JPH11248413A - 画像推定装置および画像推定プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像推定装置および画像推定プログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JPH11248413A
JPH11248413A JP5385898A JP5385898A JPH11248413A JP H11248413 A JPH11248413 A JP H11248413A JP 5385898 A JP5385898 A JP 5385898A JP 5385898 A JP5385898 A JP 5385898A JP H11248413 A JPH11248413 A JP H11248413A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
estimating
unit
estimated
target
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5385898A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Kage
裕史 鹿毛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP5385898A priority Critical patent/JPH11248413A/ja
Publication of JPH11248413A publication Critical patent/JPH11248413A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に画像の各画素値を参照する必要があり、
計算過程の簡素化は困難であった。 【解決手段】 画像センサ6により白色四角枠9の画像
を撮影する画像入力部1と、その撮影画像から四角枠像
7の特徴量を演算する特徴抽出部2と、その特徴量から
白色四角枠9を含む画像領域を推定する領域推定部3
と、その画像領域から画像センサ6の撮影方向が撮影対
象上に当たる位置の相対座標を推定する座標推定部4と
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像センサの撮
影方向が撮影対象に当たる位置の相対座標を推定する画
像推定装置および画像推定プログラムを記録した記録媒
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在パソコン等の情報機器で用いられて
いるポインティングデバイスの代表例であるマウスは、
付属するボールの転がりから差し示す画面上の座標を計
算する。このようなポインティングデバイスは机上での
使用に限定されており、会議や学会発表の講演などで講
演者がスクリーン上の事物を指し示すためには、オーバ
ーヘッドプロジェクタ専用のノートパソコン上のマウス
の使用などに限られる。別のポインティングデバイスの
例として、赤色レーザ光によるペン型の点光源の使用が
考えられるが、これはスクリーン上のレーザ光照射位置
を聴衆に見せるためのものであり、スクリーン上の指示
位置を座標として出力するものではない。
【0003】スクリーン上の指示位置の相対座標を出力
するために、ポインティングデバイスとして画像センサ
を用いてスクリーンを含む画像を撮影し、画像に含まれ
るスクリーンの位置や傾きから画像センサ自体の傾きや
撮影方向を算出し、その結果から画像センサの撮影方向
が指し示すスクリーン上の相対座標を計算する方法が考
えられる。このような方式によれば、講演者はパソコン
で使用するマウスと同様にスクリーン上の対象を指示す
ることができる。
【0004】上記を実現するためには、画像中のスクリ
ーン等、撮影対象の位置や傾きを推定する必要がある。
画像に含まれる撮影対象の傾きを推定する従来の技術と
しては、国際学会予稿集「IEEE 2nd Inte
rnational Conference on A
utomatic Face and Gesture
Recognition October 199
6、“ComputerVision for Com
puter Games”」に掲載された画像モーメン
ト計算の例がある。この方法は、画像中に含まれる撮影
対象の二次元的広がりを近似する四角形とその傾きを計
算するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像モーメント
計算方法は以上のように構成されているので、画像中の
撮影対象の二次元的広がりが均一でない場合、近似四角
形の傾きが必ずしも実際の撮影対象の傾きを正確に反映
しないという課題があり、計算量の観点からは、近似四
角形の傾き計算は画像の列方向と行方向の画素値の総和
計算に加えて、常に画像の各画素値を参照する必要があ
