JPH112483A - 冷蔵庫の収納装置 - Google Patents

冷蔵庫の収納装置

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Publication number
JPH112483A
JPH112483A JP15462797A JP15462797A JPH112483A JP H112483 A JPH112483 A JP H112483A JP 15462797 A JP15462797 A JP 15462797A JP 15462797 A JP15462797 A JP 15462797A JP H112483 A JPH112483 A JP H112483A
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JP
Japan
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shelf
door
rotation
storage device
refrigerator
Prior art date
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Pending
Application number
JP15462797A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetomo Takanishi
英知 高西
Koji Maeda
耕治 前田
Katsuhiko Morimoto
克彦 森本
Takashi Aoki
孝 青木
Keizo Arimura
敬三 有村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Publication of JPH112483A publication Critical patent/JPH112483A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉棚の内側に開閉自在な回転棚を備えた収納
装置において、安価な構成にて回転棚を十分な強度を持
って支持し、また回転棚を開いたまま閉じる恐れのない
冷蔵庫の収納装置を提供する。 【解決手段】 扉内板12の内側に配設された扉棚7・
・の内側に開閉自在な回転棚11を配設し、この回転棚
11を回転自在に支持する回転保持部16を、扉内板1
2とは別部材の軸受部材17を扉内板12に内蔵させて
構成することにより、従来と同様の扉内板12を採用し
た安価な構成にて十分な支持強度で回転棚11を支持
し、また回転棚11を閉位置に向けて回転付勢する手段
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷蔵庫の収納装置に
関し、特に冷蔵庫本体の前面開口を開閉する扉の内側に
配設される収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば実開平6−40787
号公報に開示されているように、冷蔵庫の扉の内側に各
種食品容器を収納する扉棚を装着したものは知られてい
る。
【0003】また、上記公報には最下段のボトルポケッ
トの上部の扉棚を固定棚と可動棚にて構成し、ボトルポ
ケットに背の高い食品容器を収納する際に可動棚を移動
させてボトルポケットの上部を開放して手軽に収納でき
るようにしたものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年はグル
メ志向、ヘルシー志向の高まりによって食生活が多様化
しており、それに伴って食材の品種・数量が増加してい
る。特に、スパイス類をはじめ香味料等の小物類の増加
が著しいため、収納量及び収納性に優れた扉棚を備えた
冷蔵庫が求められている。
【0005】しかし、上記公報に開示された扉の収納装
置では、背の高い食品容器を収納する場合には、可動棚
に収納することができず、既に食材を収納している場合
にはその食材を冷蔵庫本体の収納室内に移す必要があ
り、収納量が少なくなるとともに使い勝手が悪く、また
食材の区分収納もできないという問題がある。
【0006】また、収納量を増加するためには扉棚の奥
行きを大きくすることが考えられるが、そうすると奥に
