JPH11250030A - 進化型アルゴリズム実行システムおよびそのプログラム記録媒体 - Google Patents
進化型アルゴリズム実行システムおよびそのプログラム記録媒体Info
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- JPH11250030A JPH11250030A JP10046626A JP4662698A JPH11250030A JP H11250030 A JPH11250030 A JP H11250030A JP 10046626 A JP10046626 A JP 10046626A JP 4662698 A JP4662698 A JP 4662698A JP H11250030 A JPH11250030 A JP H11250030A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】進化型アルゴリズム実行システムに関し,進化
型アルゴリズムの実行にユーザが積極的に関与し,進化
型アルゴリズムの実行性能を効果的に向上させることが
できるようにする。 【解決手段】実行装置10とインタフェース装置20とが,
ネットワーク30を介して接続される。インタフェース装
置20で設定された実行条件の下で,実行装置10上で進化
型アルゴリズムが実行される。進化型アルゴリズムのス
テップの進行は,インタフェース装置20から制御され
る。実行経過は,実行装置10からインタフェース装置20
へ送信され,インタフェース装置20上で視覚化処理さ
れ,その処理結果が画面表示される。インタフェース装
置20上で視覚化表示された進化型アルゴリズムに関する
オブジェクトには,表示画面上で変化を加えることがで
き,さらにその変化内容は実行装置10上で実行中の進化
型アルゴリズムに反映される。
型アルゴリズムの実行にユーザが積極的に関与し,進化
型アルゴリズムの実行性能を効果的に向上させることが
できるようにする。 【解決手段】実行装置10とインタフェース装置20とが,
ネットワーク30を介して接続される。インタフェース装
置20で設定された実行条件の下で,実行装置10上で進化
型アルゴリズムが実行される。進化型アルゴリズムのス
テップの進行は,インタフェース装置20から制御され
る。実行経過は,実行装置10からインタフェース装置20
へ送信され,インタフェース装置20上で視覚化処理さ
れ,その処理結果が画面表示される。インタフェース装
置20上で視覚化表示された進化型アルゴリズムに関する
オブジェクトには,表示画面上で変化を加えることがで
き,さらにその変化内容は実行装置10上で実行中の進化
型アルゴリズムに反映される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,進化型アルゴリズ
ム(EA;Evolutionary Algorithm)を用いて与えられ
た問題の最適解または準最適解を求める計算機技術に係
り,特に実行装置上で実行される進化型アルゴリズムの
実行条件の設定およびステップの進行を,インタフェー
ス装置から制御する進化型アルゴリズム実行システムお
よびそのプログラム記録媒体に関する。
ム(EA;Evolutionary Algorithm)を用いて与えられ
た問題の最適解または準最適解を求める計算機技術に係
り,特に実行装置上で実行される進化型アルゴリズムの
実行条件の設定およびステップの進行を,インタフェー
ス装置から制御する進化型アルゴリズム実行システムお
よびそのプログラム記録媒体に関する。
【0002】進化型アルゴリズムの適用分野は,LSI
配置,画像処理,スケジューリング,データベースの分
類等,多岐にわたっている。
配置,画像処理,スケジューリング,データベースの分
類等,多岐にわたっている。
【0003】
【従来の技術】進化型アルゴリズム(Evolutionary Alg
orithm)は,生物の進化をモデルにした問題解決アルゴ
リズムの総称である。典型的な進化型アルゴリズムのメ
カニズムは,与えられた問題に対する解の候補を‘個
体’とみなし,個体群で構成される‘集団’に対し‘選
択’,‘交配’等のステップを経て,集団全体を‘進化
させる’,すなわち最適解(あるいは準最適解,実行可
能解)へと近付けるというものである。
orithm)は,生物の進化をモデルにした問題解決アルゴ
リズムの総称である。典型的な進化型アルゴリズムのメ
カニズムは,与えられた問題に対する解の候補を‘個
体’とみなし,個体群で構成される‘集団’に対し‘選
択’,‘交配’等のステップを経て,集団全体を‘進化
させる’,すなわち最適解(あるいは準最適解,実行可
能解)へと近付けるというものである。
【0004】例えば,進化型アルゴリズムとして特に代
表的な遺伝アルゴリズム(GA;Genetic Algorithm)
は,与えられた問題に対する解の候補群を,それぞれ染
色体とみなされる文字列に変換し,解(=染色体)の良
さの尺度としての適応度関数を定義し,染色体集団内
で,適応度に基づく選択・交叉・突然変異等の遺伝的操
作とみなされる文字列の変更操作を加える。これらの一
連の遺伝的操作は1世代とみなされ,染色体集団が全体
でより良い解へと向かうように何世代か経過させる。こ
のように,何世代も一連の遺伝的操作のステップを繰り
返すことにより,染色体集団全体の中に適応度の高いも
のが多く現れるようになり,最終的に最適解または準最
適解が得られるようになる。なお,進化型アルゴリズム
および遺伝アルゴリズムのより詳細な説明については,
北野宏明編「遺伝的アルゴリズム」(産業図書ISBN
4−7828−5136−7)を参照されたい。
表的な遺伝アルゴリズム(GA;Genetic Algorithm)
は,与えられた問題に対する解の候補群を,それぞれ染
色体とみなされる文字列に変換し,解(=染色体)の良
さの尺度としての適応度関数を定義し,染色体集団内
で,適応度に基づく選択・交叉・突然変異等の遺伝的操
作とみなされる文字列の変更操作を加える。これらの一
連の遺伝的操作は1世代とみなされ,染色体集団が全体
でより良い解へと向かうように何世代か経過させる。こ
のように,何世代も一連の遺伝的操作のステップを繰り
返すことにより,染色体集団全体の中に適応度の高いも
のが多く現れるようになり,最終的に最適解または準最
適解が得られるようになる。なお,進化型アルゴリズム
および遺伝アルゴリズムのより詳細な説明については,
北野宏明編「遺伝的アルゴリズム」(産業図書ISBN
4−7828−5136−7)を参照されたい。
【0005】進化型アルゴリズムは,さまざまな種類の
問題に適用でき,また,従来法では解くことが困難であ
るとされてきた大規模,複雑問題でも(準)最適解や実
行可能解を求めることができるという特長を持つとされ
ている。
問題に適用でき,また,従来法では解くことが困難であ
るとされてきた大規模,複雑問題でも(準)最適解や実
行可能解を求めることができるという特長を持つとされ
ている。
【0006】ところで,進化型アルゴリズムにおいて
は,その実行性能を高めるために,与えられた問題毎に
アルゴリズム実行時に設定すべきパラメタ群(実行条
件)が存在する。例えば,標準的な遺伝アルゴリズムに
おいては,染色体表現方法,適応度関数,選択方法,交
叉方法,突然変異方法等の実行条件が存在する。
は,その実行性能を高めるために,与えられた問題毎に
アルゴリズム実行時に設定すべきパラメタ群(実行条
件)が存在する。例えば,標準的な遺伝アルゴリズムに
おいては,染色体表現方法,適応度関数,選択方法,交
叉方法,突然変異方法等の実行条件が存在する。
【0007】最良の実行性能が得られるための実行条件
の組み合わせは,その問題の種類・規模等に依存し,そ
の調整には通常,ユーザの経験ならびにアルゴリズム実
行の反復に頼ることとなる。進化型アルゴリズムの実行
条件を調整し,実行性能を上げるためには,進化型アル
ゴリズムの挙動をよく把握することが望ましいとされる
ものの,進化型アルゴリズムが特徴とする‘集団の進
化’という空間的分布・時間的変化の表現を取り扱うこ
とは容易ではない。
の組み合わせは,その問題の種類・規模等に依存し,そ
の調整には通常,ユーザの経験ならびにアルゴリズム実
行の反復に頼ることとなる。進化型アルゴリズムの実行
条件を調整し,実行性能を上げるためには,進化型アル
ゴリズムの挙動をよく把握することが望ましいとされる
ものの,進化型アルゴリズムが特徴とする‘集団の進
化’という空間的分布・時間的変化の表現を取り扱うこ
とは容易ではない。
【0008】従来,進化型アルゴリズムの挙動(ならび
に実行性能)を表現する一手段として,視覚化が非常に
よく利用されている。進化型アルゴリズムの挙動を視覚
化することによって,例えば進化型アルゴリズムにおけ
る各個体の解表現や解の良さの尺度(適応度)を解空間
上や時間軸上にプロットするなどにより,比較的大規模
な問題領域,大集団・長時間の進化型アルゴリズム実行
に対しても,その挙動を直観的に表現して見せることが
できる。
に実行性能)を表現する一手段として,視覚化が非常に
よく利用されている。進化型アルゴリズムの挙動を視覚
化することによって,例えば進化型アルゴリズムにおけ
る各個体の解表現や解の良さの尺度(適応度)を解空間
上や時間軸上にプロットするなどにより,比較的大規模
な問題領域,大集団・長時間の進化型アルゴリズム実行
