JPH11249582A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

Info

Publication number
JPH11249582A
JPH11249582A JP4925698A JP4925698A JPH11249582A JP H11249582 A JPH11249582 A JP H11249582A JP 4925698 A JP4925698 A JP 4925698A JP 4925698 A JP4925698 A JP 4925698A JP H11249582 A JPH11249582 A JP H11249582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
light
displayed
display device
image display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4925698A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Oguma
信夫 小熊
Makoto Kobu
真 小夫
Nobuo Sakuma
伸夫 佐久間
Takeshi Ueda
健 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP4925698A priority Critical patent/JPH11249582A/ja
Publication of JPH11249582A publication Critical patent/JPH11249582A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】単一の空間変調素子を用いて、画素密度の高い
良質のカラー画像を表示でき、色分解が不用で、コンパ
クトに構成できる画像表示装置を実現する。 【解決手段】光透過率を制御可能な画素を2次元的に配
列して成り、表示すべき画像を2次元的な透過率分布と
して表示可能な空間変調素子10と、赤色光を発光する
R−LED131、緑色光を発光するG−LED132
および青色光を発光するB−LED133を同一基板上
に配してなり、空間変調素子10の背後の空間変調素子
近傍に配備される光源基板13と、空間変調素子10
に、表示すべき画像の画像情報を入力させる画像情報入
力手段22,23と、R,G,B−LEDの点滅を、色
単位で行う光源駆動手段201,202,203,24
と、表示すべき画像に応じて画像情報入力手段22,2
3を制御するとともに、空間変調素子10に表示される
画像に応じ、光源基板13における各色LED群の点滅
を色単位で制御する制御手段21を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は画像表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】プロジェクタ型のカラー画像表示装置と
して代表的な「3板式画像表示装置」は、3枚の液晶パ
ネルを用い、表示すべきカラー画像の赤・緑・青の3色
の成分画像を、それぞれ別個の液晶パネルに表示し、こ
れらをそれぞれ、赤、緑、青色光で別個に照射し、各液
晶パネルを透過した赤・緑・青色光を共通の結像レンズ
によりスクリーン上に合成的に結像させ、カラー画像を
表示するものであり、画素密度の高い上質のカラー画像
を表示できるが、液晶パネルを3枚用いるためコストが
高くなるという問題がある。また、ビデオカメラのビュ
ーファインダ等に用いる「プロジェクタ型とは異なる画
像表示装置」として、カラー液晶パネルを用い、赤・緑
・青のLED光源で照明するものが知られている(特開
平8−76078号公報)。この画像表示装置は「カラ
ー液晶パネル」という高価な画像表示部を用いるためコ
ストが高いという問題がある。また、上に説明した2種
の画像表示装置は何れも、光源の光を合流させるのにダ
イクロイックミラーやダイクロイックプリズムを用いて
おり、このため、照明光合流のためのスペースを少なか
らず必要とし、構造も複雑となり、またダイクロイック
ミラー等による照明光量の損失の問題もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、照明光量
の損失が少なく、安価なモノクロ用の空間変調素子を用
いて画素密度の高い良質なカラー画像を表示できる新規
な画像表示装置の実現を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の画像表示装置
は、空間変調素子と、光源基板と、画像情報入力手段
と、光源駆動手段と、制御手段とを有する。「空間変調
素子」は、光透過率を制御可能な画素を2次元的に配列
して成り、表示すべき画像を2次元的な透過率分布とし
て表示可能な素子である。「光源基板」は、赤色光を発
光するR−LED、緑色光を発光するG−LEDおよび
青色光を発光するB−LEDを同一基板上に配してな
り、空間変調素子の背後の、空間変調素子近傍に配備さ