り、計算過程の簡素化は困難となるなどの課題があっ
た。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、撮影画像に含まれる撮影対象から
特徴量を演算し、以降の計算過程では各画素値を参照す
ることなく、演算された特徴量を利用して撮影対象が含
まれる画像領域を推定し、画像センサの撮影方向が撮影
対象に当たる位置の相対座標を推定する画像推定装置お
よび画像推定プログラムを記録した記録媒体を得ること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像推定
装置は、画像センサにより撮影対象の画像を撮影する画
像入力部と、その撮影画像から撮影対象の特徴量を演算
する特徴抽出部と、その特徴量から撮影対象を含む画像
領域を推定する領域推定部と、その画像領域から画像セ
ンサの撮影方向が撮影対象上に当たる位置の相対座標を
推定する座標推定部とを備えたものである。
【0008】この発明に係る画像推定装置は、領域推定
部において、特徴量から撮影対象を含む画像領域を推定
する際に、その撮影対象の一部がその撮影画像の範囲外
にはみ出ている時に、予め設定されたその撮影対象の形
状に基づいてその撮影対象を含む画像領域を推定するも
のである。
【0009】この発明に係る画像推定装置は、画像入力
部において、撮影対象の形状を調節する機能を有し、特
徴抽出部において、画像入力部により調節された撮影対
象の特徴量を演算し、領域推定部において、特徴抽出部
により演算された特徴量から撮影対象の傾き角度を推定
するものである。
【0010】この発明に係る画像推定装置は、座標推定
部において、領域推定部により推定された撮影対象を含
む画像領域、およびその撮影対象の推定傾き角度を用い
て相対座標を推定するものである。
【0011】この発明に係る画像推定装置は、座標推定
部により推定された相対座標を座標表示用画面上に表示
する座標表示部を備えたものである。
【0012】この発明に係る画像推定装置は、座標表示
部において、座標推定部により推定された相対座標を撮
影対象上に輝点として表示するものである。
【0013】この発明に係る画像推定プログラムを記録
した記録媒体は、画像センサにより撮影された撮影画像
に含まれる撮影対象の特徴量を演算する特徴量抽出工程
と、その特徴量から撮影対象を含む画像領域を推定する
領域推定工程と、その画像領域から画像センサの撮影方
向が撮影対象上に当たる位置の相対座標を推定する座標
推定工程とをコンピュータに実行させるものである。
【0014】この発明に係る画像推定プログラムを記録
した記録媒体は、特徴量抽出工程において、調節された
撮影対象の特徴量を演算し、領域推定工程において、特
徴量から撮影対象の傾き角度を推定し、座標推定工程に
おいて、領域推定工程により推定された撮影対象を含む
画像領域および撮影対象の推定傾き角度から画像センサ
の撮影方向が撮影対象上に当たる位置の相対座標を推定
するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による画
像推定装置を示すブロック構成図であり、図において、
1は画像センサを含み、撮影対象を含む画像を撮影する
画像入力部、2は画像入力部1の撮影画像から撮影対象
の特徴量を計算する特徴抽出部、3は特徴抽出部2で演
算された特徴量から撮影対象を含む画像領域を推定する
領域推定部、4は領域推定部3で推定された画像領域か
ら上記画像センサの撮影方向が撮影対象に当たる位置の
相対座標を推定する座標推定部である。
【0016】図2はモニタと表示される白色四角枠およ
び画像センサとの位置関係を示す斜視図であり、この実
施の形態では、撮影対象をモニタ8の画面上に表示され
る白色四角枠9とし、画像センサ6をモニタ8正面に三
脚11により固定して配置するものとする。また、画像
センサ6は視軸10を中心として回転は不可能であると
する。さらに、特徴抽出部2で計算される撮影対象の特
徴量を、列方向と行方向の画素値の総和(以下、それぞ
れ垂直射影と水平射影と称す)として演算する場合で説
明する。
【0017】次に動作について説明する。図3は画像セ
ンサによって撮影された白色四角枠を含む入力画像を示
す概念図であり、画像入力部1による撮影結果を示すも
のである。四角枠像7は白色四角枠9の撮影結果であ
り、背景には他の像は含まれていない。このような画像
を撮影する技法としては、画像センサ6の照度に対する
感度を調節して、白色四角枠9以外の物体像を含まない
ようにするか、もしくは、白色四角枠9を点滅させ、白
色四角枠9表示時の画像から消滅時の画像を差し引くこ
となどによって得ることができる。
【0018】次に、図3に示したような、入力画像に対
する特徴抽出部2および領域推定部3の動作を図4を用
いて説明する。図4(a)は画像センサによる白色四角
枠の撮影画像および特徴抽出部によって演算される特徴
