JPH11246228A - ブラウン管用ガラスパネルのプレス成形方法 - Google Patents
ブラウン管用ガラスパネルのプレス成形方法Info
- Publication number
- JPH11246228A JPH11246228A JP5536298A JP5536298A JPH11246228A JP H11246228 A JPH11246228 A JP H11246228A JP 5536298 A JP5536298 A JP 5536298A JP 5536298 A JP5536298 A JP 5536298A JP H11246228 A JPH11246228 A JP H11246228A
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- JP
- Japan
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- gob
- press
- air
- metal mold
- turntable
- Prior art date
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- Withdrawn
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B11/00—Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
- C03B11/06—Construction of plunger or mould
- C03B11/10—Construction of plunger or mould for making hollow or semi-hollow articles
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B11/00—Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
Abstract
(57)【要約】
【課題】異物付着欠点の少ないブラウン管用ガラスパネ
ルを成形する。 【解決手段】ゴブ２および金型８が移動する経路に、吹
き出し口９より清浄空気１０を供給することにより、外
来粉塵が侵入し成形中のガラスに付着するのを防止す
る。
ルを成形する。 【解決手段】ゴブ２および金型８が移動する経路に、吹
き出し口９より清浄空気１０を供給することにより、外
来粉塵が侵入し成形中のガラスに付着するのを防止す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はブラウン管用ガラス
パネルのプレス成形方法に関する。
パネルのプレス成形方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ブラウン管用ガラスパネルをプレス成形
する場合、金型に装填されたゴブにプレスする前に異物
が付着することによって、ピットと呼ばれる欠点が発生
する。さらに、成形後においても金型内にある高温のガ
ラスパネルの内面に異物が外部から飛来して同様に付着
すると、これら異物のうち燃焼し得ないものはパネルが
高温のためガラス面に強固に焼き付く。そのため、これ
らの異物は洗浄しても除去できず、製品に欠点として残
る。そして、大きな異物欠点は検査により比較的容易に
不良品として取り除けるが、きわめて微細または微小の
ものは検出が困難であるためにそのまま製品として出荷
され、これがブラウン管の製造工程で顕在化し、大きな
問題となることがある。
する場合、金型に装填されたゴブにプレスする前に異物
が付着することによって、ピットと呼ばれる欠点が発生
する。さらに、成形後においても金型内にある高温のガ
ラスパネルの内面に異物が外部から飛来して同様に付着
すると、これら異物のうち燃焼し得ないものはパネルが
高温のためガラス面に強固に焼き付く。そのため、これ
らの異物は洗浄しても除去できず、製品に欠点として残
る。そして、大きな異物欠点は検査により比較的容易に
不良品として取り除けるが、きわめて微細または微小の
ものは検出が困難であるためにそのまま製品として出荷
され、これがブラウン管の製造工程で顕在化し、大きな
問題となることがある。
【０００３】上記異物には、プレスマシン自体が発生す
