JPH11249815A - 携帯端末装置およびリモート記憶装置 - Google Patents

携帯端末装置およびリモート記憶装置

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JPH11249815A
JPH11249815A JP10062009A JP6200998A JPH11249815A JP H11249815 A JPH11249815 A JP H11249815A JP 10062009 A JP10062009 A JP 10062009A JP 6200998 A JP6200998 A JP 6200998A JP H11249815 A JPH11249815 A JP H11249815A
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JP
Japan
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storage medium
terminal device
portable terminal
remote storage
data
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Application number
JP10062009A
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English (en)
Inventor
Seiki Hata
清貴 畑
Tomomitsu Tsukuya
智光 津久家
Mitsuru Kono
充 河野
Fumiaki Kagaya
文明 加賀谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 携帯端末装置のローカルな記憶装置を扱うよ
うに、大容量の記憶装置を扱えるようにする。 【解決手段】 携帯端末装置はローカル記憶媒体1を備
え、記憶制御手段2は、データアクセス要求があると、
ローカル記憶媒体にアクセスするかリモート記憶媒体6
にアクセスするかを判定して、いずれかに対してアクセ
ス処理を行なう。リモート記憶装置はリモート記憶媒体
を備え、その通信手段4は、携帯端末装置の通信手段3
とのリンクを確立し、データのアクセス要求を受け付け
る。リモート記憶装置の記憶制御手段5は、通信手段か
らの要求により記憶媒体にアクセスしたり、記憶媒体へ
のアクセス結果を通信手段に渡す。携帯端末装置の記憶
制御手段で自動的にローカル記憶媒体とリモート記憶媒
体とのアクセスを切替えるので、リモート記憶装置が論
理的に携帯端末装置の記憶装置として増設されたような
状態になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末装置とリ
モート記憶装置に関し、特に、ローカル記憶装置のよう
にリモート記憶装置をアクセスできる携帯端末装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】携帯端末装置の最大の特長は携帯性であ
り、携帯端末装置にとって今後ますます小型化、軽量化
が推進されるのは必須である。一方、携帯端末装置が扱
うデータはマルチメディア化の影響により、年々データ
容量が大きくなっている。これらのデータを処理するC
PUも年々高速化が進み、マルチメディアデータへの対
応が図られている。しかし、携帯端末装置の記憶媒体で
あるディスクやメモリ等の記憶容量は、携帯端末装置の
小型化、軽量化とのトレードオフの関係があり、今後も
記憶媒体の大容量化に関する大幅な改善は期待できな
い。現状では、携帯端末装置から大容量データを扱う場
合は、大容量のデータを外部のサーバ装置等に蓄積して
おき、通信を利用してこれらサーバ装置に接続して、表
示、操作する方法をとっている。
【0003】その携帯端末装置における内蔵の通信手段
としては、シリアルポートを利用したケーブル接続によ
る有線伝送手段や、IrDAによる赤外線を利用した無
線接続による無線伝送手段がある。これらの接続は空間
的に制約が大きく、携帯端末装置としての携帯性を大き
く阻害する。また、公衆回線網へ接続可能なモデムを内
蔵した携帯端末装置や、携帯電話やPHSなどを内蔵す
る携帯端末装置は、それらの回線に接続可能な場所であ
ればどこからでも、様々なサーバ装置への接続が可能で
ある。しかし、これらの接続においては、ユーザの意識
的な接続操作が必要であり、接続後に利用するアプリケ
ーションにおいても、明らかにローカルとリモートの資
源に関して、ユーザが区別して利用しなければならな
い。
【0004】また、特開平9-298606号公報には「コード
レス電話を組み込んだコンピュータ」として、無線通信
が可能な携帯ユニットについての技術が開示されてい
る。この携帯ユニットは、あくまで端末もしくはリモー
トコントローラとして位置付けられており、大規模な記
憶装置を持った情報処理装置としての機能は有していな
い。さらに、パーソナルコンピュータやワークステーシ
ョンにおいては、ディスクレスの端末が存在しており、
起動時にファイルサーバに接続して、ローカルやリモー
トの概念なしに、データの表示や操作が可能である。最
近ではNCと呼ばれるネットワークコンピュータが提唱
されており、このコンピュータにおいては、アプリケー
ションがどこで動作しているかについても、ユーザは意
識する必要がない。ところが、携帯端末装置においては
スタンドアロンでの使用が基本であり、これまでに、外
部記憶装置のない携帯端末装置や、ネットワークに接続
してリモート記憶媒体を利用する携帯端末装置は存在し
ていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように今後ますます扱うデータ規模が大容量化するこ
とが考えられることから、通信を利用したネットワーク
化と、ユーザにネットワークを意識させないローカル情
報とリモート情報のシームレス化は、携帯端末装置にと
って重要な課題となる。
【0006】本発明は、上記課題を解決し、ローカル記
憶装置とリモート記憶装置の区別をユーザが意識するこ
となく、ローカル記憶装置の容量を越える大量のデータ
の操作が可能な携帯端末装置を実現することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するために、携帯端末装置を、外部にあるネットワ
ークやサーバとの通信が可能な通信手段と、内部記憶媒
体へのアクセスか通信によるリモート記憶媒体に対する
アクセスかを判断する記憶制御手段とを備えた構成とし
た。このように構成したことにより、ユーザがアプリケ
ーションを介してデータへアクセスを行なう場合に、ロ
ーカルかリモートかの区別をせずにデータアクセスを行
なうことができる。
【0008】また、本発明では、携帯端末装置を、携帯
端末装置との通信が可能な通信手段と、携帯端末装置か
らの要求を解析して内部記憶媒体への入出力を行なう記
憶制御手段とを備えた構成とし、携帯端末装置の専用の
外部記憶装置として設置可能なリモート記憶装置を備え
た構成とした。このように構成したことにより、携帯端
末装置と既存のネットワーク間、もしくは既存のサーバ
間、または、携帯端末装置とリモート記憶装置間におい
て、ネットワークを意識せずに、あたかも携帯端末装置
に大容量の記憶装置が増設されたように、マルチメディ
アデータの表示や操作ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載した発明
は、内蔵または外付けのローカル記憶媒体と、データア
クセス要求に対して前記ローカル記憶媒体へアクセスす
るか通信手段を経てリモート記憶媒体へアクセスするか
を判定して前記ローカル記憶媒体または前記リモート記
憶媒体へのアクセス処理を行なう記憶制御手段と、前記
リモート記憶媒体を備えたリモート記憶装置とリンクを
確立してデータアクセス要求をリンク先に送出してその
結果をリンク先から受けとる通信手段とを備える携帯端
末装置であり、データへアクセスを行なう場合に、ロー
カル記憶アクセスとリモート記憶アクセスの区別をなく
すという作用を有する。
【0010】本発明の請求項2に記載した発明は、請求
項1記載の携帯端末装置において、前記記憶制御手段
に、前記リモート記憶媒体への書込みの際に所定量まで
のデータを一時記憶媒体に蓄積する手段と、前記所定量
のデータが蓄積された後にまとめて前記リモート記憶媒
体へ書込みを行なう手段と、前記リモート記憶媒体から
の読出しの際は次に読み出す可能性のあるデータを含む
所定量のデータをまとめて前記一時記憶媒体に蓄積する
手段とを設けたものであり、処理速度が遅いリモート記
憶媒体への書込み、読出し動作の回数を減らし、アプリ
ケーションからのデータアクセス速度を上げるという作
用を有する。
【0011】本発明の請求項3に記載した発明は、請求
項1、2記載の携帯端末装置において、前記記憶制御手
段に、前記ローカル記憶媒体の記憶内容を監視する手段
と、前記記憶内容のうち更新されたデータを定期的に前
記通信手段を経由して前記リモート記憶媒体に書き込む
手段とを設けたものであり、常に最新のローカル記憶媒
体の内容をバックアップするという作用を有する。
【0012】本発明の請求項4に記載した発明は、請求
項3記載の携帯端末装置において、前記記憶制御手段
に、前記ローカル記憶媒体の記憶内容を監視する手段
と、前記記憶内容のうち所定期間アクセスの全くないデ
ータを前記ローカル記憶媒体から消去する手段とを設け
たものであり、ローカル記憶媒体の利用を効率的にする
という作用を有する。
【0013】本発明の請求項5に記載した発明は、請求
項3、4記載の携帯端末装置において、前記記憶制御手
段に、前記ローカル記憶媒体の書込み読出しの不可能状
態を検知する手段と、書込み読出しの不可能状態を検知
した後即座に前記通信手段を経由して前記リモート記憶
媒体の所定の記憶エリアにアクセスして書込み読出しを
行なう手段とを設けたものであり、故障や記憶容量のオ
ーバーフローによる処理の中断を防止するという作用を
有する。
【0014】本発明の請求項6に記載した発明は、請求
項1〜5記載の携帯端末装置において、前記通信手段
に、前記携帯端末装置の使用開始と同時に所定のリモー
ト記憶装置と接続する手段と、前記携帯端末装置の使用
終了まで接続し続ける手段とを設けたものであり、ある
程度の時間を要するサーバ装置とのリンク確定処理を、
携帯端末装置の使用開始時のみに行ない、通常使用時の
リモートアクセス時間を軽減するという作用を有する。
【0015】本発明の請求項7に記載した発明は、請求
項1〜5記載の携帯端末装置において、前記通信手段
に、前記リモート記憶媒体への書込み読出しの必要が発
生する毎に前記リモート記憶媒体を備えたリモート記憶
装置とのリンクを確立する手段を設けたものであり、通
信費を軽減したり、データに応じて選択的にサーバ装置
とリンクすることにより、複数のリモート記憶媒体を使
った柔軟な情報操作を可能にするという作用を有する。
【0016】本発明の請求項8に記載した発明は、内蔵
または外付けのリモート記憶媒体と、携帯端末装置から
のリンク確立要求を受け付けて前記携帯端末装置の通信
手段とのリンクを確立するとともに前記携帯端末装置か