量を示す概念図であり、図において、12は水平射影、
13は垂直射影であり、14と15はそれぞれ水平射影
12と垂直射影13に関する閾値である。水平射影12
の各値の並びは、上端を先頭、下端を終端として、図中
右方向が値の大きさを示す。垂直射影13に関しては、
左端を先頭、右端を終端として、図中下方向が値の大き
さを示す。具体的な閾値設定は、自動的に水平射影12
と垂直射影13の平均値をそれぞれ閾値として設定する
ことができるが、予め設定された値を閾値として用いる
こともできる。
【0019】図4(b)は領域推定部による四角枠像の
存在領域を推定する動作を説明する概念図であり、図に
おいて、16は四角枠像7を含む推定領域の上端であ
り、水平射影12の各値を先頭から調べて、その値が最
初に閾値14を上回る時の入力画像における垂直座標で
求めることができる。17は四角枠像7を含む推定領域
の下端であり、水平射影12の各値を後端から調べるこ
とで上端16と同様に得られる。四角枠像7を含む推定
領域の左端18と右端19については、垂直射影13と
閾値15を用いて、上端16および下端17と同様に得
られる。
【0020】座標推定部4は、領域推定部3の推定領域
を利用して、画像センサ6の視軸10がモニタ8の画面
に当たる位置の相対座標を推定する。具体的には、入力
画像の中心位置24が上記推定領域内で占める位置の相
対座標を計算する。ここで、モニタ8の画面の水平/垂
直比をa:b、画面全体を整数値で横nx分割、縦ny
分割し、推定領域の左上隅の相対座標を(0,0)、右
下隅を(n x ,ny )とする。さらに、入力画像におい
て、中心位置24の画素の座標を(Xc ,Yc )、領域
推定部3による四角枠像7の推定領域の左上隅の画素の
座標を(L,T)、推定領域横幅画素数をw、推定領域
縦幅画素数をhとすると、中心位置24の相対座標(x
m ,ym )は式(1)で与えられる。
【0021】
【数1】
【0022】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、座標推定部4により画像センサ6の撮影方向がモニ
タ8に当たる位置の相対座標を推定することができ、モ
ニタ8上の任意の位置を画像センサ6の撮影方向で指し
示すことにより、その位置の相対座標が得られるので、
会議や講演などでスクリーン上の事物を指し示すポイン
ティングデバイスとして実現できる。尚、上記実施の形
態1では、画像推定装置について説明したが、特徴抽出
部2の機能を特徴量抽出工程とし、領域推定部3の機能
を領域推定工程とし、さらに、座標推定部4の機能を座
標推定工程とした画像推定プログラムを記録した記録媒
体として、その記録媒体の画像推定プログラムによりコ
ンピュータを実行させるものであっても良い。
【0023】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2による入力画像に対する特徴抽出部および領域推定
部の動作を示す概念図であり、この実施の形態2では、
実施の形態1の領域推定部3において、特徴抽出部2に
より演算された特徴量から撮影対象を含む画像領域を推
定する際に、その撮影対象の一部が撮影画像の範囲外に
はみ出ている時に、予め設定された撮影対象の形状に基
づいて撮影対象を含む画像領域を推定するものである。
【0024】次に動作について説明する。図5(a)は
四角枠像7の下部枠が隠れている場合の特徴抽出部2に
よって演算される四角枠像7の水平射影12と垂直射影
13である。この場合、閾値15と垂直射影13を用い
て、領域推定部3は推定領域の左端18と右端19を推
定することができる。しかし、閾値14と水平射影12
だけからでは推定領域の上端16は推定可能であるが、
下端17は推定不可能である。そこで、モニタ画面幅の
比が既知であれば、図5(a)の場合、横幅が左端18
と右端19の位置からわかるので、推定される縦幅と上
端16の位置を用いて下端17を図5(b)のように推
定することができる。また、図5(c)のように四角枠
像7の右枠が隠れている場合にも同様に図5(d)のよ
うに右端19を推定することができる。さらに、上枠ま
たは左枠が隠れている場合にも上端または左端を推定す
ることができる。
【0025】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、領域推定部3により、撮影対象の一部が撮影画像の
範囲外にはみ出ている場合でも、モニタ8の画面幅の水
平/垂直比を利用して撮影対象を含む画像領域を推定す
るので、撮影対象の全体が画像に含まれていない場合で
もモニタ8上の任意の位置を画像センサ6の撮影方向で
指し示すことにより、その位置の相対座標が得られるの
で、会議や講演などでスクリーン上の事物を指し示すポ
インティングデバイスとして実現できる。
【0026】実施の形態3.図6はこの発明の実施の形
態3による入力画像に対する特徴抽出部および領域推定
