JPH11249818A - データ分散配置変換方法 - Google Patents

データ分散配置変換方法

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JPH11249818A
JPH11249818A JP4953598A JP4953598A JPH11249818A JP H11249818 A JPH11249818 A JP H11249818A JP 4953598 A JP4953598 A JP 4953598A JP 4953598 A JP4953598 A JP 4953598A JP H11249818 A JPH11249818 A JP H11249818A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続したデータ列に、複数のデータブロック
の情報を分散配置する際に、データの分散配置ロジック
の簡略化と、その際必要となるデータエリアの削減を図
る。 【解決手段】 複数の情報単位A,B,C,Dからなる
データブロック#1〜#16群を一定のパターンで伝送
データ列上に分散配置するような処理において、伝送デ
ータ列の一つの単位を作成するためには最低何ブロック
の情報が同時に必要であるかを検討し、そのサイズ分だ
けデータエリアを確保する。伝送データ列への分散配置
を実行するロジックは、決まったパターンで各情報単位
をリードして分配配置を行う。データエリアに書かれて
いるブロック情報は、一つの伝送データ列の作成が終了
するごとに、元となるデータブロック群を外部より受け
取るロジックにより更新され、作成に必要なブロック情
報のみが常に書かれているようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の情報単位か
らなるデータブロック群を一定のパターンで伝送データ
列上に分散配置するデータ分散配置処理方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】複数の情報単位からなるデータブロック
群を一定のパターンで伝送データ列上に分散配置するデ
ータ分散配置処理方法は、無線伝送システムの分野や、
情報処理(特開平7−56691号公報等)の分野等に
おいて行なわれている。特開平7−56691号公報に
開示された技術は、複数のデイスク装置に分散配置され
たデータブロック群をオンライン状態で再配置するもの
であり、本発明が対象とするデータ分散配置処理方法に
関連するものではないため、本発明に関連する従来のデ
ータ分散配置処理方法を図7に基づいて説明する。
【0003】図7は、無線伝送システムにおいて、複数
の情報単位からなるデータブロック群を一定のパターン
で伝送データ列上に分散配置するデータ分散配置処理方
法を示す構成図である。
【0004】図7に示すように、無線伝送システムにお
いて、ページングチャネルでの情報単位を分散配置する
場合、具体的には、ページングチャネルの各ブロックが
6つの情報単位をもつ256のデータブロック群を一定
のパターンで無線フレームの伝送データ列に分散配置す
る際、元となるデータブロック群を外部から受け取る処
理と、それを伝送データ列に分散配置する処理とが異な
るデバイスやロジックに分かれて行なわれることがあ
る。
【0005】デバイスやロジックに分散配置される場合
には、存在するデータブロックを全て格納できるだけの
データエリアを準備する必要がある。上述した例では、
256ブロック分のエリアが必要となる。これは、一つ
の伝送データ単位の作成に複数のデータブロックより情
報単位を取得する必要があるためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示す従来例において、伝送データ列への分散配置を行う
デバイスもしくはロジックは、上述したデータエリアよ
り各ブロック群の情報単位を抜き出しながら、伝送デー
タ列に分散配置しなければならず、各情報単位をリード
(Read)するためのアドレス管理に常に気を配る必
要があるという問題がある。
【0007】さらに、データブロックの数が増加する
と、必要となるデータエリアも大きくなってしまうとい
う問題がある。
【0008】本発明の目的は、データの分散配置ロジッ
クの簡略化と、その際に必要となるデータエリアの削減
を図るデータ分散配置処理方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るデータ分散配置処理方法は、複数の情
報単位からなるデータブロック群を一定のパターンで伝
送データ列上に分散配置するデータ分散配置処理方法で
あって、伝送データ列の一つの単位の作成を処理の区切
りとして設定し、作成の元となるデータを格納する領域
には、一つの伝送データを作成するために必要な元デー
タブロック群のみを常に書き込み、それらを作成用伝送
データに合わせて適時書き換えながら伝送データを作成
するものである。
【0010】また、前記伝送データ列は、連続したデー
タである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。
【0012】図1は、本発明の実施形態に係るデータ分
散配置処理方法を実施する装置を示す構成図である。
【0013】図において、本発明に係るデータ分散配置
処理方法は基本的構成として、複数のデータブロックの
情報単位が分散配置される一つの伝送データ単位を作成
するのに最低限必要なデータブロックのみを持つことに
より、本来必要なデータエリアサイズを大幅に削減する
ものであり、伝送データ列の一つの単位の作成を処理の
区切りとして設定し、作成の元となるデータを格納する
領域には、一つの伝送データを作成するために必要な元
データブロック群のみを常に書き込み、それらを作成用
伝送データに合わせて適時書き換えながら伝送データを
作成することを特徴とするものである。
【0014】すなわち、複数の情報単位からなるデータ
ブロック群を一定のパターンで伝送データ列上に分散配
置する処理を行なう際に、伝送データ列の一つの単位の
作成を処理の区切りとして設定する、言い換えれば、伝
送データ列の一つの単位を作成するためには最低何ブロ
ックの情報が同時に必要であるかを検討し、そのサイズ
分だけデータエリアを確保する。
【0015】そして、伝送データ列への分散配置を実行
するデバイスもしくはロジックは、前記確保されたデー
タエリアに相当するサイスのパターンで各情報単位をリ
ード(Read)して分配配置する。
【0016】各データエリアに書かれているブロック情
報は、一つの伝送データ列の作成が終了するごとに、元
となるデータブロック群を外部より受け取るデバイスも
しくはロジックにより更新され、伝送データの作成に必
要なブロック情報のみが常に書かれているようにする。
この情報は、上位より元データを受け取るロジック(デ
バイス)と、それを受け取って実際に送信するデータ列
を作成するロジック(デバイス)間に設けられたI/F
手段(デユアルポートRAM等)に書き込まれる。
【0017】次に、本発明の実施形態に係るデータ分散
配置処理方法を、図1〜図6を用いて更に具体的に説明
する。
【0018】図1に示すように、本発明の実施形態に係
るデータ分散配置処理方法を実施する装置は、デバイス
1と、デバイス2と、デュアルポートRAM3とを有し
ている。
【0019】デバイス1は、外部より元となるデータブ
ロック群(図2参照)を受け取るようになっている。ま
た、デバイス2は、デバイス1が受け取ったデータブロ
ック群(図2)より、伝送データ列を作成するようにな
っている。デュアルポートRAM3は、両デバイス1,
2間に接続され、両デバイス1,2間でデータのやり取
りを行うようになっている。
【0020】図2は、デバイス1が受け取るデータ群で
あって、伝送データ列に分散配置される元データ群であ
る。図2に示す元データ群は、総データブロック数は1
6で、それぞれのデータブロックはA〜Dの情報単位で
構成されている。
【0021】図3は、図2に示す元データブロック群に
おける各ブロックの情報単位A〜Dを分散配置した伝送
データ列である。また図3から明らかなように、一つの
伝送データ出力サイズは、元となるデータブロックを4
個連結したサイズとなっており、かつ各情報単位A〜D
は、それぞれ違うブロックのものが配置されることが分
かる。図3から明らかなように、ブロックの配置パター
ンより、一つの伝送データを作成するには、出力データ
の先頭に配置される情報単位を含むデータブロックを中
心として、その前後3つのデータブロックの情報単位が
必要であるということが分かる。
【0022】具体的には、出力データの先頭に配置され
る情報単位Aがブロック#1ものである場合、その前後
3つのデータブロック#14,#15,#16の情報単
位B,C,Dが必要であり、また、出力データの先頭に
配置される情報単位Aがブロック#2のものである場
合、その前後3つのデータブロック#1,#15,#1
6の情報単位B,C,Dが必要であり、また、出力デー
タの先頭に配置される情報単位Aがブロック#3のもの
である場合、その前後3つのデータブロック#2,#
1,#16の情報単位B,C,Dが必要であり、また、
出力データの先頭に配置される情報単位Aがブロック#
4のものである場合、その前後3つのデータブロック#
3,#2,#1の情報単位B,C,Dが必要である。
【0023】以上のように、出力データの先頭に配置さ
れる情報単位を含むデータブロックを中心として、その
前後3つのデータブロックの情報単位が必要であるた
め、デュアルポートRAM3上には、データブロックの
格納用のエリアとして、図4に示すように必要最低限の
7個のデータブロック分のみを確保するようになってい
る。図4に示すデュアルポートRAM3上に確保される
データブロック格納用エリアの各Bank1〜7は、1
個のデータブロックのサイズに相当するように設定され
ている。
【0024】次に、本発明の実施形態の動作について説
明する。伝送データ列作成開始が指示されると、デバイ
ス1は、図5に示すような元データブロック#14,#
15,#16,#1,#2,#3,#4の組を、デュア
ルポートRAM3上のデータブロック格納エリアに書き
込む。
【0025】図5において、デュアルポートRAM3上
のデータブロック格納エリアへのデータブロックの書き
込みがブロック#1から開始されていないのは、最初の
伝送データ内にはブロック#14〜#16と、ブロック
#1〜#4に含まれる情報単位A,B,C,Dが分配配
置されるためであり、かつ、デバイス2における伝送デ
ータ作成ロジックが、毎回の伝送データ作成において常
に一定のパターンで動作するように配慮されているため
である。
【0026】デバイス2は、デュアルポートRAM3に
格納された図5に示すデータブロック情報を受け取る
と、まずブロック#1から情報単位Aを、ブロック#1
6から情報単位Bを、ブロック#15から情報単位C
を、ブロック#14から情報単位Dをそれぞれ抜き出
し、最初の伝送データの先頭1/4分のデータを作成す
る。続いて、ブロック#2から情報単位Aを、ブロック
#1から情報単位Bを、ブロック#16から情報単位C
を、ブロック#15から情報単位Dをそれぞれ取得し、
次の1/4分のデータを作成する。
【0027】同様にブロック#3〜ブロック#16と、
ブロック#4〜ブロック#1までを用いて、残り1/4
分づつのデータを作成し、図3に示す伝送データ出力単
位サイズをもつ一つの伝送データが完成する。
【0028】引き続いて、次の伝送データの作成処理に
移行するが、この時点でブロック#1からブロック#1
4の各情報単位は全て転送が終了しており、伝送データ
の作成が不要になっている。
【0029】そこで、デバイス1は図6に示すように、
まだ転送すべき情報単位が残っているブロック#2〜ブ
ロック#4を、デュアルポートRAM3のそれぞれデー
タブロック格納エリアのBank1からBank3に移
動させ、空いたBank4からBank7に、ブロック
#4に続くブロック#5〜ブロック#8のデータを書き
込む。
【0030】デバイス2の伝送データ作成ロジックは、
デバイス1の書き込みが終了した時点で、ブロック#5
の情報単位Aから初めて、前記と同じように各情報単位
を抜き出して伝送データを作成する。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、伝
送データ列を作成するための元データを格納しておくた
めのデータエリアのサイズを大幅に削減することがで
き、有限であるメモリ領域を効率的に活用できるという
意味でも非常に有効である。
【0032】また、伝送データ列へ各ブロックの情報単
位を分散配置する際に各データブロックからの情報単位
の読み込みは、毎回同様のパターンで行うため、連続的
な伝送データ列作成における情報単位のリード(Rea
d)アドレスの管理を不要にすることができ、管理ロジ
ックの誤りによるデータ作成ミスを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデータ分散配置処理方
法を実施する装置を示す構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係るデータ分散配置処理方
法における元データ列フォーマットを示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係るデータ分散配置処理方
法における伝送データ列フォーマットを示す図である。
【図4】本発明の実施形態におけるデュアルポートRA
M上に設けられるデータブロック格納エリアを示す図で
ある。
【図5】本発明の実施形態に係るデータ分散配置処理方
法において、最初の伝送データ作成時のデータ部録格納
領域と、その分散配置を示す図である。
【図6】本発明の実施形態に係るデータ分散配置処理方
法において、2個目の伝送データ作成時のデータブロッ
ク格納領域フォーマットを示す図である。
【図7】従来例に係る無線伝送システムにおけるページ
ングチャネルへのデータ分散配置を示す図である。
【符号の説明】
1 デバイス 2 デバイス 3 デュアルポートRAM
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 データ分散配置変換方法
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の情報単位か
らなるデータブロック群を一定のパターンで伝送データ
列上に分散配置するデータ分散配置変換方法に関するも
のである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】本発明の目的は、データの分散配置ロジッ
クの簡略化と、その際に必要となるデータエリアの削減
を図るデータ分散配置変換方法を提供することにある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るデータ分散配置変換方法は、複数の情
報単位からなる元データブロック群を外部から受け取
り、出力データの先頭に配置される情報単位を含むデー
タブロックを中心として、その前後に位置する複数のデ
ータブロックの情報単位を組合せて一つの伝送データを
作成するデータ分散配置変換方法であって、一つの伝送
データ出力サイズは、元となるデータブロックを複数個
連結したサイズに設定し、かつ、そのデータブロックに
含まれる各情報単位は、それぞれ違うデータブロックの
ものを配置するものであり出力データの先頭に配置さ
れるデータブロックを中心として、その前後に位置する
複数のデータブロックの情報単位をデータブロック格納
エリアに書き込み前記データブロック格納エリアに書
き込まれたデータブロック情報に基づいて、出力データ
の先頭に配置されるデータブロックと、前記データブロ
ックの前後に位置するデータブロックとから異なる情報
単位をそれぞれ抜き出し、前記伝送データを構成する各
データブロックのデータを作成し、引き続いて、まだ転
送すべき情報単位が残っているデータブロックを、前記
データブロック格納エリア内で移動させ、その空いた格
納エリアに新たなデータブロッのデータを書き込み、前
記と同じように各情報単位を抜き出して伝送データを作
成するものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また前記データブロック格納エリアには、
出力データの先頭に配置されるデータブロックの前後に
位置するデータブロックから書き込む

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報単位からなるデータブロック
    群を一定のパターンで伝送データ列上に分散配置するデ
    ータ分散配置処理方法であって、 伝送データ列の一つの単位の作成を処理の区切りとして
    設定し、 作成の元となるデータを格納する領域には、一つの伝送
    データを作成するために必要な元データブロック群のみ
    を常に書き込み、それらを作成用伝送データに合わせて
    適時書き換えながら伝送データを作成することを特徴と
    するデータ分散配置処理方法。
  2. 【請求項2】 前記伝送データ列は、連続したデータで
    あることを特徴とするデータ分散配置処理方法。
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