JPH11248689A - 配管探傷装置 - Google Patents

配管探傷装置

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Publication number
JPH11248689A
JPH11248689A JP10050405A JP5040598A JPH11248689A JP H11248689 A JPH11248689 A JP H11248689A JP 10050405 A JP10050405 A JP 10050405A JP 5040598 A JP5040598 A JP 5040598A JP H11248689 A JPH11248689 A JP H11248689A
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JP
Japan
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probe
pipe
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Application number
JP10050405A
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English (en)
Inventor
Kenjiro Obara
建治郎 小原
Eisuke Tada
栄介 多田
Atsuyuki Masui
淳之 増井
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IHI Corp
Japan Atomic Energy Agency
Original Assignee
IHI Corp
Japan Atomic Energy Research Institute
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小径の配管部材が接続された検査対象配管部
材の内側面に探触子を対峙させ得る配管探傷装置を提供
する。 【解決手段】 検査対象配管部材1の外部に配置される
本体部に進退自在に且つ周方向に回動自在に支持された
胴体部4と、胴体部4から検査対象配管部材1の内側面
に向かって探触子6を付勢し得る位置変更手段9とを備
え、胴体部4を検査対象配管部材1内に挿入した後、位
置変更手段9で検査対象配管部材1の内側面に探触子6
を対峙させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接近不可能な配管
溶接部を検査対象とする非破壊検査に用いる配管探傷装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】配管溶接部の非破壊検査には、従来、超
音波探傷試験法のパルス反射法が広く用いられている。
【0003】この超音波探傷試験法は、持続時間の極め
て短い超音波パルスを、検査対象部材の表面から内部へ
伝わらせ、検査対象部材中の欠陥によって反射されてく
るエコーを検出する試験法であり、超音波の送受信に
は、電圧を加えると超音波を発生し、超音波を受けると
電圧を発生する働きをする振動子を保護ケースに収めた
探触子を使用し、該探触子を検査対象部材の表面に当接
させ、被探傷部位に沿って移動させて探傷する。
【0004】図7に示すように構造上、外部から探触子
を当接し得ない検査対象配管部材1に対しては、その内
部に挿入した探触子を内面に当接させて探傷する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図7に示す
ような検査対象配管部材1の軸線方向の一端に小径(例
えば、内径30mm程度)の配管部材2が接続されてい
る場合、該配管部材2を通して検査対象配管部材1の内
部へ探触子を挿入することは、従来の配管探傷装置では
困難である。
【0006】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、小径の配管部材が接続された検査対象配管部材の内
側面に探触子を当接し且つ移動させ得る配管探傷装置を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載した配管探傷装置では、検
査対象配管部材の外部に配置される本体部と、該本体部
に進退自在に且つ周方向に回動自在に支持された前記の
検査対象配管部材内に挿入可能な胴体部と、該胴体部か
ら検査対象配管部材の内側面に向かって探触子を付勢し
得る位置変更手段とを備えている。
【0008】本発明の請求項2に記載した配管探傷装置
では、本発明の請求項1に記載の配管探傷装置の位置変
更手段を、探触子を胴体部から検査対象配管部材の内側
面に向かって付勢する探触子用弾性体と、該探触子用弾
性体の付勢力に抗して探触子を検査対象配管部材の内側
面から離隔させ得る探触子用牽引索とによって構成して
いる。
【0009】本発明の請求項3に記載した配管探傷装置
では、本発明の請求項1に記載の配管探傷装置の位置変
更手段を、探触子を胴体部に対して検査対象配管部材の
内側面に近接離反する方向へ案内するレバー機構と、探
触子が検査対象配管部材の内側面に近接するようにレバ
ー機構を付勢する探触子用弾性体と、該探触子用弾性体
の付勢力に抗して探触子を検査対象配管部材の内側面か
ら離隔させ得る探触子用牽引索とによって構成してい
る。
【0010】本発明の請求項4に記載した配管探傷装置
では、本発明の請求項1に記載の配管探傷装置の位置変
更手段を、胴体部の先端部に該胴体部の軸線に交差する
方向に延びるピンにより枢支され且つ検査対象配管部材
の内側面に対峙し得るベース部材と、検査対象配管部材
の内側面に対峙する位置にベース部材を付勢するベース
部材用弾性体と、該ベース部材用弾性体の付勢力に抗し
てベース部材を胴体部の前方側へ回動させ得るベース部
材用牽引索と、探触子をベース部材から検査対象配管部
材の内側面に向かって付勢する探触子用弾性体と、該探
触子用弾性体の付勢力に抗して探触子を検査対象配管部
材から離隔させ得る探触子用牽引索とによって構成して
いる。
【0011】本発明の請求項5に記載した配管探傷装置
では、本発明の請求項1に記載の配管探傷装置の位置変
更手段を、胴体部の先端部に該胴体部の軸線に平行なピ
ンにより枢支され且つ探触子を検査対象配管部材の内側
面に対峙し得るように支持するベース部材と、検査対象
配管部材の内側面に探触子が対峙するようにベース部材
を付勢するベース部材用弾性体と、該ベース部材用弾性
体の付勢力に抗して探触子が検査対象配管部材の内側面
から離隔するようにベース部材を回動させ得るベース部
材用牽引索とによって構成している。
【0012】本発明の請求項1乃至請求項5に記載した
配管探傷装置のいずれにおいても、胴体部を検査対象配
管部材内に挿入し、位置変更手段で検査対象配管部材の
内側面に探触子を対峙させ、該探触子によって検査対象
配管部材の非破壊検査を行なう。
【0013】本発明の請求項2、請求項3及び請求項5
に記載した配管探傷装置のいずれにおいても、胴体部を
検査対象配管部材内に挿入した後、探触子用牽引索を解
放すると、探触子用弾性体によって付勢される探触子が
検査対象配管部材の内側面に対峙する。
【0014】また、探触子用牽引索を引っ張ると、探触
子が検査対象配管部材の内側面から離反する。
【0015】本発明の請求項4に記載した配管探傷装置
においては、胴体部を検査対象配管内に挿入した後、ベ
ース部材用牽引索及び探触子用牽引索を解放すると、ベ
ース部材用弾性体によって付勢されるベース部材が回動
し、探触子用弾性体によって付勢される探触子が検査対
象配管部材の内側面に対峙する。
【0016】また、探触子用牽引索及びベース部材用牽
引索を引っ張ると、探触子が検査対象配管部材の内側面
から離反し、ベース部材が元の位置に回動する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
【0018】図1及び図2は本発明の配管探傷装置の実
施の形態の第1の例を示すものであり、超音波探傷試験
を行なうべき検査対象配管部材1の一端には、外部空間
に連通する小径の配管部材2が接続されている。
【0019】3は本体部であり、該本体部3は、本体部
3の一端側に突出し且つ前記の配管部材2に挿通し得る
小径円筒状の胴体部4を進退自在且つ回動自在に支持
し、該胴体部4を進退あるいは回動させる駆動装置(図
示せず)を内蔵している。
【0020】胴体部4は、先端部に切欠部5を有する。
【0021】切欠部5に配置した探触子6は、胴体部4
の先端と探触子6との間に設けられた圧縮バネ7と、該
圧縮バネ7の付勢力に抗して探触子6を移動させ得るロ
ープ8とを有する位置変更手段9で、検査対象配管部材
1の内側面に対峙するようになっている。
【0022】探触子6は、胴体部4の先端の切欠部5に
圧縮バネ7を介して取り付けられており、胴体部4の先
端を検査対象配管部材1の内部へ挿入した際に、探触子
6が圧縮バネ7に付勢されて検査対象配管部材1の内面
に当接する。
【0023】また、圧縮バネ7の基端部の略中心位置
に、胴体部4の軸線に平行し且つ圧縮バネ7の伸縮方向
に平行する面内において回転するプーリ10を配設し、
探触子6に一端を接続したロープ8の他端を前記のプー
リ10に掛け回してから胴体部4の内部を貫通させて本
体部3の内部へ延設し、該ロープ8の他端を、ロープ8
を繰り出し得られ且つ繰り込み得る機構(図示せず)に
接続し、該機構により圧縮バネ7の付勢力に抗してロー
プ8を繰り込むことによって探触子6を切欠部5に収納
し得るようになっている。
【0024】以下、図1及び図2に示す配管探傷装置の
作動について説明する。
【0025】位置変更手段9のロープ8を繰り込み探触
子6が胴体部4の切欠部5に収納された状態としてか
ら、胴体部4を配管部材2に挿通し且つ図示していない
駆動装置を作動して胴体部4を本体部3に対して進行さ
せ、該胴体部4の先端を検査対象配管部材1の内部へ挿
入し、探傷すべき部位に探触子6が対峙する位置に停止
させる。
【0026】その後、ロープ8を繰り出すと、圧縮バネ
7に付勢される探触子6が検査対象配管部材1の内面の
探傷すべき部位(図2のa部)に当接する。
【0027】そこで、図示していない駆動装置を作動し
て胴体部4を回動し、探触子6を探傷すべき部位(図2
のa部)の内面に沿って移動させることによって、欠陥
の探傷を行なう。
【0028】探傷作業が完了した後は、ロープ8を繰り
込むことによって探触子6を検査対象配管部材1の内面
から離隔させ胴体部先端の切欠部5に収納してから、胴
体部4を検査対象配管部材1及び配管部材2の内部から
引き出すことによって、検査対象配管部材1の非破壊検
査を終了する。
【0029】図3は本発明の配管探傷装置の実施の形態
の第2の例を示すものである。
【0030】図中、図1及び図2と同一符号を付したも
のは、同一物を表す。
【0031】この配管探傷装置では、切欠部5に配置し
た探触子6は、該探触子6を検査対象配管部材1の内面
に対して近接離反し得るように支持するレバー機構11
と、該レバー機構11の基部寄りに設けられ且つ探触子
6を検査対象配管部材1の内面に近接する方向へ付勢し
得る圧縮バネ12と、該圧縮バネ12の付勢力に抗して
探触子6を検査対象配管部材1の内面から離隔させる方
向へ移動させ得るロープ8を有する位置変更手段13
で、検査対象配管部材1の内側面に対峙するようになっ
ている。
【0032】レバー機構11は、切欠部5の基部寄り
に、所定の間隔を隔てて互いに平行して回動するように
設けられた一対のレバー14を有し、探触子6は前記の
レバー14の先端に取り付けられてレバー14とともに
回動し、検査対象配管部材1の内面に対して、常時、正
対し得るようになっている。
【0033】圧縮バネ12は、前記のレバー機構11の
一方のレバー14の基端寄りに設けられ且つレバー14
を反切欠部側へ回動するように付勢し、胴体部4の先端
を検査対象配管部材1の内部へ挿入した際に、探触子6
がレバー機構11を介して圧縮バネ12に付勢され、検
査対象配管部材1の内面に当接し得るように形成されて
いる。
【0034】また、探触子6の略中心の上方位置に、胴
体部4の軸線に平行し且つ探触子6の移動方向に平行す
る面内において回転するプーリ10を配設し、探触子6
に一端を接続したロープ8の他端を前記のプーリ10に
掛け回してから胴体部4の内部を貫通させて本体部3の
内部へ延設し、該ロープ8の他端を、ロープ8を繰り出
し得られ且つ繰り込み得る機構(図示せず)に接続し、
該機構により圧縮バネ12の付勢力に抗してロープ8を
繰り込むことによってレバー14及び探触子6を切欠部
5に収納し得るようになっている。
【0035】以下、図3に示す配管探傷装置の作動につ
いて説明する。
【0036】位置変更手段13のロープ8を繰り込み探
触子6が胴体部4の切欠部5に収納された状態としてか
ら、胴体部4を配管部材2に挿通し且つ図示していない
駆動装置を作動して胴体部4を本体部3に対して進行さ
せ、該胴体部4の先端を検査対象配管部材1の内部へ挿
入し、探傷すべき部位(図3のa部)に探触子6が対峙
する位置に停止させる。
【0037】その後、ロープ8を繰り出すと、圧縮バネ
12に付勢されるレバー機構11のレバー14が検査対
象配管部材1の内面に近接する方向へ回動するのに伴
い、該レバー14の先端に取り付けられている探触子6
が検査対象配管部材1の内面の探傷すべき部位(図3の
a部)に当接する。
【0038】そこで、図示していない駆動装置を作動し
て胴体部4を回動し、探触子6を探傷すべき部位(図3
のa部)の内面に沿って移動させることによって、欠陥
の探傷を行なう。
【0039】探傷作業が完了した後は、ロープ8を繰り
込むことにより、圧縮バネ12の付勢力に抗してレバー
14を検査対象配管部材1の内面から離隔する方向へ回
動させ、探触子6を検査対象配管部材1の内面から離隔
させ胴体部先端の切欠部5に収納してから、胴体部4を
検査対象配管部材1及び配管部材2の内部から引き出す
ことによって、検査対象配管部材1の非破壊検査を終了
する。
【0040】図4は本発明の配管探傷装置の実施の形態
の第3の例を示すものである。
【0041】図中、図1及び図2と同一符号を付したも
のは、同一物を表す。
【0042】この配管探傷装置における胴体部15は、
駆動装置(図示せず)によって駆動され、本体部3に対
して進退、あるいは回動し得るように形成されており、
先端は山形に形成されている。
【0043】そして、検査対象配管部材1の内面に対峙
する方向へ回動し得るように胴体部15の先端の軸線上
に設けたベース部材16と、該ベース部材16と探触子
6との間に設けられ且つ探触子6を反ベース部材方向へ
付勢し得る圧縮バネ17と、該圧縮バネ17の付勢力に
抗して探触子6をベース部材方向へ移動させ得るロープ
18と、探触子6が検査対象配管部材1の内面に対峙す
る方向へベース部材16を回動させ得るねじりバネ19
と、該ねじりバネ19の付勢力に抗してベース部材16
を胴体部15の軸線上へ回動させ得るロープ20とによ
って位置変更手段21を構成している。
【0044】ベース部材16は、胴体部15の先端に設
けられ且つ軸線に直交する方向へ貫通するピン22によ
って回動自在に支持されており、ピン22とベース部材
16との間に介在するねじりバネ19によって、ベース
部材16の端面が検査対象配管部材1の内面と対峙する
方向へベース部材16を回動させ得るようになってい
る。
【0045】また、胴体部先端の前記のピン22の近傍
に、該ピン22と略平行に延びるピン23によって回転
自在に支持されたプーリ24を配設し、ベース部材16
の上縁部に一端を接続したロープ20の他端を前記のプ
ーリ24に掛け回してから胴体部15の内部を貫通させ
て本体部3の内部へ延設し、該ロープ20の他端を、ロ
ープ20を繰り出し得られ且つ繰り込み得る機構(図示
せず)に接続し、該機構によりねじりバネ19の付勢力
に抗してロープ20を繰り込むことによってベース部材
16を胴体部15の軸線上に位置させ得るようになって
いる。
【0046】探触子6は、前記のベース部材16の端面
に圧縮バネ17を介して取り付けられており、胴体部1
5の先端を検査対象配管部材1の内部へ挿入し且つベー
ス部材16の端面が検査対象配管部材1の内面と対峙す
る方向へベース部材16が回動された際に、探触子6が
該圧縮バネ17に付勢されて検査対象配管部材1の内面
に当接し得るように形成されている。
【0047】また、ベース部材16を支持しているピン
22に回転自在に外嵌されたプーリ26を設け、探触子
6に一端を接続したロープ18の他端を前記のプーリ2
6に掛け回してから胴体部15の内部を貫通させて本体
部3の内部へ延設し、該ロープ18の他端を、ロープ1
8を繰り出し得られ且つ繰り込み得る機構(図示せず)
に接続し、該機構により圧縮バネ17の付勢力に抗して
ロープ18を繰り込むことによって探触子6をベース部
材16に近接させ得るようになっている。
【0048】以下、図4に示す配管探傷装置の作動につ
いて説明する。
【0049】位置変更手段21のロープ20を繰り込み
探触子6を胴体部15の軸線上に位置させてから、胴体
部15を配管部材2に挿通し且つ図示していない駆動装
置を作動して胴体部15を本体部3に対して進行させ、
該胴体部15の先端を検査対象配管部材1の内部へ挿入
し、探傷すべき部位(図4のa部)に探触子6が対峙し
得る位置に停止させる。
【0050】その後、ロープ20を繰り出すと、ねじり
バネ19に付勢されるベース部材16が検査対象配管部
材1の内面に近接する方向へ回動するのに伴い、該ベー
ス部材16の端面に取り付けられている探触子6が検査
対象配管部材1の内面の探傷すべき部位(図4のa部)
に対峙する。
【0051】更に、ロープ18を繰り出すと、圧縮バネ
17に付勢される探触子6が検査対象配管部材1の内面
に当接する。
【0052】そこで、図示していない駆動装置を作動し
て胴体部15を回動し、探触子6を探傷すべき部位(図
4のa部)の内面に沿って移動させることによって、欠
陥の探傷を行なう。
【0053】探傷作業が完了した後は、ロープ18を繰
り込み圧縮バネ17の付勢力に抗して探触子6を検査対
象配管部材1の内面から離隔させ、ロープ20を繰り込
むことによって探触子6をベース部材16とともに胴体
部15の軸線上に位置させてから、胴体部15を検査対
象配管部材1及び配管部材2の内部から引き出すことに
よって、検査対象配管部材1の非破壊検査を終了する。
【0054】図5及び図6は本発明の配管探傷装置の実
施の形態の第4の例を示すものである。
【0055】図中、図1及び図2と同一符号を付したも
のは、同一物を表す。
【0056】この配管探傷装置における胴体部28は、
駆動装置(図示せず)によって駆動され、本体部3に対
して進退、あるいは回動し得るように形成されており、
先端は軸線に直交する平面を先端部材28aによって閉
塞されている。
【0057】そして、胴体部28の先端の胴体部軸線か
ら径方向へ若干離れた所定位置に胴体部28の周方向へ
回動し得るように設けられ且つ反胴体部先端側前面に探
触子6が装着されたベース部材29と、探触子6が検査
対象配管部材1の内面に当接する位置へベース部材29
を回動させ得るねじりバネ30と、該ねじりバネ30の
付勢力に抗して、探触子6が検査対象配管部材1の内面
から離隔する方向へベース部材29を回動させ得るロー
プ31とによって位置変更手段32を構成している。
【0058】ベース部材29は、胴体部28の先端の胴
体部軸線から径方向へ若干離れた所定位置に、軸線に平
行する方向へ先端部材28aを貫通して回転自在に支持
されているピン33の先端に固設されており、該ピン3
3に係止されているねじりバネ30によって、ベース部
材29及び探触子6を検査対象配管部材1の内面に近接
する方向へ回動させ得るようになっている。
【0059】また、胴体部28の先端の内方の所定位置
に、胴体部28の軸線に平行し且つ前記の所定位置とピ
ン33とを結ぶ線に平行する面内において回転するプー
リ34を配設し、ピン33の一側端部に一端を接続し且
つ該ピン33に巻き付けたロープ31の他端を前記のプ
ーリ34に掛け回してから胴体部28の内部を貫通させ
て本体部3の内部へ延設し、該ロープ31の他端を、ロ
ープ31を繰り出し得られ且つ繰り込み得る機構(図示
せず)に接続し、該機構によりねじりバネ30の付勢力
に抗してロープ31を繰り込むことによってベース部材
29及び探触子6を胴体部28の軸線を挟むピン33の
反対側に位置させ得るようになっている。
【0060】以下、図5及び図6に示す配管探傷装置の
作動について説明する。
【0061】位置変更手段32のロープ31を繰り込み
探触子6を胴体部28の軸線を挟むピン33の反対側に
位置させてから、胴体部28を配管部材2に挿通し且つ
図示していない駆動装置を作動して胴体部28を本体部
3に対して進行させ、該胴体部28の先端を検査対象配
管部材1の内部へ挿入し、探傷すべき部位(図5のa
部)に探触子6が対峙し得る位置に停止させる。
【0062】その後、ロープ31を繰り出すと、ねじり
バネ30に付勢されるベース部材29が検査対象配管部
材1の内面に近接する方向へ回動するのに伴い、該ベー
ス部材29に取り付けられている探触子6が検査対象配
管部材1の内面の探傷すべき部位(図5のa部)に当接
する。
【0063】そこで、図示していない駆動装置を作動し
て胴体部28を回動し、探触子6を探傷すべき部位(図
5のa部)の内面に沿って移動させることによって、欠
陥の探傷を行なう。
【0064】探傷作業が完了した後は、ロープ31を繰
り込むことによってねじりバネ30の付勢力に抗して探
触子6を検査対象配管部材1の内面から離隔させ、ベー
ス部材29とともに胴体部28の軸線を挟むピン33の
反対側に位置させてから、胴体部28を検査対象配管部
材1及び配管部材2の内部から引き出すことによって、
検査対象配管部材1の非破壊検査を終了する。
【0065】従って、上記の図1乃至図6に示す配管探
傷装置のいずれにおいても、小径の配管部材2が接続さ
れた検査対象配管部材1の内部へ容易に探触子6を挿入
することが可能となり、検査対象配管部材1の内周面に
探触子6を当接し且つ移動させることができる。
【0066】なお、本発明の配管探傷装置は上述した形
態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論
である。
【0067】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1乃
至請求項5に記載した配管探傷装置のいずれにおいて
も、胴体部を検査対象配管部材内に挿入し、位置変更手
段で検査対象配管部材の内側面に探触子を対峙させるの
で、小径の配管部材が接続された検査対象配管部材や作
業者が外側面に接近することが不可能な検査対象配管部
材に対する非破壊検査を容易に且つ確実に行なうことが
できる、という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配管探傷装置の実施の形態の第1の例
の全体図である。
【図2】図1に関連する胴体部先端の概念図である。
【図3】本発明の配管探傷装置の実施の形態の第2の例
の胴体部先端の概念図である。
【図4】本発明の配管探傷装置の実施の形態の第3の例
の胴体部先端の概念図である。
【図5】本発明の配管探傷装置の実施の形態の第4の例
の胴体部先端の概念図である。
【図6】図5のVI−VI矢視図である。
【図7】検査対象配管部材の一例の断面図である。
【符号の説明】
1 検査対象配管部材 3 本体部 4 胴体部 5 切欠部 6 探触子 7 圧縮バネ(探触子用弾性体) 8 ロープ(探触子用牽引索) 9 位置変更手段 11 レバー機構 12 圧縮バネ(探触子用弾性体) 13 位置変更手段 15 胴体部 16 ベース部材 17 圧縮バネ(探触子用弾性体) 18 ロープ(探触子用牽引索) 19 ねじりバネ(ベース部材用弾性体) 20 ロープ(ベース部材用牽引索) 21 位置変更手段 22 ピン 28 胴体部 29 ベース部材 30 ねじりバネ(ベース部材用弾性体) 31 ロープ(ベース部材用牽引索) 32 位置変更手段 33 ピン
フロントページの続き (72)発明者 増井 淳之 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象配管部材の外部に配置される本
    体部と、該本体部に進退自在に且つ周方向に回動自在に
    支持された前記の検査対象配管部材内に挿入可能な胴体
    部と、該胴体部から検査対象配管部材の内側面に向かっ
    て探触子を付勢し得る位置変更手段とを備えてなること
    を特徴とする配管探傷装置。
  2. 【請求項2】 探触子を胴体部から検査対象配管部材の
    内側面に向かって付勢する探触子用弾性体と、該探触子
    用弾性体の付勢力に抗して探触子を検査対象配管部材の
    内側面から離隔させ得る探触子用牽引索とによって位置
    変更手段を構成した請求項1に記載の配管探傷装置。
  3. 【請求項3】 探触子を胴体部に対して検査対象配管部
    材の内側面に近接離反する方向へ案内するレバー機構
    と、探触子が検査対象配管部材の内側面に近接するよう
    にレバー機構を付勢する探触子用弾性体と、該探触子用
    弾性体の付勢力に抗して探触子を検査対象配管部材の内
    側面から離隔させ得る探触子用牽引索とによって位置変
    更手段を構成した請求項1に記載の配管探傷装置。
  4. 【請求項4】 胴体部の先端部に該胴体部の軸線に交差
    する方向に延びるピンにより枢支され且つ検査対象配管
    部材の内側面に対峙し得るベース部材と、検査対象配管
    部材の内側面に対峙する位置にベース部材を付勢するベ
    ース部材用弾性体と、該ベース部材用弾性体の付勢力に
    抗してベース部材を胴体部の前方側へ回動させ得るベー
    ス部材用牽引索と、探触子をベース部材から検査対象配
    管部材の内側面に向かって付勢する探触子用弾性体と、
    該探触子用弾性体の付勢力に抗して探触子を検査対象配
    管部材から離隔させ得る探触子用牽引索とによって位置
    変更手段を構成した請求項1に記載の配管探傷装置。
  5. 【請求項5】 胴体部の先端部に該胴体部の軸線に平行
    なピンにより枢支され且つ探触子を検査対象配管部材の
    内側面に対峙し得るように支持するベース部材と、検査
    対象配管部材の内側面に探触子が対峙するようにベース
    部材を付勢するベース部材用弾性体と、該ベース部材用
    弾性体の付勢力に抗して探触子が検査対象配管部材の内
    側面から離隔するようにベース部材を回動させ得るベー
    ス部材用牽引索とによって位置変更手段を構成した請求
    項1に記載の配管探傷装置。
JP10050405A 1998-03-03 1998-03-03 配管探傷装置 Pending JPH11248689A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005189229A (ja) * 2003-12-02 2005-07-14 Sekisui Chem Co Ltd 埋設管の検査機器

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