れる。このように、この発明の画像表示装置では、赤・
緑・青の3色光を別個に放射する3種のLEDを用いる
ので、照明光の色分解を行う必要がなく、各色LEDは
同一基板上に配備されるのでダイクロイックミラーの如
き「照明光の合流手段」も必要無い。「画像情報入力手
段」は、空間変調素子に、表示すべき画像の画像情報を
入力させる入力手段である。「画像情報」はコンピュー
タやワードプロセッサ等で生成されたものや、フロッピ
ーディスクや光ディスク等に記録されたものを画像情報
として読み出したものでもよく、あるいはイメージスキ
ャナ等により読み込まれたものでもよいし、ビデオカメ
ラやデジタルカメラで撮像したものでもよく、静止画像
は勿論、動画像でもよい。「光源駆動手段」は、光源基
板上に配備されたR,G,B−LEDの点滅を行う手段
であるが、光源の点滅を「色単位」、即ち、各色ごとに
行う。「制御手段」は、表示すべき画像に応じて画像情
報入力手段を制御するとともに、空間変調素子に表示さ
れる画像に応じ、光源基板における各色LED群の点滅
を色単位で制御する。制御手段は、コンピュータや専用
のCPU等により構成することができる。なお、上記光
源駆動手段は、R,G,B−LEDの点滅を行うのみな
らず、各光源の発光強度を変化させる機能を持つことが
でき、この場合、手動により発光強度を調整するように
構成することもできる。
【0005】光源基板上に配備されるR,G,B−LE
Dの数は「1以上」である。例えば画像表示装置を「ビ
デオカメラやデジタルカメラのビューファインダ」とし
て構成する場合であれば、R,G,B−LEDをそれぞ
れ1個づづ、あるいは数個ずつ用いるだけでも十分であ
る。これら各色LEDの配備を「光源基板にR−LE
D、G−LEDおよびB−LEDをそれぞれ複数個、規
則的もしくはランダムに、且つ、基板上における各色L
EDの分布が、それぞれ実質的に均一になるように配
列」させて行うことができる。この場合、各色LEDの
数は、互いに略等しくなるようにするのがよく、各色L
EDの数は「数10〜数1000」とすることができ
る。
【0006】上に説明した画像表示装置は、いろいろな
色の単色画像を表示することができる。即ち、空間変調
素子に画像を2次元的な透過率分布として表示し、Rも
しくはGもしくはB−LEDを点灯すれば、上記画像を
「赤もしくは緑または青の単色画像」として表示できる
し、R−LEDとG−LEDとを同時点灯すれば「緑色
画像」として表示でき、R−LEDとB−LEDとを同
時点灯すれば「シアン色画像」として表示でき、G−L
EDとB−LEDとを同時点灯すれば「黄色画像」とし
て表示できる。R,G,B−LEDを同時点灯すれば
「白黒画像」を表示できる。単色画像を表示する場合に
は、静止画像・動画像にかかわらずLEDの点灯は連続
的に行って良い。上記請求項1または2記載の画像表示
装置はまた、以下のようにすることにより、静止画像も
しくは動画像を「カラー画像」として表示できる。即
ち、制御手段によるカラー画像表示モードの制御として
「表示すべきカラー画像の赤成分画像・緑成分画像・青
成分画像を順次もしくは選択的に切り換えて空間変調素
子に表示するように画像情報入力手段を制御し、赤成分
画像が表示されるときはR−LEDのみが点灯し、緑成
分画像が表示されるときはG−LEDのみが点灯し、青
成分画像が表示されるときはB−LEDのみが点灯する
ようにR,G,B−LEDの点滅を制御する」制御を行
うのである(請求項3)。例えば、空間変調素子に赤成
分画像・緑成分画像・青成分画像を順次、高速で切り換
えて表示し、赤成分画像が表示されるときはR−LED
のみ、緑成分画像が表示されるときはG−LEDのみ、
青成分画像が表示されるときはB−LEDのみを点灯さ
せれば、観察者の目には各色成分画像が「時間的に融
合」されて、カラー画像として視認される。
【0007】上記請求項1〜3の任意の1に記載の画像
表示装置において、空間変調素子と光源基板との間に
「拡散板」を設けることができる(請求項4)。拡散板
を設けることにより表示画像における明るさの分布を均
一化できる。空間変調素子としては公知の種々のものを
利用できるが、特に「液晶パネル」を好適に利用するこ
とができる(請求項5)。また、空間変調素子の照射光
入射側に「各画素への照射光の入射効率を高めるための
マイクロレンズアレイ」を設けることができる(請求項
6)。光源基板に配備される各色LEDの数が少ないと
きには光源LEDの発熱は、さほど問題とならないが、
LED数が多数になると、これらLEDの発熱による光
源基板の温度上昇が問題となりうる。このような場合に
は、光源基板に「冷却フィンやペルチエ素子」のような
冷却手段を設ければよい。
【0008】上記請求項1〜6の任意の1に記載の画像
表示装置には「空間変調素子に表示され、光源基板から
の光で照明された画像を観察するためのレンズ系」を、
空間変調素子を介して光源基板の反対側に有することが
できる(請求項7)。例えば、画像表示装置を、ビデオ
カメラ等のビューファインダ等として用いる場合であれ
ば、上記「レンズ系」を特開平8−76078号公報開
示のような、空間変調素子に近接して配備される凸レン
