JPH11252879A - 単相発電機 - Google Patents

単相発電機

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Publication number
JPH11252879A
JPH11252879A JP36226698A JP36226698A JPH11252879A JP H11252879 A JPH11252879 A JP H11252879A JP 36226698 A JP36226698 A JP 36226698A JP 36226698 A JP36226698 A JP 36226698A JP H11252879 A JPH11252879 A JP H11252879A
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JP
Japan
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stator
generator
teeth
coil
rotor
Prior art date
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Pending
Application number
JP36226698A
Other languages
English (en)
Inventor
Beguin Jean-Luc
ジャン−ルク・ベグイン
Selex Florian
フローリアン・セレックス
Taguzoo Daho
ダホ・タグゾー
Guerin Yves
イヴ・ゲラン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebauchesfabrik ETA AG
Original Assignee
Ebauchesfabrik ETA AG
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Publication date
Application filed by Ebauchesfabrik ETA AG filed Critical Ebauchesfabrik ETA AG
Publication of JPH11252879A publication Critical patent/JPH11252879A/ja
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高効率であり、従って発生量が非常に高い一
方、比較的低コストで容易に製造できる単相発電機を提
供すること。 【解決手段】 ロータ(2)が2n個の半径方向磁界を
発生する磁石手段(6a、6b)を有し、ステータ
(3)は、第1(7)及び第2(8)ステータプレート
を有し、第1ステータプレート(7)に磁気的に連結さ
れている第1連のN個の歯(9)を備え、第2ステータ
プレート(8)に、それぞれ第1連の2つの歯(9)の
間に位置するように配置された第2連のN個の歯(1
0)を備え、かつ第1(7)及び第2(8)ステータプ
レートを磁気結合する結合手段を含む。コイル(13)
は、第1(7)及び第2(8)ステータプレート用の磁
気結合手段の一部を形成しているコア(14)に巻装さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸線を有する
と共に、外周部に等間隔に配置され、2n個の磁極を有
する磁石手段を設け、交互に逆向きの2n個の半径方向
磁界を発生するロータと、少なくとも1つのコイル、及
びこのコイルを磁石手段に磁気結合する結合手段を備え
たステータとを含む単相発電機に関する。特に、本発明
は、特に振動おもりを有する時計に内蔵できる小容積形
の発電機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高効
率であり、従って発生量が非常に高い一方、比較的低コ
ストで容易に製造できる単相発電機を提供することであ
る。
【0003】
【課題を解決するために手段】従って、本発明は、 回
転軸線を有すると共に、外周部に等間隔に配置され、2
n個の磁極を有する磁石手段を設け、交互に逆向きの2
n個の半径方向磁界を発生するロータと、少なくとも1
つのコイル、及びこのコイルを磁石手段に磁気結合する
結合手段を備えたステータとを含み、ステータはさら
に、互いに離隔配置された第1と第2のステータプレー
トと、ロータの周囲に360゜/nの角度の等間隔に配
置されて第1ステータプレートに磁気連結され、回転軸
線に平行に第2ステータプレートの方に延び出した第1
連のn個の歯と、ロータの周囲に360゜/nの角度の
等間隔に、また各々が第1連の歯の隣接した2つの歯の
