JPH11246797A - 酸化乾燥塗料組成物用皮張り防止剤 - Google Patents
酸化乾燥塗料組成物用皮張り防止剤Info
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- JPH11246797A JPH11246797A JP10283565A JP28356598A JPH11246797A JP H11246797 A JPH11246797 A JP H11246797A JP 10283565 A JP10283565 A JP 10283565A JP 28356598 A JP28356598 A JP 28356598A JP H11246797 A JPH11246797 A JP H11246797A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 1)表面乾燥が全く又は非常に僅かしか遅れ
ず、2)ラッカーの非常に良好な硬質乾燥を実現でき、
3)不都合な毒性のない皮張り防止剤を提供する。又、
多種多様の酸化乾燥ラッカーに配合可能な皮張り防止剤
を提供する。更に、その物性により適切なラッカー配合
物に直接使用可能な添加剤を提供する。 【解決手段】 本発明は、酸化乾燥結合剤と、式(I
a)又は(Ib): 【化1】 (式中、Y1 及びY2 は同一又は異なり、水素、塩素又
はフッ素を表し、 【外1】 は式I: 【化2】 に対応する基を表し、R1 、R2 、R3 、R4 及びR5
は同一又は異なり、水素、1個以上のヒドロキシ基を含
んでいてもよいC1 −C10直鎖もしくは分枝鎖アルキル
基、アリール基又はC5 −C7 シクロアルキル基を表
す)に対応する皮張り防止剤を含有する塗料組成物に関
する。本発明はこれらの皮張り防止剤を含有する皮張り
防止剤混合物にも関する。
ず、2)ラッカーの非常に良好な硬質乾燥を実現でき、
3)不都合な毒性のない皮張り防止剤を提供する。又、
多種多様の酸化乾燥ラッカーに配合可能な皮張り防止剤
を提供する。更に、その物性により適切なラッカー配合
物に直接使用可能な添加剤を提供する。 【解決手段】 本発明は、酸化乾燥結合剤と、式(I
a)又は(Ib): 【化1】 (式中、Y1 及びY2 は同一又は異なり、水素、塩素又
はフッ素を表し、 【外1】 は式I: 【化2】 に対応する基を表し、R1 、R2 、R3 、R4 及びR5
は同一又は異なり、水素、1個以上のヒドロキシ基を含
んでいてもよいC1 −C10直鎖もしくは分枝鎖アルキル
基、アリール基又はC5 −C7 シクロアルキル基を表
す)に対応する皮張り防止剤を含有する塗料組成物に関
する。本発明はこれらの皮張り防止剤を含有する皮張り
防止剤混合物にも関する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮張り防止剤とし
て作用すると共に得られる塗膜(ラッカー塗膜)の乾燥
を改善するためにオキソカルボン酸又はその誘導体と、
場合によりジオキソ化合物を含有する酸化乾燥塗料組成
物に関する。
て作用すると共に得られる塗膜(ラッカー塗膜)の乾燥
を改善するためにオキソカルボン酸又はその誘導体と、
場合によりジオキソ化合物を含有する酸化乾燥塗料組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば遷移金属の金属石鹸等の乾燥剤の
存在下で室温又はそれ以上の温度で(好ましくは空気か
らの)酸素の作用下に酸化架橋により液相から固相に変
換される油類及び結合剤は公知である。これらの乾燥剤
の溶液は「ドライヤー(siccatives)」とし
て知られる。これらの油類及び結合剤の難点の1つは、
(開放又は密閉容器で)貯蔵中にその表面に皮層を形成
する恐れがあることである。ラッカーの実際の塗布以前
に進行するこの架橋は非常に望ましくない。例えば、ラ
ッカーの取り扱いが複雑になり、非常に多くの場合はド
ライヤーの分布が均質でなくなる。皮張りの一因はドラ
イヤーが表面に蓄積することに起因する。ドライヤーが
ラッカー皮層に取り込まれると、ラッカーの残余から必
要な活性ドライヤーが失われ、乾燥が著しく遅れるので
有害である。皮張りは塗布後のラッカー塗膜にも望まし
くなく、不都合である。ラッカー表面が過度に迅速に乾
燥すると、塗膜の下層は乾燥に必要な酸素から遮断され
るので、塗膜の均質な硬質乾燥が得られなくなる。過度
に迅速な表面乾燥により酸素の均質な分布が妨げられ、
その結果、均展の問題、収縮、接着の問題及び/又はラ
ッカー塗膜の総体的に不十分な塗膜硬度といった問題を
生じる。
存在下で室温又はそれ以上の温度で(好ましくは空気か
らの)酸素の作用下に酸化架橋により液相から固相に変
換される油類及び結合剤は公知である。これらの乾燥剤
の溶液は「ドライヤー(siccatives)」とし
