JPH11249438A - 非相互作用的な電子写真現像システム及び装置 - Google Patents

非相互作用的な電子写真現像システム及び装置

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JPH11249438A
JPH11249438A JP11000065A JP6599A JPH11249438A JP H11249438 A JPH11249438 A JP H11249438A JP 11000065 A JP11000065 A JP 11000065A JP 6599 A JP6599 A JP 6599A JP H11249438 A JPH11249438 A JP H11249438A
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magnet
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ビー ルイス リチャード
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    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像ゾーン内に実質的に担体ビーズ鎖が無
く、また脆い細線を使用せずに、効率的でかつ画像欠陥
の生じない非相互作用的な現像システムの提供が必要と
される。 【解決手段】 現像剤材料を用いて潜像の現像を行う現
像用部材80が、現像剤材料を収納するケース65、お
よび前記現像剤材料を前記ケースから前記潜像に移送す
る磁石機構400であって、前記磁石機構は磁石芯と前
記磁石芯を封入してその周囲を回転する筒状スリーブ1
00を含み、前記スリーブは0.001〜0.006イ
ンチの厚さをもつものである磁石機構400を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真印刷機
に関し、特に非相互作用的な静電潜像の現像に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真印刷機は光導電性部材
を含み、この部材はほぼ均一な電位に帯電されて表面が
感光性にされる。この帯電した光導電性部材の部分が、
作製される文書を再現する光学像のパターンに露光さ
れ、これにより文書中の情報域に一致した静電潜像が光
導電性部材上に記録される。静電潜像が光導電性部材上
に記録されると、該潜像の露光が行われ、この現像は、
現像剤を供給して潜像に有効に接触させることで行われ
る。通常、現像剤材料は静電電荷を担持したトナー粒子
を含み、この静電電荷はトナー粒子が静電潜像中の所望
の位置に移動して、かつ付着し得るように選択される。
得られた物理像は次に複写シートに転写される。最終工
程で、前記複写シートに加熱等の処理が施され、所望の
画像形状の粉末像が前記複写シートに定着される。
【0003】現像には相互作用的と非相互作用的の二方
法があり、両者は潜像上に付着したトナーが次の現像工
程で攪乱または除去されるか否かに基づいて分けられ
る。清掃的および非清掃的という用語を、相互作用的お
よび非相互作用的という用語の代わりに用いることもあ
る。非相互作用的な現像が特に有用であるのは、カラー
システムにおいて静電潜像上にカラートナーを付着させ
る場合であり、すなわち先に供給された別の色の付着ト
ナーの攪乱や、カラートナー供給源の相互汚染を生じな
いことが必要とされる場合である。本発明は、このよう
な原色画像を重ねていく方式の(image−on−i
mage)非相互作用的な現像法に関する。
【0004】公知の有用な非相互作用的現像法として粉
末雲を生成して現像を行う方法がある。前記粉末雲は、
感光体と現像電極として作用する部材間の隙間に生成さ
れる。一般に前記隙間はできるだけ小さくして、0.0
10インチ以下にする必要があるとされる。一般に、前
記隙間が大きくなる程、現像時に細線および縁端部に生
じる画像欠陥が大きくなる。すなわち、不正確な線幅で
の現像、ベタ地近傍の線の歪、およびベタ地端部の(特
に隅部での)ダレ等が生じる。明らかにこれらの欠陥
は、細線上およびベタ地縁端部での画像形成用電界のア
ーチに起因するものである。このアーチ内では、帯電し
た潜像からの電界ラインは粉末雲を通過して現像電極に
到達せずに、上向きに弧を描いて感光体のアース面に戻
る。欠陥が発生する理由は、一般に粉末雲中のトナーは
電界ラインに沿って動き、前記アーチ内では電界ライン
と交差することができないため、付着したトナーの分布
が潜像の帯電の分布に一致しなくなるためである。電界
アーチに基づく欠陥は相互作用的な二成分系現像剤によ
る現像においてはそれ程重大なことではない。この理由
は、担体粒子がアーチ内でトナーを移送するためであ
る。前記欠陥は、相互作用的な一成分系現像剤による現
像(例えばKanbe他発明による米国特許第4,29
2,387号開示の現像法)の場合もそれ程重大なこと