間に位置するように配置されて第2ステータプレートに
磁気連結され、回転軸線に平行に第1ステータプレート
の方に延び出した第2連のn個の歯と、第1と第2ステ
ータプレートを磁気的に連結する連結手段を備えてお
り、コイルは連結手段を形成しているコアに巻装され、
コアの第1と第2端部はそれぞれ第1と第2ステータプ
レートに磁気連結されていることを特徴とする発電機で
ある。
【0004】
【発明の実施の形態】本発明の他の目的及び利点は、以
下に挙げる実施形態の一部の説明から明らかになる。そ
のような実施形態は非制限的な例として記載されている
だけである。この説明は添付の図面を参照しながら行わ
れる。
【0005】図1及び図2に示されている実施形態で
は、本発明に従った発電機1はロータ2とステータ3を
含む。
【0006】ロータ2は、部分的に図示されているだけ
である軸4を備えており、この軸は図示しない軸受けで
その軸線Aの回りに回転可能である。以下の説明から明
らかになるように、この軸線Aはロータ2の回転軸線を
構成している。
【0007】ロータ2はまた、軸4に取り付けられたハ
ブ5を含み、本例では、このハブ5は正十角柱の形をし
ており、その軸線は軸4の回転軸線Aと一致している。
このため、ハブ5は軸線Aに平行な10個の平坦な矩形
表面を備えている。
【0008】当該技術の専門家であれば容易に理解でき
る理由から、ハブ5は磁気抵抗が低い磁性軟材料製であ
ることが好ましい。しかし、製造及び組み立て上の理由
から、ハブ5を特に鋼製にすることができる。
【0009】さらに、本例のロータ2は、共通の参照番
号6で表されている10個の二極磁石を備えており、そ
の各々は形状が平行六面体であって、ハブ5の側面の1
つに固定されている。
【0010】磁石6をハブ5に固定するために使用され
る手段は様々なものを利用することができ、図示されて
いないが、磁気抵抗ができる限り低くなければならない
ことは、当該技術の専門家であれば容易に理解できるで
あろう。
【0011】磁石6の磁化軸線は、図1に参照番号なし
の矢印で示されており、すべて半径方向を向いている
が、磁化方向が交互に逆向きになっている。このため、
磁石6は、ロータ2の外周部に偶数の、本例では10個
の、N極及びS極が互い違いになった磁極を有する。こ
のため、磁石6はロータ2の外側に、交互する向きの1
0個の半径方向磁界を発生する。それらがロータ2の外
周部にN磁極を有するか、S磁極を有するかに応じて、
以下の説明では磁石6をそれぞれ6a及び6bで表す。
【0012】発電機1のステータ3は、それぞれ参照番
号7、8で表される第1及び第2ステータプレートを含
み、これらは共に、回転軸線A上に中心があって全体的
な形状は軸線に直交する平坦な円形リング状である。こ
れらのステータプレート7、8は互いに離れて配置され
ており、それらはハブ5の端面の近かくにあり、それら
は共に磁性軟材料製である。
【0013】本例では、ステータ3はすべて参照番号9
で表されている磁性軟材料製の第1連の5個の歯を備え
ている。この歯9はロータ2とステータプレート7、8
を分離する空間内でロータ2の周囲に360゜/nの角
度間隔で等間隔に離して配置されている。また、この歯
はステータプレート7に機械的及び磁気的に連結されて
おり、ロータ2の回転軸線Aに平行であって、ステータ
プレート8の方に延び出している。すなわち、各歯9は
ステータのリングの内側から軸線方向に向けて突出し、
その先端部が軸線に平行に第2プレート8に向かって折
れている。
【0014】さらに、ステータ3は、同様にすべて参照
番号10で表されているやはり磁性軟材料製の第2連の
5個の歯を備えており、ロータ2とステータプレート
7、8を分離する空間内でロータ2の周囲に360゜/
nの角度で等間隔に配置されている。各歯10は2つの
歯9の間に位置している。このため、歯10は、やはり
間隔で配置されている。さらに、それらはやはりステー
タプレート8に機械的及び磁気的に連結されており、ロ
ータ2の回転軸線Aに平行にステータプレート7の方に
延び出している。すなわち、各歯10はステータのリン
グの内側から軸線方向に向けて突出し、その先端部が軸
線に平行に第一プレート7に向かって折れている。
【0015】ステータ3の歯9及び10の総数はロータ
2の磁石6a及び6bの総数と同じであり、後者が例え
ば図1の位置を取る時、歯9及び10の各々は磁石6a
及び6bの1つと向き合う位置にあることがわかるであ
ろう。
【0016】以上に説明した発電機1の様々な構成部材
では、ロータ2はステータ3のいずれの部材にも接触し
ないで自由に回転できるが、磁石6a及び6bと歯9及
び10の間が、磁石−コイル間の磁束及び磁気結合を共
に適切な値にすることができる距離になるように寸法及
び配置が定められている。
【0017】さらに本例では、ステータ3はさらに、共
