JPH11244774A - 接着剤のスパイラル状塗布方法 - Google Patents

接着剤のスパイラル状塗布方法

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JPH11244774A
JPH11244774A JP6403498A JP6403498A JPH11244774A JP H11244774 A JPH11244774 A JP H11244774A JP 6403498 A JP6403498 A JP 6403498A JP 6403498 A JP6403498 A JP 6403498A JP H11244774 A JPH11244774 A JP H11244774A
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JP
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adhesive
pressurized air
air flow
nozzle
hole
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JP6403498A
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Takayuki Mende
免出隆行
Shoji Hidaka
昇二 日高
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SAN TOOL KK
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SAN TOOL KK
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Abstract

(57)【要約】 第1発明は、複数個の加圧空気孔を同心配置したノズル
ベースの下面に、ノズルベースの接着剤供給孔に連続す
る接着剤孔を有する円錐状突起を形成して、複数個の加
圧空気孔よりの加圧空気流による旋回加圧空気流を円錐
状突起に沿って旋回流下させ、円錐状突起の先端部に接
着剤露出面を設けて、変形筒体の貫通孔中を流下する溶
融接着剤に旋回加圧空気流を局部的に接触させ予備延伸
作用させることにより、この後の本延伸をより強力に行
わさしめ、接着剤ファイバーの螺旋状スプレーパターン
を高速旋回させる。第2発明は、円錐状突起の先端部に
加圧空気流接触面を形成して、円錐状突起に沿って旋回
流下する旋回加圧空気流を加圧空気流接触面に接触させ
て旋回方向を偏向させることで、接着剤ファイバーの螺
旋状スプレーパターンを断面楕円形で高速旋回させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接着剤の螺旋状スプレ
ー塗布方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】接着剤を塗布する場合、旋回する気流の
中心から接着剤を吐出することにより、走行する被塗布
物にループ状に塗布することができる。この種の装置に
ついては例えば特開昭63−283774号などに記述
されており、該特開昭63−283774号におけるノ
ズル構造は、図23図および図24に示されており、紙
おむつの製造などで一般的に利用されているが、問題点
があることもよく知られている。それは図25に示すよ
うに、被塗布物が低速で移動する場合、接着剤Hの塗布
ループの側部Rで塗布ループの中央部と比較して多量に
接着剤を塗布されることになり、均一塗布にならないこ
とである。また、図22に示すように、被塗布物が高速
で移動する場合、接着剤の回転速度が十分に上がらない
ことから目の粗い塗布となり、均一に接着できないこと
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の公知
技術による接着剤の螺旋状スプレー塗布にあたり、塗布
幅の全巾に均一な塗布すること、およびび目の密な塗布
として均一な塗布することで、前記公知技術の問題点を
解決することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願第1発明は、複数個
の加圧空気孔を同心配置したノズルベースの下面に、ノ
ズルベースの接着剤供給孔に連続する接着剤孔を有する
円錐状突起を形成して、複数個の加圧空気孔よりの加圧
空気流による旋回加圧空気流を円錐状突起に沿って旋回
流下させ、円錐状突起の先端部に接着剤露出面を設け
て、変形筒体の貫通孔中を流下する溶融接着剤に旋回加
圧空気流を局部的に接触させ予備延伸作用させることに
より、この後の本延伸をより強力に行わさしめ、接着剤
ファイバーの螺旋状スプレーパターンを高速旋回させ
る。本願第2発明は、円錐状突起の先端部に加圧空気流
接触面を形成して、円錐状突起に沿って旋回流下する旋
回加圧空気流を加圧空気流接触面に接触させて旋回方向
を偏向させることで、接着剤ファイバーの螺旋状スプレ
ーパターンを断面楕円形で高速旋回させる。
【0005】
【作用】複数個の加圧空気孔より吹出る加圧空気流は、
円錐状突起に沿って流下しかつ加圧空気孔が偏心してい
