JPH1124985A - 同期式半導体記憶装置 - Google Patents

同期式半導体記憶装置

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JPH1124985A
JPH1124985A JP9178612A JP17861297A JPH1124985A JP H1124985 A JPH1124985 A JP H1124985A JP 9178612 A JP9178612 A JP 9178612A JP 17861297 A JP17861297 A JP 17861297A JP H1124985 A JPH1124985 A JP H1124985A
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JP
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JP9178612A
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Inventor
Keitaro Fujimori
啓太郎 藤森
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】同期式半導体記憶装置において、データ・アク
セス速度の低下を招くことなく信号線を削減する。 【解決手段】単一チップ上にメモリアレイとベース・ア
ドレス・レジスタとアドレス演算器を備え、アドレスの
一部をデータ入出力端子から受け付ける。通常のデータ
入出力は、ベース・アドレスと、オフセット・アドレス
を参照して計算されるアドレスに対して行なう。これら
の処理のパイプライン化を行なうことで、アドレス・バ
スとデータ・バスの外部バスの空いている時間を減ら
し、外部バスを有効に活用する。 【効果】入力アドレス信号線の本数あるいはバスのアク
セス頻度を削減し、消費電力の低減と入出力端子から発
生するノイズの減少をもたらす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同期式半導体記憶装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ランダムアクセス可能な従来の同期式半
導体記憶装置において、SRAMではアドレス信号を時
分割などすることなく直接入力していた。また、SDR
AM等の同期式半導体記憶装置においては、アドレス信
号をロウアドレスとカラムアドレスに時分割して入力し
ていた。しかし、どちらもバースト・カウンタを用いて
シーケンシャル・アクセスやインターリーブ・アクセス
を提供するものがあるだけで、これらの半導体記憶装置
が備えていたアドレスの保時機能と演算機能は極めて限
定されたものであり、外部バスの信号線の数から期待さ
れる速度に比べ実際のデータ・アクセスにおいては外部
端子を効率良く活用していなかったといえる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】半導体微細化技術の向
上によって、単一チップ上に作成可能な素子数が飛躍的
に増加した。これに伴い半導体記憶装置のアドレス信号
線の本数も増加する。例えば、1ワード8ビット構成の
16MビットSRAMでは21本ものアドレス信号線が
必要となる。多数の入出力端子の同時変化は大きなノイ
ズを発生する。また、DRAMのように、時分割でアド
レス信号を与えることにより端子数は削減可能である
が、動作速度や消費電力の点からから好ましくない。半
導体集積回路の内部動作速度は現在の技術レベルでも1
GHz程度まで可能となっているが、チップ外での高速
動作は消費電力や雑音対策など困難な問題が多い。たと
え実現可能となってもコストが大幅に増大する。
【0004】SDRAMに使われているようなバースト
アクセス方法などによるパイプライン化はデータアクセ
スを高速化する有効な方法であるが、基本的に連続する
データをアクセスする場合に有効である。つまり、ラン
ダムなデータ・アクセスにおいてはオーバーヘッドが大
きくなり公称転送速度に比べて実効的な転送速度はあま
り上がっていなかった。
【0005】現在、半導体記憶装置自身も、非同期式か
ら同期式が主流になりつつある。同期式半導体記憶装置
では、SRAM、DARAM共に単一アクセスモードで
も、バーストモードにおいても、初めのデータの読みだ
しには少なくとも数サイクルの待ち時間を必要とする
が、この間、データバス・アドレスバス共に有効に活用
されていなかった。本発明は、外部バスを有効に活用す
ることにより、前記問題を解決するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による同期式半導
体記憶装置は、 (1)メモリアレイと、少なくとも1個のベース・アド
レス・レジスタと少なくとも1個のアドレス計算用演算
器を単一チップ上に集積し、前記ベース・アドレス・レ
ジスタに格納されたベース・アドレスと外部から与えら
れるオフセット・アドレス信号間で、アドレス演算を行
ない演算結果に対応するアドレスに対してデータを入出
力することを特徴とする。
【0007】(2)前記ベース・アドレス・レジスタを
複数個持ち、前記ベース・アドレス・レジスタのうちの
1個を指定する信号と前記オフセット・アドレス信号と
を参照してデータ入出力を行なうことを特徴とする。
【0008】(3)前記アドレス計算用演算器におい
て、アドレスの演算方法がアドレス演算モードレジスタ
によって指定されることを特徴とする。
【0009】(4)アドレス入力ポートとして、アドレ
ス入力端子とデータ入出力端子を両方使用してアドレス
を取り込む動作モードを持ち、前記動作モードにおいて
取り込まれた値を参照してデータ入出力を行なうモード
を持つことを特徴とする。
【0010】
【作用】
(1)集積回路内部での処理速度(素子遅延・配線遅
延)、消費電力、ノイズ発生にと、チップ外でのそれら
を比べると前者は全ての点において数倍から数十倍優位
性がある。このため、あらかじめ格納されたベース・ア
ドレスに対応するオフセット・アドレスだけを用いてデ
ータ・アクセス行なうことで、入出力端子の本数の削減
あるいはバスの占有効率を下げ、バス利用率の効率化を
実現する。これは、消費電力の低減と、入出力端子から
発生するノイズの減少をもたらす。これらはノイズマー
ジンの拡大に繋がり、一層の低電圧動作も可能とする。
【0011】(2)データ・アクセスには局在性の傾向
がある。しかし、プロセス或はタスクのスイッチでは全
く別のメモリ空間の参照を行なうことになる。このた
め、ベース・アドレス・レジスタを複数持つことによ
り、ベース・アドレス・レジスタの更新に伴うオーバー
ヘッドを大幅に低減可能とし、システム全体でのデータ
・アクセスの高速化を実現する。
【0012】(3)各種のアドレス演算方法を提供・使
い分けることにより、柔軟なアドレス生成を可能とす
る。アドレス・ベース・レジスタの更新頻度の低減をも
たらすと同時にバーストモードでの各種アドレス生成を
行なうことを可能にする。
【0013】(4)同期式半導体記憶装置において、ア
ドレスの一部をデータポートから受けとるモードを持
ち、データ・アクセスのパイプライン化により、アドレ
ス入力のみに使われている信号線の削減に伴うデータ・
アクセス速度低下を小さくし、バスの利用率を向上させ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】請求項1に記述したアドレス・ベ
ース・レジスタを持つことと、請求項4に記述したアド
レス信号の一部をデータポートから受けとり、データ・
アクセスを行なうことは、それぞれ単独で適用可能であ
る。例えば、後者ではアドレスの上位あるいは下位を一
時的に保存するレジスタを用意するだけで実現可能であ
り、大幅な端子削減を実現できる。以下では、各請求項
に記載された項目を全て適用した場合を1つの実施例と
して説明する。
【0015】本発明の実施例について図面を参照して説
明する。図1に本発明により構成された同期式半導体記
憶装置の構成図を示す。なお、実施例では説明の簡略化
のため、8Mビット(1Mビットx8ビット、単一バン
ク構成)の同期式SRAMを用いているが、記憶装置の
容量、ビット構成、バンク構成がさまざまなものに適用
可能であり、インターリーブアクセスなど従来の同期式
記憶装置で使われている方法も従来通り使用できること
は明らかである。このため、前記構成図においては本発
明の適用と直接関連のない部分は省略してある。
【0016】また、本実施例では、20ビットのアドレ
ス・ベース・レジスタを4個備えた場合について説明を
行なうが、このレジスタの個数についても制限はなく記
憶容量やワード構成によって、適当に変えられることは
改めて述べるまでもない。また、本実施例ではアドレス
をデータ入出力端子の8ビットも使用する場合について
説明するがこれについて本発明を適用する同期式記憶装
置の構成によって変ってくる。
【0017】図1の116はアドレス入力端子であり、
12ビットである。この端子は従来の同期式SRAMで
は20ビット必要であった。115はアドレス・ポイン
タ入力端子であり、前記構成では4個のアドレス・ベー
ス・レジスタ(105)を識別するため2ビット用意さ
れている。118はアドレス・ストローブ入力端子、1
19はアドレス・ストローブ入力バッファである。11
7はアドレスコントロール入力端子、108はアドレス
コントロール入力バッファである。前記アドレスコント
ロール入力端子は、アドレス信号の1部をデータ入出力
端子から行なうだけなら省略することが可能であるが、
実施例ではデータアクセスをパイプライン方式で高速に
行なうために用意されている。
【0018】114はデータ入出力端子であり8ビット
ある。この端子は、データ入出力の他、アドレスの下位
8ビットの入力にも使用される。このデータ入出力端子
は107のデータ入出力バッファを介してメモリアレイ
(109)と前記アドレス・ベース・レジスタに接続さ
れている。
【0019】前記アドレス・ベース・レジスタの1ワー
ドはメモリアレイのアドレス指定に必要な20ビット
と、1ビットのタグ(T)から構成されている。このタ
グは選択されたアドレス・ベース・レジスタに対し、ア
ドレス・コントロール入力とアドレス・ストローブ入力
の状態により書き換えがおこなわれる。すなわち、アド
レス・ベース・レジスタに上位と下位のアドレスを両方
設定した後のアドレス参照か、上位アドレスだけの設定
による参照かを認識するために使用する。また、タグを
除く20ビットの構成は上位12ビットはアドレス入力
バッファから書き込み可能であり、下位8ビットはデー
タ入出力バッファから書き込み可能となっている。この
ように、アドレス信号について、従来は20ビット必要
であったアドレス入力端子を15ビットで実現してい
る。
【0020】101はアドレスポインタ入力バッファ、
102はアドレス入力バッファである。アドレス入力バ
ッファの出力はアドレス演算器(103)と前記アドレ
ス・ベース・レジスタに接続されている。
【0021】103はアドレス演算器である。前記アド
レス演算器は図1に示すように4個の入力ポートを持ち
104のアドレスバッファに20ビットのアドレス演算
結果を出力する。演算は加算・減算・シフト演算、符号
拡張等の他、前記アドレス入力端子とデータ入出力端子
から別々に入力されたアドレスの合成などを行なう。ま
た、固定定数発生器(106)の生成を使って、バース
トモード時のアドレス生成や、リード・モディファイ・
ライト時アドレス生成などを行なうことができる。
【0022】固定定数発生器の生成する値を含め、これ
らのアドレス計算の方法は121のアドレス演算モード
レジスタにより設定可能である。この設定値により、2
0ビットのベース・アドレスと12ビットのオフセット
・アドレスを加算する、ベース・アドレスの上位12ビ
ットと下位8ビットを0で埋めた値をベースアドレスと
して用いるかどうか、バースト時のアドレス生成方法、
などを含め、前記タグの状態とこの設定値により各種の
アドレス演算方法が指定される。
【0023】図1の109はメモリ・アレイであり、カ
ラム・アドレス・デコーダ(110)とロウ・アドレス
・デコーダ(113)を用いてアクセスされる。11
1、112はそれぞれカラム・アドレス・プリデコーダ
とロウ・アドレス・プリデコーダである。
【0024】図2と図3は本発明の同期式半導体記憶装
置の基本的なタイミングチャートである。実際のデータ
アクセスではパイプライン化に伴い、バーストモードの
設定や各種の書き込み・読みだしモード毎に詳細なタイ
ミングチャートの説明が必要となるがここでは基本的な
読みだし動作と書き込み動作についてのみ説明する。本
実施例ではデータの読みだしにアドレスを与えてから最
初のデータ出力まで2サイクルかかる場合を例として説
明する。各信号は正論理で表現してあり、1の場合アク
ティブ、0の場合非アクティブとする。また、クロック
は立ち上がりエッジが使用されているものとして表現し
てある。
【0025】図2に読みだし動作のタイミングチャート
を示す。
【0026】サイクル1では、データ入出力ポートをア
ドレス入力として使うことを制御するためのアドレスコ
ントロール信号(ADC)と、アドレス信号がアクティ
ブであることを使うためにアドレス・ストローブ信号
(ADS)が共にアクティブであり、書き込み制御信号
(WE)が非アクティブとされている。したがって、ア
ドレス入力端子(ADDR)から12ビットの上位アド
レス(AH1)と8ビットの下位アドレス(AL1)を
データ入出力端子(DATA)から読みだしアドレスと
して受けとる。このアドレスはアドレスポインタ入力端
子(ADDP)により示されるAP1にAH1とAL1
を書き込むと同時にタグに0をセットする。また、この
アドレスはそのままアドレス・デコーダに送られて、メ
モリアレイからのデータの読みだしに使用される。
【0027】実際のデータ読みだしは2サイクル必要な
ので、サイクル2ではこの空いた時間を使ってベースア
ドレス上位12ビットを書き込んでいる。ここではAP
2で示されるベース・アドレスレジスタの上位12ビッ
トにAH2が書き込まれているが、ADCが非アクティ
ブであり、下位8ビットは書き込まれない。この時アド
レス・ベース・レジスタのタグに1を書き込む。このタ
グの内容は後のサイクルで参照され、オフセット・アド
レスを使ったアドレス計算方法の決定に使われる。
【0028】また、バースト制御信号(ADV)がアク
ティブとされているためサイクル1でアクセスされたア
ドレスを内部で更新し、2サイクル先でのデータ出力の
準備を行なう。ADV信号はサイクル2からサイクル5
までアクティブであるため、サイクル3からサイクル6
までバーストモードでデータ出力(Q11、Q12、Q
13、Q14)を行なう。
【0029】サイクル5はオフセットアドレスを使って
のデータの読みだし動作である。ここではアドレス・ポ
インタにAP1を指定して、オフセット・アドレスとし
てOA1を指定している。この場合メモリアレイアクセ
スに使われるアドレスは、AP1で指定されるレジス
タ、すなわち、AH1(12ビット)とAL1(8ビッ
ト)で構成される20ビットのベース・アドレスに、オ
フセット・アドレスOA1符号拡張した値と加算する
(勿論、前述したように、アドレス演算モードレジスタ
指定される他のアドレス計算も可能である)。この場合
も読みだしは2サイクル必要であるため、実際のデータ
出力(Q21)はサイクル7で行なわれる。
【0030】サイクル6ではサイクル5が連続した場合
を示している。AP1、OA3、Q31はそれぞれ、サ
イクル5のAP1、OA2、Q21に相当する。
【0031】サイクル7はアドレスポインタ入力信号が
変化した場合を示している。サイクル7ではAP2で指
定されるタグの内容が1(サイクル2でセットされてい
るため)であるので、アドレス・ベース・レジスタの上
位12ビットAH2を使い、下位8ビットは0で埋めら
れた値がベースアドレスとして用いられる。このベース
アドレスとOA4で指定されるオフセットアドレスを使
って、アドレス演算モードレジスタで指定される演算に
より得られたアドレスに対してデータの出力(Q41)
が2サイクル後のサイクル9で行なわれる。
【0032】図3は書き込み動作のタイミングチャート
である。基本的な動作は、パイプラインの構成がことな
る点を除いて前記読みだし動作と同じである。
【0033】サイクル1ではADS、WE(書き込み制
御信号)、ADCがともにアクティブであるため、AD
DPのAP1で指定されたアドレス・ベース・レジスタ
にADDRから12ビットの上位アドレス(AH1)、
DATAから8ビットの下位アドレス(AL1)を取り
込む。このアドレスに対して書き込まれるデータ(D1
1)はサイクル2で受けとる。
【0034】ADVとWEが共にサイクル1からサイク
ル4まで4サイクルの間アクティブであるため、サイク
ル2からサイクル5までのデータ(D11、D12、D
13、D14)はバーストモードで書き込まれるデータ
である。これらのデータが書き込まれるアドレスは、読
みだし動作同様にモードレジスタで設定される。
【0035】サイクル5ではAP1で指定されるアドレ
ス・ベース・レジスタとアドレス入力端子から与えられ
るオフセット・アドレス(OA1)から、書き込みアド
レスの計算を行ない、このアドレスで指定される場所に
サイクル6で取り込むデータ(D21)を書き込む。
【0036】同様にして、サイクル6で指定されたAP
1とオフセット・アドレス(OA2)の計算から、サイ
クル7で取り込むデータ(D31)を書き込んでいる。
【0037】サイクル7では読みだし動作と同様に、ア
ドレス・ベース・レジスタの下位8ビットが書き込まれ
ない状態でのデータアクセスである。書き込時のアドレ
ス計算もタグとアドレス演算モードレジスタを使って処
理されるため、アドレス演算器ではAP2で指定される
アドレス・ベース・レジスタからの下位8ビットを0と
してオフセット・アドレス(OA3)との演算を行な
う。このアドレスにサイクル8で取り込まれたデータ
(D41)が書き込まれる。
【0038】従来の同期式SRAMの書き込時はアドレ
ス信号とデータ信号が同時に占有されていた。本発明を
使った同期式SRAMの書き込時は、アドレス信号がア
ドレス信号をアドレス信号専用端子とデータ端子を使っ
て取り込むため、必要なアドレスを受けとれないことに
なる。しかし、データ・アクセスには局在性の傾向があ
り、あらかじめ格納されたベース・アドレスに対応する
オフセット・アドレスを与えることによりデータ・アク
セスの効率化が可能である。また、ベース・アドレスと
オフセット・アドレス間以外の演算により、従来単独に
設けられていたバースト・モードサポート用のレジスタ
や演算器をわずかなハードウェアの増加によって汎用的
に使用することが可能となる。リード・モディファイ・
ライト動作などの場合においても読みだしアドレスはす
でに受けとっているため、書き込みアドレスすべてを書
き込みデータと共に受けとる必要はなく、オフセットア
ドレスの指定だけで十分である。以上に説明したように
本発明を用いれば、特に高速動作が必要とされる同期式
SRAMにおいてもデータ転送速度の低下を招くことな
くアドレス信号線の本数を大幅に削減することが可能と
なる。
【0039】なお、本実施例では同期式SRAMを使っ
て説明してきたが、同期式DRAMにおいても本発明が
適用できる。同期式DRAMではアドレス信号を時分割
で受けとるようになっているため、アドレス入力端子の
数の削減は期待できない。しかし、複数のベース・アド
レス・レジスタを内部に持ち、この上位アドレスをバン
クアドレスおよびRASアドレス(バンク選択信号及び
ベージ選択信号)としてメモリ・アレイのアクセスに使
用し、オフセットアドレスの代わりにCOLアドレスと
して扱う。
【0040】これにより、COLアドレスのみでのデー
タアクセスが可能となる。バーストアクセス時以外では
毎回必要であったROWアドレスの転送自身が不要とな
り、メモリバスの占有時間が大幅に削減される。これは
消費電力の削減やローノイズ化に対して、アドレス入力
端子の削減と同種の効果をもたらすことは明らかであ
る。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、 (1)入力アドレス信号線の本数あるいはバスのアクセ
ス頻度を大幅に削減することが可能となる。端子数の物
理的な削減はチップ面積の削減、パッケージの小型化に
も有効であり、コストの削減にとっても大きな効果があ
る。
【0042】(2)複数のアドレス・ベース・レジスタ
を持つことにより、アドレス・ベース・レジスタの更新
の頻度を下げることができる。これは、アドレス・ベー
ス・レジスタの更新によるオーバーヘッドを最小限に
し、データアクセス速度の改善の効果を持つ。
【0043】(3)ベース・アドレスとオフセット・ア
ドレス間以外の演算など、従来単独に設けられていたバ
ースト・モードでのアドレス生成などわずかなハードウ
ェアの増加によって行なうことを可能とする。柔軟なア
ドレス生成はアドレス・ベース・レジスタの更新頻度の
低減をもたらすと同時にバーストモードでの各種アドレ
ス生成を行なうことを可能にするなど、ハードゥエアの
有効利用にも効果がある。
【0044】(4)アドレス・バスとデータ・バスの外
部バスを共に情報の転送経路として捉え、本来の信号線
の本数からみて転送可能な情報量を有効に利用するつま
り、従来アイドル時間として空いていた不要な時間を減
らし外部バスを有効に活用することにより、外部端子の
削減をデータ・アクセスの速度低下を招くことなく実現
する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した同期式半導体記憶装置の構成
図。
【図2】データ読みだしのタイミングチャート。
【図3】データ書き込みのタイミングチャート。
【符号の説明】
101・・アドレスポインタ入力バッファ 102・・アドレス入力バッファ 103・・アドレス演算器 104・・アドレスバッファ 105・・ベース・アドレス・レジスタ 106・・定数発生器 107・・データ入出力バッファ 108・・アドレスコントロール入力バッファ 109・・メモリアレイ 110・・カラムアドレス・デコーダ 111・・カラムアドレス・プリデコーダ 112・・ロウアドレス・プリデコーダ 113・・ロウアドレス・デコーダ 114・・データ入出力端子 115・・アドレスポインタ入力端子 116・・アドレス入力端子 117・・アドレスコントロール入力端子 118・・アドレス・ストローブ入力端子 119・・アドレス・ストローブ入力バッファ 120・・クロック、及びその他の制御信号入出力端子 121・・アドレス演算モードレジスタ CLK・・クロック ADS・・アドレス・ストローブ信号 ADV・・バースト制御信号 ADC・・アドレスコントロール信号 WE・・書き込み制御信号 ADDP・・アドレスポインタ入力信号 ADDR・・アドレス入力信号 DATA・・データ入出力信号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリアレイと、少なくとも1個のベース
    ・アドレス・レジスタと少なくとも1個のアドレス計算
    用演算器を単一チップ上に集積し、前記ベース・アドレ
    ス・レジスタに格納されたベース・アドレスと外部から
    与えられるオフセット・アドレス信号間で、アドレス演
    算を行ない演算結果に対応するアドレスに対してデータ
    を入出力することを特徴とする同期式半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】前記ベース・アドレス・レジスタを複数個
    持ち、前記ベース・アドレス・レジスタのうちの1個を
    指定する信号と前記オフセット・アドレス信号とを参照
    してデータ入出力を行なうことを特徴とする請求項1記
    載の同期式半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】前記アドレス計算用演算器において、アド
    レスの演算方法がアドレス演算モードレジスタによって
    指定されることを特徴とする請求項1記載の同期式半導
    体記憶装置。
  4. 【請求項4】アドレス入力ポートとして、アドレス入力
    端子とデータ入出力端子を両方使用してアドレスを取り
    込む動作モードを持ち、前記動作モードにおいて取り込
    まれた値を参照してデータ入出力を行なうモードを持つ
    ことを特徴とする同期式半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載のデータアクセスモードを持
    つことを特徴とする請求項1記載の同期式半導体記憶装
    置。
  6. 【請求項6】請求項4記載のデータアクセスモードを持
    つことを特徴とする請求項2記載の同期式半導体記憶装
    置。
  7. 【請求項7】請求項4記載のデータアクセスモードを持
    つことを特徴とする請求項3記載の同期式半導体記憶装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002008376A (ja) * 2000-03-24 2002-01-11 Cypress Semiconductor Corp 同期式バーストメモリ

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002008376A (ja) * 2000-03-24 2002-01-11 Cypress Semiconductor Corp 同期式バーストメモリ
JP2012155843A (ja) * 2000-03-24 2012-08-16 Cypress Semiconductor Corp 同期式バーストメモリ

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