て知られる。これらの油類及び結合剤の難点の1つは、
(開放又は密閉容器で)貯蔵中にその表面に皮層を形成
する恐れがあることである。ラッカーの実際の塗布以前
に進行するこの架橋は非常に望ましくない。例えば、ラ
ッカーの取り扱いが複雑になり、非常に多くの場合はド
ライヤーの分布が均質でなくなる。皮張りの一因はドラ
イヤーが表面に蓄積することに起因する。ドライヤーが
ラッカー皮層に取り込まれると、ラッカーの残余から必
要な活性ドライヤーが失われ、乾燥が著しく遅れるので
有害である。皮張りは塗布後のラッカー塗膜にも望まし
くなく、不都合である。ラッカー表面が過度に迅速に乾
燥すると、塗膜の下層は乾燥に必要な酸素から遮断され
るので、塗膜の均質な硬質乾燥が得られなくなる。過度
に迅速な表面乾燥により酸素の均質な分布が妨げられ、
その結果、均展の問題、収縮、接着の問題及び/又はラ
ッカー塗膜の総体的に不十分な塗膜硬度といった問題を
生じる。
【0003】従来技術によると、(ラッカー)液体表面
即ち容器内と塗膜内で大気酸素との反応を阻止する物質
(酸化防止剤又は皮張り防止剤)を塗料組成物に加える
ことが必要である。これらの公知化合物の一覧はH.K
ittel,Lehrbuch der Lacke
und Beschichtung,ColombVe
rlag,1976に記載されている。好ましい皮張り
防止剤はフェノール化合物とオキシムである。しかし、
フェノール皮張り防止剤は表面乾燥を著しく遅らせるの
で、特定の塗料組成物にしか適用できない。メチルエチ
ルケトシム等のオキシムは揮発性であるため、表面乾燥
が僅かしか遅れない。オキシムは今日広く使用されてい
るが、毒性という欠点がある。動物試験の結果、吸入に
より暴露すると発癌性の危険が判明した(MAK[Ge
rman maximum admissible c
oncentration]list 1997)。従
って、オキシムを皮張り防止剤として含有するラッカー
を塗布する際には高度な身体保護対策が必要である。
即ち容器内と塗膜内で大気酸素との反応を阻止する物質
(酸化防止剤又は皮張り防止剤)を塗料組成物に加える
ことが必要である。これらの公知化合物の一覧はH.K
ittel,Lehrbuch der Lacke
und Beschichtung,ColombVe
rlag,1976に記載されている。好ましい皮張り
防止剤はフェノール化合物とオキシムである。しかし、
フェノール皮張り防止剤は表面乾燥を著しく遅らせるの
で、特定の塗料組成物にしか適用できない。メチルエチ
ルケトシム等のオキシムは揮発性であるため、表面乾燥
が僅かしか遅れない。オキシムは今日広く使用されてい
るが、毒性という欠点がある。動物試験の結果、吸入に
より暴露すると発癌性の危険が判明した(MAK[Ge
rman maximum admissible c
oncentration]list 1997)。従
って、オキシムを皮張り防止剤として含有するラッカー
を塗布する際には高度な身体保護対策が必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、1)
表面乾燥が全く又は非常に僅かしか遅れず、2)ラッカ
ーの非常に良好な硬質乾燥を実現でき、3)不都合な毒
性のない皮張り防止剤を提供することである。本発明の
付加的目的は、多種多様の酸化乾燥ラッカーに配合可能
な皮張り防止剤を提供することである。本発明の別の目
的は、その物性により適切なラッカー配合物に直接使用
可能な添加剤を提供することである。これらの目的は、
以下に記載する本発明化合物により達成することができ
る。
表面乾燥が全く又は非常に僅かしか遅れず、2)ラッカ
ーの非常に良好な硬質乾燥を実現でき、3)不都合な毒
性のない皮張り防止剤を提供することである。本発明の
付加的目的は、多種多様の酸化乾燥ラッカーに配合可能
な皮張り防止剤を提供することである。本発明の別の目
的は、その物性により適切なラッカー配合物に直接使用
可能な添加剤を提供することである。これらの目的は、
以下に記載する本発明化合物により達成することができ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、酸化乾燥結合
剤と、式(Ia)又は(Ib):
剤と、式(Ia)又は(Ib):
【化10】 〔式中、R1 及びR2 は同一又は異なり、水素、1個以
上のヒドロキシ基を含んでいてもよいC1 −C10直鎖も
しくは分枝鎖アルキル基、アリール基又はC5 −C7 シ
クロアルキル基を表し、Y1 及びY2 は同一又は異な
り、水素、塩素又はフッ素を表し、
上のヒドロキシ基を含んでいてもよいC1 −C10直鎖も
しくは分枝鎖アルキル基、アリール基又はC5 −C7 シ
クロアルキル基を表し、Y1 及びY2 は同一又は異な
り、水素、塩素又はフッ素を表し、
【外3】 は式I:
【化11】 (式中、R3 、R4 及びR5 は同一又は異なり、水素、