収納したものの出し入れが極めて困難になり、収納性が
著しく低下するという問題がある。
【0007】そこで、本出願人は先に扉棚の内側に開閉
可能な回転棚を配設して収納量を増加するとともに、回
転棚を開閉することにより奥側の扉棚に収納した食材の
出し入れも容易に行えるようにしたものを提案してい
る。しかし、扉の内面を構成している扉内板は通常真空
成形品にて構成されているため、扉棚を装着する程度の
強度は持っていても、回転棚の支持部に作用する大きな
荷重に対しては強度不足となり、扉内板をそのような荷
重に耐え得る強度の成形品にて構成するとコスト高にな
るという問題のあることが判明した。
【0008】また、回転棚を開いたままの状態でうっか
り扉を閉じた場合に、回転棚を破損したり冷蔵庫本体の
側壁を傷付けたりする恐れがあるという問題のあること
も判明した。
【0009】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、扉棚
の内側に開閉自在な回転棚を備えた収納装置において、
従来と同様の扉内板を採用した安価な構成にて回転棚を
十分な強度を持って支持でき、また回転棚を開いたまま
閉じる恐れのない冷蔵庫の収納装置を提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の冷蔵庫の収納装
置は、扉内板の内側に配設された扉棚と、扉棚の内側に
配設された開閉自在な回転棚とを備えた収納装置におい
て、回転棚を回転自在に支持する回転保持部を扉内板と
は別部材にて構成したものであり、十分な支持強度の回
転保持部にて回転棚を支持することにより、大型の構成
部品である扉内板は従来と同様のものを採用し、回転棚
を設けることによって大幅なコスト高にならないように
している。
【0011】また、扉を扉外板と扉内板の間に発泡断熱
材を充填して構成したものにおいて回転保持部を扉内板
に内蔵させると、回転保持部を扉に装着固定するための
部品や組立工数が不要となるためさらにコスト低下を図
ることができ、かつ扉と一体化するために簡単に大きな
強度が得られるとともに、外観的にも優れたものとな
る。
【0012】また、回転保持部を、軸受部材と、軸受部
材及び回転棚を上下にほぼ貫通する金属製のシャフトに
て構成すると、回転棚の回転軸芯が安定的に一直線とな
り、円滑な開閉状態が長期にわたって確保される。
【0013】また、シャフトを下方に抜け出さない状態
で上方から挿通するとともにその上端が扉を閉じた状態
で冷蔵庫本体の収納室の天井面に近接するように構成
し、シャフトが軸受部材から離脱してその機能が失われ
る前にシャフト上端が収納室の天井壁に当接するように
すると、シャフトが上方に抜け出した場合その初期に収
納室の天井壁に当接して扉を閉じられなくなるので、知
らないうちにシャフトが抜け出して回転棚が落下破損す
るような事態を未然に防止することができる。
【0014】また、本発明の冷蔵庫の収納装置は、扉内
板の内側に配設された扉棚と、扉棚の内側に配設された
開閉自在な回転棚とを備えた収納装置において、回転棚
を閉位置に向けて回転付勢する手段を設けたものであ
り、回転棚を開いて奥側の扉棚に対して収納物を出し入
れした後放置すると自動的に回転棚が閉じるため、不注
意で回転棚を開いたまま扉を閉じて、回転棚を破損した
り冷蔵庫本体の側壁を傷付けたりする恐れを無くすこと
ができる。
【0015】また、回転付勢手段を回転棚と回転棚を回
転自在に保持する回転保持部との間に介装したばねにて
構成すると、回転棚を簡単かつ確実に回転付勢すること
ができる。
【0016】また、回転付勢手段を回転棚と回転棚を回
転自在に保持する回転保持部との当接部に設けた端面カ
ムにて構成すると、回転棚に収納した収納物の重量に応
じた回転付勢力が自動的に得られるため、収納物の重量
が大きい場合にも確実に回転棚を閉じ位置に向けて回転
させることができる。
【0017】また、回転付勢手段として上記ばねと端面
カムを併用することにより、回転棚を収納物の重量に関
係なく常に円滑にかつ確実に閉じ位置に向けて回転させ
ることができる。
【0018】また、本発明の冷蔵庫の収納装置は、扉内
板の内側に配設された扉棚と、扉棚の内側に配設された
開閉自在な回転棚とを備えた収納装置において、回転棚