に磁性軟材料製の第1アーム11と第2アーム12を備
えており、これらはそれぞれステータプレート7の外側
及びステータプレート8の外側に機械的及び磁気的に連
結されている。
【0018】ステータプレート7、歯9及びアーム11
から成るユニットと、ステータプレート8、歯10及び
アーム12から成るユニットの2つのユニットの各々
は、適当な材料のシート材を例えば切断及び屈曲加工に
よって単一の同一部品として形成されることが好ましい
ことは、当該技術の専門家であれば容易にわかるであろ
う。
【0019】さらに、これらの2つの部品を同一にする
ことができ、これによって発電機の製造が簡単になり、
それのコスト価格を削減できることも、当該技術の専門
家にはわかるであろう。
【0020】ステータ3はまた、コア14に巻装された
コイル13を含み、コアの端部14a及び14bはそれ
ぞれアーム11及び12に機械的及び磁気的に連結され
ている。
【0021】コイル13のコア14は、もちろん磁気抵
抗が低い磁性軟材料製であり、それをアーム11及び1
2に確実に連結する手段は図示されていないが、やはり
磁気抵抗ができる限り低くなるように構成されている。
【0022】コイル13のコア14は、上記の2つのユ
ニット間を確実に機械的に連結することができる。しか
し、いずれの状況においてもこれらのユニットが相互に
正確な位置を確実に維持できるように、これらのユニッ
トに1つまたは複数の支柱を固定することによってこの
機械的連結を補強することが一般的に必要である。当該
技術の専門家には容易に理解される理由から、そのよう
な支柱は図示されていないが、非磁性材料製でなければ
ならない。
【0023】また、発電機1の様々な構成部材の相対寸
法に従って、コア14の端部14a及び14bの各々と
それぞれアーム11及び12の間に他の支柱を配置する
ことも必要と思われ、そのような支柱はもちろん磁気抵
抗が低い磁性軟材料製でなければならないことも、当該
技術の専門家であれば理解できるであろう。
【0024】また、上記ユニット用の連結支柱及び/ま
たはコイルのコアの端部をそれぞれのアームに連結する
支柱に関して以上に行われたものと同様の考慮は、以下
に説明する本発明に従った発電機の他の実施形態の場合
でも考慮される。従って、これらの考慮を繰り返さな
い。
【0025】また、以上に説明したステータ3の様々な
構成部材は、ステータプレート7、歯9及びアーム11
によって形成されたユニットと、ステータプレート8、
歯10及びアーム12によって形成されたユニットがコ
イル13のコア14だけで磁気的に連結されるように相
対的な寸法及び配置を定めて形成されることに注意され
たい。
【0026】容易にわかるように、以上に説明した発電
機1の様々な構成部材の構造及び配置の結果、ロータ2
がステータ3に対して回転した時、コイル13は、磁石
6a及び6bから出てコア14を交互に逆方向に通過す
る磁束の変動に応じて電圧を発生する。
【0027】発電機1のコイル13がコアに、本例では
コア14に巻装されていることによって、その製造及び
取り扱いが非常に容易になる。
【0028】さらに、他がすべて同じであれば、発電機
1のコイル13の巻線部の平均長さは、従ってそのコイ
ル13を形成するワイヤの全長は、それぞれ既知の発電
機のコイルの巻線部の平均長さ及びそのコイルを形成す
るワイヤの全長よりはるかに短い。
【0029】これらの2点から、発電機1のコイル13
のコスト価格は、従って発電機1のコスト価格は、それ
ぞれ既知の発電機コイルのコスト価格及び発電機のコス
ト価格より低くなる。
【0030】さらに、やはり他がすべて同じであれば、
発電機1のコイル13を形成するワイヤの全長が既知の
発電機のコイルを形成するワイヤより短いことから、こ
のコイル13の電気抵抗は既知の発電機コイルよりも低
い。
【0031】それによって、コイル13内に発生するジ
ュール効果損失は既知の発電機の場合よりも低く、従っ
て発電機1の電力発生量が既知の発電機よりも多くな
る。また、それによって、発電機1が電流を供給するか
否かに従った発電機1による供給電圧の変動も、既知の
発電機の場合よりも低くなる。
【0032】発電機1のロータ2の永久磁石6a、6b
の数は10以外にすることができるが、この数は常に偶
数であり、常にステータ3に設けられた歯の総数と等し
くなければならないことは、当該技術の専門家であれば
容易にわかるであろう。
【0033】同様に、またその数がいくつであっても、
磁石6a、6bを単一の多極永久磁石に置き換えること
ができ、もちろんこの多極磁石は、それで置き換えた二
極磁石アセンブリと同数の磁極をロータ2の外周部に有
するように、また、それがロータ2の外側に発生する磁
界がやはり半径方向で向きが交互に逆転するように構成
される。
【0034】一般的に、以上に説明したような発電機の
