JPH11251823A - 走査アンテナ - Google Patents

走査アンテナ

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JPH11251823A
JPH11251823A JP5314598A JP5314598A JPH11251823A JP H11251823 A JPH11251823 A JP H11251823A JP 5314598 A JP5314598 A JP 5314598A JP 5314598 A JP5314598 A JP 5314598A JP H11251823 A JPH11251823 A JP H11251823A
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JP
Japan
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microwave
phase
antenna
phase shifter
scanning antenna
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Withdrawn
Application number
JP5314598A
Other languages
English (en)
Inventor
Naota Uenishi
直太 上西
Hiroshi Hayami
宏 早味
Yoshito Sakamoto
義人 阪本
Akira Nishimura
昭 西村
Keirou Saitou
瓊郎 斉藤
Norichika Oomi
則親 大見
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビーム出射方向を連続的に調整することがで
き、システムの低コスト化を図ることができ、軽量でコ
ンパクトな走査アンテナを提供する。 【解決手段】 フェイズドアレーアンテナ1は、複数
行、複数列に配列された複数のアンテナエレメント22
と、各行間および各列間に設けられた移相器30とを備
える。移相器30は、マイクロストリップ線路23,2
5の絶縁層を強誘電体層32で置換したものである。移
相器30の金属ストリップ33と金属平板31の間の直
流電圧を調整することにより、ビーム出射方向を連続的
に調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は走査アンテナに関
し、特に、移動体とマイクロ波通信を行なうための走査
アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、人工衛星を利用した無線通信
システムでは、人工衛星を自動追尾するためのフェイズ
ドアレーアンテナが用いられている。
【0003】図13は、そのような従来のフェイズドア
レーアンテナ70の構成を示す平面図である。図13を
参照して、このフェイズドアレーアンテナ70は、複数
行、複数列(図では5行7列)に配列された複数(図で
は35)のアンテナエレメント71を備える。各列には
図中X軸方向に延在する副導波管72が設けられ、各副
導波管72は対応の列のアンテナエレメント71群に接
続されている。各副導波管72の一方端部内部に移相器
74が設けられ、各副導波管72の一方端は図中Y軸方
向に延在する主導波管73に接続されている。通信用の
マイクロ波αは、主導波管73の一方端から入出力され
る。ここでマイクロ波αとは、1GHz〜1THzの電
磁波をいうものとする。
【0004】移相器74は、図14に示すように、副導
波管72の中心軸に沿って配置された複数段(図では4
段)のトロイダル81〜84を備える。トロイダル81
〜84は、フェリ磁性体で形成され、順に2倍ずつ長く
なっている。トロイダル81〜84には、それぞれドラ
イブワイヤ85〜88が挿通されている。
【0005】ドライブワイヤ85〜88に所定のパルス
電流を流すと、トロイダル81〜84が磁化されて副導
波管72内の透磁率が変化し、マイクロ波αの位相が遅
延する。磁化されたトロイダル81〜84は、それぞれ
マイクロ波αの位相を22.5°,45°,90°,1
80°遅延させる。したがって、パルス電流を流すワイ
ヤ85〜88の組合せを変えることにより、0〜360
°の範囲で22.5°単位でマイクロ波αの位相遅延量
を調整できる。
【0006】各列の移相器74の位相遅延量を調整する
ことにより、各列のアンテナエレメント71群から出射
されるマイクロ波の位相を調整することができ、フェイ
ズドアレーアンテナ70全体から出射されるマイクロ波
のビームの方向をYZ平面内で調整することができる。
【0007】また、フェイズドアレーアンテナ70は、
図中Y軸を中心として回転自在に設けられていて、機械
的な駆動装置(図示せず)によって基準位置から所望の
角度だけ回転可能となっている。したがって、フェイズ
ドアレーアンテナ70全体から出射されるビームの方向
をXZ平面内でも調整できる。
【0008】次に、このフェイズドアレーアンテナ70
の動作について説明する。人工衛星がZ軸方向にある場
合は、5つの移相器74の位相遅延量は等しい値に設定
される。これにより、すべてのアンテナエレメント71
から同位相でマイクロ波αが放射され、マイクロ波αの
ビームはZ軸方向の人工衛星に放射される。
【0009】人工衛星がZ軸方向からY軸正方向にある
角度だけ傾いた方向にある場合は、5つの移相器74の
位相遅延量はその角度に応じた値ずつY軸正方向に向か
って順次大きくなるように設定される。これにより、Y
軸正方向に位置するアンテナエレメント71から出射さ
れるマイクロ波αの位相がY軸負方向に位置するアンテ
ナエレメント71から出射されるマイクロ波αの位相よ
りも遅れ、マイクロ波αのビームは移相器74間の位相
遅延量の差に応じた角度だけZ軸方向からY軸正方向に
傾いて人工衛星に放射される。
【0010】人工衛星がZ軸方向からY軸負方向にある
角度だけ傾いた方向にある場合は、5つの移相器74の
位相遅延量はその角度に応じた値ずつY軸正方向に向か
って順次小さくなるように設定される。これにより、Y
軸正方向に位置するアンテナエレメント71から出射さ
れるマイクロ波αの位相がY軸負方向に位置するアンテ
ナエレメント71から出射されるマイクロ波αの位相よ
りも進み、マイクロ波αのビームは移相器74間の位相
遅延量の差に応じた角度だけZ軸方向からY軸負方向に
傾いて人工衛星に放射される。
【0011】人工衛星がZ軸方向からX軸方向にある角
度だけ傾いた方向にある場合は、フェイズドアレーアン
テナ70は、機械的な駆動装置によってY軸を中心とし
てその角度だけ回転される。
【0012】移相器74および駆動装置は、マイクロ波
αのビームが常に人工衛星の方向を向くように自動制御
される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のフェイ
ズドアレーアンテナ70では、フェリ磁性体製のトロイ
ダル81〜84からなる移相器74を用いていたので、
装置サイズが大きくなり、装置重量が大きくなるという
問題があった。また、各移相器74のドライブワイヤ8
5〜88の各々に高出力のパルス電流発生装置が必要で
あり、システムがコスト高になっていた。
【0014】また、移相器74の位相遅延量を22.5
°単位でしか調整できず、ビーム出射方向を連続的に調
整することができなかった。移相器72のトロイダル8
1〜84の数を増やせば位相遅延量をより小さな角度で
調整することもできるが、より多くのパルス発生装置が
必要となりコスト高になってしまう。
【0015】また、移相器74が各副導波管72の一方
端部に1つしか設けられていなかったので、ビーム出射
方向をYZ平面内でしか調整することができず、ビーム
出射方向をXZ平面内で調整することができなかった。
このため、ビーム出射方向をXZ平面内で調整するため
の機械的な駆動装置が必要となり、コスト高になってい
た。各副導波管72において隣接する2つのアンテナエ
レメント71の間ごとに移相器74を設ければ、ビーム
出射方向をXZ平面内でも調整することができるが、よ
り多くのパルス電流発生装置が必要となり、一層コスト
高になってしまう。
【0016】それゆえに、この発明の主たる目的は、ビ
ーム出射方向を連続的に調整することができ、システム
の低コスト化を図ることができ、軽量でコンパクトな走
査アンテナを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
移動体とマイクロ波通信を行なうための走査アンテナで
あって、複数行、複数列に配列された複数のアンテナエ
レメント、および複数行の各間に設けられ、前行のアン
テナエレメントに与えられたマイクロ波の位相を遅延さ