らのデータのアクセス要求を受け付ける通信手段と、前
記通信手段からの要求により前記リモート記憶媒体にア
クセスしたり前記リモート記憶媒体へのアクセス結果を
前記通信手段に渡す記憶制御手段とを備えるリモート記
憶装置であり、データへアクセスを行なう場合に、ロー
カル記憶アクセスとリモート記憶アクセスの区別をなく
すという作用を有する。
【0017】本発明の請求項9に記載した発明は、請求
項1〜7記載の携帯端末装置において、前記携帯端末装
置の通信手段に、前記リモート記憶装置の通信手段との
間で独自のプロトコルを用いてリンクを確立する手段を
設けたものであり、極力外部からの侵入を遮断し、セキ
ュリティの高いリモート記憶を行なうという作用を有す
る。
【0018】本発明の請求項10に記載した発明は、請求
項8記載のリモート記憶装置において、前記リモート記
憶装置の通信手段に、前記携帯端末装置の通信手段との
間で独自のプロトコルを用いてリンクを確立する手段を
設けたものであり、極力外部からの侵入を遮断し、セキ
ュリティの高いリモート記憶を行なうという作用を有す
る。
【0019】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図9を参照しながら、詳細に説明する。
【0020】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態は、記憶制御手段によりローカル記憶装置へのア
クセスかリモート記憶装置へのアクセスかを判定してア
クセス処理を行ない、リモート記憶装置とデータを送受
信する携帯端末装置である。
【0021】図1は、本発明の第1の実施の形態の携帯
端末装置とリモート記憶装置の全体構成を示すブロック
図である。図1において、記憶媒体1は、携帯端末装置
のローカル記憶装置である。記憶制御手段2は、携帯端
末装置の記憶媒体の書込み読出しを制御する回路であ
る。通信手段3は、リモート記憶装置とデータを交換す
る通信回路である。通信手段4は、携帯端末装置とデー
タを交換する通信回路である。記憶制御手段5は、リモ
ート記憶装置の記憶媒体の書込み読出しを制御する回路
である。記憶媒体6は、リモート記憶装置の大容量記憶
装置である。
【0022】図1を参照して、本発明の第1の実施の形
態の携帯端末装置とリモート記憶装置の構成を説明す
る。携帯端末装置は、装置内もしくは装置に接続された
ディスクやメモリなどのローカル記憶媒体1と、アプリ
ケーションからのデータアクセス要求に対して、ローカ
ル記憶媒体1へアクセスするか、通信手段3を経てリモ
ート記憶媒体6へアクセスするかを判定し、実際にロー
カル記憶媒体1か、もしくはリモート記憶媒体6へのア
クセス処理を行なう記憶制御手段2と、記憶制御手段2
から要求された、もしくは予め設定されていたリモート
記憶装置とリンクを確立し、データのアクセス要求をリ
ンク先に送出して、その結果をリンク先から受けとる通
信手段3とを備える。
【0023】リモート記憶装置は、携帯端末装置からの
リンク確立要求を受け付け、携帯端末装置の通信手段3
とのリンクを確立し、携帯端末装置からのデータのアク
セス要求を受け付ける通信手段4と、通信手段4からの
要求により記憶媒体6にアクセスしたり、記憶媒体6へ
のアクセス結果を通信手段4に渡す記憶制御手段5と、
装置内もしくは装置に接続されたディスクやメモリなど
の記憶媒体(リモート記憶媒体)6とを備える。リモート
記憶装置は、必ずしも記憶専用の装置でなくても、上記
の機能を有するサーバ装置であれば、どのような装置で
もよい。
【0024】図2は、第1の実施の形態の携帯端末装置
の処理フローである。以下、図1と図2を参照示しなが
ら、本発明の第1の実施の形態について説明する。
【0025】まず、ユーザによる画像データ、文字情
報、音声情報等の表示、保存操作等が行なわれると、対
応するアプリケーションは、処理に必要な、例えばデー
タAの書込み、読出し等のアクセス要求を発行する(S
1)。
【0026】アクセス要求を受け付けた記憶制御手段2
では、データAがどこに記憶されているのか、もしくは
新規で、記憶する時にはどこに記憶しなければならない
かを判定する。この判定の方法は、データと記憶場所が
登録されたテーブルを利用する方法や、データ毎にデー
タの種類を規定した属性情報を付加して、その属性毎に
より記憶場所を判定する方法、もしくは、まずローカル
記憶媒体1を検索し、なければリモートと判定するな
ど、種々の方法を用いて記憶場所を特定する(S2)。
【0027】記憶場所がローカル記憶媒体1か、リモー
ト記憶媒体6かで処理を切替える(S3)。記憶場所が
リモートの時は、通信手段3に対してデータAが存在す
るリモート記憶媒体6を備えるサーバ装置へのリンク確
立要求を発行して、記憶制御手段2が直接リモートにあ
る記憶手段と通信ができるリンクを確立するように依頼
する(S4)。
【0028】通信手段3では、TCP/IPなどの汎用
のプロトコルを用いて、記憶制御手段2から要求された
サーバ装置とのリンクを確立する。このとき、通信媒体
については特に制約はなく、どのようなものでも構わな
い。好適な例は、携帯電話もしくはPHS等の移動通信
装置を内蔵しているものであり、例えばPPP等を用い
れば、IP接続が可能な通信媒体として容易にリンクが
確立できる(S5)。
【0029】相手サーバ装置とのリンクが形成された後
には、論理的に直接サーバ装置へのアクセスが可能であ
るために、記憶制御手段2ではリモート記憶媒体6に対
してアクセスを行ない、データAの書込み、読出し等の
必要な操作を実施する(S6)。最後に、アクセス結果
をアプリケーションに返して終了する(S7)。
【0030】ローカル記憶媒体1にアクセスする場合
は、デバイスドライバを利用した一般的な方法により、
ローカル記憶媒体1に対するデータAの書込み、読出し
等の必要な操作を実施する(S8)。
【0031】上記のように、本発明の第1の実施の形態
では、携帯端末装置を、ローカル記憶装置へのアクセス
かリモート記憶装置へのアクセスかを判定してアクセス
処理を行ない、リモート記憶装置とデータを送受信する
構成としたので、携帯端末装置のユーザは、ローカル記
憶装置かリモート記憶装置かを意識せずに、大容量のリ
モート記憶装置を利用できる。
【0032】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態は、リモート記憶媒体への書込みの際、ある一定
量までの書込データや読出データを一時記憶媒体に蓄積
しておき、一定量が蓄積された後にまとめてリモート記
憶媒体に書込みを行なったり、リモート記憶媒体からの
読出しの際、次に読み出す可能性のあるデータを含むあ
る一定量のデータをまとめて一時記憶媒体に記憶してお
くことで、処理速度が遅いリモート記憶媒体への書込読
出動作の回数を減らし、アプリケーションからのデータ
アクセス速度を上げる携帯端末装置である。
【0033】本発明の第2の実施の形態の携帯端末装置
とリモート記憶装置の構成は、第1の実施の形態と同じ
である。図3は、第2の実施の形態の携帯端末装置の処
理フローである。
【0034】以下、図1と図3を参照して、第2の実施
の形態の携帯端末装置の動作を説明する。図3の処理フ
ローは、図2の処理フローのS3の判定が肯定されたケ
ース以降を示しており、S3までの処理は図2と同様で
ある。
【0035】記憶場所がリモート記憶媒体1の時、記憶
制御手段2内に用意されている一時記憶媒体を調査し
て、現在アクセスしようとしているデータAが一時記憶
媒体に存在する場合は、一時記憶媒体に対して書込み読
出しの操作を行なう。このとき、書込みにより内容が更
新されたデータには更新属性が付加され、次のステップ
で記述する退避の対象になる。更新属性のないデータ
は、一時記憶媒体からの読出しが古いものから上書きさ
れる。また、一時記憶媒体は、ローカル記憶媒体1の一
部でも、全く別の記憶媒体でも構わない(S11)。
【0036】次に、データAが一時記憶媒体に存在しな
い場合は、データAが記憶されているリモート記憶媒体
1の場所から一時記憶媒体に読み込む操作を行なう。ま
た、データAを書き込む際に、更新属性の付いたデータ
で一杯のために一時記憶媒体に書き込めない時には、一
時記憶媒体の内容を退避する。退避するデータは、更新
されたデータのうちで更新時刻が古いものから退避され
る。ここでいう退避とは、リモート記憶媒体1への書込
みと、更新の属性を消すことを意味している(S12)。
【0037】通信手段3に対して、データAまたは退避
データが存在するサーバ装置へのリンク確立要求を発行
して、記憶制御手段2が直接リモート記憶媒体6にアク
セスできるように、リンクを確立するように依頼する
(S13)。
【0038】通信手段3では、TCP/IPなどの汎用
のプロトコルを用いて、記憶制御手段2から要求のあっ
たサーバ装置とのリンクを確立する。このとき、通信媒
体については特に制約はなく、どのようなものでも構わ
ない。好適な例としては、携帯電話もしくはPHS等の
移動通信装置を内蔵している場合であり、例えばPPP
等を用いれば、IP接続が可能な通信媒体として容易に
リンクが確立できる(S14)。
【0039】相手サーバ装置とのリンクが確立された後
には、論理的に直接サーバへのアクセスが可能であるた
めに、記憶制御手段2ではリモート記憶媒体6に対して
アクセスを行ない、データAの読出しと退避データの書
込みを実施する(S15)。
【0040】最後に、アクセス結果をアプリケーション
に返して終了する(S16)。これにより、処理時間を要
するデータへのアクセス回数を軽減することができ、ユ
ーザにとってデータの表示、操作のレスポンスが改善さ
れる。
【0041】上記のように、本発明の第2の実施の形態
では、携帯端末装置の記憶制御手段に、リモート記憶媒
体への書込みの際は、ある一定量まで書込データを一時
記憶媒体に蓄積しておき、一定量が蓄積された後にまと
めて書込みを行なったり、リモート記憶媒体からの読出
しの際は次に読み出す可能性のあるところを含むある一
定量のデータをまとめて一時記憶媒体に蓄積しておく構
成としたので、処理速度が遅いリモート記憶媒体への書
込読出動作の回数を減らし、アプリケーションからのデ
ータアクセス速度を上げることができる。
【0042】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態は、記憶制御手段において、ローカル記憶媒体の
記憶内容を監視し、記憶内容が更新された部分を定期的
に通信手段を経由してリモート記憶媒体に書き込み、常
に最新のローカル記憶媒体の内容をバックアップする携
帯端末装置である。
【0043】本発明の第3の実施の形態の携帯端末装置
とリモート記憶装置の構成は、第1の実施の形態と同じ
である。図4は、第3の実施の形態の携帯端末装置の処
理フローである。
【0044】以下、図1と図4を参照して、第3の実施
の形態の携帯端末装置の動作を説明する。この処理は、
携帯端末装置の使用開始と同時に起動されて、使用終了
まで処理を続ける。
【0045】記憶制御手段2において、ローカル記憶媒
体1への書込みがあった場合に、そのデータを記録して
おき、定期的にこれをチェックすることにより、ローカ
ル記憶媒体1の更新に関する監視を行なう(S21)。書
込記録のチェックにより、内容の更新がない場合には何
もしない(S22)。
【0046】ローカルな記憶の内容が更新されている時
は、通信手段3に対してバックアップデータが存在する
サーバ装置へのリンク確立要求を発行して、記憶制御手
段2が直接リモート記憶媒体6にアクセスができるよう
に、リンクを確立するように依頼する(S23)。
【0047】通信手段3では、TCP/IPなどの汎用
のプロトコルを用いて、記憶制御手段2から要求のあっ
たサーバ装置とのリンクを確立する。このとき、通信媒
体については特に制約はなく、どのようなものでも構わ
ない。好適な例は、携帯電話もしくはPHS等の移動通
信装置を内蔵しているものであり、例えばPPP等を用
いれば、IP接続が可能な通信媒体として容易にリンク
が確立できる(S24)。
【0048】相手サーバ装置とのリンクが確立された後
には、論理的に直接サーバ装置へのアクセスが可能であ
るために、記憶制御手段2ではリモート記憶媒体6に対
してアクセスを行ない、更新されたデータの書込みを実
施する(S25)。
【0049】これにより、常に最新のバックアップデー
タがリモートのサーバ装置に存在することになり、万が
一携帯端末装置の記憶内容を喪失した場合でも、このバ
ックアップデータから修復できる。
【0050】上記のように、本発明の第3の実施の形態
では、携帯端末装置の記憶制御手段に、ローカル記憶媒
体の記憶内容を監視し、記憶内容が更新された部分を定
期的に通信手段を経由してリモート記憶媒体に書き込む
手段を設けた構成としたので、常に最新のローカル記憶
媒体の内容をバックアップすることができる。
【0051】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態は、記憶制御手段でローカル記憶媒体の記憶内容
を監視し、一定期間アクセスの全くないデータをローカ
ル記憶媒体から消去し、以降はリモート記憶媒体にアク
セスすることにより、ローカル記憶媒体を効率的に利用
する携帯端末装置である。
【0052】本発明の第4の実施の形態の携帯端末装置
とリモート記憶装置の構成は、第1の実施の形態と同じ
である。図5は、第4の実施の形態の携帯端末装置の処
理フローである。
【0053】以下、図1と図5を参照して、第4の実施
の形態の携帯端末装置の動作を説明する。この処理は、
携帯端末装置の使用開始と同時に起動されて、使用終了
まで処理を続ける。
【0054】記憶制御手段2において、ローカル記憶媒
体1への書込みや読出しがあった場合に、そのデータを
記録しておく。定期的にこれをチェックすることによ
り、ローカル記憶媒体1のアクセスに関する監視を行な
う(S31)。書込記録のチェックにより、ある一定期間
以上アクセスがないデータがない場合には何もしない
(S32)。
【0055】ある一定期間以上アクセスがないデータが
ある時は、そのデータをローカル記憶媒体1から削除す
る。これは、リモート記憶媒体6にバックアップがある
場合は削除するだけで良いが、バックアップがない場合
でも、逐次リモート記憶媒体6に書き込むことを行なっ
てから削除しても良い。また、データの記憶場所をテー
ブル等に保持している場合は、記憶場所をリモートに変
更する(S33)。これにより、アクセス処理の速いロー
カル記憶媒体1を効率的に利用することができる。
【0056】上記のように、本発明の第4の実施の形態
では、携帯端末装置の記憶制御手段に、ローカル記憶媒
体の記憶内容を監視し、一定期間アクセスの全くないデ
ータをローカル記憶媒体から消去する手段を設けた構成
としたので、ローカル記憶媒体を効率的に利用すること
ができる。
【0057】(第5の実施の形態)本発明の第5の実施
の形態は、記憶制御手段において、故障もしくは記憶容
量のオーバーフローのために、ローカル記憶媒体への書
込みや読出しができなくなったことを検知したならば、
即座に通信手段を経由して、リモート記憶媒体にあるバ
ックアップ用の記憶エリアやオーバーフローした記憶内
容を記憶するエリアにアクセスすることで、故障や記憶
容量のオーバーフローによる処理の中断を防止する携帯
端末装置である。
【0058】本発明の第5の実施の形態の携帯端末装置
とリモート記憶装置の構成は、第1の実施の形態と同じ
である。図6は、第5の実施の形態の携帯端末装置の処
理フローである。
【0059】以下、図1と図6を参照して、第5の実施
の形態の携帯端末装置の動作を説明する。この処理は、
ローカルな記憶媒体へのアクセスが失敗した時の処理を
示しており、図2のS8以降の処理フローである。S8
までの処理は図2と同様である。
【0060】記憶制御手段2において、エラーもしくは
記憶容量オーバーフローにより、ローカル記憶媒体1へ
の書込みや読出しができないことを検出する(S41)。
バックアップデータが存在するサーバ装置へのリンク確
立要求を発行して、記憶制御手段2が直接リモート記憶
媒体6にアクセスできるように、リンクを確立するよう
に依頼する(S42)。
【0061】通信手段3では、TCP/IPなどの汎用
のプロトコルを用いて、記憶制御手段2から要求のあっ
たサーバ装置とのリンクを確立する。このとき、通信媒
体については特に制約はなく、どのようなものでも構わ
ない。好適な例は、携帯電話もしくはPHS等の移動通
信装置を内蔵しているものであり、例えばPPP等を用
いれば、IP接続が可能な通信媒体として容易にリンク
が確立できる(S43)。
【0062】相手サーバ装置とのリンクが確立された後
には、論理的に直接サーバ装置へのアクセスが可能であ
るために、記憶制御手段2ではリモート記憶媒体6に対
してアクセスを行ない、バックアップデータもしくはオ
ーバフロー領域の書込み読出しを実施する。その後、エ
ラーが回復した時には、バックアップデータをローカル
記憶媒体1に読み込む。また、オーバーフローデータ
は、ローカル記憶媒体1に空きができた時に、例えば最
新のオーバーフローデータから順番に、ローカル記憶媒
体1に読み込む(S44)。
【0063】最後に、アクセス結果をアプリケーション
に返して終了する(S45)。これにより、ローカル記憶
媒体1へのアクセスができない状況が発生しても、処理
を中断することなく続けられる。
【0064】上記のように、本発明の第5の実施の形態
では、携帯端末装置の記憶制御手段に、故障もしくは記
憶容量のオーバーフローにより、ローカル記憶媒体への
書込み読出しができなくなったことを検知した際に、即
座に通信手段を経由して、リモートの記憶媒体にあるバ
ックアップ用の記憶エリアや、オーバーフローした記憶
内容を記憶するエリアにアクセスして、書込み読出しを
行なう手段を設けた構成としたので、故障や記憶容量の
オーバーフローによる処理の中断を防止することができ
る。
【0065】(第6の実施の形態)本発明の第6の実施
の形態は、通信手段において、携帯端末装置の使用開始
と同時に予め設定されたリモート記憶媒体を備えたサー
バ装置と接続し、携帯端末の使用終了まで接続し続ける
ことにより、リモート記憶媒体へのアクセスの度に発生
していたサーバ装置とのリンク確立処理を、携帯端末装
置の使用開始時のみに行ない、通常使用時のリモートア
クセス時間を軽減する携帯端末装置である。
【0066】本発明の第6の実施の形態の携帯端末装置
とリモート記憶装置の構成は、第1の実施の形態と同じ
である。図7は、第6の実施の形態の携帯端末装置の処
理フローである。
【0067】以下、図7を参照して、第6の実施の形態
の携帯端末装置の動作を説明する。まず、ユーザによる
画像データ、文字情報、音声情報等の表示、保存操作等
が行なわれると、対応するアプリケーションは、処理に
必要な例えばデータAの書き込み、読み込み等のアクセ
ス要求を発行する(S51)。
【0068】アクセス要求を受け付けた記憶制御手段で
は、データAがどこに記憶されているのか、もしくは新
規で記憶する時にはどこに記憶しなければならないかを
判定する。この判定の方法は、データと記憶場所が登録
されたテーブルを利用する方法や、データ毎に属性情報
を付加して、その属性毎に記憶場所を判定する方法、も
しくは、まずローカル記憶媒体を検索し、なければリモ
ートと判定するなど、種々の方法を用いて記憶場所を特
定する(S52)。記憶場所がローカル記憶媒体か、リモ
ート記憶媒体かで処理を切替える(S53)。
【0069】予め相手サーバ装置とのリンクが確立され
ており、論理的に直接サーバ装置の記憶手段へのアクセ
スが可能であるために、記憶制御手段ではリモート記憶
媒体に対してアクセスを行ない、データAの書込みや読
出し等の必要な操作を実施する(S54)。最後に、アク
セス結果をアプリケーションに返して終了する(S5
5)。
【0070】ローカル記憶媒体にアクセスする場合は、
デバイスドライバを利用した一般的な方法により、記憶
媒体に対してデータAの書込み読出し等の必要な操作を
実施する(S56)。
【0071】第6の実施の形態では、携帯端末の使用開
始と同時にリモート記憶媒体とのリンクが確立されてい
るために、第1の実施の形態の処理フローにあったよう
なリモート記憶媒体へのアクセス時の処理が必要ない。
これにより、リモート記憶媒体へのアクセス処理が簡略
化され、アクセス処理時間が軽減される。
【0072】上記のように、本発明の第6の実施の形態
では、携帯端末装置の通信手段を、携帯端末装置の使用
開始と同時に予め設定されたリモート記憶媒体を備えた
サーバ装置と接続し、携帯端末の使用終了まで接続し続
ける構成としたので、リモート記憶媒体へのアクセスの
度に発生していたサーバ装置とのリンク確立処理を、携
帯端末装置の使用開始時のみに行ない、通常使用時のリ
モートアクセス時間を軽減することができる。
【0073】(第7の実施の形態)本発明の第7の実施
の形態は、通信手段において、リモート記憶媒体への書
込み読込みの必要が発生する毎に、リモート記憶媒体を
備えたサーバ装置とのリンクを確立、解除する携帯端末
装置である。
【0074】本発明の第7の実施の形態の携帯端末装置
とリモート記憶装置の構成は、第1の実施の形態と同じ
である。図8は、本発明の第7の実施の形態の携帯端末
装置の処理フローである。第7の実施の形態では、リモ
ート記憶媒体へのアクセス手順が異なるため、この処理
フローでは図2の処理フローにおけるS3の判定が肯定
されたケース以降を示しており、S3までの処理は図2
の処理と同様である。
【0075】以下、図8を参照して、第7の実施の形態
の携帯端末装置の動作を説明する。記憶場所がリモート
の時は、通信手段に対してデータAが存在するサーバ装
置へのリンク確立要求を発行して、記憶制御手段が直接
リモートにある記憶制御手段と通信ができるように、リ
ンクを確立するように依頼する(S61)。
【0076】通信手段では、TCP/IPなどの汎用の
プロトコルを用いて、記憶制御手段から要求のあったサ
ーバ装置とのリンクを確立する。このとき、通信媒体に
ついては特に制約はなく、どのようなものでも構わな
い。好適な例は、携帯電話もしくはPHS等の移動通信
装置を内蔵しているものであり、例えばPPP等を用い
れば、IP接続が可能な通信媒体として容易にリンクが
確立できる(S62)。
【0077】相手サーバ装置とのリンクが確立された後
には、論理的に直接サーバ装置へのアクセスが可能であ
るために、記憶制御手段ではリモート記憶媒体に対して
アクセスを行ない、データAの書込みや読出し等の必要
な操作を実施する(S63)。
【0078】リモート記憶媒体へのアクセスが終了した
ならば、記憶制御手段からの終了通知を受けて、通信手
段においてリンクの解放を行なう。好適な例としてあげ
た携帯電話もしくはPHS等の移動通信装置を内蔵して
いる場合、回線の切断までを行なう(S64)。
【0079】最後に、アクセス結果をアプリケーション
に返して終了する(S65)。これにより、ユーザは一箇
所のサーバ以外に複数のサーバ装置にあるリモート記憶
媒体へのアクセスが可能になる。
【0080】上記のように、本発明の第7の実施の形態
では、携帯端末装置の通信手段を、リモート記憶媒体へ
の書込み読出しの必要が発生する毎に、リモート記憶媒
体を備えたサーバ装置とのリンクを確立、解除するよう
に構成したので、通信費を軽減することができるととも
に、データに応じて選択的にサーバ装置とリンクするこ
とにより、複数のリモート記憶媒体を使って柔軟な情報
操作ができる。
【0081】(第8の実施の形態)本発明の第8の実施
の形態は、携帯端末装置からのリンク確立要求を受け付
け、携帯端末装置の通信手段とのリンクを確立し、携帯
端末装置からのデータのアクセス要求を受け付ける通信
手段と、通信手段からの要求により記憶媒体にアクセス
したり、記憶媒体のアクセス結果を通信手段に渡す記憶
手段と、装置内もしくは装置に接続されたディスクやメ
モリなどの記憶媒体(リモート記憶媒体)を備えるリモー
ト記憶装置である。
【0082】本発明の第8の実施の形態の携帯端末装置
とリモート記憶装置の構成は、第1の実施の形態と同じ
である。図9は、第8の実施の形態のリモート記憶装置
の処理フローである。
【0083】以下、図9を参照して、第8の実施の形態
のリモート記憶装置の動作を説明する。携帯端末装置の
通信手段が、リモート記憶装置の通信手段にリンク確立
要求を発行する(S71)。
【0084】リモート記憶装置の通信手段では、TCP
/IPなどの汎用のプロトコルを用いて、要求が来た携
帯端末装置とのリンクを確立する。このとき、通信媒体
については特に制約はなく、どのようなものでも構わな
い。好適な例は、携帯電話もしくはPHS等の移動通信
装置を内蔵しているものであり、例えばPPP等を用い
れば、IP接続が可能な通信媒体として容易にリンクが
確立できる(S72)。
【0085】携帯端末装置の記憶制御手段が、リモート
記憶装置の記憶制御手段にデータAへのアクセス要求を
発行する(S73)。
【0086】リモート記憶装置の記憶媒体にアクセスす
る。デバイスドライバを利用した一般的な方法により記
憶媒体に対して、データAの書込みや読出し等の必要な
操作を実施する(S74)。
【0087】最後に、アクセス結果を携帯端末装置の記
憶制御手段に返して終了する(S75)。これにより、携
帯端末装置のユーザはリモート記憶媒体が格納された専
用の装置を利用することができる。
【0088】上記のように、本発明の第8の実施の形態
では、リモート記憶装置に、携帯端末装置からのリンク
確立要求を受け付け、携帯端末装置の通信手段とのリン
クを確立し、携帯端末装置からのデータのアクセス要求
を受け付ける通信手段と、通信手段からの要求により記
憶媒体にアクセスしたり、記憶媒体のアクセス結果を通
信手段に渡す記憶制御手段と、装置内もしくは装置に接
続されたディスクやメモリなどの記憶媒体(リモート記
憶媒体)を備えた構成としたので、携帯端末装置のユー
ザは、リモート記憶媒体が格納された専用の装置を利用
することができる。
【0089】(第9の実施の形態)本発明の第9の実施
の形態は、携帯端末装置の通信手段と、リモート記憶装
置の通信手段との間で、独自のプロトコルを用いてリン
クを確立することにより、極力外部からの侵入を遮断
し、セキュリティの高いリモート記憶を行なう携帯端末
装置とリモート記憶装置である。
【0090】本発明の第9の実施の形態の携帯端末装置
とリモート記憶装置の構成は、第1の実施の形態と同じ
である。
【0091】リンク確立の方法として、第1〜8の実施
の形態で示したような一般的なプロトコルを利用したも
のではなく、独自のプロトコルを利用する。独自プロト
コルは、携帯端末装置とリモート記憶装置の記憶制御手
段同士が、直接通信可能なリンクを確立できるものであ
れば、任意のもので構わない。
【0092】この独自のプロトコルのみでリンクを確立
する場合は、他の汎用的なプロトコルを持ったネットワ
ーク機器からの侵入を極力防止することができるため
に、高いセキュリティを保つことができる。
【0093】上記のように、本発明の第9の実施の形態
では、携帯端末装置の通信手段とリモート記憶装置の通
信手段との間で、独自のプロトコルを用いてリンクを確
立する構成としたので、極力外部からの侵入を遮断し、
セキュリティの高いリモート記憶を行なうことができ
る。
【0094】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、携帯端末
装置を、ローカル記憶媒体とリモート記憶媒体の両方に
アクセスできる記憶制御手段と、リモート記憶媒体のあ
るサーバとのリンクを確立できる通信手段とを備えた構
成としたので、ローカル記憶装置とリモート記憶装置と
の区別を意識することなく、ローカル記憶媒体の記憶容
量を越えたデータ容量を扱えるという効果が得られる。
【0095】また、専用のリモート記憶装置を設けた構
成としたので、よりセキュリティの高いリモート記憶媒
体を利用できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の携帯端末装置とリ