るものとプレスマシン外から気流に乗ってくるものがあ
る。このうち後者は、プレスマシンがガラスにより高温
となっているために気流を誘引し、この気流がときには
速度が毎秒１ｍ以上になって、飛散または浮遊している
粉塵を外部から一緒に伴ってゴブや金型上に持ち込み、
またプレスマシン上の粉塵を巻き上げるものと考えられ
る。とりわけ、ゴブ供給部とプレス成形前後の金型付近
は、より高温であるため前記気流は一層生じやすく、か
つ強いものとなる。
るものとプレスマシン外から気流に乗ってくるものがあ
る。このうち後者は、プレスマシンがガラスにより高温
となっているために気流を誘引し、この気流がときには
速度が毎秒１ｍ以上になって、飛散または浮遊している
粉塵を外部から一緒に伴ってゴブや金型上に持ち込み、
またプレスマシン上の粉塵を巻き上げるものと考えられ
る。とりわけ、ゴブ供給部とプレス成形前後の金型付近
は、より高温であるため前記気流は一層生じやすく、か
つ強いものとなる。
【０００４】ブラウン管用ガラスパネルのプレスマシン
およびその付近は、成形作業や製品の取り出し搬送など
の関係から、各種の機械装置が絶え間なく運転されてい
るので、一般に粉塵が発生しやすく、また発生した粉塵
が飛散しやすい環境にあり、これを根絶することは実質
的に不可能である。そして、これまでこのような外来粉
塵による異物欠点を工業的に排除したり、減少させる適
切な方法は知られていない。
およびその付近は、成形作業や製品の取り出し搬送など
の関係から、各種の機械装置が絶え間なく運転されてい
るので、一般に粉塵が発生しやすく、また発生した粉塵
が飛散しやすい環境にあり、これを根絶することは実質
的に不可能である。そして、これまでこのような外来粉
塵による異物欠点を工業的に排除したり、減少させる適
切な方法は知られていない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ブラウン管
用ガラスパネルのプレス成形において外来粉塵の付着に
よって発生する異物欠点を解消する、新規なガラスパネ
ルのプレス成形方法の提供を目的とする。
用ガラスパネルのプレス成形において外来粉塵の付着に
よって発生する異物欠点を解消する、新規なガラスパネ
ルのプレス成形方法の提供を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶融したガラ
ス塊（ゴブ）をプレスマシンの金型に装填し、これをプ
レス成形するブラウン管用ガラスパネルの成形方法にお
いて、ゴブおよび／または金型が通過する空間に、清浄
な空気を金型の通過経路を横切るように直接供給し、外
来の粉塵の侵入を防止することを特徴とするブラウン管
用ガラスパネルのプレス成形方法である。
ス塊（ゴブ）をプレスマシンの金型に装填し、これをプ
レス成形するブラウン管用ガラスパネルの成形方法にお
いて、ゴブおよび／または金型が通過する空間に、清浄
な空気を金型の通過経路を横切るように直接供給し、外
来の粉塵の侵入を防止することを特徴とするブラウン管
用ガラスパネルのプレス成形方法である。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１および図２は、本発明のブラ
ウン管用ガラスパネルのプレス成形方法の一実施例を示
す。この方法は、図から明らかのようにターンテーブル
方式のプレスマシンの場合である。
ウン管用ガラスパネルのプレス成形方法の一実施例を示
す。この方法は、図から明らかのようにターンテーブル
方式のプレスマシンの場合である。
【０００８】ゴブ２は、ゴブフィーダ１から所定量に切
断された後、プレスマシンのターンテーブル３上のロー
ディング位置４にて、ゴブフィーダ１の下方に位置する
金型８に装填される。該金型８がターンテーブル３の回
動により放冷位置５を通過してプレス位置６にきたと
き、プランジャ（図示せず）にてプレス成形され、その
後ターンテーブル３が回動する間に冷却されて金型８か
ら取り出される。
断された後、プレスマシンのターンテーブル３上のロー
ディング位置４にて、ゴブフィーダ１の下方に位置する
金型８に装填される。該金型８がターンテーブル３の回
動により放冷位置５を通過してプレス位置６にきたと
き、プランジャ（図示せず）にてプレス成形され、その
後ターンテーブル３が回動する間に冷却されて金型８か
ら取り出される。