ロータには、幾つかの二極永久磁石によって、または環
状の多極永久磁石によって形成されて、ロータの外周部
に等間隔に配置された2n個の磁極を有してロータの外
側に交互に逆向きの2n個の半径方向磁界を発生する磁
石手段が設けられていることがわかる。また、そのよう
な発電機のステータは、それぞれがn個を有する2連の
歯を含み、第1連のn個の歯と第2連のn個の歯は、そ
れぞれステータ内に設けられた第1及び第2ステータプ
レートに磁気的に連結されていると言うことができる。
【0035】以上の考慮は、以下に説明する本発明に従
った発電機の他の実施形態にも適用されることが明らか
であることは、当該技術の専門家にはわかるであろう。
従って、これらの考慮を繰り返さない。
【0036】図3及び図4に示されている実施形態で
は、本発明に従った発電機21はロータを含み、これは
図1及び図2の発電機1のロータと同じであるから、そ
れと同じ参照番号2で表されている。従って、発電機2
1のこのロータ2については説明を繰り返さない。
【0037】発電機21はまた、参照番号22で表され
たステータを含み、これに設けられた構成部材7ないし
14は、発電機1のステータ3の同一参照番号で表され
て同様に配置された構造と同一である。従って、これら
の部材7ないし14については説明を繰り返さない。
【0038】ステータ22はさらに、ステータプレート
7に連結された第3アーム23と、ステータプレート8
に連結された第4アーム24と、端部26a及び26b
がそれぞれアーム23及び24に連結されているコア2
6に巻装された第2コイル25を備えている。
【0039】図3及び図4の発電機21では、磁石6a
及び6bから出た磁束は2つの少なくともほぼ同じ分量
に分割され、その一方はコイル13のコア14を通り、
他方はコイル25のコア26を通ることは、容易にわか
るであろう。
【0040】また、ロータ2がステータ22に対して回
転した時、コイル13及び25の各々は、それのそれぞ
れのコア14または26を通る磁束の分量の変化に応じ
て電圧を発生することがわかるであろう。
【0041】図3及び図4に示されている実施形態で
は、2つのアーム11及び23を有するステータプレー
ト7は、2つのアーム12及び24を有するステータプ
レート8と同一であり、これによって発電機の製造コス
トが削減されることがわかるであろう。
【0042】さらに、発電機21が2つのコイルを含む
ことには、全磁束の半分だけがコイルのコアを通るの
で、コアの磁気飽和の危険性の増加及び/または磁気飽
和のそのような危険性の減少を生じないでコアの断面積
を減少させることができる。このため、巻線数が一定で
ある場合、本実施形態では図1及び図2を参照しながら
説明した実施形態に比べて電気抵抗を、従ってジュール
効果損失を低下させることができる。さらに、電線を巻
きやすい直線的なコイルコアを用いているため、本実施
形態の構造では多数の巻線を得ることができる一方、発
電機の空間的必要量を抑えて、それのコンパクトな形状
を維持することができる。本実施形態の利点は、巻線を
平行に巻装した湾曲状のコアにも当てはまる。
【0043】本発明に従った発電機、例えば上記の発電
機1及び21では、ロータ2の軸4用の支持軸受けを備
えた非磁性材料製の部品をステータプレート7、8のい
ずれか一方に固定することができることに注意された
い。これらの発電機のそのような実施形態は図示されて
いない。
【0044】図5及び図6に示されている実施形態で
は、本発明に従った発電機31はロータを含む。これは
図1及び図2の発電機1のロータと同じであるから、そ
れと同じ参照番号2で表されている。従って、発電機3
1のこのロータ2については説明を繰り返さない。
【0045】発電機31はまた、ステータ32を含み、
これは2つのステータプレート33及び34を備えてお
り、本例ではその各々が回転軸線A上に中心が位置する
環状プレートの形状を有する。ステータプレート33及
び34は磁性軟材料製であり、ロータ2の各側にそれか
ら一定距離を置いて配置されている。ステータプレート
33及び34の各々は、ロータ2の軸4を挿通する参照
番号のない中央開口を備えている。
【0046】必要ならば、軸4用の支持軸受けをステー
タプレート33及び34に設けられた中央開口のいずれ
か一方または両方に配置することができることに注意さ
れたい。発電機31のそのような実施形態は図示されて
いない。
【0047】ステータ32はまた、それぞれ5個を有す
る2連の歯を備えており、これらは上記の発電機1及び
21の歯9及び10と同じであるので、参照番号9及び
10で表されている。
【0048】ステータ32の歯9はロータ2の周囲に等
間隔に配置されて、ステータプレート33の外周部に機
械的及び磁気的に連結されている。ステータ32の歯1
