JPH11245539A - データコード付印刷物および印刷用紙 - Google Patents

データコード付印刷物および印刷用紙

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JPH11245539A
JPH11245539A JP10066062A JP6606298A JPH11245539A JP H11245539 A JPH11245539 A JP H11245539A JP 10066062 A JP10066062 A JP 10066062A JP 6606298 A JP6606298 A JP 6606298A JP H11245539 A JPH11245539 A JP H11245539A
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JP10066062A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Ubukawa
裕章 生川
Ryuichi Sato
竜一 佐藤
Hideaki Omori
英明 大森
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】上質紙等の平滑性がそれほど良くない紙を使用
したデータコード付印刷物および、その印刷物に使用す
ることができる印刷用紙の提供。 【解決手段】文字、絵柄の少なくとも一つが印刷された
文字絵柄印刷部分と、光学的に読み取り可能なデータコ
ード印刷部分と、前記データコード印刷部分の下地とし
て印刷用紙の表面に設けられた平滑層と、を有するデー
タコード付印刷物。およびそれに適用される平滑層を有
する印刷用紙。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データコードが印
刷されている印刷物の技術分野に属する。特に、音声情
報が機械読取可能なデータコードとして印刷されている
データコード付印刷物とその印刷物に用いられる印刷用
紙に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷物にデータコードを印刷して文字絵
柄情報以外に、特に、音声情報を印刷することが提案さ
れている(たとえば特開平6−231466号公報)。
たとえば、ゲームや学習で使用する印刷物において音声
情報が付与されることにより、ゲームの楽しさや学習効
果・範囲が拡大されることは明らかである。またたとえ
ば、紙芝居または紙芝居体裁の絵本では、専門のナレー
タの読み上げや効果音を再生できればより魅力的なもの
となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、音声情報は
バーコードのようなIDデータと異なりデータ量が大き
いため、印刷物の所定の面積内に納めるためにはデータ
コードは微細なパターンとならざるを得ない。そこで、
音声情報のようにデータ量が大きいデータコードを印刷
する印刷用紙としては、表面の平滑性が優れ微細なパタ
ーンを正確に印刷することができる、たとえば、コート
紙が用いられる。しかし、コート紙は高価であるととも
に、一般に「腰」が強く、重量があり、筆記適性が良く
ないため、用途を広げる上での制約となる。そこで本発
明の目的は、上質紙等の平滑性がそれほど良くない紙を
使用したデータコード付印刷物および、その印刷物に使
用することができる印刷用紙を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的は下記の本発
明によって達成される。すなわち、本発明は「文字、絵
柄の少なくとも一つが印刷された文字絵柄印刷部分と、
光学的に読み取り可能なデータコード印刷部分と、前記
データコード印刷部分の下地として印刷用紙の表面に設
けられた平滑層と、を有するデータコード付印刷物」で
ある。本発明によれば、文字絵柄印刷部分に文字、絵柄
の少なくとも一つが印刷され、データコード印刷部分に
光学的に読み取り可能なデータコードが印刷され、平滑
層は、そのデータコード印刷部分の下地として印刷用紙
の表面に設けられている。すなわち、印刷用紙の印刷面