ではない。この理由は、強力な交流電界が隙間間に重畳
され、この交流電界が前述の電界アーチパターンを打ち
消すためである。
【0005】下記の引用特許に開示された方式の非清掃
的システムの場合も、隙間間に交流電界が印加される。
しかしながら、重要な点は、このシステムでは、前記交
流電界が強くなり過ぎると先に現像された画像上にトナ
ー衝突が起こり、その影響で現像システムが相互作用的
になることが起こり得ることである。つまり、ある一つ
のシステムにおいて良好な画像形成は強電界で行われ、
非相互作用的な現像は弱電界で行われるもので、両方が
同時に行われることはない。
【0006】Kaukeinen他の発明による米国特
許第5,409,791号記載の非相互作用的磁気ブラ
シ式現像法では、永久磁化された担体ビーズが使用さ
れ、このビーズが導電性の非磁性スリーブ内で回転式の
多極磁石と組合わさって機能する。前記スリーブ面上方
の空間で、磁界ラインがアーチを形成し、さらに担体ビ
ーズ鎖を形成する。この現像剤の鎖は、多極磁石がもた
らす磁界によって、スリーブに接触し、かつ感光体とは
直接接触しない状態で保持される。前記ローラ芯がスリ
ーブに対してある一定方向に回転する際に、スリーブ面
上を走る磁界ラインは反対方向に回転する。この相互回
転により前記ビーズ鎖がタンブラー動作を起こし、この
タンブラー動作によって現像剤材料がスリーブ面沿いに
移送される。強力な機械的振動が、トナー粒子が濃密な
粉末雲になることをきわめて効果的に防ぐ。前記濃密な
粉末雲は、スリーブと静電潜像間の現像電界の影響によ
って隣接した感光体面に現像される恐れのあるものであ
る。この米国特許第5,409,791号はEastm
an Kodak社に譲渡されたもので本明細書の参考
文献である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら明らか
に、米国特許第5,409,791号によるビーズ鎖の
使用においては、現像用隙間内に実質的なクリアランス
を設けてビーズ鎖と感光体との物理的直接接触による相
互作用を避ける必要がある。図1および図2に、リプル
形の現像剤表面と形成されたビーズ鎖を示す。前記クリ
アランスが必要であるために、現像電極を静電潜像近傍
の有効位置まで接近させることができない。ビーズ鎖を
用いた場合の典型的なクリアランスは約0.030〜
0.050インチであるのに対し、米国特許第4,86
8,600号記載の方式では、典型的な現像システムに
おけるドナーロールと感光体表面間の隙間は約0.01
0インチまで狭められる。米国特許第5,409,79
1号による装置では、現像剤欠乏による現像剤マス高さ
の低下が試みられ、前記米国特許第4,868,600
号記載の方式とほぼ同じ高さをもつ肉薄のブラシ構造が
得られることが明らかにされている。しかしながら、露
出した線状の鎖構造では著しく効率のよい電極材料は得
られない。また前記構造には、諸々の問題、特に線およ
び縁端部での画像欠陥の問題が残っている。
【0008】したがって、現像ゾーン内に実質的に担体
ビーズ鎖が無く、また脆い細線を使用せずに、効率的で
かつ画像欠陥の生じない非相互作用的な現像システムの
提供が必要とされる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の諸問題を
解決するものであり、該解決は、現像ゾーン内に実質的
に担体ビーズ鎖が存在せず、脆い細線を用いずに、機械
的に攪拌された永久磁化担体を含む粉末雲源を用いた非
相互作用的な現像システムを提供することで行われる。
したがって本発明のシステムは高耐久性であると共に、
約0.010インチの狭い間隔の現像電極と静電潜像間
の隙間が得られる。この隙間は十分に小さくて、細線お
よび縁端部に伴う画像欠陥を解消もしくは極端に減少し
得るものである。この効果は、ビーズ間の磁気的相互作
用を個々のビーズと多極磁石によって印加される磁界勾
配との相互作用よりも小さくすることで得られる。
【0010】本発明によって提供される現像剤材料を用
いて潜像の現像を行う現像システムは、現像剤材料を収
納するケース、および前記現像剤材料を前記ケースから
前記潜像に移送する磁気ロールであって、該磁気ロール
は磁石芯と該磁石芯を封入してその周囲を回転する筒状
スリーブを含み、前記スリーブは0.001〜0.00
6インチの厚さをもつものである磁気ロールを含む。
【0011】また、本発明により非相互作用的な静電潜
像の乾式粉末現像装置が提供される。前記装置は、静電
潜像を保持する潜像保持部材、現像剤材料を収納するケ
ース、現像剤材料を前記ケースから前記潜像に移送する
磁気ロールであって、該磁気ロールは磁石芯と該磁石芯
を封入してその周囲を回転する筒状スリーブを含み、前
記スリーブは0.001〜0.006インチの厚さをも
つものである磁気ロールを含む。
【0012】
【発明の実施の形態】図3に、本発明の非相互作用的な
現像システム(一括して数字80で示す)の一実施形態
を組み込んだ電子写真式複写機8を示す。複写機8は適
当なフレーム(図示せず)を備え、このフレームに電子
写真用機構部品が動作できるように支持される。従来技
術から明らかに、電子写真用機構部品の一つに記録用部
材があり、本明細書ではこの部材を移動式感光体12の
形で示す。図示の例における構成では、感光体12は導
電性表面14をもつベルトを含む。前記ベルトはモータ
を備えたリンク機構の作用で、ローラ16,18および
20並びに転写機構30中の各ローラで規定される経路
沿いに動く。前記動きの方向は、図3および矢印Pで示
した左回り方向である。感光体12の周囲にはいくつか
の装置が動作できるように配置されており、前記装置と
して、感光体12の光導電性表面14を均一に帯電させ
る帯電用コロトロン22、位置決めシュー50で位置決
めされた前記均一に帯電した光導電性表面14を色分離
された形態の文書を表すパターンで露光する露光ステー
ション24、光導電性表面14上に形成された静電潜像
を適当な色のトナーで現像する現像ステーション28、
および複写シート32などの適当な複写基材への現像画
像の転写を助長し、複写シートを画像転写ステーション
30において光導電性表面14上の現像画像とタイミン
グを合わせて前方に送給するトナー転写および除去用コ
ロトロン(図示せず)がある。次の画像形成サイクルの
前処理として、不清掃ステーション(図示せず)で不要
な残留トナーがベルト表面から除去される。
【0013】転写後、シート32は融着ステーション
(図示せず)へと移送され、このステーションでトナー
像は電子写真技術において従来公知の加圧または加熱融
着法によって定着される。融着後、複写シート32は出
力トレーに排出される。
【0014】各露光ステーション24で、感光体12は
位置決めシュー50沿いにガイドされて、光導電性表面
14が最適露光面に一致するようにされる。レーザダイ
オード式ラスタ出力スキャナ(ROS)56が、感光体
12がシュー50に沿って一定速度で進行する際に、密
な間隔の走査線ラスタを光導電性表面14上に生成す
る。ROSは、データソース制御式のレーザソースと、
回転式ポリゴンミラー、およびそれらに付随した各光学
部品を含む。各露光ステーション24で、ROS56が
帯電した光導電性表面14を逐一露光して、色分離され
た文書パターンに対応する静電潜像を形成する。従来技
術から明らかに、他の静電潜像形成用の露光システムを
ROSシステムの代わりに用いて、各露光ステーション
で帯電した表面を画像の形状に除電して、適当に色分離
されたパターンに対応する静電潜像を形成することがで
きる。前記他の露光システムとして液晶光バルブや発光
ダイオード(LED)を用いた印刷バー、およびその他
の同等の機能をもつ光学機構などがある。
【0015】現像剤機構26は現像剤ケース65を含
み、このケースにトナー供給カートリッジ66が回転で
きるように搭載され、これによってトナー粒子が必要量
下方に供給されてオーガ混合および配給機構70を収納
した溜め領域に入る。前記機構70は、本明細書の参考
文献であるHacknauer他の発明による米国特許
第4,690,096号に開示されている。
【0016】各現像ステーション24での動作の説明を
続ける。現像用部材80が感光体12の光導電性表面1
4に対して所定の位置関係に配置されて動作する。前記
現像用部材80の長さは光導電性表面14の幅と同じも
しくは若干長い。また現像用部材80の機能軸は前記光
導電性表面に平行で、感光体12の経路に対して直角に
配向している。現像用部材80の進行にしたがって、現
像剤ブランケット82が感光体12の光導電性表面14
のごく近傍で現像ゾーン内に移送され、このゾーンで静
電潜像の現像が行われる。
【0017】適当なコントローラを備えて複写機8の各
構成部品を所定の相互関係の下で動作させることにより
フルカラー画像が作製される。
【0018】以下に本発明の現像用部材80の構成と機
能の詳細を図5〜10を参照して示す。図5に、感光体
12、回転式スリーブ100、および磁石機構400の
拡大図を示す。感光体12の光導電性表面14とスリー
ブ100間の隙間140は最小で約0.010インチで
ある。隙間140は裏当て材110を含む適当な機構に
よって維持され、裏当て材110として、硬化された鏡
面仕上げ金属シューなどがある。現像が行われるのは現
像ゾーン141においてである。磁石機構400は永久
ドライブ(駆動)磁石120からなる外周層を含み、磁
石120は鉄または他の軟磁性材料からなる筒状芯に接
合される。磁石120は交互に磁気分極した領域122
を含み、領域122は多極構造を形成するように配置さ
れる。好適には、磁化密度の関数は約2mmの周期をも
つ純粋の正弦波、すなわち該磁石機構が約1mmの磁極
間隔を有する。スリーブ100と磁石機構400は、各
々が適当な機械的手段によって共通軸の周りを相互に回
転するように作製される。また、スリーブ100は上記
手段によって現像剤機構26に対しても回転することが
好ましい。公知のように、スリーブ100と磁石機構4
00との相対的な動きによって、スリーブ100の表面
に固定された基準フレーム内に回転するドライブ磁界
(図示せず)が発生する。ドライブ磁石120内に生起
した磁界の勾配によって、薄型の現像剤層130は光導
電性表面14には接触しない状態でスリーブ100の表
面に固定される。現像剤層130は約二つの単分子層を
含み、この二つの単分子層はトナー担持担体ビーズ20
0に相当するもので、この図の尺度では視認できない。
【0019】スリーブ100は筒状マンドレル上への非
磁性金属の電界鋳造などの公知の方法により作製され
る。スリーブ100は薄型、フレキシブルで、好適には
0.001〜0.008インチの厚さをもつ。好適には
このスリーブは非磁性金属で作製され、前記非磁性金属
として、ニッケル−リン合金、黄銅、および銅からなる
群から選択される金属などがある。スリーブ100は磁
石機構400に緊密に固定される。磁石機構400は、
体積比で少なくとも60%のネオジウム−ボロン−鉄硬
磁性合金を有効組成として含む複合材を含み、0.5〜
2mmの磁極間隔をもつ。スリーブ100が磁石機構4
00の周りを回転する際に、スリーブ100が軸受け面
上で支えられて動く。前記軸受け面によってスリーブの
相対回転が可能になると共に、スリーブが均一に支持さ
れて耐力を付与され、この耐力によってスリーブが端部
から加わる回転力の作用でバックルすることが抑止され
る。なお、潤滑膜を軸受け表面に塗布して摩擦を低減さ
せることも可能である。
【0020】図6に現像ゾーン141の一部を精細な尺
度で示す。この尺度ではスリーブ100およびドライブ
磁石120の相対曲率は小さく、近似的にこの領域は平
坦と考えることができる。層130は永久磁化された担
体ビーズ200を含む。前記ビーズ200は、好適には
50〜100μmの粒径をもち、図解のために密に充填
された単分子層の形状で示す。ビーズ200は矢印20
1の方向に磁化され、矢印201はビーズの磁気双極子
モーメントを表す。ビーズ200は、直下のドライブ磁
石120の磁極に基づく磁界(図示せず)によって配向
する。すなわち該磁界は磁気分極122(図5とは異な
る尺度で表す)から生起する。磁界はほぼ一様に垂直を
向いているため、各ビーズの磁気モーメント201はほ
ぼ平行である。ある特定のビーズ202を図解のために
影を付けずに示す。先行技術の方法では図6に示すよう
なビーズ形状はエネルギ的に不安定である。図6の形状
の静磁界エネルギをUIで表す。
【0021】図7に示すビーズ202は、他の三つのビ
ーズで形成されたポケットに移動して鎖を形成した状態
であり、明らかにこの鎖は起こり得る最短の鎖である。
ビーズ202はドライブ磁石120の磁界勾配内で上方
に動いて、前記三つの支持ビーズとのヘッドツーテイル
(head to tail)関係を強め、それによっ
てビーズ間の相互作用の静磁界エネルギが弱まると共
に、ビーズの磁気モーメントと多極磁石の磁界との相互
作用の静磁界エネルギが強くなる。先行技術の装置では
ビード間の相互作用の力が強いために、図7の最短の鎖
は自然に形成される。図7の形状の静磁界エネルギをU
IIで表す。
【0022】本発明のシステムはビーズ鎖を用いずに機
能を果たす。また本発明は、UII>UIとすることによ
って最短の鎖であっても形成することを防止する。前記
エネルギ条件は、ビーズ間の相互作用をビーズとドライ
ブ磁界の勾配との相互作用よりも弱くすることによって
得られる。明らかに、最短の鎖の形成を防止する条件は
あらゆる長鎖の形成を防ぐものである。この理由は、長
鎖の形成にはより多くのエネルギを必要とするためであ
り、この場合想定したビーズは強いドライブ磁界勾配中
に存在し続けるものとする。定量的には、本発明のシス
テムでは、UII>UIとするために磁気的な設計パラメ
ータを選択する必要がある。この選択は静磁気学上の問
題となるもので、後述の付記に近似解の導出を示す。前
記問題の解は次式で与えられるパラメータCの形で表さ
れる。
【0023】
【数1】C≡2.2(Mo/Mb)e-ktka 式中、Moは駆動用磁石のピーク磁化イオン、Mbはビー
ズの磁化イオン、kは2π/λで表される数、λは磁極
間隔に2を乗じた数、tはスリーブ厚さ、およびaはビ
ーズの半径とする。
【0024】UII>UIのエネルギ条件はC≧1の場合
に生じる。
【0025】明らかにC≧1というのは近似的なもので
ある。理由は、単純化した仮定を設けていること、並び
に実際の装置においては、ビーズ寸法形状のばらつき、
ビーズ磁化の不均一、およびその他の理想状態からのず
れがあるためである。実施例でこの条件の適用例を示
す。実施例において、先行技術のビーズ鎖法ではCの値
は常に1よりはるかに小さく、ある典型例ではC=1/
70であることを示す。さらに実施例で、新規考案手段
によれば、驚くべきことにC≒1に達し得ることが可能
なことを示す。Cを表す式から明らかに、C値を高める
には、Moすなわちドライブ磁石120の力を高め、駆
動用スリーブの厚さtを極力小さくすることが有効であ
る。ある臨界点までは、kすなわちドライブ磁石120
の磁化の空間周波数を高めること(このことは磁極間隔
を狭めることに等しい)が有効である。しかしながら、
kの値が大きくなり過ぎると、指数であるktが支配的
なパラメータになり、ドライブ磁石120の磁界が現像
剤スリーブに浸透しないようになって、ビーズを保持で
きなくなる。同様にある臨界点までは、ビーズ磁化Mb
の値を下げることができる。しかしながら、Mbの値が
小さくなり過ぎると、明らかに透磁率μの値が著しく減
少してビーズを保持し得なくなる。
【0026】現像ゾーン内ではビーズは一つの単分子層
より多い状態で存在することが好ましく、実際に現像剤
層130にビーズが約二つの単分子層の状態で好適に存
在することで、現像されるトナーを現像ゾーン140中
に供給する速度が高められる。この場合、ビーズ鎖の形
成を防止するための判断基準は二層目のビーズに適用さ
れ、一層目のビーズはスリーブ100の厚みに付加され
るものと考える。以下の実施例で、本発明のシステムお
よび本発明の説明において算出された近似値を具体的に
示す。
【0027】以降の実施形態で本発明の具体的な実施形
態を詳細に示す。該実施例はあくまでも例証のためのも
のであり、本発明を該実施形態で示した材料、条件、あ
るいは処理パラメータに限定するものではない。
【0028】
【実施例】実施例1:図8に示すように、1mm厚さの
ゴム接着されたネオジウム−ボロン−鉄複合体(Arn
old Engineering(Marengo,
3)製1201型)を飽和するまで均一に磁化した。次
いで交互磁化123を帯びたシートを重ねて、磁気的に
安定な線形多極構造を形成した。前記多極構造の磁極間
隔は1mmで、磁化Moは約375ガウスであった(製
造元資料ではBr=4,700ガウスであり、したがっ
てMo≒4700/4π≒375ガウスである)。得ら
れた磁化はフェライト材料を用いた場合の約2倍であっ
て、波形は好適な正弦波ではなく、ほぼ方形であった。
その他の点は、本構造は、本発明の好適なドライブ磁石
の良好なフラットバージョンのものである。
【0029】実施例2:重量比で約50部のスチレン−
n−ブチルメタクリレート重合体と、約20部のCon
ductexSC ウルトラカーボンブラック、および
約30部のHoosier magnetics HM
181 硬フェライト粉を押し出し機で溶融、混合し
た。
【0030】冷却後の押し出し品を破砕し、さらに気流
粉砕した後分級して、平均粒径100μmの担体を実験
に必要な量回収し、この後前記担体を飽和するまで磁化
した。このビーズは体積比で約10%のランダム配向し
たフェライト粒子を含む。したがってこのビーズの飽和
磁化Mbは約20ガウスである(純配向したストロンチ
ウムフェライトの飽和磁化Msatは約380ガウスであ
る。実施例1の複合ビーズの飽和磁化は希釈によって1
/10に低下し、さらにランダムな粒子配向によって1
/2に低下する)。担体ビーズの飽和磁化は、従来から
硬磁性担体を用いたシステムで使用されている純フェラ
イト担体に比べて低い。
【0031】実施例3:実施例1の磁石構造上に約0.
004インチ厚のマイラシートを置き、その上に実施例
2の担体膜を塗布して表面を覆った。この後現像剤のモ
ホロジを高性能の双眼顕微鏡で観察した。前記マイラシ
ートを、スリーブ100の動きに似せて前記磁石構造の
磁極を横切る方向に手で引っ張ると、担体マッスは簡単
に薄膜状になり、1〜3ビーズ厚さの層になった。ビー
ズ2個分の厚さの層は、厚さが均一で、若干の厚さ変動
として観察されるある種の磁極構造を有していた(前記
厚さ変動が見られた理由は、前記磁石構造の非正弦波形
での磁化パターンによることが明らかである)。ビーズ
マッスを磁極を横切る方向に動かすと、鎖は何処にも観
察されず、各ビーズが隣接したビーズと勢いよく擦り合
いながら個々に回転している様子が観察された。ビーズ
は高密度に充填されており、磁気ブラシ内のように拡散
した線状ではない。実施例1および2で推定した値に基
づいて計算したCの値は約5であった。
【0032】実施例4:ほぼ単分子層の担体で覆われた
約0.016インチ厚さのカードストック層をマイラシ
ートの代わりに使用し、その他は実施例3の手順を繰り
返した。その結果、実施例3に比べて、t値が4倍に増
加し、ビーズマッスはより低い磁界および磁界勾配の領
域に移動した。カードストックが移動する際に、二つま
たは三つの短いビーズ鎖の形成が磁極面上にのみ観察さ
れた。この場合Cの計算値は約2であった。明らかにこ
のビーズ鎖の形成は、前記磁石機構の理想状態と異なる
方形に近い磁化パターンによって磁極面上の磁界勾配が
小さくなったために生じたものである。
【0033】実施例5:飽和磁化された平均粒径100
μmの純ストロンチウムフェライトビーズの層を実施例
2の担体材料の代わりに用いて、他は実施例3の手順を
繰り返した。この材料は湿った砂に一致した性質をも
つ。実施例3に比べてMbの値が約10倍増加し、その
ためCは約1/2に減少した。マイラシート上のビーズ
の摺動が、磁石構造上の位置を維持したまま生じること
が観察された。厚さが同じで面粗度が粗い紙の層をマイ
ラシートの代わりに用いると、単分子層状態のビーズは
ほとんどビーズ鎖の形成を示さなかった。ビーズ鎖は、
磁極面上に形成されることが判明した。平坦な線状のビ
ーズも観察されたが、これらは磁化が上向きに配向して
いなかった。通常の場合は、磁気ブラシはほとんど存在
しない。
【0034】実施例6:先行技術のKaukeinen
他発明による米国特許第5,409,791号の実施例
1では下表の左欄に示すパラメータが使用されている。
【0035】
【表1】 右欄の各値は、左欄に対応する各パラメータから公知の
手段によって算出したものである。tの値には先行技術
の装置に通常備わる磁石とスリーブ間のクリアランスが
含まれている。ロールの磁化Moは付録中の式を用いて
推定した。得られた値はゴム接着されたフェライト磁石
の特性を示すものである。ビーズの磁化Mbは左欄の値
をフェライトの濃度で割ることで求めた。該値は等方性
のストロンチウムフェライトにおける予測値より僅かに
大きい。右欄の値を用いて計算したCの値は約1/73
であり、担体ビーズが小さくなる程C値も小さくなる。
したがって、先行技術の装置は本発明で要求される条件
に対して約二桁及ばないものである。
【0036】実施例7:実施例1の磁石構造の代わりに
市販機から取り出した磁石を用いて、他は実施例3の手
順を繰り返した。この磁石は直径が28.4mmで、ゴ
ム接着されたフェライトからなり、磁極数は10であっ
た。したがってMoは約175ガウスで、kは約0.3
5/mmであった。ビーズ数10以上の鎖が、実施例2
の希釈担体を用いた場合にも観察された。Cの計算値は
約1/3であった。磁化パターンは方形に近く、磁極面
上であり得ると考えられた磁界勾配よりも小さいもので
あった。ビーズ磁化が著しく減少したために、単独でビ
ーズ鎖の形成を防止するには磁化が不十分であった。
【0037】実施例8:実施例2の担体と従来形の絶縁
性トナーを用いて現像剤を作製した。前記絶縁性トナー
は、ポリエステル樹脂、シアン顔料、および表面積の小
さいシリカと酸化チタンからなる流動補助剤を含む。前
記トナーは、粒子径が平均で7μであり、現像剤中に存
在している時は現像剤ビーズ上に約1/2単分子層のト
ナー層が被覆されていた。瓶中で振ることによってトナ
ーを担体ビーズに対して(負に)帯電させ、該ビーズに
万遍なく付着させた。メタライズされたマイラフォイル
を実施例1の磁石構造上に金属面を上にして置き、この
上に約二層の単分子層の厚みに相当するダイムサイズ領
域の上記現像剤を置いた。さらに前記現像剤表面上にI
TOが成膜されたガラス片を、導電性面を下にして置
き、端部に0.010インチの絶縁性スペーサを配置し
た。現像剤はITO面に接触していなかった。高電圧電
源を下部のメタライズ層と上部ITO層との間に接続し
た。このように、メタライズされたマイラがシェル10
0を模擬し、ITOが成膜されたガラスが感光体12を
模擬した機構によって現像ゾーン141のシミュレーシ
ョンを行った。
【0038】第一の実験では、前記構造体に電圧を印加
せずに、前記磁石構造の磁極を横切る方向にマイラフォ
イルを手動で動かした。この場合、ガラス上へのトナー
付着は全く見られなかった。
【0039】第二の実験では、前記マイラフォイルを動
かさずに、500Vの直流電圧を前記サンドイッチ構造
体に印加した。この場合もガラス上へのトナー付着は全
く観察されなかった。
【0040】第三の実験では、500Vの直流電圧を前
記サンドイッチ構造体に印加して前記マイラフォイルを
前述と同様に動かした。約1/4インチ以内の移動でガ
ラス面がトナーで覆われた。トナーは前記0.010イ
ンチの隙間の両端に現れていた。次に該構造体を分解し
て、現像剤の評価を行った。現像剤の色は担体の色であ
る黒色に変化しており、顕微鏡観察の結果から大部分の
トナーが剥離していることがわかった。
【0041】したがって、ビーズ鎖を動かすことは粉末
雲の形成に対して本質的に効果的でない。本発明による
個々のビーズの回転動作は効果的である。
【0042】<付記>本付記の目的は静磁場エネルギの
変化を見積もることであり、この変化は、ビーズ202
が図6に示した密に充填された平面状の状態から動いて
図7に示した最短の鎖を形成する時のものである。本付
録で用いる静磁界手法は公知のものであり、例えば、1
962年にJohn Wiley and Sons
(ニューヨーク)から刊行されたJ.D.Jackso
n著「古典電気力学」に例がある。以下の単純化した仮
定を設ける、すなわち、形状は図7に示したように平坦
とすること、ビード間の相互作用は最近接のもののみを
考慮すればよいこと、ビーズは一様に磁化した球(すな
わち純粋双極子)とみなすこと、およびビーズの磁化モ
ーメントは常にドライブ磁界ラインに沿って配向するこ
と、等である。最後の仮定が合理的である理由は、ビー
ズモーメントが急激に減少しない限り、ドライブ磁石1
20の磁界ラインから離れた位置の磁気モーメントを回
転させるには莫大なエネルギを要するためである。
【0043】ビーズ間の相互作用は双極子間の相互作用
に等しい。ビーズ間の相互作用に基づくエネルギ変化に
ついては後に詳しく述べる。双極子対間のポテンシャル
エネルギは次式で表される。
【0044】すなわち、
【数2】 式中、rはビーズ中心間の距離、r(ハット)はビーズ
中心間のユニットベクトル、μ(バー)はビーズの磁気
双極子モーメントとする。
【0045】ビーズはドライブ磁界に沿って配列するた
め、各ビーズの双極子は局部的には相互に平行である。
このため前式は次のように単純化できる。
【0046】すなわち、
【数3】U=μ2/r3(1−3cos3θ) 式中、角度θはビーズ中心間の線と図7に示したモーメ
ント方向との間の角度である。
【0047】図6を参照すると、状態Iではビーズ20
2は六つの等価な最近接ビーズに囲まれており、ビーズ
中心間の距離は2aである(aはビーズの半径)。した
がって状態Iにおけるビーズ間の相互作用のポテンシャ
ルエネルギは次式で表される。
【0048】すなわち、
【数4】UBI=6・1/(2a)3・(μ2−3・3・
0)=3μ2/4a3 図7を参照すると、状態IIではビーズ202は三つの等
価な最近接ビーズ上で該三つのビーズに向かって詰め込
まれた状態にある。したがって状態IIにおけるビーズ間
の相互作用のポテンシャルエネルギは次式で表される。
【0049】すなわち、
【数5】 UBII=3・μ2/(2a)2・(1−3cos2θ) cos2θ=2/3であるため、
【数6】UBII=−3/8・μ2/a3 上記結果を組み合わせることによって双極子間のエネル
ギΔUが得られる。
【0050】すなわち、
【数7】UBII−UBI=(−3/8・μ2/a3 )−3/4
・μ2/a3=−9/8・μ2/a3 =−3π/2・μMb 最終ステップでは、一様に磁化された球の磁気双極子モ
ーメントについての従来公知の等量(磁化×体積)を用
いる。この等量の項は負であり、このことは先行技術の
磁気ブラシ式システムにおけるビーズ鎖の形成を支配的
にするものである。
【0051】ドライブ磁石120の磁界および磁界勾配
の計算:図6にドライブ磁石120および特に以下の計
算に用いる座標軸300を示す。磁石材は磁極と軸受け
の界面に向かって垂直に磁化されると仮定し、該磁化を
次式で表す。
【0052】すなわち、
【数8】 式中、kは2π/λ、λは磁極間隔の2倍で表される数
とする。
【0053】磁界の算出はポテンシャル理論における標
準的な問題である。前記界面以外には磁極密度はない。
このため、該界面以外のあらゆる箇所において、磁界H
は次式で表すようにポテンシャルφから導出される。
【0054】すなわち、
【数9】▽2φ=0 Hx=−∂φ/∂x Hy=−∂φ/∂y 境界条件として、第一に解は無限大でも成立する、およ
び第二に磁石の界面でφとBの垂直成分の両方が連続し
ているものとする。前式の置換により次式で示す解が得
られる。
【0055】すなわち、
【数10】 φ=2πMo/k・e-kycos(kx) y≧0 φ=2πMo/k・e+kycos(kx) y≦0 故に、
【数11】 Hx=−∂φ/∂x=2πMo-kysin(kx) Hy=−∂φ/∂y=2πMo-kycos(kx) y≧0 本問題は線形問題であるため、得られる解は一つに特定
される。界面の諸条件は満たされている。
【0056】言うまでもなくより高次の任意の周期的な
ロールの磁化パターンを用いてフーリエ解を導くことが
できる。ただし重要な項は基底項であり、この理由は、
基底項での磁化パターンがドライブロール上方の最遠方
に達するためである。好適な磁化の形は正弦波である。
【0057】ビーズとドライブ磁界との相互作用に基づ
くエネルギ変化:前記磁界Hの解、並びに、
【数12】 であることから、この磁界に対して整列した、強度μの
磁気双極子のポテンシャルエネルギは次式で表される。
【0058】すなわち、
【数13】U=−μ|H|=−2πμMo-ky 式中、yはビーズ202の中心から磁石120の表面ま
での距離とする。
【0059】状態IIと状態Iとの間のエネルギ変化は、
ビーズ202の位置の変化に基づくもので、まさしく上
式に従ったものである。ビーズ202の上向の変位は2
aよりわずかに少なく、簡単な幾何学および図7を用い
て算出することができる。
【0060】すなわち、
【数14】UDII−UDI=−2πμMo-k(t+2.63a)
2πμMo-k(t+a) =2πμMo-k(t+a)(e-1.63ka−1) ≒2πμMo-kt(1−1.63ka+...−1) したがってビーズとドライブ磁界との相互作用に基づく
エネルギ変化は最終的に次式で表される。
【0061】すなわち、
【数15】 UDII−UDI≒2πμMo-kt(1.63ka) 上記解の符号は正であり、これによりビーズ202が磁
界勾配に逆らって上方に持ち上げられる。
【0062】ビーズ間およびビーズとドライブ磁界間の
相互作用の両方に基づくエネルギ変化を加算することに
よって次式が得られる。
【0063】すなわち、
【数16】UII−UI=−3π/2・μMb+3.26π
μMo-ktka =μ{−3π/2・Mb+3.26πMo-ktka} μがゼロでないと仮定して、曲がり括弧の項が正であれ
ば、すなわち次式で定義したパラメータCが1よりも大
きい場合にUII>UIである。
【0064】すなわち、
【数17】 C≡3.26πMo-ktka/(3π/2・Mb)≧1 故に、
【数18】C=2.2(Mo/Mb)e-ktka≧1 以上がビーズ鎖の形成を抑制するための判断基準であ
る。
【0065】以上示した具合に、実質的にビーズ鎖をも
たない永久磁化された担体を含む現像剤層を作製するこ
とができる。前記現像剤層中のビーズは密に充填されて
液状に近い状態になっており、個々に回転し得る。これ
により、現像電極をより接近させて配置でき、かつ現像
剤マッスをより濃密化できるという効果がある。明らか
に、前述の実施例およびパラメータCの計算は、共に必
然的に近似的なものである。磁化パターンは方形であっ
て正弦波形ではないがCの算出は好適な正弦波形の磁化
パターンについて行った。ビーズの寸法と形状にはばら
つきがあった。またビーズはバルク状態で磁化されるた
め、各ビーズは完全には均一に磁化されない。したがっ
て、本発明の特質とされる点は、Cの値が約1/100
という先行技術の値に対して顕著にかけ離れていること
であり、このことが装置の質的な相違を特徴付けてい
る。また、特定のドライブ磁石の磁化パターンを選択し
て簡明な例証を行ったが、実質的に同じ外部磁界を生じ
るあらゆる磁化パターンが同様の機能をもち、それらは
全て本発明に包含されることは明らかである。
【0066】好適な一実施形態を参照して発明の詳細な
説明を行ったが、本明細書の記載および添付した特許請
求の範囲で規定された内容による本発明の範囲内での種
々の変形や修正が可能であることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 先行技術の現像システムの部分側面図であ
る。
【図2】 図1の側面図の要部拡大図である。
【図3】 本発明の非相互作用的な現像剤機構を組み込
んだ四色電子写真複写機の断面の側面図である。
【図4】 回転式管状スリーブ形状をした、図3に示し
た現像剤機構の拡大側面図である。
【図5】 図4に示した現像剤機構の現像ゾーンの拡大
図である。
【図6】 図5の拡大図の拡大断面図であって、静磁場
ポテンシャルエネルギUIに対応する特定形状の現像剤
ビーズを示す拡大断面図である。
【図7】 図5の拡大図の拡大断面図であって、静磁場
ポテンシャルエネルギUIIに対応する別の形状の現像剤
ビーズを示す拡大断面図である。
【図8】 1mmの磁極間隔をもつ平形多極磁石構造の
断面模式図である。
【図9】 現像剤機構から取り外した状態の磁気ブラシ
材の拡大図である。
【図10】 磁気ブラシ材の拡大断面図である。
【符号の説明】
12 感光体、14 光導電性表面、26 現像剤機
構、28 現像ステーション、65 現像剤ケース、8
0 現像用部材、100 スリーブ、120 駆動用磁
石、130 現像剤層、400 磁石機構。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤材料を用いて潜像の現像を行う現
    像システムであって、 前記現像剤材料を収納するケースと、 前記現像剤材料を前記ケースから前記潜像に移送する磁
    気ロールであって、前記磁気ロールは磁石芯と前記磁石
    芯を封入してその周囲を回転する筒状スリーブを含み、
    前記スリーブは0.001〜0.006インチの厚さを
    有する磁気ロールと、 を含むことを特徴とする現像システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の現像システムにおいて、
    さらに、 前記スリーブの内面の実質的な部分と接触した筒状の軸
    受け面を含み、 該軸受け面は前記スリーブの相対的回転を可能にすると
    共に、前記スリーブを均一に支持して強度を付与するも
    のであることを特徴とする現像システム。
  3. 【請求項3】 非相互作用的な静電潜像の乾式粉末現像
    装置であって、 静電潜像を保持する潜像保持部材と、 現像剤材料を収納するケースと、 前記現像剤材料を前記ケースから前記潜像に移送する磁
    気ロールであって、前記磁気ロールは磁石芯と前記磁石
    芯を封入してその周囲を回転する筒状スリーブを含み、
    前記スリーブは0.001〜0.006インチの厚さを
    有する磁気ロールと、 を含むことを特徴とする乾式粉末現像装置。
JP11000065A 1998-01-08 1999-01-04 非相互作用的な電子写真現像システム及び装置 Pending JPH11249438A (ja)

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US09/004,462 1998-01-08

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