ることで旋回流となって、ノズルの接着剤孔より吐出さ
れた糸状溶融接着剤ビートに作用して、螺旋状の接着剤
ファイバーが形成される。この際、本願第1発明におい
ては、加圧空気流は円錐状突起の接着剤露出面で変形筒
体の貫通孔中を流下する溶融接着剤に局部的に接触して
貫通孔中を流下する溶融接着剤を予備延伸させることに
より、この後の本延伸をより強力に行わさしめ、その結
果、螺旋状の接着剤ファイバーを高速旋回させる。本願
第2発明においては、円錐状突起に沿って旋回流下する
加圧空気流が加圧空気流接触面に接触することで、加圧
空気流の旋回方向が偏向して、旋回加圧空気流を断面楕
円形とすることで、断面楕円形螺旋状で接着剤ファイバ
ースプレーを高速旋回させる。
【0006】
【実施の態様】本発明を実施するためのノズルAを図1
ないし図10を参照して説明する。中心部に接着剤供給
孔11を有するノズルベース1の下面に、ノズルベース
1の接着剤供給孔11に連続する接着剤孔12を有する
円錐状突起2を形成する。ノズルベース1の下面に同心
配置で開口する複数個の加圧空気孔13をノズルベース
1に角度θの傾斜角でかつ角度βの偏芯角で形成する。
本発明を実施するためのノズルにおいては、上記構造の
ノズルAの円錐状突起2の先端部に変形筒部3を形成す
る。該変形筒部3は、円錐状突起2の先端部を加工する
こによって形成することができるが(例えば、円錐状突
起2の先端部側面の一部を切除することで円錐状突起2
の先端部の断面形状を円形の一部を除去した変形筒部と
する。円錐状突起2の先端部を切除して円錐台形状とし
円錐台先端に変形筒部を連続した形状とする。)、円錐
状突起2の先端側に一部を露出させて細管3aを埋め込
むことによっても形成できる。
【0007】変形筒部3には、本願第1発明を実施する
ための接着剤露出面Pおよび本願第2発明を実施するた
めの加圧空気流接触面Qを形成するものであるが、図1
ないし図5に示す第1実施例では円錐状突起2の先端部
をV字状に切除してU状開口4とU状開口の周囲に傾斜
平面5を形成してそれぞれ接着剤露出面P、加圧空気流
接触面Qとする。図6ないし図10に示す第2実施例で
は、円錐状突起2の接着剤孔12に細管3aを挿入し
て、細管3aのうち円錐状突起2の先端より突出する部
分で変形筒部3を構成し、細管3aのの先端部をV字状
に切除してU状開口4とU状開口の周囲に傾斜平面5を
形成してそれぞれ接着剤露出面P、加圧空気流接触面Q
とする。
【0008】第1実施例における変形筒部3を示す図
5、第2実施例における変形筒部3を示す図10を参照
して、変形筒部3の接着剤露出面P、加圧空気流接触面
Qを拡大して示し、U状の加圧空気流接触面Qの上端は
円錐状突起2の先端に連続している。V字状に切除する
先端角度は小さい方がこのましいが、30度以下ではV
字の先端の2つの爪が強度的に弱くなり損傷しやすくな
る。反対に90度以上では本発明の効果が乏しくなるの
で、この先端の角度は45度前後が好ましい。接着剤孔
12の吐出孔の口径は、主として接着剤の粘度との関係
で選択される。即ち、吐出孔の口径は小さい方が延伸し
やすく旋回速度も上がるが、小さすぎると接着剤を押し
出すための圧力が高くなりすぎて装置の負担が大きくな
る。したがってこの口径は接着剤の粘度、吐出量、装置
の耐圧強度などを勘案した上で選択され、一般的には
0,4mmないし0.6mmが好ましい。
【0009】図11に示す第3実施例においては、変形
筒部3a’は、傾斜平面5の先端と、円錐状突起2と変
形筒部3a’との接続部と、の間には筒状面が存在して
いる。第2実施例および第3実施例においては、細管3
を円錐状突起2の先端に連設しているが、円錐状突起2
の先端部に変形筒部を形成する(円錐状突起2の先端部
を切除して円錐台形状とし円錐台先端に変形筒部を連続
した形状の加工品とするか、筒状部分を円錐状突起2の
先端延長部分に形成した形状の成形品)ことで、円錐状
突起2と変形筒部3とを一体化製品とすることができ
る。図12に示す第4実施例においては、変形筒部Bb
は、傾斜平面5を変形筒部の軸方向に平行な平面とし、
接着剤露出面Pを形成するためのU状開口を変形筒部の
軸方向の長溝4とする。
【0010】図14は示す第5実施例においては、変形
筒部3dは、本願第1発明を実施するための接着剤露出
面Pを形成するための長溝4のみを設け、本願第2発明
を実施するための加圧空気流接触面Qを形成するための
平面5は存在しないものである。図13は示す第6実施
例においては、変形筒部3cは、本願第2発明を実施す
るための加圧空気流接触面Qを形成するための平面5は
存在するが、本願第1発明を実施するための接着剤露出
面Pを形成するためのU状開口、長溝4は存在しないも
のである。
【0011】本発明は、接着剤スプレー塗布に際して
は、複数個の加圧空気孔よりの加圧空気流は加圧空気孔
が偏心していることで旋回流となって円錐状突起に沿っ
て旋回流下し、ノズルの接着剤孔より吐出された糸状溶
融接着剤ビートに作用して、螺旋状の接着剤ファイバー
が形成される。この際、加圧空気流は、円錐状突起の接
着剤露出面で流下中の溶融接着剤に接触して、溶融接着
剤に延伸作用を与える。その結果、螺旋状の接着剤ファ