ズ(フィールドレンズ)と接眼レンズの組合せとして構
成することができる。また、空間変調素子が、例えば3
0mm×40mm程度のサイズを有するものである場合
は、空間変調素子に近接してフィールドレンズを配し、
空間変調素子に表示される画像を「拡大レンズ」で拡大
して観察するように、上記レンズ系を「フィールドレン
ズと拡大レンズの組合せ」として構成することができ
る。
【0009】また、上記請求項1〜6の任意の1に記載
の画像表示装置は「空間変調素子を介して光源基板の反
対側に、空間変調素子を透過した光束を結像する投影用
結像レンズを有する」ことができる(請求項8)。この
場合、画像表示装置は「プロジェクタ型」になる。請求
項8記載のプロジェクタ型の画像表示装置においては
「空間変調素子と光源基板と投影用結像レンズ、または
これらと拡散板とを同一の支持基板に装備」することが
できる(請求項9)。この場合、画像情報入力手段、光
源駆動手段や制御手段や電源のような電気系統をプロジ
ェクタ本体部分と分離しても良い。空間変調素子と光源
基板と投影用結像レンズ、またはこれらと拡散板とを同
一の支持基板に装備することにより、これらの位置精度
を容易に確保できるとともに、プロジェクタをコンパク
トに構成できる。請求項8または9記載の画像表示装置
においては、結像レンズによる結像光束を、画像表示装
置とは別体のスクリーン上に結像させてもよいが、「結
像レンズによる結像光束を投影される表示媒体」とし
て、対角長:30インチ以下の、スクリーンもしくは凹
面鏡またはホログラムコンバイナもしくはハーフミラー
あるいはレンチキュラースクリーンを有する構成として
もよい(請求項10)。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の画像表示装置
の実施の形態を示している。図1(a)において、符号
10は「空間変調素子」である液晶パネル、符号13は
「光源基板」、符号21は「制御回路」、符号22は
「画像処理回路」、符号23は「3色分離画像処理回
路」、符号24は「電源スイッチング回路」、符号20
1は「R−LED駆動回路」、符号202は「G−LE
D駆動回路」、符号203は「B−LED駆動回路」、
符号40は「マイクロレンズアレイ」、符号50は「拡
散板」を示している。液晶パネル10はモノクロ画像用
であり、光透過率を制御可能な画素を2次元的に配列し
て成り、表示すべき画像を2次元的な透過率分布として
表示可能である。液晶パネル10の光源基板13側の面
には、マイクロレンズアレイ40が液晶パネル10に密
接して配備され、拡散板50は、マイクロレンズアレイ
40と光源基板13との間には配備されている。液晶パ
ネル10、マイクロレンズアレイ40、拡散板50、光
源基板13は何れも板状であるので、これらを平行にす
ることにより相互に近接させて配備することができる。
【0011】光源基板13は、図1(b)に説明図とし
て示すように、赤色光を発光するR−LED、緑色光を
発光するG−LED、青色光を発光するB−LEDを、
それぞれ複数個、同一の基板100上に配してなる(図
中の符号130はLEDの集合を示している)。光源基
板13上のLEDの配備は、R−LED、G−LEDお
よびB−LEDがそれぞれ複数個、この実施の形態では
「規則的」に配列されており、各色LEDが基板100
上で、それぞれ実質的に均一に分布するように配備され
ている。図1(a)に示すように、基板13上のR−L
ED131はR−LED駆動回路201により同時に点
滅され、G−LED132はG−LED駆動回路202
により、G−LED132はG−LED駆動回路202
により、それぞれ同時に点滅される。各色LEDは基板
100上で均一に分布しているので、R−LED131
を点灯すると基板100上に赤い光源(実質的な点光源
である)の均一な分布が得られ、G−LED131を点
灯すると基板100上に緑の点光源の均一な分布が得ら
れ、B−LED132を点灯すると基板100上に青の
点光源の均一な分布が得られる。各色LEDを点灯させ
ると、点灯したLEDの色の光は、拡散板50で拡散さ
れ、マイクロレンズ40を介して液晶パネル10を照射
する。
【0012】R,G,B−LED駆動回路201,20
2,203は、それぞれ、光源基板13のR−LED1
31、G−LED132,B−LED133を点滅させ
る回路であり、電源を内蔵し、光源の発光電流を「外部
から手動もしくは制御手段を介し」て調整できるように
なっている。電源スイッチング回路24は、制御回路2
1の指令を受けて、R,G,B−LED駆動回路20
1,202,203の電源のスイッチングを行う。この
スイッチングによりR−LED131、G−LED13
2、B−LED133の点滅が色単位で行われる。R,
G,B−LED駆動回路201,202,203および
電源スイッチング回路24は「光源駆動手段」を構成す
る。
【0013】「表示すべき画像」は、画像信号として画
像処理回路22に入力する。画像処理回路22は制御回
路21の制御を受けて、入力画像信号を「液晶パネル1
0に表示できる形態に画像処理」し、その結果を3色分
離画像処理回路23に送る。3色分離画像処理回路23
は入力された画像情報を画像処理し、表示すべきカラー
画像の赤成分画像・緑成分画像・青成分画像に分離し、
赤・緑・青成分画像を高速で順次に切り換えて空間変調
素子10に表示する。即ち、画像処理回路22と3色分
離画像処理装置23は「画像情報入力手段」を構成す
る。「制御手段」を構成する制御回路21は、表示すべ
きカラー画像(画像信号として入力される)の、赤・緑
・青成分画像を高速で順次に切り換えて空間変調素子1
0に表示するように、画像情報入力手段22,23を制
御するとともに、空間変調素子10に赤成分画像が表示
されるときはR−LED131のみ、緑成分画像が表示
されるときはG−LED132のみ、青成分画像が表示
されるときはB−LED133のみが点灯するように、
R,G,B−LEDの点滅を順次、高速且つ排他的に切
り換え、周期的に繰返し点灯するように光源駆動手段2
01,202,203,24を制御することにより、各
色LED群の点滅を「色単位」で制御する。
【0014】従って、液晶パネル10に表示される赤・
緑・青成分画像は、それぞれ赤・緑・青色光によって照
射される。このとき各色光はマイクロレンズアレイ(個
々のマイクロレンズが液晶パネルの個々の画素に1:1
で対応して形成されている)30により各画素の開口部
に有効に集光され、光利用効率を高められる。このよう
にして、液晶パネル10には、赤成分画像が赤色光で、
緑成分画像が緑色光で、青成分画像が青色光で、順次に
切り換えて表示されることになる。上記各色画像の切り
換わりの速度が十分に高速になると、これらを観察する
人の目にはこれら3色の画像が融合され「カラー画像」
として視認される。上記「赤成分画像・緑成分画像・青
成分画像を高速で順次に切り換えて空間変調素子に表示
する」および「R,G,B光源の点滅を順次、高速且つ
排他的に切り換えて周期的にくり返して点灯する」にお
ける「高速」は、上記のように、表示媒体上における上
記各成分画像の切り替わりが人の目にカラー画像として
視認される程度の切り替わり速さであることを意味す
る。
【0015】即ち、図1に実施の形態を示す画像表示装
置は、光透過率を制御可能な画素を2次元的に配列して
成り、表示すべき画像を2次元的な透過率分布として表
示可能な空間変調素子10と、赤色光を発光するR−L
ED131、緑色光を発光するG−LED132および
青色光を発光するB−LED133を同一基板100上
に配してなり、空間変調素子10の背後の、空間変調素
子近傍に配備される光源基板13と、空間変調素子10
に、表示すべき画像の画像情報を入力させる画像情報入
力手段22,23と、R,G,B−LED131,13
2,133の点滅を色単位で行う光源駆動手段201,
202,203,24と、表示すべき画像に応じて画像
情報入力手段22,23を制御するとともに、空間変調
素子10に表示される画像に応じ、光源基板13におけ
る各色LED群の点滅を色単位で制御する制御手段21
を有する画像表示装置である(請求項1)。
【0016】図1の実施の形態における光源基板13
は、R−LED131、G−LED132およびB−L
ED133がそれぞれ複数個、規則的、且つ、基板10
0上における各色LEDの分布が、それぞれ実質的に均
一になるように配列されたものであり(請求項2)、制
御手段21は、上記のカラー画像表示モードにおいて、
表示すべきカラー画像の赤成分画像・緑成分画像・青成
分画像を順次もしくは選択的に切り換えて空間変調素子
10に表示するように画像情報入力手段22,23を制
御し、赤成分画像が表示されるときはR−LEDのみが
点灯し、緑成分画像が表示されるときはG−LEDのみ
が点灯し、青成分画像が表示されるときはB−LEDの
みが点灯するように、R,G,B−LEDの点滅を制御
するものである(請求項3)。また、空間変調素子10
と光源基板13との間には拡散板50を有し(請求項
4)、空間変調素子10は「液晶パネル」であり(請求
項5)、空間変調素子10の照射光入射側に、各画素へ
の照射光の入射効率を高めるためのマイクロレンズアレ
イ40を有する(請求項6)。拡散板50および/また
はマイクロレンズアレイ40は省略してもよい。しかし
マイクロレンズ50の使用により光の利用効率を高める
ことができ、拡散板50の使用により、空間変調素子1
0への照射光の空間強度分布を均一化することができ
る。なお、拡散板50としては、ガラスやアクリルの板
の表面を4μm以下に粗したものやオパールガラスが好
適である。
【0017】図2は、請求項7記載の画像表示装置の実
施の1形態を、説明に必要な部分のみ略示している。煩
雑をさけるため、混同の虞れが無いと思われるものに就
いては図1におけると同一の符号を用いた。図2の実施
形態は、請求項7記載の画像表示装置をビデオカメラ等
の「ビューファインダ」として構成したものであり、光
源基板13における「各色LEDが色単位で点滅を制御
される点」は図1の実施の形態におけると全く同様であ
る。液晶パネル10の、照射光射出側の面には、フィー
ルドレンズ51が密接して設けられ、液晶パネル10に
表示されて「高速で順次に切り換えられ、対応する色の
光で照射される画像」を、接眼レンズ53を介して観察
することにより、カラー画像を観察できる。この場合、
表示されるカラー画像はビデオカメラ等で撮像された映
像である。即ち、図2に実施の形態を示す画像表示装置
は、空間変調素子10に表示され、光源基板13からの
光で照明された画像を観察するためのレンズ系51,5
3を、空間変調素子10を介して光源基板13の反対側
に有する。なお、図2の実施の形態に用いる空間変調素
子としては10mm×10mm程度のサイズの液晶パネ
ルでよく、光源基板13に配設されるR,G,B−LE
Dは、各々1〜数個で足りる。
【0018】図3は、請求項7記載の画像表示装置の実
施の別形態を、説明に必要な部分のみ略示している。煩
雑をさけるため、混同の虞れが無いと思われるものに就
いては図1におけると同一の符号を用いた。図2の実施
形態は、請求項7記載の画像表示装置を、ビデオカメラ
やデジタルカメラ等の撮像した映像やテレビ映像を観察
する装置として構成したものであり、光源基板13にお
ける各色LEDが色単位で点滅を制御される点は、図1
の実施の形態におけるのと全く同様である。液晶パネル
10の、照射光射出側の面にはフィールドレンズ52が
密接して設けられ、液晶パネル10に、前述のようにし
て高速で順次に切り換えられ、対応する色の光で照射さ
れる画像を、「拡大レンズ」であるフレネルレンズ54
により虚像として拡大して観察することにより、適宜の
大きさに拡大されたカラー画像を観察することができ
る。即ち、図3に実施の形態を示す画像表示装置は、空
間変調素子10に表示され、光源基板13からの光で照
明された画像を観察するためのレンズ系52,54を、
空間変調素子10を介して光源基板13の反対側に有す
る。この実施の形態で用いる空間変調素子としては20
mm×30mm〜30mm×40mmサイズの液晶パネ
ルが適しており、拡大レンズの倍率を3〜5倍程度に設
定することにより、個人用に見やすいサイズのカラー画
像を観察できる。光源基板に配する各色LEDの数は、
数10〜数100が適当である。
【0019】図4は、請求項8,9記載のプロジェクタ
型の画像表示装置の実施の1形態を、説明の便宜上「分
解斜視図」として描いた図である。
【0020】プロジェクタ基板200には、パネルコネ
クタ101、光源基板コネクタ135と、レンズ台座3
20とが形成されている。液晶パネル10には、パネル
電極10Aが形成され、パネルコネクタ101に液晶パ
ネル10を差し込むと、パネルコネクタ101の側に形
成されているリード電極とパネル電極10Aとが接続状
態になる。液晶パネル10には、マイクロレンズアレイ
40と拡散板50とが密着一体化されている。光源基板
13は、アルミ板等による基板に、それぞれ赤・緑・青
色光を発光するR,G,B−LEDの集合体130を配
備し、図1に即して説明したように、各色LED群を
「色単位」で点滅できるようになっている。光源基板1
3の基板には、光源基板コネクタ135(リード電極が
形成されている)に差し込まれる部分に、図1(b)に
示すように光源用パネル電極13Aが形成されており、
図4に示すように、光源基板13を光源基板コネクタ1
35に係合させると、光源用パネル電極とリード電極と
が接続状態となる。光源基板13の基板の背面には冷却
フィン134が「冷却手段」として形成されている。光
源基板13に配備するR,G,B−LEDの各個数を調
整することにより、各色の発光量を調整できる。また、
光源基板13における各色LEDへの発光電流を調整し
て各色の発光量を調整することにより「好みのカラーバ
ランス」を実現できる。また、冷却フィンにより各色L
EDを冷却することにより、各色LEDの発光輝度を有
効に高めることができる。
【0021】レンズ台座320には、図示されない基準
溝や基準ピン等の位置決め手段が設けられ、この位置決
め手段により投影用結像レンズ30の位置決めが行われ
る。上記のように各機材をプロジェクタ基板200に組
み付けたのちに、プロジェクタ基板200全面を覆うよ
うな上蓋、あるいは上蓋と側面カバーとで各部を狙いの
位置に配置できるように設ける。なお「画像情報入力手
段、光源駆動手段や制御手段や電源のような電気系統」
は、上記のようにして構成されるプロジェクタ本体の内
部に配備してもよいし、本体と分離して設けても良い。
液晶パネル10を透過した光束は、投影用結像レンズ3
0により結像光束とされ、例えばスクリーン上に投影さ
れて上記画像の拡大像を結像する。この場合の液晶パネ
ルとしては30mm×40mm程度のサイズのものが良
く、光源基板上に配備される各色LEDの数は、各色ご
とに、数100個が適当である。即ち、図4に実施の形
態を示すプロジェクタ型の画像表示装置は、空間変調素
子10を介して光源基板13の反対側に、空間変調素子
10を透過した光束を結像する投影用結像レンズ30を
有し(請求項8)、空間変調素子10と光源基板13と
投影用結像レンズ30および拡散板50とを、同一の支
持基板200に装備したものである(請求項9)。
【0022】図5は、請求項10記載の画像表示装置を
「デスクトップ型のプロジェクタ型カラー画像表示装
置」として構成した実施の形態を示している。この実施
の形態において、プロジェクタ型カラー画像表示装置
は、プロジェクタ70と表示媒体80とを有し、これら
を机面500上に置いてオペレータOPが使用する。プ
ロジェクタ70は図4に即して説明した形態のものであ
り、プロジェクタ70からの結像光束を、反射鏡75を
介して表示媒体80上に投影結像させる。表示媒体80
は「対角長:30インチ以下のスクリーン」等である。
例えば、液晶パネル上の画像を対角長:20インチ程度
の表示媒体に表示するのであれば、表示媒体と液晶パネ
ルとの共役長を30cm程度にすることができるので、
図5に示すように、プロジェクタ70や表示媒体80を
机面500上に配置するのは容易である。また、プロジ
ェクタの制御手段をキーボード76を介して制御できる
ようにし、キーボード76からの入力により表示動作を
制御できるようにするとともに、キーボード76からの
入力情報を表示画像として表示できるようにした。即
ち、このような実施の形態では、プロジェクタ型カラー
画像表示装置は「コンピュータやワードプロセッサのデ
ィスプレイ装置」としても使用することができる。な
お、オペレータOPが表示媒体80を見るのに反射鏡7
5が妨げにならないように、表示媒体80は机面500
から高めに設定するのが良い。
【0023】請求項10記載の画像表示装置における
「表示媒体」としては、スクリーン以外に、凹面鏡やホ
ログラムコンバイナ、ハーフミラーあるいはレンチキュ
ラースクリーン等を利用できるが、画像表示の環境が通
常の室内等の「明るい場所」である場合には、凹面鏡や
ホログラムコンバイナやレンチキュラースクリーン等、
プロジェクタ100からの光束を、ある限られた範囲に
反射する機能をもった表示媒体が好ましい。LEDの光
源は、表示媒体に画像を投影する場合、小型で輝度があ
るため、その特性を活かすことができる。
【0024】図6は「表示媒体」として凹面鏡85を用
いた実施の形態を示す。プロジェクタ70からの結像光
束は、反射鏡75で反射され、凹面鏡85により反射さ
れて凹面鏡の鏡面から離れた像面上に、空中像Imとし
て結像する。観察者が視域87内に目を位置させると、
空中像Imを観察することができる。即ち、図5,図6
に実施の形態を示す画像表示装置は、結像レンズによる
結像光束を投影される表示媒体80または85を有し、
該表示媒体が対角長:30インチ以下の、スクリーン8
0もしくは凹面鏡85である(請求項10)。この発明
の画像表示装置はまた、ヘッドマウントディスプレイの
表示装置として実施することもできる。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば新規な画像表示装置を実現できる。この発明の画像表
示装置は、カラー画像を構成する赤・緑・青色成分画像
を空間的に合成するのではなく「時間的に合成」するの
で、従来の3板式の画像表示装置と同様の解像性を単一
の空間変調素子を用いて実現でき、照明光の色分解・照
明光の合流の必要がないので、色分解・照明光合流用の
スペースが不用でありコンパクトに実現できる。また、
光源が「LEDを用いたもの」であるので、白色光源を
用いるものに比して発熱量が少なく、冷却装置も冷却フ
ィンのような消極的且つ簡単なものでよい。なお、光源
として用いるLEDの発光の種類が許すならば、上記赤
・緑・青の3色に代えて、カラー画像を合成できる他の
3色、例えば「マゼンタ・イエロー・シアン等の組合
せ」を用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像表示装置の実施の1形態を説明
するための図である。
【図2】請求項7記載の発明の実施の1形態を説明する
ための図である。
【図3】請求項7記載の発明の実施の別形態を説明する
ための図である。
【図4】請求項8,9記載の発明の実施の1形態を説明
するための図である。
【図5】請求項10記載の発明の実施の1形態を説明す
るための図である。
【図6】請求項10記載の発明の実施の別形態を説明す
るための図である。
【符号の説明】
10 空間変調素子である液晶パネル 13 光源基板 131 R−LED 132 G−LED 133 B−LED
フロントページの続き (72)発明者 上田 健 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光透過率を制御可能な画素を2次元的に配
    列して成り、表示すべき画像を2次元的な透過率分布と
    して表示可能な空間変調素子と、 赤色光を発光するR−LED、緑色光を発光するG−L
    EDおよび青色光を発光するB−LEDを同一基板上に
    配してなり、上記空間変調素子の背後の、上記空間変調
    素子近傍に配備される光源基板と、 上記空間変調素子に、表示すべき画像の画像情報を入力
    させる画像情報入力手段と、 上記R,G,B−LEDの点滅を、色単位で行う光源駆
    動手段と、 表示すべき画像に応じて上記画像情報入力手段を制御す
    るとともに、上記空間変調素子に表示される画像に応
    じ、光源基板における各色LED群の点滅を色単位で制