モート記憶装置のブロック図、
【図2】第1の実施の形態の携帯端末装置の処理フロー
図、
【図3】第2の実施の形態の携帯端末装置の処理フロー
図、
【図4】第3の実施の形態の携帯端末装置の処理フロー
図、
【図5】第4の実施の形態の携帯端末装置の処理フロー
図、
【図6】第5の実施の形態の携帯端末装置の処理フロー
図、
【図7】第6の実施の形態の携帯端末装置の処理フロー
図、
【図8】第7の実施の形態の携帯端末装置の処理フロー
図、
【図9】第8の実施の形態のリモート記憶装置の処理フ
ロー図である。
【符号の説明】
1 携帯端末装置の記憶媒体(ローカル記憶媒体) 2 携帯端末装置の記憶制御手段 3 携帯端末装置の通信手段 4 リモート記憶装置の通信手段 5 リモート記憶装置の記憶制御手段 6 リモート記憶装置の記憶媒体(リモート記憶媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加賀谷 文明 宮城県仙台市泉区明通二丁目五番地 株式 会社松下通信仙台研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内蔵または外付けのローカル記憶媒体
    と、データアクセス要求に応じて前記ローカル記憶媒体
    へアクセスするか通信手段を経てリモート記憶媒体へア
    クセスするかを判定して前記ローカル記憶媒体または前
    記リモート記憶媒体へのアクセス処理を行なう記憶制御
    手段と、前記リモート記憶媒体を備えたリモート記憶装
    置とリンクを確立してデータアクセス要求をリンク先の
    リモート記憶装置に送出してその結果を受け取る通信手
    段とを備えたことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶制御手段に、前記リモート記憶
    媒体への書込みの際に所定量までのデータを一時記憶媒
    体に蓄積する手段と、前記所定量のデータが前記一時記
    憶媒体に蓄積された後にまとめて前記リモート記憶媒体
    への書込みを行なう手段と、前記リモート記憶媒体から
    の読出しの際は次に読み出す可能性のあるデータを含む
    所定量のデータをまとめて前記一時記憶媒体に蓄積する
    手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載の携帯端
    末装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶制御手段に、前記ローカル記憶
    媒体の記憶内容を監視する手段と、前記記憶内容のうち
    更新されたデータを定期的に前記通信手段を経由して前
    記リモート記憶媒体に書き込む手段とを設けたことを特
    徴とする請求項1、2記載の携帯端末装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶制御手段に、前記ローカル記憶
    媒体の記憶内容を監視する手段と、前記記憶内容のうち
    所定期間アクセスの全くないデータを前記ローカル記憶
    媒体から消去する手段とを設けたことを特徴とする請求
    項3記載の携帯端末装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶制御手段に、前記ローカル記憶
    媒体の書込み読出しの不可能状態を検知する手段と、書
    込み読出しの不可能状態を検知した後即座に前記通信手
    段を経由して前記リモート記憶媒体の所定の記憶エリア
    にアクセスして書込み読出しを行なう手段とを設けたこ
    とを特徴とする請求項3、4記載の携帯端末装置。
  6. 【請求項6】 前記通信手段に、前記携帯端末装置の使
    用開始と同時に所定のリモート記憶装置と接続する手段
    と、前記携帯端末装置の使用終了まで接続し続ける手段
    とを設けたことを特徴とする請求項1〜5記載の携帯端
    末装置。
  7. 【請求項7】 前記通信手段に、前記リモート記憶媒体
    への書込み読出しの要求が発生する毎に前記リモート記
    憶媒体を備えたリモート記憶装置とのリンクを確立する
    手段を設けたことを特徴とする請求項1〜5記載の携帯
    端末装置。
  8. 【請求項8】 内蔵または外付けのリモート記憶媒体
    と、携帯端末装置からのリンク確立要求を受け付けて前
    記携帯端末装置の通信手段とのリンクを確立するととも
    に前記携帯端末装置からのデータのアクセス要求を受け
    付ける通信手段と、前記通信手段からの要求により前記
    リモート記憶媒体にアクセスしたり前記リモート記憶媒
    体へのアクセス結果を前記通信手段に渡す記憶制御手段
    とを備えたことを特徴とするリモート記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記携帯端末装置の通信手段に、前記リ
    モート記憶装置の通信手段との間で独自のプロトコルを
    用いてリンクを確立する手段を設けたことを特徴とする
    請求項1〜7記載の携帯端末装置。
  10. 【請求項10】 前記リモート記憶装置の通信手段に、
    前記携帯端末装置の通信手段との間で独自のプロトコル
    を用いてリンクを確立する手段を設けたことを特徴とす
    る請求項8記載のリモート記憶装置。
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