JPH11252640A - Cdma移動通信システムにおける無線基地局 - Google Patents
Cdma移動通信システムにおける無線基地局Info
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Abstract
A移動通信システムにおける無線基地局に関し、効率的
に無線チャネルを割当てて無線チャネルの資源を有効に
利用し、より多くの呼を収容させる。 【解決手段】 制御装置20によりチャネルカード10
を制御して複数の呼に無線チャネルを割当てる処理にお
いて、信号対干渉雑音電力比が所定以上となり回線品質
が低下しない割当て無線チャネル数の最大値を、通信中
の呼が使用しているビットレートの使用状況に対応して
段階的に変化する値として記憶する記憶部を有し、この
記憶部に記憶された無線チャネル数の最大値を読出し
て、割当て無線チャネル数が前記最大値を超えない範囲
まで、移動局に無線チャネルを割当てる構成を有してい
る。
Description
e Division Multiple Acces
s)伝送方式を使用し、複数の異なるビットレートで伝
送可能としたCDMA移動通信システムにおける無線基
地局に関する。
により信号を拡散処理して伝送するもので、FDMA伝
送方式やTDMA伝送方式と異なり、回線品質として許
容される一定の目標値までは他の無線チャネルからの干
渉を許容しながら通信を行うことができる方式である。
この回線品質は、1情報ビット当りの信号電力(Eb)
と雑音電力(No)の比(Eb/No)に支配される。
基地局(BS)との間で無線通信を行っている他の移動
局(MS)からの干渉雑音である。この干渉雑音は、特
に、移動局(MS)から無線基地局(BS)への方向
(Reverse Link)に同時に設定される無線
チャネルの数に依存する。
は、同じ無線基地局(BS)に収容され同時に通信を行
う移動局(MS)の数は制限されることとなる。たとえ
伝送処理におけるハードウェア上の余裕があっても、こ
の制限を超えて呼を収容すると、回線品質の低下や呼の
切断等の障害が発生する虞がある。
づいて設定した割当て可能な最大無線チャネル数(Nr
max)を無線基地局(BS)において設定し、その最
大無線チャネル数(Nrmax)まで呼を割当てた後に
発生する新たな呼に対しては、無線チャネルの割当てを
拒否することとなる。
システムにおいて、例えば、8kb/sのビットレート
の基本ビットレートのサービスのほかに、通話品質の向
上又は高速データ通信のために、13kb/s等のより
高いビットレートの伝送サービスをも提供する必要が生
じている。
報伝送サービスを提供する場合、呼設定時に無線基地局
(BS)と移動局(MS)とで使用するビットレートを
打合わせ、その打合せにより決定したビットレートで通
信を行うこととなる。
サービスが移動通信システムとして提供されている場
合、対向する無線基地局(BS)又は移動局(MS)の
いずれかが13kb/sのビットレートの情報伝送サー
ビス機能をサポートしていなければ、13kb/sのビ
ットレートで伝送することはできず、基本ビットレート
の8kb/sにより情報伝送を行うが、無線基地局(B
S)及び移動局(MS)が共に13kb/sのビットレ
ートの情報伝送サービス機能をサポートしているとき
は、13kb/sのビットレートにより情報伝送を行う
ことができる。
定値以下に抑えられているため、ビットレー卜が高くな
るほど1情報ビット当りの信号電力(Eb)は小さくな
る。そのため、高いビットレートで情報伝送を行っても
同じ回線品質(Eb/No)が維持されるようにするに
は、干渉雑音電力(No)を低くする必要があり、無線
基地局(BS)に同時に接続することができる移動局
(MS)の数(即ち、最大割当て無線チャネル数(Nr
max))は、低いビットレートで伝送する場合に比べ
て、少ない値に抑えなければならない。
するシステムにおいて、回線品質維持のため、最大割当
て無線チャネル数(Nrmax)は、全ての無線チャネ
ルが高いビットレートを要求する呼に割当てられる場合
を想定して設定しておき、この最大割当て無線チャネル
数(Nrmax)を超えて発生した呼に対しては無線チ
ャネルの割当てを拒否する構成のものであった。
最大割当て無線チャネル数(Nrmax)を、全ての無
線チャネルが高いビットレートを要求する呼に割当てら
れる場合を想定して設定し、それを超える場合は無線チ
ャネルの割当てを行わないことは、無線チャネルが有効
に利用されていないことになる。
送サービスの呼が多数含まれている場合が多く、無線基
地局(BS)内で保持している最大割当て無線チャネル
数(Nrmax)の数を超えて呼を収容しても(即ち、
無線チャネルを新たに呼に割当てても)、直ちに回線品
質に悪影響を及ぼすことは少ない。
ネル数(Nrmax)の設定法では、無線チャネルの資
源を限界まで有効に利用していないことになる。無線基
地局(BS)当りの移動局(MS)の収容数は、移動局
加人者当りの設備コストに直接結びつく重要なファクタ
ーであり、無線チャネルの資源を有効に利用することは
移動通信システム全体のコストの低下をもたらし、サー
ビスの料金体系にも大きく影響する。
トの情報伝送サービスを提供する移動通信システムにお
いて、効率的に無線チャネルを割当てて無線チャネルの
資源を有効に利用し、より多くの呼を収容することがで
きるCDMA移動通信システムにおける無線基地局を提
供することを目的とする。
信システムにおける無線基地局は、(1)複数種類のビ
ットレートで移動局との間で無線通信を行うCDMA移
動通信システムにおける無線基地局であって、信号対干
渉雑音電力比を所定値以上とする無線チャネル数の最大
値を、通信中の呼が使用しているビットレートの使用状
況に対応して段階的に変化する値として記憶する記憶部
と、この記憶部に記憶された無線チャネル数の最大値を
読出し、割当て無線チャネル数が前記最大値を超えない
範囲まで、前記移動局に無線チャネルを割当てる制御部
とを備えている。
されるビットレート毎の無線チャネル数の限界値の組合
せをデータテーブルとして記憶し、前記制御部は無線チ
ャネルの割当て要求に対して該データテーブルを参照
し、前記限界値以下の割当て可能な場合にのみ呼を受付
ける構成とすることができる。
の全ての呼が最も高いビットレートを使用したときの、
信号対干渉雑音電力比を所定値以上とする無線チャネル
数の最大値より小さい値の基準値を記憶し、前記制御部
は、割当て無線チャネル数が前記基準値を超えていると
きに生起した呼に対して、基本ビットレートでのみ無線
チャネルを割当てる構成とすることができる。
チャネルの割当て要求に対し、要求されたビットレート
では前記データテーブルの無線チャネル数の限界値を超
える場合でも、要求されたビットレートより低いビット
レートでは前記データテーブルの無線チャネル数の限界
値以下となる場合に、移動局に対して低いビットレート
での無線チャネルの割当てを行う構成とすることができ
る。
における無線基地局の構成を示す図である。同図におい
て、1はアンテナ、2は分波器、3はハイパワー増幅器
(HPA)、4は変調器(MOD)、5はローノイズ増
幅器、6は復調器(DEM)、7は制御バス、8はデー
タトラフィックバス、9はエントランス回線インタフェ
ース、10はチャネルカード(CH−CARD)、20
は制御装置(CONT)である。
10には複数の無線チャネルが収容され、データトラフ
ィックバス8を介してエントランス回線インタフェース
9に接続され、制御バス7を介して制御装置20に接続
されている。又各チャネルカード10は、変調器4と復
調器6とそれぞれ接続されている。又無線チャネルは、
制御装置(CONT)20からの制御バス7を介した制
御により複数のチャネルカード(CH−CARD)10
の内のいずれか1つに割当てられる。この制御装置20
は、信号対雑音電力比を所定値以上に維持する為のビッ
トレート対応の無線チャネル数の最大値を設定した記憶
部と、使用中の無線チャネルのビットレートに対応して
新たな呼の発生毎に信号対雑音電力比を所定値を所定以
上に維持するように無線チャネルの割当ての制御を行う
制御部とをを備えている。
器(HPA)3、変調器(MOD)4、ローノイズ増幅
器5及び復調器(DEM)6は共通部であり、全ての無
線チャネルによって共用される。
波器2→ローノイズ増幅器(LNA)5→復調器(DE
M)6を通り、制御装置(CONT)20によって割当
てられたチャネルカード(CH−CARD)10にて、
割当てられた符号によって逆拡散され、データトラフィ
ックバス8を経由してエントランス回線インタフェース
9からエントランス回線へ送られる。
力された送信データ信号は、データトラフィックバス8
を経由し、制御装置(CONT)20によって割当てら
れたチャネルカード(CH−CARD)10にて、割当
てられた符号によって拡散され、変調器(MOD)4→
ハイパワー増幅器(HPA)3→分波器2を通ってアン
テナ1から送出される。
H−CARD)10の構成を示す図である。11は中央
処理装置(CPU)、12は中央処理装置(CPU)周
辺制御部、13はリードオンリメモリ(ROM)、14
はランダムアクセスメモリ(RAM)、15,17はバ
スインタフェース、16はデータ送受信部、18はチャ
ネル回路(CH−LSI)である。
は、1つの無線チャネルについての拡散及び逆拡散処理
を行い、1つの無線チャネルを設定する構成を有する。
即ち、復調器(DEM)からの信号を逆拡散して復号化
し、該復号データをバスインタフェース15,データ送
受信部16を介してエントランス回線インタフェースに
送出する。一方、エントランス回線インタフェースから
の送信データは、データ送受信部16,バスインタフェ
ース15を介して、1つのチャネル回路(CH−LS
I)18に入力され、チャネル回路(CH−LSI)1
8は、該入力された送信データを拡散して変調器(MO
D)4に送出する。
ンリメモリ(ROM)13,ランダムアクセスメモリ
(RAM)14を用いて、複数のチャネル回路(CH−
LSI)18を制御し、チャネル回路(CH−LSI)
18を動作させて各無線チャネルのCDMA信号処理を
行う。
T)20の構成を示す図である。21は中央処理装置
(CPU)、22はランダムアクセスメモリ(RA
M)、23は制御バスインタフェース、24はプログラ
マブルリードオンリメモリ(PROM)である。
は、CPU21が制御プロクラムを実行するためのメモ
リであり、プログラマブルリードオンリメモリ(PRO
M)24は制御プロクラム及び各種パラメータ又はテー
ブル等を含むデータ情報を格納する。
への割当ては、プログラマブルリードオンリメモリ(P
ROM)24に格納された制御プログラム及び制御パラ
メータに基づいて、中央処理装置(CPU)21が実行
する。
ャネルの割当て数の上限値の説明図である。又、図5は
本発明の第1の実施の形態の無線チャネルの割当て処理
のフローチャートである。以下、図4及び図5を基に本
発明の第1の実施の形態を説明する。
対して高いビットレートの呼の比率(R)、縦軸は最大
割当て無線チャネル数(Nrmax)を示し、図の実線
で示すように、最大割当て無線チャネル数(Nrma
x)を、高いビットレートの呼の比率に応じて段階的に
変化させる。
トレート等の最も低いビットレートで無線チャネルを割
当てたときに許容される最大割当て無線チャネル数であ
り、Nrlは全ての呼に最も高いビットレートで無線チ
ャネルを割当てたときに許容される最大割当て無線チャ
ネル数である。
ほど1情報ビット当りの信号電力(Eb)は小さくなる
ため、高いビットレートでの情報伝送を要求する呼の比
率が高くなるに従って、最大割当て無線チャネル数(N
rmax)を段階的に少なくし、干渉雑音電力(No)
を低下させて所定の回線品質(Eb/No)が維持され
るようにする。逆に高いビットレートでの情報伝送を要
求する呼の比率が低いときは、最大割当て無線チャネル
数(Nrmax)を多くし、より多くの呼を収容させる
ようにする。
呼の比率に応じて変化する最大割当て無線チャネル数
(Nrmax)を、図3に示した制御装置(CONT)
20の記憶部を構成するプログラマブルリードオンリメ
モリ(PROM)24或いはランダムアクセスメモリ
(RAM)22に予め記憶させる。
て無線チャネル数(Nrmax)をもとに、新たな呼に
対する無線チャネルの割当て処理を行う。その処理のフ
ローを図5をもとに説明する。
20の中央処理装置(CPU)21は新たな呼が生起す
ると、ステップ5−1において、無線チャネル(CH)
割当て要求受付を行い、ステップ5−2において、現在
の割当て済みのチャネル数(Nr)が、最大割当て無線
チャネル数(Nrmax)に達していないかを判定し、
達していれば、ステップ5−3において無線チャネル
(CH)の割当てを拒否する。
割当て無線チャネル数(Nrmax)に達していないと
判定されたときは、ステップ5−4において、その呼が
要求しているビットレートを検出し、ステップ5−5に
おいて無線チャネルを割当てて接続する。
呼も含めて現在接続中の呼のビットレートの構成比
(R)を計算し、ステップ5−7において、このビット
レートの構成比に応じた最大割当て無線チャネル数(N
rmax)に更新し、ステップ5−1に戻って次の生起
呼に備える。
の構成比(R)の計算は、例えば、現在、8kb/sの
ビットレートの呼がN8 個、13kb/sのビットレー
トの呼がN13個が割当てられていて、前記ステップ5−
4で検出した新たな呼の要求ビットレートが13kb/
sであったとすると、 R=(N13+1)/(N8 +N13+1) により計算される。
レートの構成比(R)に対応した最大割当て無線チャネ
ル数(Nrmax)をプログラマブルリードオンリメモ
リ(PROM)24から読出して新たな最大割当て無線
チャネル数(Nrmax)の値として更新する。
れるビットレートの構成比(R)を計算し、該ビットレ
ートの構成比(R)によって最大割当て無線チャネル数
(Nrmax)を変更することにより、従来は常に全て
の呼に最も高いビットレートで無線チャネルを割当てた
ときの最大割当て無線チャネル数(Nrl)までしか収
容できなかった呼数を、実際に回線品質を劣化させない
範囲まで増加させることができる。
当て無線チャネルの数のデータテーブルの説明図であ
る。又、図7は本発明の第2の実施の形態の無線チャネ
ルの割当て処理のフローチャートである。図6及び図7
をもとに本発明の第2の実施の形態について説明する。
速,中速,高速の3種類のビットレートを使用すること
ができるものとして説明する。図6に示す最大割当て無
線チャネルの数のデータテーブルには、低速,中速,高
速の3種類のビットレートの呼に無線チャネルを割当て
たときに、それぞれのビットレートの呼に割当てること
ができる無線チャネル数の限界値(最大割当て無線チャ
ネル数)の全ての組合せを、各ビットレート毎(ビット
レート低,ビットレート中,ビットレート高の欄)に書
込んでおく。
呼は40個,ビットレート中の呼は0個,ビットレート
高の呼は0個まで無線チャネルを割当てることができる
ことを示す。同様に、組合せ番号2はビットレート低の
呼は38個,ビットレート中の呼は1個,ビットレート
高の呼は0個まで無線チャネルを割当てることができる
ことを示し、組合せ番号3はビットレート低の呼は37
個,ビットレート中の呼は1個,ビットレート高の呼は
1個まで無線チャネルを割当てることができることを示
し、組合せ番号Nはビットレート低の呼は0個,ビット
レート中の呼は0個,ビットレート高の呼は28個まで
無線チャネルを割当てることができることを示してい
る。
ため、ビットレートの高い無線チャネルは割当て数を少
なくする必要があり、全ての無線チャネルにビットレー
トの高い呼を割当てたときの限界値は28個となるのに
対し、全ての無線チャネルにビットレートの低い呼を割
当てたときの限界値は40個とすることができる。
置(CONT)20の記憶部を構成するプログラマブル
リードオンリメモリ(PROM)24に記憶させてお
き、制御部を構成する中央処理装置21により、データ
テーブルに書込まれた限界値、即ち、最大割当て無線チ
ャネル数(Nrmax)をもとに、新たな呼に対する無
線チャネルの割当て処理を行う。その処理のフローを図
7をもとに説明する。
20の中央処理装置(CPU)21は新たな呼が生起す
ると、ステップ7−1において、無線チャネル(CH)
割当て要求受付を行い、ステップ7−2において、その
呼が要求しているビットレートを検出する。
6に示した最大割当て無線チャネルの数のデータテーブ
ルを参照し、新たな呼に無線チャネルを割当てたときの
各ビットレート毎の無線チャネル数の組合せが、前記デ
ータテーブルに書込まれた無線チャネル数の限界値(最
大割当て無線チャネル数)の組合せの範囲内の数値であ
るかを判定し、その範囲内でないときは、ステップ7−
4において無線チャネル(CH)の割当てを拒否する。
データテーブルの数値の範囲内の数値であると判定され
たときは、ステップ7−5において無線チャネルを割当
て、ステップ7−1に戻って次の生起呼に備える。
トレート毎の無線チャネル数の限界値(最大割当て無線
チャネル数)の組合せのデータテーブルを、プログラマ
ブルリードオンリメモリ24又はランダムアクセスメモ
リ22に形成して、このデータテーブルを参照して無線
チャネルの割当てを行うことにより、従来の割当て法で
は常に28個までしか割当てられなかった無線チャネル
数を、ビットレートの組合せに応じて、回線品質に低下
させることなく増やすことができる。
ャネルの割当て数の基準値の説明図である。又、図9は
本発明の第3の実施の形態の無線チャネルの割当て処理
のフローチャートである。以下、図8及び図9をもとに
本発明の第3の実施の形態を説明する。
ットレートの呼の比率(R)、縦軸は最大割当て無線チ
ャネル数(Nrmax)を表し、最大割当て無線チャネ
ル数(Nrmax)を図の実線で示すように高いビット
レートの呼の比率に応じて段階的に変化させる。
低いビットレートで無線チャネルを割当てたときに許容
される最大割当て無線チャネル数、Nrlは全ての呼に
最も高いビットレートで無線チャネルを割当てたときに
許容される最大割当て無線チャネル数である。
ル数(Nrmax)より低い値の、無線チャネルの割当
て数の基準値であり、この基準値を超えているときに生
起した呼に対しては、基本ビットレート(8kb/s)
の情報伝送サービスしか提供しないようにしたものであ
る。
チャネル数(Nrmax)を、図3に示した制御装置
(CONT)20のプログラマブルリードオンリメモリ
(PROM)24又はランダムアクセスメモリ(RA
M)22に格納する。
(CPU)21は、記憶されている基準値(Nrt)及
び最大割当て無線チャネル数(Nrmax)を読出し
て、新たな呼に対する無線チャネルの割当て処理を行
う。その処理のフローを図9をもとに説明する。
20の中央処理装置(CPU)21は新たな呼が生起す
ると、ステップ9−1において、無線チャネル(CH)
割当て要求受付を行い、ステップ9−2において、現在
の割当て済みのチャネル数(Nr)が、最大割当て無線
チャネル数(Nrmax)に達していないかを判定し、
達していればステップ9−3において無線チャネル(C
H)の割当てを拒否する。
チャネル数(Nrmax)に達していないと判定された
ときは、ステップ9−4において、その呼が要求してい
るビットレートを検出し、ステップ9−5において、要
求ビットレートが基本ビットレートであるか判定し、基
本ビットレートであるときはステップ9−9に移り、無
線チャネルを割当てる。
ットレートでないと判定されたときは、ステップ9−6
において、現在の割当て済みのチャネル数(Nr)が前
記基準値(Nrt)に達していないか判定し、達してい
ないときはステップ9−9に移り、無線チャネルを割当
てる。
準値(Nrt)に達していると判定されたときは、ステ
ップ9−7において、基本ビットレートでの通信を移動
局(MS)に要求し、ステップ9−8において、無線基
地局(BS)と移動局(MS)との双方で基本ビットレ
ートによる伝送が許容されたか判定し、許容されなかっ
た場合はステップ9−3において無線チャネル(CH)
の割当てを拒否する。
ットレートによる伝送が許容されたと判定されたとき
は、ステップ9−9において、無線チャネルを割当てて
接続し、ステップ9−10において、新たに接続した呼
も含めて接続中の呼のビットレートの構成比を計算し、
ステップ9−11において、このビットレートの構成比
に応じた最大割当て無線チャネル数(Nrmax)に更
新し、ステップ9−1に戻って次の生起呼に備える。
−8の処理において、中央処理装置21は、当該無線基
地局がビットレートの低い基本ビッ卜レートしか装備し
ない無線基地局として移動局に応答するようにすること
もできる。
トの構成比の計算は、本発明の第1の実施の形態におけ
るビットレートの構成比の計算と同様のものであり、重
複した説明は省略する
ャネル数が、回線品質上の制約から割当て可能な上限値
に近づいているとき、新たに生起した呼の要求に対し
て、収容数を多くとれる基本ビットレートによる情報伝
送サービスに制限し、高品質の音声伝送や高速のデータ
伝送には制約を加えて接続可能な呼の数を増加させ、接
続不可となるサービスの低下を防ぐものである。
高いビットレートの呼の比率に対して常に一定値である
例を示したが、基準値(Nrt)は、常に一定値である
必要はなく、その値は最大割当て無線チャネル数(Nr
max)より小さい値を適宜設定すればよく、最大割当
て無線チャネル数(Nrmax)から一定値を減じた値
を設定することも、又、最大割当て無線チャネル数(N
rmax)に対して1未満の或る比率を乗じた値等を設
定することもできる。
チャネルの割当て処理のフローチャートである。以下、
図10をもとにその処理のフローを説明する。制御装置
(CONT)20の中央処理装置(CPU)21は新た
な呼が生起すると、ステップ10−1において、無線チ
ャネル(CH)割当て要求受付を行い、ステップ10−
2において、その呼が要求しているビットレートを検出
する。
図6に示した最大割当て無線チャネルの数を決定するデ
ータテーブルを参照し、新たな呼に無線チャネルを割当
てたときの各ビットレート毎の無線チャネル数の組合せ
が、前記データテーブルに書込まれた無線チャネル数の
限界値(最大割当て無線チャネル数)の組合せの範囲内
の数値であるかを判定し、その範囲内の数値であるとき
は、ステップ10−8において無線チャネルを割当て
る。なお、前記データテーブルはプログラマブルリード
オンリメモリ(PROM)24に格納されている。
ブルに書込まれた限界値の範囲外と判定されたときは、
ステップ10−4において、無線チャネル割り当て要求
の呼を基本ビットレートに変更すれば前記データテーブ
ルの範囲内の数値となるかを判定し、範囲内の数値とな
らない場合は、ステップ10−5において、無線チャネ
ルの割当てを拒否する。
ータテーブルの範囲内の数値となるときは、ステップ1
0−6において、移動局(MS)に対して基本ビットレ
ートでの情報伝送を要求し、ステップ10−7におい
て、無線基地局(BS)と移動局(MS)との双方で基
本ビットレートによる情報伝送が許容されたか判定し、
許容されなかった場合はステップ10−5において無線
チャネル(CH)の割当てを拒否する。
ビットレートによる情報伝送が許容されたと判定される
と、ステップ10−8において無線チャネルを割当て、
ステップ10−1に戻って次の生起呼に備える。
状態であるため高いビットレートでは受付けられない呼
に対して、ビットレートを下げることによって無線チャ
ネルを割当て、本来接続不可となる呼に対して、接続可
能となるように制御することができるものである。
数の種類の異なるビットレートの伝送サービスを提供す
るCDMA移動通信システムにおいて、無線チャネルが
割当てられ、情報伝送を行っている呼のビットレート使
用状況に応じて、割当て可能な最大無線チャネル数を、
信号対雑音電力比を所定値に維持できる限界値に近い値
に設定し、その限界値まで新たな生起呼に無線チャネル
を割当てることを可能としたものであり、従って、セク
タ或いはセル当りの移動局加入者の収容数を増すことが
できる。又混雑のために回線が繋がらないという不具合
が緩和される。それによって、無線周波数の数を増やす
等の伝送設備の増設を行うことなく低コストで移動局加
入者の収容数を増すことができる利点がある。
の構成を示す図である。
す図である。
当て数の上限値の説明図である。
当て処理のフローチャートである。
ャネルの数のデータテーブルの説明図である。
当て処理のフローチャートである。
当て数の基準値の説明図である。
当て処理のフローチャートである。
割当て処理のフローチャートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数種類のビットレートで移動局との間
で無線通信を行うCDMA移動通信システムにおける無
線基地局において、 信号対干渉雑音電力比を所定値以上とする無線チャネル
数の最大値を、通信中の呼が使用しているビットレート
の使用状況に対応して段階的に変化する値として記憶す
る記憶部と、 前記記憶部に記憶された無線チャネル数の最大値を読出
し、割当て無線チャネル数が前記最大値を超えない範囲
まで、前記移動局に無線チャネルを割当てる制御部とを
備えたことを特徴とするCDMA移動通信システムにお
ける無線基地局。 - 【請求項2】 前記記憶部は、使用されるビットレート
毎の無線チャネル数の限界値の組合せをデータテーブル
として記憶し、前記制御部は無線チャネルの割当て要求
に対して該データテーブルを参照し、前記限界値以下の
割当て可能な場合にのみ呼を受付ける構成を有すること
を特徴とする請求項1記載のCDMA移動通信システム
における無線基地局。 - 【請求項3】 前記記憶部は、通信中の全ての呼が最も
高いビットレートを使用したときの、信号対干渉雑音電
力比を所定値以上とする無線チャネル数の最大値より小
さい値の基準値を記憶し、前記制御部は、割当て無線チ
ャネル数が前記基準値を超えているときに生起した呼に
対して、低速の基本ビットレートでのみ無線チャネルを
割当てる構成を有することを特徴とする請求項1記載の
CDMA移動通信システムにおける無線基地局。 - 【請求項4】 前記制御部は、無線チャネルの割当て要
求に対し、要求されたビットレートでは前記データテー
ブルの無線チャネル数の限界値を超える場合でも、要求
されたビットレートより低いビットレートでは前記デー
タテーブルの無線チャネル数の限界値以下となる場合
に、移動局に対して低いビットレートでの無線チャネル
の割当てを行う構成を有すること特徴とする請求項1又
は2記載のCDMA移動通信システムにおける無線基地
局。
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