部の動作を示す概念図であり、この実施の形態3では、
画像センサ6は視軸10を中心として回転可能であり、
画像入力部1はモニタ8上の白色四角枠9の枠幅を調節
する機能を有し、領域推定部3は撮影対象の傾き角度を
推定するものである。
【0027】次に動作について説明する。図6(a)は
モニタ8に対して画像センサ6を右に傾けたときの白色
四角枠9の撮影画像および特徴抽出部2によって演算さ
れる特徴量であり、図6(b)は画像センサ6を傾けた
場合に四角枠像7が存在する推定領域に関する上端1
6、下端17、左端18、および右端19を図4(b)
の場合と同様に推定した結果である。
【0028】上記領域推定部3による推定領域内に存在
する四角枠像7の縦横比a:bが一定であれば、四角枠
像7の傾き角度θに関するtanθの絶対値は式(2)
によって一意に与えられる。
【0029】
【数2】 尚、推定領域横幅画素数をw、推定領域縦幅画素数をh
とする。
【0030】白色四角枠9の枠幅が全て同じである場
合、上記tanθの符号を特徴抽出部2で演算された水
平射影と垂直射影からは決定することはできないが、こ
の実施の形態3では、画像入力部1の有する白色四角枠
9の枠幅を調節する機能により入力画像中の四角枠像7
に非対称性を持たせて四角枠像7の傾き角度θに関する
tanθの符号を推定する。図7は白色四角枠の上下枠
幅調節により傾き角度の符号を推定する動作を示す概念
図、図8は白色四角枠の左右枠幅調節により傾き角度の
符号を推定する動作を示す概念図である。
【0031】図7(a)は、画像入力部1による白色四
角枠9の上下枠幅調節により、上部水平枠に対する下部
水平枠の幅を太くした場合に得られる、画像センサ6を
水平にして撮影した場合の入力画像の例である。画像セ
ンサ6を右に傾ければ図7(b)、左に傾ければ図7
(c)のような入力画像が得られる。次に四角枠像7の
傾き角度の符号推定方法について述べる。
【0032】図7(b),図7(c)に示すように、領
域推定部3の推定領域の左端18と右端19について、
それぞれ水平区間20および21を設ける。ここで上部
水平枠に対して下部水平枠が太いことに着目して、区間
20および21内でそれぞれ特徴抽出部2による垂直射
影の総和を演算し、値を比較すると、図7(b)の場
合、区間21の値が常に大きく、図7(c)の場合、区
間20の値が常に大きくなる。つまり、二つの設定区間
内の垂直射影の総和を比較することで四角枠像7の傾き
角度の符号を推定することができる。
【0033】図8(a)は、画像入力部1による白色四
角枠9の左右枠幅調節により得られる、画像センサ6を
水平にして撮影した場合の入力画像の例である。画像セ
ンサ6を右に傾ければ図8(b)、左に傾ければ図8
(c)のような入力画像が得られる。この場合の傾き角
度符号推定には垂直区間22と23を設ける。右枠が左
枠より太いことに着目し、区間22および23内でそれ
ぞれ水平射影の総和を演算し、値を比較すると、図8
(b)の場合、区間22の値が常に大きく、図8(c)
の場合、区間23の値が常に大きくなる。つまり、図7
の場合同様、四角枠像7の傾き角度の符号を推定するこ
とができる。このように、上記式(2)と上記傾き角度
の符号推定により、四角枠像7の傾き角度を推定するこ
とができる。
【0034】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、画像入力部1により、モニタ8上の撮影対象の形状
を調節し、領域推定部3により、特徴抽出部2で演算さ
れた特徴量を用いて撮影対象の傾き角を推定するので、
モニタ8が水平に固定されている場合には上記の傾き角
度判定によって、画像センサ6自体の傾き角度を推定す
ることができる。また、レーシングゲームなどでハンド
ルの傾き検出に適用することで、ゲームインタフェース
ヘの応用も実現できる。
【0035】実施の形態4.図9はこの発明の実施の形
態4による座標推定部の動作を示す概念図であり、この
実施の形態4では、座標推定部4は領域推定部3による
四角枠像7の推定領域と撮影対象の推定傾き角度を利用
して、画像センサ6の撮影方向がモニタ8上に当たる位
置の相対座標を推定するものである。
【0036】次に動作について説明する。座標推定部4
の相対座標演算は、領域推定部3により推定された撮影
対象の傾き角符号により二つの場合に分かれる。図9は
各場合における四角枠像7の傾き角θの計算を説明する
ための図である。傾き角θの符号は、辺ABに対して時
計回り方向を正として、図9(a)はθ≧0、図9
(b)はθ<0の場合に対応する。四角形ABCDは、
領域推定部3による四角枠像7の推定領域を表わし、辺
ABは推定領域上端、CDは推定領域下端、ADは推定
領域左端、BCは推定領域右端に相当する。
【0037】座標推定部4で演算される相対座標とは、
四角枠像7が四角形K0123 として四角形AB
CDに内接する時、頂点K0 を原点としてベクトルK0