0もロータ2の周囲に等間隔に、各々が2つの歯9の間
に位置するように配置されており、それらはステータプ
レート34の外周部に機械的及び磁気的に連結されてい
る。
【0049】発電機1及び21の場合のように、発電機
31の歯9及び10は、それぞれ回転軸線Aに平行にス
テータプレート34及びステータプレート33の方に延
びている。同様に、ステータ32の歯9及び10の総数
はロータ2の磁石6a及び6bの総数と同じであり、ロ
ータが例えば図5に示されている位置を取った時、歯9
及び10の各々は磁石6a及び6bの1つの向き合う位
置にある。さらに、上記の発電機31の様々な構成部材
では、ロータ2がステータ32のいずれの部材にも接触
しないで自由に回転できるが、磁石6a及び6bと歯9
及び10の間が、磁石−コイル間の磁束及び磁気結合を
共に適切な値にすることができる距離になるように寸法
及び配置が定められている。
【0050】ステータ32はさらに、共に磁性軟材料製
の第1アーム35及び第2アーム36を備えており、こ
れらはそれぞれステータプレート33の外周部及びステ
ータプレート34の外周部に機械的及び磁気的に連結さ
れている。ステータプレートをコア14に連結するため
に、幾つかのアームを設けたり、幾つかのブランチに分
離する1つのアームを設けることも可能である。
【0051】本例でも、それぞれステータプレート3
3、歯9及びアーム35から成るユニットと、ステータ
プレート34、歯10及びアーム36から成るユニット
の2つのユニットの各々は、単一の同一部品として形成
されることが好ましい。
【0052】ステータ32はまた、コア14に巻装され
たコイル13を含む。コア14の端部14a及び14b
は、詳細に図示されていない固定手段によってそれぞれ
アーム35及び36に機械的及び磁気的に連結されてい
る。本例では、磁性軟材料製の第1支柱37がコア14
の端部14aとアーム35の間に配置され、また図5及
び図6には見えないが、第1支柱と同様な第2支柱がコ
ア14の端部14bとアーム36の間に配置されている
ことがわかるだけであろう。
【0053】しかし、以上に説明したステータ32の様
々な構成部材は、ステータプレート33、歯9及びアー
ム35によって形成されたユニットと、ステータプレー
ト34、歯10及びアーム36によって形成されたユニ
ットがコイル13のコア14だけで磁気的に連結される
ように相対的な寸法及び配置を定めて形成することがで
きる。
【0054】発電機31の作動は、上記の発電機1及び
21と全く同様であるため、ここでは説明しない。さら
に、発電機31は、上記の発電機1及び21と同じ利点
を有している。しかし、上記の発電機1及び21と比べ
ると、他がすべて同じであれば、発電機31はさらにコ
ンパクトにすることができ、これによって利用可能な高
さが制限されている腕時計等の装置にそれを使用しやく
すなる。
【0055】その実施形態の別のものでは、本発明に従
った発電機は、以上に説明した発電機31のすべての構
成部材に加えて、それぞれステータプレート33及びス
テータプレート34に機械的及び磁気的に連結された第
3及び第4アームと、端部がそれぞれその第3及び第4
アームに機械的及び磁気的に連結されているコアに巻装
された第2コイルを含む。そのような実施形態は、上記
の本発明に従った発電機の他の実施形態の説明から容易
に実現できるので、ここには示されていない。
【0056】以上に幾つかの実施形態を示した本発明に
従った発電機に対して、本発明の範囲から逸脱すること
なく多くの変更を加えることができる。
【0057】例えば本発明に従った発電機のステータ
は、2つ以上のコイルを含むことができ、その場合には
このステータは、これらのコイルの各々のコアの端部を
第1及び第2ステータプレートに機械的及び磁気的に連
結するために必要な数のアームを備えている。
【0058】同様に、これらのアームは、以上に記載さ
れている例の場合とは異なった形状にすることができ
る。
【0059】このため、発電機のコイルが発電機のステ
ータプレートの直ぐ近くに位置しないようにする形状を
これらのアームに与えること、及び/またはコイルが発
電機のその他の部分に対して上記の例の場合よりも高い
位置または低い位置になるようにアームを曲げることが
可能である。アームの形状に対するこれらの様々な変更
によって、本発明に従った発電機を使用する装置におい
て、特にそのような装置内の利用可能な空間が限られて
おり、それに比較的大容積の他の構成部材を設けなけれ
ばならない時、必要に応じてその構造及び製造を簡単に
することができる。
【0060】また、発電機コイルを薄い平形ディスクの
形状にして、コアの軸線を上記の例のように発電機のロ
ータの回転軸線に垂直にしないで、その軸線に平行にす
ることもできる。そのような場合、コアをステータのス