【０００９】このプレスマシンは高温のガラスにより加
熱されるために、その周りの空気に例えば気流７が発生
する。この気流７は、一般に図２に示すようにプレスマ
シンの外部から高温のプレスマシンに向かって流入し、
その際にその流路に飛散または浮遊している粉塵または
異物（単に粉塵という）を一緒に巻き込んで、ガラス成
形部に持ち込むもので、高温部ほど強く現れる。
熱されるために、その周りの空気に例えば気流７が発生
する。この気流７は、一般に図２に示すようにプレスマ
シンの外部から高温のプレスマシンに向かって流入し、
その際にその流路に飛散または浮遊している粉塵または
異物（単に粉塵という）を一緒に巻き込んで、ガラス成
形部に持ち込むもので、高温部ほど強く現れる。
【００１０】本発明では、ガラス成形部の高温により誘
引される上記気流７を抑止するために、より正確にはこ
の気流７によって持ち込まれる粉塵が成形途次にある高
温のガラスに付着するのを防止するために、金型８の上
方部に吹き出し口９より該気流７に対抗できる量の清浄
空気１０を供給する。清浄空気はゴブ供給位置以外のプ
レスマシン部分に対しても、必要に応じて適宜供給され
る。図１は全ての金型に対し実施する場合であり、その
吹き出し量は全て同じにしても、または吹き付け位置に
より変えてもよい。
引される上記気流７を抑止するために、より正確にはこ
の気流７によって持ち込まれる粉塵が成形途次にある高
温のガラスに付着するのを防止するために、金型８の上
方部に吹き出し口９より該気流７に対抗できる量の清浄
空気１０を供給する。清浄空気はゴブ供給位置以外のプ
レスマシン部分に対しても、必要に応じて適宜供給され
る。図１は全ての金型に対し実施する場合であり、その
吹き出し量は全て同じにしても、または吹き付け位置に
より変えてもよい。
【００１１】本発明において、この空気の吹き付けは、
プレスマシンの外来粉塵を遮断したい部分、つまり清浄
性が要求される部分に対して行えばよい。ここで清浄性
が要求される部分とは、ゴブおよび金型が通過する空間
である。すなわち、ゴブがゴブフィーダ１から落下して
金型に達するまでの空間であり、またターンテーブル３
の回動により金型が順次移動する際の通過経路の空間で
ある。これらのうち、最も清浄性が要求される部分は、
ゴブがゴブフィーダから出て金型に装填され、この金型
が移動してプレス成形されるまでの区域である。通常は
清浄性が要求される空間全体に供給されるのが理想であ
るが、例えばゴブ供給箇所のみまたはゴブ供給から成形
までの、要求度が高い区域に限定して供給しても相当の
効果は得られる。
プレスマシンの外来粉塵を遮断したい部分、つまり清浄
性が要求される部分に対して行えばよい。ここで清浄性
が要求される部分とは、ゴブおよび金型が通過する空間
である。すなわち、ゴブがゴブフィーダ１から落下して
金型に達するまでの空間であり、またターンテーブル３
の回動により金型が順次移動する際の通過経路の空間で
ある。これらのうち、最も清浄性が要求される部分は、
ゴブがゴブフィーダから出て金型に装填され、この金型
が移動してプレス成形されるまでの区域である。通常は
清浄性が要求される空間全体に供給されるのが理想であ
るが、例えばゴブ供給箇所のみまたはゴブ供給から成形
までの、要求度が高い区域に限定して供給しても相当の
効果は得られる。
【００１２】本発明において、外部から飛来する粉塵を
空気の吹き付けにより安定して確実に遮断するには、適
量の清浄空気を前記空間に供給することが必要であり、
その際に空気の吹き出し方向および吹き出し速度を適切
に選ぶことが重要である。各部に供給される空気量は、
高温により誘引される気流の空気量よりも多いことが望
ましいが、少なめでもある程度の効果を上げうる。
空気の吹き付けにより安定して確実に遮断するには、適
量の清浄空気を前記空間に供給することが必要であり、
その際に空気の吹き出し方向および吹き出し速度を適切
に選ぶことが重要である。各部に供給される空気量は、
高温により誘引される気流の空気量よりも多いことが望
ましいが、少なめでもある程度の効果を上げうる。
【００１３】さらに清浄空気１０を高速で吹き出すと、
周囲の空気を誘引して粉塵をも巻き込むため、効果が得
られにくい。したがって、清浄空気１０の流速は毎秒３
ｍ以下、特には毎秒２ｍ以下、が望ましい。実際には、
プレスマシンや金型のサイズ、外来粉塵の侵入原因とな
る気流の強さおよびプレスマシン周囲の状況などによ
り、空気の吹き出し量や速度を適切に調整することにな
る。
周囲の空気を誘引して粉塵をも巻き込むため、効果が得
られにくい。したがって、清浄空気１０の流速は毎秒３
ｍ以下、特には毎秒２ｍ以下、が望ましい。実際には、
プレスマシンや金型のサイズ、外来粉塵の侵入原因とな
る気流の強さおよびプレスマシン周囲の状況などによ
り、空気の吹き出し量や速度を適切に調整することにな
る。
【００１４】また、空気の吹き出しは、金型の前記通過
経路を横切る方向から行う。例えば例示のターンテーブ
ル方式のプレスマシンでは、金型の通過経路は円軌道と
なるので、金型の通過経路を横切る方向は該円軌道のほ
ぼ法線方向になる。さらにこの方式の場合は、ターンテ
ーブルの内側から供給した方が、粉塵をもたらす気流が
通常プレスマシンの外部から流入するため、気流の誘引
が少なく効果的である。そこで、空気の吹き出しはター
ンテーブルの内側から金型上を横切ってすなわち金型の
通過経路を横切って、外側に向かって行うようにする。
経路を横切る方向から行う。例えば例示のターンテーブ
ル方式のプレスマシンでは、金型の通過経路は円軌道と
なるので、金型の通過経路を横切る方向は該円軌道のほ
ぼ法線方向になる。さらにこの方式の場合は、ターンテ
ーブルの内側から供給した方が、粉塵をもたらす気流が
通常プレスマシンの外部から流入するため、気流の誘引
が少なく効果的である。そこで、空気の吹き出しはター
ンテーブルの内側から金型上を横切ってすなわち金型の
通過経路を横切って、外側に向かって行うようにする。
【００１５】また、ターンテーブルの内側から供給する
と、一般に金型の温度がターンテーブルの内側（中心）
に位置する方が外側より高温になりがちであるので、こ
の内外温度差を減らすことに効果がある。ただし、清浄
空気の一方向からの供給は、場合によっては金型温度を
不均一にするおそれもある。なお、プレスマシンに侵入
しようとする気流７をその手前において遮断できれば、
空気の吹き出し方法はそれほど厳格さを必要としない。
と、一般に金型の温度がターンテーブルの内側（中心）
に位置する方が外側より高温になりがちであるので、こ
の内外温度差を減らすことに効果がある。ただし、清浄
空気の一方向からの供給は、場合によっては金型温度を
不均一にするおそれもある。なお、プレスマシンに侵入
しようとする気流７をその手前において遮断できれば、
空気の吹き出し方法はそれほど厳格さを必要としない。
【００１６】空気の吹き付けにおいて、清浄性が必要な
箇所から離れた位置に清浄空気を供給した場合は必要空
気量が増大し、かつプレスマシン自体から発生する粉塵
に対して効果がない。清浄性を要求される部分に対して
直接供給すると、粉塵等の遮断をより効率的にできるば
かりでなく、必要空気量が少なくて済み、同時に供給位
置以外のプレスマシン部分で発生する粉塵に対しても効
果がある。
箇所から離れた位置に清浄空気を供給した場合は必要空
気量が増大し、かつプレスマシン自体から発生する粉塵
に対して効果がない。清浄性を要求される部分に対して
直接供給すると、粉塵等の遮断をより効率的にできるば
かりでなく、必要空気量が少なくて済み、同時に供給位
置以外のプレスマシン部分で発生する粉塵に対しても効
果がある。
【００１７】さらに、吹き出し口９を背部が壁１１にな
るように設置したり、または吹き出し口の裏側に遮蔽１
２を設けると、空気の巻き込みを減少させることがで
き、特にこれらを併用すると効果が大きい。望ましい遮
蔽１２は、吹き出し口９の上方からの空気や粉塵の巻き
込みを防止するために、吹き出し口９の上部をも同時に
または上部だけを覆うように設ける。このように供給対
象部位に囲いを設けると、不完全でも巻き込みを減少さ
せる効果がある。ただし、開口部は排気のために必須
で、内部へ逆流を起こさない程度の大きさの開口部が最
適である。
るように設置したり、または吹き出し口の裏側に遮蔽１
２を設けると、空気の巻き込みを減少させることがで
き、特にこれらを併用すると効果が大きい。望ましい遮
蔽１２は、吹き出し口９の上方からの空気や粉塵の巻き
込みを防止するために、吹き出し口９の上部をも同時に
または上部だけを覆うように設ける。このように供給対
象部位に囲いを設けると、不完全でも巻き込みを減少さ
せる効果がある。ただし、開口部は排気のために必須
で、内部へ逆流を起こさない程度の大きさの開口部が最
適である。
【００１８】低流速で流量を大きくとるため、吹き出し
口９は充分大きくし、かつ流速の均一性を図るようにす
る。そのために吹き出し口に圧力損失のあるメッシュ板
を入れたり、適切な整流板を設ける。
口９は充分大きくし、かつ流速の均一性を図るようにす
る。そのために吹き出し口に圧力損失のあるメッシュ板
を入れたり、適切な整流板を設ける。
【００１９】供給する空気は、当然ながら粉塵を実質的
に含まないことが必要である。清浄空気はこのような空
気を意味する。ピットの要因となるある程度大きい粒子
（数十μｍ以上）だけではなく、それ以下でも供給経路
中途で固まり、大粒子化して吹き出す場合があるので注
意が必要である。除塵にはフィルタや電気集塵、慣性集
塵などを用いる。供給する空気の温度は、低温の方が同
じ質量流量に対して吹き出し速度を低速にでき、また全
体の温度が低下するために気流の誘引力も下げることが
でき好ましいが、特別の温度調整を行わなくても室温の
ままで問題はない。
に含まないことが必要である。清浄空気はこのような空
気を意味する。ピットの要因となるある程度大きい粒子
（数十μｍ以上）だけではなく、それ以下でも供給経路
中途で固まり、大粒子化して吹き出す場合があるので注
意が必要である。除塵にはフィルタや電気集塵、慣性集
塵などを用いる。供給する空気の温度は、低温の方が同
じ質量流量に対して吹き出し速度を低速にでき、また全
体の温度が低下するために気流の誘引力も下げることが
でき好ましいが、特別の温度調整を行わなくても室温の
ままで問題はない。
【００２０】本発明の空気の吹き付けは、以上説明した
ように外来粉塵の侵入を防ぐためのものであるから、従
来行われている成形後のガラス製品や金型を冷却するた
めに実施されるものとは、全くその目的および吹き付け
方が異なっている。そして、例示したターンテーブル方
式以外のブラウン管用ガラスパネルのプレス成形にも適
用できる。
ように外来粉塵の侵入を防ぐためのものであるから、従
来行われている成形後のガラス製品や金型を冷却するた
めに実施されるものとは、全くその目的および吹き付け
方が異なっている。そして、例示したターンテーブル方
式以外のブラウン管用ガラスパネルのプレス成形にも適
用できる。
【００２１】
【実施例】（例１）ターンテーブル方式のプレスマシン
において、ゴブ投下位置からプレス位置までのプレスマ
シン内側に大型の吹き出し口を設け、清浄空気をプレス
マシンの外方向に向かって風速毎秒２ｍで均一に吹き出
した。流量は総計で毎時３０００ｍ3 である。上面はゴ
ブが通過する穴およびプレス位置を除き覆いを取りつけ
た。この状態でプレス成形を行ったところ、ほぼ外部か
らの気流の流入を阻止でき、外来の粉塵が原因で発生す
る異物欠点は半減した。
において、ゴブ投下位置からプレス位置までのプレスマ
シン内側に大型の吹き出し口を設け、清浄空気をプレス
マシンの外方向に向かって風速毎秒２ｍで均一に吹き出
した。流量は総計で毎時３０００ｍ3 である。上面はゴ
ブが通過する穴およびプレス位置を除き覆いを取りつけ
た。この状態でプレス成形を行ったところ、ほぼ外部か
らの気流の流入を阻止でき、外来の粉塵が原因で発生す
る異物欠点は半減した。
【００２２】（例２）ゴブ投下位置からプレス位置まで
のプレスマシン外側に大型の吹き出し口を設け、清浄空
気をプレスマシンの内側に向かって風速毎秒２ｍで均一
に吹き出した。流量は総計で毎時４０００ｍ3 である。
上面はゴブが通過する穴およびプレス位置を除き覆いを
取りつけた。この状態でプレス成形を行ったところ、ほ
ぼ外部からの気流の流入を阻止でき、さらにゴブが通過
する穴からも清浄空気を吹き出して、ゴブフィーディン
グ部分への気流巻き込みの影響も低減させたところ、外
来異物による欠点発生はさらに減少した。
のプレスマシン外側に大型の吹き出し口を設け、清浄空
気をプレスマシンの内側に向かって風速毎秒２ｍで均一
に吹き出した。流量は総計で毎時４０００ｍ3 である。
上面はゴブが通過する穴およびプレス位置を除き覆いを
取りつけた。この状態でプレス成形を行ったところ、ほ
ぼ外部からの気流の流入を阻止でき、さらにゴブが通過
する穴からも清浄空気を吹き出して、ゴブフィーディン
グ部分への気流巻き込みの影響も低減させたところ、外
