JPH11245891A - 船外機 - Google Patents

船外機

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JPH11245891A
JPH11245891A JP10066076A JP6607698A JPH11245891A JP H11245891 A JPH11245891 A JP H11245891A JP 10066076 A JP10066076 A JP 10066076A JP 6607698 A JP6607698 A JP 6607698A JP H11245891 A JPH11245891 A JP H11245891A
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JP
Japan
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rigging
tube
outboard motor
cowling
mounting hole
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Pending
Application number
JP10066076A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kawai
隆司 川合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanshin Kogyo KK filed Critical Sanshin Kogyo KK
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Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 複数の線状材を束ねているチューブが外
れにくく、かつ、チューブの取付構造の外観が良好な船
外機を提供する。 【解決手段】 船外機(1)は、エンジン(8)を覆う
アッパーカウリング(3)およびロワーカウリング
(4)と、ロワーカウリングを貫通している貫通孔(2
6)と、貫通孔に配設されてロワーカウリングの内部か
ら前方に導出されているケーブル、配線、ホースなどの
複数の線状材(27)と、線状材が挿入されているとと
もに外面に螺旋状の突条(42)が形成されているリギ
ングチューブ(41)とを備えている。貫通孔には、内
面に螺旋の溝(53)が形成されているリギングチュー
ブ取付孔部(54)が形成され、リギングチューブがリ
ギングチューブ取付孔部に嵌め込まれてロワーカウリン
グから前方に延在している。また、リギングチューブの
突条がリギングチューブ取付孔部の溝に係合している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル、配線、
ホースなどの線状材がロワーカウリングの内部から前方
に延在している船外機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の船外機について、図10を用いて
説明する。図10は従来の船外機の説明図で、(a)が
平面図、(b)が側面図である。船外機01のロワーカ
ウリング02には、線状材挿入孔04が突出して形成さ
れている。そして、ケーブル、配線、ホースなどの複数
の線状材06が、グロメットに組み付けられた後に、小
型船舶07側から線状材挿入孔04に挿入されて、ロワ
ーカウリング02の内部へ導入されており、グロメット
は線状材挿入孔04に嵌まり込んでいる。
【0003】この様な構成の場合には、線状材06がバ
ラバラになり、見栄えが悪いとともに、線状材が他の部
材たとえばステアリング用伝導装置であるプッシュプル
ケーブルやステアリング用リンク09などに引っ掛かる
ことが多くなる。また、線状材06のグロメットへの組
み付けに手間がかかる。
【0004】そこで、図11に図示するような船外機が
ある。図11は第2の従来の船外機の説明図で、(a)
が平面図、(b)が側面図である。なお、線状材06は
チューブ011内に配設されており、図11においては
見えない。この第2の従来例においては、複数の線状材
06は、チューブ011に挿入されて一体にまとめられ
ており、線状材06を線状材挿入孔04に挿入するとと
もに、チューブ011の端部を線状材挿入孔04の外側
に嵌め込んでいるものがある。この様に構成すると、線
状材06がチューブ011でまとめられており、バラバ
ラとなることを防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このチ
ューブ011は、バンド012で外側から固定されてお
り、バンド012に物などが衝突しやすい。そして、衝
突の際などに、バンド012およびチューブ011が線
状材挿入孔04から外れることがあり、船外機01内部
に水などが侵入する恐れがある。また、チューブ011
の取付部材であるバンド012が外側に配されている
と、見栄えが悪くなる。さらに、線状材06は、バラバ
ラの状態で線状材挿入孔04に挿入されており、挿入作
業が困難である。
【0006】本発明は、以上の様な課題を解決するため
のもので、複数の線状材を束ねているチューブが外れに
くく、かつ、チューブの取付構造の外観が良好な船外機
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の船外機(1)
は、エンジン(8)を覆うアッパーカウリング(3)お
よびロワーカウリング(4)と、このロワーカウリング
を貫通している貫通孔(26)と、この貫通孔に配設さ
れてロワーカウリングの内部から前方に導出されている
ケーブル、配線、ホースなどの複数の線状材(27)
と、この線状材が挿入されているとともに外面に螺旋ま
たはリング状の突条(42)が形成されているリギング
チューブ(41)とを備えている。そして、前記貫通孔
には、内面に螺旋またはリング状の溝(53)が形成さ
れているリギングチューブ取付孔部(54)が形成さ
れ、リギングチューブがこのリギングチューブ取付孔部
に嵌め込まれて、ロワーカウリングから前方に延在して
いるとともに、リギングチューブの突条がリギングチュ
ーブ取付孔部の溝に係合している。
【0008】また、貫通孔がアダプター(25)に形成
されており、このアダプターがロワーカウリングの切欠
き部に嵌め込まれて取り付けられている場合がある。
【0009】さらに、アダプターが分割構造である場合
がある。
【0010】そして、ロワーカウリングにはリギングチ
ューブ取付孔部の下部が一体に形成され、このリギング
チューブ取付孔部の下部を、下面にリギングチューブ取
付孔部の上部が形成されている押さえ部材(66)が上
方から覆っている場合がある。
【0011】また、リギングチューブの前端が、船外機
のステアリングアタッチメント(22)よりも前方に延
在している場合がある。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明における船外機の実
施の第1の形態を図1ないし図5を用いて説明する。図
1は本発明における船外機の側面図である。図2は船外
機の平面図である。図3はリギングチューブ取付孔部の
断面図である。図4はロワーカウリングの要部説明図
で、(a)が平面図、(b)が(a)のB−B断面図、
(c)が船体側から見た図である。図5はアダプターの
説明図で、(a)が平面図、(b)が側面図、(c)が
船体側から見た図、(d)がロワーカウリングの内側か
ら見た図、(e)が(a)のE−E断面図である。な
お、図1において、デッキの左舷側の側壁の線状材取込
孔が二点鎖線で図示されている。
【0013】船外機1の本体2は、上側から順番にアッ
パーカウリング3、ロワーカウリング4、アッパーケー
シング6およびロワーケーシング7からなるハウジング
で覆われている。アッパーカウリング3およびロワーカ
ウリング4からなるカウリング内にエンジン8が設けら
れている。そして、ロワーケーシング7の後端部に、プ
ロペラ9が回転可能に取り付けられ、前記エンジン8で
回転駆動されている。
【0014】船外機1の取り付けブラケット11は、モ
ーターボートなどの小型船舶12のトランサム13など
に取り付けられ、この取り付けブラケット11に、チル
ト軸14やピボット軸16などを介して船外機本体2
が、傾動および揺動自在に取り付けられている。また、
このピボット軸16の上端部にはステアリングブラケッ
ト21が前方に張り出して設けられている。
【0015】このステアリングブラケット21には、ス
テアリングアタッチメントとしてのステアリングレバー
22が取り付けられており、ステアリングレバー22に
ステアリング用プッシュプルケーブルやリンクなどの伝
導部材23が連結されている。そして、小型船舶12の
前部や中央部などに設けられている操舵輪が操作される
と、ステアリング用伝導部材23などを介して、ステア
リングレバー22が駆動され、船外機本体2が左右に揺
動する。
【0016】ところで、ロワーカウリング4には、詳細
は後述するアダプター25が設けられており、このアダ
プター25には、図3に図示するように、カウリング
3,4の内側と外側とを連通する貫通孔26が形成され
ている。この貫通孔26には、複数のケーブル、配線、
ホースなどの線状材27が挿入され、カウリング3,4
内から外側に導出されている。この様にして、小型船舶
12側とカウリング3,4内との間には、種々の線状材
27が配設されているが、この線状材27としては、た
とえば、小型船舶12側からカウリング3,4内に潤滑
オイルを送るオイルホース31、スターターモーターへ
の信号ケーブルであるコントロールケーブル32、エン
ジンの水冷機能を確認するための水圧ホース33、速度
計測用のスピードセンサーパイプ34、バッテリーケー
ブル36、小型船舶12側からカウリング3,4内に燃
料を送る燃料パイプ37、スロットルケーブル38、シ
フトケーブル39などがある。線状材27は、カウリン
グ3,4の外側においては、1本の可撓性のリギングチ
ューブ41で覆われており、このリギングチューブ41
の外面には、螺旋状の突条42が形成されている。この
様にして、リギングチューブ41は複数の線状材27を
まとめて束ねているとともに、ロワーカウリング4の貫
通孔26から前方に伸び、小型船舶12のデッキの左舷
側の側壁44の線状材取込孔46を通って、小型船舶1
2の本体内に導かれている。この様に、リギングチュー
ブ41はステアリングアタッチメントであるステアリン
グレバー22よりも前方に延在している。
【0017】アダプター25は筒状をしており、ロワー
カウリング4に取り付けられるカウリング取付部47、
および、リギングチューブ41が嵌まり込むリギングチ
ューブ取付部48からなる。カウリング取付部47は上
面が平らであるとともに、側面に突条51が形成され、
内面が断面略円形の線状材挿入孔部52となっている。
一方、リギングチューブ取付部48の円筒状の内面に
は、リギングチューブ41の螺旋状の突条42が嵌まる
螺旋状の凹溝53が形成され、リギングチューブ取付孔
部54となっている。このリギングチューブ取付孔部5
4は線状材挿入孔部52と連通しており、この線状材挿
入孔部52とともに前述の貫通孔26を構成している。
また、ロワーカウリング4には、アダプター25のカウ
リング取付部47が嵌まり込む切り込み部が形成され、
この切り込み部には、カウリング取付部47の突条51
が嵌まり込む凹溝56が形成されている。
【0018】この様に構成されているアダプター25を
ロワーカウリング4に取り付ける際には、アダプター2
5の貫通孔26に線状材27を挿入するとともに、リギ
ングチューブ41の端部をリギングチューブ取付孔部5
4にねじ込んで取り付ける。そして、アダプター25の
カウリング取付部47を、ロワーカウリング4の切り込
み部に嵌め込み、ついで、カウリング取付部47の上か
ら固定部材であるプレーフィッテング58で押さえ込
み、プレーフィッテング58をロワーカウリング4にボ
ルト締めして固定する。
【0019】前述のように、この実施の形態では、カウ
リング3,4外において、線状材27はリギングチュー
ブ41で覆われているので、線状材27が直接他の部材
と接触することを防止することができる。したがって、
線状材27の磨耗を極力防止することができる。特に、
船外機本体2を取り付けブラケット11に対して揺動さ
せる船外機本体2のステアリングアタッチメント(ステ
アリングレバー22など)には、ステアリング用伝導部
材23が連結されているが、リギングチューブ41の前
端が、ステアリングアタッチメントよりも前方に延在し
ているので、線状材27がステアリングアタッチメント
や伝導部材などと接触して磨耗することを極力防止する
ことができる。
【0020】また、リギングチューブ41は、その螺旋
状の突条42を、リギングチューブ取付孔部54の螺旋
状の凹溝53に係合させることにより取り付けられてい
る。したがって、従来のバンド012などは設けられて
おらず、見栄えが良好であるとともに、リギングチュー
ブ41のリギングチューブ取付孔部54からの離脱を減
少させることができる。さらに、海水などの外部の水が
カウリング3,4内へ侵入することを、リギングチュー
ブ41により、極力防止することができる。しかも、リ
ギングチューブ取付孔部54は、ロワーカウリング4と
は別体のアダプター25に形成されているので、アダプ
ター25を交換するだけで、リギングチューブ取付孔部
54のサイズを簡単に変更することができる。したがっ
て、ロワーカウリング4にリギングチューブ取付孔部5
4が直接形成されている場合と比して、サイズの異なる
リギングチューブ41に簡単に対応することができる。
【0021】次に、本発明における船外機の実施の第2
の形態について説明する。図6は実施の第2の形態のア
ダプターの説明図で、(a)が平面図、(b)が(a)
のB−B断面図、(c)が側面図、(d)が船体側から
見た図、(e)がロワーカウリングの内側から見た図、
(f)が(a)のF−F断面図である。なお、この実施
の第2の形態の説明において、前記実施の第1の形態の
構成要素に対応する構成要素には同一符号を付して、そ
の詳細な説明は省略する。
【0022】図6は、実施の第1の形態の図5に対応す
る図であり、アダプター25は、上下に二分割され、上
部材25aおよび下部材25bから構成されている。こ
の上部材25aと下部材25bとは、ビス61で一体に
なっている。なお、アダプター25以外の構成は、実施
の第1の形態と同じである。この様に構成されているア
ダプター25にリギングチューブ41および線状材27
を取り付ける際には、分離している上部材25aと下部
材25bとで、リギングチューブ41および線状材27
を両側から挟み、その後、上部材25aと下部材25b
とをビス61で一体としている。そして、一体となった
アダプター25を実施の第1の形態と同様にして、ロワ
ーカウリング4に取り付ける。
【0023】前述のように、この実施の第2の形態で
は、アダプター25が二分割することができるので、実
施の第1の形態よりも簡単に、アダプター25のリギン
グチューブ取付孔部54にリギングチューブ41を取り
付けるとともに、アダプター25の貫通孔26に線状材
27を配設することができる。
【0024】次に、本発明における船外機の実施の第3
の形態について説明する。図7はロワーカウリングの要
部説明図で、(a)が平面図、(b)がリギングチュー
ブ及び線状材取付前の(a)のB−B断面図、(c)が
リギングチューブ取付状態での(a)のB−B断面図、
(d)が船体側から見た図である。図8は押さえ部材を
外した状態でのロワーカウリングの要部説明図で、
(a)が平面図、(b)が(a)のB−B断面図、
(c)が船体側から見た図である。図9は押さえ部材の
説明図で、(a)が平面図、(b)が(a)のB−B断
面図、(c)が側面図、(d)が船体側から見た図であ
る。なお、図7(a)において、リギングチューブは図
示が省略されている。また、この実施の第3の形態の説
明において、前記実施の第1の形態の構成要素に対応す
る構成要素には同一符号を付して、その詳細な説明は省
略する。
【0025】カウリング3,4の内側と外側とを連通す
る貫通孔26は、実施の第1の形態および実施の第2の
形態では、アダプター25に形成されているが、実施の
第3の形態においては、ロワーカウリング4本体および
押さえ部材66に形成されている。この実施の第3の形
態のロワーカウリング4には、押さえ部材66が嵌まり
込む切り込み部68が形成されており、この切り込み部
68に、貫通孔26の下部すなわちリギングチューブ取
付孔部54および線状材挿入孔部52の下部が形成され
ている。一方、押さえ部材66には、貫通孔26の上部
すなわちリギングチューブ取付孔部54および線状材挿
入孔部52の上部が形成されている。なお、他の構成は
実施の第1の形態と略同じである。この様に構成されて
いるロワーカウリング4にリギングチューブ41および
線状材27を取り付ける際には、ロワーカウリング4の
切り込み部68に、リギングチューブ41および線状材
27を配設し、ついで、上から押さえ部材66で挟み、
この押さえ部材66をロワーカウリング4にボルト69
で取付け固定する。
【0026】前述のように、この実施の第3の形態で
は、貫通孔26の上部を構成する押さえ部材66が、ロ
ワーカウリング4から分割できるので、実施の第1の形
態よりも簡単に、リギングチューブ取付孔部54にリギ
ングチューブ41を取り付けるとともに、貫通孔26に
線状材27を配設することができる。また、アダプター
25が不要となるので、部品点数が減少する。
【0027】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)貫通孔26には、線状材挿入孔部52およびリギ
ングチューブ取付孔部54が形成されているが、少なく
ともリギングチューブ取付孔部54が形成されていれば
良く、線状材挿入孔部52を形成しないことも可能であ
る。
【0028】(2)実施の第3の形態においては、ロワ
ーカウリング4にはリギングチューブ取付孔部54の下
部のみが形成されているが、押さえ部材66をロワーカ
ウリング4と一体に形成して、ロワーカウリング4にリ
ギングチューブ取付孔部54の全部を形成することも可
能である。 (3)リギングチューブ41の長さは、適宜変更可能で
あり、リギングチューブ41の前端は、必ずしも、小型
船舶12のデッキの側壁44の線状材取込孔46に達す
る必要はない。
【0029】(4)アダプター25のロワーカウリング
4への取付構造などは適宜選択可能である。たとえば、
接着剤などで固定することも可能である。 (5)実施の形態においては、リギングチューブ41の
突条42および、リギングチューブ取付孔部54の凹溝
53は、螺旋状に形成されているが、リング状の突条ま
たは凹溝を多数形成することも可能である。ただし、螺
旋状とすると、リギングチューブ41の取り付け及び、
取り外しを、リギングチューブ41を回すことにより行
うことができ、着脱が容易となる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、複数の線状材が挿入さ
れているリギングチューブが、ロワーカウリングのリギ
ングチューブ取付孔部に嵌め込まれている。したがっ
て、線状材が、他の部材と干渉して磨耗することを、リ
ギングチューブにより極力防止することができる。しか
も、リギングチューブの外面には螺旋またはリング状の
突条が形成され、一方、リギングチューブ取付孔部の内
面には螺旋またはリング状の溝が形成されており、この
突条が溝に係合して、リギングチューブがリギングチュ
ーブ取付孔部に取り付けられている。したがって、従来
のバンドの様に、取付金具などが外部に露出することを
防止することができる。その結果、見栄えが良好となる
とともに、取付金具などに物が衝突して、リギングチュ
ーブが外れることを防止することができる。かつ、従来
のバンドなどのリギングチューブ取付金具などを削減す
ることができ、部品点数を削減することができる。
【0031】また、リギングチューブ取付孔部がアダプ
ターに形成されている場合には、リギングチューブのサ
イズが異なる際にも、ロワーカウリングの構造を変更せ
ずに、アダプターを変更することにより簡単に対応する
ことができる。
【0032】さらに、アダプターが分割構造である場合
には、アダプターの貫通孔に、簡単に線状材やリギング
チューブなどを簡単に取り付けることができる。
【0033】そして、ロワーカウリングにはリギングチ
ューブ取付孔部の下部が一体に形成され、このリギング
チューブ取付孔部の下部を、下面にリギングチューブ取
付孔部の上部が形成されている押さえ部材が上方から覆
っている場合がある。この様な場合には、簡単に線状材
やリギングチューブなどを簡単に取り付けることができ
るとともに、アダプターが用いられておらず、部品点数
を削減することができる。
【0034】また、リギングチューブの前端が、ステア
リングアタッチメントよりも前方に延在している場合に
は、リギングチューブに挿入されている線状材が、ステ
アリングアタッチメントや操舵用伝導部材などに接触し
て磨耗することをより確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明における船外機の側面図である。
【図2】図2は船外機の平面図である。
【図3】図3はリギングチューブ取付孔部の断面図であ
る。
【図4】図4はロワーカウリングの要部説明図で、
(a)が平面図、(b)が(a)のB−B断面図、
(c)が船体側から見た図である。
【図5】図5はアダプターの説明図で、(a)が平面
図、(b)が側面図、(c)が船体側から見た図、
(d)がロワーカウリングの内側から見た図、(e)が
(a)のE−E断面図である。
【図6】図6は実施の第2の形態のアダプターの説明図
で、(a)が平面図、(b)が(a)のB−B断面図、
(c)が側面図、(d)が船体側から見た図、(e)が
ロワーカウリングの内側から見た図、(f)が(a)の
F−F断面図である。
【図7】図7はロワーカウリングの要部説明図で、
(a)が平面図、(b)がリギングチューブ及び線状材
取付前の(a)のB−B断面図、(c)がリギングチュ
ーブ取付状態での(a)のB−B断面図、(d)が船体
側から見た図である。
【図8】図8は押さえ部材を外した状態でのロワーカウ
リングの要部説明図で、(a)が平面図、(b)が
(a)のB−B断面図、(c)が船体側から見た図であ
る。
【図9】図9は押さえ部材の説明図で、(a)が平面
図、(b)が(a)のB−B断面図、(c)が側面図、
(d)が船体側から見た図である。
【図10】図10は従来の船外機の説明図で、(a)が
平面図、(b)が側面図である。
【図11】図11は第2の従来の船外機の説明図で、
(a)が平面図、(b)が側面図である。
【符号の説明】
1 船外機 3 アッパーカウリング 4 ロワーカウリング 8 エンジン 22 ステアリングレバー(ステアリングアタッチメン
ト) 25 アダプター 26 貫通孔 27 線状材 41 リギングチューブ 42 リギングチューブの突条 53 リギングチューブ取付孔部の凹溝 54 リギングチューブ取付孔部 66 押さえ部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンを覆うアッパーカウリングおよ
    びロワーカウリングと、 このロワーカウリングを貫通している貫通孔と、 この貫通孔に配設されて、ロワーカウリングの内部から
    前方に導出されているケーブル、配線、ホースなどの複
    数の線状材と、 この線状材が挿入されているとともに、外面に螺旋また
    はリング状の突条が形成されているリギングチューブと
    を備え、 前記貫通孔には、内面に螺旋またはリング状の溝が形成
    されているリギングチューブ取付孔部が形成され、 リギングチューブがこのリギングチューブ取付孔部に嵌
    め込まれて、ロワーカウリングから前方に延在している
    とともに、リギングチューブの突条がリギングチューブ
    取付孔部の溝に係合していることを特徴とする船外機。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔がアダプターに形成されてお
    り、このアダプターがロワーカウリングの切欠き部に嵌
    め込まれて取り付けられていることを特徴とする請求項
    1記載の船外機。
  3. 【請求項3】 前記アダプターが分割構造であることを
    特徴とする請求項2記載の船外機。
  4. 【請求項4】 ロワーカウリングにはリギングチューブ
    取付孔部の下部が一体に形成され、このリギングチュー
    ブ取付孔部の下部を、下面にリギングチューブ取付孔部
    の上部が形成されている押さえ部材が上方から覆ってい
    ることを特徴とする請求項1記載の船外機。
  5. 【請求項5】 前記リギングチューブの前端が、船外機
    のステアリングアタッチメントよりも前方に延在してい
    ることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の
    船外機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7883385B2 (en) 2008-02-01 2011-02-08 Honda Motor Co., Ltd. Outboard motor
US9231143B2 (en) 2009-10-06 2016-01-05 Brightleaf Technologies Inc. Non-parabolic solar concentration to an area of controlled flux density conversion system
US11046405B1 (en) 2019-12-20 2021-06-29 Brunswick Corporation Rigging hose housing with water drain

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