の平滑性がそれほど良くない場合においても平滑層によ
りデータコード印刷部分は平滑性が向上し微細なパター
ンを正確に印刷することができる。したがって、上質紙
等の平滑性がそれほど良くない紙を使用したデータコー
ド付印刷物が提供される。
【0005】また本発明は「前記データコード印刷部分
は少なくとも音声情報を含むデータコード付印刷物」で
ある。本発明によれば、データコード印刷部分には音声
情報が含まれており、音声情報を含むデータコード付印
刷物が提供される。また本発明は「前記平滑層は前記デ
ータコード印刷部分とその印刷位置ずれを許容する範囲
を包含する形状を有し、前記印刷用紙の表面に部分的に
設けられるデータコード付印刷物」である。本発明によ
れば、平滑層は印刷用紙に部分的に設けられており、そ
の形状によりデータコード印刷部分とその印刷位置ずれ
を許容する範囲が包含される。したがって、平滑層を有
しない印刷用紙の部分においては、その印刷用紙の表面
物性や風合いが損なわれることない。また、平滑層を有
する印刷用紙の部分においては、データコード印刷に適
した表面物性(平滑性はその物性の一つ)が得られる。
しかも、印刷用紙の表面の設けられた平滑層の上にデー
タコードを刷重ねて印刷する場合の印刷位置ずれが許容
される。
【0006】また本発明は「前記平滑層は前記データコ
ードを印刷するインキのビヒクルそのものまたはその成
分を有するインキを用いて印刷により設けられるデータ
コード付印刷物」である。本発明によれば、平滑層はデ
ータコードを印刷するインキのビヒクルそのものまたは
その成分を有するインキを用いて印刷により設けられ
る。したがって、データコードを印刷した場合に良好な
印刷適性や接着性が得られる。また本発明は「前記平滑
層は白色顔料を含有するデータコード付印刷物」であ
る。本発明によれば、平滑層は白色顔料を含有する。し
たがってデータコードを印刷した場合にデータコードの
色(たとえば黒色)と背景の色(白色)との光学的な対
比が明確となり、信頼性の高い機械読取りを行うことが
できる。また本発明は「上質紙の表面に部分的に設けら
れた平滑層を有する印刷用紙」である。本発明によれ
ば、平滑層は上質紙の表面に部分的に設けられている。
したがって、平滑層を有しない部分においては、その表
面物性や風合いが損なわれることなく、平滑層を有する
部分においては、データコード印刷に適した表面物性
(平滑性はその物性の一つ)を得ることができる印刷用
紙が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明について実施の形態に
より説明する。図1は本発明のデータコード付印刷物の
一例(その1)を示す図である。図1において、1は文
字絵柄印刷部分、2はデータコード印刷部分である。文
字絵柄印刷部分1は文字、絵柄の少なくとも一つが印刷
されており、データコード印刷部分2には光学的に読み
取り可能なデータコードが印刷されている。図1に示す
データコード付印刷物は音声情報をデータコードとして
有する絵本であり、データコード印刷部分2を専用のデ
ータコードリーダ(後述する)を用いて走査することに
より、ナレーションや効果音を再生することができる。
【0008】図2は、図1に示すデータコード付印刷物
のA−A’断面を示す図である。図2においては、デー
タコード付印刷物の厚さ方向(図における上下方向)に
寸法を拡大して、構成を判りやすくして示している。図
2おいて、図1と同一部分には同一番号を付してある。
以下の図において同様とする。図2において、1は文字
絵柄印刷部分、2はデータコード印刷部分、3は平滑
層、4は紙、5a,5b,・・・は文字絵柄印刷部分1
のインキ被膜、6a,6b,・・・はデータコード印刷
部分2のインキ被膜である。
【0009】図2に示すように、紙4の表面は不規則な
波線で示されている。これは紙4が上質紙等の平滑性が
それほど良くない紙であることを示している。紙4の表
面には、部分的に平滑層3が設けられている。平滑層3
の紙4の表面に接する面に対して反対側の表面は平らな
直線で示されている。これば平滑層3の表面が平滑性に
優れていることを示している。図1、図2に示すデータ
コード付印刷物は、この平滑性に優れた平滑層3の表面
の部分と、平滑性がそれほど良くない紙4の表面の部分
とを有する。
【0010】図1、図2に示すデータコード付印刷物に
おいて、データコード印刷部分2はその平滑性に優れた
平滑層3の表面の部分に含まれるようにデータコードの
印刷が行われている。また、文字絵柄印刷部分1はその
平滑性がそれほど良くない紙4の表面の部分に直に文字
絵柄の印刷が行われている。図2において、インキ被膜
5a,5b,・・・は、文字絵柄印刷部分1の印刷によ
り形成されたインキ被膜であり、インキ被膜6a,6
b,・・・は、データコード印刷部分2の印刷により形
成されたインキ被膜である。
【0011】図3は、本発明のデータコード付印刷物の
平滑層とデータコード印刷部分の配置の一例を示す図で
ある。図3において、2a,2b,2cはデータコード
印刷部分であり、3は平滑層である。図3に示すよう
に、平滑層3はデータコード印刷部分2a,2b,2c
を包含するとともに、さらに、その印刷位置ずれを許容
する範囲を包含する形状を有する。図3において、矢印
a←→、矢印b←→、矢印c←→、矢印d←→、矢印e
←→、矢印f←→、矢印g←→、で示す間隔は、データ
コード印刷部分2a,2b,2cの外縁を示す輪郭線と
平滑層3の外縁を示す輪郭線との間隔を示すものであ
る。この間隔により印刷位置ずれを許容することができ
る。
【0012】矢印a←→、矢印c←→、矢印f←→は横
方向の印刷位置ずれを許容するための間隔であり、矢印
b←→、矢印d←→、矢印e←→、矢印g←→は縦方向
の印刷位置ずれを許容するための間隔である。横方向の
印刷位置ずれ量と、縦方向の印刷位置ずれ量とは一般的
には異なっているから、矢印a←→、矢印c←→、矢印
f←→で示す間隔と、矢印b←→、矢印d←→、矢印e
←→、矢印g←→で示す間隔とは、異なった値を設定を
することが自然である。しかし、印刷物のデザインにお
いて余裕があるならば、すべての矢印で示す間隔を同一
の充分大きな値とすることができる。
【0013】図4は本発明のデータコード付印刷物の一
例(その2)を示す図である。図4において、2はデー
タコード印刷部分、3は平滑層、4は紙、11は記入欄
である。図4に示すデータコード付印刷物はヒァリング
・テスト用紙である。すなわち、データコード印刷部分
2を専用のデータコードリーダーで走査することにより
音声を再生する。そして、回答者はその音声を聞き取っ
て記入欄11にその音声を文章で(手書き文字で)記入
する。
【0014】図4に示すように、平滑層3はデータコー
ド印刷部分2の下地として紙4の表面に設けられてい
る。すなわち、データコードは平滑層3の表面に印刷が
行われるから微細なパターンであっても良好な印刷再現
が得られる。一方、記入欄11は、平滑層3が設けられ
ていない紙4の表面そのものである。鉛筆、ボールペン
等により書き込む場合には、一般に、紙4の表面そのも
のであるほうが筆記し易い。別の言い方をすると、筆記
し易い紙と微細なパターンを印刷再現できる紙とが相反
するような場合に、平滑層3を設けることにより、両方
に適合させることができる。
【0015】次に、平滑層3の材料と形成方法について
説明する。平滑層3はデータコードを印刷するインキの
ビヒクルそのものまたはその成分を有するインキを用い
て印刷により紙4の表面に設けることができる。一般
に、印刷インキは顔料とビヒクルと補助剤とから構成さ
れる。顔料は色を有する粉体であり水や油に溶けない材
料である(水や油に溶ける色材は染料という)。顔料に
使用される材料としては、黄鉛、酸化チタン等の無機顔
料と、レーキレッドC、カーミン6B、ローダミンレー
キ、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、シャニンブ
ルー、ファストバイオレット等の有機顔料と、墨インキ
用のカーボン顔料と、等がある。それらの一つまたは複
数を組み合わせて使用する。
【0016】ビヒクルは色材である顔料を練り込むため
のワニス類のことである。ビヒクルに使用される材料と
しては、アマニ油、桐油、エノ油、脱水ヒマシ油、等の
植物性乾性油と、モビール油、スピンドル油、軽油等の
鉱物油と、松脂、ギルソナイト等の天然樹脂と、ロジン
変性フェノール樹脂、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、
マレイン酸変性樹脂、等の合成樹脂と、等がある。通常
はそれらの複数を組み合わせて使用する。
【0017】補助剤は印刷インキに適した流動性や乾燥
性を付与するために印刷インキに微量添加されるもので
ある。インキの流動性を調節するものとしては、コンパ
ウンド、希釈ニス、ゲルニス等がある。インキの乾燥を
調節するものとしては、コバルト、マンガン、鉛等の金
属を脂肪酸、樹脂酸、硼酸などの酸と結合したドライヤ
ー、乾燥抑制剤等がある。印刷効果を調整するものとし
ては、色調を調節するトナー、ビクトリア、ラカチン等
と、光沢を向上させるグロスニス、裏移りを減少や耐摩
擦性を向上させるコンパウウンド等がある。通常はそれ
らの複数を組み合わせて使用する。
【0018】本発明における平滑層3の材料としては、
ビヒクルそのもの、または、ビヒクルに顔料や補助剤を
混合したものを使用することができる。たとえば、平滑
層3が白色顔料を含有する場合は、印刷したデータコー
ドの色(たとえば黒色)と背景の色(白色)との光学的
な対比が明確となり、信頼性の高い機械読取りを行うこ
とができる。
【0019】平滑層3は、データコード付印刷物を得る
ための印刷工程においてインラインで形成することがで
きる。すなわち、オフセット印刷でデータコード付印刷
物の印刷が行われる場合にはオフセット印刷で平滑層3
を形成することができる。グラビア印刷でデータコード
付印刷物の印刷が行われる場合にはグラビア印刷で平滑
層3を形成することができる。また、平滑層3を形成す
る工程を、それ以外の印刷工程とを分離することもでき
る。たとえば、グラビア印刷で平滑層3を形成した印刷
用紙をあらかじめ製造しておき、その後、オフセット印
刷によりデータコード付印刷物を得るというようなこと
ができる。
【0020】平滑層3はオフセット印刷によっても、グ
ラビア印刷によっても、またその他のスクリーン印刷等
の印刷によっても形成することができ、本発明は印刷方
式によって限定されることはない。その場合に使用され
る平滑層3のインキとしては、当然、その印刷方式に適
合するインキが用いられる。
【0021】平滑層3に用いることのできるインキの性
質として特に重要である点の一つは、紙4に印刷して得
た平滑層3の表面が、必要とする平滑性を有することで
ある。紙4に印刷して得た平滑層3の表面が平滑となる
ためには、印圧を加えたときの紙4の目を埋めるインキ
の流れ、その後の紙4に対する平滑層3のインキの吸収
の進み方、等がポイントとなる。一般に、印圧を加えた
ときの紙4の目を埋めるインキの流れが良く、かつ、そ
の後の紙4に対する平滑層3のインキの(成分の)吸収
の進み方が少ないインキが適している。
【0022】次に、データコード付印刷物の製造方法に
ついて実施例により説明する。
【実施例1】オフセット印刷により平滑層を得るため、
次の組成の平滑層用インキ(ビヒクル)を製造した。製
造工程はオフセットインキのビヒクルを製造する工程と
同一であり、樹脂を溶剤、乾性油に溶かし込み反応させ
て、ゲル化剤等を添加して製造した。 (平滑層のインキの組成) ロジン変性フェノール樹脂(荒川化学工業製KG801) 40部 溶剤(日本石油製5号ソルベント) 35部 植物油(アマニ油等) 20部 ワックス 1部 助剤(ドライヤー等) 1部 体質顔料 3部
【0023】オフセット印刷機の最初の印刷ユニットに
おいて紙(王子正紙製サンフラワー)に上記平滑層用イ
ンキを印刷し平滑層を形成し、続く印刷ユニットで文字
絵柄印刷部分(多色)およびデータコード印刷部分(黒
色)の印刷を行って、本発明のデータコード付印刷物を
得た。その結果、印刷面の目視観察によるとデータコー
ドの微細なパターンが良好に印刷再現されていた。ま
た、専用のデータコードリーダーによる読取りテストも
良好であった。
【0024】
【実施例2】オフセット印刷により平滑層を得るため、
次の組成の平滑層用インキ(ビヒクル+白色顔料)を製
造した。製造工程は、オフセットインキを製造する工程
と同一であり、樹脂を溶剤、乾性油に溶かし込み反応さ
せて、その他のゲル化剤等を添加してビヒクルを製造し
た後、3本ロールミルで顔料を混合し、さらに、補助剤
を添加した。 (平滑層のインキの組成) ロジン変性フェノール(荒川化学工業製KG801) 20部 溶剤(日本石油製5号ソルベント) 2部 植物油 10部 ワックス 1部 助剤 1部 白色顔料(酸化チタン) 65部
【0025】オフセット印刷機の最初の印刷ユニットに
おいて紙(王子製紙製のOKプリンス上質)に上記平滑
層用インキを印刷し白色の平滑層を形成し、続く印刷ユ
ニットで文字絵柄印刷部分(多色)およびデータコード
印刷部分(黒色)の印刷を行って、本発明のデータコー
ド付印刷物を得た。その結果、印刷面の目視観察による
とデータコードの微細なパターンが良好に印刷再現され
ていた。また、専用のデータコードリーダーによる読取
りテストも良好であった。
【0026】
【比較例1】平滑層用インキを印刷し平滑層を形成しす
ることを行わなかった点を除き、その他は全く実施例1
と同様にしてデータコード付印刷物を得た。その結果、
印刷面の目視観察によるとデータコードの微細なパター
ンは良好には印刷再現されていない。また、専用のデー
タコードリーダーによる読取りテストも不良であり、再
生されないかノイズを多く含む音声であった。
【0027】
【比較例2】平滑層用インキを印刷し平滑層を形成しす
ることを行わなかった点を除き、その他は全く実施例2
と同様にしてデータコード付印刷物を得た。その結果、
印刷面の目視観察によるとデータコードの微細なパター
ンは良好には印刷再現されていない。また、専用のデー
タコードリーダーによる読取りテストも不良であり、再
生されないかノイズを多く含む音声であった。
【0028】次に、前述の図1〜図4に示したデータコ
ード印刷部分のデータコードについて説明する。データ
コード印刷部分には、二次元にドットを配列した二次元
ドットコードを印刷することができる。本発明で用いる
ことができる二次元データコードは、たとえば、特開平
6−231466号公報に記載されたようなドットコー
ドを使用することができる。
【0029】図5は本発明で用いることができる二次元
データコードの構成の一例を示す図である。図5におい
て、41はドットコード、42はブロック、43はマー
カ、44はブロックアドレス、45はエラー訂正デー
タ、46はデータエリアである。この二次元データコー
ドの一例ではドットコード41のデータフォーマット
は、一つのブロック42はマーカ43、ブロックアドレ
ス44、およびアドレスのエラー検出、エラー訂正デー
タ45と、実際に、音声や画像等のデータが入るデータ
エリア46とから構成される。マーカ43は、通常は記
録変調で出てこないようなパターンが用いられる。ま
た、ブロックアドレスデータ44はそのブロックの位置
を表すデータであり、エラー検出、エラー訂正データ4
5はそのアドレスの誤り判定に用いられる。このような
フォーマットの記録データは、“1”、“0”のデータ
を、たとえばバーコードと同様に、“1”を黒ドット有
り、“0”を黒ドット無しというようにして印刷され
る。
【0030】図6は本発明で用いることができる二次元
データコードの詳細を説明する図である。ブロック42
は、図5でも示したように、二次元に配列されており、
それぞれブロックアドレス44が付加されている。その
ブロックアドレス44には、それぞれのアドレスが付い
ている。たとえば、図1〜図4に示す各データコード印
刷部分のデータコードはそれぞれ10個のブロックより
なり、データコード印刷部分においては、図6(A)に
示すように、一番左上のブロックをブロックアドレス
(1,0)とする。それに対して、その右のブロックは
ブロックアドレス(1,1)、以下同様にして(1,
2),(1,3),(1,4)と続き、下の段に移って
左から(1,5),(1,6),(1,7),(1,
8),(1,9)という形式で全アドレスブロック42
にブロックアドレスが付与される。勿論、記録すべきデ
ータの量によって、ブロック42の数は自由に変更でき
る。
【0031】ここで、最下段のマーカと最右段のマーカ
については、ダミーのマーカ48とする。すなわち、あ
るマーカ43に対するブロック42は、それを含む4つ
のマーカ43で囲まれるその右斜め下のデータであり、
最下段および最右段のマーカは下から2段目および右か
ら2段目のマーカに対するブロックを定義するために配
置された補助的なマーカ、すなわちダミーのマーカ48
である。
【0032】次に、そのブロック42について説明す
る。図6(B)に示すように、そのブロック42のマー
カ43に対し下のマーカとの間に、ブロックアドレス4
4とそのブロックアドレスのエラー検出、訂正データ4
5が付与される。また、そのマーカ43と右のマーカと
の間に同様のブロックアドレス44とそのエラー検出、
訂正データ45が付与される。図5では、ブロックの左
上にマーカがあり、ブロックアドレスを右下に配置して
示したが、図6では、ブロックアドレス44を左側と上
側に配置し、マーカ43をその左上角に配置した形とし
ている。なお、ブロックアドレス44は、1ブロック内
に2箇所に記録した例を示してあるが、これは1箇所で
も構わない。しかし、2箇所に記録することによって、
一方のブロックアドレスにノイズがのってエラーを起こ
した場合にでも、他方のアドレスによって検出すること
ができ、より高い信頼性が得られるから2箇所に記録す
ることが好ましい。なお、上述のあるマーカに対するブ
ロックのデータの位置と、そのブロックアドレスの位置
と、それによって決まるコード上のダミーマーカの位置
等は、一例であって本発明はこれに限定されるものでは
ない。
【0033】次に、マーカ43のパターン例を説明す
る。図6(C)に示すように、この一例では、マーカ4
3として、直径が7ドット分の円形の黒のパターン43
Aを用いている。そして、その黒丸43Aの回りの部分
43Bは白とし、マーカの黒い部分を判別し易くしてい
る。また、同図における参照番号43Cは、説明のため
の補助線である。白部分43Bの範囲は、記録密度を上
げるにはなるべく小さくしたいが、マーカ検出処理を簡
単かつ高速に行うためには、大きくとりたいという要求
がある。そこで回転が45度の時の黒のパターン43A
が十分判別できるための範囲43Cが部分43B内に入
るように設定している。
【0034】なお、データコードリーダ(後述する)に
おける結像光学系の像倍率は、図6(D)に示すよう
に、データエリア46のデータドット49の大きさを、
1.5画素に結像する像倍率とする。ここでの画素は、
データコードリーダの撮像部の撮像素子の1画素を意味
する。すなわち、データコード印刷部分21a〜21e
上に記録された1ドット、たとえば、30〜40μmの
ドットを、通常7μmとか10μmの大きさである撮像
素子上の画素の1.5画素分に、結像系レンズを通して
結像するものとする。標本化定理においては画素ピッチ
はドットピッチ以下にすれば良いが、検出の信頼性を高
めるため図6(D)に示す例ではドットピッチを1.5
画素で検出する。
【0035】データコードを上記の方式(二次元ブロッ
ク分割方式)とすることにより、以下の〜の利点を
有する。すなわち、1ドットごとのドットピッチが、
撮像素子の解像度以下であれば、データドットサイズが
異なってもコード(単位データブロックの集合)の読み
取りが可能となる。コードに対し、撮像部が傾いても
読み取りが可能となる。走査速度のバラツキにより、
データドットの間隔がばらついても再生できる。総デ
ータ量に応じて単位ブロックを二次元的に自由に展開が
可能になっており、その結果、コードサイズを自由に変
えることができる。ブロックアドレスがそれぞれ付加
されているので、コードの途中から読み始めても再生が
可能になる。ブロック単位であれば、コードの形状を
自由にレイアウトできる。バーコードにおけるような
所定のスタートコード、ストップコードが不要であり、
またクロックコードも不要である。
【0036】また、これらの特徴を有するため、この二
次元ブロック分割方式により、手ブレがあっても再生が
できる手動走査型のハンディリーダを実現することがで
きる。すなわち、リーダ側で、隣接する4つのマーカを
検出して、マーカ間をドット数だけ等分割することでノ
ーマライズを行っているため、拡大、縮小、変形等に強
く、また、記録時のデータライン間隔のばらつき、再生
時の手ブレ等に強いという利点がある。
【0037】なお、データエリア46におけるドット4
9については、たとえば、1ドットが数十μmの大きさ
である。これは、アプリケーション、用途によってプリ
ント時にフィルム上のデータの倍率を適当に設定すれば
良い。一般的には、40μmとか20μm、あるいは8
0μmとする。データエリア46は、たとえば、64×
64ドットの大きさである。これらは、上記等分割によ
る誤差が吸収できる範囲にまで自由に拡大あるいは縮小
することが可能である。また、上記マーカ43は、変調
されたデータにない大きさ、本実施例の場合は、丸形状
で、データエリア46のドットに対してたとえば7ドッ
ト以上とか、7×7ドット位の直径を持つ円形黒マーカ
43Aとしている。
【0038】次に、データコードリーダについて説明す
る。本発明で用いることができるデータコードリーダ
は、たとえば、特開平6−231466号公報に記載さ
れたようなデータコードリーダを使用することができ
る。図7は本発明で用いることのできるペン型のデータ
コードの構成の一例を示す図である。図7において、5
0はイヤホン、51はペン型データコードリーダ、52
はタッチセンサである。また、ペン型データコードリー
ダ51の内部において、60はLED等の光源、61は
結像用のレンズ、62は空間フィルタ、63はイメージ
センサ等の撮像部、64は増幅部、65は画像処理部、
66はデータ処理部、67はデータ出力部、68はコン
トロール部、69は動作電源としてのバッテリーであ
る。
【0039】図7に示すように、ペン型データコードリ
ーダ51は、光源60、レンズ(結像光学系)61、空
間フィルタ62、撮像部(イメージセンサ)63、増幅
部64、および、撮像制御部等を行うコントロール部6
8によってデータコードの検出を行う。また、検出して
得たデータは、画像処理部65、データ処理部67が有
する走査変換、2値化処理、復調、データエラー訂正、
伸長処理、データ補間、アドレス順序検出等の機能によ
りデータ処理される。そして、そのデータはデータ出力
部67によって音声信号に変換されイヤホン50から再
生される。なお、この図では、オーディオ情報の出力装
置しか示していないが、画像や文字、線画等の処理部を
内蔵する場合には、当然、それに応じた出力装置を接続
可能とする。図7に示すような構成のペン型データコー
ドリーダ51によってデータコードを読み取る具体的な
動作機構については、前述の特開平6−231466号
公報に記載されいるから、ここでは説明を省略する。
【0040】また、このペン型データコードリーダ51
の側面には、タッチセンサ52が設けられている。これ
は、データコードを取り込むタイミングを指示する、と
ともに、読み込んだデータコードの再生を繰返し行うた
めのスイッチである。このタッチセンサ52としては、
たとえば、圧電スイッチ、マイクロスイッチ、圧電ゴム
等が利用可能であり、スイッチの厚さは小型のもので
0.6mm以下のものが知られている。撮像部制御部と
してのコントロール部68は、このタッチセンサ52を
指によって押し続けると、その間、データコードの読み
込み継続する。そして、このタッチセンサ52から指が
離されたところで読み込みを停止する。また、音声再生
制御部としてのコントロール部68は、このタッチセン
サ52を指によってダブルクリックすると、記憶してい
る音声データを再生する。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、上質紙等
の平滑性がそれほど良くない紙を使用したデータコード
付印刷物および、その印刷物に使用することができる印
刷用紙が提供される。また、データコード印刷部分は少
なくとも音声情報を含む本発明によれば、音声情報を含
むデータコード付印刷物が提供される。また、平滑層は
データコード印刷部分とその印刷位置ずれを許容する範
囲を包含する形状を有し、印刷用紙の表面に部分的に設
けられる本発明によれば、平滑層を有しない印刷用紙の
部分においては、その印刷用紙の表面物性や風合いが損
なわれることない。また、平滑層を有する印刷用紙の部
分においては、データコード印刷に適した表面物性(平
滑性はその物性の一つ)が得られる。しかも、印刷用紙
の表面の設けられた平滑層の上にデータコードを刷重ね
て印刷する場合の印刷位置ずれが許容される。また、平
滑層はデータコードを印刷するインキのビヒクルそのも
のまたはその成分を有するインキを用いて印刷により設
けられる本発明によれば、データコードを印刷した場合
に良好な印刷適性や接着性が得られデータコード印刷部
分の耐摩擦性等の物性が向上する。また、平滑層は白色
顔料を含有する本発明によれば、データコードを印刷し
た場合にデータコードの色(たとえば黒色)と背景の色
(白色)との光学的な対比が明確となり、信頼性の高い
機械読取りを行うことができる。また、上質紙の表面に
部分的に設けられた平滑層を有する本発明の印刷用紙に
よれば、平滑層を有しない部分においては、その表面物
性や風合いが損なわれることなく、平滑層を有する部分
においては、データコード印刷に適した表面物性(平滑
性はその物性の一つ)を得ることができる印刷用紙が提
供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータコード付印刷物の一例(その
1)を示す図である。
【図2】図1に示すデータコード付印刷物のA−A’断
面を示す図である。
【図3】本発明のデータコード付印刷物の平滑層とデー
タコード印刷部分の配置の一例を示す図である。
【図4】本発明のデータコード付印刷物の一例(その
2)を示す図である。
【図5】二次元データコードの構成の一例を示す図であ
る。
【図6】二次元データコードの詳細を説明する図であ
る。
【図7】ペン型のデータコードの構成の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 文字絵柄印刷部分 2 データコード印刷部分 3 平滑層 4 紙 5a,5b,6a,6b インキ被膜 11 記入欄 41 ドットコード 42 ブロック 43 マーカ 44 ブロックアドレス 45 エラー訂正データ 46 データエリア 48 ダミーのマーカ 49 データドット 50 イヤホン 51 ペン型データコードリーダ 52 タッチセンサ 60 光源 61 レンズ 62 空間フィルタ 63 撮像部 64 増幅部 65 画像処理部 66 データ処理部 67 データ出力部 68 コントロール部 69 バッテリー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06K 19/06 G06K 19/00 E

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字、絵柄の少なくとも一つが印刷された
    文字絵柄印刷部分と、光学的に読み取り可能なデータコ
    ードが印刷されたデータコード印刷部分と、前記データ
    コード印刷部分の下地として印刷用紙の表面に設けられ
    た平滑層と、を有することを特徴とするデータコード付
    印刷物。
  2. 【請求項2】前記データコード印刷部分は少なくとも音
    声情報を含むことを特徴とする請求項1記載のデータコ
    ード付印刷物。
  3. 【請求項3】前記平滑層は前記データコード印刷部分と
    その印刷位置ずれを許容する範囲を包含する形状を有
    し、前記印刷用紙の表面に部分的に設けられることを特
    徴とする請求項1または2記載のデータコード付印刷
    物。
  4. 【請求項4】前記平滑層は前記データコードを印刷する
    インキのビヒクルそのものまたはその成分を有するイン
    キを用いて印刷により設けられることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか記載のデータコード付印刷物。
  5. 【請求項5】前記平滑層は白色顔料を含有することを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか記載のデータコード付
    印刷物。
  6. 【請求項6】上質紙の表面に部分的に設けられた平滑層
    を有することを特徴とする印刷用紙。
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