別な試験設備を有する特
別に訓練された技術者を必要とすることもない。かくし
て、本発明によれば、新しいモータ駆動装置が現場に設
置される時、モータ駆動を同調させることに関連するコ
ストが低減される。従って、モータパラメータを自動校
正するにあたって、時間とお金の両方が節約される。結
果として、本発明は、エレベータシステムを現代の制御
にまで向上させるにあたって、現在の現場で見られる古
いモータのパラメータを決めるための高いコストによっ
て経済的に実用的でないビルディング所有者にとって味
力的である。
【0066】本発明の前述のおよび他の目的、特徴およ
び利点は、添付図面に示されているような上述の模範的
な詳細な説明に鑑みて、より明白になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動校正ロジックを有するモータ
制御装置の概略ブロック図。
【図2】本発明による電流調整器/モータ駆動の概略ブ
ロック図。
【図3】本発明による界磁有向性によって制御されるイ
ンダクションモータの等価回路モデルの概略図。
【図4】本発明による図3の等価回路の簡略化された概
略図。
【図5】本発明による図1の自動校正のロジックフロー
図。
【図6】本発明による、周波数に対する回転子インピー
ダンスとモータインピーダンスの虚部のグラフ。
【図7】本発明による、図5の自動校正ロジックの一部
のロジックフロー図。
【符号の説明】
7…制御装置 19…スイッチ 20…電流調整/モータ駆動回路 24…モータ 28…シーブ 32…エレベータかご 34…カウンターウェイト 48…自動校正ロジック 80…サービス・ツール 108,120…制御補償ロジック 124…3相変換ロジック 128…3相駆動回路 150…界磁有向性変換ロジック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルベルト ヴェチオッティー アメリカ合衆国,コネチカット,ミドル タウン,タウン コロニー ドライヴ 821 (72)発明者 レズリー エム.ラモンタギュ アメリカ合衆国,コネチカット,プロスペ クト,ハイデロー アヴェニュー 11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 界磁有向性制御によって動作されるエレ
    ベータモータの少なくとも一つのパラメータを、モータ
    の静止測定を使用して計算し、モータがモータインピー
    ダンスZM,回転子インピーダンスZR,過渡インダクタ
    ンスLσを有する、方法であって、 a)モータインピーダンス(ZM)が過渡インダクタン
    ス(Lσ)によって支配されるような充分に高い高周波
    数(FHIGH)で正弦波トルク電流基準信号を供給するス
    テップと、 b)フィードバックトルク電流(Iq)とフィードバッ
    クトルク電圧(Vq)を測定するステップと、 c)式Lσ=Imag(ZM)aFHIGH/(2π
    HIGH)、ここでZM=Vq/Iqによって、前記高周
    波数(FHIGH)で前記過渡インダクタンス(Lσ)を計
    算するステップと、 d)可変入力周波数を有する正弦波トルク電流信号を供
    給するステップと、 e)フィードバックトルク電流(Iq)とフィードバッ
    クトルク電圧(Vq)を測定するステップと、 f)Imag(ZR)=Imag(ZM)−ωLσ ここで、ωは前記入力周波数、およびZM=Vq/I
    q、のように回転子インピーダンスImag(ZR)の
    虚部を計算するステップと、 g)Imag(ZR)の最大値が生じる周波数
    (FPEAK)を得るために、前記入力周波数を変えると共
    にステップ(d)〜(f)を行うステップ、および k)FPEAKに基づく回転子時定数(τR)を計算するス
    テップ、 によって構成されていることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記τRは、次のように、 τR=1/2πFPEAK) で計算されることを特徴とする、請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 Zmを計算する前記ステップが、Vqの
    第1の調波とIqの第1の調波を演算するステップによ
    って構成されていることを特徴とする、請求項1に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 IqとVqの第1の調波を演算する前記
    ステップが、IqとVqのフーリェ変換を演算するステ
    ップによって構成されていることを特徴とする、請求項
    3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 さらに、Lφ=2Imag(ZR)/
    ω,aω=1/τRによって、磁化インダクタンスを計
    算するステップによって構成されていることを特徴とす
    る、請求項2に記載の方法。
  6. 【請求項6】 さらに、i)式KT*=(3/2)(P
    /2)LφId*を用いて、モータトルク定数(KT*)
    を計算し、ここで P=モータ極の数 Id*=Vph_RATED(ωR_RATED×L
    φ)、 Vph_RATED=定格モータ電圧 ωR_RATED=定格モータ速度、 であるステップと、 j)式Vm*=(Vd2+Vq*21/2を使用して、モ
    ータ電圧(Vm*)を計算し、ここで、 Vd*=ωELσIq*、 Vq*=ωEsId*、 Iq*=T_RATED/KT*、 T_RATEDは定格モータトルク ωE*=ωR_RATED+ωs* ωs*=(1/τR)(Iq*/Id*) であるステップと、 k)Vm*に対するVph_RATEDの比率を計算す
    るステップ、および l)Id*を変えるとともに、前記比率が1の所定の公
    差内になるまでステップ(h)〜(k)を実行するステ
    ップ、 によって構成されていることを特徴とする、請求項5に
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記Id*を変えるステップが、Id*×
    比率としてId*の次の値を計算することを特徴とす
    る、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 さらに、m)式RTOT=Real(Zm
    aFHIGTによって、前記高周波数でトータル抵抗(R
    TOT)を計算するステップと、 n)RS=RTOT−R2、ここでR2=Lφ/τRのように
    固定子抵抗(RS)を計算するステップ、および o)ステップ(b)と(d)間のステップ(m)を実行
    するステップ、によって構成されていることを特徴とす
    る、請求項5に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記ステップ(a)〜(h)が、サービ
    ス・ツールからの指令を受けると自動的に実行されるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記ステップ(a)〜(e)が、サー
    ビス・ツールからの指令を受けると自動的に実行される
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
JP36043298A 1997-12-22 1998-12-18 静止モータ測定を使用する界磁有向性エレベータモータ駆動の自動校正 Expired - Fee Related JP4205795B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/996,265 US5883344A (en) 1997-12-22 1997-12-22 Automatic calibration of field-oriented elevator motor drive parameters using standstill motor measurements
US08/996265 1997-12-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11252999A true JPH11252999A (ja) 1999-09-17
JP4205795B2 JP4205795B2 (ja) 2009-01-07

Family

ID=25542696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36043298A Expired - Fee Related JP4205795B2 (ja) 1997-12-22 1998-12-18 静止モータ測定を使用する界磁有向性エレベータモータ駆動の自動校正

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5883344A (ja)
EP (1) EP0924852B1 (ja)
JP (1) JP4205795B2 (ja)
CN (1) CN1090404C (ja)
DE (1) DE69837073T2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007259586A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Ihi Corp 回転機制御装置及び回転機制御方法
KR100850388B1 (ko) * 2001-02-12 2008-08-04 오티스 엘리베이터 컴파니 스테이터 철 포화 탐지에 의한 동기 엘리베이터기용 절대위치 감지 방법 및 장치

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5929400A (en) * 1997-12-22 1999-07-27 Otis Elevator Company Self commissioning controller for field-oriented elevator motor/drive system
US5896954A (en) * 1997-12-22 1999-04-27 Otis Elevator Company Automatic fine tuning of rotor time constant in field-oriented elevator motor drive
US5880415A (en) * 1997-12-22 1999-03-09 Otis Elevator Company Automatic calibration of current regulator control compensation for an elevator motor drive with locked rotor
US5909018A (en) * 1997-12-22 1999-06-01 Otis Elevator Company Automatic fine-tuning of rotor time constant and magnetizing current in field-oriented elevator motor drive
KR100459694B1 (ko) * 1998-04-08 2005-04-06 삼성전자주식회사 모터 토크 상수 측정방법
US6211634B1 (en) 1999-07-29 2001-04-03 Otis Elevator Company Method and apparatus for initialization and operation of field-commutated motors and machines incorporating field-commutated motors
US6452360B1 (en) 1999-12-03 2002-09-17 Square D. Company Auto tuning and parameter identification of a control circuit
US6646412B2 (en) 2002-02-11 2003-11-11 Ford Global Technologies, Llc Method and system for controlling torque in a powertrain that includes an induction motor
US6566840B1 (en) 2002-02-11 2003-05-20 Ford Global Technologies, Inc. Method and system for self-calibration of an induction machine drive
US6756763B2 (en) * 2002-05-02 2004-06-29 Visteon Global Technologies, Inc. Sensorless induction motor control
US6670785B1 (en) * 2002-06-20 2003-12-30 Ford Motor Company Electrical machine drive system and method
US6838852B1 (en) 2003-04-01 2005-01-04 General Motors Corporation Plug and play electric machine
EP1715576A1 (en) * 2005-04-22 2006-10-25 ABB Oy Method for estimating the sum of stator and rotor resistances
ATE412915T1 (de) * 2005-06-02 2008-11-15 Abb Oy Verfahren zur ermittlung der rotorzeitkonstanten einer asynchronmaschine
US8210319B2 (en) * 2007-08-31 2012-07-03 John W. Boyd Hydraulic elevating platform assembly
DE102009045822A1 (de) * 2009-10-20 2011-04-28 Robert Bosch Gmbh Elektronisch kommutierter Elektromotor mit kalibrierter Motormomentkonstante
ITVI20100066A1 (it) * 2010-03-12 2011-09-13 Sael S R L Procedimento per stimare i parametri del circuito equivalente di un motore asincrono, particolarmente in un azionamento vettoriale sensorless.
CN103064021B (zh) * 2011-10-18 2015-12-09 台达电子企业管理(上海)有限公司 感应电机励磁参数的测量装置及方法
CN103185839B (zh) * 2011-12-30 2015-07-08 台达电子企业管理(上海)有限公司 永磁电机电感参数测量装置及其方法
US20140285124A1 (en) * 2013-03-12 2014-09-25 Universiteit Gent Control method and device therefor
CN103326656B (zh) * 2013-06-09 2015-09-16 深圳市汇川技术股份有限公司 异步电机转子磁场定向角度修正系统及方法
US9573789B2 (en) 2014-03-27 2017-02-21 Thyssenkrupp Elevator Corporation Elevator load detection system and method
CN105680751A (zh) * 2016-03-11 2016-06-15 深圳易能电气技术股份有限公司 实时读取和发送电机电阻、电感和磁链的方法及系统
CN107487688B (zh) * 2016-06-13 2021-03-23 奥的斯电梯公司 用于电梯系统的传感器和驱动电机学习运行
US11007101B2 (en) 2017-05-02 2021-05-18 Liko Research & Development Ab Adaptive compensation of wear in person lifting assemblies
CN111913104B (zh) 2019-05-08 2023-01-13 博格华纳公司 用于电动马达的调试过程中确定马达参数的方法
EP3885300B1 (en) * 2020-03-27 2024-05-01 KONE Corporation Method for identifying the magnetization-axis and torque-axis inductances of a permanent magnet motor of an elevator and an elevator drive unit

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2708408B2 (ja) * 1986-05-09 1998-02-04 株式会社日立製作所 電圧制御形ベクトル制御インバータの制御装置
US5388052A (en) * 1993-03-31 1995-02-07 Otis Elevator Company Method of operating an induction motor
US5476158A (en) * 1993-03-31 1995-12-19 Otis Elevator Company Rotor time constant adaptation for induction motor in vector controlled elevator drive
DE4434749A1 (de) * 1994-09-29 1996-04-04 Lust Antriebstechnik Gmbh Verfahren zur Bestimmung der elektrischen Parameter von Asynchronmotoren
US5689169A (en) * 1995-03-10 1997-11-18 Allen-Bradley Company, Inc. Transient inductance identifier for motor control
US5929400A (en) * 1997-12-22 1999-07-27 Otis Elevator Company Self commissioning controller for field-oriented elevator motor/drive system
US5909018A (en) * 1997-12-22 1999-06-01 Otis Elevator Company Automatic fine-tuning of rotor time constant and magnetizing current in field-oriented elevator motor drive
US5880415A (en) * 1997-12-22 1999-03-09 Otis Elevator Company Automatic calibration of current regulator control compensation for an elevator motor drive with locked rotor
US5896954A (en) * 1997-12-22 1999-04-27 Otis Elevator Company Automatic fine tuning of rotor time constant in field-oriented elevator motor drive

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100850388B1 (ko) * 2001-02-12 2008-08-04 오티스 엘리베이터 컴파니 스테이터 철 포화 탐지에 의한 동기 엘리베이터기용 절대위치 감지 방법 및 장치
JP2007259586A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Ihi Corp 回転機制御装置及び回転機制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1090404C (zh) 2002-09-04
EP0924852A2 (en) 1999-06-23
EP0924852A3 (en) 2000-05-24
US5883344A (en) 1999-03-16
EP0924852B1 (en) 2007-02-14
JP4205795B2 (ja) 2009-01-07
DE69837073D1 (de) 2007-03-29
DE69837073T2 (de) 2007-11-08
CN1221250A (zh) 1999-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11252999A (ja) 静止モ―タ測定を使用する界磁有向性エレベ―タモ―タ駆動の自動校正
EP0924850B1 (en) Automatic calibration of current regulator control compensation for an elevator motor drive with locked rotor
EP0936730B1 (en) Self-commissioning controller for a field-oriented elevator motor/drive system
JP4160676B2 (ja) 界磁有向性エレベータモータ駆動における回転子時定数と磁化電流の自動微同調
US7276877B2 (en) Sensorless control method and apparatus for a motor drive system
US5998958A (en) Method for estimating resistance values of stator and rotor of induction motor
EP1755212B1 (en) Power factor control for floating frame controller for sensorless control of synchronous machines
US8253393B2 (en) Method and a controlling arrangement for controlling an AC generator
Sumner et al. Autocommissioning for voltage-referenced voltage-fed vector-controlled induction motor drives
US8587250B2 (en) Apparatus and method for rotating-sensor-less identification of magneto-mechanical parameters of an AC synchronous motor
Moreira et al. A new method for rotor time constant tuning in indirect field oriented control
EP0082303B1 (en) Method and apparatus for controlling induction motor
KR19980024023A (ko) 회전자석형 다상동기 전동기의 제어방법 및 그 장치
EP3547480A1 (en) System and method for compensating for generator-induced flicker in a wind turbine
JPH1189297A (ja) 電力変換装置
JP4160675B2 (ja) 界磁有向性エレベータモータ駆動における回転子時定数と磁化電流の自動微同調
TWI723605B (zh) 馬達控制系統及其最大功率因數控制器的控制方法
JP2000095453A (ja) エレベータの制御装置
KR100351299B1 (ko) 유도 전동기의 상호 인덕턴스 측정방법
CN114337442A (zh) 电机防弱磁调控方法、装置、设备及存储介质
Güleç Vector controlled elevator drive
JP2017147793A (ja) 交流電動機の制御装置および交流電動機の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080212

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080509

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080729

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081007

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081017

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131024

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees