JPH1124845A - 信号変換装置 - Google Patents

信号変換装置

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JPH1124845A
JPH1124845A JP19194197A JP19194197A JPH1124845A JP H1124845 A JPH1124845 A JP H1124845A JP 19194197 A JP19194197 A JP 19194197A JP 19194197 A JP19194197 A JP 19194197A JP H1124845 A JPH1124845 A JP H1124845A
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JP
Japan
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signal
floppy disk
conversion device
circuit
pulse
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JP19194197A
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English (en)
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Shigeki Serii
滋喜 芹井
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SORITON WAVE KK
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SORITON WAVE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】3モード対応のフロッピーディスク装置の搭載
を、安価にかつ容易迅速に行える装置を提供する。 【解決手段】フロッピーディスク装置とフロッピーディ
スク装置を制御する制御装置との間に設けられたフロッ
ピードライブコントロールケーブル50の空いているコ
ネクタ56に、本信号変換装置60のコネクタ61を接
続し、フロッピーディスクのインデックス信号から電源
電圧を得た集積回路63が、モータ動作信号にのせて入
力されたパルス信号に応じて、読取り書込みモードを切
り換える切換信号をフロッピーディスク装置へ出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータのフロッピーディスク装置を制御するコントロー
ル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、いわゆるパーソナルコンピュータ
には、米国アイ・ビー・エム社製のPC/AT互換機
と、日本電気株式会社製のPC98シリーズが普及して
いる。これら2つの機種においては、3.5インチフロ
ッピーディスクのフォーマット内容が相互に異なってお
り、互換性がない。つまり、一方の機種は、1.44メ
ガバイト(以下「MB」と記す)の容量が設定されてお
り、他方の機種は1.25MBの容量が設定されてい
る。このため、一方の機種でフロッピーディスクに記録
したデータを他方の機種で、そのまま読み出すことはで
きない。
【0003】そこで、上記2機種の間での3.5インチ
フロッピーディスクの互換性を実現するため、上記2種
類のフォーマットされた3.5インチフロッピーディス
クを読み書きすることのできる3モード対応(1.44
MBと1.25MBの2HDディスクおよび740MB
の2DDディスクに対応)のフロッピーディスク装置が
開発され、このフロッピーディスク装置を搭載したパー
ソナルコンピュータが販売されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、海外で生産され
たPC/AT互換機などように、3モード対応のフロッ
ピーディスク装置を搭載していないパーソナルコンピュ
ータに、3モード対応のフロッピーディスク装置を搭載
するためには、次のような改良を行う必要がある。ま
ず、フロッピーディスク装置を3モード対応のものに交
換する。そして、インターフェース回路を、該3モード
対応のフロッピーディスク装置に対応した回路に改良
し、該装置を動作させるソフトウエアーを追加する。こ
こで、フロッピーディスク装置はユニット化されている
ため、交換は容易であり、ソフトウエアーの追加も簡単
に行うことができる。しかし、インターフェース回路の
改良は回路変更が必要となるため、容易には行えない。
【0005】図12は、従来のフロッピードライブイン
ターフェース回路を示すブロック図である。3モード対
応のフロッピーディスク装置を搭載しないパーソナルコ
ンピュータでは、フロッピーディスク装置用インターフ
ェース回路は、マザーボードに装着されたフロッピード
ライブコントローラ(以下「FDC」と記す)10と、
同じくフロッピードライブコントロールポート(以下
「FDCP」と記す)20とから構成され、それぞれの
構成要素に設けられた端子がフロッピードライブコント
ロールケーブル(以下「FDCケーブル」と記す)に接
続され、フロッピーディスク装置との間で信号の入出力
が行なわれる。
【0006】3モード対応のフロッピーディスク装置を
搭載している場合には、FDC10の−HD信号によっ
て、フロッピーディスク装置のモードが、1.44MB
のフロッピディスクに対応したモードと、1.25MB
のフロッピディスクに対応したモードとに切換られる。
【0007】この−HD信号は、FDC10を構成する
チップ固有の回路構成に基づき出力されるため、マザー
ボード側の中央処理装置40によって制御することがで
きない。従って、FDC10が3モード対応のフロッピ
ーディスク装置に対応したものでない場合には、3モー
ド対応のフロッピーディスク装置に応じた−HD信号を
出力するために、FDC10のチップを交換するか、ま
たは図12の構成により示されているように、中央処理
装置40による制御によって−HD信号を出力するポー
ト30を新たにマザーボード上に取付ける必要がある。
つまり、FDC10、FDCP20およびポート30の
端子がFDCケーブルに接続されることとなる。このよ
うな改良は、マザーボード上の回路構成を変更すること
となり、改良に時間がかかるとともに、コストアップを
招くといった問題が発生する。
【0008】本発明の目的は、3モード対応のフロッピ
ーディスク装置の搭載を、安価にかつ容易迅速に行える
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的は、以下
の本発明によって達成される。
【0010】(1) フロッピーディスク装置と前記フ
ロッピーディスク装置の制御装置との間で通信される信
号の信号線に接続される装置であって、前記フロッピー
ディスク装置を制御する制御信号の信号線を介して、前
記制御装置から入力されるパルス信号に応じて、フロッ
ピーディスク装置のモードを変更する切換信号をフロッ
ピーディスク装置へ出力する変換回路を有し、前記信号
の内、前記変換回路の動作時に電圧が印加されている信
号線から前記変換回路の電源電圧を得ていることを特徴
としている信号変換装置。
【0011】(2) 前記パルス信号は、前記制御信号
の出力パターンとは異なるパターンで出力される上記
(1)に記載の信号変換装置。
【0012】(3) 前記制御信号は、モータの駆動と
停止を制御するモータ動作信号である上記(1)または
(2)に記載の信号変換装置。
【0013】(4) 前記制御信号は、駆動するフロッ
ピーディスク装置を選択するセレクト信号である上記
(1)または(2)に記載の信号変換装置。
【0014】(5) 前記パルス信号は、モータの駆動
に影響を与えない程、充分短いパルス幅である上記
(1)ないし(4)のいずれかに記載の信号変換装置。
【0015】(6) 前記変換回路の動作時に電圧が印
加されている信号線は、アクティブローの信号が供給さ
れている信号線である上記(1)ないし(5)のいずれ
かに記載の信号変換装置。
【0016】(7) 前記アクティブローの信号は、フ
ロッピーディスクの回転位置を検出するインデックス信
号である上記(6)に記載の信号変換装置。
【0017】(8) 前記アクティブローの信号は、磁
気ヘッドの位置を制御するシーク信号である上記(6)
に記載の信号変換装置。
【0018】(9) 前記変換回路は集積回路を有して
いる上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の信号変
換装置。
【0019】(10) 前記変換回路は、電源電圧を平
滑化する平滑回路を有している上記(6)ないし(9)
のいずれかに記載の信号変換装置。
【0020】(11) 前記切換信号は、フロッピーデ
ィスクにデータを読み書きをするモードを切り換える信
号である上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の
信号変換装置。
【0021】(12) 前記切換信号は、3.5インチ
2HDのフロッピーディスクにおいて、異なるフォーマ
ットのフロッピーディスクにデータの読み書きをするモ
ードを切り換える信号である上記(1)ないし(10)
のいずれかに記載の信号変換装置。
【0022】(13) 前記信号線のフロッピーディス
ク装置を接続するためのコネクタに、着脱自在に電気的
に接続される接続端子を有する上記(1)ないし(1
2)のいずれかに記載の信号変換装置。
【0023】(14) 前記信号線に電気的に接続さ
れ、該信号線より構成されたケーブルと一体として構成
されている上記(1)ないし(12)のいずれかに記載
の信号変換装置。 (15) 前記変換回路は、前記パルス信号の立ち上が
り点を基準にパルス周期を計測するパルス判断回路を有
している上記(1)ないし(14)のいずれかに記載の
信号変換装置。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適実施形態につ
いて、添付図面に基づいて説明する。図1は、パーソナ
ルコンピュータのマザーボードに設置されているフロッ
ピーディスク装置のインターフェース回路を示すブロッ
ク図である。
【0025】フロッピーディスク装置の動作を制御する
制御装置は、インターフェース回路と、中央処理装置4
0とを備えている。インターフェース回路は、集積回路
で構成されたフロッピードライブコントローラ(FD
C)10と、フロッピードライブコントロールポート
(FDCP)20とから構成され、これらの構成要素に
は、中央処理装置40からの制御信号が入力される。そ
れぞれの構成要素に設けられた端子は、フロッピードラ
イブコントロールケーブル(FDCケーブル)50に、
コネクタを介して接続される。FDCP20は、出力す
る信号を中央処理装置40から容易に制御することがで
き、出力信号は、フロッピードライブコントロールケー
ブル(FDCケーブル)50へ出力される。また、FD
C10から出力される信号の出力タイミングは、中央処
理装置40によって制御されるが、信号の内容(信号の
波形)は、FDC10を構成する集積回路によって決定
される。
【0026】FDC10からフロッピーディスク装置へ
供給される信号は、フロッピーディスク装置に装填され
るフロッピーディスクのフォーマットの内容に応じて、
読み書きモードを切り換える切換信号(−HD)、ヘッ
ドをシークさせる方向を変更する信号(−Dir)、磁
気ヘッドの位置を制御するシーク信号(−Step)、
フロッピーディスクに書き込む情報を送る書込み情報信
号(−WriteData、−WriteEnal
e)、フロッピーディスクの読み書きを行う面(表裏)
を選択する信号(−HDSel)があり、フロッピーデ
ィスク装置からFDC10へ供給される信号は、フロッ
ピーディスクの回転位置を検出するインデックス信号
(−index)、00トラックへヘッドが移動したこ
とを示す信号(−Trk00)、フロッピーディスクの
書込み禁止を検出する信号(−WP)、フロッピーディ
スクから読み取った情報がおくられる読み取り情報信号
(−RData)、フロッピーディスクが交換されたこ
とを検出する信号(−DChg)がある。この信号(−
DChg)は、選択されたドライブの媒体(フロッピー
ディスク)が交換された時のみLowとなる信号で、そ
れ以外はHighとなっている。
【0027】インデックス信号は、図2に示されている
ように、アクティブローのパルス信号によって、フロッ
ピーディスクの回転位置(フロッピーディスクのインデ
ックスホールの位置)を検出する。つまり、インデック
ス信号では、通常電圧が加えられている状態(Hig
h)となっており、パルス信号時にLowとなる。この
ため、殆どの時間で電圧が加えられている状態となって
おり、この信号電圧により、後述する本発明の装置の電
源電圧を安定的に得ることが容易となる。
【0028】同様に、磁気ヘッドの位置を制御するシー
ク信号(−Step)も、アクティブローの1回のパル
ス信号によって、フロッピーディスク装置の磁気ヘッド
の1トラック移動させる。このシーク信号も、インデッ
クス信号と同様に、通常電圧が加えられている状態(H
igh)となっているため、殆どの時間で電圧が加えら
れている状態となっており、この信号電圧により、後述
する本発明の装置の電源電圧を得ることが容易となる。
【0029】一方、FDCP20からフロッピーディス
ク装置へ供給される信号は、フロッピーディスク装置の
モータを制御するモータ制御信号であり、モータの駆動
と停止を制御するモータ動作信号(−MotorEna
ble)と、駆動させるフロッピーディスク装置を指定
するドライブセレクト信号(−DriveSelec
t)がある。これらは、セットされるフロッピーディス
ク装置の数に応じて、1つづつ設けられる(−Moto
rEnable0、−MotorEnable1、−D
riveSelect0、−DriveSelect
1)。
【0030】モータ動作信号(−MotorEnabl
e0、−MotorEnable1)は、図3に示され
ているように、例えば、Highでモータストップ、L
owでモータ駆動を示す。モータ動作信号には、後述す
るようなシリアル信号が同時に出力される。このシリア
ル信号は、Highの場合でも(図4)、Lowの場合
でも(図5)出力することができる。
【0031】一方、上記説明したインターフェース回路
に入出力される信号の端子が接続されるFDCケーブル
について説明する。図6に示されているように、FDC
ケーブル50は、一端にマザーボードのコネクタに接続
されるコネクタ51を設けたケーブル帯52と、ケーブ
ル帯52に、並列に接続されたコネクタ53、54、5
5、56を有している。
【0032】ケーブル帯は、上記信号を導く信号線の集
束体であり、34pin用の信号線を有している。ま
た、コネクタ53、54は、3.5インチフロッピーデ
ィスク用のフロッピーディスク装置を接続するコネクタ
であり、コネクタ55、56は、5.25インチフロッ
ピーディスク用のフロッピーディスク装置を接続するコ
ネクタである。
【0033】このインターフェース回路は、2つのフロ
ッピーディスク装置を接続するための回路であり、3.
5インチフロッピーディスク用のフロッピーディスク装
置を2つ接続する場合、5.25インチフロッピーディ
スク用のフロッピーディスク装置を2つ接続する場合、
または3.5インチフロッピーディスク用のフロッピー
ディスク装置と5.25インチフロッピーディスク用の
フロッピーディスク装置を1つづつ接続する場合、或い
はいずれか1つのフロッピーディスク装置を接続する場
合の4つの接続パターンが可能であるが、いずれの場合
にも、FDCケーブル50の4つのコネクタ53、5
4、55、56の内、2つ以上のコネクタが余る。この
余ったコネクタに、本発明の装置が接続される。
【0034】以下、本発明の信号変換装置60について
説明する。信号変換装置60は、基板の端部に並列に設
けられた、接続端子としてのコネクタ61とコネクタ6
2とを有し、さらに、基板上には、図7に示されている
集積回路63を有する変換回路が設けられている。前記
コネクタ61は、5.25インチフロッピーディスク用
のコネクタ55、56に接続される構成となっており、
コネクタ62は、3.5インチフロッピーディスク用の
コネクタ53、54に接続される構成となっている。
【0035】一方、集積回路63は、前記各コネクタ6
1、62の特定の端子と電気的に接続されており、この
コネクタ61、62を介して、FDCケーブル50の特
定の信号線と接続され、入出力が行なわれる構成となっ
ている。本実施形態では、特定の信号線とは、モード切
換信号(−HD)の信号線、インデックス信号の信号線
(−index)、2つのモータ動作信号の信号線(−
MotorEnable0,1)である。
【0036】図8に示されている回路は、集積回路63
の電源電圧を平滑化する平滑回路64である。本発明の
装置は、インデックス信号(−index)を電源電圧
Vccとして利用し、アクティブローのパルスが入力さ
れた場合には、本平滑回路64のコンデンサC1の放電
によりパルス信号は平滑化される。
【0037】図7に示されているように、集積回路63
には、図8に示されている電源電圧Vccが印加され、
他の端子には、各フロッピーディスク装置へFDCP2
0から出力される2つのモータ動作信号(−Motor
Enable)の信号線が接続される。さらに、モード
切換信号(−HD)の信号線が接続される。コンデンサ
C2は、電源ノイズを平滑・吸収するためのものであ
る。
【0038】集積回路63は、いずれか一方のモータ動
作信号(−MotorEnable)に、パルス信号が
出力されると、モード切換信号(−HD)を出力する。
ここで、切換信号は図9に示されているように、Hig
hとLowの切換でモードの変更が行なわれる。例え
ば、Highの場合には、1.44MBにフォーマット
されたフロッピーディスクを読み書きするモードとし、
Lowの場合には、1.25MBにフォーマットされた
フロッピーディスクを読み書きするモードとされる。ま
たは、この逆でもよい。出力されたモード切換信号(−
HD)は、フロッピーディスク装置に入力され、該装置
の読み書きモードを切り換える。
【0039】パルス信号は、中央処理装置40のソフト
ウエアーに基づき出力される。パルス信号のパルス幅
は、モータの駆動に影響が出ない程度に充分短いもので
ある必要がある。つまり、モータ動作信号は、モータの
機械的動作を制御する信号であるため、モータ動作信号
にパルス信号が入っても、そのパルス幅が充分短ければ
機械的動作に影響がでない。以上のような回路構成の本
発明の装置は、基板部分が絶縁材63で被覆され、パー
ソナルコンピュータの筐体内に収められても、他の電気
回路と電気的に接触しないように構成されている。
【0040】以上のように構成された本発明の作用につ
いて説明する。図6に示されているように、マザーボー
ドとフロッピーディスク装置とをつなぐFDCケーブル
50において、フロッピーディスク装置が接続されてい
ないコネクタ(図示の場合には、5.25インチフロッ
ピーディスク用のコネクタ56)に、本装置のコネクタ
62を接続する。また、3.5インチフロッピーディス
ク用のフロッピーディスク装置が1つだけ接続されてい
る場合には、空いている3.5インチフロッピーディス
ク用のコネクタ53に接続してもよい(図中の想像
線)。
【0041】一方、パーソナルコンピュータの中央処理
装置40には、フロッピーディスク装置の読み書きモー
