JPH11249276A - 永久保存用銀画像の作製方法 - Google Patents
永久保存用銀画像の作製方法Info
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- JPH11249276A JPH11249276A JP10362835A JP36283598A JPH11249276A JP H11249276 A JPH11249276 A JP H11249276A JP 10362835 A JP10362835 A JP 10362835A JP 36283598 A JP36283598 A JP 36283598A JP H11249276 A JPH11249276 A JP H11249276A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- finishing
- silver
- ions
- electrode potential
- black
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C5/00—Photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents
- G03C5/26—Processes using silver-salt-containing photosensitive materials or agents therefor
- G03C5/268—Processing baths not provided for elsewhere, e.g. pre-treatment, stop, intermediate or rinse baths
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 銀画像の安定性が向上した永久保存用銀画像
の作製方法を提供すること。 【解決手段】 電気化学列におけるその電極電位が銀の
電極電位よりもより正である金属を１リットル当たり１
０〜６０ｍｇの金属イオンという量で含有する仕上げ液
により永久保存用写真銀画像が得られる。
の作製方法を提供すること。 【解決手段】 電気化学列におけるその電極電位が銀の
電極電位よりもより正である金属を１リットル当たり１
０〜６０ｍｇの金属イオンという量で含有する仕上げ液
により永久保存用写真銀画像が得られる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は少なくとも黒白現
像、定着、仕上げ処理及び乾燥段階を含み、乾燥が仕上
げ処理の直後に続く永久保存用（ａｒｃｈｉｖａｌ）写
真銀画像の作製のための処理法に関する。
像、定着、仕上げ処理及び乾燥段階を含み、乾燥が仕上
げ処理の直後に続く永久保存用（ａｒｃｈｉｖａｌ）写
真銀画像の作製のための処理法に関する。
【０００２】
【従来の技術及びその課題】印画紙、黒白ネガティブ及
び黒白スライド上の写真銀画像は、高レベルの大気汚染
にさらされると画像の黒い銀が褐色がかった銀化合物に
変換されるために、比較的短時間で美しくなくなること
は既知である。変換は多くの場合に均一ではなく、画像
の不連続な領域から始まり、時間をかけて広がる。
び黒白スライド上の写真銀画像は、高レベルの大気汚染
にさらされると画像の黒い銀が褐色がかった銀化合物に
変換されるために、比較的短時間で美しくなくなること
は既知である。変換は多くの場合に均一ではなく、画像
の不連続な領域から始まり、時間をかけて広がる。
【０００３】画像の黒い銀のこの望ましくない変化は特
に博物館及び美容室ならびにアクリルシートの下で保存
されている画像において観察される。博物館の場合、防
腐のために通常用いられるか又はチップボードから発せ
られるホルマリンが影響を有していると思われる。美容
室の場合、過酸化物及び硫黄化合物が影響を有している
と思われる。
に博物館及び美容室ならびにアクリルシートの下で保存
されている画像において観察される。博物館の場合、防
腐のために通常用いられるか又はチップボードから発せ
られるホルマリンが影響を有していると思われる。美容
室の場合、過酸化物及び硫黄化合物が影響を有している
と思われる。
【０００４】銀の安定性を向上させるために、１リット
ルの水中の約５〜１０ｇのロダンカリの溶液を用いて銀
画像を約１〜３分間処理することが既知である。
ルの水中の約５〜１０ｇのロダンカリの溶液を用いて銀
画像を約１〜３分間処理することが既知である。
【０００５】さらに銀画像を金塩を用いて「調色」する
ことができることが既知であり、その目的は画像の銀の
色を変えることである。
ことができることが既知であり、その目的は画像の銀の
色を変えることである。
【０００６】この目的で、仕上げられた銀画像はチオウ
レア又はチオシアナートの他に１リットル当たり０．１
〜１ｇの塩化金を含有する金塩溶液で一般に数分間処理
される。次いで水洗を繰り返し、過剰の付着した塩を除
去し、次いで乾燥を行う。
レア又はチオシアナートの他に１リットル当たり０．１
〜１ｇの塩化金を含有する金塩溶液で一般に数分間処理
される。次いで水洗を繰り返し、過剰の付着した塩を除
去し、次いで乾燥を行う。
【０００７】本発明の目的は、銀画像の安定性をさらに
向上させることであり、ここでこの目的に必要な手段を
追加の処理段階なしで、追加の時間を必要とせずにそし
て画像の色調を変化させずに通常の黒白プロセス中に導
入できなければならない。
向上させることであり、ここでこの目的に必要な手段を
追加の処理段階なしで、追加の時間を必要とせずにそし
て画像の色調を変化させずに通常の黒白プロセス中に導
入できなければならない。
【０００８】さらなる目的は、銀の永久保存性へのホル
マリンの負の影響を除去することであった。既知の通
り、ホルマリンは写真材料の処理のための多くの仕上げ
液の１成分である。ホルマリンは仕上げ液における藻類
及び微生物の破壊的な生育を妨げるのみでなく、写真乳
剤の乾燥性を促進もし、乾燥むらの形成を大部分妨げ
る。かくしてそれは湿潤剤の作用を支えている。
マリンの負の影響を除去することであった。既知の通
り、ホルマリンは写真材料の処理のための多くの仕上げ
液の１成分である。ホルマリンは仕上げ液における藻類
及び微生物の破壊的な生育を妨げるのみでなく、写真乳
剤の乾燥性を促進もし、乾燥むらの形成を大部分妨げ
る。かくしてそれは湿潤剤の作用を支えている。
【０００９】かくして仕上げ液においてホルマリンを省
略する意志はほとんどない。不運なことに、この物質は
新しく現像される画像（ネガティブ）の質を向上させる
のみでなく、現像された銀の安定性及び永久保存性を好
ましくない環境条件下で損ないもする。
略する意志はほとんどない。不運なことに、この物質は
新しく現像される画像（ネガティブ）の質を向上させる
のみでなく、現像された銀の安定性及び永久保存性を好
ましくない環境条件下で損ないもする。
【００１０】かくして最適の（新しい）画像の質を容易
に達成するために、ホルマリンの使用は省略されるべき
ではない。
に達成するために、ホルマリンの使用は省略されるべき
ではない。
【００１１】湿潤剤及びホルマリンから成る通常の仕上
げ液に通常の量のチオシアナートイオンを加えることに
より画像の安定化を達成する試みは、続いて水洗を繰り
返さない限り、高められた塩の含有率の故に極度の汚染
を示す画像の使用できない質のために失敗した。
げ液に通常の量のチオシアナートイオンを加えることに
より画像の安定化を達成する試みは、続いて水洗を繰り
返さない限り、高められた塩の含有率の故に極度の汚染
を示す画像の使用できない質のために失敗した。
【００１２】しかし、水洗を繰り返すことは該方法の長
時間化を生じ、世界中で設置されている現像機のすべて
を変換しなければならなかった。さらに乾燥操作へのホ
ルマリンの正の効果も取り消されてしまった。
時間化を生じ、世界中で設置されている現像機のすべて
を変換しなければならなかった。さらに乾燥操作へのホ
ルマリンの正の効果も取り消されてしまった。
【００１３】標準的現像法に既知の金調色（ｇｏｌｄ
ｔｏｎｉｎｇ）を導入する試みも失敗した。仕上げ処理
の上流の別の液は該方法を長時間化し、画像の色調を変
えた。
ｔｏｎｉｎｇ）を導入する試みも失敗した。仕上げ処理
の上流の別の液は該方法を長時間化し、画像の色調を変
えた。
【００１４】０．１重量％金塩溶液／湿潤剤及びホルマ
リンから調製される組み合わせ液は酸性金塩によるホル
マリンの分解を生じ、そしてこの場合も通常の方法の長
時間化を生じた。
リンから調製される組み合わせ液は酸性金塩によるホル
マリンの分解を生じ、そしてこの場合も通常の方法の長
時間化を生じた。
【００１５】適した黒白処理法は黒白ネガティブ及び黒
白反転法であり、ここで黒白ネガティブ法は上記の段階
から成り、黒白反転法は少なくとも以下の段階を含む：
第１現像、漂白、場合により清浄化、第２露出、第２現
像、定着、仕上げ処理及び乾燥。
白反転法であり、ここで黒白ネガティブ法は上記の段階
から成り、黒白反転法は少なくとも以下の段階を含む：
第１現像、漂白、場合により清浄化、第２露出、第２現
像、定着、仕上げ処理及び乾燥。
【００１６】
【課題を解決するための手段】今回、驚くべきことに、
仕上げ液が電気化学列におけるその電極電位が銀の電極
電位よりもより正である金属を１リットル当たり１０〜
６０ｍｇの金属イオンという量で含有すると、本発明の
目的を達成できることが見いだされた。例は金、白金、
パラジウム、イリジウムのイオンであり；金イオン、特
に金（ＩＩＩ）イオン及びパラジウムイオンが好まし
い。
仕上げ液が電気化学列におけるその電極電位が銀の電極
電位よりもより正である金属を１リットル当たり１０〜
６０ｍｇの金属イオンという量で含有すると、本発明の
目的を達成できることが見いだされた。例は金、白金、
パラジウム、イリジウムのイオンであり；金イオン、特
に金（ＩＩＩ）イオン及びパラジウムイオンが好まし
い。
【００１７】１リットル当たり１０〜３０ｍｇの金（Ｉ
ＩＩ）イオンが、特に湿潤剤の存在下で好適に用いられ
る。適した湿潤剤は例えばノニルフェノール型のもので
ある。
ＩＩ）イオンが、特に湿潤剤の存在下で好適に用いられ
る。適した湿潤剤は例えばノニルフェノール型のもので
ある。
【００１８】好ましくはさらにチオシアナートイオンが
定着液の直上流の現像液中及び／又は定着液中及び／又
は仕上げ液中において、５０〜５００ｍｇ／ｌ、特に１
００〜４００ｍｇ／ｌの合計量で用いられる。
定着液の直上流の現像液中及び／又は定着液中及び／又
は仕上げ液中において、５０〜５００ｍｇ／ｌ、特に１
００〜４００ｍｇ／ｌの合計量で用いられる。
【００１９】用いられる写真材料は好ましくは最高１０
モル％のＡｇＣｌ及び最高１０モル％のＡｇＩを含有す
ることができるＡｇＢｒ乳剤に基づき、透明支持体を有
する黒白反転フィルムである。乳剤は特に２〜１０モル
％のＡｇＩを含有する。
モル％のＡｇＣｌ及び最高１０モル％のＡｇＩを含有す
ることができるＡｇＢｒ乳剤に基づき、透明支持体を有
する黒白反転フィルムである。乳剤は特に２〜１０モル
％のＡｇＩを含有する。
【００２０】適したチオシアナート化合物は例えばチオ
シアン酸カリウムであり；適した金化合物は例えばＡｕ
Ｃｌ3である。
シアン酸カリウムであり；適した金化合物は例えばＡｕ
Ｃｌ3である。
【００２１】さらに、仕上げ液にホルムアルデヒドを最
高１ｇ／ｌの量で加えることができる。
高１ｇ／ｌの量で加えることができる。
【００２２】
【実施例】実施例１〜１５ 通常の市販の黒白反転フィルム、例えばＡｇｆａ−Ｇｅ
ｖａｅｒｔ ＡＧからのＳｃａｌａ ２００をグレース
テップウェッジを用いて露出し、以下の液において処理
し、乾燥した。 第１現像 ２０℃／６分 第１水洗 ２０℃／２分 漂白液 ２０℃／２分 第２水洗 ２０℃／２分 清浄化液 ２０℃／４分 第３水洗（第２露出と共に） ２０℃／２分 第２現像液 ２０℃／４分 第４水洗 ２０℃／２分 定着液 ２０℃／４分 第５水洗 ２０℃／４分 仕上げ液 ２０℃／２分実施例１ （比較） 仕上げ液は ２ｍｌのホルマリン、２５重量％ ５ｍｌのノニルフェノール、１０重量％ ９９３ｍｌの脱イオン水 から成る。実施例２ （比較） 実施例１と同様の仕上げ液、しかしノニルフェノールな
し。実施例３ （比較） 実施例１と同様の仕上げ液、しかしホルマリンなし。実施例４ （比較） 実施例１と同様の仕上げ液、しかしホルマリン及びノニ
ルフェノールなし。実施例５ （比較） 実施例１の場合と同様の仕上げ液で１リットル当たり５
ｇのチオシアン酸カリウムを添加。実施例６ （比較） 実施例１の場合と同様の仕上げ液で１リットル当たり１
ｇのＡｕＣｌ3を添加。実施例７ 仕上げ処理は以下の通りである。 ２分 定着液 ２分 水洗 ４分 １ｌ当たり５ｇのチオシアン酸カリウムで処理 ２分 水洗 ２分 仕上げ液（実施例１と同様）。実施例８ 実施例７と同様であるが、チオシアン酸カリウムを１リ
ットル当たり１ｇのＡｕＣｌ3で置き換える。実施例９ （本発明に従う） 実施例１と同様であるが、仕上げ液に１リットル当たり
２５ｍｇのＡｕＣｌ3を加える。実施例１０ （本発明に従う） 実施例１と同様であるが、１リットル当たり２５０ｍｇ
のチオシアン酸カリウムを定着液に加え、１リットル当
たり２５ｍｇのＡｕＣｌ3を仕上げ液に加える。実施例１１ （本発明に従う） 実施例１と同様であるが、１リットル当たり２５０ｍｇ
のチオシアン酸カリウムを第２現像液に加え、１リット
ル当たり２５ｍｇのＡｕＣｌ3を仕上げ液に加える。実施例１２ （本発明に従う） 実施例１と同様であるが、１リットル当たり２５０ｍｇ
のチオシアン酸カリウム及び１リットル当たり２５ｍｇ
のＡｕＣｌ3を仕上げ液に加える。実施例１３ （本発明に従う） 実施例１と同様であるが、１リットル当たり２５０ｍｇ
のチオシアン酸カリウムを第２現像液と定着液の両方に
加え、１リットル当たり２５ｍｇのＡｕＣｌ3を仕上げ
液に加える。
ｖａｅｒｔ ＡＧからのＳｃａｌａ ２００をグレース
テップウェッジを用いて露出し、以下の液において処理
し、乾燥した。 第１現像 ２０℃／６分 第１水洗 ２０℃／２分 漂白液 ２０℃／２分 第２水洗 ２０℃／２分 清浄化液 ２０℃／４分 第３水洗（第２露出と共に） ２０℃／２分 第２現像液 ２０℃／４分 第４水洗 ２０℃／２分 定着液 ２０℃／４分 第５水洗 ２０℃／４分 仕上げ液 ２０℃／２分実施例１ （比較） 仕上げ液は ２ｍｌのホルマリン、２５重量％ ５ｍｌのノニルフェノール、１０重量％ ９９３ｍｌの脱イオン水 から成る。実施例２ （比較） 実施例１と同様の仕上げ液、しかしノニルフェノールな
し。実施例３ （比較） 実施例１と同様の仕上げ液、しかしホルマリンなし。実施例４ （比較） 実施例１と同様の仕上げ液、しかしホルマリン及びノニ
ルフェノールなし。実施例５ （比較） 実施例１の場合と同様の仕上げ液で１リットル当たり５
ｇのチオシアン酸カリウムを添加。実施例６ （比較） 実施例１の場合と同様の仕上げ液で１リットル当たり１
ｇのＡｕＣｌ3を添加。実施例７ 仕上げ処理は以下の通りである。 ２分 定着液 ２分 水洗 ４分 １ｌ当たり５ｇのチオシアン酸カリウムで処理 ２分 水洗 ２分 仕上げ液（実施例１と同様）。実施例８ 実施例７と同様であるが、チオシアン酸カリウムを１リ
ットル当たり１ｇのＡｕＣｌ3で置き換える。実施例９ （本発明に従う） 実施例１と同様であるが、仕上げ液に１リットル当たり
２５ｍｇのＡｕＣｌ3を加える。実施例１０ （本発明に従う） 実施例１と同様であるが、１リットル当たり２５０ｍｇ
のチオシアン酸カリウムを定着液に加え、１リットル当
たり２５ｍｇのＡｕＣｌ3を仕上げ液に加える。実施例１１ （本発明に従う） 実施例１と同様であるが、１リットル当たり２５０ｍｇ
のチオシアン酸カリウムを第２現像液に加え、１リット
ル当たり２５ｍｇのＡｕＣｌ3を仕上げ液に加える。実施例１２ （本発明に従う） 実施例１と同様であるが、１リットル当たり２５０ｍｇ
のチオシアン酸カリウム及び１リットル当たり２５ｍｇ
のＡｕＣｌ3を仕上げ液に加える。実施例１３ （本発明に従う） 実施例１と同様であるが、１リットル当たり２５０ｍｇ
のチオシアン酸カリウムを第２現像液と定着液の両方に
加え、１リットル当たり２５ｍｇのＡｕＣｌ3を仕上げ
液に加える。
【００２３】実施例１〜１３に従って処理されたフィル
ム試料を、Ｈ2Ｏ2含有量を増加させて大気中に置いた。
温度は５０℃であった。画像試料が褐色に変わり始める
までの時間を測定した。褐色への着色は画像の銀への損
傷の明白な指標である。試験は３０日後に終了させた。
ム試料を、Ｈ2Ｏ2含有量を増加させて大気中に置いた。
温度は５０℃であった。画像試料が褐色に変わり始める
までの時間を測定した。褐色への着色は画像の銀への損
傷の明白な指標である。試験は３０日後に終了させた。
【００２４】
【表１】 実施例１及び２を３及び４と比較すると、ホルマリンの
省略は実際に画像の安定性を向上させるが、液は非常に
急速に汚染を受けることが示されている。
省略は実際に画像の安定性を向上させるが、液は非常に
急速に汚染を受けることが示されている。
【００２５】ロダン塩（ｒｈｏｄａｎｉｄｅ）のみの添
加（実施例５）も改良をもたらすが、それはまだ不十分
である。
加（実施例５）も改良をもたらすが、それはまだ不十分
である。
【００２６】実施例９に従って少量の金（ＩＩＩ）が加
えられるまでは、所望の改良は達成されず、それはホル
マリンを省略する必要なくさらにチオシアナートの添加
により助長される（実施例１０〜１３）。本発明の主た
る特徴及び態様は以下の通りである。
えられるまでは、所望の改良は達成されず、それはホル
マリンを省略する必要なくさらにチオシアナートの添加
により助長される（実施例１０〜１３）。本発明の主た
る特徴及び態様は以下の通りである。
【００２７】１．少なくとも黒白現像、定着、仕上げ処
理及び乾燥段階を含み、乾燥が仕上げ処理の直後に続く
露出されたハロゲン化銀材料の処理により永久保存用写
真銀画像を作製するための方法であって、仕上げ液が電
気化学列におけるその電極電位が銀の電極電位よりもよ
り正である金属を１リットル当たり１０〜６０ｍｇの金
属イオンという量で含有することを特徴とする方法。
理及び乾燥段階を含み、乾燥が仕上げ処理の直後に続く
露出されたハロゲン化銀材料の処理により永久保存用写
真銀画像を作製するための方法であって、仕上げ液が電
気化学列におけるその電極電位が銀の電極電位よりもよ
り正である金属を１リットル当たり１０〜６０ｍｇの金
属イオンという量で含有することを特徴とする方法。
【００２８】２．好ましくはさらにチオシアナートイオ
ンが定着液の直上流の現像液中及び／又は定着液中及び
／又は仕上げ液中に５０〜５００ｍｇ／ｌの合計量で存
在することを特徴とする上記１項に記載の方法。
ンが定着液の直上流の現像液中及び／又は定着液中及び
／又は仕上げ液中に５０〜５００ｍｇ／ｌの合計量で存
在することを特徴とする上記１項に記載の方法。
【００２９】３．処理法が黒白反転法であることを特徴
とする上記１項に記載の方法。
とする上記１項に記載の方法。
【００３０】４．写真乳剤のハロゲン化銀乳剤が最高１
０モル％のＡｇＣｌ及び最高１０モル％のＡｇＩを含有
するＡｇＢｒ乳剤であることを特徴とする上記１項に記
載の方法。
０モル％のＡｇＣｌ及び最高１０モル％のＡｇＩを含有
するＡｇＢｒ乳剤であることを特徴とする上記１項に記
載の方法。
【００３１】５．金属イオンが金（ＩＩＩ）イオン及び
／又はパラジウムイオンであることを特徴とする上記１
項に記載の方法。
／又はパラジウムイオンであることを特徴とする上記１
項に記載の方法。
【００３２】６．金（ＩＩＩ）イオン及び／又はパラジ
ウムイオンの量が１０〜３０ｍｇ／ｌであることを特徴
とする上記１項に記載の方法。
ウムイオンの量が１０〜３０ｍｇ／ｌであることを特徴
とする上記１項に記載の方法。
【００３３】７．仕上げ液が湿潤剤を含有することを特
徴とする上記５項に記載の方法。
徴とする上記５項に記載の方法。
【００３４】８．黒白反転フィルム及び反転フィルムの
ための方法から成る永久保存用写真黒白スライドの作製
のためのシステムであって、反転フィルムが透明支持体
ならびに最高１０モル％のＡｇＣｌ及び最高１０モル％
のＡｇＩを含有する臭化銀乳剤を含み、該方法が電気化
学列におけるその電極電位が銀の電極電位より正である
金属を１リットル当たり１０〜６０ｍｇの金属イオンと
いう量で含有する仕上げ液を有しており、乾燥の直前に
材料をその液中を通過させることを特徴とするシステ
ム。
ための方法から成る永久保存用写真黒白スライドの作製
のためのシステムであって、反転フィルムが透明支持体
ならびに最高１０モル％のＡｇＣｌ及び最高１０モル％
のＡｇＩを含有する臭化銀乳剤を含み、該方法が電気化
学列におけるその電極電位が銀の電極電位より正である
金属を１リットル当たり１０〜６０ｍｇの金属イオンと
いう量で含有する仕上げ液を有しており、乾燥の直前に
材料をその液中を通過させることを特徴とするシステ
ム。
【００３５】９．金（ＩＩＩ）及び／又はＰｄ−イオン
の量が１０〜３０ｍｇ／ｌであり、仕上げ液が湿潤剤を
含有することを特徴とする上記８項に記載のシステム。
の量が１０〜３０ｍｇ／ｌであり、仕上げ液が湿潤剤を
含有することを特徴とする上記８項に記載のシステム。
【００３６】１０．処理が少なくとも黒白現像、定着、
仕上げ処理及び乾燥段階を含み、乾燥が仕上げ処理の直
後に続き、チオシアナートイオンが定着液の直上流の現
像液中及び／又は定着液中及び／又は仕上げ液中に５０
〜５００ｍｇ／ｌの合計量で存在することを特徴とする
上記８項に記載のシステム。
仕上げ処理及び乾燥段階を含み、乾燥が仕上げ処理の直
後に続き、チオシアナートイオンが定着液の直上流の現
像液中及び／又は定着液中及び／又は仕上げ液中に５０
〜５００ｍｇ／ｌの合計量で存在することを特徴とする
上記８項に記載のシステム。
Claims (2)
- 【請求項１】 少なくとも黒白現像、定着、仕上げ処理
及び乾燥段階を含み、乾燥が仕上げ処理の直後に続く露
出されたハロゲン化銀材料の処理により永久保存用写真
銀画像を作製するための方法であって、仕上げ液が電気
化学列におけるその電極電位が銀の電極電位よりもより
正である金属を１リットル当たり１０〜６０ｍｇの金属
イオンという量で含有することを特徴とする方法。 - 【請求項２】 黒白反転フィルム及び反転フィルムのた
めの方法から成る永久保存用写真黒白スライドの作製の
ためのシステムであって、反転フィルムが透明支持体な
らびに最高１０モル％のＡｇＣｌ及び最高１０モル％の
ＡｇＩを含有する臭化銀乳剤を含み、該方法が電気化学
列におけるその電極電位が銀の電極電位よりもより正で
ある金属を１リットル当たり１０〜６０ｍｇの金属イオ
ンという量で含有する仕上げ液を有し、乾燥の直前に材
料をその液中を通過させることを特徴とするシステム。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19757220 | 1997-12-22 | ||
| DE19805103.4 | 1998-02-09 | ||
| DE19757220.0 | 1998-02-09 | ||
| DE19805103A DE19805103A1 (de) | 1997-12-22 | 1998-02-09 | Verfahren zur Herstellung archivfester Silberbilder |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11249276A true JPH11249276A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=26042740
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10362835A Pending JPH11249276A (ja) | 1997-12-22 | 1998-12-21 | 永久保存用銀画像の作製方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5989790A (ja) |
| JP (1) | JPH11249276A (ja) |
| GB (1) | GB2332749B (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE392947A (ja) * | 1932-09-16 | |||
| US3488192A (en) * | 1965-10-05 | 1970-01-06 | Itek Corp | Gamma reduction of high contrast silver halide material |
-
1998
- 1998-12-11 GB GB9827385A patent/GB2332749B/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-12-15 US US09/212,954 patent/US5989790A/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-12-21 JP JP10362835A patent/JPH11249276A/ja active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB2332749A (en) | 1999-06-30 |
| GB2332749B (en) | 2001-11-07 |
| US5989790A (en) | 1999-11-23 |
| GB9827385D0 (en) | 1999-02-03 |
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