1個以上のヒドロキシ基を含んでいてもよいC1 −C10
直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、アリール基又はC5 −
C7 シクロアルキル基を表す)に対応する基を表す]に
対応する皮張り防止剤を含有する塗料組成物に関する。
1個以上のヒドロキシ基を含んでいてもよいC1 −C10
直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、アリール基又はC5 −
C7 シクロアルキル基を表す)に対応する基を表す]に
対応する皮張り防止剤を含有する塗料組成物に関する。
【0006】本発明は更に、式Ia又はIbの皮張り防
止剤と式(II):
止剤と式(II):
【化12】 又は式(III):
【化13】 (式中、R6 及びR7 は同一又は異なり、水素又はC1
−C4 アルキル基を表し、R8 、R9 、R10、R11、R
12及びR13は同一又は異なり、水素、C1 −C4アルキ
ル基、アリール基又はC5 −C7 シクロアルキル基を表
す)に対応する化合物を併有する皮張り防止剤混合物に
も関する。
−C4 アルキル基を表し、R8 、R9 、R10、R11、R
12及びR13は同一又は異なり、水素、C1 −C4アルキ
ル基、アリール基又はC5 −C7 シクロアルキル基を表
す)に対応する化合物を併有する皮張り防止剤混合物に
も関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明では、皮張り防止剤混合物
の重量を基にして少なくとも1重量%の式(Ia)又は
(Ib)の化合物を含有する混合物のみを使用すること
が必須である。本発明によると、式(II)及び(II
I)の化合物を式(Ia)及び/又は(Ib)の皮張り
防止剤と併用する。本発明によると、式(Ia)又は
(Ib)の化合物は単独で使用してもよいし、有機溶媒
溶液として使用してもよい。任意の公知酸化乾燥組成物
用溶媒(芳香族、ミネラルスピリット、ケトン及びアル
コール類等)を使用することができる。但し、式(I
a)及び/又は(Ib)の化合物と式(II)及び/又
は(III)の化合物の混合物が好ましい。化合物又は
混合物は純粋形態で使用してもよいし、有機溶媒溶液と
して使用してもよい。水性分散系又はエマルションとし
て使用してもよい。この点で「水性」とは、水が単一溶
媒であるか又は溶媒の総重量の50重量%を上回る量で
慣用溶媒と混在することを意味する。
の重量を基にして少なくとも1重量%の式(Ia)又は
(Ib)の化合物を含有する混合物のみを使用すること
が必須である。本発明によると、式(II)及び(II
I)の化合物を式(Ia)及び/又は(Ib)の皮張り
防止剤と併用する。本発明によると、式(Ia)又は
(Ib)の化合物は単独で使用してもよいし、有機溶媒
溶液として使用してもよい。任意の公知酸化乾燥組成物
用溶媒(芳香族、ミネラルスピリット、ケトン及びアル
コール類等)を使用することができる。但し、式(I
a)及び/又は(Ib)の化合物と式(II)及び/又
は(III)の化合物の混合物が好ましい。化合物又は
混合物は純粋形態で使用してもよいし、有機溶媒溶液と
して使用してもよい。水性分散系又はエマルションとし
て使用してもよい。この点で「水性」とは、水が単一溶
媒であるか又は溶媒の総重量の50重量%を上回る量で
慣用溶媒と混在することを意味する。
【0008】皮張り防止剤の使用量は塗料組成物で使用
されるドライヤーの量により主に決定される。主乾燥剤
又は併用乾燥剤を使用する場合には複数の主乾燥剤で使
用される金属1モル当たり好ましくは少なくとも1モ
ル、より好ましくは1〜6モルの式(Ia)及び(I
b)の化合物を添加すべきである。式(II)又は(I
II)の化合物も好ましくは少なくとも1モル、より好
ましくは1〜6モルを添加する。特に好ましい使用量は
使用する結合剤と顔料の種類に大きく依存する。従っ
て、長油アルキド樹脂を主成分とする無着色ラッカーで
は、主乾燥剤金属の使用量を基にして1.5〜3モルの
式(Ia)及び(Ib)の化合物と3〜6モルの式(I
I)の化合物を混合使用する。皮張り防止剤は塗料組成
物の重量を基にして0.05〜1重量%の量で存在する
のが好ましい。
されるドライヤーの量により主に決定される。主乾燥剤
又は併用乾燥剤を使用する場合には複数の主乾燥剤で使
用される金属1モル当たり好ましくは少なくとも1モ
ル、より好ましくは1〜6モルの式(Ia)及び(I
b)の化合物を添加すべきである。式(II)又は(I
II)の化合物も好ましくは少なくとも1モル、より好
ましくは1〜6モルを添加する。特に好ましい使用量は
使用する結合剤と顔料の種類に大きく依存する。従っ
て、長油アルキド樹脂を主成分とする無着色ラッカーで
は、主乾燥剤金属の使用量を基にして1.5〜3モルの