せて後行のアンテナエレメントに与えるための遅延量の
制御が可能な第1の移相器を備える。ここで第1の移相
器は、互いに対向して設けられ、マイクロ波を伝送する
とともに、一方と他方の間に遅延量を制御するためのマ
イクロ波よりも低い周波数の第1の制御電圧が印加され
る1対の伝送線、および1対の伝送線の間に設けられ、
第1の制御電圧に応じてその誘電率が変化する絶縁性物
質を含む。
【0018】請求項2に係る発明では、請求項1に係る
発明に、さらに、複数列の各間に設けられ、前列のアン
テナエレメントに与えられたマイクロ波の位相を遅延さ
せて後列のアンテナエレメントに与えるための遅延量の
制御が可能な第2の移相器が設けられる。ここで第2の
移相器は、互いに対向して設けられ、マイクロ波を伝送
するとともに、一方と他方の間に遅延量を制御するため
のマイクロ波よりも低い周波数の第2の制御電圧が印加
される1対の伝送線、および1対の伝送線の間に設けら
れ、第2の制御電圧に応じてその誘電率が変化する絶縁
性物質を含む。
【0019】請求項3に係る発明では、請求項2に係る
発明の第1および第2の移相器の絶縁性物質は、強誘電
性物質、反強誘電性物質または液晶性物質を含む。
【0020】請求項4に係る発明では、請求項3に係る
発明の強誘電性物質、反強誘電性物質または液晶性物質
は、微粒子化されてポリマ中に分散されている。
【0021】請求項5に係る発明では、請求項2から4
のいずれかに係る発明の第1および第2の制御電圧は、
直流電圧である。
【0022】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、この発
明の実施の形態1による無線通信システムの要部の構成
を示すブロック図である。
【0023】図1を参照して、この無線通信システム
は、2台の人工衛星を利用するシステムであって、走査
アンテナ10、インターフェイス装置11、信号入力端
子12,13、信号入出力端子14、制御装置15、周
波数変換器16,17および切換回路18を備える。
【0024】走査アンテナ10は、図2に示すように、
6枚の台形のフェイズドアレーアンテナ1〜6と、1枚
の六角形のフェイズドアレーアンテナ7とを含む。六角
形の1辺の長さが台形の上辺の長さに等しくなってい
て、台形のアンテナ1〜6が六角形のアンテナ7を水平
に支持するように7枚のアンテナ1〜7が台状に組立て
られている。組立てられたアンテナ1〜7は、半球状の
カバー8で覆われている。
【0025】アンテナ7は、天頂から40°以内の範囲
を移動する1台の人工衛星を追尾する。アンテナ1〜6
の各々は、天頂から40〜80°で水平方向に60°の
範囲を移動する1台の人工衛星を追尾する。アンテナ1
〜7のうちの2枚のアンテナが1台ずつ人工衛星を追尾
し、人工衛星が移動してそのアンテナの追尾可能範囲を
越えると別のアンテナがその人工衛星を追尾する。
【0026】図3は、1枚のフェイズドアレーアンテナ
1の構成を示す斜視図である。ただし、図面および説明
の簡単化のため台形ではなく長方形として説明する。
【0027】図3を参照して、このフェイズドアレーア
ンテナ1は、長方形の基板21上に複数行、複数列(図
では5行7列)に配列された複数(図では35)のアン
テナエレメント22を備える。各列には図中X軸方向に
延在する副マイクロストリップ線路23が設けられ、各
副マイクロストリップ線路23の金属ストリップは対応
の列のアンテナエレメント22群に接続されている。各
副マイクロストリップ線路23の一方端は、コンデンサ
24を介して図中Y軸方向に延在する主マイクロストリ
ップ線路24に接続される。
【0028】主マイクロストリップ線路24の一方端は
コンデンサ24を介して入出力端子26に接続され、そ
の他方端の金属ストリップはコイル27を介して直流電
源端子28に接続される。各副マイクロストリップ線路
23の他方端に接続されたアンテナエレメント22は、
コイル27を介して直流電源端子29に接続される。マ
イクロ波αは、入出力端子26から入出力される。直流
電源端子28,29には、それぞれ可変直流電圧が別個
に印加される。
【0029】コンデンサ24は、主マイクロストリップ
線路25と副マイクロストリップ線路23の間に直流電
流が流れるのを防止するためのハイパスフィルタであ
る。コイル27は、直流電源端子28,29にマイクロ
波αが侵入するのを防止するためのローパスフィルタで
ある。したがって、直流電源端子28,29から主マイ
クロストリップ線路25と副マイクロストリップ線路2
3とに別々に直流電圧を印加することが可能となってい
る。
【0030】また、各隣接する2つのアンテナエレメン
ト22の間の副マイクロストリップ線路23の途中に移
相器30が接続され、各隣接する2つの副マイクロスト
リップ線路23の一方端の間の主マイクロストリップ線
路24の途中に移相器30が接続される。
【0031】ここで、移相器30について詳細に説明す
る。図4は移相器30の構成を示す斜視図、図5は図4
のA−A′線断面図である。
【0032】図4および図5を参照して、この移相器3
0は、金属平板31上に強誘電体層32を形成し、強誘
電体層32上に金属ストリップ33を形成したものであ
る。強誘電体層32は、具体的にはBaTiO3 、Li
NbO3 、LiTaO3 等の単結晶層または多結晶層で
ある。
【0033】この移相器30が通常のマイクロストリッ
プ線路23,25と異なる点は、マイクロストリップ線
路23,25の絶縁層が強誘電体層32で置換されてい
る点である。
【0034】通常のマイクロストリップ線路23,25
では、金属平板と金属ストリップの間に絶縁層が設けら
れ、この絶縁層によって金属平板と金属ストリップの間
隔が一定に保たれて線路の特性インピーダンスが一定に
保たれる。絶縁層の材料としては、構造的に十分な強度
を有し、マイクロ波αの損失が小さく、かつ直流電圧が
印加されてもその誘電率εが変化しない材料、具体的に
はFRP、テフロンなどが選択される。
【0035】これに対して移相器30は、強誘電体層3
2に直流電圧を印加すると、直流電圧の大きさに応じて
その誘電率εが変化することを積極的に利用するもので
ある。
【0036】すなわち、マイクロ波αが強誘電体層32
中を伝搬すると、マイクロ波αの位相遅延量φは、次式
で示されるように、強誘電体層32の誘電率εの1/2
乗に比例する。
【0037】
【数1】
【0038】ここで、Lは強誘電体層32の長さ、λ0
は自由空間を伝搬するマイクロ波αの波長、λはそのマ
イクロ波αが強誘電体層32中を伝搬するときの波長で
ある。したがって、強誘電体層32に印加する直流電圧
を調整して強誘電体層32の誘電率εを調整することに
より、マイクロ波αの位相遅延量φを調整することがで
きる。
【0039】図6は、この移相器30の位相遅延率(d
eg/mm)の電界強度(kV/mm)依存性を例示す
る図である。
【0040】強誘電体層32としては、BaTiO3
単結晶層を形成した。マイクロ波αの周波数は、20G
Hzとした。位相遅延率(deg/mm)は、移相器3
0を通過することによって生じたマイクロ波αの位相遅
延量φを移相器30の線路長Lで除算したものである。
【0041】金属平板31を接地し、金属ストリップ3
3と金属平板31の間にコイル27および可変直流電源
34を直列接続して、強誘電体層32の電界強度(kV
/mm)を調整した。電界強度(kV/mm)は、金属
ストリップ33と金属平板31の間の直流電圧を強誘電
体層32の膜厚で除算したものである。
【0042】電界強度(kV/mm)を0から1.0ま
で増加させると、位相遅延率(deg/mm)は17か
ら10まで徐々に減少した。したがって、移相器30の
線路長Lを1mmとすれば、直流電圧を500V程度変
化させれば位相遅延量を4°変化させることができるこ
とがわかった。
【0043】図3に戻って、このフェイズドアレーアン
テナ1の動作について説明する。人工衛星がZ軸方向に
ある場合は、すべての移相器30の位相遅延量φは36
0°に設定される。これにより、すべてのアンテナエレ
メント71からマイクロ波αが同位相で放射され、アン
テナ1全体から出射されるマイクロ波αのビームはZ軸
方向を向く。
【0044】人工衛星がZ軸方向からY軸方向にある角
度だけ傾いた方向にある場合は、主マイクロストリップ
線路25に設けられた4つの移相器30の位相遅延量φ
はその角度に応じた値だけ360°からずれた値に設定
される。これにより、Y軸負方向に位置するアンテナエ
レメント22から出射されるマイクロ波αの位相とY軸
正方向に位置するアンテナエレメント22から出射され
るマイクロ波αの位相との間に差が生じ、マイクロ波α
のビームは移相器30の位相遅延量φに応じた角度だけ
Z軸方向からY軸方向に傾いて人工衛星に放射される。
【0045】人工衛星がZ軸方向からX軸方向にある角
度だけ傾いた方向にある場合は、各副マイクロストリッ
プ線路23に設けられた6つの移相器30の位相遅延量
φはその角度に応じた値だけ360°からずれた値に設
定される。これにより、X軸負方向に位置するアンテナ
エレメント22から出射されるマイクロ波αの位相とX
軸正方向に位置するアンテナエレメント22から出射さ
れるマイクロ波αの位相との間に差が生じ、マイクロ波
αのビームは移相器30の位相遅延量φに応じた角度だ
けZ軸方向からX軸方向に傾いて人工衛星に放射され
る。
【0046】移相器30の位相遅延量φは、マイクロ波
αのビームが人工衛星の方向を向くように自動制御され
る。
【0047】また、受信時は、各移相器30の位相遅延
量φを調整することにより、35のアンテナエレメント
22の各々に異なる位相で入射したマイクロ波αの位相
を一致させて入出力端子26に導くことができる。これ
により、受信感度の向上が図れる。他のフェイズドアレ
ーアンテナ2〜7もフェイズドアレーアンテナ1と同様
である。
【0048】図1に戻って、制御装置15は、外部から
インターフェイス装置11を介して入力される制御信号
に従って、システム全体を制御する。
【0049】周波数変換器16は、7つのフェイズドア
レーアンテナ1〜7のうちの1つのアンテナが受信した
マイクロ波RFS1を中間周波数信号IFS1にヘテロ
ダイン変換して高感度の受信を可能とするものである。
詳しく説明すると周波数変換器16は、図7に示すよう
に、低ノイズ増幅器40、ミキサ41、IF増幅器42
および乗算器43を含む。
【0050】7つのフェイズドアレーアンテナ1〜7の
うちの1つのアンテナで受信された22GHzのマイク
ロ波RFS1は、低ノイズ増幅器40によって増幅され
る。乗算器43は、信号入力端子13を介して外部から
与えられた2.5GHzのローカル信号LS0の周波数
を整数倍して20GHzのローカル信号LS1と30G
Hzのローカル信号LS2とを生成する。ローカル信号
LS1,LS2は周波数変換器17にも与えられる。ミ
キサ41は、低ノイズ増幅器40の出力信号RFS1と
乗算器43で生成されたローカル信号LS1とを混合し
て、2GHzの中間周波数信号IFS1を生成する。ミ
キサ41の出力信号IFS1は、IF増幅器42によっ
て増幅されて信号出力端子12に出力される。
【0051】周波数変換器17は、周波数変換器16と
結合されたアンテナ以外のアンテナと結合され、そのア
ンテナが受信したマイクロ波RFS2を中間周波数信号
IFS2にヘテロダイン変換して高感度の受信を可能と
するとともに、中間周波数信号IFS3をマイクロ波R
FS3に変換してそのアンテナに与える。
【0052】周波数変換器17は、具体的には図8
(a)(b)に示すように、低ノイズ増幅器44、ミキ
サ45,48、IF増幅器46,47および高電力増幅
器49を含む。アンテナで受信された22GHzのマイ
クロ波RFS2は、低ノイズ増幅器44によって増幅さ
れる。ミキサ45は、低ノイズ増幅器44の出力信号R
FS2と周波数変換器16で生成されたローカル信号L
S1とを混合して、2GHzの中間周波数信号IFS2
を生成する。ミキサ45の出力信号IFS2は、IF増
幅器46によって増幅されて信号入出力端子14に出力
される。
【0053】IF増幅器47は、信号入出力端子14を
介して外部から与えられた3GHzの中間周波数信号I
FS3を増幅する。ミキサ48は、IF増幅器47の出
力信号IFS3と周波数変換器16で生成されたローカ
ル信号LS2とを混合して、33GHzのマイクロ波R
FS3を生成する。ミキサ48の出力信号RFS3は、
高電力増幅器49によって増幅されてアンテナに供給さ
れる。
【0054】図1に戻って、切換回路18は、制御装置
15によって制御され、7つのフェイズドアレーアンテ
ナ1〜7のうちの1つのアンテナを周波数変換器16に
接続し、もう1つのアンテナを周波数変換器17に接続
する。
【0055】詳しく説明すると、切換回路18は、図9
に示すように、スイッチ51〜59を含む。スイッチ5
1〜57の共通端子51c〜57cは、それぞれフェイ
ズドアレーアンテナ1〜7に接続される。スイッチ51
〜57の一方切換端子51a〜57aは、それぞれスイ
ッチ58の切換端子58a〜58gに接続される。スイ
ッチ51〜57の他方切換端子51b〜57bは、それ
ぞれスイッチ59の切換端子59a〜59gに接続され
る。スイッチ58,59の共通端子58h,59hは、
それぞれ周波数変換器17,16に接続される。
【0056】スイッチ51〜59は、実際にはダイオー
ドで生成され、制御装置15によって制御される。図9
では、アンテナ1がスイッチ51,58を介して周波数
変換器17に接続され、アンテナ7がスイッチ57,5
9を介して周波数変換器16に接続されている状態が例
示される。
【0057】次に、図1〜図9で示した無線通信システ
ムの動作について簡単に説明する。7つのフェイズドア
レーアンテナ1〜7のうち目標の2つの人工衛星に対向
する2つのアンテナが切換回路18によって周波数変換
器16,17に接続される。人工衛星が移動するに従っ
て各アンテナの移相器30の位相遅延量φが連続的に調
整され、各アンテナのビーム出射方向が常に人工衛星の
方向に向けられる。人工衛星が移動してアンテナの追尾
可能範囲から外れた場合は、別のアンテナがそのアンテ
ナの代わりに周波数変換器16または17に接続され
る。
【0058】2つのアンテナの一方によって受信された
マイクロ波RFS1は、周波数変換器16によって中間
周波数信号IFS1にヘテロダイン変換され、高感度の
受信が行なわれる。2つのアンテナの他方によって受信
されたマイクロ波RFS2は、周波数変換器17によっ
て中間周波数信号IFS2にヘテロダイン変換され、高
感度の受信が行なわれる。信号IFS1,IFS2は、
信号−情報変換器(図示せず)によって情報に変換され
る。また、情報が重畳された中間周波数信号IFS3
は、周波数変換器17によってマイクロ波RFS3に変
換され、マイクロ波RFS3は2つのアンテナの他方を
介して人工衛星に放射される。
【0059】この実施の形態では、マイクロストリップ
線路の絶縁層を強誘電体層32で置換して移相器30を
構成し、移相器30の金属ストリップ33と金属平板3
1の間の直流電圧を調整することによって位相遅延量φ
を調整する。したがって、フェリ磁性体のトロイダル8
1〜84で移相器74を構成していた従来に比べ、装置
サイズの小型化、装置の軽量化を図ることができる。
【0060】また、移相器30の金属ストリップ33と
金属平板31の間の直流電圧を調整することで、従来の
ように22.5°単位ではなく、位相遅延量φを連続的
に調整できる。
【0061】また、小電力の可変直流電源34のみで位
相遅延量φを制御できるので、高出力のパルス電流発生
装置が必要であった従来に比べ、システムの低コスト化
が図られる。
【0062】また、フェイズドアレーアンテナ1におい
てX軸方向およびY軸方向に移相器30を配列したの
で、ビーム出射方向をYZ平面内だけではなくXZ平面
内でも変えることができる。したがって、機械的な駆動
装置でXZ平面内でビーム出射方向を変えていた従来に
比べ、システムの低コスト化が図られる。
【0063】なお、この実施の形態では、移相器30の
強誘電体層32の具体例としてBaTiO3 の単結晶層
を使用したが、BaTiO3 に限るものではなく、強誘
電体であれば何でもよい。たとえばLiNbO3 でもよ
いし、LiTaO3 でもよい。また、単結晶層でなくて
も多結晶層でもよい。
【0064】また、強誘電体でなくても、電界強度によ
って誘電率εが変化する絶縁性物質であれば何でもよ
い。たとえば、PbZrO3 のような反強誘電体でもよ
いし、液晶性材料でもよい。
【0065】また、この実施の形態では、金属ストリッ
プ33と金属平板31の間に直流電圧を印加したが、直
流電圧に限るものではなく、マイクロ波αよりも低い周
波数の電圧であれば交流電圧でもよい。この場合は、交
流電圧の振幅、周波数を調整することにより、マイクロ
波αの位相遅延量φを調整できる。
【0066】[実施の形態2]図10は、この発明の実
施の形態2による無線通信システムで用いられるフェイ
ズドアレーアンテナの移相器60の構成を示す断面図で
あって、図5と対比される図である。
【0067】図10の移相器60が図5の移相器30と
異なる点は、強誘電体層32が強誘電体微粒子/ポリマ
分散層61で置換されている点である。強誘電体を微粒
子化してポリマ中に分散させたのは、製造方法の容易化
を図るとともに、微粒子62/ポリマ63の成分比を変
えて位相遅延率(deg/mm)を所望の値に調整する
ためである。
【0068】図11は、この移相器60の位相遅延率
(deg/mm)の電界強度(kV/mm)依存性を例
示する図である。強誘電体微粒子62としては直径1μ
mのBaTiO3 の単結晶粒子を使用し、微粒子62を
ポリマ63中に分散させて分散層61を形成した。微粒
子62/ポリマ63の成分比は80%とした。
【0069】電界強度(kV/mm)を0から1.0ま
で増加させると、位相遅延率(deg/mm)は0.2
から0.05まで徐々に減少した。したがって、移相器
60の線路長Lを10mmとし直流電圧を1kV程度変
化させれば、位相遅延量φを1.5°変化させることが
できることがわかった。また、実施の形態1に比べ、位
相遅延率(deg/mm)が1/100程度に小さくな
ることがわかった。また、微粒子62/ポリマ63の成
分比を変えれば、位相遅延率(deg/mm)は変化す
ると考えられる。
【0070】この実施の形態では、実施の形態1と同じ
効果が得られる他、強誘電体微粒子62をポリマ63中
に分散させた分散層61を使用するので、強誘電体の単
結晶層を使用していた実施の形態1に比べて容易に製造
できる。また、微粒子62/ポリマ63の成分比を調整
することにより、位相遅延率を調整できる。
【0071】なお、図12に示すように、金属ストリッ
プ33と金属平板31の間に強誘電体層66とポリマ層
67を交互に積層してもよい。この移相器65では、強
誘電体層66/ポリマ層67の膜厚比を調整することに
より、位相遅延率を容易に調整できる。
【0072】なお、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
【0073】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る発明の走
査アンテナでは、前行のアンテナエレメントに与えられ
たマイクロ波の位相を遅延させて後行のアンテナエレメ
ントに与えるための第1の移相器が各行間に設けられ、
第1の移相器は、マイクロ波を伝送するとともに、一方
と他方の間にマイクロ波の位相遅延量を制御するための
第1の制御電圧が印加される1対の伝送線と、1対の伝
送線の間に設けられ、第1の制御電圧に応じて誘電率が
変化する絶縁性物質とを含む。
【0074】したがって、第1の制御電圧を制御するこ
とで第1の移相器の位相遅延量を連続的に調整でき、走
査アンテナ全体から出射されるマイクロ波のビームの方
向を連続的に調整できる。また、第1の制御電圧を発生
するための小電力の電源のみでビーム出射方向を調整で
きるので、高出力のパルス電流発生装置を必要としてい
た従来に比べ、システムの低コスト化が図られる。ま
た、第1の移相器は通常のマイクロストリップ線路と同
形状なので、移相器がフェリ磁性体製のトロイダルから
構成されていた従来に比べ、装置の軽量化およびコンパ
クト化が図られる。
【0075】請求項2に係る発明では、請求項1に係る
発明に、さらに、前列のアンテナエレメントに与えられ
たマイクロ波の位相を遅延させて後列のアンテナエレメ
ントに与えるための第2の移相器が各列間に設けられ、
第2の移相器は、マイクロ波を伝送するとともに、一方
と他方の間にマイクロ波の位相遅延量を制御するための
第2の制御電圧が印加される1対の伝送線と、1対の伝
送線の間に設けられ、第2の制御電圧に応じて誘電率が
変化する絶縁性物質とを含む。この場合は、ビーム出射
方向を2軸方向に調整できるので、1軸方向については
機械的な駆動装置を調整していた従来に比べ、駆動装置
が不要な分だけシステムの一層の低コスト化が図れる。
【0076】請求項3に係る発明では、請求項2に係る
発明の絶縁性物質は、強誘電性物質、反強誘電性物質ま
たは液晶性物質を含む。これにより、誘電率を大きく変
化させ、マイクロ波の位相遅延量を大きく変化させるこ
とができる。
【0077】請求項4に係る発明では、請求項3に係る
発明の強誘電性物質、反強誘電性物質または液晶性物質
は、微粒子化されてポリマ中に分散される。この場合
は、微粒子/ポリマの成分比を調整することにより、誘
電率を調整できる。
【0078】請求項5に係る発明では、請求項2から4
のいずれかに係る発明の第1および第2の制御電圧は直
流電圧とされる。これにより、小電力の可変直流電源の
みで位相遅延量を調整できるので、システムの一層の低
コスト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による無線通信システ
ムの要部の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した走査アンテナの構成を示す斜視図
である。
【図3】図2に示したフェイズドアレーアンテナの構成
を示す斜視図である。
【図4】図3に示した移相器の構成を示す斜視図であ
る。
【図5】図4のA−A′線断面図である。
【図6】図4に示した移相器における位相遅延率の電界
強度依存性を示す図である。
【図7】図1に示した周波数変換器16の構成を示す回
路ブロック図である。
【図8】図1に示した周波数変換器17の構成を示す回
路ブロック図である。
【図9】図1に示した切換回路の構成を示す回路図であ
る。
【図10】この発明の実施の形態2による無線通信シス
テムの移相器の構成を示す断面図である。
【図11】図10に示した移相器における位相遅延率の
電界強度依存性を示す図である。
【図12】図10に示した移相器の改良例を示す断面図
である。
【図13】従来のフェイズドアレーアンテナの構成を示
す平面図である。
【図14】図13に示した移相器の構成を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1〜7 フェイズドアレーアンテナ 10 走査アンテナ 22,71 アンテナエレメント 23 副マイクロストリップ線路 24 コンデンサ 25 主マイクロストリップ線路 26 入出力端子 27 コイル 28,29 直流電源端子 30,60,65,74 移相器 31 金属平板 32 強誘電体層 33 金属ストリップ 62 強誘電体微粒子 63 ポリマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 昭 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 斉藤 瓊郎 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 大見 則親 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体とマイクロ波通信を行なうための
    走査アンテナであって、 複数行、複数列に配列された複数のアンテナエレメン
    ト、および 前記複数行の各間に設けられ、前行のアンテナエレメン
    トに与えられたマイクロ波の位相を遅延させて後行のア
    ンテナエレメントに与えるための遅延量の制御が可能な
    第1の移相器を備え、 前記第1の移相器は、 互いに対向して設けられ、前記マイクロ波を伝送すると
    ともに、一方と他方の間に前記遅延量を制御するための
    前記マイクロ波よりも低い周波数の第1の制御電圧が印
    加される1対の伝送線、および前記1対の伝送線の間に
    設けられ、前記第1の制御電圧に応じてその誘電率が変
    化する絶縁性物質を含む、走査アンテナ。
  2. 【請求項2】 さらに、前記複数列の各間に設けられ、
    前列のアンテナエレメントに与えられたマイクロ波の位
    相を遅延させて後列のアンテナエレメントに与えるため
    の遅延量の制御が可能な第2の移相器を備え、 前記第2の移相器は、 互いに対向して設けられ、前記マイクロ波を伝送すると
    ともに、一方と他方の間に前記遅延量を制御するための
    前記マイクロ波よりも低い周波数の第2の制御電圧が印
    加される1対の伝送線、および前記1対の伝送線の間に
    設けられ、前記第2の制御電圧に応じてその誘電率が変
    化する絶縁性物質を含む、請求項1に記載の走査アンテ
    ナ。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の移相器の絶縁性物
    質は、強誘電性物質、反強誘電性物質または液晶性物質
    を含む、請求項2に記載の走査アンテナ。
  4. 【請求項4】 前記強誘電性物質、反強誘電性物質また
    は液晶性物質は、微粒子化されてポリマ中に分散されて
    いる、請求項3に記載の走査アンテナ。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の制御電圧は、直流
    電圧である、請求項2から請求項4のいずれかに記載の
    走査アンテナ。
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