イバーを高速に旋回させる。円錐状突起に沿って旋回流
下する加圧空気流が加圧空気流接触面に接触すること
で、加圧空気流の旋回方向を偏向させることで、旋回加
圧空気流を断面楕円形となし、接着剤ファイバーの螺旋
状スプレーパターンを断面楕円形とする。かくして、接
着剤は細い糸状となりながら高速に旋回して本質的に楕
円状に堆積する。従って被塗布物を低速で移動させても
塗布幅の両端部と中央部との塗布量に差が著しく小さく
なる。また、従来のノズルと比較して接着剤が延伸し易
くなるためより高速で旋回させることが可能となる。更
に、接着剤の粘度と旋回延伸のための気体の圧力を整え
るとノズル先端で接着剤が2つに分流し、より細い糸状
となって楕円状に旋回する。従って被塗布物を高速で移
動してもきめの細かい塗布が可能となる。
【0012】つぎに、本発明の、3つの原理、効果を説
明する。1つめはコアンダー効果として知られている。
それは 気体が高速で噴出するときその近傍にある壁面
に沿って流れようとする性質である。本発明では旋回と
延伸のために噴出された気体が初めはノズル中央の円錐
状突起に沿って流れ、次いで一部の気体はV字状をした
先端の斜面に沿って流れる。V字斜面により多く接触し
た気体がより強く偏向することと左右対称形であること
から、本発明では気体は自ら短軸の極めて小さい楕円形
に旋回することになる。なお、V字斜面の部分が長いほ
ど、即ちV字の角度が小さいほどコアンダー効果が安定
して作用する。
【0013】2つめは接着剤が高速の気流と接触するポ
イントに着目し、そこに接着剤の助走区間を設けたこと
により、延伸を容易にし高速の旋回を可能にしている。
接着剤がその吐出孔から押し出される速度は通常、毎秒
数〓ぐらいである。一方、これに接触する気流の初速度
は毎秒200〜300mである。接着剤はこの気流から
延伸作用を受けて最終的には毎秒数十mの速度まで延伸
される。このように接着剤は吐出孔を出た瞬間にいきな
り急激な延伸作用を受けるわけで、こうした環境では接
着剤は強い抗張力を発揮し延伸力が軽減されてしまう。
しかし本発明においては、接着剤は吐出孔先端に設けら
れたU字状のくびれた部分で気流との接触が始まり、接
着剤がノズルの先端の爪を離れるまでに既にある程度の
延伸が行われる。このようにU字にくびれた部分で接着
剤を助走させることにより、その後の延伸を強力に行わ
せることができ、高速旋回を可能にする。
【0014】3つめは、粘性流体の流れにおいて最も基
本的な性質であって、理論式ではクエットの流れ、ポア
ズイユの流れ、などがあるが、言葉で言うと <粘性流
体は静止壁面の近づくほどその速度が小さくなる> と
いうことである。本発明においては、1つの接着剤吐出
孔から出た接着剤はU字にくびれた部分の谷底で最初に
高速の気流と接触して強力な延伸作用を受ける。しかし
このとき接着剤はまだV字をなす2つの爪状の部分で部
分的に静止壁に接触している。したがって接着剤はその
粘度と周囲の気流による延伸力との関係によって、ある
時は図11のように流れ、ある時は図12のように流れ
るのである。高速で移動する被塗布物に よりきめ細か
い塗布を行う場合には図12のように接着剤が2つに分
流する条件で使用する。
【0015】
【実施例】実施例1 第2実施例のノズルにおいて、エアー孔の直径0.5m
m、エアー孔の数12個、エアー孔のピッチ直径4.5
mm、エアー孔の傾斜角30度、エアー孔の回転角22
度、円錐状突起の基部の直径2.7mm、円錐状突起の
高さ2mm、円錐状突起の広がり角50.8度、細管の
内径0.5mm、細管の外径0.8mm、細管の先端角
度45度、細管の突き出し長さ1.0mmのノズルを使
用した。接着剤は合成ゴム系のホットメルトで160℃
における粘度が4Pa-sのものを使用し、160℃で20
g/sec吐出した。旋回延伸用にはエアーを温度180℃
で、流量0.8N−m3/Hrで供給した。被塗布物と
してはポリエステルフィルムを使用し、ノズルの下方3
0mmの位置において毎分50mの速度で走行させた。
塗布された接着剤のパターンを図17に示す。塗布幅は
23mmであった。接着剤は幅方向、走行方向ともに均
一に塗布されており、巾方向の両端部で接着剤が盛り上
がってはいなかった。
【0016】実施例2 被塗布物のフィルムの走行速度を毎分150mとした。
その他の条件は実施例1と全く同じとした。塗布された
接着剤のパターンを図18に示す。塗布幅は23mmで
あった。塗布幅の中央部における目の細かさを評価する
方法として、塗布幅の中心線を区間L=50mmで横切
る糸数nを数え、Lをnで割ったものを「目の開き」と
呼ぶこととする。本実施例では、目の開きは1.6mm
であった。
【0017】実施例3 被塗布物のフィルムの走行速度を毎分300mとした。
その他の条件は実施例1と全く同じとした。塗布された
接着剤のパターンを図19に示す。塗布幅は23mmで
あった。目の開きは3.2mmであった。
【0018】実施例4 旋回用エアーの流量を1.1N-m3/Hrに増した。塗
布幅の調整のためのノズル先端から塗布されるフィルム
までの距離を25mmとした。その他の条件は実施例3
と全く同じとした。塗布された接着剤のパターンを図2
0に示す。塗布幅は23mmであった。目の開きは3.