式(Ia)及び(Ib)の化合物と3〜6モルの式(I
I)の化合物を混合使用する。皮張り防止剤は塗料組成
物の重量を基にして0.05〜1重量%の量で存在する
のが好ましい。
【0009】本明細書に記載する皮張り防止剤の1つの
利点は、多種多様の結合剤中で種々のドライヤーの存在
下に皮張りを防止し、しかも塗膜の他の乾燥特性に悪影
響がないことである。特に式(III)の化合物を使用
すると、結合剤の組成によっては塗膜の表面硬質乾燥を
著しく改善することができる。酸化乾燥塗料組成物は、
透明ラッカーと着色ラッカーを含む。利用可能な酸化乾
燥結合剤としては、酸化乾燥油、アルキド樹脂、エポキ
シエステル及び他の酸化乾燥精製油が挙げられる。本発
明による皮張り防止剤の存在は更に、得られる塗膜の硬
質乾燥、均展及び光沢を改善する。以下、実施例により
本発明を更に詳細に説明するが、以下の実施例は本発明
を限定するものではなく、また、実施例において全ての
部及び百分率は特に指定しない限り重量に基づく。
利点は、多種多様の結合剤中で種々のドライヤーの存在
下に皮張りを防止し、しかも塗膜の他の乾燥特性に悪影
響がないことである。特に式(III)の化合物を使用
すると、結合剤の組成によっては塗膜の表面硬質乾燥を
著しく改善することができる。酸化乾燥塗料組成物は、
透明ラッカーと着色ラッカーを含む。利用可能な酸化乾
燥結合剤としては、酸化乾燥油、アルキド樹脂、エポキ
シエステル及び他の酸化乾燥精製油が挙げられる。本発
明による皮張り防止剤の存在は更に、得られる塗膜の硬
質乾燥、均展及び光沢を改善する。以下、実施例により
本発明を更に詳細に説明するが、以下の実施例は本発明
を限定するものではなく、また、実施例において全ての
部及び百分率は特に指定しない限り重量に基づく。
【0010】実施例 1)実施態様 以下の実施態様は本発明による適切な皮張り防止剤と該
皮張り防止剤を含有する混合物の例を示す。 a)100重量%2−オキソプロピオン酸、 b)50重量%2−オキソプロピオン酸、45重量%ミ
ネラルスピリットK60、5重量%n−ブタノール、 c)50重量%2−オキソ酪酸、45重量%ミネラルス
ピリットK60、5重量%n−ブタノール、 d)50重量%2−オキソ吉草酸、45重量%ミネラル
スピリットK60、5重量%n−ブタノール、 e)22.6重量%2−オキソプロピオン酸、77.2
重量%2,4−ペンタジオン、 f)12.8重量%2−オキソプロピオン酸、87.2
重量%2,4−ペンタジオン、 g)30.3重量%2−オキソプロピオン酸、69.7
重量%2−メチル−3−オキソコハク酸ジエチルエステ
ル、 h)39.5重量%2−オキソプロピオン酸、60.5
重量%2−メチル−3−オキソコハク酸ジエチルエステ
ル、 i)46.5重量%2−オキソプロピオン酸、53.5
重量%2−メチル−3−オキソコハク酸ジエチルエステ
ル、 j)12.3重量%2−オキソプロピオン酸、57.5
重量%2,4−ペンタジオン、30.2重量%2−メチ
ル−3−オキソコハク酸ジエチルエステル、 k)50.0重量%2−オキソプロピオン酸N,N−ジ
メチル−N−2−ヒドロキシアンモニウム塩、50重量
%2,4−ペンタジオン。
皮張り防止剤を含有する混合物の例を示す。 a)100重量%2−オキソプロピオン酸、 b)50重量%2−オキソプロピオン酸、45重量%ミ
ネラルスピリットK60、5重量%n−ブタノール、 c)50重量%2−オキソ酪酸、45重量%ミネラルス
ピリットK60、5重量%n−ブタノール、 d)50重量%2−オキソ吉草酸、45重量%ミネラル
スピリットK60、5重量%n−ブタノール、 e)22.6重量%2−オキソプロピオン酸、77.2
重量%2,4−ペンタジオン、 f)12.8重量%2−オキソプロピオン酸、87.2
重量%2,4−ペンタジオン、 g)30.3重量%2−オキソプロピオン酸、69.7
重量%2−メチル−3−オキソコハク酸ジエチルエステ
ル、 h)39.5重量%2−オキソプロピオン酸、60.5
重量%2−メチル−3−オキソコハク酸ジエチルエステ
ル、 i)46.5重量%2−オキソプロピオン酸、53.5
重量%2−メチル−3−オキソコハク酸ジエチルエステ
ル、 j)12.3重量%2−オキソプロピオン酸、57.5
重量%2,4−ペンタジオン、30.2重量%2−メチ
ル−3−オキソコハク酸ジエチルエステル、 k)50.0重量%2−オキソプロピオン酸N,N−ジ
メチル−N−2−ヒドロキシアンモニウム塩、50重量
%2,4−ペンタジオン。
【0011】2)本発明による皮張り防止剤を含有する
酸化乾燥組成物 a)組成物1e)0.099gを短油アルキド樹脂(B
ayer製品Alkydal F26X)40.0g、
キシレン3.6g、n−ブタノール1.0g、ミネラル
スピリットK60 5.2g及びドライヤー(Borc
hers製品Drier 69; 6重量%Co)0.
