JPH11252078A - ループ状態検出装置 - Google Patents

ループ状態検出装置

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JPH11252078A
JPH11252078A JP5034098A JP5034098A JPH11252078A JP H11252078 A JPH11252078 A JP H11252078A JP 5034098 A JP5034098 A JP 5034098A JP 5034098 A JP5034098 A JP 5034098A JP H11252078 A JPH11252078 A JP H11252078A
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章次 大吉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレームリレー方式の通信システムにおける
ループ状態検出装置に関し、双方向のPVC状態確認手
順におけるリンク完全性確認において、ループ状態を確
実に検出できることを課題とする。 【解決手段】 状態照会メッセージ送信手段1aが、状
態照会メッセージを伝送する信号の所定位置に第1の識
別符号を搭載して送信する。それを受信した状態応答メ
ッセージ返送手段2aが、この状態照会メッセージを基
にして状態応答メッセージを作成すると共に、所定位置
に第2の識別符号を搭載し、この状態応答メッセージを
第1のノード1に返送する。第1のノード1と第2のノ
ード2との間の回線にループが発生した場合、判断手段
1bが、状態照会メッセージを受信したときに、所定位
置に搭載されている符号を調べ、第1の識別符号が搭載
されていれば、ループが発生していると判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ループ状態検出装
置に関し、特に、状態照会メッセージを相手ノードに送
信し、また相手ノードから状態照会メッセージを受信し
たときに状態応答メッセージを返送することにより相手
ノードとの間の通信状態の正常確認を行う通信システム
におけるループ状態検出装置に関する。
【0002】特に本発明は、フレームリレー方式の通信
システムに適用され、ITU−T(International Telec
ommunication Union-Telecommunication Sector)勧告
X.76に示されたPVC(Permanent Virtual Circui
t)状態確認手順を利用してノード間のループ状態を検出
しようとするものである。
【0003】
【従来の技術】従来、フレームリレーは、LAN間通信
に求められる高速及び低遅延の通信を実現する通信方式
として知られ、現在では既に多数の公衆フレームリレー
網ならびに私設フレームリレー網が存在する。なお、こ
れらのフレームリレー網で使用されるプロトコル(NN
I; Network-Network Interface )としては、ITU−
T勧告X.76が標準化されている。
【0004】ITU−T勧告X.76では、PVC状態
確認手順として双方向手順(1つのノードが状態照会及
び状態応答の両方を行う方式)が定義されており、フレ
ームリレー網において中継回線に障害(送信線のみ故
障、あるいは受信線のみ故障を含む)が発生した場合
は、リンク完全性確認によってエラーが検出されるよう
になっている。
【0005】以下に、ITU−T勧告X.76で規定さ
れるPVC状態確認手順のリンク完全性確認の概要を説
明する。PVC状態確認手順では、リンク完全性の確認
及びPVC状態の通知のために、周期ポーリングを使用
する。双方向のPVC状態確認手順では、以下に示すポ
ーリング開始手順とポーリング応答手順とが、各ノード
で実行される。
【0006】図15は、ポーリング開始手順とポーリン
グ応答手順とを示す図である。図15では、ノードとし
てSTE(Signalling Terminal Equipment) を想定し、
STEaとSTEbとの間で、状態照会のためのSE(S
tatus Enquiry)メッセージ及び当該メッセージに対する
状態応答であるST(Status)メッセージが伝送される。
【0007】ポーリング開始手順では、周期的にSEメ
ッセージを生成し、相手STEに送信し、また、相手S
TEから、SEメッセージに対する応答として受信した
STメッセージを受信して受信処理を行う。なお、SE
メッセージは、例えば10秒ごとに生成されるが、その
うちで6回に1回は、レポート種別がフルステータスの
SE−Fメッセージが生成される。
【0008】ポーリング応答手順では、SEメッセージ
を受信したときに、それに対する応答としてSTメッセ
ージを生成して、SEメッセージを送信してきたSTE
に対して送信する。SE−Fメッセージに対しては、レ
ポート種別がフルステータスのST−Fメッセージを送
信する。STEに状態変化があったときには、SEメッ
セージに対してもST−Fメッセージを送信してもよ
い。
【0009】なお以下の説明では、基本的にSEメッセ
ージ及びSTメッセージを用いて説明を行い、SE−F
メッセージ及びST−Fメッセージに特有の動作がある
場合だけ別に説明を行うようにする。
【0010】こうしたメッセージを使用してリンク完全
性確認を行うが、そのために、先ず、各STEに2つの
格納部PI,PRをそれぞれ設ける。格納部PI,PR
の各々にはシーケンス番号V(S)及びシーケンス番号
V(R)を格納するように構成する。また、SEメッセ
ージ及びSTメッセージにも、各々2つのシーケンス番
号N(S)及びシーケンス番号N(R)を搭載する部分
を設けるように構成する。
【0011】格納部PIのシーケンス番号V(S)は、
自STEがSEメッセージを送信したときに、SEメッ
セージに搭載されていたシーケンス番号N(S)がコピ
ーされる。同様に、格納部PRのシーケンス番号V
(S)も、自STEがSTメッセージを送信したとき
に、STメッセージに搭載されていたシーケンス番号N
(S)がコピーされる。
【0012】格納部PIのシーケンス番号V(R)は、
自STEがSTメッセージを受信したときに、STメッ
セージに搭載されていたシーケンス番号N(S)がコピ
ーされる。更に、格納部PIのシーケンス番号V(R)
は、自STEがSEメッセージを次に送信するときに、
SEメッセージに搭載されるシーケンス番号N(R)と
して使用される。同様に、格納部PRのシーケンス番号
V(R)は、自STEがSEメッセージを受信したとき
に、SEメッセージに搭載されていたシーケンス番号N
(S)がコピーされる。更に、格納部PRのシーケンス
番号V(R)は、自STEがSTメッセージを次に送信
するときに、STメッセージに搭載されるシーケンス番
号N(R)として使用される。
【0013】次に、図15に示す具体的な例に沿って説
明する。先ず、STEbの格納部PIのシーケンス番号
V(S),V(R)が数値a,bにそれぞれ設定され、
STEbの格納部PRのシーケンス番号V(S),V
(R)が数値x,yにそれぞれ設定されているとする。
これに伴い、STEaの格納部PIのシーケンス番号V
(S),V(R)が数値y,xにそれぞれ設定され、S
TEaの格納部PRのシーケンス番号V(S),V
(R)が数値b,aにそれぞれ設定される。
【0014】ここで、STEbにポーリングのタイミン
グが到来して、SEメッセージをSTEaへ送信する場
合、STEbの格納部PIのシーケンス番号V(S)=
aを読み出して、それに値1を加算した値(a+1)
を、SEメッセージのシーケンス番号N(S)として設
定する。また、SEメッセージのシーケンス番号N
(R)として、格納部PIのシーケンス番号V(R)=
bを読み出して設定する。こうしてシーケンス番号N
(S),N(R)が設定されたSEメッセージが、ST
Eaへ送信されると共に、STEbの格納部PIのシー
ケンス番号V(S)には、SEメッセージに設定された
シーケンス番号N(S)=(a+1)がコピーされる。
【0015】SEメッセージを受信したSTEaは、S
Eメッセージに搭載されているシーケンス番号N(R)
の値と、格納部PRのシーケンス番号V(S)の値とを
比較する。この場合、両方とも値bであるが、こうした
同一の場合、STEaは、STEaとSTEbとの間の
回線に異常がないと判断する。異常がない場合、SEメ
ッセージに搭載されているシーケンス番号N(S)の値
(a+1)を、格納部PRのシーケンス番号V(R)と
して設定する。そして、STEaの格納部PRのシーケ
ンス番号V(S)=bを読み出して、それに値1を加算
した値(b+1)を、STメッセージのシーケンス番号
N(S)として設定する。また、STメッセージのシー
ケンス番号N(R)として、格納部PRのシーケンス番
号V(R)=a+1を読み出して設定する。こうしてシ
ーケンス番号N(S),N(R)が設定されたSTメッ
セージが、STEbへ送信されると共に、STEaの格
納部PRのシーケンス番号V(S)には、STメッセー
ジに設定されたシーケンス番号N(S)がコピーされ
る。
【0016】なお、STEaにおいて、受信したSEメ
ッセージに搭載されているシーケンス番号N(R)の値
と、格納部PRのシーケンス番号V(S)の値とが異な
る場合、STEaとSTEbとの間の回線に異常がある
と判断する。この場合、格納部PRのシーケンス番号V
(S)の値は前の値を保持し、格納部PRのシーケンス
番号V(R)には、SEメッセージに搭載されているシ
ーケンス番号N(S)の値を設定する。更に、STEa
の格納部PRのシーケンス番号V(S)を読み出して、
それに値1を加算した値を、STメッセージのシーケン
ス番号N(S)として設定する。また、STメッセージ
のシーケンス番号N(R)として、格納部PRのシーケ
ンス番号V(R)を読み出して設定する。こうしてシー
ケンス番号N(S),N(R)が設定されたSTメッセ
ージが、STEbへ送信されると共に、STEaの格納
部PRのシーケンス番号V(S)には、STメッセージ
に設定されたシーケンス番号N(S)がコピーされる。
【0017】STメッセージを受信したSTEbは、S
Tメッセージに搭載されているシーケンス番号N(R)
の値と、格納部PIのシーケンス番号V(S)の値とを
比較する。この場合、両方とも値(a+1)であるが、
こうした同一の場合、STEbは、STEaとSTEb
との間の回線に異常がないと判断する。異常がない場
合、STメッセージに搭載されているシーケンス番号N
(S)の値(b+1)を、格納部PIのシーケンス番号
V(R)として設定する。
【0018】なお、STEbにおいて、受信したSTメ
ッセージに搭載されているシーケンス番号N(R)の値
と、格納部PIのシーケンス番号V(S)の値とが異な
る場合、STEaとSTEbとの間の回線に異常がある
と判断する。この場合、STメッセージを廃棄し、格納
部PIのシーケンス番号V(S),V(R)の各値は廃
棄したSTメッセージの前の値を保持し、次のSEメッ
セージの送信のためのSTEbに対するポーリングタイ
ミングの到来を待つ。
【0019】ここで、今度はSTEaにポーリングのタ
イミングが到来して、SEメッセージをSTEbへ送信
する場合、STEaの格納部PIのシーケンス番号V
(S)=yを読み出して、それに値1を加算した値(y
+1)を、SEメッセージのシーケンス番号N(S)と
して設定する。また、SEメッセージのシーケンス番号
N(R)として、格納部PIのシーケンス番号V(R)
=xを読み出して設定する。こうしてシーケンス番号N
(S),N(R)が設定されたSEメッセージが、ST
Ebへ送信されると共に、STEaの格納部PIのシー
ケンス番号V(S)には、SEメッセージに設定された
シーケンス番号N(S)=(y+1)がコピーされる。
【0020】SEメッセージを受信したSTEbは、S
Eメッセージに搭載されているシーケンス番号N(R)
の値と、格納部PRのシーケンス番号V(S)の値とを
比較する。この場合、両方とも値xであるが、こうした
同一の場合、STEbは、STEaとSTEbとの間の
回線に異常がないと判断する。異常がない場合、SEメ
ッセージに搭載されているシーケンス番号N(S)の値
(y+1)を、格納部PRのシーケンス番号V(R)と
して設定する。そして、STEbの格納部PRのシーケ
ンス番号V(S)=xを読み出して、それに値1を加算
した値(x+1)を、STメッセージのシーケンス番号
N(S)として設定する。また、STメッセージのシー
ケンス番号N(R)として、格納部PRのシーケンス番
号V(R)=y+1を読み出して設定する。こうしてシ
ーケンス番号N(S),N(R)が設定されたSTメッ
セージが、STEaへ送信されると共に、STEbの格
納部PRのシーケンス番号V(S)には、STメッセー
ジに設定されたシーケンス番号N(S)がコピーされ
る。
【0021】STメッセージを受信したSTEaは、S
Tメッセージに搭載されているシーケンス番号N(R)
の値と、格納部PIのシーケンス番号V(S)の値とを
比較する。この場合、両方とも値(y+1)であるが、
こうした同一の場合、STEaは、STEaとSTEb
との間の回線に異常がないと判断する。異常がない場
合、STメッセージに搭載されているシーケンス番号N
(S)の値(x+1)を、格納部PIのシーケンス番号
V(R)として設定する。
【0022】ところで、STEaとSTEbとの間の回
線に異常があると判断された場合でも、例えば、連続4
回のリンク完全性の確認において、そうした異常判断が
3回あったときに初めて異常と最終的に判定するように
して、誤判断を回避するようにしている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかし、STEaとS
TEbとの間の回線に作業ミス等によりループが構成さ
れた場合に、異常と判定されねばならないにも拘わら
ず、異常と最終的に判定されないという問題がある。こ
れを、図16を参照して説明する。
【0024】図16は、STEaとSTEbとの間の回
線にループが構成された場合のリンク完全性の確認のシ
ーケンスを示す図である。図16において、STEaと
STEbとは、ITU−T勧告X.76に従ってNNI
によって接続されており、STEbとDTE(Data Term
inal Equipment) bとは、ITU−T勧告X.36に従
ってUNI(User Network Interface)により接続されて
いるものとする。
【0025】STEaとSTEbとの間の回線におい
て、ループが形成されると、例えばSTEbがSTEa
に向けて送信したSEメッセージ[N(S)=a+2,
N(R)=b+1]がそのまま折りかえって(図16の
R1)、STEbは、STEaから送信されたSEメッ
セージとして受信することになる。STEbでは、SE
メッセージの受信時に、ポーリング応答手順が起動され
るが、SEメッセージに搭載されているシーケンス番号
N(R)の値(b+1)と、格納部PRのシーケンス番
号V(S)の値(x+1)とが異なるので、ポーリング
応答手順における異常の第1回目の検出としてカウント
する。この場合、SEメッセージのシーケンス番号N
(S)=a+2を、STEbの格納部PRのシーケンス
番号V(R)として設定する。また、格納部PRのシー
ケンス番号V(S)=x+1に数値1を加算して得た値
(x+2)を、STメッセージのシーケンス番号N
(S)に設定し、格納部PRのシーケンス番号V(R)
=a+2を、STメッセージのシーケンス番号N(R)
に設定して、このSTメッセージをSTEaに向けて送
信する(図16のR2)。
【0026】しかし、このSTメッセージも、ループに
よってそのまま折りかえってSTEbに届き(図16の
R3)、STEbは、STEaから送信されたSTメッ
セージとして受信することになり、ポーリング開始手順
が起動される。STEbは、STメッセージに搭載され
ているシーケンス番号N(R)の値と、格納部PIのシ
ーケンス番号V(S)の値とを比較する。この場合、両
方とも値(a+2)となってしまい、本来ならばポーリ
ング開始手順における第1回目の異常検出となるべきに
も拘わらず、STEbは、STEaとSTEbとの間の
回線に異常がないと判断する。図16中の白丸は、異常
がないと判断した場合を示し、黒丸は、異常があると判
断した場合を示す。
【0027】この後STEbにおいて、SEメッセージ
の次の送信契機になると、ポーリング開始手順におい
て、SEメッセージ[N(S)=a+3,N(R)=x
+2]がSTEaに向けて送信される。ループが形成さ
れていれば、このSEメッセージはそのまま折り返され
(図16のR4)、STEbは、STEaから送られた
SEメッセージとして受信する。
【0028】STEbでは、SEメッセージの受信時、
ポーリング応答手順が起動され、SEメッセージに搭載
されているシーケンス番号N(R)の値と、格納部PR
のシーケンス番号V(S)の値とを比較する。この場
合、両方とも値(x+2)となってしまい、本来ならば
ポーリング応答手順における第2回目の異常検出となる
べきにも拘わらず、STEbは、STEaとSTEbと
の間の回線に異常がないと判断する。
【0029】その後STEbは、SEメッセージのシー
ケンス番号N(S)=a+3を、STEbの格納部PR
のシーケンス番号V(R)として設定する。また、格納
部PRのシーケンス番号V(S)=x+2に数値1を加
算して得た値(x+3)を、STメッセージのシーケン
ス番号N(S)に設定し、格納部PRのシーケンス番号
V(R)=a+3を、STメッセージのシーケンス番号
N(R)に設定して、このSTメッセージをSTEaに
向けて送信する(図16のR5)。
【0030】このSTメッセージも、ループによってそ
のまま折りかえってSTEbに届き(図16のR6)、
STEbは、STEaから送信されたSTメッセージと
して受信することになり、ポーリング開始手順が起動さ
れる。STEbは、STメッセージに搭載されているシ
ーケンス番号N(R)の値と、格納部PIのシーケンス
番号V(S)の値とを比較する。この場合、両方とも値
(a+3)となってしまい、本来ならばポーリング開始
手順における第2回目の異常検出となるべきにも拘わら
ず、STEbは、STEaとSTEbとの間の回線に異
常がないと判断する。
【0031】以降同様にポーリング応答手順、ポーリン
グ開始手順において、回線異常は検出できない。すなわ
ち、回線にループが発生した直後にSTEbから送信さ
れたSEメッセージに基づき、STEbが、ポーリング
応答手順において回線異常を検出するが、それ以降は、
回線にループが発生していても、回線に異常がないと判
断されてしまう。従って、ポーリング開始手順またはポ
ーリング応答手順のいずれかにおいて連続4回のリンク
完全性の確認において、異常検出が3回あったときに初
めて異常と最終的に判定する方法では、回線ループの発
生を検出することができない。
【0032】このように、STEaとSTEbとの間に
ループ発生があっても検出がされないため、ユーザフレ
ームがDTEbからSTEbに送られてくることを阻止
することができず、通信障害が発生してしまう(図16
のR7)。
【0033】上記の問題は、フレームリレーNNIだけ
でなく、フレームリレーUNIでPVC状態確認手順と
して双方向手順を用いている場合も同様である。本発明
はこのような点に鑑みてなされたものであり、双方向の
PVC状態確認手順におけるリンク完全性確認におい
て、ループ状態を確実に検出できるようにしたループ状
態検出装置を提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために、図1に示すように、第1のノード1に設
けられ、状態照会メッセージを伝送する信号の所定位置
に第1の識別符号を搭載して第2のノード2に送信する
状態照会メッセージ送信手段1aと、第2のノード2に
設けられ、状態照会メッセージを受信したときに、この
受信した状態照会メッセージを基にして状態応答メッセ
ージを作成すると共に、第1の識別符号が搭載されてい
た所定位置に、第1の識別符号に代わって第2の識別符
号を搭載し、この状態応答メッセージを第1のノード1
に返送する状態応答メッセージ返送手段2aと、第1の
ノード1に設けられ、状態照会メッセージを受信したと
きに、この受信した状態照会メッセージを伝送してきた
信号の所定位置に搭載されている符号を調べ、第1の識
別符号が搭載されていれば、第2のノード2と自ノード
1との間の通信状態に異常が発生していると判断する判
断手段1bとを有することを特徴とするループ状態検出
装置が提供される。
【0035】以上のような構成において、ループが発生
していない正常な状態では、第1のノード1に設けられ
た状態照会メッセージ送信手段1aが、状態照会メッセ
ージを伝送する信号の所定位置に第1の識別符号を搭載
して第2のノード2に送信する。そして、この状態照会
メッセージを受信した第2のノード2の状態応答メッセ
ージ返送手段2aが、この受信した状態照会メッセージ
を基にして状態応答メッセージを作成すると共に、第1
の識別符号が搭載されていた所定位置に、第1の識別符
号に代わって第2の識別符号を搭載し、この状態応答メ
ッセージを第1のノード1に返送する。
【0036】なお、双方向のPVC状態確認手順である
ため、第1のノード1と第2のノード2とは同一の構成
を持つ。即ち、第2のノード2にも、第1のノードの状
態照会メッセージ送信手段1aに相当する手段があり、
これを、図1では第2ノード側状態照会メッセージ送信
手段2bとする。第2ノード側状態照会メッセージ送信
手段2bからも、第1のノードの状態照会メッセージ送
信手段1aとは独立したポーリングタイミングにより状
態照会メッセージが第1のノード1へ送信される。
【0037】次に、第1のノード1と第2のノード2と
の間の回線にループが発生したとする。この場合、第1
のノード1の状態照会メッセージ送信手段1aから第2
のノード2に向けて送信された状態照会メッセージは、
そのまま第1のノード1へ戻ってしまう。こうしたルー
プによって戻ってきた状態照会メッセージを、第2ノー
ド側状態照会メッセージ送信手段2bから送信された状
態照会メッセージと区別するために、第1のノード1に
設けられた判断手段1bが、状態照会メッセージを受信
したときに、この受信した状態照会メッセージを伝送し
てきた信号の所定位置に搭載されている符号を調べる。
所定位置に第1の識別符号が搭載されていれば、受信し
た状態照会メッセージが、自ノード1から送信され、ル
ープによって戻ってきた状態照会メッセージであること
が分かり、従って、第2のノード2と自ノード1との間
の通信状態に異常が発生していると判断できる。一方、
所定位置に第2の識別符号が搭載されていれば、受信し
た状態照会メッセージが、第2のノード2から送信され
た状態照会メッセージであることが分かり、従って、第
2のノード2と自ノード1との間の通信状態は正常であ
ると判断できる。
【0038】かくして、双方向のPVC状態確認手順に
おけるリンク完全性確認において、ループ状態を確実に
検出できることになる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。まず、第1の実施の形態の原理
構成を、図1を参照して説明する。第1の実施の形態
は、第1のノード1に設けられ、状態照会メッセージを
伝送する信号の所定位置に第1の識別符号を搭載して第
2のノード2に送信する状態照会メッセージ送信手段1
aと、第2のノード2に設けられ、状態照会メッセージ
を受信したときに、この受信した状態照会メッセージを
基にして状態応答メッセージを作成すると共に、第1の
識別符号が搭載されていた所定位置に、第1の識別符号
に代わって第2の識別符号を搭載し、この状態応答メッ
セージを第1のノード1に返送する状態応答メッセージ
返送手段2aと、第1のノード1に設けられ、状態照会
メッセージを受信したときに、この受信した状態照会メ
ッセージを伝送してきた信号の所定位置に搭載されてい
る符号を調べ、第1の識別符号が搭載されていれば、第
2のノード2と自ノード1との間の通信状態に異常が発
生していると判断する判断手段1bとから構成される。
【0040】以上のような構成において、ループが発生
していない正常な状態では、第1のノード1に設けられ
た状態照会メッセージ送信手段1aが、状態照会メッセ
ージを伝送する信号の所定位置に第1の識別符号を搭載
して第2のノード2に送信する。そして、この状態照会
メッセージを受信した第2のノード2の状態応答メッセ
ージ返送手段2aが、この受信した状態照会メッセージ
を基にして状態応答メッセージを作成すると共に、第1
の識別符号が搭載されていた所定位置に、第1の識別符
号に代わって第2の識別符号を搭載し、この状態応答メ
ッセージを第1のノード1に返送する。
【0041】なお、双方向のPVC状態確認手順である
ため、第1のノード1と第2のノード2とは同一の構成
を持つ。即ち、第2のノード2にも、第1のノードの状
態照会メッセージ送信手段1aに相当する手段があり、
これを、図1では第2ノード側状態照会メッセージ送信
手段2bとする。第2ノード側状態照会メッセージ送信
手段2bからも、第1のノードの状態照会メッセージ送
信手段1aとは独立したポーリングタイミングにより状
態照会メッセージが第1のノード1へ送信される。
【0042】次に、第1のノード1と第2のノード2と
の間の回線にループが発生したとする。この場合、第1
のノード1の状態照会メッセージ送信手段1aから第2
のノード2に向けて送信された状態照会メッセージは、
そのまま第1のノード1へ戻ってしまう。こうしたルー
プによって戻ってきた状態照会メッセージを、第2ノー
ド側状態照会メッセージ送信手段2bから送信された状
態照会メッセージと区別するために、第1のノード1に
設けられた判断手段1bが、状態照会メッセージを受信
したときに、この受信した状態照会メッセージを伝送し
てきた信号の所定位置に搭載されている符号を調べる。
所定位置に第1の識別符号が搭載されていれば、受信し
た状態照会メッセージが、自ノード1から送信され、ル
ープによって戻ってきた状態照会メッセージであること
が分かり、従って、第2のノード2と自ノード1との間
の通信状態に異常が発生していると判断できる。一方、
所定位置に第2の識別符号が搭載されていれば、受信し
た状態照会メッセージが、第2のノード2から送信され
た状態照会メッセージであることが分かり、従って、第
2のノード2と自ノード1との間の通信状態は正常であ
ると判断できる。
【0043】かくして、双方向のPVC状態確認手順に
おけるリンク完全性確認において、ループ状態を確実に
検出できることになる。次に、第1の実施の形態を詳し
く説明する。
【0044】図2は、本発明のループ状態検出装置が含
まれるフレームリレー交換機の構成を示すブロック図で
ある。このフレームリレー交換機では、フレームリレー
UNI/NNIで双方向のPVC状態確認手順を採用し
ているものとする。図2では、フレームリレー交換機の
中で、本発明に関連する部分だけを図示する。
【0045】即ち、フレームリレー交換処理部10が、
CPU (Central Processing Unit),ROM (Read Onl
y Memory) ,RAM (Random Access Memory) ,入出力
装置等からなるデータ処理装置で構成され、このデータ
処理装置が実現する機能として、フレーム受信処理部1
1、フレーム送信処理部12、ポーリング応答手順処理
部13、フォーマットチェック処理部14、ループ状態
チェック処理部15、警報メッセージ出力処理部16が
ある。また、このデータ処理装置内に、PVC状態確認
手順管理テーブル17、ループ状態管理テーブル18、
ループ状態許容有無情報管理テーブル19が設けられ
る。
【0046】各処理部についての説明の前に、フレーム
リレー交換処理部10が送受信するフレームのフォーマ
ット及び各テーブルについて説明する。図3は、フレー
ムリレー交換処理部10が送受信するフレームのフォー
マットを示す図である。このフレームフォーマットは、
ITU−T勧告Q.922によって規定されており、図
3ではそのヘッダ部であるDLコアだけを図示してい
る。
【0047】このフレームがPVC状態確認手順用メッ
セージの伝送用に使用されるときには、DLCI,FE
CN,BECN,DEの各フィールドには値0がそれぞ
れ設定される。PVC状態確認手順用メッセージとして
は、状態照会のためのSE(Status Enquiry)メッセージ
と、当該メッセージに対する状態応答であるST(STatu
s)メッセージとがある。
【0048】また、C/R(Command/Response)フィール
ドは、PVC状態確認手順用メッセージの伝送時には、
PVC状態確認手順用メッセージの送信元を明示するた
めに使用される。即ち、PVC状態確認手順用メッセー
ジが2つのSTEの間で送受信されるときに、それらの
STEのうちの一方がPVC状態確認手順用メッセージ
を送信するときに、C/Rフィールドに値0を記載し、
2つのSTEのうちの他方がPVC状態確認手順用メッ
セージを送信するときに、C/Rフィールドに値1を記
載するようにする。
【0049】なお、図3には示していないが、PVC状
態確認手順用メッセージを伝送するフレームの情報フィ
ールドには、シーケンス番号N(S),N(R)が搭載
される。
【0050】図4は、PVC状態確認手順管理テーブル
17の構成を示す図である。このテーブルは、回線番号
毎に動作モード欄とC/Rビット設定値欄とを持ち、動
作モード欄には、対応する回線におけるPVC状態確認
手順の動作モードが記載される。動作モードとしては、
双方向モード、DTEモード、DCEモードの3つがあ
る。双方向モードは、ポーリング開始手順及びポーリン
グ応答手順の両方を実行するモードであり、DTEモー
ドはポーリング開始手順だけを実行するモードであり、
DCEモードはポーリング応答手順だけを実行するモー
ドである。
【0051】C/Rビット設定値欄には、自STEがP
VC状態確認手順用メッセージを送信する際に、このメ
ッセージを搭載するフレーム内のC/Rフィールドに設
定される値が記載される。この欄は、動作モード欄に双
方向モードが設定されている時にのみ有効となる。例え
ば後述の図13のSTEbでは、STEaに対応する回
線におけるPVC状態確認手順の動作モードが双方向モ
ードであり、C/Rビット設定値欄は1に設定されてい
る。
【0052】図5は、ループ状態管理テーブル18の構
成を示す図である。このテーブルは、回線番号毎にルー
プ状態検出状況欄を持ち、対応する回線においてループ
が検出されている状態か否かの記載が行われる。
【0053】図6は、ループ状態許容有無情報管理テー
ブル19の構成を示す図である。このテーブルは、回線
番号に加え、更にDLCI(Data Link Connection Iden
tifier) 番号毎にループ状態許容有無表示欄を持ち、対
応する回線においてループ状態が検出されているときで
も、対応のDLCI番号のリンクにフレームを送信して
よいか否かの記載が行われる。詳しくは後述するが、こ
のテーブルは疎通試験において効果を発揮する。
【0054】次に、フレーム受信処理部11、フレーム
送信処理部12、ポーリング応答手順処理部13、フォ
ーマットチェック処理部14、ループ状態チェック処理
部15、警報メッセージ出力処理部16の各処理内容
を、図7〜図12を参照して説明する。
【0055】図7は、フレーム受信処理部11の処理手
順を示すフローチャートである。以下、図7中のステッ
プ番号(S)を適宜引用して説明する。フレーム受信処
理部11は、回線からフレームを受信した際に、受信フ
レーム内のDLCIフィールドに記載されている番号を
取り出し(S1)、当該番号が0であれば、受信フレー
ムがPVC状態確認手順関連メッセージのフレームであ
ると判断する(S2)。そしてフレーム受信処理部11
は、PVC状態確認手順関連メッセージのフレームだけ
を、当該フレームが受信された回線の番号と共にフォー
マットチェック処理部14へ渡し、フォーマットチェッ
ク処理部14を起動する(S3)。フォーマットチェッ
ク処理部14によるその後の処理によって復帰情報がチ
ェックNGと設定された場合は、フレーム受信処理部1
1は受信フレームを廃棄し(S4,S5)、復帰情報が
チェックNGと設定されなかった場合は、受信フレーム
に対してPVC状態確認の分析を行う(S4,S6)。
なおステップS2において、DLCI番号が0以外の数
値であれば、受信フレームがユーザフレームと判断して
ユーザフレーム受信処理を行う(S7)。
【0056】図8は、フォーマットチェック処理部14
の処理手順を示すフローチャートである。以下、図8中
のステップ番号(S)を適宜引用して説明する。フォー
マットチェック処理部14は、フレーム受信処理部11
から回線番号と受信フレームとを受け取り、これらをル
ープ状態チェック処理部15へ送り、ループ状態チェッ
ク処理部15を起動する(S11)。ループ状態チェッ
ク処理部15によるその後の処理により、復帰情報がチ
ェックNGと判定された場合は、フォーマットチェック
処理部14は、フレーム受信処理部11が受信したフレ
ームに関して、復帰情報にチェックNGを設定する(S
12,S13)。復帰情報がチェックNGと判定されな
かった場合は、フォーマットチェック処理部14は、受
信フレームに対してフォーマット分析処理を行う(S1
2,S14)。
【0057】図9は、ループ状態チェック処理部15の
処理手順を示すフローチャートである。以下、図9中の
ステップ番号(S)を適宜引用して説明する。ループ状
態チェック処理部15では、状態確認手順管理テーブル
17(図4)を参照して、フォーマットチェック処理部
14から送られた回線番号に対応して設定されている動
作モードを調べる(S21)。動作モードが双方向モー
ドの場合、フォーマットチェック処理部14から送られ
た受信フレームの中にあるC/Rフィールドに記載され
ている値を取り出す(S22,S23)。一方、状態確
認手順管理テーブル17(図4)を参照して、フォーマ
ットチェック処理部14から送られた回線番号に対応し
て設定されているC/R設定値を調べる(S24)。ス
テップS23で取り出したC/Rフィールド記載値が、
ステップS24で得たC/R設定値と異なる場合には回
線に異常がないと判断し、等しい場合にはループ状態が
発生していると判断する(S25)。これを、図13を
参照して具体的に説明する。
【0058】図13は、STEa、STEb、及びDT
Ebの各ノード間においてポーリング開始手順及びポー
リング応答手順が実行されたときの特にSTEbにおけ
るシーケンスを示す図である。
【0059】先ず、STEbの格納部PIのシーケンス
番号V(S),V(R)が数値a,bにそれぞれ設定さ
れ、STEbの格納部PRのシーケンス番号V(S),
V(R)が数値x,yにそれぞれ設定されているとす
る。これに伴い、STEaの格納部PIのシーケンス番
号V(S),V(R)が数値y,xにそれぞれ設定さ
れ、STEaの格納部PRのシーケンス番号V(S),
V(R)が数値b,aにそれぞれ設定される。
【0060】ここで、図13にR11で示すように、S
TEbにポーリングのタイミングが到来して、SEメッ
セージをSTEaへ送信する場合、STEbの格納部P
Iのシーケンス番号V(S)=aを読み出して、それに
値1を加算した値(a+1)を、SEメッセージのシー
ケンス番号N(S)として設定する。また、SEメッセ
ージのシーケンス番号N(R)として、格納部PIのシ
ーケンス番号V(R)=bを読み出して設定する。更
に、こうしてシーケンス番号N(S),N(R)が設定
されたSEメッセージをフレームで伝送するに当たり、
フレームのC/Rフィールドに設定すべき値を状態確認
手順管理テーブルより求め(値1)、C/Rフィールド
に値1を設定し、このフレームをSTEaへ送信する。
【0061】なお、STEbの格納部PIのシーケンス
番号V(S)には、SEメッセージに設定されたシーケ
ンス番号N(S)=(a+1)がコピーされる。ループ
が発生していなければ、SEメッセージを受信したST
EaがSTメッセージを作成してSTEbへ返送する。
そのSTメッセージには、従来の方法によりシーケンス
番号N(S)=b+1、N(R)=a+1が設定される
と共に、新たにSTメッセージを伝送するフレームのC
/Rフィールドに値0が設定される。
【0062】STメッセージを受信したSTEbは、S
Tメッセージに搭載されているシーケンス番号N(R)
の値と、格納部PIのシーケンス番号V(S)の値とを
比較する。更に、受信したフレームのC/Rフィールド
に搭載されている値と、自STEbの状態確認手順管理
テーブル17に格納されているC/R設定値とを比較す
る。前者のシーケンス番号の比較において同一であり、
かつ、後者のC/R値の比較において異なっていれば、
STEaとSTEbとの間の回線に異常がないと判断す
る。それ以外の場合には、STEaとSTEbとの間の
回線に異常が発生していると判断する。この場合、シー
ケンス番号が両方とも値(a+1)で同一であり、C/
R値が互いに異なるので、STEbは、STEaとST
Ebとの間の回線に異常がないと判断する。異常がない
場合、STメッセージに搭載されているシーケンス番号
N(S)の値(b+1)を、格納部PIのシーケンス番
号V(R)として設定する(R11)。
【0063】一方、図13にR12で示すように、シー
ケンス番号N(S)=y+1、N(R)=xを設定した
SEメッセージが搭載されると共に、C/Rフィールド
に値0が設定されたフレームがSTEbに送られると、
STEbは、SEメッセージに搭載されているシーケン
ス番号N(R)の値と、格納部PRのシーケンス番号V
(S)の値とを比較する。更に、受信したフレームのC
/Rフィールドに搭載されている値と、自STEbの状
態確認手順管理テーブル17に格納されているC/R設
定値とを比較する。この場合も、前者のシーケンス番号
の比較において同一であり、かつ、後者のC/R値の比
較において異なっていれば、STEaとSTEbとの間
の回線に異常がないと判断する。それ以外の場合には、
STEaとSTEbとの間の回線に異常が発生している
と判断する。なお、従来は、前者のシーケンス番号の比
較において異なっていた場合、回線異常発生と判断して
もSTメッセージを作成して送信するようにしている。
しかし、本発明では、前者のシーケンス番号の比較にお
いて異なっている場合に、後者のC/R値の比較におい
て同一であった場合には、SEメッセージを破棄し、S
Tメッセージの作成及び送信を行わない。
【0064】この場合、シーケンス番号が両方とも値x
で同一であり、C/R値が互いに異なるので、STEb
は、STEaとSTEbとの間の回線に異常がないと判
断する。異常がない場合、STEbは、SEメッセージ
に搭載されているシーケンス番号N(S)の値(y+
1)を、格納部PRのシーケンス番号V(R)として設
定する。そして、STEbの格納部PRのシーケンス番
号V(S)=xを読み出して、それに値1を加算した値
(x+1)を、STメッセージのシーケンス番号N
(S)として設定する。また、STメッセージのシーケ
ンス番号N(R)として、格納部PRのシーケンス番号
V(R)=y+1を読み出して設定する。更に、こうし
てシーケンス番号N(S),N(R)が設定されたST
メッセージを伝送するフレームのC/Rフィールドに値
1を設定し、このフレームをSTEaへ送信する。な
お、STEbの格納部PRのシーケンス番号V(S)に
は、STメッセージに設定されたシーケンス番号N
(S)=x+1がコピーされる。
【0065】ここで、STEaとSTEbとの間の回線
にループが形成されたとする。この場合に、図13のR
13で示すように、例えばSTEbがSTEaに向けて
送信した、SEメッセージ[N(S)=a+2,N
(R)=b+1]、C/Rフィールド設定値=1を搭載
したフレームがそのまま折りかえって、STEbは、S
TEaから送信されたSEメッセージとして受信するこ
とになる。STEbでは、ポーリング応答手順が起動さ
れ、C/R値が同一であるので、送られたSEメッセー
ジを破棄し、STメッセージの作成や送信を行わない。
【0066】即ち、従来であれば、図16のR2のよう
にSTメッセージをSTEaに向けて送信するため、こ
のSTメッセージが図16のR3のようにそのまま戻っ
て、STEbにおいて、回線は正常な状態であると誤判
断されていたが、こうした誤判断がなくなることにな
る。なお、ここで言う回線の異常とは、回線のループ状
態を指す。
【0067】図9に戻って、ループ状態チェック処理部
15は、ループ状態管理テーブル18(図5)を参照し
て、回線番号に対応するループ状態検出状況を取り出す
(S26)。ループ状態検出状況が「ループ状態以外」
の場合は、「ループ状態以外」から「ループ状態」への
遷移と判断し、ループ状態管理テーブル18のループ状
態検出状況に「ループ状態」を設定し(S27,S2
8)、警報メッセージ出力処理部16へ、出力種別=ル
ープ状態検出ならびに回線番号を送り、警報メッセージ
出力処理部16を起動する(S29)。その後、復帰情
報をチェックNGと判定してフォーマットチェック処理
部14に通知する(S30)。
【0068】また、ステップS25において、ステップ
S23で取り出したC/Rフィールド記載値が、ステッ
プS24で得たC/R設定値と異なる場合には回線に異
常がないと判断し、ループ状態チェック処理部15は、
ループ状態管理テーブル18(図5)を参照して、回線
番号に対応するループ状態検出状況を取り出す(S3
1)。ループ状態検出状況が「ループ状態」の場合は、
「ループ状態」から「ループ状態以外」への遷移と判断
し、ループ状態管理テーブル18のループ状態検出状況
に「ループ状態以外」を設定し(S32,S33)、警
報メッセージ出力処理部16へ、出力種別=ループ状態
解除検出ならびに回線番号を送り、警報メッセージ出力
処理部16を起動する(S34)。その後、復帰情報を
チェックOKと判定してフォーマットチェック処理部1
4に通知する(S35)。
【0069】図10は、警報メッセージ出力処理部16
の処理手順を示すフローチャートである。以下、図10
中のステップ番号(S)を適宜引用して説明する。警報
メッセージ出力処理部16では、出力種別がループ状態
検出の場合はループ状態発生通知メッセージを運用者に
出力し(S41,S42)、出力種別がループ状態解除
検出の場合は、ループ状態解除通知メッセージを運用者
に出力する(S41,S43)。
【0070】図11は、フレーム送信処理部12の処理
手順を示すフローチャートである。以下、図11中のス
テップ番号(S)を適宜引用して説明する。回線へフレ
ームを送信する時、フレーム送信処理部12では、送信
するフレームのDLCI番号を取り出す(S51)。D
LCI番号が0以外、すなわち、送信フレームがPVC
状態確認手順関連メッセージ以外のユーザフレームであ
る場合には、ループ状態管理テーブル18(図5)を参
照し、送信フレームが送信されるべき回線の番号に対応
するループ状態検出状況を求める(S52,S53)。
ループ状態検出状況が「ループ状態」の場合は、さらに
ループ状態許容有無情報管理テーブル19(図6)を参
照し、送信フレームが送信されるべき回線の番号、及び
送信フレームのDLCI番号に対応するループ状態許容
有無表示を求める(S54,S55)。求めたループ状
態許容有無表示が「ループ許容」の場合、該当回線に対
してフレームを送信する(S56,S58)。求めたル
ープ状態許容有無表示が「ループ許容しない」の場合
は、送信するフレームを廃棄する(S56,S57)。
なお、ステップS52で、DLCI番号が0、すなわ
ち、送信フレームがPVC状態確認手順関連メッセージ
のフレームである場合には、該当回線に対してフレーム
を送信する(S58)。また、ステップS54で、ルー
プ状態検出状況が「ループ状態」でない場合は、送信さ
れるべき回線の番号に対応する図4のC/Rビット設定
値を求め、送信フレームのC/Rビットに、求めた値を
設定し(S52a)、該当回線に対してフレームを送信
する(S58)。
【0071】上記のステップS56,S57で示すよう
に、ループ状態許容有無表示が「ループ許容」の場合に
は、ループ検出状態であっても、ユーザフレームを送信
する。これは、疎通試験のために故意に回線をループ状
態に設定した場合にはユーザフレームを通常通りに送信
することに問題がないので、運用者がループ状態許容有
無表示を「ループ許容」に設定しており、こうした場合
には、ループ検出状態であっても運用者が指定したDL
CIに対しては、ユーザフレームを送信するようにす
る。
【0072】図12は、ポーリング応答手順処理部13
の処理手順を示すフローチャートであり、例えば図13
でSTEbがDTEbからSEまたはSE−F受信時に
起動される。以下、図12中のステップ番号(S)を適
宜引用して説明する。
【0073】ポーリング応答手順処理部13では、ST
メッセージの送信であるか、ST−Fメッセージの送信
であるかを判別し(S61)、ST−Fメッセージの送
信時には、回線に登録されている全PVCに対してステ
ップS63以下の処理が終了しているか否かを判別する
(S62)。ステップS63以下の処理が終了していな
いPVCが存在すれば、従来処理によりAビットの値を
求める(S63)。Aビットとは、UNIにおいてPV
CのDLCIリンク毎に設定されるリンクについてのア
クティブ状態を表すビット値であり、0が非アクティ
ブ、1がアクティブを表す。Aビットが0の場合、相手
PVCの回線番号及び相手DLCI番号を求め(S6
4,S65)、ループ状態管理テーブル18を参照し
て、相手回線番号に対応するループ状態検出状況を求め
る(S66)。ループ状態検出状況が「ループ状態」の
場合に、さらに、ループ状態許容有無情報管理テーブル
19を参照して、相手回線番号、相手DLCI番号に対
応するループ状態許容有無表示を求める(S67,S6
8)。求めたループ状態許容有無表示が「ループ許容」
の場合、当該PVCに関してAビット=1に設定する
(S69,S70)。その後、PVC状態情報要素の他
の編集処理を実行する(S71)。
【0074】上記ステップS69,S70に示すよう
に、ループ状態許容有無表示が「ループ許容」の場合に
は、ループ検出状態であっても、Aビット=1に設定す
る。これは、疎通試験のために故意に回線をループ状態
に設定した場合には、Aビット=0に設定することは問
題があるので、運用者がループ状態許容有無表示を「ル
ープ許容」に設定して、こうした場合には、ループ検出
状態であっても運用者が指定したDLCIに対しては、
Aビット=1に設定するようにする。
【0075】なお、ステップS64においてAビットが
1である場合、ステップS67においてループ状態検出
状況が「ループ状態」ではない場合、または、ステップ
S69においてループ状態許容有無表示が「ループ許
容」ではない場合にも、PVC状態情報要素の他の編集
処理を実行する(S71)。ステップS61においてS
Tメッセージと判別された場合、またはステップS62
において、全PVCに対してステップS63以降の処理
が完了していれば、その他の従来処理を実行してSTメ
ッセージまたはST−Fメッセージを回線に送信する
(S72)。
【0076】ところで、フォーマットチェック処理部1
4において復帰情報がチェックNGに設定された場合
(図8のステップS13)、フレーム受信処理部11が
受信フレームを破棄する(図7のステップS5)が、そ
の後、図13に示すように、STEbにおいて、SEメ
ッセージ送信後、所定時間T391(例えば10秒)の
経過の間に、STメッセージを受信していないものと見
なし、ポーリング開始手順において異常の第1回目の検
出としてカウントする。そして、所定時間T391の経
過後、次のポーリングタイミングとなる。
【0077】この場合も、図13に示すように、STE
bがSTEaに向けて、SEメッセージ[N(S)=a
+3,N(R)=b+1]、C/Rフィールド設定値=
1を搭載したフレームを送信すると、ループが解消して
いなければ、図13のR14で示すように、このフレー
ムがそのまま折りかえって戻り、STEbは、STEa
から送信されたSEメッセージとして受信することにな
る。R13の場合と同様に、STEbでは、C/R値が
同一であるので、送られたSEメッセージを破棄し、S
Tメッセージの作成や送信が行われない。
【0078】なお、SEメッセージを受信することによ
ってSTメッセージを発生したSTEは、所定時間T3
92(例えば15秒)の間、次のSEメッセージの受信
を待ち、次のSEメッセージが受信されないときには回
線にエラーが発生しているという検出方法が、ITU−
T勧告X.76に規定される。なおまた、SEメッセー
ジ送信後、所定時間T391の間に、STメッセージが
受信されないときにも回線にエラーが発生しているとい
う検出方法が、ITU−T勧告X.76に規定される。
本発明では、回線のループ状態発生時に、折り返ったS
Eを破棄し、受信しなかったものと見なすため、ポーリ
ング開始手順並びにポーリング応答手順において当該エ
ラーを検出するようにする(図13の■部分)。
【0079】上記のカウントされた異常の検出回数に基
づき、最終的な異常が判定される。即ち、ITU−T勧
告X.76によれば、ポーリング開始手順またはポーリ
ング応答手順において4回の連続したリンク完全性確認
において、3回の異常検出があれば、異常と最終的に判
定される。こうした場合、図13に示すように、DTE
bからのSE−Fメッセージの送信に対して、STEb
は、該当するDLCI番号(DLCIp)を指定し、A
ビットに0(非アクティブ)を指定してDTEbへ通知
する。これを受けたDTEbは、DLCIpへのフレー
ムの送信を停止する。
【0080】なおまた、ITU−T勧告X.76によれ
ば、PVC状態確認手順用メッセージを伝送するフレー
ムにおけるC/Rフィールドには、送信時に値0を設定
し、受信時にはC/Rフィールドの値を無視するように
規定されている。よって、現状のITU−T勧告X.7
6に従っているSTE/DTEと、本発明が適用されて
いるSTE/DTEとが双方向のPVC状態確認手順に
従って接続されている場合は、本発明が適用されている
STE/DTEが生成するPVC状態確認手順関連メッ
セージのC/Rフィールドに、送信時に値1を設定する
ようにすれば、本発明が適用されているSTE/DTE
側で、回線のループ状態が検出可能である。つまり、ネ
ットワークの全てのSTE/DTEを、本発明が適用さ
れているSTE/DTEに変える必要はなく、現状のI
TU−T勧告X.76に従っているSTE/DTEと、
本発明が適用されているSTE/DTEとを混在させて
も、双方向のPVC状態確認手順に従ったリンク完全性
の確認を行うことが可能となる。
【0081】更にまた、PVC状態確認手順においてS
TEの一方がPVC状態確認手順メッセージを送信する
ときに、C/Rフィールドに値1を設定し、他方が送信
するときには値0をC/Rフィールドに設定するように
しているが、これらの値の設定位置は、C/Rフィール
ドに限定されるものではなく、他のフィールドであって
もよい。ただし、C/Rフィールドはユーザ・ユーザ間
通信では有意なものであるが、PVC状態確認手順では
意味のないものであるので、特にこの点に着目して本実
施の形態ではC/Rフィールドを利用している。
【0082】また更に、図13に示す実施の形態では、
STEbが、ループ発生後にSEメッセージを送信する
場合を示しているが、ループ発生後にSTメッセージを
送信する場合もあり得る。その場合には、STメッセー
ジを受信したときに、この受信したSTメッセージを伝
送してきたフレームのC/Rフィードに搭載されている
値を調べ、値1が搭載されていれば、STEbとSTE
aとの間の回線に異常が発生していると判断するように
する。
【0083】次に、第2の実施の形態を説明する。第2
の実施の形態の構成は、基本的に第1の実施の形態の構
成と同じである。そのため、第2の実施の形態の説明で
は、第1の実施の形態の構成を流用し、第1の実施の形
態と異なる処理動作だけを説明するようにする。
【0084】図14は、第2の実施の形態に関しての、
STEa、STEb、及びDTEbの各ノード間におい
てポーリング開始手順及びポーリング応答手順が実行さ
れたときの特にSTEbにおけるシーケンスを示す図で
ある。
【0085】第2の実施の形態では、第1の実施の形態
のようなC/Rフィールドの利用は行わない。図14に
おいて、ループが発生していないときの処理は、図13
に示す第1の実施の形態における処理と、C/Rフィー
ルドへの値の設定を除いては同じである。
【0086】ここで、STEaとSTEbとの間の回線
にループが形成されたとする。この場合に、図14のR
21で示すように、例えばSTEbがSTEaに向けて
送信したSEメッセージ[N(S)=a+2,N(R)
=b+1]がそのまま折りかえって、STEbは、ST
Eaから送信されたSEメッセージとして受信すること
になる。STEbでは、ポーリング応答手順が起動さ
れ、STEbは、SEメッセージに搭載されているシー
ケンス番号N(R)の値(b+1)と、格納部PRのシ
ーケンス番号V(S)の値(x+1)とを比較する。更
に、受信したSEメッセージのシーケンス番号N
(S),N(R)の各値と、自STEbの格納部PIの
シーケンス番号V(S),V(R)の各値とをそれぞれ
比較する。前者のシーケンス番号の比較において同一で
あり、かつ、後者のシーケンス番号の比較において異な
っていれば、STEaとSTEbとの間の回線に異常が
ないと判断する。それ以外の場合には、STEaとST
Ebとの間の回線に異常が発生していると判断する。
【0087】図14のR21に示すケースでは、前者の
シーケンス番号の比較において同一ではなく、また、後
者のシーケンス番号の比較においても異なっていないの
で、STEaとSTEbとの間の回線に異常が発生して
いると判断し、ポーリング応答手順において第1回目の
異常検出としてカウントする。
【0088】この後、図14にR22で示すように、S
TEbは、SEメッセージに搭載されているシーケンス
番号N(S)の値(a+2)を、格納部PRのシーケン
ス番号V(R)として設定する。そして、STEbの格
納部PRのシーケンス番号V(S)=x+1を読み出し
て、それに値1を加算した値(x+2)を、STメッセ
ージのシーケンス番号N(S)として設定する。また、
STメッセージのシーケンス番号N(R)として、格納
部PRのシーケンス番号V(R)=a+2を読み出して
設定し、このSTメッセージをSTEaへ送信する。な
お、STEbの格納部PRのシーケンス番号V(S)に
は、STメッセージに設定されたシーケンス番号N
(S)=x+2がコピーされる。更になお、格納部PI
のシーケンス番号V(S)の値(a+2)には、乱数m
1 (≠0)が加算される。ここで、値m1 が所定の固定
値ではなく、乱数であることにより、相手DTE/ST
Eが同じ論理で動作した場合において、相手DTE/S
TEで誤処理が発生することを防止できる。
【0089】この後、STEaとSTEbとの間の回線
ループが解消されなければ、図14のR23で示すよう
に、STEbがSTEaに向けて送信したSTメッセー
ジ[N(S)=x+2,N(R)=a+2]がそのまま
折りかえって、STEbは、STEaから送信されたS
Tメッセージとしてこれを受信することになる。STE
bでは、ポーリング開始手順が起動され、STEbは、
従来と同じように、STメッセージに搭載されているシ
ーケンス番号N(R)の値(a+2)と、格納部PIの
シーケンス番号V(S)の値(a+2+m1 )とを比較
する。この比較において、従来であれば、図16に示す
ように同一値(R3のa+2)となってしまい、異常な
しと判定されるところであるが、本発明では異なってい
るので、STEbは、STEaとSTEbとの間の回線
に異常があるとポーリング開始手順において第1回目の
判断を行う。
【0090】この後、STEaとSTEbとの間の回線
ループが解消されなければ、図14のR21〜R23と
同じ手順が繰り返される。そして、第1の実施の形態と
同じように、ITU−T勧告X.76に従い、例えばポ
ーリング開始手順またはポーリング応答手順において連
続4回のリンク完全性の確認において、異常検出が3回
あったときに初めて最終的な異常、即ち回線ループの発
生と判定する。
【0091】なお、こうした最終判定方法ではなく、連
続してa回異常検出したときに最終的な異常、つまり回
線ループの発生と判定するようにしてもよい。即ち、I
TU−T勧告X.76のデフォルト値(所定値T391
=10秒、所定値T392=15秒、連続4回中で異常
検出3回)に従えば、ポーリング開始手順で最終異常検
出までに約40秒(=10秒×4回)、ポーリング応答
手順で最終異常検出までに約60秒(=15秒×4回)
が必要であるが、この最終判定方法においてa=2とす
れば、約半分の時間でループ状態が検出可能となる。こ
の最終判定方法は第1の実施の形態に適用することもで
きる。
【0092】この最終判定方法では、最終的な異常が判
定された後、連続してb回正常と判断されたときには、
回線がループ状態から解除されたと判断する。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、2つの
ノード間で双方向のPVC状態確認手順に基づく状態照
会メッセージ及び状態応答メッセージを送受信する際
に、そうしたメッセージを伝送するフレームの所定位置
に、メッセージの送信元を識別できる信号を搭載するよ
うにする。これにより、回線ループ状態が発生している
ときに、従来では、2回目以降の検出で回線ループ状態
が検出できなかったのに対し、常時確実に回線ループ状
態を検出することができるようになった。
【0094】また、2つのノード間で双方向のPVC状
態確認手順に基づく状態照会メッセージ及び状態応答メ
ッセージを送受信するノードにおいて、送信した状態照
会メッセージと同一内容のメッセージが到着したときに
異常を検出すると共に、格納部PIのシーケンス番号V
(S)の値に乱数を加算しておく。これにより、回線ル
ープ状態が発生しているときに、従来では、2回目以降
の検出で回線ループ状態が検出できなかったのに対し、
常時確実に回線ループ状態を検出することができるよう
になった。
【0095】また、ループ状態許容有無情報管理テーブ
ルを設け、疎通試験に伴うループ設定状態については、
異常検出の対象としないようにした。これにより、疎通
試験に伴うループ設定状態にあっても、ユーザフレーム
の送信に悪影響を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明のループ状態検出装置が含まれるフレー
ムリレー交換機の構成を示すブロック図である。
【図3】フレームリレー交換処理部が送受信するフレー
ムのフォーマットを示す図である。
【図4】PVC状態確認手順管理テーブルの構成を示す
図である。
【図5】ループ状態管理テーブルの構成を示す図であ
る。
【図6】ループ状態許容有無情報管理テーブルの構成を
示す図である。
【図7】フレーム受信処理部の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図8】フォーマットチェック処理部の処理手順を示す
フローチャートである。
【図9】ループ状態チェック処理部の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図10】警報メッセージ出力処理部の処理手順を示す
フローチャートである。
【図11】フレーム送信処理部の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図12】ポーリング応答手順処理部の処理手順を示す
フローチャートである。
【図13】第1の実施の形態に関しての、STEa、S
TEb、及びDTEbの各ノード間においてポーリング
開始手順及びポーリング応答手順が実行されたときの特
にSTEbにおけるシーケンスを示す図である。
【図14】第2の実施の形態に関しての、STEa、S
TEb、及びDTEbの各ノード間においてポーリング
開始手順及びポーリング応答手順が実行されたときの特
にSTEbにおけるシーケンスを示す図である。
【図15】従来のポーリング開始手順及びポーリング応
答手順を示す図である。
【図16】STEaとSTEbとの間の回線にループが
構成された場合の従来のリンク完全性の確認のシーケン
スを示す図である。
【符号の説明】
1 第1のノード 1a 状態照会メッセージ送信手段 1b 判断手段 2 第2のノード 2a 状態応答メッセージ返送手段 2b 第2ノード側状態照会メッセージ送信手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】図11は、フレーム送信処理部12の処理
手順を示すフローチャートである。以下、図11中のス
テップ番号(S)を適宜引用して説明する。回線へフレ
ームを送信する時、フレーム送信処理部12では、送信
するフレームのDLCI番号を取り出す(S51)。D
LCI番号が0以外、すなわち、送信フレームがPVC
状態確認手順関連メッセージ以外のユーザフレームであ
る場合には、ループ状態管理テーブル18(図5)を参
照し、送信フレームが送信されるべき回線の番号に対応
するループ状態検出状況を求める(S52,S53)。
ループ状態検出状況が「ループ状態」の場合は、さらに
ループ状態許容有無情報管理テーブル19(図6)を参
照し、送信フレームが送信されるべき回線の番号、及び
送信フレームのDLCI番号に対応するループ状態許容
有無表示を求める(S54,S55)。求めたループ状
態許容有無表示が「ループ許容」の場合、該当回線に対
してフレームを送信する(S56,S58)。求めたル
ープ状態許容有無表示が「ループ許容しない」の場合
は、送信するフレームを廃棄する(S56,S57)。
なお、ステップS52で、DLCI番号が0、すなわ
ち、送信フレームがPVC状態確認手順関連メッセージ
のフレームである場合には、該当回線に対してフレーム
を送信する(S58)。また、ステップS54で、ルー
プ状態検出状況が「ループ状態」でない場合は、送信さ
れるべき回線の番号に対応する図4のC/Rビット設定
値を求め、送信フレームのC/Rビットに、求めた値を
設定し(S54a)、該当回線に対してフレームを送信
する(S58)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 状態照会メッセージを相手ノードに送信
    し、また相手ノードから状態照会メッセージを受信した
    ときに状態応答メッセージを返送することにより相手ノ
    ードとの間の通信状態の正常確認を行う通信システムに
    おけるループ状態検出装置において、 第1のノードに設けられ、状態照会メッセージを伝送す
    る信号の所定位置に第1の識別符号を搭載して第2のノ
    ードに送信する状態照会メッセージ送信手段と、 第2のノードに設けられ、前記状態照会メッセージを受
    信したときに、当該受信した状態照会メッセージを基に
    して状態応答メッセージを作成すると共に、前記第1の
    識別符号が搭載されていた前記所定位置に、前記第1の
    識別符号に代わって第2の識別符号を搭載し、当該状態
    応答メッセージを前記第1のノードに返送する状態応答
    メッセージ返送手段と、 前記第1のノードに設けられ、状態照会メッセージを受
    信したときに、当該受信した状態照会メッセージを伝送
    してきた信号の前記所定位置に搭載されている符号を調
    べ、前記第1の識別符号が搭載されていれば、前記第2
    のノードと自ノードとの間の通信状態に異常が発生して
    いると判断する判断手段と、 を有することを特徴とするループ状態検出装置。
  2. 【請求項2】 前記通信システムは、フレームリレー通
    信方式を採用すると共に、双方向のPVC状態確認手順
    を採用しており、 前記所定位置は、PVC状態確認手順用メッセージを伝
    送するフレームのヘッダ部に設けられたコマンドレスポ
    ンス表示ビット位置であることを特徴とする請求項1記
    載のループ状態検出装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の識別符号は値1であり、前記
    第2の識別符号は値0であることを特徴とする請求項2
    記載のループ状態検出装置。
  4. 【請求項4】 前記判断手段で判断される通信状態の異
    常は、回線ループ状態であることを特徴とする請求項1
    記載のループ状態検出装置。
  5. 【請求項5】 前記判断手段は、前記受信した状態照会
    メッセージを伝送してきた信号の前記所定位置に搭載さ
    れている符号が、前記第2の識別符号であれば、前記第
    2のノードと自ノードとの間に回線ループ状態が発生し
    ていないと判断することを特徴とする請求項4記載のル
    ープ状態検出装置。
  6. 【請求項6】 前記第2のノードに設けられ、状態照会
    メッセージを伝送する信号の前記所定位置に前記第2の
    識別符号を搭載して前記第1のノードに送信する第2ノ
    ード側状態照会メッセージ送信手段と、 前記第1のノードに設けられ、前記状態照会メッセージ
    を受信したときに、当該受信した状態照会メッセージを
    基にして状態応答メッセージを作成すると共に、前記第
    2の識別符号が搭載されていた前記所定位置に、前記第
    2の識別符号に代わって前記第1の識別符号を搭載し、
    当該状態応答メッセージを前記第2のノードに返送する
    第1ノード側状態応答メッセージ返送手段と、 前記第2のノードに設けられ、状態照会メッセージを受
    信したときに、当該受信した状態照会メッセージを伝送
    してきた信号の前記所定位置に搭載されている符号を調
    べ、前記第2の識別符号が搭載されていれば、前記第1
    のノードと自ノードとの間に通信状態に異常が発生して
    いると判断する第2ノード側判断手段と、 を更に有することを特徴とする請求項1記載のループ状
    態検出装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のノードに設けられ、状態応答
    メッセージを受信したときに、当該受信した状態応答メ
    ッセージを伝送してきた信号の前記所定位置に搭載され
    ている符号を調べ、前記第1の識別符号が搭載されてい
    れば、前記第2のノードと自ノードとの間に通信状態に
    異常が発生していると判断する応答メッセージ受信時判
    断手段、 を更に有することを特徴とする請求項1記載のループ状
    態検出装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のノードに設けられ、前記判断
    手段により通信状態に異常が発生していると判断された
    ときに、前記受信した状態照会メッセージを破棄する破
    棄手段、 を更に有することを特徴とする請求項1記載のループ状
    態検出装置。
  9. 【請求項9】 前記判断手段は、前記通信状態の異常を
    複数回検出し、当該検出が所定条件を満たしたときに異
    常と最終的に判断し、また、前記検出が前記所定条件を
    満たさなかったときには、前記通信状態の異常なしと最
    終的に判断すると共に、改めて初めから検出し直すこと
    を特徴とする請求項1記載のループ状態検出装置。
  10. 【請求項10】 前記第1のノードに設けられ、前記判
    断手段による最終判断を記憶する記憶手段と、 前記第1のノードに設けられ、前記判断手段によって異
    常と最終的に判断されたとき、前記記憶手段に、前記判
    断手段による前回の最終判断が異常なしと記憶されてい
    る場合には、前記第1のノードと前記第2のノードとの
    間の通信状態が正常から異常へ遷移した旨の警報メッセ
    ージを運用者に通知する通知手段と、 を更に有することを特徴とする請求項9記載のループ状
    態検出装置。
  11. 【請求項11】 前記第1のノードに設けられ、前記判
    断手段による最終判断を記憶する記憶手段と、 前記第1のノードに設けられ、前記判断手段によって異
    常なしと最終的に判断されたときに、前記記憶手段に、
    前記判断手段による前回の最終的な判断が異常と記憶さ
    れている場合には、前記第1のノードと前記第2のノー
    ドとの間の通信状態が異常から正常へ遷移した旨の警報
    メッセージを運用者に通知する通知手段と、 を更に有することを特徴とする請求項9記載のループ状
    態検出装置。
  12. 【請求項12】 前記第1のノードに設けられ、前記判
    断手段によって異常と最終的に判断されたときに、前記
    第1のノードと前記第2のノードとの間の回線へユーザ
    フレームを送信することを禁止する禁止手段、 を更に有することを特徴とする請求項9記載のループ状
    態検出装置。
  13. 【請求項13】 外部から入力された、回線及びDLC
    Iを指定する指定信号を受信する受信手段と、 前記判断手段によって異常と最終的に判断されたとき
    に、前記最終的な異常に関わる回線及びDLCIが、前
    記受信手段によって受信している指定信号で示される回
    線及びDLCIと一致している場合には、前記判断手段
    による異常の最終的な判断を撤回する撤回手段と、 を更に有することを特徴とする請求項9記載のループ状
    態検出装置。
  14. 【請求項14】 状態照会メッセージを相手ノードに送
    信し、また相手ノードから状態照会メッセージを受信し
    たときに状態応答メッセージを返送することにより相手
    ノードとの間の通信状態の正常確認を行う通信システム
    におけるループ状態検出装置において、 第1の所定位置に第1の値を格納し、かつ第2の所定位
    置に第2の値を格納した状態照会メッセージを相手ノー
    ドに送信すると共に、第1の記憶部及び第2の記憶部を
    備え、前記第1の値及び前記第2の値を前記第1の記憶
    部に記憶し、第3の値及び第4の値を前記第2の記憶部
    に記憶する状態照会メッセージ送信手段と、 状態照会メッセージを受信したときに、当該受信した状
    態照会メッセージの前記第1の所定位置及び前記第2の
    所定位置に格納されている値を読み出す第1の読出手段
    と、 前記第1の読出手段により読み出された2つの値を、前
    記第1の記憶部に記憶されている2つの値とそれぞれ比
    較し、それぞれ一致している場合に、前記相手ノードと
    自ノードとの間の通信状態に異常が発生していると判断
    する第1の判断手段と、 前記第1の判断手段により通信状態に異常が発生してい
    ると判断されたとき、前記受信した状態照会メッセージ
    の前記第1の所定位置に格納されている値を、前記第2
    の記憶部に前記第4の値の代わりに第5の値として記憶
    させる第1の記憶指示手段と、 前記第2の記憶部に記憶されている前記第3の値に値1
    を加算して得られた第6の値を第3の所定位置に格納
    し、かつ前記第2の記憶部に記憶されている前記第5の
    値を第4の所定位置に格納した状態応答メッセージを前
    記相手ノードに送信する状態応答メッセージ送信手段
    と、 前記状態応答メッセージ送信手段により送信された状態
    応答メッセージの前記第3の所定位置に格納された値
    を、前記第2の記憶部に前記第3の値の代わりに記憶さ
    せる第2の記憶指示手段と、 前記第1の記憶部に記憶された前記第1の値に所定値を
    加算して得た第7の値を、前記第1の記憶部に前記第1
    の値の代わりに記憶させる第3の記憶指示手段と、 を有することを特徴とするループ状態検出装置。
  15. 【請求項15】 状態応答メッセージを受信したとき
    に、当該受信した状態応答メッセージの前記第4の所定
    位置に格納されている値を読み出す第2の読出手段と、 前記第2の読出手段により読み出された値を、前記第1
    の記憶部に記憶されている前記第7の値と比較し、異な
    る場合に、前記相手ノードと自ノードとの間の通信状態
    に異常が発生していると判断する第2の判断手段と、 を有することを特徴とする請求項14記載のループ状態
    検出装置。
  16. 【請求項16】 前記第7の値を得るために加算される
    前記所定値は乱数であることを特徴とする請求項15記
    載のループ状態検出装置。
  17. 【請求項17】 前記第1の判断手段及び前記第2の判
    断手段によって通信状態に異常が発生していると連続し
    て判断された回数が第1の所定数に至ったとき、回線に
    ループ状態が発生していると最終的に判断する最終判断
    手段、 を更に有することを特徴とする請求項15記載のループ
    状態検出装置。
  18. 【請求項18】 前記最終判断手段によってループ状態
    発生と判断されたあと、前記第1の判断手段及び前記第
    2の判断手段によって通信状態に異常が発生していると
    判断されない回数が連続して第2の所定数に至ったと
    き、回線のループ状態が解除されたと判断する解除判断
    手段、 を更に有することを特徴とする請求項17記載のループ
    状態検出装置。
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