を閉位置で磁気吸着にて保持する手段を設けたものであ
り、扉を急激に開閉したときにもその開閉動作に伴って
回転棚が不測に開くのを防止でき、回転棚の破損や損傷
を防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の冷蔵庫の収納装置
の一実施形態について図1〜図7を参照して説明する。
【0020】図1において、1は冷蔵庫本体、2はその
上部の冷蔵室、3は冷蔵室2の前面開口を開閉する扉で
ある。冷蔵庫本体1の下部には切替室4、冷凍室5、野
菜室6等の引き出し式収納部が配設されている。
【0021】扉3の内側には、図2、図3に示すよう
に、複数段の扉棚7、8、9、10が配設され、最下段
の扉棚10は瓶類などの大型の収納物を収納するジャン
ボ扉棚とされている。そして、シャンボ扉棚10に収納
された収納物と干渉しないように上段の扉棚7、8の内
側には左右両側に開閉自在な一対の回転棚11が配設さ
れている。扉棚7〜10は扉3の内側の扉内板12の両
側部及び中央部適所に一体的に突出形成された棚受部1
3に適宜に突出又は凹入形成された係合部(図示せず)
を介して装着されている。また、回転棚11は棚受部1
3の上部に内蔵された回転保持部16にて回転自在に支
持されている。
【0022】図4〜図6に回転保持部16の詳細構成を
示す。扉3は、扉外板15と扉内板12との間に発泡断
熱材14を発泡充填して構成されている。扉内板12は
樹脂シートの真空成形品にて構成され、その両側部と中
央部の適所に棚受部13が内側に向けて突出形成されて
いる。回転保持部16は、その軸受部材17を扉内板1
2の棚受部13の上部に内蔵されて固定されており、そ
の状態で扉外板15と扉内板12を組み合わせて発泡断
熱材14を発泡充填することによって扉3が構成されて
いる。
【0023】軸受部材17は、棚受部13内に嵌入する
支持部17aと扉内板12の棚受部13から平面部に向
けて屈曲する部分の背面に沿うように延出された装着強
化部17bとから成る横断面形状略L字状に形成され、
支持部17aの上下端部に軸受部18a、18bが突出
されている。なお、棚受部13の軸受部18a、18b
間の部分は、軸受部材17の支持部17aに接するよう
に凹入部19が形成されている。上部の軸受部18aに
はその下面から適当深さの支承穴20が凹入形成される
とともにその軸芯位置に軸受穴21が貫通形成されてい
る。下部の軸受部18bには適当深さの軸受穴23が形
成されている。
【0024】下部の軸受部18bの軸受穴23の上部拡
径部には、上部に筒状の端面カム部25を形成した軸承
部材24の下部の軸承部24aが嵌入固定されている。
24bは軸承部材24の軸芯位置に貫通形成された軸穴
である。
【0025】回転棚11の外側端縁の軸支部26の上端
部には支承穴20に回転自在に嵌入する支承軸部27が
突出形成され、軸支部26の下端部には端面カム部25
に係合するカム係合部28が形成され、それらの軸芯位
置に上下に貫通する軸穴29が穿孔されている。そし
て、金属製のシャフト30が上部の軸受部18aの軸受
穴21、回転棚11の軸穴29、軸承部材24の軸穴2
4bを貫通してその下端が下部の軸受部18bの軸受穴
23の下端まで挿入され、シャフト30の下端部が軸穴
24b及び軸受穴23上方より挿入されて下方へ抜けな
いように受止められ固定されている。これによって、シ
ャフト30が軸受部材17と回転棚11の軸支部26を
上下にほぼ貫通するとともに、シャフト30の下方への
抜け出しが防止されている。なお、シャフト30の下方
への抜け出しを防止する手段としては、シャフト30の
上端部に上部の軸受部18aの上端部に係合する大径部
を設けてもよい。そして、シャフト30は、その上端が
棚受部13の上端よりも突出して冷蔵室2の天井壁2a
の下面近傍に位置するような長さに設定されている。
【0026】軸受部材17の支持部17aの上下方向の
中間高さ位置にばね受け凹部32が形成されるととも
に、回転棚11の軸支部26の対応する高さ位置にばね
収納凹部33とばね端係合穴34が形成され、シャフト
30に外嵌させてばね収納凹部33内に配置したねじり
ばね31の一端がばね受け凹部32に係合され、他端が
ばね端係合穴34に挿入係合され、このねじりばね31
にて回転棚11を閉じ位置に向けて回転付勢するように
構成されている。
【0027】また、端面カム部25は、図7に示すよう
に、上端面に端面カム35が形成されている。その端面
カム35には下部の軸受部18bの先端側から基部に向
かう程高さが高くなる傾斜カム面35aが軸芯を通る平
面に対して面対称に形成されており、回転棚11の軸支
部26下端のカム係合部28には筒状の端面カム部25
に嵌入する軸部28aの外周に傾斜カム面35aに係合
するカム係合突部36が突設されており、回転棚11が
閉位置にあるとき、カム係合突部36が傾斜カム面35
aの最も低い位置に連続する平坦面に係合し、回転棚1
1を開くとカム係合突部36が傾斜カム面35aに乗り
上げて摺動しながら上昇し、その結果回転棚11の重力
によって閉位置に向けて回転付勢されるように成されて
いる。
【0028】また、回転棚11の遊端部の下面には、図
2、図4に示すように係止部材37が取付けられ、扉棚
8の中央部下面には、係止部材37の先端の係合爪37
aが係合する被係合部38が設けられ、回転棚11を閉
じたときに係合爪37aが被係合部38に係合して回転
棚11が不測に開かないように構成されている。なお、
係止部材37は付勢手段(図示せず)にて係合位置に向
けて揺動付勢されるとともに、操作部37bを操作する
ことにより係止解除できるように構成されている。
【0029】以上の構成によると、回転棚11を回転自
在に支持するための回転保持部16を扉内板12とは別
部材にして十分な支持強度のある射出成形品から成る軸
受部材17にて構成しているので、大型の構成部品であ
る扉内板12は従来と同様に真空成形品から成るものを
用いながら回転棚11を必要な強度を持って支持でき、
回転棚11を設けることによって大幅なコスト高になる
ことはない。また、その軸受部材17を扉内板12内蔵
させているので、回転保持部16を扉3に装着固定する
ための部品や組立工数が不要となるためさらにコスト低
下を図ることができ、かつ扉3と一体化するため簡単に
大きな強度が得られ、外観的にも優れたものとなる。さ
らに、回転保持部16の軸受部材17と回転棚11を上
下に貫通する金属製のシャフト30を設けているため、
回転棚11の回転軸芯が安定的に一直線となり、円滑な
開閉状態が長期にわたって確保できる。
【0030】また、シャフト30の上端が、扉3を閉じ
た状態で冷蔵庫本体1の冷蔵室2の天井壁2aに近接す
るようにしているので、回転棚11の回転操作を繰り返
す間にシャフト30が徐々にせり上がるようなことがあ
っても、シャフト30が軸受部材17の下部の軸受部1
8bから離脱して軸受機能が失われる前に、シャフト3
0上端が冷蔵室2の天井壁2aに当接して扉3を閉じる
ことができなくなるため、知らないうちにシャフト30
が抜け出して回転棚11が落下破損するような事態を未
然に防止することができる。
【0031】また、回転棚11を閉位置に向けて回転付
勢するように、回転棚11と軸受部材17との間にねじ
りばね31が介装されているので、回転棚11を開いて
奥側の扉棚7、8に対して収納物を出し入れした後放置
すると、自動的に回転棚11が閉じるため、不注意で回
転棚11を開いたまま扉を閉じて、回転棚11を破損し
たり冷蔵庫本体1の側壁を傷付けたりする恐れを無くす
ことができる。
【0032】更に、回転棚11をねじりばね31にて回
転付勢するだけでは、回転棚11に収納した収納物の重
量が大きくなると、付勢力不足で回転棚11を確実に閉
位置に回転させることができなくなる恐れがある一方、
そのような場合にも確実に閉じるようにねじりばね31
を強くすると、回転棚11を開き難くかつ回転棚11が
軽い場合に衝撃的に閉じてしまうという問題があるが、
本実施形態では軸受部材17の下部の軸受部18bに端
面カム部25を設け、回転棚11にカム係合部28を設
けて回転棚11を開くと閉じる方向に回転棚11に収納
した収納物の重量に応じた回転付勢力が自動的に得られ
るようにしているので、収納物の重量に関係なく常に確
実にかつ衝撃的でなく円滑に回転棚11を閉じ位置に向
けて回転させることができる。
【0033】回転棚11が閉じると、その下端の係止部
材37の係合爪37aが扉棚8の下端に設けられた被係
合部38に係合することによって、扉3を急激に開閉し
たときにもその開閉動作に伴って回転棚11が不測に開
くことはなく、回転棚11の不測の回転で破損や損傷す
るのを防止することができる。
【0034】上記実施形態では、回転棚11を閉じた位
置で係止する手段を設けたが、図8に示すように、扉棚
8の前面中央部と、回転棚11の遊端部背面下部に、マ
グネット39と、強磁性体から成る吸着部材40を取付
けて回転棚11を閉位置で磁気吸着にて保持するように
しても良く、扉3を急激に開閉したときにもその開閉動
作に伴って回転棚11が不測に開くのを防止でき、回転
棚11の破損や損傷を防止することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明の冷蔵庫の収納装置によれば、以
上の説明から明らかなように、回転棚を回転自在に支持
する回転保持部を扉内板とは別部材にて構成したので、
十分な支持強度の回転保持部にて回転棚を支持すること
により、大型の構成部品である扉内板は従来と同様のも
のを採用することができ、回転棚を設けることによって
大幅なコスト高になるのを防止でき、収納量及び収納性
の優れた回転棚付きの収納装置を安価に提供することが
できる。
【0036】特に、扉を扉外板と扉内板の間に発泡断熱
材を充填して構成したものにおいて回転保持部を扉内板
に内蔵させると、回転保持部を扉に装着固定するための
部品や組立工数が不要となるためさらにコスト低下を図
ることができ、かつ扉と一体化するため簡単に大きな強
度が得られるとともに外観的にも優れたものとなるとい
う効果を発揮する。
【0037】また、回転保持部を、軸受部材と軸受部材
及び回転棚を上下にほぼ貫通する金属製のシャフトにて
構成すると、回転棚の回転軸芯が安定的に一直線とな
り、円滑な開閉状態が長期にわたって確保できる。
【0038】また、シャフトを下方に抜け出さない状態
で上方から挿通するとともにその上端が扉を閉じた状態
で冷蔵庫本体の収納室の天井面に近接するように構成
し、シャフトが軸受部材から離脱してその機能が失われ
る前にシャフト上端が収納室の天井壁に当接するように
すると、シャフトが上方に抜け出した場合その初期に収
納室の天井壁に当接して扉を閉じられなくなるので、知
らないうちにシャフトが抜け出して回転棚が落下破損す
るような事態を未然に防止することができる。
【0039】また、回転棚を閉位置に向けて回転付勢す
る手段を設けると、自動的に回転棚が閉じるため、不注
意で回転棚を開いたまま扉を閉じて、回転棚を破損した
り冷蔵庫本体の側壁を傷付けたりする恐れを無くすこと
ができる。
【0040】また、回転付勢手段を回転棚と回転棚を回
転自在に保持する回転保持部との間に介装したばねにて
構成すると、回転棚を簡単かつ確実に回転付勢すること
ができる。
【0041】また、回転付勢手段を回転棚と回転棚を回
転自在に保持する回転保持部との当接部に設けた端面カ
ムにて構成すると、回転棚に収納した収納物の重量に応
じた回転付勢力が自動的に得られるため、収納物の重量
が大きい場合にも確実に回転棚を閉じ位置に向けて回転
させることができる。
【0042】更に、回転付勢手段として上記ばねと端面
カムを併用することにより、回転棚を収納物の重量に関
係なく常に円滑にかつ確実に閉じ位置に向けて回転させ
ることができる。
【0043】また、回転棚を閉位置で磁気吸着にて保持
する手段を設けると、扉を急激に開閉したときにもその
開閉動作に伴って回転棚が不測に開くのを防止でき、回
転棚の破損や損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫の収納装置を適用した電気冷蔵
庫の一実施形態を扉を開いて示した正面図である。
【図2】同実施形態における扉をその回転棚を開いて示
した斜視図である。
【図3】同実施形態における扉をその回転棚を閉じて示
した斜視図である。
【図4】同実施形態における扉の分解斜視図である。
【図5】同実施形態における回転棚の回転保持部の縦断
側面図である。
【図6】同実施形態における回転棚の回転保持部の横断
平面図である。
【図7】同実施形態における端面カム部とカム係合部の
斜視図である。
【図8】本発明の冷蔵庫の収納装置を適用した電気冷蔵
庫の他の実施形態における扉をその回転棚を開いて示し
た斜視図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体 2 冷蔵室 2a 天井壁 3 扉 7〜10 扉棚 11 回転棚 12 扉内板 16 回転保持部 17 軸受部材 25 端面カム部 30 シャフト 31 ねじりばね 35 端面カム 39 マグネット 40 吸着部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 孝 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 有村 敬三 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫本体の前面開口を開閉する扉の内
    側に配設される収納装置であって、扉内板の内側に配設
    された扉棚と、扉棚の内側に配設された開閉自在な回転
    棚とを備え、回転棚を回転自在に支持する回転保持部を
    扉内板とは別部材にて構成したことを特徴とする冷蔵庫
    の収納装置。
  2. 【請求項2】 扉は扉外板と扉内板の間に発泡断熱材を
    充填して成り、回転保持部は扉内板に内蔵されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の収納装置。
  3. 【請求項3】 回転保持部を、軸受部材と、軸受部材及
    び回転棚を上下にほぼ貫通する金属製のシャフトにて構
    成したことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫の収納装
    置。
  4. 【請求項4】 シャフトを下方に抜け出さない状態で上
    方から挿通するとともにその上端が扉を閉じた状態で冷
    蔵庫本体の収納室の天井面に近接するように構成し、シ
    ャフトが軸受部材から離脱してその機能が失われる前に
    シャフト上端が収納室の天井壁に当接するようにしたこ
    とを特徴とする請求項3記載の冷蔵庫の収納装置。
  5. 【請求項5】 冷蔵庫本体の前面開口を開閉する扉の内
    側に配設される収納装置であって、扉内板の内側に配設
    された扉棚と、扉棚の内側に配設された開閉自在な回転
    棚とを備え、回転棚を閉位置に向けて回転付勢する手段
    を設けたことを特徴とする冷蔵庫の収納装置。
  6. 【請求項6】 回転付勢手段が、回転棚と回転棚を回転
    自在に保持する回転保持部との間に介装したばねから成
    ることを特徴とする請求項5記載の冷蔵庫の収納装置。
  7. 【請求項7】 回転付勢手段が、回転棚と回転棚を回転
    自在に保持する回転保持部との当接部に設けた端面カム
    から成ることを特徴とする請求項5記載の冷蔵庫の収納
    装置。
  8. 【請求項8】 回転付勢手段が、回転棚と回転棚を回転
    自在に保持する回転保持部との間に介装したばねと、回
    転棚と回転棚を回転自在に保持する回転保持部との当接
    部に設けた端面カムから成ることを特徴とする請求項5
    記載の冷蔵庫の収納装置。
  9. 【請求項9】 冷蔵庫本体の前面開口を開閉する扉の内
    側に配設される収納装置であって、扉内板の内側に配設
    された扉棚と、扉棚の内側に配設された開閉自在な回転
    棚とを備え、回転棚を閉位置で磁気吸着にて保持する手
    段を設けたことを特徴とする冷蔵庫の収納装置。
JP15462797A 1997-06-12 1997-06-12 冷蔵庫の収納装置 Pending JPH112483A (ja)

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JP15462797A JPH112483A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 冷蔵庫の収納装置

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JP15462797A Pending JPH112483A (ja) 1997-06-12 1997-06-12 冷蔵庫の収納装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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