テータプレートに機械的及び磁気的に連結するアームは
それに従って形成及び配置されることは明かである。
【0061】コイルのそのような配置によって、多数の
巻線を有する1つまたは複数のコイルを含みながら薄い
発電機を必要に応じて製造することができる。この配置
はまた、必要に応じてコイルのコアの断面積を増加さ
せ、これによってコアを通過する磁束の密度を、従って
それらがその磁束で飽和される危険性を減少させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従った発電機の第1実施形態の平面
図である。
【図2】 図1のII−II線に沿った図1の発電機の断面
図である。
【図3】 本発明に従った発電機の第2実施形態の平面
図である。
【図4】 図3のIV−IV線に沿った図3の発電機の断面
図である。
【図5】 本発明に従った発電機の別の実施形態の平面
図である。
【図6】 図5のVI−VI線に沿った図5の発電機の断面
図である。
【符号の説明】
2 ロータ、 3;22;32 ステータ、 6a、6
b 磁石 13;25 コイル、 7,8;33,34 ステータ
プレート 9、10 歯、 14;26 コア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダホ・タグゾー スイス国・シイエイチ−1110・モルゲ・リ ュ ドゥ ラ ガール・15アー (72)発明者 イヴ・ゲラン フランス国・エフ−68300・サン−ルイ・ リュ シャルル リシェン・22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸線(A)を有すると共に、外周部
    に等間隔に配置され、2n個の磁極を有する磁石手段
    (6a;6b)を有し、交互に逆向きの2n個の半径方
    向磁界を発生するロータ(2)と、少なくとも1つのコ
    イル(12;25)、及びこのコイルを磁石手段に磁気
    結合する結合手段を備えたステータ(3;22;32)
    とを含み、そのステータはさらに、互いに離隔配置され
    た第1(7;33)、第2(8;34)ステータプレー
    トと、ロータの周囲に360゜/nの角度の等間隔に配
    置されて第1ステータプレート(7;33)に磁気連結
    され、回転軸線(A)に平行に第2ステータプレート
    (3;34)の方に延びていつ第1連のn個の歯(9)
    と、ロータの周囲に360゜/nの角度の等間隔に、各
    々が第1連の歯の隣接した2つの歯(9)の間に位置す
    るように配置されて第2ステータプレート(8;34)
    に磁気連結され、回転軸線(A)に平行に第1ステータ
    プレート(7;33)の方に延びている第2連のn個の
    歯(10)と、第1(7;33)及び前記第2(3;3
    4)ステータプレートを磁気的に連結する連結手段を備
    えており、コイル(13;25)は連結手段を形成して
    いるコア(14;26)に巻装され、コアの第1(14
    a;26a)及び第2(14b;26b)端部はそれぞ
    れ第1(7;33)及び第2(8;34)ステータプレ
    ートに磁気連結されている発電機。
  2. 【請求項2】 前記ステータプレート(7,8)は共
    に、前記回転軸線(A)に中心がある円形リングを成す
    全体形状を有しており、第1連及び第2連の歯(9,1
    0)はそれぞれ第1及び第2ステータプレート(7,
    8)の内側に連結されていることを特徴とする請求項1
    記載の発電機。
  3. 【請求項3】 前記ステータプレート(33,34)は
    共に、回転軸線(A)上に中心が位置する環状プレート
    を成す全体形状を有しており、歯(9,10)はステー
    タプレート(33,34)の外周部に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の発電機。
  4. 【請求項4】 ステータ(3;22;32)は、第1
    (26a)及び第2(26b)端部を有する第2コア
    (26)に巻装された少なくとも第2コイル(25)を
    含み、連結手段はさらに第2コア(26)を含むと共
    に、第2コア(26)の第1(26a)及び第2(26
    b)端部がそれぞれ第1(7;33)及び第2(8;3
    4)ステータプレートに磁気連結されるように配置され
    ていることを特徴とする請求項1記載の発電機。
JP36226698A 1997-12-19 1998-12-21 単相発電機 Pending JPH11252879A (ja)

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