2mmであった。実施例2、実施例3においては2条の
ループで構成されており、ノズルの先端で接着剤が分流
しているのが確認できる。
【0019】比較例1 従来のタイプのノズルを使用した。即ち、実施例1のノ
ズルの先端からV字状の細管を取り去ったものと等し
く、中央部の円錐状突起の高さは2mm、先端は直径が
0.8mmの円形で、その中央に口径0.5mmの円形吐出孔を有
している。塗布幅調整のためのノズル先端から塗布され
るフィルムまでの距離を18mmとした。その他の条件
は実施例1と同じとした。塗布された接着剤のパターン
を図21に示す。塗布幅は22mmであった。実施例1
と比較して、接着剤は塗布幅の両端で厚く盛り上がって
おり、中央部と比較し明らかに不均一な塗布になってい
た。
【0020】比較例2 被塗布物のフィルムの走行速度を毎分150mとした。
その他は比較例1と同じ条件にした。塗布された接着剤
のパターンを図22に示す。塗布幅は26mmで、目の
開きは3.1mmであった。実施例2と比較して、目の
開きが大きく均一な接着を求めるには不十分である。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本願第1発明によれば高
速度で移動する被塗布物においても、きめ細かい塗布が
できる。本願第2発明によれば接着剤を容易に楕円形に
旋回させることができ、その結果幅方向に均一に塗布す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例によるノズルの正面図。
【図2】 同じくノズルの側面図。
【図3】 同じくノズルの断面図。
【図4】 同じくノズルの底面図。
【図5】 同じく変形筒部の拡大斜視図。
【図6】 本発明の第2実施例によるノズルの正面図。
【図7】 同じくノズルの側面図。
【図8】 同じくノズルの断面図。
【図9】 同じくノズルの底面図。
【図10】 同じくの変形筒部の拡大斜視図。
【図11】 本発明の第2実施例によるノズルの変形筒
部の拡大斜視図。
【図12】 本発明の第3実施例によるノズルを示し、
a図は正面図、b図は底面図、c図は変形筒部の拡大斜
視図。
【図13】 本発明の第5実施例によるノズルを示し、
a図は正面図、b図は底面図、c図は変形筒部の拡大斜
視図。
【図14】 本発明の第4実施例によるノズルを示し、
a図は正面図、b図は底面図、c図は変形筒部の拡大斜
視図。
【図15】 本発明によるV字状先端部での接着剤の流
れる図。
【図16】 本発明によるV字状先端部で接着剤が2つ
に分かれて流れる図。
【図17】 実施例1で得られた塗布パターン図。
【図18】 実施例2で得られた塗布パターン図。
【図19】 実施例3で得られた塗布パターン図。
【図20】 実施例4で得られた塗布パターン図。
【図21】 比較例4で得られた塗布パターン図。
【図22】 比較例4で得られた塗布パターン図。
【図23】公知の接着剤スパイラル状塗布装置なおける
ノズルの断面図。
【図24】ノズル周りにおける接着剤と気流の関わりを
イメージ化した断面図。
【図25】 公知技術なによる塗布パターン図。
【符号の説明】
A ノズル P 接着剤露出面 Q 加圧空気流接触面 1 ノズルベース 2 円錐状突起 3 変形筒部 3a 細管 4 U状開口 5 傾斜平面 11 接着剤供給孔 12 接着剤孔 13 加圧空気孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】接着剤のスパイラル状塗布方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接着剤の螺旋状スプレ
ー塗布方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】接着剤を塗布する場合、旋回する気流の
中心から接着剤を吐出することにより、走行する被塗布
物にループ状に塗布することができる。この種の装置に
ついては例えば特開昭63−283774号などに記述
されており、該特開昭63−283774号におけるノ
ズル構造は、図23図および図24に示されており、紙
おむつの製造などで一般的に利用されているが、問題点
があることもよく知られている。それは図25に示すよ
うに、被塗布物が低速で移動する場合、接着剤Hの塗布
ループの側部Rで塗布ループの中央部と比較して多量に
接着剤を塗布されることになり、均一塗布にならないこ
とである。また、図22に示すように、被塗布物が高速
で移動する場合、接着剤の回転速度が十分に上がらない
ことから目の粗い塗布となり、均一に接着できないこと
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の公知
技術による接着剤の螺旋状スプレー塗布にあたり、塗布
幅の全巾に均一な塗布すること、およびび目の密な塗布
として均一な塗布することで、前記公知技術の問題点を
解決することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願第1発明は、複数個
の加圧空気孔を同心配置したノズルベースの下面に、ノ
ズルベースの接着剤供給孔に連続する接着剤孔を有する
円錐状突起を形成して、複数個の加圧空気孔よりの加圧
空気流による旋回加圧空気流を円錐状突起に沿って旋回
流下させ、円錐状突起の先端部に接着剤露出面を設け
て、変形筒体の貫通孔中を流下する溶融接着剤に旋回加
圧空気流を局部的に接触させ予備延伸作用させることに
より、この後の本延伸をより強力に行わさしめ、接着剤
ファイバーの螺旋状スプレーパターンを高速旋回させ
る。本願第2発明は、円錐状突起の先端部に加圧空気流
接触面を形成して、円錐状突起に沿って旋回流下する旋
回加圧空気流を加圧空気流接触面に接触させて旋回方向
を偏向させることで、接着剤ファイバーの螺旋状スプレ
ーパターンを断面楕円形で高速旋回させる。本願第3発
明は、第1発明の円錐状突起の先端部に形成した接着剤
露出面により、変形筒体の貫通孔中を流下する溶融接着
剤に旋回加圧空気流を局部的に接触させるとともに、第
2発明の円錐状突起の先端部形成した加圧空気流接触面
により、円錐状突起に沿って旋回流下する旋回加圧空気
流を加圧空気流接触面に接触させるものである。
【0005】
【作用】複数個の加圧空気孔より吹出る加圧空気流は、
円錐状突起に沿って流下しかつ加圧空気孔が偏心してい
ることで旋回流となって、ノズルの接着剤孔より吐出さ
れた糸状溶融接着剤ビートに作用して、螺旋状の接着剤
ファイバーが形成される。この際、本願第1発明におい
ては、加圧空気流は円錐状突起の接着剤露出面で変形筒
体の貫通孔中を流下する溶融接着剤に局部的に接触して
貫通孔中を流下する溶融接着剤を予備延伸させることに
より、この後の本延伸をより強力に行わさしめ、その結
果、螺旋状の接着剤ファイバーを高速旋回させる。本願
第2発明においては、円錐状突起に沿って旋回流下する
加圧空気流が加圧空気流接触面に接触することで、加圧
空気流の旋回方向が偏向して、旋回加圧空気流を断面楕
円形とすることで、断面楕円形螺旋状で接着剤ファイバ
ースプレーを高速旋回させる。本願第3発明において
は、第1発明における、貫通孔中を流下する溶融接着剤
に局部的に接触して予備延伸させることにより、この後
の本延伸をより強力に行わさしめ作用と、第2発明にお
いては、加圧空気流の旋回方向が偏向させる作用とを、
同時に行うことで、両発明の作用を相乗的に高め、接着
剤ファイバースプレーを断面楕円形螺旋状で高速旋回さ
せ、被塗装面により均一に接着剤を塗布する。
【0006】
【実施の態様】本発明を実施するためのノズルAを図1
ないし図10を参照して説明する。中心部に接着剤供給
孔11を有するノズルベース1の下面に、ノズルベース
1の接着剤供給孔11に連続する接着剤孔12を有する
円錐状突起2を形成する。ノズルベース1の下面に同心
配置で開口する複数個の加圧空気孔13をノズルベース
1に傾斜角αでかつ回転角(偏心角)βで形成する。本
発明を実施するためのノズルにおいては、上記構造のノ
ズルAの円錐状突起2の先端部に変形筒部3を形成す
る。該変形筒部3は、円錐状突起2の先端部を加工する
こによって形成することができるが(例えば、円錐状突
起2の先端部側面の一部を切除することで円錐状突起2
の先端部の断面形状を円形の一部を除去した変形筒部と
する。円錐状突起2の先端部を切除して円錐台形状とし
円錐台先端に変形筒部を連続した形状とする。)、円錐
状突起2の先端側に一部を露出させて細管3aを埋め込
むことによっても形成できる。
【0007】変形筒部3には、本願第1発明を実施する
ための接着剤露出面Pおよび本願第2発明を実施するた
めの加圧空気流接触面Qを形成するものであるが、図1
ないし図5に示す第1実施例では円錐状突起2の先端部
をV字状に切除してU状開口4とU状開口の周囲に傾斜
平面5を形成してそれそれ接着剤露出面P、加圧空気流
接触面Qとする。図6ないし図10に示す第2実施例で
は、円錐状突起2の接着剤孔12に細管3aを挿入し
て、細管3aのうち円錐状突起2の先端より突出する部
分で変形筒部3を構成し、細管3aの先端部をV字状に
切除してU状開口4とU状開口の周囲に傾斜平面5を形
成してそれぞれ接着剤露出面P、加圧空気流接触面Qと
する。
【0008】第1実施例における変形筒部3(図5参
照)、第2実施例における変形筒部3(図10参照)
、変形筒部3の接着剤露出面P、加圧空気流接触面Q
を拡大して示し、U状の加圧空気流接触面Qの上端は円
錐状突起2の先端に連続している。V字状に切除する先
端角度γは小さい方がこのましいが、30度以下ではV
字の先端の2つの爪が強度的に弱くなり損傷しやすくな
る。反対に90度以上では本発明の効果が乏しくなるの
で、この先端の角度は45度前後が好ましい。接着剤孔
12の吐出孔の口径は、主として接着剤の粘度との関係
で選択される。即ち、吐出孔の口径は小さい方が延伸し
やすく旋回速度も上がるが、小さすぎると接着剤を押し
出すための圧力が高くなりすぎて装置の負担が大きくな
る。したがってこの口径は接着剤の粘度、吐出量、装置
の耐圧強度などを勘案した上で選択され、一般的には
4mmないし0.6mmが好ましい。
【0009】図11に示す第3実施例においては、変形
筒部3a’は、傾斜平面5の先端と、円錐状突起2と変
形筒部3a’との接続部と、の間には筒状面が存在して
いる。第2実施例および第3実施例においては、細管3
を円錐状突起2の先端に連設しているが、円錐状突起2
の先端部に変形筒部を形成する(円錐状突起2の先端部
を切除して円錐台形状とし円錐台先端に変形筒部を連続
した形状の加工品とするか、筒状部分を円錐状突起2の
先端延長部分に形成した形状の成形品)ことで、円錐状
突起2と変形筒部3とを一体化製品とすることができ
る。図12に示す第4実施例においては、変形筒部
は、傾斜平面5を変形筒部の軸方向に平行な平面とし、
接着剤露出面Pを形成するためのU状開口を変形筒部の
軸方向の長溝4とする。
【0010】図14示す第5実施例においては、変形
筒部3dは、本願第1発明を実施するための接着剤露出
面Pを形成するための長溝4のみを設け、本願第2発明
を実施するための加圧空気流接触面Qを形成するための
平面5は存在しないものである。図13示す第6実施
例においては、変形筒部3cは、本願第2発明を実施す
るための加圧空気流接触面Qを形成するための平面5は
存在するが、本願第1発明を実施するための接着剤露出
面Pを形成するためのU状開口、長溝4は存在しないも
のである。
【0011】本発明は、接着剤スプレー塗布に際して
は、複数個の加圧空気孔よりの加圧空気流は加圧空気孔
が偏心していることで旋回流となって円錐状突起に沿っ
て旋回流下し、ノズルの接着剤孔より吐出された糸状溶
融接着剤ビートに作用して、螺旋状の接着剤ファイバー
が形成される。この際、加圧空気流は、円錐状突起の接
着剤露出面で流下中の溶融接着剤に接触して、溶融接着
剤に延伸作用を与える。その結果、螺旋状の接着剤ファ
イバーを高速に旋回させる。円錐状突起に沿って旋回流
下する加圧空気流が加圧空気流接触面に接触すること
で、加圧空気流の旋回方向を偏向させることで、旋回加
圧空気流を断面楕円形となし、接着剤ファイバーの螺旋
状スプレーパターンを断面楕円形とする。かくして、接
着剤は細い糸状となりながら高速に旋回して本質的に楕
円状に堆積する。従って被塗布物を低速で移動させても
塗布幅の両端部と中央部との塗布量に差が著しく小さく
なる。また、従来のノズルと比較して接着剤が延伸し易
くなるためより高速で旋回させることが可能となる。更
に、接着剤の粘度と旋回延伸のための気体の圧力を整え
るとノズル先端で接着剤が2つに分流し、より細い糸状
となって楕円状に旋回する。従って被塗布物を高速で移
動してもきめの細かい塗布が可能となる。
【0012】つぎに、本発明の、3つの原理、効果を説
明する。1つめはコアンダー効果として知られている。
それは 気体が高速で噴出するときその近傍にある壁面
に沿って流れようとする性質である。本発明では旋回と
延伸のために噴出された気体が初めはノズル中央の円錐
状突起に沿って流れ、次いで一部の気体はV字状をした
先端の斜面に沿って流れる。V字斜面により多く接触し
た気体がより強く偏向することと左右対称形であること
から、本発明では気体は自ら短軸の極めて小さい楕円形
に旋回することになる。なお、V字斜面の部分が長いほ
ど、即ちV字の角度が小さいほどコアンダー効果が安定
して作用する。
【0013】2つめは接着剤が高速の気流と接触するポ
イントに着目し、そこに接着剤の助走区間を設けたこと
により、延伸を容易にし高速の旋回を可能にしている。
接着剤がその吐出孔から押し出される速度は通常、毎秒
cmぐらいである。一方、これに接触する気流の初速
度は毎秒200〜300mである。接着剤はこの気流か
ら延伸作用を受けて最終的には毎秒数十mの速度まで延
伸される。このように接着剤は吐出孔を出た瞬間にいき
なり急激な延伸作用を受けるわけで、こうした環境では
接着剤は強い抗張力を発揮し延伸力が軽減されてしま
う。しかし本発明においては、接着剤は吐出孔先端に設
けられたU字状のくびれた部分で気流との接触が始ま
り、接着剤がノズルの先端の爪を離れるまでに既にある
程度の延伸が行われる。このようにU字にくびれた部分
で接着剤を助走させることにより、その後の延伸を強力
に行わせることができ、高速旋回を可能にする。
【0014】3つめは、粘性流体の流れにおいて最も基
本的な性質であって、理論式ではクエットの流れ、ポア
ズイユの流れ、などがあるが、言葉で言うと <粘性流
体は静止壁面の近づくほどその速度が小さくなる> と
いうことである。本発明においては、1つの接着剤吐出
孔から出た接着剤はU字にくびれた部分の谷底で最初に
高速の気流と接触して強力な延伸作用を受ける。しかし
このとき接着剤はまだV字をなす2つの爪状の部分で部
分的に静止壁に接触している。したがって接着剤はその
粘度と周囲の気流による延伸力との関係によって、ある
時は図1のように流れ、ある時は図1のように流れ
るのである。高速で移動する被塗布物に よりきめ細か
い塗布を行う場合には図1のように接着剤が2つに分
流する条件で使用する。
【0015】
【実例】実例1 第2実施例のノズルにおいて、エアー孔の直径0.5m
m、エアー孔の数12個、エアー孔のピッチ直径4.5
mm、エアー孔の傾斜角30度、エアー孔の回転角22
度、円錐状突起の基部の直径2.7mm、円錐状突起の
高さ2mm、円錐状突起の広がり角50.8度、細管の
内径0.5mm、細管の外径0.8mm、細管の先端角
度45度、細管の突き出し長さ1.0mmのノズルを使
用した。接着剤は合成ゴム系のホットメルトで160℃
における粘度が4Pa−s(パスカル秒)のものを使用
し、160℃で20g/min吐出した。旋回延伸用に
はエアーを温度180℃で、流量0.8N−m /Hr
で供給した。被塗布物としてはポリエステルフィルムを
使用し、ノズルの下方30mmの位置において毎分50
mの速度で走行させた。塗布された接着剤のパターンを
図17に示す。塗布幅は23mmであった。接着剤は幅
方向、走行方向ともに均一に塗布されており、巾方向の
両端部で接着剤が盛り上がってはいなかった。
【0016】実例2 被塗布物のフィルムの走行速度を毎分150mとした。
その他の条件は実験例1と全く同じとした。塗布された
接着剤のパターンを図18に示す。塗布幅は23mmで
あった。塗布幅の中央部における目の細かさを評価する
方法として、塗布幅の中心線を区間L=50mmで横切
る糸数nを数え、Lをnで割ったものを「目の開き」と
呼ぶこととする。本実験例では、目の開きは1.6mm
であった。
【0017】実例3 被塗布物のフィルムの走行速度を毎分300mとした。
その他の条件は実験例1と全く同じとした。塗布された
接着剤のパターンを図19に示す。塗布幅は23mmで
あった。目の開きは3.2mmであった。
【0018】実例4 旋回用エアーの流量を1.1N−m /Hrに増した。
塗布幅の調整のためのノズル先端から塗布されるフィル
ムまでの距離を25mmとした。その他の条件は実験例
3と全く同じとした。塗布された接着剤のパターンを図
20に示す。塗布幅は23mmであった。目の開きは
.2mmであった。実験例2、実験例3および後記の
比較例2においては接着剤の糸が1条のループで構成さ
れているが、本実験例では2条のループで構成されてお
り、ノズルの先端で接着剤が分流しているのが確認でき
る。
【0019】比較例1 従来のタイプのノズルを使用した。即ち、実験例1のノ
ズルの先端からV字状の細管を取り去ったものと等し
く、中央部の円錐状突起の高さは2mm、先端は直径が
0.8mmの円形で、その中央に口径0.5mmの円形
吐出孔を有している。塗布幅調整のためのノズル先端か
ら塗布されるフィルムまでの距離を18mmとした。そ
の他の条件は実験例1と同じとした。塗布された接着剤
のパターンを図21に示す。塗布幅は22mmであっ
た。実験例1と比較して、接着剤は塗布幅の両端で厚く
盛り上がっており、中央部と比較し明らかに不均一な塗
布になっていた。
【0020】比較例2 被塗布物のフィルムの走行速度を毎分150mとした。
その他は比較例1と同じ条件にした。塗布された接着剤
のパターンを図22に示す。塗布幅は26mmで、目の
開きは3.1mmであった。実験例2と比較して、目の
開きが大きく均一な接着を求めるには不十分である。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本願第1発明によれば高
速度で移動する被塗布物においても、加圧空気流が変形
筒体の貫通孔中を流下する溶融接着剤に局部的に接触し
て予備延伸させることによりこの後の本延伸をより強力
に行わさしめその結果螺旋状の接着剤ファイバーを高速
旋回させることで、きめ細かい塗布を行うことができ
る。本願第2発明によれば、円錐状突起に沿って旋回流
下する加圧空気流が加圧空気流接触面に接触すること
で、加圧空気流の旋回方向が偏向して旋回加圧空気流を
断面楕円形とすることで、接着剤ファイバーを断面楕円
形螺旋状で高速旋回させる。その結果幅方向に均一に塗
布することができる。本願第3発明によれば第1発明と
第2発明の相乗効果により高速度で移動する被塗布物に
対し均一な塗布を行うことができる。特に、実験例4に
示すごとく、塗布層を2条のループで構成することで、
きめ細かい網目状で、且つ、より均一な塗布を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例によるノズルの正面図。