ドを変更するための指示信号であるシリアル信号を出力
するためのソフトウエアーを書き込む。さらに、FDC
10から出力されるHD信号は不要となるので、FDC
ケーブル50において、マザーボードに接続されるコネ
クタ51側の信号線を切断しておく。
【0042】中央処理装置40から、使用しているフロ
ッピーディスク装置に対して、読み書きモードを変更す
るために、モータ動作信号(−MotorEnabl
e)にのせたパルス信号が出力されると、信号変換装置
60では、それに応じてモード切換信号(−HD)を出
力する。パルス信号は、既述のように、モータ動作信号
がHighの場合でも、Lowの場合でも出力すること
ができる。また、このパルス信号は、相互にパターンの
異なるシリアル信号として出力される。つまり、パター
ンの異なるシリアル信号とすることによって、指示する
モードを特定することができる。シリアル信号のパター
ンは、周波数やパルス幅を違えたり、パルスの数を違え
るなどにより変えることができる。なお、パルスの認識
は、パルスの立ち上がり点を基準にパルス周期を測定す
ることにより行うこととすることができる。
【0043】集積回路63の動作を図10のフローチャ
ートに基づいて説明する。シリアル信号がFDCP20
から出力されたかを判断する(ステップS101)。出
力された場合には(ステップS101:Y)、その信号
が1.25MBのフォーマットに対応するモードか否か
を判断する(ステップS103)。1.25MBのフォ
ーマットである場合には(ステップS103:Y)、モ
ードを1.25MBに設定する(ステップS105)。
1.44MBのフォーマットである場合には(ステップ
S103:N)、モードを1.44MBに設定する(ス
テップS107)。そして、ステップS101へ戻る。
【0044】シリアル信号が出力されていない場合には
(ステップS101:N)、フロッピーディスク装置が
選択されているかを判断する(ステップS109)。選
択されていない場合には(ステップS109:N)、ス
テップS101へ戻る。
【0045】選択されている場合には(ステップS10
9:Y)、フロッピーディスクが交換されたかを判断す
る(ステップS111)。これはモータ動作信号(−M
otorEnable0,1)や、ディスクチェンジ信
号(−DChg)をモニターすることにより判断するこ
とができる。交換されている場合には(ステップS11
1:Y)、起動時の読み取りモードである1.44MB
に設定し(ステップS113)、ステップS115を実
行する。交換されていない場合には、ステップS113
をスキップして、ステップS115を実行する。ステッ
プS115では、モード切換信号(−HD)を出力す
る。モードが1.25MBに設定されている場合には、
Lを出力し、1.44MBの場合には、Hを出力する。
【0046】フロッピーディスク装置では、入力された
モード切換信号(−HD:HまたはL)に基づいて、読
み書きモードを変更する。また、集積回路63の電源電
圧は、インデックス信号から得られ、フロッピーディス
ク装置から送られるパルスは、平滑回路64によって平
滑化される。
【0047】以上のように、本発明の装置を用いれば、
FDCケーブル50の空いているコネクタに本装置を接
続するのみで、フロッピーディスク装置のインターフェ
ース回路を、3モード対応のフロッピーディスク装置に
対応した回路に簡単に改良することができる。
【0048】また、上記実施形態では、電源電圧をイン
デックス信号より得ていたが、シーク信号により得るこ
ともできる。この場合には、信号変換装置60のコネク
タの端子をシーク信号に接触させ、シーク信号の信号線
と、平滑回路を接続すればよい。さらに、シリアル信号
は、ドライブセレクト信号(−DriveSelec
t)にのせて出力することもできる。
【0049】また、上記実施形態では、本発明の装置を
FDCケーブル50のコネクタに接続する構成の装置に
ついて説明したが、図11に示されているように、FD
Cケーブル50の一端に、一体として接続されている構
成としてもよい。また、一端に接続する場合の他、コネ
クタとコネクタの間のケーブルに一体として接続しても
よい。この場合には、FDCケーブル自体を交換するこ
とによって、本発明の装置を取付けることができる。他
の実施形態としては、モード切換信号(−HD)の出力
をオープンコレクタ信号とすることによって、FDCケ
ーブルのマザーボードに接続されるコネクタ51側の信
号線を切断する必要がなくなる。また、通常Highと
なっている信号にパルスをのせて他の情報をやり取りす
ることも可能である。例えば、信号(−DChg)に、
パルス信号をのせて、現在のモードや他の情報をマザー
ボードへ通知したり、受取ったりすることが可能とな
る。このようなパルス信号を載せることができる信号に
は、インデックス信号(−index)、フロッピーデ
ィスクの書込み禁止を検出する信号(−WP)、フロッ
ピーディスクから読み取った情報がおくられる読み取り
情報信号(−RData)など、フロッピードライブか
らのリード信号はすべて利用することができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、交換す
るフロッピーディスク装置に対応したインターフェース
回路の変更を、本体側の回路を変更することなく簡単、
かつ迅速に行うことができる。制御信号の信号線を介し
てパルス信号を出力し、また既存の回路電圧から回路の
電源電圧を得ているため、新たに信号線を増やすことな
く、容易に回路変更ができる。
【0051】請求項2に記載の発明によれば、制御信号
のパターンと異なるパターンでパルス信号を出力するこ
とによって、誤動作を抑制して確実にモードの切換が可
能となる。
【0052】請求項3に記載の発明によれば、モータの
駆動を制御する信号にパルス信号を載せることによっ
て、モータの駆動に対する影響をより少なくすることが
できる。
【0053】請求項4に記載の発明によれば、駆動する
フロッピーディスク装置を選択する信号にパルス信号を
載せることによって、モータの駆動に対する影響をより
少なくすることができる。
【0054】請求項5に記載の発明によれば、パルス信
号のパルス幅を充分短く設定することによって、モータ
の駆動に対する影響をより少なくすることができる。
【0055】請求項6に記載の発明によれば、アクティ
ブローの信号から電源を得ることによって、より安定し
て回路の電源を得ることができる。
【0056】請求項7に記載の発明によれば、パルスの
少ないインデックス信号から電源を得ることによって、
さらに安定して回路の電源を得ることができる。
【0057】請求項8に記載の発明によれば、パルスの
比較的少ないシーク信号から電源を得ることによって、
安定して回路の電源を得ることができる。
【0058】請求項9に記載の発明によれば、集積回路
によって構成することによって、コンパクトで、信頼性
の高い回路とすることができる。
【0059】請求項10に記載の発明によれば、平滑回
路を設けることによって、より安定した電源を得ること
ができる。
【0060】請求項11に記載の発明によれば、読み書
きモードが複数あるフロッピーディスク装置の交換に対
応した回路の変更が可能となる。
【0061】請求項12に記載の発明によれば、2HD
の3.5インチフロッピーディスクに対して2つの読み
書きモードを有するフロッピーディスク装置の交換に対
応した回路の変更が可能となる。
【0062】請求項13に記載の発明によれば、コネク
タを設けることによって、既存の回路に容易に装着する
ことができ、取り扱いが簡単となる。
【0063】請求項14に記載の発明によれば、信号線
を交換することによって、既存の回路に容易に装着する
ことができ、取り扱いが簡単となる。
【0064】請求項15に記載の発明によれば、パルス
の確認が確実にできるので、誤動作を抑制することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置を装着するインターフェース回路
のブロック図である。
【図2】インデックス信号を示すタイムチャートであ
る。
【図3】モータ動作信号を示すタイムチャートである。
【図4】シリアル信号がのせられたモータ動作信号を示
すタイムチャートである。
【図5】シリアル信号がのせられたモータ動作信号を示
すタイムチャートである。
【図6】本発明の装置と、FDCケーブルの全体斜視図
である。
【図7】本発明の装置を構成する回路の回路図である。
【図8】本発明の装置を構成する平滑回路の回路図であ
る。
【図9】モード切換信号を示すタイムチャートである。
【図10】本発明の装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図11】本発明の装置の他の実施形態を示す部分斜視
図である。
【図12】従来のフロッピーディスク装置に対応するイ
ンターフェース回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 フロッピードライブコントローラ(FDC) 20 フロッピードライブコントロールポート(FDC
P) 30 ポート 40 中央処理装置 50 フロッピードライブコントロールケーブル(FD
Cケーブル) 60 信号変換装置 64 平滑回路 63 集積回路 16

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロッピーディスク装置と前記フロッピ
    ーディスク装置の制御装置との間で通信される信号の信
    号線に接続される装置であって、 前記フロッピーディスク装置を制御する制御信号の信号
    線を介して、前記制御装置から入力されるパルス信号に
    応じて、フロッピーディスク装置のモードを変更する切
    換信号をフロッピーディスク装置へ出力する変換回路を
    有し、 前記信号の内、前記変換回路の動作時に電圧が印加され
    ている信号線から前記変換回路の電源電圧を得ているこ
    とを特徴としている信号変換装置。
  2. 【請求項2】 前記パルス信号は、前記制御信号の出力
    パターンとは異なるパターンで出力される請求項1に記
    載の信号変換装置。
  3. 【請求項3】 前記制御信号は、モータの駆動と停止を
    制御するモータ動作信号である請求項1または2に記載
    の信号変換装置。
  4. 【請求項4】 前記制御信号は、駆動するフロッピーデ
    ィスク装置を選択するセレクト信号である請求項1また
    は2に記載の信号変換装置。
  5. 【請求項5】 前記パルス信号は、モータの駆動に影響
    を与えない程、充分短いパルス幅である請求項1ないし
    4のいずれかに記載の信号変換装置。
  6. 【請求項6】 前記変換回路の動作時に電圧が印加され
    ている信号線は、アクティブローの信号が供給されてい
    る信号線である請求項1ないし5のいずれかに記載の信
    号変換装置。
  7. 【請求項7】 前記アクティブローの信号は、フロッピ
    ーディスクの回転位置を検出するインデックス信号であ
    る請求項6に記載の信号変換装置。
  8. 【請求項8】 前記アクティブローの信号は、磁気ヘッ
    ドの位置を制御するシーク信号である請求項6に記載の
    信号変換装置。
  9. 【請求項9】 前記変換回路は集積回路を有している請
    求項1ないし8のいずれかに記載の信号変換装置。
  10. 【請求項10】 前記変換回路は、電源電圧を平滑化す
    る平滑回路を有している請求項6ないし9のいずれかに
    記載の信号変換装置。
  11. 【請求項11】 前記切換信号は、フロッピーディスク
    にデータを読み書きをするモードを切り換える信号であ
    る請求項1ないし10のいずれかに記載の信号変換装
    置。
  12. 【請求項12】 前記切換信号は、3.5インチ2HD
    のフロッピーディスクにおいて、異なるフォーマットの
    フロッピーディスクにデータの読み書きをするモードを
    切り換える信号である請求項1ないし10のいずれかに
    記載の信号変換装置。
  13. 【請求項13】 前記信号線のフロッピーディスク装置
    を接続するためのコネクタに、着脱自在に電気的に接続
    される接続端子を有する請求項1ないし12のいずれか
    に記載の信号変換装置。
  14. 【請求項14】 前記信号線に電気的に接続され、該信
    号線より構成されたケーブルと一体として構成されてい
    る請求項1ないし12のいずれかに記載の信号変換装
    置。
  15. 【請求項15】 前記変換回路は、前記パルス信号の立
    ち上がり点を基準にパルス周期を計測するパルス判断回
    路を有している請求項1ないし14のいずれかに記載の
    信号変換装置。
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