JPH11244837A - 生ごみ処理装置の制御構造 - Google Patents

生ごみ処理装置の制御構造

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JPH11244837A
JPH11244837A JP4585698A JP4585698A JPH11244837A JP H11244837 A JPH11244837 A JP H11244837A JP 4585698 A JP4585698 A JP 4585698A JP 4585698 A JP4585698 A JP 4585698A JP H11244837 A JPH11244837 A JP H11244837A
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秀人 新保
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悦郎 藤野
Akio Kubota
晃生 窪田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流量調整槽に流入する水量を常に一定に保持
することができる生ごみ処理装置の制御構造を提供する
ことにある。 【解決手段】 ディスポーザ6で粉砕された生ごみを水
と一緒に搬送した汚水を流入させて一時的に貯留すると
ともに、沈殿分離させる沈殿槽7と、この沈殿槽7の上
澄み液である汚水が供給されて同汚水を貯留する流量調
整槽8と、この流量調整槽8から汚水を供給され同汚水
を処理するばっ気槽9と、このばっ気槽9の汚泥と上記
沈殿槽7に沈殿した固形物を分解する固形物分離槽10
とを設けた生ゴミ処理装置1で、上記ディスポーザ6の
運転時間に応じて上記流量調整槽8から上記ばっ気槽9
への汚水の供給量を調整する制御部27を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ごみ処理装置の
制御構造に関し、詳しくは台所で発生する生ごみは生ご
み処理装置で処理し、台所の通常台所排水は下水道また
は合併浄化槽に直接放流するようにした生ごみ処理装置
の制御構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、台所で発生した生ごみをディスポ
ーザで粉砕し、この粉砕した生ごみを台所外に設置した
生ごみ処理装置にて処理することが行われるようになっ
てきた。ところが、台所で発生する排水には通常台所排
水とディスポーザ排水があるが、通常台所排水も上記生
ごみ処置装置に供給すると、生ごみ処理装置にかかる負
荷が大きくなって処理できないという問題がある。例え
ば、通常台所排水水量は30リットル/人/日程度であ
り、ディスポーザ排水水量は5リットル/人/日程度で
あり、通常台所排水の量が非常に多くて上記生ごみ処理
装置に供給すると生ごみ処理装置の負荷がきわめて多く
なる。このため通常台所排水は直接下水道または合併浄
化槽に放流し、ディスポーザ排水だけを生ごみ処理装置
に供給するようにして処理する必要がある。
【0003】従来のこの種の装置としては、例えば、台
所にはディスポーザ専用の排水を行うシンクと通常台所
排水を行うシンクとを設けてある。通常台所排水は通常
台所排水を行うシンクから直接下水道または合併浄化槽
に放流するようになっている。生ごみは水道水と一緒に
ディスポーザ専用シンクから流され、ディスポーザで粉
砕されて配管を介して屋外に設置される生ごみ処理装置
に供給されるようになっている。生ごみ処理装置は沈殿
槽、流量調整槽、ばっ気槽、固形物分解槽等を有してい
る。ディスポーザから配管を介して流入してきた生ごみ
は沈殿槽に供給され、沈殿槽にて固形物と水とに沈殿分
離され、固形物は固形物分解槽に送られ、水が流量調整
槽に送られる。固形物分解槽にはバイオチップと称され
る生ごみ処理材を充填してあり、生ごみ処理材に棲息す
る微生物にて固形物を分解処理するようになっており、
沈殿槽から供給された固形物は固形物分解槽で分解され
て処理される。固形物分解槽で処理した固形物はコンポ
ストとして利用できるようになっている。また固形物分
解槽で分離した分離水は沈殿槽に戻されるようになって
いる。沈殿槽で分離した水は流量調整槽を介してばっ気
槽に供給される。流量調整槽はばっ気槽の負荷が一定に
なるように流量を調整して水をばっ気槽に供給するため
のものである。ばっ気槽ではばっ気にて水処理され、浄
化された水が下水道または合併浄化槽に放流される。そ
して、ばっ気槽で沈殿した汚泥は沈殿槽に戻されるもの
であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来例の場合、想定した流入パターンにしたがって、運
転するために、流量調整槽からばっ気槽への供給水量が
変動するものであり、結果として、水処理性能としては
悪くなり、装置容量を大きくとらねばならないものであ
った。
【0005】特に、図5に示すごとく、流量調整槽8へ
の流入量が少ない場合、同流量調整槽8からばっ気槽へ
水を供給するエアリフトポンプの移送限界水位A以下と
なって、同エアリフトポンプとしては、空気のみを送る
空打ち状態となるものであった。このような空打ち状態
は、水搬送管路16のつまりの原因となるものであっ
た。
【0006】本発明は、叙述の点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、流量調整槽に流入
する水量を常に一定に保持することができる生ごみ処理
装置の制御構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
生ごみ処理装置の制御構造は、ディスポーザ6で粉砕さ
れた生ごみを水と一緒に搬送した汚水を流入させて一時
的に貯留するとともに、沈殿分離させる沈殿槽7と、こ
の沈殿槽7の上澄み液である汚水が供給されて同汚水を
貯留する流量調整槽8と、この流量調整槽8から汚水を
供給され同汚水を処理するばっ気槽9と、このばっ気槽
9の汚泥と上記沈殿槽7に沈殿した固形物を分解する固
形物分離槽10とを設けた生ゴミ処理装置1で、上記デ
ィスポーザ6の運転時間に応じて上記流量調整槽8から
上記ばっ気槽9への汚水の供給量を調整する制御部27
を設けたことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に係る生ごみ処理装置の
制御構造は、上記沈殿槽7から上記固形物分離槽10へ
の固形物の搬送を少なくとも1日以上の間隔をもって行
うようになしたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施形態に係る生ごみ
処理装置の制御構造を示した概略断面図である。図2
は、同上の系統を説明する説明図である。図3は、
(a)、(b)ともに同上の排水切り替え装置を説明す
る斜視図である。図4は、本発明の一実施形態に係る生
ごみ処理装置の制御構造において、炭酸ガスの発生量と
経過時間の関係を示したグラフである。
【0011】本発明の生ごみ処理装置の制御構造は、図
1ないし図3に示すごとく、ディスポーザ6で粉砕され
た生ごみを水と一緒に搬送した汚水を流入させて一時的
に貯留するとともに、沈殿分離させる沈殿槽7と、この
沈殿槽7の上澄み液である汚水が供給されて同汚水を貯
留する流量調整槽8と、この流量調整槽8から汚水を供
給され同汚水を処理するばっ気槽9と、このばっ気槽9
の汚泥と上記沈殿槽7に沈殿した固形物を分解する固形
物分離槽10とを設けた生ゴミ処理装置1で、上記ディ
スポーザ6の運転時間に応じて上記流量調整槽8から上
記ばっ気槽9への汚水の供給量を調整する制御部27を
設けているものである。
【0012】台所には、通常台所排水の排出および生ご
みの排出を行うシンクを設けてあり、この排水の排出を
行う管路には生ごみの粉砕を行うディスポーザ6を配設
してある。台所外である屋外には生ごみ処理装置1を配
設してあり、ディスポーザ6と上記生ごみ処理装置1内
とは排水流入管路2にて連通させてある。
【0013】図1および図2に示すごとく、生ごみ処理
装置1にはディスポーザ6で粉砕された生ごみを水と一
緒に搬送した汚水を流入させて一時的に貯留するととも
に、沈殿分離させる沈殿槽7と、この沈殿槽7の上澄み
液である汚水が供給されて同汚水を貯留する流量調整槽
8と、この流量調整槽8から汚水を供給され同汚水を処
理するばっ気槽9と、このばっ気槽9の汚泥と上記沈殿
槽7に沈殿した固形物を分解する固形物分離槽10等を
設けてあり、沈殿槽7、流量調整槽8及び固形物分解槽
10を一体に並設してある。沈殿槽7はディスポーザ6
で粉砕して水と一緒に供給された生ごみを固形物と水と
に沈殿分離するものである。
【0014】本例の場合、図1および図2に示すごと
く、沈殿槽7が仕切板11にて流入側室7aと流出側室
7bとに仕切ってあり、流入側室7aの上部には散気部
12を設けてあり、流出側室7bの上部を連通口3にて
流量調整槽8に連通させてある。沈殿槽7の底部に沈殿
した固形物は固形物用ポンプ13にて固形物搬送管路1
4を介して固形物分解槽10に送られるようになってい
る。流量調整槽8は沈殿槽7から供給された水を流量調
整してばっ気槽9に供給するためのものであり、エアリ
フトポンプ15にて水搬送管路16を介してばっ気槽9
に定量づつ供給できるようになっている。
【0015】図1および図2に示すごとく、上記ばっ気
槽9はばっ気処理にて水を浄化するものであり、ばっ気
槽9が仕切板17にて流入側室9aと流出側室9bとに
仕切ってある。ばっ気槽9aの流入側室9aには接触材
18を内装してあり、接触材18の下方に散気部19を
設けてある。ばっ気槽9の底部に沈殿した汚泥はポンプ
20にて汚泥返送管路21を介して沈殿槽7に返送され
るようになっている。ばっ気槽9の流出側室9bの上部
からは処理水排水管路22を導出してあり、処理水排水
管路22にてばっ気槽9で浄化した処理水を下水道また
は合併浄化槽に排水できるようになっている。
【0016】図1および図2に示すごとく、上記固形物
分解槽10は内部に撹拌羽根23を回転自在に内装して
あり、モータ25にて撹拌羽根23を回転駆動できるよ
うになっている。また固形物分解槽10内にはバイオチ
ップと称される生ごみ処理材24を装填してあり、固形
物搬送管路14から搬送された固形物を生ごみ処理材2
4と一緒に撹拌羽根23にて撹拌し、生ごみ処理材24
に棲息する微生物で消化されるようになっている。この
ように生ごみ処理材で固形物を処理することでコンポス
ト化でき、これを利用できるようになっている。固形物
分解槽10は濾過等で固形物に含まれている水を分離で
きるようになっており、この分離水を分離水戻し管路2
6にて沈殿槽7に戻すことができるようになっている。
【0017】図1および図2に示すごとく、上記排水流
入管路2の端部が沈殿槽7の流入側室7aの上部に位置
させてあり、またこの沈殿槽7の流入側室7aの上部か
ら流量調整槽8の上部、ばっ気槽9の上部を経て上記処
理水排水管路22に至るように通常排水排出管路5を配
管してある。そして沈殿槽7の流入側室7aの上部で排
水流入管路2と通常排水排出管路5との間には排水切り
替え装置4を配置してある。
【0018】本例の場合、排水切り替え装置4は図3に
示すように排水流入管路2の端部と通常排水排出管路5
の端部を離間させ、この部分に略半円筒状の可動桝4a
を上下に回動自在に装着して形成されており、可動桝4
aはモータ28にて回転駆動できるようになっている。
そして可動桝4aが水平になるように回動した状態では
[図3(a)の状態]排水流入管路2と通常排水排出管
路5とが可動桝4aにて連通するようになっており、可
動桝4aが垂直になるように回動した状態では[図3
(b)の状態]排水流入管路2と通常排水排出管路5と
の連通が遮断されて排水流入管路2の端部から沈殿槽7
に排水が流入するようになっている。
【0019】上記可動桝4aはモータ28で駆動される
ものであるが、ディスポーザ6の運転の操作と連動して
行われるようになっている。つまり、ディスポーザ6の
運転のスイッチをオンすると、モータ28にて可動桝4
aが垂直になるように駆動されて排水流入管路2と通常
排水排出管路5の連通が遮断され、これと共にディスポ
ーザ運転される。ディスポーザ6の運転のスイッチをオ
フすると、モータ28にて可動桝4aが水平になるよう
に駆動されて排水流入管路2と通常排水排出管路5とが
連通する。
【0020】しかしてディスポーザ6の運転を行わない
ときには可動桝4aが水平となって排水流入管路2と通
常排水排出管路5とが連通するように排水切り替え装置
4が切り替えられている。この状態では生ごみの排出が
行われず、通常台所排水が行われるだけであり、台所か
ら通常台所排水の排出が行われると、この排水はディス
ポーザ6、排水流入管路2、可動桝4aを介して通常排
水排出管路5に流れ、通常排水排出管路5から処理水排
水管路22を介して下水道または合併浄化槽に排出され
る。このとき通常台所排水が処理水排水管路22に流れ
るためにこの排水により処理水排水管路22が洗浄さ
れ、処理水排水管路22が詰まるおそれがない。
【0021】また、生ごみの排水を行うときはディスポ
ーザ6の運転のスイッチを投入するが、運転のスイッチ
を投入すると、モータ28にて可動桝4aが垂直になる
ように駆動されて排水流入管路2と通常排水排出管路5
との連通が遮断され、ディスポーザ6が駆動されて水道
水と一緒に排水された生ごみがディスポーザ6で粉砕さ
れ、ディスポーザ6で粉砕された生ごみが排水流入管路
2にて送られ、排水流入管路2の端部から沈殿槽7に水
道水と一緒に生ごみが投入される。ディスポーザ6の運
転のスイッチを切ると、モータ28で可動桝4aが水平
になるように駆動されて排水流入管路2と通常排水排出
管路5とが連通し、通常台所排水を上記のように排出す
る状態となる。排水流入管路2の端部から沈殿槽7に粉
砕された生ごみが投入されると、沈殿槽7で固形物と水
とに沈殿分離され、固形物は固形物分解槽10にて分解
処理され、沈殿槽7で分離された水が流量調整槽8を介
してばっ気槽9に送られ、ばっ気槽9にてばっ気処理さ
れて処理水排水管路22を介して下水道または合併浄化
槽に放流される。
【0022】このように、本発明においては、図1ない
し図3に示すごとく、生ごみを処理する生ごみ処理装置
1と台所とを台所で発生する排水を生ごみ処理装置1側
に流入させるための排水流入管路2にて連通させ、生ご
み処理装置1内の入口付近で上記排水流入管路2の端部
に排水切り替え装置4を設け、排水切り替え装置4から
生ごみ処理装置1で処理せずに台所の通常台所排水を生
ごみ処理装置1外に排水する通常排水排出管路5を生ご
み処理装置1に配設し、ディスポーザ6を運転して台所
からディスポーザ6で粉砕された生ごみが水と一緒に排
水されるときは生ごみと水とを生ごみ処理装置1内に投
入するように排水切り替え装置4を切り替えると共に台
所から通常台所排水が排水されるときは通常台所排水を
通常排水排出管路5にて生ごみ処理装置1外に排出する
ように排水切り替え装置4を切り替えるようにして成っ
ているため、生ごみを排水するためにディスポーザ6を
運転したとき、排水切り替え装置4が生ごみを生ごみ処
理装置1内に投入するように切り替えられ、ディスポー
ザ6で粉砕した生ごみが水道水と一緒に生ごみ処理装置
1に投入されて処理され、ディスポーザ6を運転しない
ときは排水流入管路2と通常排水排出管路5とが連通す
るように排水切り替え装置4が切り替えられ、通常台所
排水は排水流入管路2と通常排水排出管路5を経て下水
道または合併浄化槽に排出される。これにより台所で同
じシンクから通常台所排水と生ごみを排出するものでも
排水に応じて切り替えることができ、またディスポーザ
6の運転の有無で排水切り替え装置4の切り替えができ
て切り替えが自動的にでき、取り扱いが正確且つ容易に
行うことができるようになっているものである。
【0023】また、図3の(a)および(b)に示すご
とく、排水切り替え装置4は、排水流入管路2の端部と
通常排水排出管路5の端部との間に配置した回動自在な
可動桝4aで構成し、排水流入管路2から通常台所排水
が流入するときは可動桝4aを水平にして排水流入管路
2と通常排水排出管路5とを連通させると共に排水流入
管路2から生ごみが水と一緒に流入するときは可動桝4
aを倒して排水流入管路2から生ごみ処理装置1内に生
ごみを投入する状態にする切り替えを行わせるようにし
て成っているので、可動桝4aを回動自在に装着して可
動桝4aを回動駆動するようにするだけの構造で排水切
り替え装置4を構成できて構造を簡単にできるようにな
っているものである。
【0024】図1に示すごとく、本発明においては、さ
らに、上記ディスポーザ6の運転時間に応じて上記流量
調整槽8から上記ばっ気槽9への汚水の供給量を調整す
る制御部27を設けているものである。
【0025】一般に、ディスポーザ6の運転時間(これ
をT秒とする。)と生ごみ処理装置1への流入水量(こ
れをQリットルとする。)には、相関関係があり、数式
Q=k・Tと表されるものである。ただし、kは、係数
で単位がリットル/秒となるものである。この数式によ
って、制御部27が働くものであり、ディスポーザ6の
運転時間から流量調整槽8の水位を推定することがで
き、よって、流量調整槽8に流入する水量を常に一定に
保持することができ、結果として、最低水位以下でのエ
アリフトポンプ15の空打ち、および、オーバーフロー
による水質悪化を防止することができるものである。す
なわち、水位センサーなどが不要で定格負荷でエアリフ
トポンプ15を運転することができるために、水質が確
実に良くなる。
【0026】また、上記沈殿槽7から上記固形物分離槽
10への固形物の搬送を少なくとも1日以上の間隔をも
って行うようになしたものであると、ある程度の時間的
な間隔が得られるために、固形物分離槽10の担体温度
が保持されて、微生物による固形物の分解効率が良くな
るものである。
【0027】具体的には、8時間ごとに沈殿槽7から固
形物分離槽10へ固形物を搬送した場合、すなわち、p
点でそれぞれ沈殿槽7から固形物分離槽10へ固形物を
搬送した場合を図4のl線に示したものであるが、炭酸
ガスの発生量があまり高くならずに、p点を越えるごと
に低下している。
【0028】一方、図4のL線に示すごとく、24時間
ごとに沈殿槽7から固形物分離槽10へ固形物を搬送し
た場合、すなわち、P点でそれぞれ沈殿槽7から固形物
分離槽10へ固形物を搬送した場合は、上記図4のl線
に示すごとき場合よりも、炭酸ガスの発生量が非常に高
いものとなっている。
【0029】この炭酸ガスの発生量が高いほど、微生物
による固形物の分解が進んだことを示しており、結果と
して、ある程度の時間的な間隔が得られることで、固形
物分離槽10の担体温度が保持されて、微生物による固
形物の分解効率が良くなるものであることを示している
ものである。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明は、生ごみを処
理する生ごみ処理装置と台所とを台所で発生する排水を
生ごみ処理装置側に流入させるための排水流入管路にて
連通させ、生ごみ処理装置内の入口付近で上記排水流入
管路の端部に排水切り替え装置を設け、排水切り替え装
置から生ごみ処理装置で処理せずに台所の通常台所排水
を生ごみ処理装置外に排水する通常排水排出管路を生ご
み処理装置に配設し、ディスポーザを運転して台所から
ディスポーザで粉砕された生ごみが水と一緒に排水され
るときは生ごみと水とを生ごみ処理装置内に投入するよ
うに排水切り替え装置を切り替えると共に台所から通常
台所排水が排水されるときは通常台所排水を通常排水排
出管路にて生ごみ処理装置外に排出するように排水切り
替え装置を切り替えるようにしているので、生ごみを排
水するためにディスポーザを運転したとき、排水切り替
え装置が生ごみを生ごみ処理装置内に投入するように切
り替えられ、ディスポーザで粉砕した生ごみが水道水と
一緒に生ごみ処理装置に投入されて処理され、ディスポ
ーザを運転しないときは排水流入管路と通常排水排出管
路とが連通するように排水切り替え装置が切り替えら
れ、通常台所排水は排水流入管路と通常排水排出管路を
経て下水道または合併浄化槽に排出されるものであっ
て、台所で同じシンクから通常台所排水と生ごみを排出
するものでも排水に応じて切り替えることができるもの
であり、またディスポーザの運転の有無で排水切り替え
装置の切り替えができて切り替えが自動的にでき、取り
扱いが正確且つ容易に行うことができるものである。そ
して、ディスポーザの運転時間に応じて上記流量調整槽
から上記ばっ気槽への汚水の供給量を調整する制御部を
設けているために、導入された数式にて制御部が働くも
のであり、ディスポーザの運転時間から流量調整槽の水
位を推定することができ、よって、流量調整槽に流入す
る水量を常に一定に保持することができ、結果として、
最低水位以下でのエアリフトポンプの空打ち、および、
オーバーフローによる水質悪化を防止することができる
ものである。すなわち、水位センサーなどが不要で定格
負荷でエアリフトポンプを運転することができるため
に、水質が確実に良くなる。
【0031】また、本発明の請求項2の発明は、請求項
1において、ある程度の時間的な間隔が得られるため
に、固形物分離槽の担体温度が保持されて、微生物によ
る固形物の分解効率が良くなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る生ごみ処理装置の制
御構造を示した概略断面図である。
【図2】同上の系統を説明する説明図である。
【図3】(a)、(b)ともに同上の排水切り替え装置
を説明する斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る生ごみ処理装置の制
御構造において、炭酸ガスの発生量と経過時間の関係を
示したグラフである。
【図5】一従来例に係る生ごみ処理装置の制御構造にお
いて、流量調整槽の様子を概略図である。
【符号の説明】
1 生ごみ処理装置 6 ディスポーザ 7 沈殿槽 8 流量調整槽 9 ばっ気槽 10 固形物分離槽 27 制御部
フロントページの続き (72)発明者 山田 秀昭 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスポーザで粉砕された生ごみを水と
    一緒に搬送した汚水を流入させて一時的に貯留するとと
    もに、沈殿分離させる沈殿槽と、この沈殿槽の上澄み液
    である汚水が供給されて同汚水を貯留する流量調整槽
    と、この流量調整槽から汚水を供給され同汚水を処理す
    るばっ気槽と、このばっ気槽の汚泥と上記沈殿槽に沈殿
    した固形物を分解する固形物分離槽とを設けた生ゴミ処
    理装置で、上記ディスポーザの運転時間に応じて上記流
    量調整槽から上記ばっ気槽への汚水の供給量を調整する
    制御部を設けたことを特徴とする生ごみ処理装置の制御
    構造。
  2. 【請求項2】 上記沈殿槽から上記固形物分離槽への固
    形物の搬送を少なくとも1日以上の間隔をもって行うよ
    うになしたことを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理
    装置の制御構造。
JP04585698A 1998-02-26 1998-02-26 生ごみ処理装置の制御構造 Expired - Fee Related JP3473377B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1136449A1 (en) * 2000-03-21 2001-09-26 SANYO ELECTRIC Co., Ltd. Waste water processing system

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