【図2】 同じくノズルの側面図。
【図3】 同じくノズルの断面図。
【図4】 同じくノズルの底面図。
【図5】 同じく変形筒部の拡大斜視図。
【図6】 本発明の第2実施例によるノズルの正面図。
【図7】 同じくノズルの側面図。
【図8】 同じくノズルの断面図。
【図9】 同じくノズルの底面図。
【図10】 同じくの変形筒部の拡大斜視図。
【図11】 本発明の第実施例によるノズルの変形筒
部の拡大斜視図。
【図12】 本発明の第実施例によるノズルを示し、
a図は正面図、b図は底面図、c図は変形筒部の拡大斜
視図。
【図13】 本発明の第実施例によるノズルを示し、
a図は正面図、b図は底面図、c図は変形筒部の拡大斜
視図。
【図14】 本発明の第実施例によるノズルを示し、
a図は正面図、b図は底面図、c図は変形筒部の拡大斜
視図。
【図15】 本発明によるV字状先端部での接着剤の流
れる図。
【図16】 本発明によるV字状先端部で接着剤が2つ
に分かれて流れる図。
【図17】 実例1で得られた塗布パターン図。
【図18】 実例2で得られた塗布パターン図。
【図19】 実例3で得られた塗布パターン図。
【図20】 実例4で得られた塗布パターン図。
【図21】 比較例で得られた塗布パターン図。
【図22】 比較例で得られた塗布パターン図。
【図23】公知の接着剤スパイラル状塗布装置おける
ノズルの断面図で、ノズル周囲における接着剤と気流の
関わりをイメージ化して示す。
【図24】同じく平面図。
【図25】 公知技術による塗布パターン図。
【符号の説明】 A ノズル P 接着剤露出面 Q 加圧空気流接触面α 傾斜角 β 回転角(偏心角γ 変形筒部の先端角度 1 ノズルベース 2 円錐状突起 3 変形筒部 3a 細管 4 U状開口 5 傾斜平面 11 接着剤供給孔 12 接着剤孔 13 加圧空気孔
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図20
【補正方法】変更
【補正内容】
【図20】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図21
【補正方法】変更
【補正内容】
【図21】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図22
【補正方法】変更
【補正内容】
【図22】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズルの接着剤孔より吐出された糸状溶融
    接着剤に、接着剤孔と同心配置の複数個の加圧空気孔よ
    り吐出された加圧空気流による旋回加圧空気流を作用さ
    せることで、吐出された糸状溶融接着剤を旋回かつ延伸
    させてスパイラル状とし、接着剤ファイバーの螺旋状ス
    プレーパターンを形成する接着剤螺旋状スプレー塗布方
    法において、 複数個の加圧空気孔を同心配置したノズルベースの下面
    に、ノズルベースの接着剤供給孔に連続する接着剤孔を
    有する円錐状突起を形成して、複数個の加圧空気孔より
    の加圧空気流による旋回加圧空気流を円錐状突起に沿っ
    て旋回流下させ、 円錐状突起の先端部に接着剤露出面を設けて、変形筒体
    の貫通孔中を流下する溶融接着剤に旋回加圧空気流を局
    部的に接触させ、予備延伸させることにより、この後の
    本延伸をより強力に行わさしめ、 接着剤ファイバーの螺旋状スプレーパターンを高速旋回
    させたことを特徴とする、接着剤螺旋状スプレー塗布方
    法。
  2. 【請求項2】ノズルの接着剤孔より吐出された糸状溶融
    接着剤に、接着剤孔と同心配置の複数個の加圧空気孔よ
    り吐出された加圧空気流による旋回加圧空気流を作用さ
    せることで、吐出された糸状溶融接着剤を旋回かつ延伸
    させてスパイラル状とし、接着剤ファイバーの螺旋状ス
    プレーパターンを形成する接着剤螺旋状スプレー塗布方
    法において、 複数個の加圧空気孔を同心配置したノズルベースの下面
    に、ノズルベースの接着剤供給孔に連続する接着剤孔を
    有する円錐状突起を形成して、複数個の加圧空気孔より
    の加圧空気流による旋回加圧空気流を円錐状突起に沿っ
    て旋回流下させ、 円錐状突起の先端部に加圧空気流接触面を形成して、円
    錐状突起に沿って旋回流下する旋回加圧空気流を加圧空
    気流接触面に接触させて旋回方向を偏向させることで、 接着剤ファイバーの螺旋状スプレーパターンを断面楕円
    形で高速旋回させたことを特徴とする、接着剤螺旋状ス
    プレー塗布方法。
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