来異物による欠点発生はさらに減少した。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプレス成
形方法によれば、ブラウン管用ガラスパネルの成形工程
における外来粉塵起因の成形欠点を抑止できる。
形方法によれば、ブラウン管用ガラスパネルの成形工程
における外来粉塵起因の成形欠点を抑止できる。
【図１】本発明のガラスプレス成形方法に係わるプレス
マシンの基本構成の平面図。
マシンの基本構成の平面図。
【図２】図１のプレスマシンのゴブ供給箇所（図１の部
位４）の基本構成を示す部分側面図。
位４）の基本構成を示す部分側面図。
１：ゴブフィーダ ２：ゴブ ３：ターンテーブル ４：ローディング位置 ６：プレス位置 ７：気流 ８：金型 ９：吹き出し口 １０：清浄空気 １２：遮蔽
Claims (2)
- 【請求項１】溶融したガラス塊（ゴブ）をプレスマシン
の金型に装填し、これをプレス成形するブラウン管用ガ
ラスパネルの成形方法において、ゴブおよび／または金
型が通過する空間に、清浄な空気を金型の通過経路を横
切るように供給し、外来の粉塵の侵入を防止することを
特徴とするブラウン管用ガラスパネルのプレス成形方
法。 - 【請求項２】上記空気の吹き出し口での流速が毎秒３ｍ
以下である請求項１記載のブラウン管用ガラスパネルの
プレス成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5536298A JPH11246228A (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | ブラウン管用ガラスパネルのプレス成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5536298A JPH11246228A (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | ブラウン管用ガラスパネルのプレス成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11246228A true JPH11246228A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=12996391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5536298A Withdrawn JPH11246228A (ja) | 1998-03-06 | 1998-03-06 | ブラウン管用ガラスパネルのプレス成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11246228A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10308541B2 (en) | 2014-11-13 | 2019-06-04 | Gerresheimer Glas Gmbh | Glass forming machine particle filter, a plunger unit, a blow head, a blow head support and a glass forming machine adapted to or comprising said filter |
-
1998
- 1998-03-06 JP JP5536298A patent/JPH11246228A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10308541B2 (en) | 2014-11-13 | 2019-06-04 | Gerresheimer Glas Gmbh | Glass forming machine particle filter, a plunger unit, a blow head, a blow head support and a glass forming machine adapted to or comprising said filter |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20060427 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |