JPH11252305A - 撮像装置 - Google Patents
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- JPH11252305A JPH11252305A JP10047996A JP4799698A JPH11252305A JP H11252305 A JPH11252305 A JP H11252305A JP 10047996 A JP10047996 A JP 10047996A JP 4799698 A JP4799698 A JP 4799698A JP H11252305 A JPH11252305 A JP H11252305A
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Abstract
供する。 【解決手段】 撮像装置10は、n個のフォトダイオー
ドPD1〜PDnと信号処理回路SP1〜SPnと出力
用スイッチSW1〜SWnとを接続した構成となってい
る。各信号処理回路は、フォトダイオードの出力を増幅
する積分回路12、積分回路12の出力を保持するバッ
ファ回路14、フォトダイオードと積分回路12との間
に設けられた第1のスイッチ16、フォトダイオードと
オーバフロードレーンVofdとを接続する第2のスイッ
チ18、積分回路12とバッファ回路14との間に設け
られた第3のスイッチ20、バッファ回路14と基準電
圧Vref源とを接続する第4のスイッチ22、積分回路
12からの出力電圧と基準電圧Vrefとの比較結果に基
づいて上記第1〜第4のスイッチの開放・短絡を制御す
る制御回路24とを備えて構成される。
Description
ものである。
あるいは、撮像対象の近傍から近接画像を撮像する場合
などに用いられる撮像装置として、シリコンフォトダイ
オードなどの受光素子を複数配列した撮像装置が知られ
ている。
開平6−178046号公報に記載された固体撮像装置
があげられる。上記固体撮像装置は、複数のフォトダイ
オードを配列し、各フォトダイオード毎に、フォトダイ
オードから出力された電荷を蓄積するとともに蓄積電荷
量に応じた電圧信号を出力する積分回路を設け、さらに
当該積分回路と外部への出力ラインとを接続するスイッ
チとを備えた構成となっており、各フォトダイオードか
らの出力信号を順次外部に出力できるようになってい
る。
を配列して撮像範囲を大きくしているため、大きな撮像
対象や近接画像を撮像することが可能となり、例えば食
品中の異物検査、手荷物検査などに使用されるX線非破
壊検査装置用ディテクタ、あるいはファックスなどの画
像読み取り装置に設けられている画像読み取り用密着型
リニアイメージセンサなどとして広く用いられている。
のフォトダイオードを配列して撮像範囲を大きくしてい
るため大きな撮像対象や近接画像を撮像することが可能
となる反面、以下のような欠点を有している。
検査であれ、撮像対象は様々な形状を有しており、画像
読み取り装置で読み取る原稿も様々な大きさを有する場
合がある。そのため、撮像装置の受光領域、すなわちフ
ォトダイオードの配列には、撮像対象を透過してなる強
度の小さい光と、撮像対象を透過しないきわめて強度の
大きい背景光とが同時に入射することになる。
取り装置に設けられている画像読み取り用密着型リニア
イメージセンサについて考えてみる。ファックスなどの
画像読み取り装置では、撮像画像から白地の背景部分と
黒地の文字部分とを判別しなくてはならない。そのた
め、これらに用いられる画像読み取り用密着型リニアイ
メージセンサは、微弱光であっても背景部分と文字部分
との判別ができるように、通常、ダイナミックレンジが
原稿の白地の背景部分を透過してなる透過光強度とほぼ
等しくなるように調整されている。
よって覆われていない部分の受光領域、すなわちフォト
ダイオードには、原稿を透過してなる透過光の数十倍の
強度を有する光が入射することになり、後段の積分回路
にも過剰な電荷が流入することになる。
は、積分回路を構成するオペアンプの入出力電圧にオフ
セット変動を生じさせ、かかるオフセット変動は、当該
オペアンプのバイアス電圧を変動させることになる。
路内のオペアンプには、通常、共通のバイアス電圧が印
加されているため、1つの積分回路内のオペアンプにお
けるバイアス電圧の変動は、他の積分回路内のオペアン
プにも影響し、その結果、積分回路に誤動作が生じると
いった問題がある。
入することに起因するオペアンプのバイアス電圧の変動
を防止し、誤動作が無く安定して動作する撮像装置を提
供することを課題とする。
に、本発明の撮像装置は、複数の受光素子と、各受光素
子毎に設けられ、受光素子から出力された電荷を蓄積し
て、蓄積された電荷の量に応じた電圧信号を出力するリ
セット可能な積分回路部と、各積分回路部の出力側に設
けられ、積分回路部と外部への出力ラインとを接続する
出力用スイッチとを有する撮像装置であって、受光素子
と積分回路部との間に直列に挿入された第1のスイッチ
と、積分回路部からの出力電圧の絶対値が所定の基準電
圧より小さい場合は第1のスイッチを短絡し、積分回路
部からの出力電圧の絶対値が所定の基準電圧以上の場合
は第1のスイッチを開放する制御回路部とを備えたこと
を特徴としている。
の基準電圧より小さい場合に第1のスイッチを短絡する
ため、通常は受光素子からの出力電荷が積分回路部に蓄
積可能となる一方で、積分回路部からの出力電圧の絶対
値が所定の基準電圧以上の場合に第1のスイッチを開放
するため、受光素子からの出力電荷が過剰となった時に
過剰電荷の積分回路部への流入を防止できる。
素子から出力された電荷を取り除くためのオーバフロー
ドレーンとを接続する第2のスイッチをさらに備え、制
御回路部は、積分回路部からの出力電圧の絶対値が所定
の基準電圧より小さい場合は第2のスイッチを開放し、
積分回路部からの出力電圧の絶対値が所定の基準電圧以
上の場合は第2のスイッチを短絡することを特徴とする
ことが好適である。
の基準電圧より小さい場合に第2のスイッチを開放する
ため、通常は受光素子からの出力電荷は積分回路部の方
に流入する一方で、積分回路部からの出力電圧の絶対値
が所定の基準電圧以上の場合に第2のスイッチを短絡す
るため、受光素子から出力された電荷をオーバフロード
レーンに流出させて除去することができる。
スイッチとの間に直列に挿入された第3のスイッチと、
出力用スイッチと所定の基準電圧を供給する供給源とを
接続する第4のスイッチとをさらに備え、制御回路部
は、積分回路部からの出力電圧の絶対値が所定の基準電
圧より小さい場合は第3のスイッチを短絡するとともに
第4のスイッチを開放し、積分回路部からの出力電圧の
絶対値が所定の基準電圧以上の場合は第3のスイッチを
開放するとともに第4のスイッチを短絡することを特徴
とすることが好適である。
の基準電圧より小さい場合は第3のスイッチを短絡する
とともに第4のスイッチを開放するため、通常は積分回
路部からの出力を外部への出力ラインに出力することが
可能となる一方で、積分回路部からの出力電圧の絶対値
が所定の基準電圧以上の場合は第3のスイッチを開放す
るとともに第4のスイッチを短絡するため、受光素子か
らの出力電荷が過剰となった時には、外部への出力ライ
ンに出力する電圧が浮動することなく、常に一定の基準
電圧を外部への出力ラインに出力することが可能とな
る。
置について図面を用いて説明する。まず、本実施形態に
かかる撮像装置の構成について説明する。図1は本実施
形態にかかる撮像装置の回路構成を示したものである。
アス電圧Vddが印加されたn(nは2以上の整数)個の
P型フォトダイオード(受光素子)PD1〜PDnと、
各フォトダイオードPD1〜PDnから出力された電荷
信号を個々に蓄積して、蓄積電荷量に応じた電圧信号を
出力するn個の信号処理回路SP1〜SPnと、各信号
処理回路SP1〜SPnの出力側に設けられ、各信号処
理回路SP1〜SPnと外部への出力ラインLoutとを
接続するn個の出力用スイッチSW1〜SWnとを備え
て構成される。
同様の構成となっているため、ここでは1つの信号処理
回路SP1についてのみ説明する(図1においても信号
処理回路SP2〜SPnの回路図は省略されている)。
PD1から出力された電荷を蓄積して、蓄積された電荷
の量に応じた電圧信号を出力するリセット可能な積分回
路12と、積分回路12からの出力電圧信号を一時的に
保持するバッファ回路14と、フォトダイオードPD1
のアノードと積分回路12の入力端との間に直列に挿入
された第1のスイッチ16と、フォトダイオードPD1
のアノードとフォトダイオードPD1から出力された過
剰電荷を取り除くためのオーバフロードレーンVofdと
を接続する第2のスイッチ18と、積分回路12の出力
端とバッファ回路14の入力端との間に直列に挿入され
た第3のスイッチ20と、バッファ回路14の入力端と
所定の基準電圧Vrefを供給する供給源とを接続する第
4のスイッチ22と、積分回路12からの出力電圧と基
準電圧Vrefとの比較結果に基づいて上記第1〜第4の
スイッチの開放・短絡を制御する制御回路24とを備え
て構成される。
号を増幅して出力端から出力するためのオペアンプ26
と、フォトダイオードPD1から出力された電荷を蓄積
するためにオペアンプ26に対して並列に接続されたコ
ンデンサ28と、外部から入力されるリセットパルスに
よりコンデンサ28に蓄積された電荷を放電(リセッ
ト)するためにコンデンサ28に対して並列に接続され
たリセットスイッチ30とを備えて構成される。
端から出力された出力電圧を電荷として保持するコンデ
ンサ32と、出力用スイッチSW1の短絡とともにコン
デンサ32に保持された電圧を増幅して外部への出力ラ
インLoutに出力するオペアンプ34と、外部から入力
されるホールドパルスによって短絡されるとともに短絡
されることによって積分回路12の出力端とコンデンサ
32とを接続するホールドスイッチ36とを備えて構成
される。
電圧と基準電圧Vrefとが入力され、積分回路12から
の出力電圧の絶対値(本実施形態にかかる撮像装置10
では、受光素子としてP型フォトダイオードを用いてお
り、出力電圧は正となるため、以下単に出力電圧とい
う)が基準電圧Vrefより小さい場合は論理値1を出力
し、また、積分回路12からの出力電圧が基準電圧V
ref以上の場合は論理値0を出力するコンパレータ38
と、コンパレータ38から出力された論理値を一時的に
保持するラッチ回路40と、ラッチ回路40から出力さ
れた論理値をそのまま又は反転させて上記第1〜第4の
スイッチ16、18、20、22の制御のための論理信
号(以下、制御信号という)を生成するための4個のイ
ンバータ42、44、46、48とを備えて構成され
る。
御機能について詳細に説明する。第1〜第4のスイッチ
16、18、20、22は、各スイッチに入力される制
御信号S1〜S4の論理値が1の場合は開放、0の場合
は短絡されるようになっている。
8から出力された論理値をインバータ42によって反転
した制御信号S1が入力される。すなわち、積分回路1
2からの出力電圧が基準電圧Vrefより小さい場合は、
制御信号S1は0となり、また、積分回路12からの出
力電圧が基準電圧Vref以上の場合は、制御信号S1は
1となる。従って、積分回路12からの出力電圧が基準
電圧Vrefより小さい場合は、第1のスイッチ16は短
絡され、また、積分回路12からの出力電圧が基準電圧
Vref以上の場合は、第1のスイッチ16は開放され
る。
ータ38から出力された論理値をインバータ42によっ
て反転し、インバータ44によってさらに反転した制御
信号S2が入力される。従って、積分回路12からの出
力電圧が基準電圧Vrefより小さい場合は、第2のスイ
ッチ18は開放され、また、積分回路12からの出力電
圧が基準電圧Vref以上の場合は、第2のスイッチ18
は短絡される。
ータ38から出力された論理値をインバータ42、4
4、46によってそれぞれ反転した制御信号S3が入力
される。従って、積分回路12からの出力電圧が基準電
圧Vrefより小さい場合は、第3のスイッチ20は短絡
され、また、積分回路12からの出力電圧が基準電圧V
ref以上の場合は、第3のスイッチ20は開放される。
レータ38から出力された論理値をインバータ42、4
4、46、48によってそれぞれ反転した制御信号S4
が入力される。従って、積分回路12からの出力電圧が
基準電圧Vrefより小さい場合は、第4のスイッチ22
は開放され、また、積分回路12からの出力電圧が基準
電圧Vref以上の場合は、第4のスイッチ22は短絡さ
れる。
板上に構成した際の構成図であり、図3(a)は本実施
形態にかかる撮像装置を基板上に構成した際の平面図、
図3(b)は同前面図、図3(c)は同側面図である。
ドPD1〜PDnは、フォトダイオードアレイ50とし
てフォトダイオードアレイチップ52上に形成されてい
る。また、n個の信号処理回路SP1〜SPnは、信号
処理回路アレイ54としてアンプアレイチップ56上に
形成されている。また、n個の出力用スイッチSW1〜
SWn、及び、上記n個の出力用スイッチSW1〜SW
nの開放・短絡を制御するシフトレジスタ58も、アン
プアレイチップ56上に形成されている。さらに、フォ
トダイオードアレイチップ52及びアンプアレイチップ
56は、セラミック基板60上に固定されており、フォ
トダイオードアレイチップ52及びアンプアレイチップ
56は、保護カバー62によって覆われている(図3参
照)。
端部には、外部からの信号入力又は外部への信号出力を
行うためのコネクタ用パッド64及びコネクタピン66
が設けられており、セラミック基板60上に設けられた
メタル配線(図示せず)を介して信号処理回路SP1〜
SPn、出力用スイッチSW1〜SWn、シフトレジス
タ58等に接続されている(図2参照)。ここで、信号
処理回路SP1〜SPnに設けられているリセットスイ
ッチ30及びホールドスイッチ36の開放・短絡制御
は、それぞれコネクタ用パッド64及びコネクタピン6
6を介して外部から入力されたリセットパルス及びホー
ルドパルスによって行われることになる。また、出力用
スイッチSW1〜SWnの開放・短絡は、外部からシフ
トレジスタ58に入力されたスタートパルス及びクロッ
クパルスに基づいて制御され、外部への出力ラインL
outを介してビデオ出力として外部に出力されることに
なる(図2参照)。
置の作用について説明する。図4は、撮像装置10の基
本的動作を示すタイミングチャートである。
値1(以下、オンという)になると、積分回路12のリ
セットスイッチ30が短絡され、コンデンサ28に蓄積
された電荷が放電(リセット)される。その後、リセッ
トパルスが論理値0(以下、オフという)になると、コ
ンデンサ28への電荷の蓄積が開始される。
がオンになると、バッファ回路14のホールドスイッチ
36が短絡され、積分回路12のコンデンサ28に蓄積
された電荷がバッファ回路14のコンデンサ32に流出
し、保持される。
が保持された状態で、シフトレジスタ58によって出力
用スイッチSW1〜SWnが順次短絡されると、各信号
処理回路内のバッファ回路14から外部への出力ライン
Loutに出力信号が順次読み出される。
は、定期的にオンになる信号であるので、各フォトダイ
オードPD1〜PDnから出力された信号を所定の時間
間隔毎に読み出すことが可能となり、すなわち撮像対象
を撮像することができる。
説明する。撮像装置10の動作は、積分回路12からの
出力電圧が基準電圧Vrefより小さい場合と、積分回路
12からの出力電圧が基準電圧Vref以上の場合とで大
きく異なる。
基準電圧Vrefより小さい場合について考える。図5
は、積分回路12からの出力電圧が基準電圧Vrefより
小さい場合のフォトダイオードPD1、信号処理回路S
P1、出力用スイッチSW1の等価回路(制御回路24
を除く)であり、図6は積分回路12からの出力電圧が
常に基準電圧Vrefより小さい場合の、ホールドスイッ
チ36の入力端(A点、図5参照)の電位及び第1〜第
4のスイッチ16、18、20、22の開放・短絡の様
子を表すタイミングチャートである。尚、図6内の第1
〜第4のスイッチにおいてHは短絡、Lは開放を示すも
のとする。
圧Vrefより小さい場合は、第1のスイッチ16は常に
短絡、第2のスイッチ18は常に開放、第3のスイッチ
20は常に短絡、第4のスイッチ22は常に開放とな
る。従って、図5に示すようにフォトダイオードPD1
から出力された電荷はリセットパルスがオンになる毎に
常に積分回路12のコンデンサ28に蓄積され、ホール
ドパルスがオンになるとバッファ回路14のコンデンサ
32に流出して保持され、出力用SW1が短絡するタイ
ミングで外部への出力ラインLoutに読み出される。
電圧Vref以上の場合について考える。図7は、積分回
路12からの出力電圧が基準電圧Vref以上の場合のフ
ォトダイオードPD1、信号処理回路SP1、出力用ス
イッチSW1の等価回路(制御回路24を除く)であ
り、図8は積分回路12からの出力電圧が基準電圧Vre
f以上の場合の、ホールドスイッチ36の入力端(A
点、図7参照)の電位及び第1〜第4のスイッチ16、
18、20、22の開放・短絡の様子を表すタイミング
チャートである。尚、図8において、(A)は積分回路
12からの出力電圧が基準電圧Vrefより小さい期間、
(B)は積分回路12からの出力電圧が基準電圧Vref
以上の期間を示している。
力電圧が基準電圧Vref以上の場合は、第1のスイッチ
16は開放、第2のスイッチ18は短絡、第3のスイッ
チ20は開放、第4のスイッチ22は短絡となる。第1
のスイッチ16を開放し、第2のスイッチ18を短絡す
ることで、図7に示すようにフォトダイオードPD1か
ら出力された過剰な電荷を積分回路12に流入させるこ
となく、オーバフロードレーンVofdに流出させて除去
することができる。また、第3のスイッチ20を開放
し、第4のスイッチ22を短絡することで、積分回路1
2からの出力される高電圧ではなく、基準電圧Vrefを
外部への出力ラインLoutに出力することができる。
12からの出力電圧が基準電圧Vre fより小さい場合、
すなわち(A)期間は、第1のスイッチ16が短絡、第
2のスイッチ18が開放、第3のスイッチ20が短絡、
第4のスイッチ22が開放されるため、フォトダイオー
ドPD1、信号処理回路SP1、出力用スイッチSW1
は図5に示すような等価回路(制御回路24を除く)と
なり、図6を用いて説明したような動作をする。一方、
積分回路12からの出力電圧が基準電圧Vref以上の場
合、すなわち(B)期間は、第1のスイッチ16が開
放、第2のスイッチ18が短絡、第3のスイッチ20が
開放、第4のスイッチ22が短絡されるため、フォトダ
イオードPD1、信号処理回路SP1、出力用スイッチ
SW1は図7に示すような等価回路(制御回路24を除
く)となり、積分回路12からの出力電圧が基準電圧V
ref以上となっている間、A点の電位はVrefに維持され
る。この状態で、出力用SW1が短絡すると、電圧V
refが外部への出力ラインLoutに読み出される。尚、こ
の状態でリセットパルスがオンになると、積分回路12
のコンデンサ28が放電され、積分回路12からの出力
電圧が低下するため、第1のスイッチ16が短絡、第2
のスイッチ18が開放、第3のスイッチ20が短絡、第
4のスイッチ22が開放の状態、すなわち図5に示す等
価回路の状態に戻る。
置の効果について説明する。撮像装置10は、積分回路
12からの出力電圧が基準電圧Vref以上の場合に制御
回路24が、第1のスイッチ16を開放、第2のスイッ
チ18を短絡、第3のスイッチ20を開放、第4のスイ
ッチ22を短絡させる。積分回路12からの出力電圧が
基準電圧Vref以上の場合に第1のスイッチ16を開
放、第2のスイッチ18を短絡することで、フォトダイ
オードPD1から出力された過剰な電荷を積分回路12
に流入させることなく、オーバフロードレーンVofdに
流出させて除去することができる。従って、積分回路1
2内のオペアンプ26のオフセット電圧の変動を防止で
き、当該オフセット電圧の変動に起因するバイアス電圧
の変動を有効に防止することができる。その結果、バイ
アス電圧の変動に伴う、他のフォトダイオードの出力信
号の変動が除去され、誤動作を少なくし、動作を安定さ
せることが可能となる。
電圧Vref以上の場合に第3のスイッチ20を開放、第
4のスイッチ22を短絡することで、積分回路12から
の出力される高電圧ではなく、基準電圧Vrefを外部へ
の出力ラインLoutに出力することができる。従って、
極端に強度の大きい信号が外部に出力されることが防止
され、外部への出力信号を安定させることが可能とな
る。
フォトダイオードを用いた場合について、撮像装置10
の具体的な動作を詳述した。しかしながら、撮像装置1
0は、受光素子としてN型フォトダイオードを用いても
実現可能である。撮像装置10にN型フォトダイオード
を用いた場合は、積分回路12の出力極性が逆になり、
これに続くコンパレータ38の動作も関係が逆転する。
出力電圧が基準電圧以上の場合に、制御回路部が第1の
スイッチを開放することで、受光素子から出力された過
剰な電荷が積分回路部に流入することを防止する。従っ
て、積分回路部を構成するオペアンプのオフセット電圧
の変動、さらにはバイアス電圧の変動を有効に防止で
き、誤動作を少なくし、動作を安定させることが可能と
なる。
圧以上の場合に、制御回路部が第2のスイッチを短絡す
ることで、受光素子から出力された過剰な電荷をオーバ
フロードレーンに流出させて除去することができる。
電圧以上の場合に、第3のスイッチを開放し、第4のス
イッチを短絡することで、積分回路部から出力される高
電圧ではなく、一定の基準電圧を外部への出力ラインに
出力することができる。従って、極端に強度の大きい信
号が外部に出力されることが防止され、外部への出力信
号を安定させることが可能となる。
である。
る。
面図、側面図である。
タイミングチャートである。
である。
タイミングチャートである。
である。
タイミングチャートである。
路、16…第1のスイッチ、18…第2のスイッチ、2
0…第3のスイッチ、22…第4のスイッチ、24…制
御回路、50…フォトダイオードアレイ、52…フォト
ダイオードアレイチップ、54…信号処理回路アレイ、
56…アンプアレイチップ、58…シフトレジスタ、6
0…セラミック基板、62…保護カバー、64…コネク
タ用パッド、66…コネクタピン、PD1〜PDn…フ
ォトダイオード、SP1〜SPn…信号処理回路、SW
1〜SWn…出力用スイッチ
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の受光素子と、 前記各受光素子毎に設けられ、該受光素子から出力され
た電荷を蓄積して、該蓄積された電荷の量に応じた電圧
信号を出力するリセット可能な積分回路部と、 前記各積分回路部の出力側に設けられ、前記積分回路部
と外部への出力ラインとを接続する出力用スイッチと、
を有する撮像装置において、 前記受光素子と前記積分回路部との間に直列に挿入され
た第1のスイッチと、 前記積分回路部からの出力電圧の絶対値が所定の基準電
圧より小さい場合は前記第1のスイッチを短絡し、前記
積分回路部からの出力電圧の絶対値が前記所定の基準電
圧以上の場合は前記第1のスイッチを開放する制御回路
部と、を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項2】 前記受光素子と前記受光素子から出力さ
れた電荷を取り除くためのオーバフロードレーンとを接
続する第2のスイッチをさらに備え、 前記制御回路部は、前記積分回路部からの出力電圧の絶
対値が前記所定の基準電圧より小さい場合は前記第2の
スイッチを開放し、前記積分回路部からの出力電圧の絶
対値が前記所定の基準電圧以上の場合は前記第2のスイ
ッチを短絡する、ことを特徴とする請求項1に記載の撮
像装置。 - 【請求項3】前記積分回路部と前記出力用スイッチとの
間に直列に挿入された第3のスイッチと、 前記出力用スイッチと前記所定の基準電圧を供給する供
給源とを接続する第4のスイッチと、をさらに備え、 前記制御回路部は、前記積分回路部からの出力電圧の絶
対値が前記所定の基準電圧より小さい場合は前記第3の
スイッチを短絡するとともに前記第4のスイッチを開放
し、前記積分回路部からの出力電圧の絶対値が前記所定
の基準電圧以上の場合は前記第3のスイッチを開放する
とともに前記第4のスイッチを短絡する、ことを特徴と
する請求項1または2に記載の撮像装置。
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JP04799698A JP3899176B2 (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 撮像装置 |
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JP2007158702A (ja) * | 2005-12-05 | 2007-06-21 | Honda Motor Co Ltd | 光センサ回路 |
JP2007158711A (ja) * | 2005-12-05 | 2007-06-21 | Honda Motor Co Ltd | 光センサ回路 |
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1998
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JP2007158702A (ja) * | 2005-12-05 | 2007-06-21 | Honda Motor Co Ltd | 光センサ回路 |
JP2007158711A (ja) * | 2005-12-05 | 2007-06-21 | Honda Motor Co Ltd | 光センサ回路 |
JP4648830B2 (ja) * | 2005-12-05 | 2011-03-09 | 本田技研工業株式会社 | 光センサ回路 |
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