200gの混合物に加えた。皮張りは開放試験管(16
0×16mm; 初期重量5.0)で20日間以上防止
された。得られた塗膜(湿潤膜厚100μm)の乾燥時
間は2.0時間(DIN53150に準じて測定)であ
った。他方、本発明による皮張り防止剤を添加せずに同
一条件下で測定した皮張り時間は4日間であった。皮張
り防止剤を添加せずに同一条件下で測定した塗膜の乾燥
時間は5時間であった。
酸化乾燥組成物 a)組成物1e)0.099gを短油アルキド樹脂(B
ayer製品Alkydal F26X)40.0g、
キシレン3.6g、n−ブタノール1.0g、ミネラル
スピリットK60 5.2g及びドライヤー(Borc
hers製品Drier 69; 6重量%Co)0.
200gの混合物に加えた。皮張りは開放試験管(16
0×16mm; 初期重量5.0)で20日間以上防止
された。得られた塗膜(湿潤膜厚100μm)の乾燥時
間は2.0時間(DIN53150に準じて測定)であ
った。他方、本発明による皮張り防止剤を添加せずに同
一条件下で測定した皮張り時間は4日間であった。皮張
り防止剤を添加せずに同一条件下で測定した塗膜の乾燥
時間は5時間であった。
【0012】b)組成物1h)0.100gを短油アル
キド樹脂(Bayer製品Alkydal F26X)
40.0g、キシレン3.6g、n−ブタノール1.0
g、ミネラルスピリットK60 5.2g及びドライヤ
ー(Borchers製品Drier 69; 6重量
%Co)0.200gと混合した。皮張りは開放試験管
(160×16mm; 初期重量5.0)で17日間以
上防止された。他方、添加剤を添加しない場合の皮張り
時間は4日間であった。得られた塗膜(湿潤膜厚100
μm)の乾燥時間は5時間(DIN53150に準じて
測定)であった。ケーニヒ振子硬度(DIN53150
に準じて測定)は48時間後で105秒、72時間後で
143秒であった。他方、皮張り防止剤を添加せずに同
一条件下で測定した塗膜の振子硬度は48時間後で74
秒、72時間後で80秒であった。
キド樹脂(Bayer製品Alkydal F26X)
40.0g、キシレン3.6g、n−ブタノール1.0
g、ミネラルスピリットK60 5.2g及びドライヤ
ー(Borchers製品Drier 69; 6重量
%Co)0.200gと混合した。皮張りは開放試験管
(160×16mm; 初期重量5.0)で17日間以
上防止された。他方、添加剤を添加しない場合の皮張り
時間は4日間であった。得られた塗膜(湿潤膜厚100
μm)の乾燥時間は5時間(DIN53150に準じて
測定)であった。ケーニヒ振子硬度(DIN53150
に準じて測定)は48時間後で105秒、72時間後で
143秒であった。他方、皮張り防止剤を添加せずに同
一条件下で測定した塗膜の振子硬度は48時間後で74
秒、72時間後で80秒であった。
【0013】c)組成物1g)0.120gを中油アル
キド樹脂(Bayer製品Alkydal F48T
B)40.0g、キシレン3.6g、n−ブタノール
1.0g、ミネラルスピリットK60 5.2g及びド
ライヤー(Borchers製品Drier 69;
6重量%Co)0.185gの混合物に加えた。皮張り
は開放試験管(160×16mm; 初期重量5.0)
で17日間以上防止された。他方、皮張り防止剤を添加
しない塗料組成物の皮張り時間は2日間であった。得ら
れた塗膜(湿潤膜厚100μm)の乾燥時間は4時間
(DIN53150に準じて測定)であった。皮張り防
止剤を添加しない塗膜の乾燥時間も同一条件下で4時間
であった。本発明による塗膜のケーニヒ振子硬度(DI
N53150に準じて測定)は48時間後で75秒、7
2時間後で94秒であった。皮張り防止剤を添加しない
比較塗膜の振子硬度を同一条件下で測定した処、48時
間の乾燥時間後で67秒、72時間の乾燥時間後で67
秒であった。
キド樹脂(Bayer製品Alkydal F48T
B)40.0g、キシレン3.6g、n−ブタノール
1.0g、ミネラルスピリットK60 5.2g及びド
ライヤー(Borchers製品Drier 69;
6重量%Co)0.185gの混合物に加えた。皮張り
は開放試験管(160×16mm; 初期重量5.0)
で17日間以上防止された。他方、皮張り防止剤を添加
しない塗料組成物の皮張り時間は2日間であった。得ら
れた塗膜(湿潤膜厚100μm)の乾燥時間は4時間
(DIN53150に準じて測定)であった。皮張り防
止剤を添加しない塗膜の乾燥時間も同一条件下で4時間
であった。本発明による塗膜のケーニヒ振子硬度(DI
N53150に準じて測定)は48時間後で75秒、7
2時間後で94秒であった。皮張り防止剤を添加しない
比較塗膜の振子硬度を同一条件下で測定した処、48時
間の乾燥時間後で67秒、72時間の乾燥時間後で67
秒であった。
【0014】d)組成物1f)0.093gを中油アル
キド樹脂(Bayer製品Alkydal F48T
B)40.0g、キシレン3.6g、n−ブタノール
1.0g、ミネラルスピリットK60 5.2g及びド
ライヤー(Borchers製品Drier 69;
6重量%Co)0.185gの混合物に加えた。皮張り
は開放試験管(160×16mm; 初期重量5.0)
で15日間以上防止された。得られた塗膜(湿潤膜厚1
00μm)の乾燥時間は5時間(DIN53150に準
じて測定)であった。塗膜のケーニヒ振子硬度(DIN
53150に準じて測定)は24時間の乾燥時間後で4
3秒、48時間の乾燥時間後で68秒、72時間の乾燥
時間後で89秒であった。これらの値は実施例c)から
の添加剤を添加しない比較塗膜と比較すると硬質乾燥の
改善を示す。
キド樹脂(Bayer製品Alkydal F48T
B)40.0g、キシレン3.6g、n−ブタノール
1.0g、ミネラルスピリットK60 5.2g及びド
ライヤー(Borchers製品Drier 69;
6重量%Co)0.185gの混合物に加えた。皮張り
は開放試験管(160×16mm; 初期重量5.0)
で15日間以上防止された。得られた塗膜(湿潤膜厚1
00μm)の乾燥時間は5時間(DIN53150に準
じて測定)であった。塗膜のケーニヒ振子硬度(DIN
53150に準じて測定)は24時間の乾燥時間後で4
3秒、48時間の乾燥時間後で68秒、72時間の乾燥
時間後で89秒であった。これらの値は実施例c)から
の添加剤を添加しない比較塗膜と比較すると硬質乾燥の
改善を示す。
【0015】e)組成物1e)0.075gを長油アル
キド樹脂(Bayer製品Alkydal F681T
B)40.0g、キシレン3.6g、n−ブタノール
1.0g、ミネラルスピリットK60 5.3g、第1
のドライヤー(Borchers製品Drier 6
9; 6重量%Co)0.125g及び第2のドライヤ
ー(Borchers製品Octa−Soligen
Ca−10; 10重量%Ca)0.64gの混合物に
加えた。皮張りは開放試験管(160×16mm;初期
重量5.0)で20日間以上防止された。他方、皮張り
防止剤を添加しない塗料組成物の皮張り時間は3日間で
あった。皮張り防止剤を添加して得られた塗膜(湿潤膜
厚100μm)の乾燥時間は9時間(DIN53150
に準じて測定)であった。皮張り防止剤を添加しない比
較塗膜の乾燥時間は同一条件下で8時間であった。
キド樹脂(Bayer製品Alkydal F681T
B)40.0g、キシレン3.6g、n−ブタノール
1.0g、ミネラルスピリットK60 5.3g、第1
のドライヤー(Borchers製品Drier 6
9; 6重量%Co)0.125g及び第2のドライヤ
ー(Borchers製品Octa−Soligen
Ca−10; 10重量%Ca)0.64gの混合物に
加えた。皮張りは開放試験管(160×16mm;初期
重量5.0)で20日間以上防止された。他方、皮張り
防止剤を添加しない塗料組成物の皮張り時間は3日間で
あった。皮張り防止剤を添加して得られた塗膜(湿潤膜
厚100μm)の乾燥時間は9時間(DIN53150
に準じて測定)であった。皮張り防止剤を添加しない比
較塗膜の乾燥時間は同一条件下で8時間であった。
【0016】f)組成物1k)0.16gを長油アルキ
ド樹脂(Bayer製品Alkydal F681T
B)40.0g、キシレン4.6g、n−ブタノール
1.0g、ミネラルスピリットK60 4.0g、第1
のドライヤー(Borchers製品Octa−Sol
igen CO−6)0.10g及び第2のドライヤー
(Borchers製品Octa−Soligen C
O10)0.30gの混合物に加えた。ラッカー混合物
5.0gを開放試験管(160×16mm)に配量し
た。皮張りは開放試験管(160×16mm; 初期重
量5.0)で21日間以上防止された。皮張り防止剤を
添加して得られた塗膜(湿潤膜厚100μm)の乾燥時
間をニードルトラック装置(乾燥記録器)で測定した
処、5.0時間であった。皮張り防止剤を添加しない比
較塗膜の乾燥時間も5.0時間であった。
ド樹脂(Bayer製品Alkydal F681T
B)40.0g、キシレン4.6g、n−ブタノール
1.0g、ミネラルスピリットK60 4.0g、第1
のドライヤー(Borchers製品Octa−Sol
igen CO−6)0.10g及び第2のドライヤー
(Borchers製品Octa−Soligen C
O10)0.30gの混合物に加えた。ラッカー混合物
5.0gを開放試験管(160×16mm)に配量し
た。皮張りは開放試験管(160×16mm; 初期重
量5.0)で21日間以上防止された。皮張り防止剤を
添加して得られた塗膜(湿潤膜厚100μm)の乾燥時
間をニードルトラック装置(乾燥記録器)で測定した
処、5.0時間であった。皮張り防止剤を添加しない比
較塗膜の乾燥時間も5.0時間であった。
【0017】g)CaCO3 14.0g、亜鉛華(酸化
亜鉛)20.0g、キシレン3.0g、n−ブタノール
1.0g、Borchigen ND(Borcher
s)0.35g及びミネラルスピリットK60 5.0
gを長油アルキド樹脂(Bayer製品Alkydal
F681TB)30.0gに加えた。このラッカー混
合物を第1のドライヤー(Borchers製品Dri
er 69; 6重量%Co)0.15g及び第2のド
ライヤー(Borchers製品Octa−Solig
en Ca−10; 10重量%Ca)0.50gと混
合した後、組成物1e)0.077gと混合した。皮張
りは開放試験管(160×16mm;初期重量5.0)
で17日間以上防止された。皮張り防止剤を添加しない
混合物の皮張り時間は同一条件下で1日間であった。皮
張り防止剤を添加して得られた塗膜(湿潤膜厚100μ
m)の乾燥時間は4時間(DIN53150に準じて測
定)であった。皮張り防止剤を添加しない比較塗膜の乾
燥時間は同一条件下で3.5時間であった。本発明によ
る塗膜のケーニヒ振子硬度(DIN53170に準じて
測定)は24時間の乾燥時間後で35秒、49時間後で
48秒、72時間後で64秒であった。皮張り防止剤を
添加しない比較塗膜のケーニヒ振子硬度を同一条件下で
測定した処、24時間後で32秒、49時間後で46
秒、72時間後で55秒であった。
亜鉛)20.0g、キシレン3.0g、n−ブタノール
1.0g、Borchigen ND(Borcher
s)0.35g及びミネラルスピリットK60 5.0
gを長油アルキド樹脂(Bayer製品Alkydal
F681TB)30.0gに加えた。このラッカー混
合物を第1のドライヤー(Borchers製品Dri
er 69; 6重量%Co)0.15g及び第2のド
ライヤー(Borchers製品Octa−Solig
en Ca−10; 10重量%Ca)0.50gと混
合した後、組成物1e)0.077gと混合した。皮張
りは開放試験管(160×16mm;初期重量5.0)
で17日間以上防止された。皮張り防止剤を添加しない
混合物の皮張り時間は同一条件下で1日間であった。皮
張り防止剤を添加して得られた塗膜(湿潤膜厚100μ
m)の乾燥時間は4時間(DIN53150に準じて測
定)であった。皮張り防止剤を添加しない比較塗膜の乾
燥時間は同一条件下で3.5時間であった。本発明によ
る塗膜のケーニヒ振子硬度(DIN53170に準じて
測定)は24時間の乾燥時間後で35秒、49時間後で
48秒、72時間後で64秒であった。皮張り防止剤を
添加しない比較塗膜のケーニヒ振子硬度を同一条件下で
測定した処、24時間後で32秒、49時間後で46
秒、72時間後で55秒であった。
【0018】以上、例示の目的で本発明を詳細に説明し
たが、以上の説明は単に例示の目的に過ぎず、発明の精
神及び範囲内で当業者は種々の変形を加えることがで
き、本発明は特許請求の範囲のみに限定されるものと理
解すべきである。
たが、以上の説明は単に例示の目的に過ぎず、発明の精
神及び範囲内で当業者は種々の変形を加えることがで
き、本発明は特許請求の範囲のみに限定されるものと理
解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイルク・エーデルマン ドイツ連邦共和国デイー42277 ヴユツペ ルタール、ヘルマンシユトラーセ 39
Claims (8)
- 【請求項1】 酸化乾燥結合剤と、式(Ia)又は(I
b): 【化1】 〔式中、 R1 及びR2 は同一又は異なり、水素、1個以上のヒド
ロキシ基を含んでいてもよいC1 −C10直鎖もしくは分
枝鎖アルキル基、アリール基又はC5 −C7 シクロアル
キル基を表し、 Y1 及びY2 は同一又は異なり、水素、塩素又はフッ素
を表し、 【外1】 は式I: 【化2】 (式中、R3 、R4 及びR5 は同一又は異なり、水素、
1個以上のヒドロキシ基を含んでいてもよいC1 −C10
直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、アリール基又はC5 −
C7 シクロアルキル基を表す)に対応する基を表す〕に
対応する皮張り防止剤を含有する塗料組成物。 - 【請求項2】 式II: 【化3】 (式中、 R6 及びR7 は同一又は異なり、水素又はC1 −C4 ア
ルキル基を表し、 R8 及びR9 は同一又は異なり、水素、C1 −C4 アル
キル基、アリール基又はC5 −C7 シクロアルキル基を
表す)に対応する化合物を更に含有する請求項1に記載
の塗料組成物。 - 【請求項3】 式III: 【化4】 (式中、R10、R11、R12及びR13は同一又は異なり、
水素、C1 −C4 アルキル基、アリール基又はC5 −C
7 シクロアルキル基を表す)に対応する化合物を更に含
有する請求項1に記載の塗料組成物。 - 【請求項4】 式III: 【化5】 (式中、R10、R11、R12及びR13は同一又は異なり、
水素、C1 −C4 アルキル基、アリール基又はC5 −C
7 シクロアルキル基を表す)に対応する化合物を更に含
有する請求項2に記載の塗料組成物。 - 【請求項5】 皮張り防止剤が有機溶媒に溶解している
請求項1に記載の塗料組成物。 - 【請求項6】 皮張り防止剤が塗料組成物の重量を基に
して0.05〜1重量%の量で存在する請求項1に記載
の塗料組成物。 - 【請求項7】 A)式(Ia)又は(Ib): 【化6】 〔式中、 R1 及びR2 は同一又は異なり、水素、1個以上のヒド
ロキシ基を含んでいてもよいC1 −C10直鎖もしくは分
枝鎖アルキル基、アリール基又はC5 −C7 シクロアル
キル基を表し、 Y1 及びY2 は同一又は異なり、水素、塩素又はフッ素
を表し、 【外2】 は式I: 【化7】 (式中、R3 、R4 及びR5 は同一又は異なり、水素、
1個以上のヒドロキシ基を含んでいてもよいC1 −C10
直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、アリール基又はC5 −
C7 シクロアルキル基を表す)に対応する基を表す〕に
対応する皮張り防止剤と、 B)式II: 【化8】 (式中、 R6 及びR7 は同一又は異なり、水素又はC1 −C4 ア
ルキル基を表し、 R8 及びR9 は同一又は異なり、水素、C1 −C4 アル
キル基、アリール基又はC5 −C7 シクロアルキル基を
表す)に対応する化合物、又は C)式III: 【化9】 (式中、 R10、R11、R12及びR13は同一又は異なり、水素、C
1 −C4 アルキル基、 アリール基又はC5 −C7 シクロアルキル基を表す)に
対応する化合物を含有する皮張り防止剤組成物。 - 【請求項8】 化合物B)及びC)の両者が存在する請
求項7に記載の皮張り防止剤組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19741644.6 | 1997-09-22 | ||
DE19741644A DE19741644A1 (de) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | Neue Additive zur Vermeidung von Hautbildung an lufttrocknenden Lacken |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11246797A true JPH11246797A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=7843132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10283565A Pending JPH11246797A (ja) | 1997-09-22 | 1998-09-21 | 酸化乾燥塗料組成物用皮張り防止剤 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5985018A (ja) |
EP (1) | EP0903380A1 (ja) |
JP (1) | JPH11246797A (ja) |
CA (1) | CA2247653A1 (ja) |
DE (1) | DE19741644A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7344588B2 (en) | 2001-07-11 | 2008-03-18 | Borchers Gmbh | Anti-skinning agents having a mixture of organic compounds and coating compositions containing them |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000011090A1 (en) * | 1998-08-24 | 2000-03-02 | Akzo Nobel N.V. | Anti-skinning agent for coating compositions |
DE10010427A1 (de) * | 2000-03-03 | 2001-09-06 | Borchers Gmbh | Neue Additive zur Vermeidung von Hautbildung an lufttrocknenden Lacken |
DE602006016098D1 (de) * | 2005-04-28 | 2010-09-23 | Zuiko Corp | Herstellungsverfahren für einen tragbaren artikel |
US20070044689A1 (en) * | 2005-08-30 | 2007-03-01 | Martyak Nicholas M | Antiskinning compound and compositions containing them |
US20080250977A1 (en) * | 2007-04-16 | 2008-10-16 | Andrew Mason | Oxime free anti-skinning combination |
US7875111B2 (en) * | 2009-03-04 | 2011-01-25 | Troy Corporation | Anti-skinning composition for oil based coating material |
US9029451B2 (en) * | 2010-12-15 | 2015-05-12 | Eastman Chemical Company | Waterborne coating compositions that include 2,2,4-trimethyl-3-oxopentanoate esters as reactive coalescents |
US8809447B2 (en) | 2010-12-15 | 2014-08-19 | Eastman Chemical Company | Acetoacetate-functional monomers and their uses in coating compositions |
US8809446B2 (en) | 2010-12-15 | 2014-08-19 | Eastman Chemical Company | Substituted 3-oxopentanoates and their uses in coating compositions |
EP3771735B1 (en) * | 2019-07-30 | 2024-08-28 | Oleon N.V. | Drying promoter |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3686012A (en) * | 1970-11-02 | 1972-08-22 | Tenneco Chem | Stable solutions of basic lead soaps |
GB8918086D0 (en) * | 1989-08-08 | 1989-09-20 | Ciba Geigy | Coating compositions |
JPH09241581A (ja) * | 1996-03-06 | 1997-09-16 | Nissan Chem Ind Ltd | 樹脂ワニス組成物及びその製造方法 |
-
1997
- 1997-09-22 DE DE19741644A patent/DE19741644A1/de not_active Withdrawn
-
1998
- 1998-09-09 EP EP98117012A patent/EP0903380A1/de not_active Withdrawn
- 1998-09-17 US US09/154,959 patent/US5985018A/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-09-17 CA CA002247653A patent/CA2247653A1/en not_active Abandoned
- 1998-09-21 JP JP10283565A patent/JPH11246797A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7344588B2 (en) | 2001-07-11 | 2008-03-18 | Borchers Gmbh | Anti-skinning agents having a mixture of organic compounds and coating compositions containing them |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5985018A (en) | 1999-11-16 |
CA2247653A1 (en) | 1999-03-22 |
DE19741644A1 (de) | 1999-03-25 |
EP0903380A1 (de) | 1999-03-24 |
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