JPH11243588A - 在宅介護監視装置、在宅介護支援装置およびこれらを実現するプログラムが記録された記憶媒体 - Google Patents

在宅介護監視装置、在宅介護支援装置およびこれらを実現するプログラムが記録された記憶媒体

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JPH11243588A
JPH11243588A JP10045583A JP4558398A JPH11243588A JP H11243588 A JPH11243588 A JP H11243588A JP 10045583 A JP10045583 A JP 10045583A JP 4558398 A JP4558398 A JP 4558398A JP H11243588 A JPH11243588 A JP H11243588A
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Nobuhiko Yonetani
信彦 米谷
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、通信回線を介して在宅患者の容態
の監視を行う在宅介護監視装置と、個々の在宅患者の居
所において得られた測定結果をその在宅介護監視装置に
与える在宅介護支援装置と、これらを実現するプログラ
ムが記録された記憶媒体とに関し、病状に柔軟に適応し
た集中的な監視を行うことを目的とする。 【解決手段】 網のノードとなる単一または複数の在宅
設備に個別に含まれる測定器について、測定項目毎に、
駆動に供される制御情報と手順とを示すソフトウエアと
が予め定義された記憶手段と、上述した在宅設備の内、
網を介して所望の在宅設備との間にパスを形成する通信
インタフェース手段と、所望の在宅設備に含まれる測定
器とその測定器が測定すべき所望の項目とに対応して記
憶手段に定義されたソフトウエアを適用し、かつ上述し
たパスと通信インタフェース手段とを介してこの測定器
を駆動して測定の結果を得る遠隔監視手段とを有してさ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線を介して
在宅患者の容態を監視する在宅介護監視装置と、個々の
在宅患者の居所において医療測定器によって得られた測
定結果をこの通信回線を介してその在宅介護監視装置に
与える在宅介護支援装置と、これらを実現するプログラ
ムが記録された記憶媒体とに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、在宅患者やその在宅患者に付き添
う者に病院に居る医師がテレビ電話端末を介して指示を
与える在宅医療が行われている。また、公衆通信網につ
いては市場の自由化および競争原理の下でコストの低減
やサービス品質の向上がはかられつつあるために、上述
した在宅患者の容態を遠隔から監視することを目的とし
て、例えば、加入者線に直結可能であり、かつ測定結果
を病院等に設置された特定の端末宛に送信することが可
能な医療測定器(以下、「第一の医療測定器」とい
う。)と、パソコン等の情報端末に備えられた標準のイ
ンタフェース方式に適合し、そのパソコンを介する測定
結果の確認を可能とする医療測定器(以下、「第二の医
療測定器」という。)とが実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した第一
の医療測定器では、測定の対象が健常者に限られ、かつ
測定可能なレンジが狭いことに併せて、測定結果が何ら
蓄積されることなく逐次加入者線に送出される。したが
って、例えば、脈圧が著しく低い重傷の在宅患者には適
用できず、かつ時系列の順に得られた測定結果に何らか
の処理がほどこされなければ、症状の経過やその症状と
環境条件等との相関関係の把握は不可能であった。
【0004】さらに、上述した処理については、第一の
医療測定器に適応した特定の端末のみによって実現さ
れ、このような医療測定器と通信回線とのインタフェー
スの方式は必ずしも標準化されていなかった。また、第
二の医療測定器については、在宅介護に適用されるべき
所望の項目の測定が可能であるものは、必ずしも製造さ
れていなかった。
【0005】しかし、特に我が国においては、少子化、
高齢化社会を迎えるにあたって、高齢の妻が夫をあるい
は夫が妻を介護しなければならない状況が益々増える状
況にあるために、安価に良好な在宅介護を実現するシス
テムや装置が強く要望されている。本発明は、在宅患者
の病状に柔軟に適応した多様な医療測定器によって得ら
れる測定結果の集中的な監視を通信回線を介して可能と
する在宅介護監視装置、在宅介護支援装置およびこれら
を実現するプログラムが記録された記憶媒体を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1、3、
7に記載の発明の原理ブロック図である。請求項1に記
載の発明は、通信網にノードとして設置された単一また
は複数の在宅設備11-1〜11-Nに個別に含まれる測定
器12について、測定が行われ得る項目毎に、駆動に供
されるべき制御情報と手順との双方あるいは何れか一方
を示すソフトウエアが予め定義された記憶手段13と、
単一または複数の在宅設備11-1〜11-Nの内、通信網
を介して所望の在宅設備との間にパスを形成する通信イ
ンタフェース手段14と、所望の在宅設備に含まれる測
定器とその測定器によって測定されるべき所望の項目と
に対応して記憶手段13に定義されたソフトウエアを適
用し、かつ通信インタフェース手段14によって形成さ
れたパスとその通信インタフェース手段14とを介して
この測定器を駆動することによって、測定の結果を得る
遠隔監視手段15とを有することを特徴とする。
【0007】図2は、請求項2、3、7に記載の発明の
原理ブロック図である。請求項2に記載の発明は、通信
網にノードとして設置された単一または複数の在宅設備
21-1〜21-Nに個別に含まれる任意の複数の測定器2
2-1〜22-nについて、これらの測定器22-1〜22-n
を個別に示す識別情報に併せて、駆動に供されるべき制
御情報と手順との双方あるいは何れか一方を示すソフト
ウエアとがそれぞれ測定が行われ得る項目毎に予め定義
された記憶手段23と、単一または複数の在宅設備21
-1〜21-Nの内、通信網を介して所望の在宅設備との間
にパスを形成する通信インタフェース手段24と、通信
インタフェース手段24とその通信インタフェース手段
24によって形成されたパスとを介して所望の在宅設備
に、その所望の在宅設備に含まれる測定器とこの測定器
によって測定されるべき所望の項目とに対応して記憶手
段23に定義された識別情報を与え、その識別情報と共
にこの記憶手段23に定義されたソフトウエアを適用し
てこの測定器を駆動することによって、測定の結果を得
る遠隔監視手段25とを有することを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の在宅介護監視装置において、通信インタフェース手段
14、24は、通信網と遠隔監視手段15、25とのイ
ンターフェースをとる網終端装置31と、網終端装置3
1を介して通信網に接続され、かつ識別情報、その識別
情報で示される測定器の駆動に伴って送受されるべき情
報および測定の結果の何れかである非画像情報と、画像
情報を含む通話信号とを多重化して送受するテレビ電話
端末32について、完了呼が生起している期間を識別す
る画像伝送識別手段33と、非画像情報の送受に供され
るリンクを網終端装置31を介して形成し、かつ画像伝
送識別手段32によって識別された期間に、そのリンク
に代えてテレビ電話端末32と網終端装置31とを介す
るリンクを適用するリンク切り替え手段34とを有する
ことを特徴とする。
【0009】図3は、請求項4〜6、8に記載の発明の
原理ブロック図である。請求項4に記載の発明は、通信
網に接続され、その通信網との通信インタフェースをと
る通信インタフェース手段41と、通信網と通信インタ
フェース手段41とを介して与えられる指示に応じて在
宅患者の容態を示す項目の測定を個別に行い、その測定
の結果を得る複数の測定器42-1〜42-nと、通信イン
タフェース手段41との間に配置され、これらの測定器
42-1〜42-nの内、通信網から与えられる識別情報で
示される測定器によって得られた測定の結果をその通信
網に送出する測定結果送出手段43とを備えたことを特
徴とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の在宅介護支援装置において、通信インタフェース手段
41は、通信網と測定結果送出手段43とのインターフ
ェースをとる網終端装置51と、網終端装置51を介し
て通信網に接続され、かつ識別情報、その識別情報で示
される測定器の駆動に伴って送受されるべき情報および
測定の結果の何れかである非画像情報と、画像情報を含
む通話信号とを多重化して送受するテレビ電話端末52
について、完了呼が生起している期間を識別する画像伝
送識別手段53と、非画像情報の送受に供されるリンク
を網終端装置51を介して形成すると共に、画像伝送識
別手段53によって識別された期間に、そのリンクに代
えてテレビ電話端末52とこの網終端装置51とを介す
るリンクを適用するリンク切り替え手段54とを有する
ことを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項4または
請求項5に記載の在宅介護支援装置において、在宅患者
あるいはその在宅患者に代わる者が与える指示に応じ
て、通信網を介して対向する在宅介護監視装置に発信す
べき要因を与えるマンマシンインタフェース手段55を
備え、通信インタフェース手段41は、マンマシンイン
タフェース手段55によって与えられる要因に応じて網
終端装置51および通信網を介して在宅介護監視装置宛
に発信する手段を有することを特徴とする。
【0012】請求項7に記載の発明は、請求項1ないし
請求項3の何れか1項に記載の在宅介護監視装置として
コンピュータを機能させるプログラムが記録され、かつ
コンピュータ読み取りが可能である。請求項8に記載の
発明は、請求項4ないし請求項6の何れか1項に記載の
在宅介護支援装置としてコンピュータを機能させるプロ
グラムが記録され、かつコンピュータ読み取りが可能で
ある。
【0013】(作用)請求項1に記載の発明にかかわる
在宅介護監視装置では、記憶手段13には、通信網にノ
ードとして設置された単一または複数の在宅設備11-1
〜11-Nに個別に含まれる測定器12について、測定が
行われ得る項目毎に、駆動に供されるべき制御情報と手
順との双方あるいは何れか一方を示すソフトウエアが予
め定義される。遠隔監視手段15は、これらの在宅設備
11-1〜11-Nの内、所望の在宅設備に含まれる測定器
とその測定器によって測定されるべき所望の項目とに対
応して記憶手段13に定義されたソフトウエアを適用
し、かつ通信インタフェース手段14によってその所望
の在宅設備との間に通信網を介して形成されたパスと、
その通信インタフェース手段14とを介してこの測定器
を駆動することによって測定の結果を得る。
【0014】すなわち、在宅設備11-1〜11-Nに実際
に備えられた測定器に個別に対応し、さらに、所望の測
定項目を得るために個々の測定器の駆動に供されるべき
ソフトウエアが記憶手段13に予め定義されることによ
って、これらの在宅設備11-1〜11-Nが居所に備えら
れた在宅患者の病状に適応し、かつその在宅患者の容態
を示す多様な項目の測定の結果が通信網を介して柔軟に
確度高く収集される。
【0015】請求項2に記載の発明にかかわる在宅介護
監視装置では、記憶手段23には、通信網にノードとし
て設置された単一または複数の在宅設備21-1〜21-N
に個別に含まれる任意の複数の測定器22-1〜22-nに
ついて、識別情報に併せて、駆動に供されるべき制御情
報と手順との双方あるいは何れか一方を示すソフトウエ
アとがそれぞれ測定が行われ得る項目毎に予め定義され
る。遠隔監視手段25は、通信インタフェース手段24
とその通信インタフェース手段24によって通信網を介
して形成されたパスとを介してこれらの在宅設備21-1
〜21-Nの内、所望の在宅設備に、その所望の在宅設備
に含まれる測定器とこの測定器によって測定されるべき
所望の項目とに対応して記憶手段23に定義された識別
情報を与え、その識別情報と共にこの記憶手段23に定
義されたソフトウエアを適用してこの測定器を駆動する
ことによって、測定の結果を得る。
【0016】すなわち、在宅設備21-1〜21-Nに個別
に備えられた測定器の数が複数であっても、個々の在宅
設備において上述した識別情報で示される測定器のみが
通信インタフェース手段24によって形成されたパスを
介して駆動される限り、これらの在宅設備21-1〜21
-Nが居所に備えられた在宅患者の病状に適応する項目に
ついて、測定の結果の収集が請求項1に記載の在宅介護
監視装置より柔軟に行われる。
【0017】請求項3に記載の発明にかかわる在宅介護
監視装置では、請求項2に記載の在宅介護監視装置にお
いて、画像伝送識別手段33は、網終端装置31を介し
て通信網に接続され、かつ識別情報、その識別情報で示
される測定器の駆動に伴って送受されるべき情報および
測定の結果の何れかである非画像情報と、画像情報を含
む通話信号とを多重化して送受するテレビ電話端末32
について、完了呼が生起している期間を識別する。
【0018】また、リンク切り替え手段34は、上述し
た非画像情報の送受に供されるリンクを網終端装置31
を介して形成するが、画像伝送識別手段33によって識
別された期間には、そのリンクに代えてテレビ電話端末
32と網終端装置31とを介するリンクを適用する。す
なわち、在宅設備11-1〜11-N、21-1〜21-Nの
内、何れかの在宅設備と対向してテレビ電話端末32を
介する通話が行われている期間には、このテレビ電話端
末32とその在宅設備に備えられたテレビ電話端末とが
共通の伝送方式が適応する限り、通信インタフェース手
段14、24によって形成されたパスが通話信号と上述
した非画像情報との伝送に共用される。
【0019】したがって、通信網と在宅設備11-1〜1
1-N、21-1〜21-Nとの間に敷設された回線に固有の
伝送帯域、あるいはコストの制約の下では、これらの通
話信号と非画像情報との伝送に供されるパスが個別に形
成されることが許容されない場合であっても、在宅患者
の病状に適応した多様な項目の測定の結果が通信網を介
して安価に収集される。
【0020】請求項4に記載の発明にかかわる在宅介護
支援装置では、通信インタフェース手段41は通信網と
の通信インタフェースをとり、複数の測定器42-1〜4
2-nは通信網とその通信インタフェース手段41とを介
して与えられる指示に応じて在宅患者の容態を示す項目
の測定を個別に行うと共に、その測定の結果を得る。測
定結果送出手段43は、通信インタフェース手段41を
介して通信網に、上述した複数の測定器42-1〜42-n
の内、その通信網から与えられる識別情報で示される測
定器によって得られた測定の結果を送出する。
【0021】すなわち、在宅患者の病状に適応した項目
の測定に供されるべき測定器42-1〜42-nの台数nが
複数である場合でも、これらの測定器42-1〜42-nの
内、上述した識別情報で示される測定器がその識別情報
と同様にして通信網を介して与えられる指示に応じて測
定を行い、その測定の結果がこの通信網に適宜送出され
るので、在宅患者の容態の遠隔監視が柔軟に行われる。
【0022】請求項5に記載の発明にかかわる在宅介護
支援装置では、画像伝送識別手段53は、網終端装置5
1を介して通信網に接続され、かつ識別情報、その識別
情報で示される測定器の駆動に伴って送受されるべき情
報および測定の結果の何れかである非画像情報と、画像
情報を含む通話信号とを多重化して送受するテレビ電話
端末52について、完了呼が生起している期間を識別す
る。
【0023】また、リンク切り替え手段54は、上述し
た非画像情報の送受に供されるリンクをその網終端装置
51を介して形成するが、画像伝送識別手段53によっ
て識別された期間には、そのリンクに代えてテレビ電話
端末52とこの網終端装置51とを介するリンクを適用
する。すなわち、テレビ電話端末32を介する通話が行
われている期間には、その通話相手に備えられたテレビ
電話端末とこのテレビ電話端末32とが共通の伝送方式
に適応する限り、通信インタフェース手段41によって
通信網に形成されたパスが通話信号と上述した非画像情
報との伝送に共用される。
【0024】したがって、通信網との間に敷設された回
線に固有の伝送帯域、あるいはコストの制約の下でこれ
らの通話信号と非画像情報との伝送に供されるパスが個
別に形成ことが許容されない場合であっても、在宅患者
の病状に適応した多様な項目の測定の結果が通信網に安
価に送出される。請求項6に記載の発明にかかわる在宅
介護支援装置では、請求項4または請求項5に記載の在
宅介護監支援置において、マンマシンインタフェース手
段55は、在宅患者あるいはその在宅患者に代わる者が
与える指示に応じて、通信網を介して対向する在宅介護
監視装置に発信すべき要因を与え、かつリンク切り替え
手段54は、その要因に応じて網終端装置51および通
信網を介して在宅介護監視装置宛に発信する。
【0025】すなわち、通信インタフェース手段41、
測定結果送出手段43およびテレビ電話端末52につい
ては、複雑な操作が何ら行われることなく上述した指示
に応じて在宅介護監視装置に対する発信が自動的に行わ
れるので、在宅患者あるいはその在宅患者に代わる者の
操作の誤りやその操作の誤りに応じて生じた状態におけ
る無用の混乱が回避されると共に、その在宅介護監視装
置との通信網を介する連係が安定に維持される。
【0026】請求項7に記載の発明にかかわる記憶媒体
は、請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の在宅
介護監視装置としてコンピュータを機能させるプログラ
ムが記録され、かつコンピュータ読み取りが可能であ
る。このプログラムは、在宅患者の容態を示す項目の測
定の結果を通信網を介して監視する処理を行うコンピュ
ータによって実行され、かつ着脱可能な記憶媒体に記録
されることによって流通し得る。
【0027】したがって、本発明にかかわる記憶媒体か
らこのようなプログラムを読み取って実行するコンピュ
ータは、請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の
在宅介護監視装置が適用された在宅介護システムの構成
要素となる。請求項8に記載の発明にかかわる記憶媒体
は、請求項4ないし請求項6の何れか1項に記載の在宅
介護支援装置としてコンピュータを機能させるプログラ
ムが記録され、かつコンピュータ読み取りが可能であ
る。
【0028】このプログラムは、在宅患者の容態を示す
項目の測定の結果を通信網に送出する処理を行うコンピ
ュータによって実行され、かつ着脱可能な通信網を介し
て記録されることによって流通し得る。したがって、本
発明にかかわる記憶媒体からこのようなプログラムを読
み取って実行するコンピュータは、請求項4ないし請求
項6の何れか1項に記載の在宅介護支援装置が適用され
た在宅介護システムの構成要素となる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について詳細に説明する。図4は、請求項1〜8
に記載の発明に対応した実施形態を示す図である。図に
おいて、在宅介護センタ60は、複数の在宅患者の居所
に個別に設置された在宅設備70-1〜70-Nと共にIS
DNのノードとして設置される。
【0030】在宅介護センタ60は、上述したISDN
の加入者線に接続された網終端装置(DSUおよびター
ミナルアダプタを含むと仮定する。)61と、その網終
端装置61のディジタルポートに接続されたテレビ電話
端末62と、これらの網終端装置61およびテレビ電話
端末62のアナログポート(ここでは、共に標準のイン
タフェース方式RS−232Cに準拠すると仮定す
る。)に接続された2つの通信ポートを有し、かつ表示
装置63を含むマンマシンインタフェース手段に接続さ
れたサーバ64とから構成される。
【0031】また、在宅設備70-1は、テレビ電話端末
71-1、在宅介護支援装置72-1および複数の医療測定
器(以下、単に「測定器」という。)73-11〜73-1n
から構成される。さらに、在宅介護支援装置72-1は、
上述したISDNの加入者線に接続され、かつテレビ電
話端末71-1に接続されたディジタルポートと後述する
アナログのポートとを有する網終端装置(DSUおよび
ターミナルアダプタを含むと仮定する。)74-1と、こ
れらの網終端装置74-1およびテレビ電話端末71-1の
アナログポート(ここでは、共に標準インタフェース方
式RS−232Cに準拠すると仮定する。)に接続され
た2つのポートに併せて、これらの2つのポートの何れ
かに内部で接続されるべき縦続ポートを有するスイッチ
ャ75-1と、そのスイッチャ75-1の縦続ポートに縦続
接続され、かつ上述した測定器73-11〜73-1nに個別
に接続された複数の計測ポートを有するスイッチャ76
-1とから構成される。
【0032】なお、在宅設備70-2〜70-Nの構成につ
いては、在宅設備70-1の構成と同じであるから、以下
では、対応する構成要素に第一の添え番号をそれぞれ
「2」〜「N」とする同じ符号を付与して示し、ここで
は、その説明および図示を省略する。また、本実施形態
と図1〜図3に示すブロック図との対応関係について
は、在宅設備70-1〜70-Nは在宅設備11-1〜11-
N、21-1〜21-Nに対応し、測定器73-11〜73-1
n、…、73-N1〜73-Nnは測定器12、22-1〜21-
N、42-1〜42-Nに対応し、後述する在宅設備構成テ
ーブル82およびドライバテーブル83は記憶手段1
3、23に対応し、サーバ64に備えられた2つの通信
ポートおよび網終端装置61は通信インタフェース手段
14、24に対応し、サーバ64および後述する在宅患
者情報テーブル81は遠隔監視手段15、25に対応
し、網終端装置61は網終端装置31に対応し、サーバ
64は画像伝送識別手段33およびリンク切り替え手段
34に対応し、スイッチャ75-1〜75-Nおよび網終端
装置74-1〜74-Nは通信インタフェース手段41に対
応し、スイッチャ76-1〜76-Nは測定結果送出手段4
3に対応し、網終端装置74-1〜74-Nは網終端装置5
1に対応し、テレビ電話端末62、71-1〜71-Nはそ
れぞれテレビ電話端末32、42に対応し、スイッチャ
75-1は画像伝送識別手段53およびリンク切り替え手
段54に対応し、後述するスイッチはマンマシンインタ
フェース手段55に対応する。
【0033】図5は、本実施形態におけるサーバの動作
フローチャートである。以下、図4および図5を参照し
て請求項1、2、4、6〜8に記載の発明に対応した本
実施形態の動作を説明する。在宅介護センタ60に備え
られたサーバ64の外部記憶装置(図示されない。)に
は、(1) 図6に示すように、在宅設備11-1〜11-nが
それぞれ設置された居所に居る在宅患者に個別に割り付
けられたレコードを有し、これらのレコードに、 ・ 該当する在宅患者の「氏名」と、 ・ ユニークな「患者識別子」とに併せて、 ・ 該当する在宅設備が接続されたISDNの加入者線
の「電話番号」、がを予め登録された在宅患者情報テー
ブル81と、(2) 図7に示すように、上述した「患者識
別子」に個別に対応した面を有し、これらの面に、 ・ 該当する「患者識別子」で示される在宅患者につい
て、測定が行われるべき測定項目を示す「測定項目識別
子」と、 ・ その測定が行われるべき周期(頻度)、時刻その他
を示す「測定モード」と、 ・ 同様にして行われる測定に供されるべき測定器(例
えば、在宅設備70-1においては、測定器73-11〜7
3-1nの何れかに該当する。)を示す「測定器識別子」
(ここでは、該当する測定器の機種を示す「機種識別
子」を含むと仮定する。)と、 ・ スイッチャ76-1〜76-nの計測ポートの内、その
「測定器識別子」で示される測定器が接続された計測ポ
ートを示す「ポート番号」と、が予め登録された在宅設
備構成テーブル82と、 (3) 図8に示すように、在宅設備70-1〜70-Nの何れ
かに備えられ得る測定器(符号73-11〜73-1n、…、
73-N1〜73-Nnで示される。)の全ての機種を個別に
示すユニークな「機種識別子」毎に個別に対応した面を
有し、これらの面に、 ・ その「機種識別子」で示される測定器によって測定
されるべき個々の測定項目を示す「測定項目識別子」
と、 ・ サーバ64の主記憶や外部記憶装置に予め格納さ
れ、これらの測定項目および機種に適応してその機種の
測定器の駆動に供されるべきドライバプログラムを示す
「ドライバ識別子」と、が予め登録されたドライバテー
ブル83とが格納される。
【0034】在宅介護センタ60では、サーバ64は、
在宅設備構成テーブル82の全ての「測定モード」フィ
ールドの内、有効なレコード(ここでは、簡単のため、
「測定項目識別子」がデフォルト値「0」に該当しない
レコードであると仮定する。)に含まれるものを参照す
ることによって、これらの「測定モード」フィールドに
示される周期、時刻その他に適応したスケジュール(こ
こでは、簡単のため、既述の「患者識別子」と「測定項
目識別子」との組み合わせ毎に与えられると仮定す
る。)に基づいて、後述する「計測タスク」を起動する
(図5(1))。
【0035】また、サーバ64は、既述の表示装置63
を含むマンマシンインタフェース手段を介して所望の在
宅患者を示す「患者識別子」と、その在宅患者について
収集されるべき測定項目を示す「測定項目識別子」とが
与えられると、両者を最優先のスケジュールと見なすこ
とによって同様に「計測タスク」を起動する(図5
(2))。
【0036】「計測タスク」の処理の過程では、サーバ
64は、在宅患者情報テーブル81のレコードの内、引
数として与えられた「患者識別子」(以下、「引数患者
識別子」という。)に「患者識別子」フィールドの値が
等しいレコードを特定し、そのレコードの「電話番号」
フィールドから電話番号(以下、「発信番号」とい
う。)を得る(図5(3))。
【0037】さらに、サーバ64は、在宅設備構成テー
ブル82のレコードの内、上述した「引数患者識別子」
に対応した面に含まれ、その「引数患者識別子」と共に
引数として与えられた「測定項目識別子」(以下、「引
数測定項目識別子」という。)に「測定項目識別子」フ
ィールドの値が等しいレコードを特定すると共に、その
レコードの「測定器識別子」フィールドの値(以下、
「目的測定器識別子」という。)と、「ポート番号」フ
ィールドの値(以下、「目的ポート番号」という。)を
得る(図5(4))。
【0038】また、サーバ64は、ドライバテーブル8
3の面の内、上述した「目的測定器識別子」に含まれる
「機種識別子」(以下、「目的機種識別子」という。)
に対応した面に含まれ、かつ「測定項目識別子」フィー
ルドの値が既述の「引数測定項目識別子」に等しいレコ
ードの「ドライバ識別子」フィールドの値(以下、「目
的ドライバ識別子」という。)を得る(図5(5))。
【0039】さらに、サーバ64は、既述の2つの通信
ポートの内、何れか一方(ここでは、簡単のため、網終
端装置61に接続された一方の通信ポートであると仮定
する。)を介して網終端装置61に上述した「発信番
号」を与え、かつその網終端装置61を介して呼設定の
処理を行うことによって、在宅設備70-1〜70-Nの
内、その「発信番号」で示される在宅設備(ここでは、
簡単のため、符号「70-1」で示されると仮定する。)
を着信先とする発信を行う(図5(6))。
【0040】一方、在宅設備70-1では、網終端装置7
4-1は、上述した発信に応じてISDNから着信する呼
(ここでは、簡単のため、テレビ電話端末71-1に対す
る着信呼ではないと仮定する。)に応答し、そのISD
Nと在宅介護センタ60に備えられた網終端装置61と
の連係の下で規定の呼設定を行うことによってこの呼が
完了呼となると、通話信号として与えられる伝送情報を
適宜スイッチャ75に与える。
【0041】また、在宅介護センタ60では、サーバ6
4は、網終端装置61を介して行われる呼設定の過程で
着信先である在宅設備70-1が応答し、かつ該当する呼
が完了呼となったことを認識すると、その網終端装置6
1を介してISDNに既述の「目的ポート番号」を通話
信号として送出する(図5(7))。在宅設備70-1では、
スイッチャ75-1は、網終端装置74-1によって上述し
た伝送情報として「目的ポート番号」が与えられると、
その「目的ポート番号」をスイッチャ76-1に与える。
さらに、スイッチャ76-1は、測定器73-11〜73-1n
がそれぞれ接続された計測ポートの内、この「目的ポー
ト番号」で示される計測ポート(以下、「目的計測ポー
ト」という。)をスイッチャ75-1に縦続接続する。
【0042】したがって、測定器73-11〜73-1nの
内、スイッチャ75-1、76-1を介して目的計測ポート
に接続された測定器(以下、「目的測定器」という。)
は、網終端装置74-1およびISDNを介して対向する
在宅介護センタ60と相互に直接通話信号として所望の
伝送情報を送受することができる。
【0043】また、在宅介護センタ60に備えられたサ
ーバ64には、在宅設備70-1〜70-Nの何れかに備え
られ得る測定器の全ての機種と、これらの機種の測定器
によって測定されるべき測定項目とのあらゆる組み合わ
せに対応したドライバプログラムが予めインストールさ
れる。さらに、サーバ64は、上述したように「目的ポ
ート番号」を送出した後には、これらのドライバプログ
ラムの内、先行して求められた「目的ドライバ識別子」
で示されるドライバプログラムを起動する(図5(8))こ
とによって、既述の「引数患者識別子」で示される在宅
患者について「引数測定項目識別子」で示される測定項
目の測定を行う「目的測定器」に、その「目的測定器」
に適応した手順に基づく適切な指示やパラメータを与え
ることによって所望の測定結果(例えば、血圧、脈拍、
SPO2、血糖値等々の何れか)を取得すると共に、こ
の「目的測定器」の稼働状況を適宜把握する(図5
(9))。
【0044】このように本実施形態によれば、在宅設備
70-1〜70-Nに個別に備えられた測定器73-11〜7
3-1n、…、73-N1〜73-Nnについて、機種の組み合
わせと、個別に測定の対象となるべき測定項目とに適応
した情報が既述の在宅患者情報テーブル81、在宅設備
構成テーブル82およびドライバテーブル83の対応す
るフィールドに予め設定され、これらの測定器73-11
〜73-1n、…、73-N1〜73-Nn と網終端装置74-1
〜74-Nとの間に標準のインタフェース方式が適用され
る限り、在宅介護センタ60では、個々の在宅患者の病
状に柔軟に適応した測定器の組み合わせをISDNを介
して自在に駆使しつつ所望の測定項目の測定値を遠隔か
ら取得して監視することができる。
【0045】なお、本実施形態では、在宅設備70-1〜
70-Nに個別に備えられるべき測定器の台数が何れも複
数nとなっているが、その台数については、「1」であ
ってもよい。また、このような台数が複数であっても、
全ての測定器がバス状に接続され、かつアドレス通信を
行う(例えば、GP−IBが適用されることによって)
場合には、これらの在宅設備70-1〜70-Nにスイッチ
ャ76-1〜76-Nが搭載されることなく在宅設備構成テ
ーブル82には「ポート番号」フィールドが設けられ
ず、さらに、サーバ64が既述の「目的ポート番号」を
取得したり送出する処理(図5(4)、(7))が省略されるこ
とによって、在宅介護センタ60では、個々の在宅患者
の病状に柔軟に適応した測定器の組み合わせをISDN
を介して自在に駆使しつつ所望の測定項目の測定値の遠
隔監視が可能となる。
【0046】以下、図4を参照して請求項3、5に記載
の発明に対応した本実施形態の動作を説明する。在宅設
備70-1では、テレビ電話端末71-1は、図示されない
スイッチに対して行われる操作に応じて駆動電力が供給
されると、網終端装置74-1を介してISDNにアクセ
スすることによって、在宅介護センタ60宛に自動的に
発信を行う。
【0047】さらに、テレビ電話端末71-1は、そのテ
レビ電話端末71-1に生起した呼(発信呼と着信呼との
何れであってもよい。)が完了呼となると、網終端装置
74-1のディジタルポートおよびISDNを介して在宅
介護センタ60との間に形成され、かつ伝送速度が12
8kbpsであるパス(2つのBチャネルからなる。)の
内、14.4kbpsの伝送帯域が割り付けられてなるアナログ
方式のリンク(以下、「代替リンク」という。)をスイ
ッチャ75-1との間に形成すると共に、残りの伝送帯域
をテレビ電話の通話信号(画像信号および音声信号を含
む。)に割り付ける。
【0048】また、スイッチャ75-1は、テレビ電話端
末71-1に駆動電力が供給されている状態では、上述し
た代替リンクが形成されると、網終端装置74-1のアナ
ログポートとの間に形成されたリンクに代えてその代替
リンクを適用する。一方、在宅介護センタ60では、テ
レビ電話端末62-1は、操作者の指示(既述のマンマシ
ンインタフェース手段を介して与えられてもよい。)に
応じて網終端装置61-1を介してISDNにアクセスす
ることによって、所望の在宅介護センタ(ここでは、簡
単のため符号「70-1」で示されると仮定する。)宛に
自動的に発信し、あるいはその網終端装置61-1を介し
て何れかの在宅設備70-1から呼が着信すると、その呼
に対して応答する。
【0049】さらに、テレビ電話端末62-1は、そのテ
レビ電話端末62-1に生起した呼(発信呼と着信呼との
何れであってもよい。)が完了呼となると、網終端装置
61-1のディジタルポートおよびISDNを介して何れ
かの在宅設備(ここでは、簡単のため、符号「70-1」
で示されると仮定する。)との間に形成され、かつ伝送
速度が128kbpsであるパス(2つのBチャネルからな
る。)の内、14.4kbpsの伝送帯域が割り付けられてなる
アナログ方式のリンク(以下、「代替リンク」とい
う。)をサーバ64の他方の通信ポートとの間に形成す
ると共に、残りの伝送帯域をテレビ電話の通話信号(画
像信号および音声信号を含む。)に割り付ける。
【0050】また、サーバ64は、この代替リンクが形
成された場合には、先行して網終端装置61-1のアナロ
グポートとの間に一方の通信リンクを介して形成されて
いたリンクに代えてその代替リンクを適用する。このよ
うに本実施形態によれば、在宅介護センタ60では、在
宅設備70-1〜70-Nが設置された居所に居る在宅患者
やこれらの在宅患者に代わる者が行う操作と、在宅介護
センタ60の操作員が行う操作とに応じて適宜テレビ電
話による通話が行われ、かつ画像として得られる在宅患
者の様子にほぼ実時間で対応した所望の測定項目につい
て測定結果が得られるので、請求項1、2、4、6に記
載の発明に対応した実施形態に比べて、在宅介護センタ
60の業務の効率と確度とが高められる。
【0051】なお、上述した各実施形態では、在宅介護
センタ60と在宅設備70-1〜70nとが共にISDN
のノードとして設置されているが、在宅介護センタ60
において行われるべき監視業務が損なわれない程度の伝
送速度、伝送遅延時間および伝送品質が確保されるなら
ば、例えば、そのISDNに代えてアナログの電話網、
データ伝送網およびLANも適用可能であり、さらに、
定常的にパスが形成される専用線も適用可能である。
【0052】また、上述した各実施形態では、在宅介護
センタ60において収集された測定の結果に何ら処理が
施されていないが、これらの測定の結果については、例
えば、データベースとして蓄積され、かつ在宅介護につ
いて要求される効率化、品質の向上、コストの低減等々
の達成に必要な如何なる処理が施されてもよい。さら
に、上述した各実施形態では、スイッチャ76-1〜76
-Nに与えられるべき「目的ポート番号」の型式が何ら示
されていないが、その型式については、これらのスイッ
チャ76-1〜76-Nを介して測定結果の収集に供される
測定器の駆動に際してその測定が送受すべきコマンド、
パラメータ、測定結果等との識別が可能であるならば、
如何なるものであってもよい。
【0053】また、上述した各実施形態では、個々の
「目的ドライバ識別子」で示されるドライバプログラム
によって行われるべき処理の手順とその処理において適
用されるべき演算対象が何ら示されていないが、これら
の演算手順や演算対象等については、所望の測定器とそ
の測定器によって測定されるべき項目とに適応する限
り、如何なるものであってもよい。
【0054】さらに、上述した各実施形態では、網終端
装置61のアナログポートと、サーバ64の通信ポート
と、網終端装置74-1〜74-Nのアナログポートと、ス
イッチャ75-1〜75-N、76-1〜76-Nの全てのポー
トとに標準のインタフェース方式であるRS−232C
が共通に適用されているが、このようなインタフェース
方式については、例えば、RS−422、RS−42
3、RS−485その他の如何なるDTE/DCEイン
タフェース方式(モデムが介在するものを含む。)であ
ってもよく、さらに、計測の分野で多用されるGP−I
Bが適用されてもよい。
【0055】また、このようなインタフェース方式につ
いては、スイッチャ76-1〜76-Nの測定ポートに接続
され得る全ての測定器について共通でなく、例えば、こ
れらのスイッチャ76-1〜76-Nによって測定ポート毎
に適用されたインタフェース方式の差が吸収され得るな
らば、異なるインタフェース方式が適用されてもよい。
さらに、これらのインタフェース方式の下で適用される
同期方式や通信手順については、例えば、個々の測定器
に適応したドライバプログラムやスイッチャ76-1〜7
6-Nの測定ポートで相違点が吸収されるならば、如何な
る同期方式や通信手順が適用されてもよい。
【0056】
【発明の効果】上述したように請求項1に記載の発明で
は、在宅患者の病状に適応し、かつその在宅患者の容態
を示す多様な項目の測定の結果が網を介して柔軟に確度
高く収集される。また、請求項2に記載の発明では、個
々の在宅設備として備えられた測定器の数が複数であっ
ても、在宅患者の病状に適応した項目にかかわる測定の
結果の収集が請求項1に記載の発明より柔軟に行われ
る。
【0057】さらに、請求項3、5に記載の発明では、
適用された回線に固有の伝送帯域、あるいはコストの制
約の下で、在宅患者の病状に適応した多様な項目の測定
の結果が安価に収集される。また、請求項4に記載の発
明では、在宅患者の容態の柔軟な遠隔監視が可能とな
る。
【0058】さらに、請求項6に記載の発明では、在宅
患者あるいはその在宅患者に代わる者の操作の誤りやそ
の操作の誤りに応じて生じた状態における無用の混乱が
回避され、かつ在宅介護監視装置との網を介する連係が
安定に維持される。また、請求項7に記載の発明では、
請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の在宅介護
監視装置がコンピュータによって構成される。
【0059】さらに、請求項8に記載の発明は、請求項
4ないし請求項6の何れか1項に記載の在宅介護支援装
置がコンピュータによって構成される。したがって、こ
れらの発明によれば、ハードウエアおよびソフトウエア
の構成が標準化され、かつ複数の在宅患者の個々の病状
や容態に適応した項目にかかわる測定の結果が通信網を
介して柔軟に、かつ確度高く収集されると共に、在宅介
護の効率化、品質の向上、コストの低減等々を実現する
多様な処理がこれらの収集された測定の結果に対して適
宜施される環境が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、3、7に記載の発明の原理ブロック
図である。
【図2】請求項2、3、7に記載の発明の原理ブロック
図である。
【図3】請求項4〜6、8に記載の発明の原理ブロック
図である。
【図4】請求項1〜8に記載の発明に対応した実施形態
を示す図である。
【図5】本実施形態におけるサーバの動作フローチャー
トである。
【図6】在宅患者情報テーブルの構成を示す図である。
【図7】在宅設備構成テーブルの構成を示す図である。
【図8】ドライバテーブルの構成を示す図である。
【符号の説明】
11,21,70 在宅設備 12,22,42 測定器 13,23 記憶手段 14,24,41 通信インタフェース手段 15,25 遠視監視手段 31,51,61,74 網終端装置 32,52,62,71 テレビ電話端末 33,53 画像伝送識別手段 34,54 リンク切り替え手段 43 測定結果送出手段 55 マンマシンインタフェース手段 60 在宅介護センタ 63 表示装置 64 サーバ 72 在宅介護支援装置 73 医療測定器 75,76 スイッチャ 81 在宅患者情報テーブル 82 在宅設備構成テーブル 83 ドライバテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/18

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網にノードとして設置された単一ま
    たは複数の在宅設備に個別に含まれる測定器について、
    測定が行われ得る項目毎に、駆動に供されるべき制御情
    報と手順との双方あるいは何れか一方を示すソフトウエ
    アが予め定義された記憶手段と、 前記単一または複数の在宅設備の内、前記通信網を介し
    て所望の在宅設備との間にパスを形成する通信インタフ
    ェース手段と、 前記所望の在宅設備に含まれる測定器とその測定器によ
    って測定されるべき所望の項目とに対応して前記記憶手
    段に定義されたソフトウエアを適用し、かつ前記通信イ
    ンタフェース手段によって形成されたパスとその通信イ
    ンタフェース手段とを介してこの測定器を駆動すること
    によって、測定の結果を得る遠隔監視手段とを有するこ
    とを特徴とする在宅介護監視装置。
  2. 【請求項2】 通信網にノードとして設置された単一ま
    たは複数の在宅設備に個別に含まれる任意の複数の測定
    器について、これらの測定器を個別に示す識別情報に併
    せて、駆動に供されるべき制御情報と手順との双方ある
    いは何れか一方を示すソフトウエアとがそれぞれ測定が
    行われ得る項目毎に予め定義された記憶手段と、 前記単一または複数の在宅設備の内、前記通信網を介し
    て所望の在宅設備との間にパスを形成する通信インタフ
    ェース手段と、 前記通信インタフェース手段とその通信インタフェース
    手段によって形成されたパスとを介して前記所望の在宅
    設備に、その所望の在宅設備に含まれる測定器とこの測
    定器によって測定されるべき所望の項目とに対応して前
    記記憶手段に定義された識別情報を与え、その識別情報
    と共にこの記憶手段に定義されたソフトウエアを適用し
    てこの測定器を駆動することによって、測定の結果を得
    る遠隔監視手段25とを有することを特徴とする在宅介
    護監視装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の在宅介護監視装置にお
    いて、 通信インタフェース手段は、 通信網と遠隔監視手段とのインターフェースをとる網終
    端装置と、 前記網終端装置を介して前記通信網に接続され、かつ識
    別情報、その識別情報で示される測定器の駆動に伴って
    送受されるべき情報および測定の結果の何れかである非
    画像情報と、画像情報を含む通話信号とを多重化して送
    受するテレビ電話端末について、完了呼が生起している
    期間を識別する画像伝送識別手段と、 前記非画像情報の送受に供されるリンクを前記網終端装
    置を介して形成し、かつ前記画像伝送識別手段によって
    識別された期間に、そのリンクに代えて前記テレビ電話
    端末と網終端装置とを介するリンクを適用するリンク切
    り替え手段とを有することを特徴とする在宅介護監視装
    置。
  4. 【請求項4】 通信網に接続され、その通信網との通信
    インタフェースをとる通信インタフェース手段と、 前記通信網と前記通信インタフェース手段とを介して与
    えられる指示に応じて在宅患者の容態を示す項目の測定
    を個別に行い、その測定の結果を得る複数の測定器と、
    前記通信インタフェース手段との間に配置され、これら
    の測定器の内、前記通信網から与えられる識別情報で示
    される測定器によって得られた測定の結果をその通信網
    に送出する測定結果送出手段とを備えたことを特徴とす
    る在宅介護支援装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の在宅介護支援装置にお
    いて、 通信インタフェース手段は、 通信網と測定結果送出手段とのインターフェースをとる
    網終端装置と、 前記網終端装置を介して前記通信網に接続され、かつ識
    別情報、その識別情報で示される測定器の駆動に伴って
    送受されるべき情報および測定の結果の何れかである非
    画像情報と、画像情報を含む通話信号とを多重化して送
    受するテレビ電話端末について、完了呼が生起している
    期間を識別する画像伝送識別手段と、 前記非画像情報の送受に供されるリンクを前記網終端装
    置を介して形成すると共に、前記画像伝送識別手段によ
    って識別された期間に、そのリンクに代えて前記テレビ
    電話端末とこの網終端装置とを介するリンクを適用する
    リンク切り替え手段とを有することを特徴とする在宅介
    護支援装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の在宅介
    護支援装置において、 在宅患者あるいはその在宅患者に代わる者が与える指示
    に応じて、通信網を介して対向する在宅介護監視装置に
    発信すべき要因を与えるマンマシンインタフェース手段
    を備え、 通信インタフェース手段は、 前記マンマシンインタフェース手段によって与えられる
    要因に応じて網終端装置および前記通信網を介して前記
    在宅介護監視装置宛に発信する手段を有することを特徴
    とする在宅介護支援装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項3の何れか1項に
    記載の在宅介護監視装置としてコンピュータを機能させ
    るプログラムが記録され、かつコンピュータ読み取りが
    可能である記憶媒体。
  8. 【請求項8】 請求項4ないし請求項6の何れか1項に
    記載の在宅介護支援装置としてコンピュータを機能させ
    るプログラムが記録され、かつコンピュータ読み取りが
    可能である記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008006001A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Sharp Corp 制御装置、そのプログラムおよび該プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体、診断システムならびに制御装置における制御方法
CN103312583A (zh) * 2013-07-15 2013-09-18 孟凡忠 智能家居远程监控系统及监控方法
WO2022178985A1 (zh) * 2021-02-24 2022-09-01 丰疆智能(深圳)有限公司 推料机器人的异常处理方法、装置、服务器及存储介质

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