に対しても,その挙動を直観的に表現して見せることが
できる。
【0009】進化型アルゴリズムのための視覚化技法は
各種考案されており,例えば,特開平9−305565
号公報「遺伝アルゴリズム解析表示処理装置」には,遺
伝アルゴリズムのための各種技法による視覚化表示を提
供するのみならず,実行条件の入力,保存および遺伝ア
ルゴリズムの実行を統合化し,それによってユーザが効
率的に実行条件を調整し,実行性能を上げることができ
るように考案されたものが開示されている。
各種考案されており,例えば,特開平9−305565
号公報「遺伝アルゴリズム解析表示処理装置」には,遺
伝アルゴリズムのための各種技法による視覚化表示を提
供するのみならず,実行条件の入力,保存および遺伝ア
ルゴリズムの実行を統合化し,それによってユーザが効
率的に実行条件を調整し,実行性能を上げることができ
るように考案されたものが開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,問題の
規模あるいは進化型アルゴリズム自体の規模(集団サイ
ズ,世代数等)が非常に大きい場合に必要とされるよう
な,高速な演算能力および必要によっては進化型アルゴ
リズムの進化の詳細な記録を残しておくための十分なデ
ィスク容量を持つ計算機では,進化型アルゴリズムの挙
動を視覚化するための装置に期待されるようなグラフィ
ックス能力が必ずしも備わっていないのが現状であり,
進化型アルゴリズムの実行と視覚化表示とを同一の計算
機で処理することが困難な場合がある。
規模あるいは進化型アルゴリズム自体の規模(集団サイ
ズ,世代数等)が非常に大きい場合に必要とされるよう
な,高速な演算能力および必要によっては進化型アルゴ
リズムの進化の詳細な記録を残しておくための十分なデ
ィスク容量を持つ計算機では,進化型アルゴリズムの挙
動を視覚化するための装置に期待されるようなグラフィ
ックス能力が必ずしも備わっていないのが現状であり,
進化型アルゴリズムの実行と視覚化表示とを同一の計算
機で処理することが困難な場合がある。
【0011】また,従来技術では,進化型アルゴリズム
の実行経過を視覚化表示していても,その表示を見てす
ぐさま実行条件を変更できる機能が備わっていないな
ど,視覚化表示機能が進化型アルゴリズムの実行性能の
向上に効果的に連動していないのが現状である。
の実行経過を視覚化表示していても,その表示を見てす
ぐさま実行条件を変更できる機能が備わっていないな
ど,視覚化表示機能が進化型アルゴリズムの実行性能の
向上に効果的に連動していないのが現状である。
【0012】本発明は上記問題点の解決を図り,進化型
アルゴリズムの実行にユーザが積極的に関与し,進化型
アルゴリズムの実行性能を効果的にダイナミックに向上
させることができるようにする手段を提供することを目
的とする。
アルゴリズムの実行にユーザが積極的に関与し,進化型
アルゴリズムの実行性能を効果的にダイナミックに向上
させることができるようにする手段を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために,本発明では,進化型アルゴリズムの実行と視覚
化表示とをネットワークでつながれた別々の計算機上で
処理できるようにする。ここでは進化型アルゴリズムの
実行が処理される計算機を実行装置,視覚化表示が処理
される計算機をインタフェース装置と呼ぶことにする。
ために,本発明では,進化型アルゴリズムの実行と視覚
化表示とをネットワークでつながれた別々の計算機上で
処理できるようにする。ここでは進化型アルゴリズムの
実行が処理される計算機を実行装置,視覚化表示が処理
される計算機をインタフェース装置と呼ぶことにする。
【0014】さらに,進化型アルゴリズムの実行条件お
よびステップの進行制御方法を,進化型アルゴリズムの
実行途中でインタフェース装置上で制御できるようにす
る。進化型アルゴリズムのステップの進行制御方法と
は,進化型アルゴリズムを自動進行させたり,任意のス
テップで一時停止させたり,1ステップあるいは数ステ
ップごとに一時停止させたりするものである。またさら
に,実行経過の表示画面上で進化型アルゴリズムのオブ
ジェクト(遺伝アルゴリズムにおける視覚化された個体
など)を移動させ,その変更を実行中の進化型アルゴリ
ズムに反映させる手段を設ける。ここで,進化型アルゴ
リズムのステップとは,例えば遺伝アルゴリズムにおけ
る1世代もしくは数世代を意味するが,1世代における
交叉もしくは突然変異というような一つの遺伝的操作で
あってもよい。
よびステップの進行制御方法を,進化型アルゴリズムの
実行途中でインタフェース装置上で制御できるようにす
る。進化型アルゴリズムのステップの進行制御方法と
は,進化型アルゴリズムを自動進行させたり,任意のス
テップで一時停止させたり,1ステップあるいは数ステ
ップごとに一時停止させたりするものである。またさら
に,実行経過の表示画面上で進化型アルゴリズムのオブ
ジェクト(遺伝アルゴリズムにおける視覚化された個体
など)を移動させ,その変更を実行中の進化型アルゴリ
ズムに反映させる手段を設ける。ここで,進化型アルゴ
リズムのステップとは,例えば遺伝アルゴリズムにおけ
る1世代もしくは数世代を意味するが,1世代における
交叉もしくは突然変異というような一つの遺伝的操作で
あってもよい。
【0015】これにより,進化型アルゴリズムの実行を
高速演算のできる計算機で,実行結果の視覚化表示をグ
ラフィックスに向いた計算機で,分担して処理すること
ができ,視覚化表示を参照しつつ実行条件を効果的に変
更していくことができ,ユーザが進化型アルゴリズムの
進化に積極的に関与して,進化型アルゴリズムの進化を
促進できるようになる。
高速演算のできる計算機で,実行結果の視覚化表示をグ
ラフィックスに向いた計算機で,分担して処理すること
ができ,視覚化表示を参照しつつ実行条件を効果的に変
更していくことができ,ユーザが進化型アルゴリズムの
進化に積極的に関与して,進化型アルゴリズムの進化を
促進できるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は,本発明の構成例を示す図
である。進化型アルゴリズム実行装置10は,1台もし
くは複数台のCPUおよびメモリなどからなり,進化型
アルゴリズムを実行する装置である。進化型アルゴリズ
ム実行装置10は,進化型アルゴリズムのインタフェー
ス装置20とネットワーク30を介して接続され,進化
型アルゴリズムの実行経過を送信し,進化型アルゴリズ
ムの実行条件,ステップの進行制御方法,オブジェクト
の変更内容等の情報を受信する。
である。進化型アルゴリズム実行装置10は,1台もし
くは複数台のCPUおよびメモリなどからなり,進化型
アルゴリズムを実行する装置である。進化型アルゴリズ
ム実行装置10は,進化型アルゴリズムのインタフェー
ス装置20とネットワーク30を介して接続され,進化
型アルゴリズムの実行経過を送信し,進化型アルゴリズ
ムの実行条件,ステップの進行制御方法,オブジェクト
の変更内容等の情報を受信する。
【0017】進化型アルゴリズムのインタフェース装置
20は,進化型アルゴリズム実行装置10において実行
される進化型アルゴリズムへのインタフェースを提供す
る装置である。そのインタフェースは,実行条件設定・
変更,ステップ制御,視覚化処理およびオブジェクト変
更処理等で構成されている。この装置20は,進化型ア
ルゴリズム実行装置10とネットワーク30を介して接
続され,進化型アルゴリズムの実行経過を受信し,進化
型アルゴリズムの実行条件,ステップの進行制御方法,
オブジェクトの変更内容等の情報を送信する。
20は,進化型アルゴリズム実行装置10において実行
される進化型アルゴリズムへのインタフェースを提供す
る装置である。そのインタフェースは,実行条件設定・
変更,ステップ制御,視覚化処理およびオブジェクト変
更処理等で構成されている。この装置20は,進化型ア
ルゴリズム実行装置10とネットワーク30を介して接
続され,進化型アルゴリズムの実行経過を受信し,進化
型アルゴリズムの実行条件,ステップの進行制御方法,
オブジェクトの変更内容等の情報を送信する。
【0018】ネットワーク30は,進化型アルゴリズム
実行装置10および進化型アルゴリズムのインタフェー
ス装置20を接続するものである。入力装置40は,例
えばキーボードやマウス等であり,インタフェース装置
制御部21への制御命令を入力するものである。
実行装置10および進化型アルゴリズムのインタフェー
ス装置20を接続するものである。入力装置40は,例
えばキーボードやマウス等であり,インタフェース装置
制御部21への制御命令を入力するものである。
【0019】表示装置50は,進化型アルゴリズムのイ
ンタフェース装置20が提供するインタフェースを視覚
的に表示したり,同じく進化型アルゴリズムのインタフ
ェース装置20が提供する進化型アルゴリズムの実行経
過の視覚化処理結果を表示したりするものである。
ンタフェース装置20が提供するインタフェースを視覚
的に表示したり,同じく進化型アルゴリズムのインタフ
ェース装置20が提供する進化型アルゴリズムの実行経
過の視覚化処理結果を表示したりするものである。
【0020】実行装置制御部11は,進化型アルゴリズ
ム実行装置10における各種制御を受け持つ部分であ
り,進化型アルゴリズム実行部12および設定情報・実
行経過記憶部13に対する処理を制御したり,ネットワ
ーク30を介して進化型アルゴリズムのインタフェース
装置20へ進化型アルゴリズムの実行経過を送ったり,
進化型アルゴリズムのインタフェース装置20から進化
型アルゴリズムの実行条件,ステップの進行制御方法,
オブジェクトの変更内容等の情報を受け取ったりするも
のである。
ム実行装置10における各種制御を受け持つ部分であ
り,進化型アルゴリズム実行部12および設定情報・実
行経過記憶部13に対する処理を制御したり,ネットワ
ーク30を介して進化型アルゴリズムのインタフェース
装置20へ進化型アルゴリズムの実行経過を送ったり,
進化型アルゴリズムのインタフェース装置20から進化
型アルゴリズムの実行条件,ステップの進行制御方法,
オブジェクトの変更内容等の情報を受け取ったりするも
のである。
【0021】進化型アルゴリズム実行部12は,進化型
アルゴリズムを実行する部分である。設定情報・実行経
過記憶部13は,実行装置制御部11を介して得られる
進化型アルゴリズムの実行条件やステップの進行制御方
法,オブジェクトの変更内容を記憶したり,進化型アル
ゴリズム実行部12から得られる進化型アルゴリズムの
実行経過を記憶する部分である。
アルゴリズムを実行する部分である。設定情報・実行経
過記憶部13は,実行装置制御部11を介して得られる
進化型アルゴリズムの実行条件やステップの進行制御方
法,オブジェクトの変更内容を記憶したり,進化型アル
ゴリズム実行部12から得られる進化型アルゴリズムの
実行経過を記憶する部分である。
【0022】インタフェース装置制御部21は,進化型
アルゴリズムのインタフェース装置20における各種制
御を受け持つ部分であり,実行条件設定部22,実行条
件変更部23,ステップ制御設定部24,ステップ制御
部25,ステップ制御設定変更部26,視覚化処理部2
7およびオブジェクト変更処理部28の処理を制御した
り,ネットワーク30を介して進化型アルゴリズム実行
装置10から進化型アルゴリズムの実行経過を受け取っ
たり,進化型アルゴリズム実行装置10へ進化型アルゴ
リズムの実行条件,ステップの進行制御方法,オブジェ
クトの変更内容等の情報を送ったりするものである。
アルゴリズムのインタフェース装置20における各種制
御を受け持つ部分であり,実行条件設定部22,実行条
件変更部23,ステップ制御設定部24,ステップ制御
部25,ステップ制御設定変更部26,視覚化処理部2
7およびオブジェクト変更処理部28の処理を制御した
り,ネットワーク30を介して進化型アルゴリズム実行
装置10から進化型アルゴリズムの実行経過を受け取っ
たり,進化型アルゴリズム実行装置10へ進化型アルゴ
リズムの実行条件,ステップの進行制御方法,オブジェ
クトの変更内容等の情報を送ったりするものである。
【0023】実行条件設定部22は,進化型アルゴリズ
ムの実行条件の設定を処理する部分である。実行条件変
更部23は,進化型アルゴリズムの実行途中での実行条
件の変更を処理する部分である。
ムの実行条件の設定を処理する部分である。実行条件変
更部23は,進化型アルゴリズムの実行途中での実行条
件の変更を処理する部分である。
【0024】ステップ制御設定部24は,進化型アルゴ
リズムのステップの進行制御方法を設定する部分であ
る。ステップ制御部25は,進化型アルゴリズムのステ
ップの進行を制御する部分である。
リズムのステップの進行制御方法を設定する部分であ
る。ステップ制御部25は,進化型アルゴリズムのステ
ップの進行を制御する部分である。
【0025】ステップ制御設定変更部26は,進化型ア
ルゴリズムの実行途中でのステップの進行制御方法を変
更する部分である。視覚化処理部27は,進化型アルゴ
リズムの実行経過を視覚化処理する部分である。
ルゴリズムの実行途中でのステップの進行制御方法を変
更する部分である。視覚化処理部27は,進化型アルゴ
リズムの実行経過を視覚化処理する部分である。
【0026】オブジェクト変更処理部28は,視覚化処
理部27によって視覚化処理され,表示装置50上に表
示された進化型アルゴリズムの実行経過に関するオブジ
ェクトについて,入力装置40を用いて変更されたもの
を処理する部分である。
理部27によって視覚化処理され,表示装置50上に表
示された進化型アルゴリズムの実行経過に関するオブジ
ェクトについて,入力装置40を用いて変更されたもの
を処理する部分である。
【0027】〔実行条件およびステップの進行制御方法
の設定〕図1に示すシステムでは,進化型アルゴリズム
実行装置10および進化型アルゴリズムのインタフェー
ス装置20をネットワーク30を介して接続し,進化型
アルゴリズムのインタフェース装置20内の実行条件設
定部22において設定された実行条件,およびステップ
制御設定部24において設定されたステップの進行制御
方法を,進化型アルゴリズム実行装置10へ送信し,そ
の実行条件およびステップの進行制御方法に基づいて,
進化型アルゴリズム実行装置10内の進化型アルゴリズ
ム実行部12において進化型アルゴリズムを実行し,そ
の実行経過を進化型アルゴリズム実行装置10から進化
型アルゴリズムのインタフェース装置20へ送信し,そ
の実行経過を進化型アルゴリズムのインタフェース装置
20内の視覚化処理部27において視覚化処理し,その
処理結果を表示装置50上に画面表示する。また,必要
に応じて,進化型アルゴリズムのインタフェース装置2
0内のステップ制御部25により進化型アルゴリズムの
ステップの進行を制御する。
の設定〕図1に示すシステムでは,進化型アルゴリズム
実行装置10および進化型アルゴリズムのインタフェー
ス装置20をネットワーク30を介して接続し,進化型
アルゴリズムのインタフェース装置20内の実行条件設
定部22において設定された実行条件,およびステップ
制御設定部24において設定されたステップの進行制御
方法を,進化型アルゴリズム実行装置10へ送信し,そ
の実行条件およびステップの進行制御方法に基づいて,
進化型アルゴリズム実行装置10内の進化型アルゴリズ
ム実行部12において進化型アルゴリズムを実行し,そ
の実行経過を進化型アルゴリズム実行装置10から進化
型アルゴリズムのインタフェース装置20へ送信し,そ
の実行経過を進化型アルゴリズムのインタフェース装置
20内の視覚化処理部27において視覚化処理し,その
処理結果を表示装置50上に画面表示する。また,必要
に応じて,進化型アルゴリズムのインタフェース装置2
0内のステップ制御部25により進化型アルゴリズムの
ステップの進行を制御する。
【0028】ステップ制御設定部24において設定され
るステップの進行制御方法は,進化型アルゴリズムをノ
ン・ストップで進行させたり,任意のステップで一時停
止させたり,1ステップあるいは数ステップごとに一時
停止させたりというように設定することができるように
するものである。なお,進化型アルゴリズムの実行経過
の送受信および視覚化表示のタイミングについては,ス
テップ制御設定部24においてステップの進行制御方法
と独立に設定できるようにしてもよいし,ステップの制
御と連動して送受信・視覚化表示するように設定しても
よい。
るステップの進行制御方法は,進化型アルゴリズムをノ
ン・ストップで進行させたり,任意のステップで一時停
止させたり,1ステップあるいは数ステップごとに一時
停止させたりというように設定することができるように
するものである。なお,進化型アルゴリズムの実行経過
の送受信および視覚化表示のタイミングについては,ス
テップ制御設定部24においてステップの進行制御方法
と独立に設定できるようにしてもよいし,ステップの制
御と連動して送受信・視覚化表示するように設定しても
よい。
【0029】以上のように,進化型アルゴリズムの実行
と,その制御のためのインタフェースおよび視覚化表示
とを,ネットワーク30でつながれた別々の計算機上で
処理することにより,進化型アルゴリズムの実行を高速
演算のできる計算機(進化型アルゴリズム実行装置1
0)で,実行結果の視覚化表示をグラフィックスに向い
た計算機(進化型アルゴリズムのインタフェース装置2
0)で,分担して処理することができる。
と,その制御のためのインタフェースおよび視覚化表示
とを,ネットワーク30でつながれた別々の計算機上で
処理することにより,進化型アルゴリズムの実行を高速
演算のできる計算機(進化型アルゴリズム実行装置1
0)で,実行結果の視覚化表示をグラフィックスに向い
た計算機(進化型アルゴリズムのインタフェース装置2
0)で,分担して処理することができる。
【0030】図2は,本発明の実施の形態における実行
条件およびステップの進行制御方法の設定を説明するた
めの図であり,図3は,実行経過の視覚化を説明するた
めの図である。
条件およびステップの進行制御方法の設定を説明するた
めの図であり,図3は,実行経過の視覚化を説明するた
めの図である。
【0031】進化型アルゴリズムのインタフェース装置
20内の実行条件設定部22は,進化型アルゴリズムの
実行条件を設定するためのインタフェースを提供する。
この例において設定されるべき実行条件(およびその設
定値)は,図2に示す表示装置50における実行条件設
定画面51では,集団サイズ(12),選択方法(ルー
レット・ホイール),交叉方法(2点交叉),交叉率
(0.6),突然変異方法(0−1反転),突然変異率
(0.01)等になっている。これらの実行条件の設定
情報は,図1に示すインタフェース装置制御部21から
ネットワーク30を経て,進化型アルゴリズム実行装置
10内の実行装置制御部11へ送られ,設定情報・実行
経過記憶部13に蓄えられる。
20内の実行条件設定部22は,進化型アルゴリズムの
実行条件を設定するためのインタフェースを提供する。
この例において設定されるべき実行条件(およびその設
定値)は,図2に示す表示装置50における実行条件設
定画面51では,集団サイズ(12),選択方法(ルー
レット・ホイール),交叉方法(2点交叉),交叉率
(0.6),突然変異方法(0−1反転),突然変異率
(0.01)等になっている。これらの実行条件の設定
情報は,図1に示すインタフェース装置制御部21から
ネットワーク30を経て,進化型アルゴリズム実行装置
10内の実行装置制御部11へ送られ,設定情報・実行
経過記憶部13に蓄えられる。
【0032】進化型アルゴリズムのインタフェース装置
20内のステップ制御設定部24は,進化型アルゴリズ
ムのステップの進行制御方法を設定するためのインタフ
ェースを提供する。この例においては,図2に示す表示
装置50におけるステップ制御設定画面52のように,
ステップの進行制御方法として,例えば「ノン・ストッ
プ」あるいは「指定ステップごとに一時停止」が選択で
きるようになっており,図2の例での設定値は「指定ス
テップごとに一時停止」(指定ステップ数=1)になっ
ている。このステップ制御設定情報は,インタフェース
装置制御部21からネットワーク30を経て,進化型ア
ルゴリズム実行装置10内の実行装置制御部11へ送ら
れ,設定情報・実行経過記憶部13に蓄えられる。
20内のステップ制御設定部24は,進化型アルゴリズ
ムのステップの進行制御方法を設定するためのインタフ
ェースを提供する。この例においては,図2に示す表示
装置50におけるステップ制御設定画面52のように,
ステップの進行制御方法として,例えば「ノン・ストッ
プ」あるいは「指定ステップごとに一時停止」が選択で
きるようになっており,図2の例での設定値は「指定ス
テップごとに一時停止」(指定ステップ数=1)になっ
ている。このステップ制御設定情報は,インタフェース
装置制御部21からネットワーク30を経て,進化型ア
ルゴリズム実行装置10内の実行装置制御部11へ送ら
れ,設定情報・実行経過記憶部13に蓄えられる。
【0033】進化型アルゴリズム実行装置10内の進化
型アルゴリズム実行部12は,設定情報・実行経過記憶
部13に蓄えられた実行条件およびステップ制御設定情
報に基づいて進化型アルゴリズムを実行し,その実行経
過を設定情報・実行経過記憶部13に蓄える。
型アルゴリズム実行部12は,設定情報・実行経過記憶
部13に蓄えられた実行条件およびステップ制御設定情
報に基づいて進化型アルゴリズムを実行し,その実行経
過を設定情報・実行経過記憶部13に蓄える。
【0034】進化型アルゴリズムのインタフェース装置
20内のステップ制御部25は,進化型アルゴリズム実
行装置10内の進化型アルゴリズム実行部12で実行さ
れる進化型アルゴリズムのステップ進行制御のインタフ
ェースを提供する。
20内のステップ制御部25は,進化型アルゴリズム実
行装置10内の進化型アルゴリズム実行部12で実行さ
れる進化型アルゴリズムのステップ進行制御のインタフ
ェースを提供する。
【0035】図2の例におけるステップ制御のためのイ
ンタフェースは,表示装置50におけるステップ制御画
面53のように,例えば「一時停止」,「再開」および
「中止」の制御命令を発する3つのボタンで構成されて
おり,そのいずれかのボタンが押されたことをステップ
制御部25が検出すると,その該当する制御命令がイン
タフェース装置制御部21からネットワーク30を経
て,進化型アルゴリズム実行装置10内の実行装置制御
部11へ送られ,それに従って,進化型アルゴリズム実
行部12で実行される進化型アルゴリズムのステップの
進行が制御される。
ンタフェースは,表示装置50におけるステップ制御画
面53のように,例えば「一時停止」,「再開」および
「中止」の制御命令を発する3つのボタンで構成されて
おり,そのいずれかのボタンが押されたことをステップ
制御部25が検出すると,その該当する制御命令がイン
タフェース装置制御部21からネットワーク30を経
て,進化型アルゴリズム実行装置10内の実行装置制御
部11へ送られ,それに従って,進化型アルゴリズム実
行部12で実行される進化型アルゴリズムのステップの
進行が制御される。
【0036】進化型アルゴリズム実行部12は,図3に
示すように進化型アルゴリズムの実行経過を,逐次,設
定情報・実行経過記憶部13に蓄える。設定情報・実行
経過記憶部13に蓄えられた進化型アルゴリズムの実行
経過は,実行装置制御部11からネットワーク30を経
て,進化型アルゴリズムのインタフェース装置20内の
インタフェース装置制御部21に送られ,実行経過をも
とに視覚化処理部27で視覚化のための処理が行われ,
表示装置50に視覚化表示される。
示すように進化型アルゴリズムの実行経過を,逐次,設
定情報・実行経過記憶部13に蓄える。設定情報・実行
経過記憶部13に蓄えられた進化型アルゴリズムの実行
経過は,実行装置制御部11からネットワーク30を経
て,進化型アルゴリズムのインタフェース装置20内の
インタフェース装置制御部21に送られ,実行経過をも
とに視覚化処理部27で視覚化のための処理が行われ,
表示装置50に視覚化表示される。
【0037】図3の例では,現在,進化型アルゴリズム
の実行がステップ4まで進んでおり,実行経過視覚化表
示54では,ステップ4における解空間上の個体分布が
表示されている。また,実行経過視覚化表示55では,
ステップ進行に伴う適応度の推移が,各ステップごとの
適応度の最大値,平均値,最小値の変化を示すグラフで
もって表示されている。なお,進化型アルゴリズムの実
行経過についての視覚化技法には,これ以外にもさまざ
まな種類があり,本発明における視覚化表示は,このよ
うな基本的な解空間上の個体分布の表示またはステップ
進行に伴う適応度の推移の表示に限られるわけではな
い。
の実行がステップ4まで進んでおり,実行経過視覚化表
示54では,ステップ4における解空間上の個体分布が
表示されている。また,実行経過視覚化表示55では,
ステップ進行に伴う適応度の推移が,各ステップごとの
適応度の最大値,平均値,最小値の変化を示すグラフで
もって表示されている。なお,進化型アルゴリズムの実
行経過についての視覚化技法には,これ以外にもさまざ
まな種類があり,本発明における視覚化表示は,このよ
うな基本的な解空間上の個体分布の表示またはステップ
進行に伴う適応度の推移の表示に限られるわけではな
い。
【0038】〔実行条件の動的変更〕次に,実行条件を
動的に変更する例を説明する。進化型アルゴリズムの実
行条件は,進化型アルゴリズムの実行途中で進化型アル
ゴリズムのインタフェース装置20内の実行条件変更部
23によって動的に変更することができる。例えば,
0.01と初期設定した遺伝アルゴリズムの突然変異率
が小さいため,染色体集団における個体の適応度の改善
が遅いと思われるような場合には,突然変異率を0.0
1から0.05に上げるなどして,適応度の最大値,平
均値,最小値などの変化を確認しながら,適応度が効果
的に改善されるように調整することができる。
動的に変更する例を説明する。進化型アルゴリズムの実
行条件は,進化型アルゴリズムの実行途中で進化型アル
ゴリズムのインタフェース装置20内の実行条件変更部
23によって動的に変更することができる。例えば,
0.01と初期設定した遺伝アルゴリズムの突然変異率
が小さいため,染色体集団における個体の適応度の改善
が遅いと思われるような場合には,突然変異率を0.0
1から0.05に上げるなどして,適応度の最大値,平
均値,最小値などの変化を確認しながら,適応度が効果
的に改善されるように調整することができる。
【0039】このように,進化型アルゴリズムの実行条
件を実行途中で変更できることにより,進化型アルゴリ
ズムの実行経過の視覚化表示を参照しながら,対話的に
進化型アルゴリズムの進化能力を向上させることができ
る。
件を実行途中で変更できることにより,進化型アルゴリ
ズムの実行経過の視覚化表示を参照しながら,対話的に
進化型アルゴリズムの進化能力を向上させることができ
る。
【0040】図4および図5は,実行条件の動的変更を
説明するための図である。この図に描かれていないその
他の部分は,前述した例と同様である。例えば図4
(A)に示すように,進化型アルゴリズムの初期の実行
条件として,図2の例と同様に,実行条件設定部22に
おいて,集団サイズ(12),選択方法(ルーレット・
ホイール),交叉方法(2点交叉),交叉率(0.
6),突然変異方法(0−1反転),突然変異率(0.
01)等が設定され,それらが他の進化型アルゴリズム
の情報と共に,図5(A)に示すように,設定情報・実
行経過記憶部13に記憶されている。
説明するための図である。この図に描かれていないその
他の部分は,前述した例と同様である。例えば図4
(A)に示すように,進化型アルゴリズムの初期の実行
条件として,図2の例と同様に,実行条件設定部22に
おいて,集団サイズ(12),選択方法(ルーレット・
ホイール),交叉方法(2点交叉),交叉率(0.
6),突然変異方法(0−1反転),突然変異率(0.
01)等が設定され,それらが他の進化型アルゴリズム
の情報と共に,図5(A)に示すように,設定情報・実
行経過記憶部13に記憶されている。
【0041】ここで,ステップ5の開始前に実行条件が
変更されるものとする。その作業は,進化型アルゴリズ
ムのインタフェース装置20の実行条件変更部23にお
いて行われる。取り扱う実行条件の種類は共通であるか
ら,実行条件変更部23のインタフェースは,実行条件
設定部22と同様のものでよい。図4(B)の例では,
実行条件のうち,選択方法がルーレット・ホイールから
ランキング法に,突然変異率が0.01から0.05に
変更されている。その変更内容は,進化型アルゴリズム
実行装置10へ送られ,図5(B)に示すように,設定
情報・実行経過記憶部13に記憶される。これにより,
ステップ5以降は,この新たな実行条件に従って進化型
アルゴリズムが実行される。
変更されるものとする。その作業は,進化型アルゴリズ
ムのインタフェース装置20の実行条件変更部23にお
いて行われる。取り扱う実行条件の種類は共通であるか
ら,実行条件変更部23のインタフェースは,実行条件
設定部22と同様のものでよい。図4(B)の例では,
実行条件のうち,選択方法がルーレット・ホイールから
ランキング法に,突然変異率が0.01から0.05に
変更されている。その変更内容は,進化型アルゴリズム
実行装置10へ送られ,図5(B)に示すように,設定
情報・実行経過記憶部13に記憶される。これにより,
ステップ5以降は,この新たな実行条件に従って進化型
アルゴリズムが実行される。
【0042】〔ステップの進行制御方法の動的変更〕次
に,進化型アルゴリズムのステップの進行制御方法を動
的に変更する例を説明する。
に,進化型アルゴリズムのステップの進行制御方法を動
的に変更する例を説明する。
【0043】進化型アルゴリズムのステップの進行制御
方法は,進化型アルゴリズムの実行途中で進化型アルゴ
リズムのインタフェース装置20内のステップ制御設定
変更部26から動的に変更することができる。例えば,
1ステップごとの一時停止を5ステップごとの一時停止
に変更するなどして,進化型アルゴリズムの一度の実行
ステップ数を増減することができる。
方法は,進化型アルゴリズムの実行途中で進化型アルゴ
リズムのインタフェース装置20内のステップ制御設定
変更部26から動的に変更することができる。例えば,
1ステップごとの一時停止を5ステップごとの一時停止
に変更するなどして,進化型アルゴリズムの一度の実行
ステップ数を増減することができる。
【0044】このように,進化型アルゴリズムの進行制
御方法を実行途中で変更できることにより,進化型アル
ゴリズムの実行経過の視覚化表示を効率化することがで
きる。
御方法を実行途中で変更できることにより,進化型アル
ゴリズムの実行経過の視覚化表示を効率化することがで
きる。
【0045】図6は,ステップの進行制御方法の動的変
更を説明するための図である。この図に描かれていない
その他の部分は,前述した例と同様である。図6(A)
に示すように,進化型アルゴリズムの初期のステップの
進行制御方法として,図2の例と同様に,ステップ制御
設定部24において「1ステップごとに一時停止」が設
定され,それが他の進化型アルゴリズムの情報と共に,
図6(B)に示すように,設定情報・実行経過記憶部1
3に記憶されている。
更を説明するための図である。この図に描かれていない
その他の部分は,前述した例と同様である。図6(A)
に示すように,進化型アルゴリズムの初期のステップの
進行制御方法として,図2の例と同様に,ステップ制御
設定部24において「1ステップごとに一時停止」が設
定され,それが他の進化型アルゴリズムの情報と共に,
図6(B)に示すように,設定情報・実行経過記憶部1
3に記憶されている。
【0046】ここで,ステップ5の開始前に,この初期
のステップ制御設定が変更されるものとする。その作業
は,ステップ制御設定変更部26において行われる。取
り扱うステップの進行制御方法の種類は共通であるか
ら,ステップ制御設定変更部26のインタフェースは,
ステップ制御設定部24と同様のものでよい。この例に
おいては,図6(C)に示すように「1ステップごとに
一時停止」が「5ステップごとに一時停止」に変更され
ている。その変更内容は,進化型アルゴリズム実行装置
10へ送られ,図6(D)に示すように設定情報・実行
経過記憶部13に記憶される。これにより,ステップ5
以降は,5ステップごとに進化型アルゴリズムの実行が
一時停止されるようになる。
のステップ制御設定が変更されるものとする。その作業
は,ステップ制御設定変更部26において行われる。取
り扱うステップの進行制御方法の種類は共通であるか
ら,ステップ制御設定変更部26のインタフェースは,
ステップ制御設定部24と同様のものでよい。この例に
おいては,図6(C)に示すように「1ステップごとに
一時停止」が「5ステップごとに一時停止」に変更され
ている。その変更内容は,進化型アルゴリズム実行装置
10へ送られ,図6(D)に示すように設定情報・実行
経過記憶部13に記憶される。これにより,ステップ5
以降は,5ステップごとに進化型アルゴリズムの実行が
一時停止されるようになる。
【0047】〔オブジェクトの変更〕次に,進化型アル
ゴリズムのオブジェクトを,ユーザの指示より強制的に
変更する例を説明する。進化型アルゴリズムのオブジェ
クトとは,例えば遺伝アルゴリズムにおける視覚化され
た個体などである。
ゴリズムのオブジェクトを,ユーザの指示より強制的に
変更する例を説明する。進化型アルゴリズムのオブジェ
クトとは,例えば遺伝アルゴリズムにおける視覚化され
た個体などである。
【0048】表示装置50上に視覚化表示された進化型
アルゴリズムの実行経過に見られる進化型アルゴリズム
のオブジェクトに,マウスやキーボード等の入力装置4
0を介して視覚的あるいは数値的な変更を加え,その変
更をオブジェクト変更処理部28で処理した後,ネット
ワーク30を介して進化型アルゴリズム実行装置10に
送信し,進化型アルゴリズム実行装置10は,その変更
を進化型アルゴリズム実行部12において実行中の進化
型アルゴリズムに反映させる。
アルゴリズムの実行経過に見られる進化型アルゴリズム
のオブジェクトに,マウスやキーボード等の入力装置4
0を介して視覚的あるいは数値的な変更を加え,その変
更をオブジェクト変更処理部28で処理した後,ネット
ワーク30を介して進化型アルゴリズム実行装置10に
送信し,進化型アルゴリズム実行装置10は,その変更
を進化型アルゴリズム実行部12において実行中の進化
型アルゴリズムに反映させる。
【0049】進化型アルゴリズムの実行途中でオブジェ
クトを変更できることにより,ユーザが進化型アルゴリ
ズムの実行経過の視覚化表示を参照しながら進化型アル
ゴリズムの進化に対して積極的に関与し,進化型アルゴ
リズムの進化を促進することができるようになる。
クトを変更できることにより,ユーザが進化型アルゴリ
ズムの実行経過の視覚化表示を参照しながら進化型アル
ゴリズムの進化に対して積極的に関与し,進化型アルゴ
リズムの進化を促進することができるようになる。
【0050】図7は,本発明の実施の形態におけるオブ
ジェクトの変更を説明するための図である。この図に描
かれていないその他の部分は,前述した例と同様であ
る。進化型アルゴリズム実行装置10において,進化型
アルゴリズム実行部12が,実行装置制御部11から制
御を受けつつ,設定情報・実行経過記憶部13に蓄えら
れた実行条件情報およびステップ制御設定情報に基づき
進化型アルゴリズムを実行し,その実行経過を設定情報
・実行経過記憶部13に蓄える。
ジェクトの変更を説明するための図である。この図に描
かれていないその他の部分は,前述した例と同様であ
る。進化型アルゴリズム実行装置10において,進化型
アルゴリズム実行部12が,実行装置制御部11から制
御を受けつつ,設定情報・実行経過記憶部13に蓄えら
れた実行条件情報およびステップ制御設定情報に基づき
進化型アルゴリズムを実行し,その実行経過を設定情報
・実行経過記憶部13に蓄える。
【0051】設定情報・実行経過記憶部13に蓄えられ
た実行経過は,実行装置制御部11によってネットワー
ク30を介して進化型アルゴリズムのインタフェース装
置20へ送信される。進化型アルゴリズムのインタフェ
ース装置20では,視覚化処理部27が受信した実行経
過をもとに,例えば解空間上の個体分布を実行経過視覚
化表示54のように表示装置50に表示する。実行経過
視覚化表示54の各点は,進化型アルゴリズムの実行経
過における各個体の状態を示すオブジェクトである。
た実行経過は,実行装置制御部11によってネットワー
ク30を介して進化型アルゴリズムのインタフェース装
置20へ送信される。進化型アルゴリズムのインタフェ
ース装置20では,視覚化処理部27が受信した実行経
過をもとに,例えば解空間上の個体分布を実行経過視覚
化表示54のように表示装置50に表示する。実行経過
視覚化表示54の各点は,進化型アルゴリズムの実行経
過における各個体の状態を示すオブジェクトである。
【0052】ここで,実行経過視覚化表示54における
個体分布が,例えば左上側に偏り過ぎているため,最適
解が求まりにくい状況になっているとユーザが判断した
場合,ユーザは,オブジェクト変更処理部28によって
実行経過視覚化表示54上のオブジェクトの一部に変更
を加えることができる。
個体分布が,例えば左上側に偏り過ぎているため,最適
解が求まりにくい状況になっているとユーザが判断した
場合,ユーザは,オブジェクト変更処理部28によって
実行経過視覚化表示54上のオブジェクトの一部に変更
を加えることができる。
【0053】この例では,オブジェクト変更処理部28
において実行経過視覚化表示54′上のオブジェクトの
一部に,矢印付点線で示されるような変更を加えてい
る。この変更は,具体的には表示画面上でマウス等の入
力装置40を用いてオブジェクトをピックし,望ましい
と思われる場所にドラッグすることによって行う。な
お,キーボード等のからの数値入力によって,オブジェ
クトを変更してもよい。オブジェクトの位置が多次元変
数で表されるような場合には,ユーザは着目する次元の
座標軸を指定して,オブジェクトを表示させることがで
き,その表示されたオブジェクトに対する操作を行うこ
とができる。
において実行経過視覚化表示54′上のオブジェクトの
一部に,矢印付点線で示されるような変更を加えてい
る。この変更は,具体的には表示画面上でマウス等の入
力装置40を用いてオブジェクトをピックし,望ましい
と思われる場所にドラッグすることによって行う。な
お,キーボード等のからの数値入力によって,オブジェ
クトを変更してもよい。オブジェクトの位置が多次元変
数で表されるような場合には,ユーザは着目する次元の
座標軸を指定して,オブジェクトを表示させることがで
き,その表示されたオブジェクトに対する操作を行うこ
とができる。
【0054】オブジェクトの変更内容は,進化型アルゴ
リズムのインタフェース装置20からネットワーク30
を介して進化型アルゴリズム実行装置10へ送信され,
実行装置制御部11を経由して設定情報・実行経過記憶
部13に蓄えられる。進化型アルゴリズム実行部12
は,その設定情報・実行経過記憶部13に蓄えられた新
しいオブジェクト情報を実行装置制御部11を経由して
受け取り,そのオブジェクト情報を進化型アルゴリズム
の次のステップに反映させる。
リズムのインタフェース装置20からネットワーク30
を介して進化型アルゴリズム実行装置10へ送信され,
実行装置制御部11を経由して設定情報・実行経過記憶
部13に蓄えられる。進化型アルゴリズム実行部12
は,その設定情報・実行経過記憶部13に蓄えられた新
しいオブジェクト情報を実行装置制御部11を経由して
受け取り,そのオブジェクト情報を進化型アルゴリズム
の次のステップに反映させる。
【0055】オブジェクトの変更内容を解候補集団へ反
映する場合,具体的には解候補である個体を視覚化処理
部27により視覚化する場合の逆変換によって,該当す
る個体の内容を変更することになる。この結果,ステッ
プ4の解候補集団は,ステップ4′の解候補集団に変更
され,進化型アルゴリズム実行部12は,新しいステッ
プ4′の解候補集団をもとに次のステップにおける進化
型アルゴリズムの実行を行う。例えば遺伝アルゴリズム
において,変更された個体の染色体が致死遺伝子を含む
ような場合には,変更されたオブジェクトの近傍におい
て致死遺伝子を含まないような染色体になるように,変
更内容に補正を加えることが望ましい。この補正方法に
ついては,与えられた問題における解の染色体表現に依
存するため,ここでの詳しい説明は省略する。
映する場合,具体的には解候補である個体を視覚化処理
部27により視覚化する場合の逆変換によって,該当す
る個体の内容を変更することになる。この結果,ステッ
プ4の解候補集団は,ステップ4′の解候補集団に変更
され,進化型アルゴリズム実行部12は,新しいステッ
プ4′の解候補集団をもとに次のステップにおける進化
型アルゴリズムの実行を行う。例えば遺伝アルゴリズム
において,変更された個体の染色体が致死遺伝子を含む
ような場合には,変更されたオブジェクトの近傍におい
て致死遺伝子を含まないような染色体になるように,変
更内容に補正を加えることが望ましい。この補正方法に
ついては,与えられた問題における解の染色体表現に依
存するため,ここでの詳しい説明は省略する。
【0056】以上説明した実行条件の設定および変更,
ステップの進行制御方法の設定および変更,オブジェク
トの変更は,本発明において単独で実施することもでき
るし,組み合わせて実施することもできる。
ステップの進行制御方法の設定および変更,オブジェク
トの変更は,本発明において単独で実施することもでき
るし,組み合わせて実施することもできる。
【0057】〔進化型アルゴリズム実行装置の処理の流
れ〕図8は,進化型アルゴリズム実行装置のフローチャ
ートを示す。進化型アルゴリズム(以下,EAと略記す
る)の代表例として,遺伝アルゴリズムを用いて,実行
装置制御部11および進化型アルゴリズム実行部12の
処理を説明する。
れ〕図8は,進化型アルゴリズム実行装置のフローチャ
ートを示す。進化型アルゴリズム(以下,EAと略記す
る)の代表例として,遺伝アルゴリズムを用いて,実行
装置制御部11および進化型アルゴリズム実行部12の
処理を説明する。
【0058】(S1)まず,進化型アルゴリズムのイン
タフェース装置20からネットワーク30を経由して送
られてくるEAの実行条件情報およびステップ制御設定
情報を,実行装置制御部11を介して読み込む。
タフェース装置20からネットワーク30を経由して送
られてくるEAの実行条件情報およびステップ制御設定
情報を,実行装置制御部11を介して読み込む。
【0059】(S2)次に,初期世代(t=0;世代数
をtとする)のEA集団を実行条件として指定された集
団サイズに従って生成する。 (S3−S4)進化型アルゴリズムのインタフェース装
置20からネットワーク30を介して実行経過等のEA
情報の出力命令が送られてくれば,EA情報を出力す
る。出力命令が送られてこなければ,次のS5へ進む。
をtとする)のEA集団を実行条件として指定された集
団サイズに従って生成する。 (S3−S4)進化型アルゴリズムのインタフェース装
置20からネットワーク30を介して実行経過等のEA
情報の出力命令が送られてくれば,EA情報を出力す
る。出力命令が送られてこなければ,次のS5へ進む。
【0060】(S5)EA実行終了条件に達したかどう
かを判定する。EA実行終了条件は,例えば所定の世代
数に達したかどうか,適応度の最大値が所定値以上にな
ったかどうか,実行可能解が得られたかどうかなどによ
り,判断される。このEA実行終了条件を,進化型アル
ゴリズムのインタフェース装置20によって設定される
実行条件の一つに加えてもよい。EA実行終了条件に達
したならばEAの実行を終了する。
かを判定する。EA実行終了条件は,例えば所定の世代
数に達したかどうか,適応度の最大値が所定値以上にな
ったかどうか,実行可能解が得られたかどうかなどによ
り,判断される。このEA実行終了条件を,進化型アル
ゴリズムのインタフェース装置20によって設定される
実行条件の一つに加えてもよい。EA実行終了条件に達
したならばEAの実行を終了する。
【0061】(S6−S7))EA実行終了条件に達し
ていなければ,次に,EA実行を一時停止するかどうか
を判定する。進化型アルゴリズムのインタフェース装置
20からネットワーク30を介してEA実行の一時停止
命令が送られてきていれば,EA実行を一時停止し,そ
こでEA実行の一時停止解除命令が送られてくれば,一
時停止を解除し,世代数tの値を1増やして,次のS8
へ進む。EA実行の一時停止命令が送られてきていなけ
れば,世代数tの値を1増やして,直ちにS8へ進む。
ていなければ,次に,EA実行を一時停止するかどうか
を判定する。進化型アルゴリズムのインタフェース装置
20からネットワーク30を介してEA実行の一時停止
命令が送られてきていれば,EA実行を一時停止し,そ
こでEA実行の一時停止解除命令が送られてくれば,一
時停止を解除し,世代数tの値を1増やして,次のS8
へ進む。EA実行の一時停止命令が送られてきていなけ
れば,世代数tの値を1増やして,直ちにS8へ進む。
【0062】(S8)EA集団の各個体の適応度を所定
の適応度関数に従って評価する。 (S9)実行条件として設定された選択方法に従って,
適応度の低い個体を削除し,適応度の高い個体を生き残
らせる,あるいはその複製を多く残すという「適者生
存」のルールに基づいて選択を行う。
の適応度関数に従って評価する。 (S9)実行条件として設定された選択方法に従って,
適応度の低い個体を削除し,適応度の高い個体を生き残
らせる,あるいはその複製を多く残すという「適者生
存」のルールに基づいて選択を行う。
【0063】(S10)実行条件として設定された交叉
方法および交叉率に従って,選択段階で生き残った個体
同士で交叉,つまり遺伝情報の交換を確率的に行う。 (S11)実行条件として設定された突然変異方法およ
び突然変異に従って,個体の遺伝情報の一部に確率的変
更を加える。その後,S3へ戻り,同様に処理を繰り返
す。
方法および交叉率に従って,選択段階で生き残った個体
同士で交叉,つまり遺伝情報の交換を確率的に行う。 (S11)実行条件として設定された突然変異方法およ
び突然変異に従って,個体の遺伝情報の一部に確率的変
更を加える。その後,S3へ戻り,同様に処理を繰り返
す。
【0064】ここでは,進化型アルゴリズム(EA)の
代表例として遺伝アルゴリズム(GA)を用いた例を説
明したが,遺伝アルゴリズムとして特徴的なステップ
は,適応度評価(S8),選択(S9),交叉(S1
0),突然変異(S11)の箇所であり,他のEA手法
を用いる場合には,これらのステップは他のものに取っ
て替えられることになる。また,遺伝アルゴリズム自体
にも,各種派生的手法があり,遺伝アルゴリズムの種類
によっては,これらのステップが他のものに取って替え
られたり,別のステップが付け加えられたりする場合が
ある。
代表例として遺伝アルゴリズム(GA)を用いた例を説
明したが,遺伝アルゴリズムとして特徴的なステップ
は,適応度評価(S8),選択(S9),交叉(S1
0),突然変異(S11)の箇所であり,他のEA手法
を用いる場合には,これらのステップは他のものに取っ
て替えられることになる。また,遺伝アルゴリズム自体
にも,各種派生的手法があり,遺伝アルゴリズムの種類
によっては,これらのステップが他のものに取って替え
られたり,別のステップが付け加えられたりする場合が
ある。
【0065】〔進化型アルゴリズムのインタフェース装
置の処理の流れ〕図9は進化型アルゴリズムのインタフ
ェース装置のフローチャートを示す。 (S20)まず,EA実行条件入力用の実行条件設定画
面など,各種制御用インタフェースの生成を行う。
置の処理の流れ〕図9は進化型アルゴリズムのインタフ
ェース装置のフローチャートを示す。 (S20)まず,EA実行条件入力用の実行条件設定画
面など,各種制御用インタフェースの生成を行う。
【0066】(S21)次に,EAの実行条件を図2に
示したような実行条件設定画面51によって入力し,同
じくステップの進行制御方法をステップ制御設定画面5
2によって入力し,ネットワーク30を介して進化型ア
ルゴリズム実行装置10へ送信する。
示したような実行条件設定画面51によって入力し,同
じくステップの進行制御方法をステップ制御設定画面5
2によって入力し,ネットワーク30を介して進化型ア
ルゴリズム実行装置10へ送信する。
【0067】(S22)上記制御用インタフェース等を
用いてEA情報の出力命令が与えられた場合,S23へ
進み,出力命令が与えられていない場合,S26へ進
む。 (S23)EA情報の出力命令をネットワーク30を介
して進化型アルゴリズム実行装置10へ送信する。
用いてEA情報の出力命令が与えられた場合,S23へ
進み,出力命令が与えられていない場合,S26へ進
む。 (S23)EA情報の出力命令をネットワーク30を介
して進化型アルゴリズム実行装置10へ送信する。
【0068】(S24)進化型アルゴリズム実行装置1
0からネットワーク30を介して,実行経過等のEA情
報を受信する。 (S25)受信したEA情報の視覚化処理命令を視覚化
処理部27へ送り,視覚化処理部27では,EA情報を
各種統計処理して,処理結果を表示装置50に視覚化表
示する。
0からネットワーク30を介して,実行経過等のEA情
報を受信する。 (S25)受信したEA情報の視覚化処理命令を視覚化
処理部27へ送り,視覚化処理部27では,EA情報を
各種統計処理して,処理結果を表示装置50に視覚化表
示する。
【0069】(S26)上記制御用インタフェース(例
えば,図2のステップ制御画面53における「中止」ボ
タン)等を介することにより,システム終了命令を受け
た場合,進化型アルゴリズムのインタフェース装置20
の処理を終了する。システム終了命令を受けていない場
合,次のS27へ進む。 (S27)図2に示したようなステップ制御画面53か
らEA実行の一時停止命令が与えられた場合,EA実行
の一時停止命令をネットワーク30を介して進化型アル
ゴリズム実行装置10へ送り,S28へ進む。一時停止
命令が与えられていない場合,S22へ戻って同様に処
理を繰り返す。
えば,図2のステップ制御画面53における「中止」ボ
タン)等を介することにより,システム終了命令を受け
た場合,進化型アルゴリズムのインタフェース装置20
の処理を終了する。システム終了命令を受けていない場
合,次のS27へ進む。 (S27)図2に示したようなステップ制御画面53か
らEA実行の一時停止命令が与えられた場合,EA実行
の一時停止命令をネットワーク30を介して進化型アル
ゴリズム実行装置10へ送り,S28へ進む。一時停止
命令が与えられていない場合,S22へ戻って同様に処
理を繰り返す。
【0070】(S28)視覚化処理部27が表示したE
Aの視覚化情報に対して,視覚化処理部27で提供され
るインタフェースによる各種操作命令を制御する。この
操作命令には,例えば解空間上のある世代での個体分布
をプロットしたような実行経過視覚化表示の上で,ある
個体をマウスでクリックすると,その個体についての詳
細情報がポップアップ・ウインドウに表示されたり,ま
た,それと同時に適応度の世代変化グラフ上のその個体
に相当する適応度位置がハイライト表示されたりするよ
うな命令がある。また,表示スケールを変更するような
操作命令もある。
Aの視覚化情報に対して,視覚化処理部27で提供され
るインタフェースによる各種操作命令を制御する。この
操作命令には,例えば解空間上のある世代での個体分布
をプロットしたような実行経過視覚化表示の上で,ある
個体をマウスでクリックすると,その個体についての詳
細情報がポップアップ・ウインドウに表示されたり,ま
た,それと同時に適応度の世代変化グラフ上のその個体
に相当する適応度位置がハイライト表示されたりするよ
うな命令がある。また,表示スケールを変更するような
操作命令もある。
【0071】(S29)視覚化処理部27で提供される
インタフェースにより操作された命令がオブジェクト変
更処理命令であった場合に,そのオブジェクト変更処理
命令をオブジェクト変更処理部28へ送り,その処理結
果であるオブジェクトの変更内容を,ネットワーク30
を介して進化型アルゴリズム実行装置10へ送信する。
インタフェースにより操作された命令がオブジェクト変
更処理命令であった場合に,そのオブジェクト変更処理
命令をオブジェクト変更処理部28へ送り,その処理結
果であるオブジェクトの変更内容を,ネットワーク30
を介して進化型アルゴリズム実行装置10へ送信する。
【0072】(S30)図2に示したようなステップ制
御画面53において「再開」ボタンが押され,EA実行
の一時停止解除命令が与えられた場合,一時停止を解除
し,S22へ戻って同様に処理を繰り返す。
御画面53において「再開」ボタンが押され,EA実行
の一時停止解除命令が与えられた場合,一時停止を解除
し,S22へ戻って同様に処理を繰り返す。
【0073】図10は,実行条件設定画面の具体例を示
す。図10に示す実行条件設定画面は,遺伝アルゴリズ
ム(GA)の実行条件を進化型アルゴリズムのインタフ
ェース装置20から設定するときの画面であり,この画
面から,例えば個体の染色体表現(Chromosome Represe
ntation)方法,染色体集団のサイズ(Population Size)
,実行開始世代(Generation Start) ,実行終了世代
(Generation End)等を設定できるようになっており,
また,選択方法(Select Method),交叉方法(Crossove
r Method),交叉率(Crossover Rate),突然変異方法
(Mutate Method),突然変異率(Mutate Rate)等の各種
遺伝的操作(GA Operators)を設定できるようになって
いる。この設定は,進化型アルゴリズムの実行前だけで
なく,実行途中においても,進化型アルゴリズムのイン
タフェース装置20から行うことができる。
す。図10に示す実行条件設定画面は,遺伝アルゴリズ
ム(GA)の実行条件を進化型アルゴリズムのインタフ
ェース装置20から設定するときの画面であり,この画
面から,例えば個体の染色体表現(Chromosome Represe
ntation)方法,染色体集団のサイズ(Population Size)
,実行開始世代(Generation Start) ,実行終了世代
(Generation End)等を設定できるようになっており,
また,選択方法(Select Method),交叉方法(Crossove
r Method),交叉率(Crossover Rate),突然変異方法
(Mutate Method),突然変異率(Mutate Rate)等の各種
遺伝的操作(GA Operators)を設定できるようになって
いる。この設定は,進化型アルゴリズムの実行前だけで
なく,実行途中においても,進化型アルゴリズムのイン
タフェース装置20から行うことができる。
【0074】図11は,実行経過等の視覚化表示画面の
具体例を示す。図11に示す視覚化表示画面において,
視覚化表示(その1)は,2変数関数最適化問題を解く
遺伝アルゴリズムの実行において,解空間上の第20世
代での個体分布を示している。また,視覚化表示(その
2)は,同じ2変数関数最適化問題を解く遺伝アルゴリ
ズムの実行において,第0世代から第20世代までの染
色体集団内の適応度の最大値,適応度の平均値,適応度
の最小値の世代変化グラフを示したものである。このグ
ラフ表示において,表示する適応度の範囲を設定した
り,表示を線形(Linear)スケールで行うか対数(Log)
スケールで行うかなどを設定することができる。
具体例を示す。図11に示す視覚化表示画面において,
視覚化表示(その1)は,2変数関数最適化問題を解く
遺伝アルゴリズムの実行において,解空間上の第20世
代での個体分布を示している。また,視覚化表示(その
2)は,同じ2変数関数最適化問題を解く遺伝アルゴリ
ズムの実行において,第0世代から第20世代までの染
色体集団内の適応度の最大値,適応度の平均値,適応度
の最小値の世代変化グラフを示したものである。このグ
ラフ表示において,表示する適応度の範囲を設定した
り,表示を線形(Linear)スケールで行うか対数(Log)
スケールで行うかなどを設定することができる。
【0075】また,「Pause」のボタンは,図2に
示すステップ制御設定画面52またはステップ制御画面
53における「一時停止/再開」ボタンに相当し,「S
low」のボタンは,「ノン・ストップ」のボタンに相
当し,「Step」のボタンは,「指定ステップごとに
一時停止」のボタンに相当する。「Step(指定ステ
ップごとに一時停止)」を選択した場合,右側の入力フ
ィールドに指定ステップを数値で入力することができ
る。
示すステップ制御設定画面52またはステップ制御画面
53における「一時停止/再開」ボタンに相当し,「S
low」のボタンは,「ノン・ストップ」のボタンに相
当し,「Step」のボタンは,「指定ステップごとに
一時停止」のボタンに相当する。「Step(指定ステ
ップごとに一時停止)」を選択した場合,右側の入力フ
ィールドに指定ステップを数値で入力することができ
る。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
以下の効果がある。 (1)進化型アルゴリズムの実行と,その制御のための
インタフェースおよび視覚化表示とをネットワークでつ
ながれた別々の計算機上で処理することにより,進化型
アルゴリズムの実行を高速演算のできる計算機で,実行
結果の視覚化表示をグラフィックスに向いた計算機で,
分担して処理することができる。
以下の効果がある。 (1)進化型アルゴリズムの実行と,その制御のための
インタフェースおよび視覚化表示とをネットワークでつ
ながれた別々の計算機上で処理することにより,進化型
アルゴリズムの実行を高速演算のできる計算機で,実行
結果の視覚化表示をグラフィックスに向いた計算機で,
分担して処理することができる。
【0077】(2)進化型アルゴリズムの実行条件を実
行途中で変更できることにより,進化型アルゴリズムの
実行経過の視覚化表示を参照しながら対話的に進化型ア
ルゴリズムの進化能力を向上させることができる。
行途中で変更できることにより,進化型アルゴリズムの
実行経過の視覚化表示を参照しながら対話的に進化型ア
ルゴリズムの進化能力を向上させることができる。
【0078】(3)進化型アルゴリズムの進行の制御方
法を実行途中で変更できることにより,進化型アルゴリ
ズムの実行経過の視覚化表示を効率化することができ
る。 (4)進化型アルゴリズムの実行途中でオブジェクトを
変更できることにより,ユーザが進化型アルゴリズムの
実行経過の視覚化表示を参照しながら,解候補集団の進
化に対して積極的に関与し,進化型アルゴリズムの進化
を促進することができる。
法を実行途中で変更できることにより,進化型アルゴリ
ズムの実行経過の視覚化表示を効率化することができ
る。 (4)進化型アルゴリズムの実行途中でオブジェクトを
変更できることにより,ユーザが進化型アルゴリズムの
実行経過の視覚化表示を参照しながら,解候補集団の進
化に対して積極的に関与し,進化型アルゴリズムの進化
を促進することができる。
【0079】したがって,進化型アルゴリズムの実行条
件の適否等を,実行途中で確認しながら,進化型アルゴ
リズムの実行性能を効果的に向上させることができるよ
うになる。
件の適否等を,実行途中で確認しながら,進化型アルゴ
リズムの実行性能を効果的に向上させることができるよ
うになる。
【図1】本発明の構成例を示す図である。
【図2】実行条件およびステップの進行制御方法の設定
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図3】実行経過の視覚化を説明するための図である。
【図4】実行条件の動的変更を説明するための図であ
る。
る。
【図5】実行条件の動的変更を説明するための図であ
る。
る。
【図6】ステップの進行制御方法の動的変更を説明する
ための図である。
ための図である。
【図7】オブジェクトの変更を説明するための図であ
る。
る。
【図8】進化型アルゴリズム実行装置のフローチャート
である。
である。
【図9】進化型アルゴリズムのインタフェース装置のフ
ローチャートを示す。
ローチャートを示す。
【図10】実行条件設定画面の具体例を示す図である。
【図11】実行経過等の視覚化表示画面の具体例を示す
図である。
図である。
10 進化型アルゴリズム実行装置 11 実行装置制御部 12 進化型アルゴリズム実行部 13 設定情報・実行経過記憶部 20 進化型アルゴリズムのインタフェース装置 21 インタフェース装置制御部 22 実行条件設定部 23 実行条件変更部 24 ステップ制御設定部 25 ステップ制御部 26 ステップ制御設定変更部 27 視覚化処理部 28 オブジェクト変更処理部 30 ネットワーク 40 入力装置 50 表示装置
Claims (10)
- 【請求項1】 解候補集団を進化させることによって,
与えられた問題の最適解または準最適解を求める進化型
アルゴリズムを計算機により実行するシステムにおい
て,進化型アルゴリズムの実行条件を進化型アルゴリズ
ムの実行途中で設定する手段と,進化型アルゴリズムの
実行途中で新しい実行条件が設定された場合に,現在の
実行条件を新しい実行条件に変更して進化型アルゴリズ
ムの実行を継続する手段とを有することを特徴とする進
化型アルゴリズム実行システム。 - 【請求項2】 解候補集団を進化させることによって,
与えられた問題の最適解または準最適解を求める進化型
アルゴリズムを計算機により実行するシステムにおい
て,進化型アルゴリズムのステップの進行制御方法を進
化型アルゴリズムの実行途中で設定する手段と,進化型
アルゴリズムの実行途中で新しいステップの進行制御方
法が設定された場合に,新しいステップの進行制御方法
のもとで進化型アルゴリズムの実行を継続する手段とを
有することを特徴とする進化型アルゴリズム実行システ
ム。 - 【請求項3】 解候補集団を進化させることによって,
与えられた問題の最適解または準最適解を求める進化型
アルゴリズムを計算機により実行するシステムにおい
て,進化型アルゴリズムの実行経過を視覚化して表示す
る手段と,視覚化して表示された進化型アルゴリズムの
実行経過に関するオブジェクトに,表示画面上で視覚的
または数値的に変更を加えることを可能にする手段と,
進化型アルゴリズムの実行経過に関するオブジェクトに
変更が加えられた場合に,その変更内容を実行中の進化
型アルゴリズムに反映する手段とを有することを特徴と
する進化型アルゴリズム実行システム。 - 【請求項4】 解候補集団を進化させることによって,
与えられた問題の最適解または準最適解を求める進化型
アルゴリズムを計算機により実行するシステムにおい
て,進化型アルゴリズムの実行経過を視覚化処理し,そ
の処理結果を画面表示する手段および進化型アルゴリズ
ムの実行条件またはステップの進行制御方法を設定する
手段を有するインタフェース装置と,前記インタフェー
ス装置により設定された実行条件またはステップの進行
制御方法に基づき進化型アルゴリズムを実行する手段お
よび進化型アルゴリズムの実行経過を前記インタフェー
ス装置へ送信する手段を有する実行装置と,前記実行装
置と前記インタフェース装置を接続するネットワークと
からなることを特徴とする進化型アルゴリズム実行シス
テム。 - 【請求項5】 解候補集団を進化させることによって,
与えられた問題の最適解または準最適解を求める進化型
アルゴリズムを計算機により実行するシステムにおい
て,進化型アルゴリズムを実行する実行装置と,インタ
フェース装置と,前記実行装置と前記インタフェース装
置とを接続するネットワークとからなり,前記実行装置
は,前記インタフェース装置から設定された進化型アル
ゴリズムの実行条件またはステップの進行制御方法に従
って進化型アルゴリズムを実行する手段と,進化型アル
ゴリズムの実行経過を前記インタフェース装置へ送信す
る手段とを有し,前記インタフェース装置は,前記実行
装置から受信した進化型アルゴリズムの実行経過を視覚
化して表示する手段と,進化型アルゴリズムの実行条件
またはステップの進行制御方法を進化型アルゴリズムの
実行途中で設定する手段と,設定された進化型アルゴリ
ズムの実行条件またはステップの進行制御方法を前記実
行装置へ通知する手段とを有することを特徴とする進化
型アルゴリズム実行システム。 - 【請求項6】 解候補集団を進化させることによって,
与えられた問題の最適解または準最適解を求める進化型
アルゴリズムを計算機により実行するシステムにおい
て,進化型アルゴリズムを実行する実行装置と,インタ
フェース装置と,前記実行装置と前記インタフェース装
置とを接続するネットワークとからなり,前記実行装置
は,進化型アルゴリズムの実行経過に関するオブジェク
トの変更内容を前記インタフェース装置から受け取った
場合に,それを実行中の進化型アルゴリズムに反映する
手段と,進化型アルゴリズムの実行経過を前記インタフ
ェース装置へ送信する手段とを有し,前記インタフェー
ス装置は,前記実行装置から受信した進化型アルゴリズ
ムの実行経過を視覚化して表示する手段と,視覚化して
表示された進化型アルゴリズムの実行経過に関するオブ
ジェクトに,表示画面上で視覚的または数値的に変更を
加えることを可能にする手段と,進化型アルゴリズムの
実行経過に関するオブジェクトに変更が加えられた場合
に,その変更内容を前記実行装置へ送信する手段とを有
することを特徴とする進化型アルゴリズム実行システ
ム。 - 【請求項7】 解候補集団を進化させることによって,
与えられた問題の最適解または準最適解を求める進化型
アルゴリズムを計算機により実行するシステムにおい
て,進化型アルゴリズムを実行する実行装置と,インタ
フェース装置と,前記実行装置と前記インタフェース装
置とを接続するネットワークとからなり,前記実行装置
は,前記インタフェース装置から設定された進化型アル
ゴリズムの実行条件またはステップの進行制御方法に従
って進化型アルゴリズムを実行する手段と,進化型アル
ゴリズムの実行経過に関するオブジェクトの変更内容を
前記インタフェース装置から受け取った場合に,それを
実行中の進化型アルゴリズムに反映する手段と,進化型
アルゴリズムの実行経過を前記インタフェース装置へ送
信する手段とを有し,前記インタフェース装置は,前記
実行装置から受信した進化型アルゴリズムの実行経過を
視覚化して表示する手段と,進化型アルゴリズムの実行
条件またはステップの進行制御方法を進化型アルゴリズ
ムの実行途中で設定する手段と,設定された進化型アル
ゴリズムの実行条件またはステップの進行制御方法を前
記実行装置へ通知する手段と,視覚化して表示された進
化型アルゴリズムの実行経過に関するオブジェクトに,
表示画面上で視覚的または数値的に変更を加えることを
可能にする手段と,進化型アルゴリズムの実行経過に関
するオブジェクトに変更が加えられた場合に,その変更
内容を前記実行装置へ送信する手段とを有することを特
徴とする進化型アルゴリズム実行システム。 - 【請求項8】 解候補集団を進化させることによって,
与えられた問題の最適解または準最適解を求める進化型
アルゴリズムを計算機に実行させるプログラムを記録し
た記録媒体であって,進化型アルゴリズムの実行条件を
進化型アルゴリズムの実行途中で設定する手段と,進化
型アルゴリズムの実行途中で新しい実行条件が設定され
た場合に,現在の実行条件を新しい実行条件に変更して
進化型アルゴリズムの実行を継続する手段とを,計算機
により実現するためのプログラムを記録したことを特徴
とする進化型アルゴリズムのプログラム記録媒体。 - 【請求項9】 解候補集団を進化させることによって,
与えられた問題の最適解または準最適解を求める進化型
アルゴリズムを計算機により実行させるプログラムを記
録した記録媒体であって,進化型アルゴリズムのステッ
プの進行制御方法を進化型アルゴリズムの実行途中で設
定する手段と,進化型アルゴリズムの実行途中で新しい
ステップの進行制御方法が設定された場合に,新しいス
テップの進行制御方法のもとで進化型アルゴリズムの実
行を継続する手段とを,計算機により実現するためのプ
ログラムを記録したことを特徴とする進化型アルゴリズ
ムのプログラム記録媒体。 - 【請求項10】 解候補集団を進化させることによっ
て,与えられた問題の最適解または準最適解を求める進
化型アルゴリズムを計算機により実行させるプログラム
を記録した記録媒体であって,進化型アルゴリズムの実
行経過を視覚化して表示する手段と,視覚化して表示さ
れた進化型アルゴリズムの実行経過に関するオブジェク
トに,表示画面上で視覚的または数値的に変更を加える
ことを可能にする手段と,進化型アルゴリズムの実行経
過に関するオブジェクトに変更が加えられた場合に,そ
の変更内容を実行中の進化型アルゴリズムに反映する手
段とを,計算機により実現するためのプログラムを記録
したことを特徴とする進化型アルゴリズムのプログラム
記録媒体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10046626A JPH11250030A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 進化型アルゴリズム実行システムおよびそのプログラム記録媒体 |
US09/161,984 US6263325B1 (en) | 1998-02-27 | 1998-09-29 | System, method, and program storage medium for executing a learning algorithm |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10046626A JPH11250030A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 進化型アルゴリズム実行システムおよびそのプログラム記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11250030A true JPH11250030A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=12752510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10046626A Withdrawn JPH11250030A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 進化型アルゴリズム実行システムおよびそのプログラム記録媒体 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6263325B1 (ja) |
JP (1) | JPH11250030A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2019191887A (ja) * | 2018-04-24 | 2019-10-31 | 富士通株式会社 | 最適化計算方法、最適化計算プログラム及び最適化計算装置 |
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---|---|---|---|---|
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US20020046157A1 (en) * | 1999-11-01 | 2002-04-18 | Neal Solomon | System, method and apparatus for demand-initiated intelligent negotiation agents in a distributed network |
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