    御する制御手段を有することを特徴とする画像表示装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像表示装置において、 光源基板には、R−LED、G−LEDおよびB−LE
    Dがそれぞれ複数個、規則的もしくはランダムに、且
    つ、基板上における各色LEDの分布が、それぞれ実質
    的に均一になるように配列されたことを特徴とする画像
    表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の画像表示装置にお
    いて、 制御手段が、 カラー画像表示モードでは、表示すべきカラー画像の赤
    成分画像・緑成分画像・青成分画像を順次もしくは選択
    的に切り換えて空間変調素子に表示するように画像情報
    入力手段を制御し、赤成分画像が表示されるときはR−
    LEDのみが点灯し、緑成分画像が表示されるときはG
    −LEDのみが点灯し、青成分画像が表示されるときは
    B−LEDのみが点灯するように、R,G,B−LED
    の点滅を制御するものであることを特徴とする画像表示
    装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3の任意の1に記載の画像表示
    装置において、 空間変調素子と光源基板との間に拡散板を有することを
    特徴とする画像表示装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4の任意の1に記載の画像表示
    装置において、 空間変調素子が液晶パネルであることを特徴とする画像
    表示装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の任意の1に記載の画像表示
    装置において、 空間変調素子の照射光入射側に、各画素への照射光の入
    射効率を高めるためのマイクロレンズアレイを有するこ
    とを特徴とする画像表示装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜6の任意の1に記載の画像表示
    装置において、 空間変調素子に表示され、光源基板からの光で照明され
    た画像を観察するためのレンズ系を、上記空間変調素子
    を介して上記光源基板の反対側に有することを特徴とす
    る画像表示装置。
  8. 【請求項8】請求項1〜6の任意の1に記載の画像表示
    装置において、 空間変調素子を介して光源基板の反対側に、上記空間変
    調素子を透過した光束を結像する投影用結像レンズを有
    することを特徴とするプロジェクタ型の画像表示装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の画像表示装置において、 空間変調素子と光源基板と投影用結像レンズ、またはこ
    れらと拡散板とを同一の支持基板に装備したことを特徴
    とするプロジェクタ型の画像表示装置。
  10. 【請求項10】請求項8または9記載の画像表示装置に
    おいて、 投影用結像レンズによる結像光束を投影される表示媒体
    を有し、 該表示媒体が対角長:30インチ以下の、スクリーンも
    しくは凹面鏡またはホログラムコンバイナもしくはハー
    フミラーあるいはレンチキュラースクリーンであること
    を特徴とするプロジェクタ型の画像表示装置。
JP4925698A 1998-03-02 1998-03-02 画像表示装置 Pending JPH11249582A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4925698A JPH11249582A (ja) 1998-03-02 1998-03-02 画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4925698A JPH11249582A (ja) 1998-03-02 1998-03-02 画像表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11249582A true JPH11249582A (ja) 1999-09-17

Family

ID=12825766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4925698A Pending JPH11249582A (ja) 1998-03-02 1998-03-02 画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11249582A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001249400A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Seiko Epson Corp 投射型表示装置
JP2001356294A (ja) * 2000-04-05 2001-12-26 Mannesmann Vdo Ag カラーヘッドアップディスプレイ