1とベクトルK03 で決定される直交座標上におい
て入力画像の中心位置24が占める位置の座標である。
尚、θ≧0の時は、図9(a)のように頂点K0 は辺A
D上にあり、θ<0の時は図9(b)のように辺AB上
にあるとする。
【0038】ここで、モニタ画面の水平/垂直比をa:
bとし、入力画像上のモニタ画面の横幅をa・k、縦幅
をb・kとする。画面全体を整数値で横nx 分割、縦n
y 分割し、画面左上隅をK0 (0,0)、右下隅をK2
(nx ,ny )で表わすとする。さらに、入力画像にお
いて、中心位置24の画素の座標を(Xc ,Yc )、領
域推定部3による四角枠像7の推定領域の左上隅の画素
の座標を(L,T)、推定領域横幅画素数をw、推定領
域縦幅画素数をhとすると、中心位置24のモニタ画面
上の相対座標(xm ,ym )はθ≧0の時
【0039】
【数3】 但し、
【数4】 で与えられ、θ<0の時は
【数5】 但し、
【数6】 で与えられる。
【0040】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、座標推定部4により、領域推定部3で推定された撮
影対象を含む画像領域、およびその撮影対象の推定傾き
角度を用いて相対座標を推定するので、モニタ8が水平
に固定されている場合には上記傾き角度判定によって、
画像センサ6自体の傾き角度を推定することができる。
また、レーシングゲームなどでハンドルの傾き検出に適
用することで、ゲームインタフェースヘの応用も実現で
きる。尚、上記実施の形態4では、画像推定装置につい
て説明したが、座標推定部4の機能を座標推定工程とし
た画像推定プログラムを記録した記録媒体として、その
記録媒体の画像推定プログラムによりコンピュータを実
行させるものであっても良い。
【0041】実施の形態5.図10はこの発明の実施の
形態5による画像推定装置を示すブロック構成図であ
り、図において、5は座標推定部4により推定された相
対座標を座標表示用画面上に表示する座標表示部であ
り、その他の構成は、図1と同一なのでその重複する説
明を省略する。
【0042】次に動作について説明する。図11は座標
表示部の動作を示す概念図であり、座標推定部4によっ
て推定される入力画像の中心位置24の四角枠像7上の
相対座標を相対座標表示用グリッド画面に表示する例で
あり、モニタ8の水平/垂直比を4:3とし、モニタ8
の縦横分割数をnx =40,ny =30としたものであ
る。図11(a)のように画像センサ6を水平にして、
撮影方向をモニタ8中央上方に向けた場合には、図11
(b)の黒四角の位置に相対座標が表示され、図11
(c)のように画像センサ6を右に傾けて、撮影方向を
モニタ8左下方に向けた場合には、図11(d)の黒四
角の位置に相対座標が表示される。この場合、座標表示
部5の出力である相対座標(xm ,ym )を整数値に変
換する必要があるが、例えば、小数点第一位を四捨五入
することで整数値の相対座標が得られる。
【0043】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、座標表示部5により、座標推定部4で推定された座
標を用いて、相当する位置を座標表示用画面上に表示す
るので、画像センサ6により指し示された位置を点とし
て描画することが可能なポインティングデバイスを実現
できる。
【0044】実施の形態6.この実施の形態6による画
像推定装置の構成は、座標表示部5により、座標推定部
4によって演算された画像センサ6の撮影方向のモニタ
8上に当たる位置の相対座標を撮影対象上に輝点として
表示するものである。例えば、赤色レーザ光による点光
源を用いて、画像センサ6の撮影方向がモニタ8上に当
たる位置に向けて点光源を照射することで実現できる。
【0045】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、座標表示部5により、座標推定部4によって演算さ
れた画像センサ6の撮影方向のモニタ8上に当たる位置
の相対座標を撮影対象上に輝点として表示するので、会
議や講演などで聴衆に対し、スクリーン上のどの位置が
指し示されているかを表示するポインティングデバイス
を実現できる。尚、上記実施の形態1から実施の形態6
によれば、会議や講演などで使用するポインティングデ
バイスの実現だけでなく、ビデオゲームなどでボタン操
作やジョイスティック等に代わるゲームインタフェース
を提供し、射撃ゲーム等の幅広い応用が可能である。
【0046】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、座標
推定部により画像センサの撮影方向が撮影対象に当たる
位置の相対座標を推定することができ、撮影対象上の任
意の位置を画像センサの撮影方向で指し示すことによ
り、その位置の相対座標が得られるので、会議や講演な
どでスクリーン上の事物を指し示すポインティングデバ
イスとして実現できる効果が得られる。また、会議や講
演などで使用するポインティングデバイスの実現だけで
なく、ビデオゲームなどでボタン操作やジョイスティッ
ク等に代わるゲームインタフェースを提供し、射撃ゲー
ム等の幅広い応用が可能となる効果が得られる。
【0047】この発明によれば、領域推定部により、撮
影対象の一部が撮影画像の範囲外にはみ出ている場合で
も、撮影対象の形状を利用して撮影対象を含む画像領域
を推定するので、撮影対象の全体が画像に含まれていな
い場合でも撮影対象上の任意の位置を画像センサの撮影
方向で指し示すことにより、その位置の相対座標が得ら
れるので、会議や講演などでスクリーン上の事物を指し
示すポインティングデバイスとして実現できる効果が得
られる。
【0048】この発明によれば、画像入力部により、撮
影対象の形状を調節し、領域推定部により、特徴抽出部
で演算された特徴量を用いて撮影対象の傾き角を推定す
るので、撮影対象が水平に固定されている場合には上記
の傾き角度判定によって、画像センサ自体の傾き角度を
推定することができる。また、レーシングゲームなどで
ハンドルの傾き検出に適用することで、ゲームインタフ
ェースヘの応用も実現できる効果が得られる。
【0049】この発明によれば、座標推定部により、領
域推定部で推定された撮影対象を含む画像領域、および
その撮影対象の推定傾き角度を用いて相対座標を推定す
るので、撮影対象が水平に固定されている場合には上記
傾き角度判定によって、画像センサ自体の傾き角度を推
定することができる。また、レーシングゲームなどでハ
ンドルの傾き検出に適用することで、ゲームインタフェ
ースヘの応用も実現できる効果が得られる。
【0050】この発明によれば、座標表示部により、座
標推定部で推定された座標を用いて、相当する位置を座
標表示用画面上に表示するので、画像センサにより指し
示された位置を点として描画することが可能なポインテ
ィングデバイスを実現できる効果が得られる。
【0051】この発明によれば、座標表示部により、座
標推定部によって演算された画像センサの撮影方向の撮
影対象上に当たる位置の相対座標を撮影対象上に輝点と
して表示するので、会議や講演などで聴衆に対し、スク
リーン上のどの位置が指し示されているかを表示するポ
インティングデバイスを実現できる効果が得られる。
【0052】この発明によれば、座標推定工程により画
像センサの撮影方向が撮影対象に当たる位置の相対座標
を推定することができ、撮影対象上の任意の位置を画像
センサの撮影方向で指し示すことにより、その位置の相
対座標が得られるので、会議や講演などでスクリーン上
の事物を指し示すポインティングデバイスとして実現で
きる効果が得られる。
【0053】この発明によれば、座標推定工程により、
領域推定工程で推定された撮影対象を含む画像領域、お
よびその撮影対象の推定傾き角度を用いて相対座標を推
定するので、撮影対象が水平に固定されている場合には
上記傾き角度判定によって、画像センサ自体の傾き角度
を推定することができる。また、レーシングゲームなど
でハンドルの傾き検出に適用することで、ゲームインタ
フェースヘの応用も実現できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による画像推定装置
を示すブロック構成図である。
【図2】 モニタと表示される白色四角枠および画像セ
ンサとの位置関係を示す斜視図である。
【図3】 画像センサによって撮影された白色四角枠を
含む入力画像を示す概念図である。
【図4】 入力画像に対する特徴抽出部および領域推定
部の動作を示す概念図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による入力画像に対
する特徴抽出部および領域推定部の動作を示す概念図で
ある。
【図6】 この発明の実施の形態3による入力画像に対
する特徴抽出部および領域推定部の動作を示す概念図で
ある。
【図7】 白色四角枠の上下枠幅調節により傾き角度の
符号を推定する動作を示す概念図である。
【図8】 白色四角枠の左右枠幅調節により傾き角度の
符号を推定する動作を示す概念図である。
【図9】 この発明の実施の形態4による座標推定部の
動作を示す概念図である。
【図10】 この発明の実施の形態5による画像推定装
置を示すブロック構成図である。
【図11】 座標表示部の動作を示す概念図である。
【符号の説明】 1 画像入力部、2 特徴抽出部、3 領域推定部、4
座標推定部、5 座標表示部、6 画像センサ、7
四角枠像、8 モニタ、9 白色四角枠(撮影対象)、
10 画像センサの視軸、11 三脚、12 水平射
影、13 垂直射影、14 水平射影のしきい値、15
垂直射影のしきい値、16 四角枠像を含む推定領域
の上端、17 四角枠像を含む推定領域の下端、18
四角枠像を含む推定領域の左端、19 四角枠像を含む
推定領域の右端、20 領域左端からの水平方向の画像
範囲、21 領域右端からの水平方向の画像範囲、22
領域上端からの垂直方向の画像範囲、23 領域下端
からの垂直方向の画像範囲、24 入力画像の中心位
置。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像センサにより撮影対象の画像を撮影
    する画像入力部と、その画像入力部の撮影画像から上記
    撮影対象の特徴量を演算する特徴抽出部と、その特徴抽
    出部により演算された特徴量から上記撮影対象を含む画
    像領域を推定する領域推定部と、その領域推定部により
    推定された画像領域から上記画像センサの撮影方向が上
    記撮影対象上に当たる位置の相対座標を推定する座標推
    定部とを備えた画像推定装置。
  2. 【請求項2】 領域推定部は、特徴抽出部により演算さ
    れた特徴量から撮影対象を含む画像領域を推定する際
    に、その撮影対象の一部がその撮影画像の範囲外にはみ
    出ている時に、予め設定されたその撮影対象の形状に基
    づいてその撮影対象を含む画像領域を推定することを特
    徴とする請求項1記載の画像推定装置。
  3. 【請求項3】 画像入力部は、撮影対象の形状を調節す
    る機能を有し、特徴抽出部は、上記画像入力部により調
    節された上記撮影対象の特徴量を演算し、領域推定部
    は、上記特徴抽出部により演算された特徴量から上記撮
    影対象の傾き角度を推定することを特徴とする請求項1
    記載の画像推定装置。
  4. 【請求項4】 座標推定部は、領域推定部により推定さ
    れた撮影対象を含む画像領域、およびその撮影対象の推
    定傾き角度を用いて相対座標を推定することを特徴とす
    る請求項3記載の画像推定装置。
  5. 【請求項5】 座標推定部により推定された相対座標を
    座標表示用画面上に表示する座標表示部を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の画像推定装置。
  6. 【請求項6】 座標表示部は、座標推定部により推定さ
    れた相対座標を撮影対象上に輝点として表示することを
    特徴とする請求項5記載の画像推定装置。
  7. 【請求項7】 画像センサにより撮影された撮影画像に
    含まれる撮影対象の特徴量を演算する特徴量抽出工程
    と、その特徴量抽出工程により演算された上記特徴量か
    ら上記撮影対象を含む画像領域を推定する領域推定工程
    と、その領域推定工程により推定された上記画像領域か
    ら上記画像センサの撮影方向が上記撮影対象上に当たる
    位置の相対座標を推定する座標推定工程とをコンピュー
    タに実行させる画像推定プログラムを記録した記録媒
    体。
  8. 【請求項8】 特徴量抽出工程は、調節された撮影対象
    の特徴量を演算し、領域推定工程は、上記特徴量抽出工
    程により演算された上記特徴量から上記撮影対象の傾き
    角度を推定し、座標推定工程は、上記領域推定工程によ
    り推定された上記撮影対象を含む画像領域およびその撮
    影対象の推定傾き角度から画像センサの撮影方向が上記
    撮影対象上に当たる位置の相対座標を推定することを特
    徴とする請求項7記載の画像推定プログラムを記録した
    記録媒体。
JP5385898A 1998-03-05 1998-03-05 画像推定装置および画像推定プログラムを記録した記録媒体 Pending JPH11248413A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5385898A JPH11248413A (ja) 1998-03-05 1998-03-05 画像推定装置および画像推定プログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5385898A JPH11248413A (ja) 1998-03-05 1998-03-05 画像推定装置および画像推定プログラムを記録した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11248413A true JPH11248413A (ja) 1999-09-17

Family

ID=12954485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5385898A Pending JPH11248413A (ja) 1998-03-05 1998-03-05 画像推定装置および画像推定プログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11248413A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008118453A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Sanyo Electric Co Ltd 映像表示装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008118453A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Sanyo Electric Co Ltd 映像表示装置
JP4637080B2 (ja) * 2006-11-06 2011-02-23 三洋電機株式会社 映像表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10146298B2 (en) Enhanced handheld screen-sensing pointer
JP7372199B2 (ja) 投影システム、投影装置及びその表示画像の校正方法
EP2854099B1 (en) Information processing device and information processing method
JP3885458B2 (ja) 投写画像の校正方法及びその装置、並びに機械可読媒体
JP5847924B2 (ja) 拡張現実表現のための二次元画像取込み
US7907781B2 (en) System and method for determining geometries of scenes
US10063838B2 (en) Information processor, information processing method, and computer program
US9785854B2 (en) Information processor, information processing method, and computer program
US20200013220A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and storage medium
KR20180092495A (ko) 다중 카메라 영상 내 관심 객체 중심의 베스트 뷰 영상 생성 장치 및 방법
JP4848521B2 (ja) プロジェクタ投影映像のマウス代替操作方法およびそのマウス代替操作システム
JP4214291B1 (ja) 接地点推定装置、接地点推定方法、動線表示システムおよびサーバ
JP7204449B2 (ja) 制御装置、撮像装置、制御方法およびプログラム
JPWO2018189880A1 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、および画像処理方法
WO2021160476A1 (en) A camera system with multiple cameras
EP3349177B1 (en) System, method, and program for measuring distance between spherical objects
JPH11248413A (ja) 画像推定装置および画像推定プログラムを記録した記録媒体
JPH10341431A (ja) 被写体の動き成分検出処理装置およびその処理プログラムを記憶した媒体
JP2012113244A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2021056899A (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
Kaneda et al. Automatic alignment method for projection mapping on planes with depth
CN115278184B (zh) 投影画面校正方法及装置
JP6930011B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、および画像処理方法
JP7059829B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
CN118827940A (zh) 投影显示方法、装置、投影设备及存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050309

RD01 Notification of change of attorney

Effective date: 20060123

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070724

A02 Decision of refusal

Effective date: 20071120

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02