JP2002374004A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Nitto Kogaku Kk Ledアレイパネルおよび照明装置
CN106033160A (zh) * 2014-12-03 2016-10-19 移动光电科技股份有限公司 微型投影光学装置、投影光学方法及头戴显示器
WO2017057386A1 (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 シャープ株式会社 ヘッドマウントディスプレイ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001249400A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Seiko Epson Corp 投射型表示装置
JP2001356294A (ja) * 2000-04-05 2001-12-26 Mannesmann Vdo Ag カラーヘッドアップディスプレイ
JP2002374004A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Nitto Kogaku Kk Ledアレイパネルおよび照明装置
CN106033160A (zh) * 2014-12-03 2016-10-19 移动光电科技股份有限公司 微型投影光学装置、投影光学方法及头戴显示器
WO2017057386A1 (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 シャープ株式会社 ヘッドマウントディスプレイ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4256423B2 (ja) 2次元画像形成装置
US6488389B2 (en) Image generator having an improved illumination system
JP3299216B2 (ja) 映像投写装置
US20120212707A1 (en) Multi-Segment Imager
US7111943B2 (en) Wide field display using a scanned linear light modulator array
JPH10269802A (ja) 照明装置および映像表示装置
JPH10326080A (ja) 映像表示装置及び映像表示方法
TW200422714A (en) Light source device and projection type display unit using the same
JP2004514925A (ja) 覗き込みと投射ディスプレイのデュアルモードシステム
WO2006130640A1 (en) Multiple location illumination system and projection display system employing same
JP2003172900A (ja) 画像投影表示装置、画像投影表示システム並びに画像投影表示方法
TW201030426A (en) Addressable backlight for LCD panel
JP2010538310A (ja) フロントプロジェクタ
US7345823B2 (en) Optical system, color information displaying method, optical deflecting device, and image projection displaying apparatus
JP4276387B2 (ja) 立体画像表示装置
JP3717654B2 (ja) カラー画像表示装置
JP2008052063A (ja) 光源装置及びプロジェクタ
JPH11249582A (ja) 画像表示装置
JP2002122808A (ja) 投射型表示装置
EP0911676B1 (en) Liquid crystal panel unit and liquid crystal projector using the same
JPH1165477A (ja) プロジェクタ型カラー画像表示装置
JPH1152889A (ja) 画像表示装置
JPH06141262A (ja) 頭部装着型ディスプレイ装置
US20050110955A1 (en) Projection device
Kaneko et al. 55.3: Desktop Autostereoscopic Display Using Compact LED Projectors and CDR Screen

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041207

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20041228

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050531