JPH11242630A - ベースバンドic - Google Patents

ベースバンドic

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JPH11242630A
JPH11242630A JP18757098A JP18757098A JPH11242630A JP H11242630 A JPH11242630 A JP H11242630A JP 18757098 A JP18757098 A JP 18757098A JP 18757098 A JP18757098 A JP 18757098A JP H11242630 A JPH11242630 A JP H11242630A
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Application number
JP18757098A
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English (en)
Inventor
Shiyuuji Kumise
修二 久見瀬
Hideo Yamashita
秀夫 山下
Ikuo Yasui
郁夫 安井
Tsugumi Matsuishi
継巳 松石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Renesas Design Corp, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Renesas Design Corp
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウェアによる処理を削減することがで
き、処理速度の高速化を図ることが可能なベースバンド
ICを提供すること。 【解決手段】 ベースバンドICは、音声データをペー
ジ単位で記憶するためのシリアルフラッシメモリ11
と、スタートページアドレスレジスタ17に格納された
スタートページアドレスからシリアルフラッシュメモリ
11に音声データを順次格納し、ページアドレスが中間
エンドページアドレスレジスタ22に格納されたエンド
ページアドレスと一致したときにリスタートページアド
レスレジスタ23に格納されたスタートページアドレス
をスタートページアドレスレジスタ17に代入して音声
データの格納を継続する録音再生制御回路19とを含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話やPHS
(Personal Handyphone System)等の電話機において使
用されるベースバンドIC(Integrated Circuit)に関
し、特に、ベースバンドICにおける処理の高速化に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話やPHS等の電話機が広
く普及し、さらに操作性に優れた多機能を有する電話機
に対する要望が高まっている。この要望に対して付加さ
れた機能として、音声をデジタル信号に変換して録音再
生する機能や通信相手に電話機の使用者の位置情報を通
知する機能等が挙げられる。
【0003】まず、音声をデジタル信号に変換して録音
再生する機能について説明する。一般に、音声をデジタ
ルデータに変換したり、逆にデジタルデータを音声に変
換するベースバンド方式は、他の方式に比べて以下に示
すような利点がある。
【0004】(1)各種伝送媒体の伝送特性に対して低
い誤り率を実現できる。 (2)情報符号列からのタイミング抽出が容易である。
【0005】(3)1電文のくぎりの識別が容易であ
る。 このような利点により、ベースバンド方式の送受信回路
は他の方式の送受信回路に比べて小型化が可能であり、
コスト面においても有利である。したがって、音声デー
タを録音再生する機能としてベースバンド方式であるA
DPCM(Adaptive Differential Pulse Code Modulat
ion )回路が採用されている。
【0006】図9は、従来のADPCM回路を搭載した
ベースバンドICおよびその周辺回路の概略構成を示す
ブロック図である。周辺回路として、マイクロコンピュ
ータ110、およびシリアルフラッシュメモリ111が
含まれる。このシリアルフラッシュメモリ111は、図
示しないI/Oインターフェースと、バッファaおよび
バッファbと、フラッシュメモリアレイとで構成され
る。また、フラッシュメモリアレイは複数のページに分
割されている。
【0007】シリアルフラッシュメモリ111は、I/
Oインターフェースを介して外部から受信したコマンド
に基づいて、フラッシュメモリアレイのページアドレス
の読み出し、バッファaまたはバッファbからのデータ
読み出し、フラッシュメモリアレイからバッファaまた
はバッファbへのデータ転送、フラッシュメモリアレイ
内のデータとバッファaまたはバッファb内のデータと
の比較、バッファaまたはバッファbへのデータ書き込
み、バッファaまたはバッファbからフラッシュメモリ
アレイへのデータ転送等の処理を実行する。なお、バッ
ファaまたはバッファbからフラッシュメモリアレイに
データを転送する場合は、書込ページを指定する。
【0008】ベースバンドIC101は、音声データの
予測値と絶対値との差分をサンプル単位で符号化し、こ
の符号化されたデータを復号化するADPCMエンコー
ダ/デコーダ102、ADPCMエンコーダ/デコーダ
102から出力されたシリアルデータをパラレルデータ
に変換して録音再生バッファ104へ出力し、録音再生
バッファ104から出力されたパラレルデータをシリア
ルデータに変換してADPCMエンコーダ/デコーダ1
02へ出力するシリアルパラレル変換回路103、シリ
アルパラレル変換回路103またはパラレルシリアル変
換回路105から出力されたパラレルデータを一時的に
格納する録音再生バッファ104、録音再生バッファ1
04から出力されたパラレルデータをシリアルデータに
変換してシリアルフラッシュメモリ111へ出力し、シ
リアルフラッシュメモリ111から出力されたシリアル
データをパラレルデータに変換して録音再生バッファ1
04へ出力するパラレルシリアル変換回路105、およ
び音声データの録音再生の全体的な制御を行なうシリア
ルフラッシュメモリ制御回路106を含む。
【0009】また、シリアルフラッシュメモリ制御回路
106は、ADPCMエンコーダ/デコーダ102によ
って符号化されたデータをシリアルフラッシュメモリ1
11内のどのページアドレスに書き込むかを指定するス
タートページアドレスレジスタ107と、シリアルフラ
ッシュメモリ111へのデータの書込み終了のページア
ドレスを指定するエンドページアドレスレジスタ108
と、シリアルフラッシュメモリ111へのコマンドの発
行やシリアルパラレル変換回路103およびパラレルシ
リアル変換回路105等のタイミング信号の生成等を行
なう録音再生制御回路109と、スタートページアドレ
スレジスタ107の内容とエンドページアドレスレジス
タ108の内容との排他的論理和を演算し、演算結果を
反転して出力するExclusive-NOR (以下、Ex−NOR
と呼ぶ)115とを含む。
【0010】なお、録音再生バッファ104はマイクロ
コンピュータ110のメモリマップ上にマッピングされ
ており、さらに、スタートページアドレスレジスタ10
7、エンドページアドレスレジスタ108、および録音
再生制御回路109内の各レジスタ等のI/Oもメモリ
マップ上にマッピングされている。
【0011】次に、上述したベースバンドICの動作に
ついて、さらに詳細に説明する。 (音声データの録音)音声データの録音開始時に、マイ
クロコンピュータ110は、シリアルフラッシュメモリ
111のスタートページアドレスをスタートページアド
レスレジスタ107に書き込み、シリアルフラッシュメ
モリ111のエンドページアドレスをエンドページアド
レスレジスタ108に書き込む。さらに、マイクロコン
ピュータ110は、録音再生制御回路109を制御して
シリアルフラッシュメモリ111へ符号化データの書き
込みコマンドを発行するとともに、ADPCMエンコー
ダ/デコーダ102に対して音声データの符号化を指示
する。
【0012】ADPCMエンコーダ/デコーダ102に
よって符号化された音声データ(シリアルデータ)は、
シリアルパラレル変換回路103によってパラレルデー
タに変換されて録音再生バッファ104に格納される。
録音再生バッファ104に格納されたパラレルデータ
は、順次パラレルシリアル変換回路105によってシリ
アルデータに変換されてシリアルフラッシュメモリ11
1へ出力される。シリアルフラッシュメモリ111は、
パラレルシリアル変換回路105から出力されたシリア
ルデータをフラッシュメモリアレイの連続するアドレス
に書き込むことにより、音声データの録音を行なう。ス
タートページアドレスレジスタ107は、現在録音して
いるページアドレスに随時更新され、このページアドレ
スとエンドページアドレスレジスタ108に格納される
エンドページアドレスとが一致する場合、そのページへ
のデータ書込みが終了した時点で録音を終了する。 (音声データの再生)音声データの再生開始時に、マイ
クロコンピュータ110は、シリアルフラッシュメモリ
111のスタートページアドレスをスタートページアド
レスレジスタ107に書き込み、シリアルフラッシュメ
モリ111のエンドページアドレスをエンドページアド
レスレジスタ108に書き込む。さらに、マイクロコン
ピュータ110は、録音再生制御回路109を制御して
シリアルフラッシュメモリ111へ符号化データの読み
出しコマンドを発行するとともに、ADPCMエンコー
ダ/デコーダ102に対して音声データの復号化を指示
する。
【0013】シリアルフラッシュメモリ111は、コマ
ンドによって指示されたページから順次符号化データを
読み出し、パラレルシリアル変換回路105へ出力す
る。パラレルシリアル変換回路105は、シリアルフラ
ッシュメモリ111から出力されたシリアルデータをパ
ラレルデータに変換して、録音再生バッファ104に格
納する。シリアルパラレル変換回路103は、録音再生
バッファ104に格納されたパラレルデータを読み出し
てシリアルデータに変換して出力する。ADPCMエン
コーダ/デコーダ102は、シルアルパラレル変換回路
103から出力されたシリアルデータを復号化して音声
を再生する。スタートページアドレスレジスタ107
は、現在再生しているページアドレスに随時更新され、
このページアドレスとエンドページアドレスレジスタ1
08に格納されるエンドページアドレスとが一致する場
合、そのページからのデータ読み出しが終了した時点で
再生を終了する。
【0014】図10は、シリアルフラッシュメモリにデ
ータを書き込むときのタイミングチャートである。図1
0(a)に示すように、録音再生制御回路109は、シ
リアルフラッシュメモリのバッファaにデータを書き込
むときに、フラッシュメモリアクセス信号を“0”(ア
クティブ)にし、パラレルシリアル変換回路105へバ
ッファa書込みコマンドを出力する。さらに、録音再生
制御回路109は、バッファaのバッファアドレスをパ
ラレルシリアル変換回路105へ出力する。パラレルシ
リアル変換回路105は、録音再生制御回路109から
出力されたバッファa書込みコマンドとバッファアドレ
スとをシリアルデータに変換してシリアルフラッシュメ
モリ111へ出力する。
【0015】録音再生制御回路109は、パラレルシリ
アル変換回路105がバッファアドレスを出力し終わる
と、パラレルシリアル変換回路105の入力を録音再生
バッファ104に切り替える。パラレルシリアル変換回
路105は、録音再生バッファ104に格納されたパラ
レルデータを順次シリアルデータに変換してシリアルフ
ラッシュメモリ111へ出力する。そして、録音再生制
御回路109は、1ページ分のデータをシリアルフラッ
シュメモリ111へ出力し終わると、フラッシュメモリ
アクセス信号を“1”(非アクティブ)にしてシリアル
フラッシュメモリ111へのデータ書込みを終了する。
【0016】このようにして、シリアルフラッシュメモ
リ111がパラレルシリアル変換回路105から出力さ
れたシリアルデータを読み込むと、バッファ書込みコマ
ンドとバッファアドレスとを抽出し、バッファアドレス
以降のデータをバッファaに順次書き込む。
【0017】また、図10(b)に示すように、録音再
生制御回路109は、シリアルフラッシュメモリのバッ
ファaからフラッシュメモリアレイにデータを転送する
ときに、フラッシュメモリアクセス信号を“0”(アク
ティブ)にし、バッファaからメモリへの書込みコマン
ドを出力する。録音再生制御回路109は、パラレルシ
リアル変換回路105が書込みコマンドを出力し終わる
と、パラレルシリアル変換回路105の入力をスタート
ページアドレスレジスタ107に切り替える。パラレル
シリアル変換回路105は、スタートページアドレスレ
ジスタ107に格納されたスタートページアドレスを順
次シリアルデータに変換してシリアルフラッシュメモリ
111へ出力する。そして、録音再生制御回路109
は、スタートページアドレスをシリアルフラッシュメモ
リ111へ出力し終わると、フラッシュメモリアクセス
信号を“1”(非アクティブ)にする。このようにし
て、シリアルフラッシュメモリ111がパラレルシリア
ル変換回路105から出力されたシリアルデータを読み
込むと、バッファaに書き込まれているデータをフラッ
シュメモリアレイに転送する。
【0018】また、図10(c)および(d)はそれぞ
れ、バッファbへのデータ書込みおよびバッファbから
フラッシュメモリアレイへのデータ転送を示すタイミン
グチャートであるが、図10(a)および(b)に示す
タイミングチャートと同じであるので詳細な説明は繰り
返さない。音声データをシリアルフラッシュメモリ11
1に録音する場合、図10(a)〜(d)に示す動作を
繰り返すことによって、音声データをフラッシュメモリ
アレイに格納することができる。また、録音再生制御回
路109のフラッシュメモリ書込開始フラグがマイクロ
コンピュータ110のメモリマップ上にマッピングされ
ており、マイクロコンピュータ110がこのフラグに
“1”を書き込むことにより、録音再生制御回路109
がシリアルフラッシュメモリ111への書込コマンドの
送出を開始する。
【0019】また、対象ページの書込みが終了するとス
タートページアドレスレジスタ107内のページアドレ
スがインクリメントされ、エンドページアドレスと一致
するまで録音再生制御回路109がシリアルフラッシュ
メモリ111へ書込みコマンドを送出する。そして、ス
タートページアドレスレジスタ107に格納されたスタ
ートページアドレスとエンドページアドレスレジスタ1
08に格納されたエンドページアドレスとが一致し、E
x−NOR115から“1”が出力されると、録音再生
制御回路109はフラッシュメモリアレイへのデータ書
込みを終了し、録音再生制御回路109内にある録音再
生終了フラグに“1”を書き込む。
【0020】次に、通信相手に電話機の使用者の位置情
報を通知する機能について説明する。この機能を実現す
るために、基地局は周期的に基地局の個体識別情報(以
下、CS−IDと呼ぶ)を含む電波を放射している。そ
して、電話機がこの電波を受信し、この電波の電界強度
(以下、RSSIと呼ぶ)を計測するとともに、基地局
のCS−IDを抽出する。この電話機の使用者がいる近
辺に基地局が多数存在する場合、多数の基地局のCS−
IDおよびRSSIを捕捉することができる。電話機
は、捕捉したCS−IDおよびRSSIの中で、最もR
SSI値が高いものを複数抽出し、このRSSIをCS
−IDとともに通信相手に送信する。通信相手側では、
この複数のCS−IDおよびRSSIから電話機の使用
者の現在位置を知ることができる。
【0021】図11は、従来のベースバンドICが捕捉
したCS−IDをメモリに格納する動作を説明するため
の図である。このベースバンドICは、複数のCS−I
DおよびRSSIを格納するメモリ121、受信したC
S−IDおよびRSSIを一時的に保持するCS−ID
受信バッファ122、CS−ID受信バッファ122に
保持されたCS−IDおよびRSSIのメモリ121に
おける格納先を指示するメモリ格納ポインタ123、メ
モリ121に格納されているRSSIとCS−ID受信
バッファ122に保持されている受信RSSIとを順次
比較する比較器124、およびメモリ121からRSS
Iを読み出す領域を切り替えるスイッチ125を含む。
なお、CS−IDは42ビットの値であるので、1基地
局のCS−IDをCS−IDi−1〜6の6バイトで表
している。
【0022】ベースバンドICは、基地局のCS−ID
の捕捉動作の指示を受けると、LCCH(Logical Cont
rol CHannel )インターバル周期で基地局からの電波の
受信を開始し、受信した基地局のCS−IDおよびRS
SIをCS−ID受信バッファ122に保持する。そし
て、CSーID受信バッファ122に保持されたCS−
IDおよびRSSIを順次メモリ121に格納する。ベ
ースバンドICは、捕捉した基地局のCS−ID数が所
定数を超える場合に、メモリ121に格納されているR
SSIの中で最も値が小さいものを抽出し、スイッチ1
25を切り替えてそのRSSIの最小値を読み出すとと
もに、比較器124によってRSSIの最小値とCS−
ID受信バッファ122に保持しているRSSIとの比
較を行なう。ベースバンドICは、CS−ID受信バッ
ファ122に保持しているRSSIが、RSSIの最小
値より大きい場合は、CS−ID受信バッファ122に
保持しているCS−IDおよびRSSIをRSSIの最
小値が格納されている領域に格納する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のベースバンドIC101は、1ページ書込む毎にスタ
ートページアドレスレジスタ107のアドレス値をイン
クリメントするため、書込みページアドレスは常に連続
したアドレス値となる。たとえば、図12に示すよう
に、シリアルフラッシュメモリ111の未使用の領域が
不連続の場合、連続する音声データを格納するには、ソ
フトウェアでスタートページアドレスおよびエンドペー
ジアドレスを再設定する必要があった。
【0024】このため、マイクロコンピュータ110の
ソフトウェアの処理が遅れたり、スタートページアドレ
スおよびエンドページアドレスを再設定するのにベース
バンドIC101のADPCM機能を停止させる必要が
あるため、再生時に音声データの連続性が失われて異音
が発生するという問題点があった。
【0025】また、図13に示すように、シリアルフラ
ッシュメモリ111の領域が固定長で確保されている場
合、録音時間が短くても固定長で確保された領域を全て
録音済みとして扱わなければならないため、使用されな
い無駄なメモリ領域が発生するという問題点があった。
【0026】また、図14に示すように、シリアルフラ
ッシュメモリ111の連続したメモリ領域を可変長で複
数個確保する場合、録音した2件目の音声データを削除
するときに3件目以降の音声データを順次上詰めする
か、2件目以降の音声データを一括して削除する必要が
あった。
【0027】また、図11を用いて説明したように、通
信相手に電話機の使用者の位置情報を通知する場合、メ
モリ121に格納されたRSSI値が最も大きなCS−
IDをRSSIとともに複数個通知する必要がある。し
たがって、メモリ121に格納されたRSSIの中から
最も大きなRSSI値を検索する処理をソフトウェアに
よって行なわなければならない。したがって、通信相手
に電話機の使用者の位置情報を通知するまでの時間が長
くなるという問題点があった。
【0028】さらには、RSSI値が変動する場合に
は、各基地局のRSSI値を複数回捕捉し、それらの平
均値や中央値を求める処理をソフトウェアによって行な
う必要がある。したがって、これらの処理に要する時間
が長くなったり、これらの処理のためにメモリ領域を使
用する必要があるためメモリ領域の有効活用ができない
という問題点があった。
【0029】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、第1の目的は、複数個の音声データ
を録音再生するときに、ソフトウェアによる処理を最小
限にすることにより処理速度の高速化を可能にし、可変
長のメモリ領域を使用してメモリの有効活用を行うこと
が可能なベースバンドICを提供することである。
【0030】第2の目的は、通信相手に電話機の使用者
の位置情報を通知するときに、ソフトウェアによる処理
を最小限にすることにより処理速度を高速化することが
可能なベースバンドICを提供することである。
【0031】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のベース
バンドICは、音声データをページ単位で記憶するため
の記憶手段と、記憶手段に音声データを順次格納し、記
憶手段のページアドレスが第1のページアドレスとなっ
たときに、第1のページアドレスと独立に定められる記
憶手段の第2のページアドレスから音声データの格納を
継続するための制御手段とを含む。
【0032】制御手段は、記憶手段のページアドレスが
第1のページアドレスとなったときに、記憶手段の第2
のページアドレスから音声データの格納を継続するの
で、記憶手段の不連続な領域に連続する音声データを格
納することが可能となる。
【0033】請求項2に記載のベースバンドICは、請
求項1記載のベースバンドICであって、制御手段は記
憶手段のスタートページアドレスを格納するスタートペ
ージアドレスレジスタと、記憶手段の空き領域のエンド
ページアドレスを格納する中間エンドページアドレスレ
ジスタと、空き領域の次の空き領域のスタートページア
ドレスを格納するリスタートページアドレスレジスタ
と、スタートページアドレスレジスタに格納されたスタ
ートページアドレスから記憶手段に音声データを順次格
納し、ページアドレスが中間エンドページアドレスレジ
スタに格納されたエンドページアドレスと一致したとき
にリスタートページアドレスレジスタに格納されたスタ
ートページアドレスをスタートページアドレスレジスタ
に代入して音声データの格納を継続するための音声デー
タ格納制御手段とを含む。
【0034】音声データ格納制御手段は、ページアドレ
スが中間エンドページアドレスレジスタに格納されたエ
ンドページアドレスと一致したときにリスタートページ
アドレスに格納されたスタートページアドレスをスター
トページアドレスレジスタに代入して音声データの格納
を継続するので、記憶手段の不連続な領域に連続する音
声データを格納することが可能となる。
【0035】請求項3に記載のベースバンドICは、請
求項2記載のベースバンドICであって、制御手段はさ
らに次の空き領域のエンドページアドレスを格納するリ
エンドページアドレスレジスタを含み、音声データ格納
制御手段は、スタートページアドレスレジスタに格納さ
れたスタートページアドレスから記憶手段に音声データ
を順次格納し、ページアドレスが中間エンドページアド
レスレジスタに格納されたエンドページアドレスと一致
したときにリスタートページアドレスレジスタに格納さ
れたスタートページアドレスをスタートページアドレス
レジスタに代入し、リエンドページアドレスレジスタに
格納されたエンドページアドレスを中間エンドページア
ドレスレジスタに代入して音声データの格納を継続す
る。
【0036】音声データ格納制御手段は、ページアドレ
スが中間エンドページアドレスレジスタに格納されたエ
ンドページアドレスと一致したときにリスタートページ
アドレスレジスタに格納されたスタートページアドレス
をスタートページアドレスレジスタに代入し、リエンド
ページアドレスレジスタに格納されたエンドページアド
レスを中間エンドページアドレスレジスタに代入して音
声データの格納を継続するので、記憶手段の3つ以上の
不連続な領域に連続する音声データを格納することが可
能となる。
【0037】請求項4に記載のベースバンドICは、請
求項3記載のベースバンドICであって、制御手段はさ
らに記憶手段のエンドページアドレスを格納するエンド
ページアドレスレジスタを含み、音声データ格納制御手
段は、スタートページアドレスレジスタに格納されたス
タートページアドレスから記憶手段に音声データを順次
格納し、ページアドレスが中間エンドページアドレスレ
ジスタに格納されたエンドページアドレスと一致したと
きにリスタートページアドレスレジスタに格納されたス
タートページアドレスをスタートページアドレスレジス
タに代入し、リエンドページアドレスレジスタに格納さ
れたエンドページアドレスを中間エンドページアドレス
レジスタに代入して音声データの格納を継続し、ページ
アドレスがエンドページアドレスレジスタに格納された
エンドページアドレスと一致するときに音声データの格
納を終了する。
【0038】音声データ格納制御手段は、ページアドレ
スがエンドページアドレスレジスタに格納されたエンド
ページアドレスと一致するときに音声データの格納を終
了するので、予め定められた領域を超えて音声データが
記録されるのを防止することができる。
【0039】請求項5に記載のベースバンドICは、音
声データをページ単位で記憶するための記憶手段と、記
憶手段に格納された音声データを順次読み出し、記憶手
段のページアドレスが第1ページアドレスとなったとき
に、記憶手段の第2ページアドレスから音声データの読
み出しを継続するための制御手段とを含む。
【0040】制御手段は、記憶手段のページアドレスが
第1ページアドレスとなったときに、記憶手段の第2ペ
ージアドレスから音声データの読み出しを再開するの
で、記憶手段の不連続な領域に格納された音声データを
連続して再生することが可能となる。
【0041】請求項6に記載のベースバンドICは、基
地局から放射された電波の電界強度を計測するための計
測手段と、基地局から放射された電波に含まれる基地局
の識別情報を抽出するための抽出手段と、抽出手段によ
って抽出された基地局の識別情報および計測手段によっ
て計測された電界強度を格納するための格納手段と、抽
出手段によって抽出された基地局の識別情報と格納手段
によって格納された基地局の識別情報とを比較するため
の比較回路と、比較回路の比較結果によって計測手段に
よって計測された電界強度を順次格納手段に格納するた
めの書込み回路とを含む。
【0042】比較回路と書込み回路とによって、計測さ
れた電界強度を順次格納手段に格納するので、ソフトウ
ェアによる処理を削減することができ、処理速度の高速
化を図ることが可能となる。
【0043】請求項7に記載のベースバンドICは、基
地局から放射された電波の電界強度を計測するための計
測手段と、基地局から放射された電波に含まれる基地局
の識別情報を抽出するための抽出手段と、抽出手段によ
って抽出された基地局の識別情報および計測手段によっ
て計測された電界強度を格納するための格納手段と、抽
出手段によって抽出された基地局の識別情報と格納手段
によって格納された基地局の識別情報とを比較するため
の比較回路と、比較回路の比較結果によって格納手段に
格納された電界強度に計測手段によって計測された電界
強度を加算して格納手段に書き込み、捕捉回数をインク
リメントして格納手段に格納するための書込み回路とを
含む。
【0044】比較回路と書込み回路とによって、電界強
度の合計と捕捉回数とを格納手段に格納するので、ソフ
トウェアによる処理を削減することができ、処理速度の
高速化を図ることが可能となる。
【0045】請求項8に記載のベースバンドICは、請
求項7記載のベースバンドICであって、ベースバンド
ICはさらに格納手段に格納された電界強度の平均値を
算出する平均処理回路を含む。
【0046】平均処理回路は、格納手段に格納された電
界強度の平均値を算出するので、ソフトウェアによる処
理を削減することができ、処理速度の高速化を図ること
が可能となる。また、ソフトウェアによって処理する場
合に必要となるワークエリアが不要となるので、格納手
段を有効に使用することが可能になる。
【0047】請求項9に記載のベースバンドICは、請
求項8記載のベースバンドICであって、平均処理回路
はモニタ回数値から捕捉回数を減算するための減算回路
と、減算回路による減算結果に所定値を乗算するための
乗算回路と、乗算回路による乗算結果に電界強度を加算
するための加算回路と、加算回路による加算結果をモニ
タ回数で除算するための除算回路とを含む。
【0048】減算器、乗算器、加算器および除算器によ
って、格納手段に格納された電界強度の平均値を算出す
るので、ソフトウェアによる処理を削減することがで
き、処理速度の高速化を図ることが可能となる。また、
ソフトウェアによって処理する場合に必要となるワーク
エリアが不要となるので、格納手段を有効に使用するこ
とが可能になる。
【0049】請求項10に記載のベースバンドICは、
請求項6〜9のいずれかに記載のベースバンドICであ
って、ベースバンドICはさらに格納手段に格納された
電界強度の最大値を検出し、当該電界強度の最大値のポ
インタを格納手段に格納するための最大値検出回路を含
む。
【0050】最大値検出回路は、格納手段に格納された
電界強度の最大値を検出し、当該電界強度の最大値のポ
インタを格納手段に格納するので、ソフトウェアによる
処理を削減することができ、処理速度の高速化を図るこ
とが可能となる。また、ソフトウェアによって処理する
場合に必要となるワークエリアが不要となるので、格納
手段を有効に使用することが可能になる。
【0051】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のベースバンドI
Cを含むPHSの概略構成を示すブロック図である。こ
のPHSは、基地局が放射した電波を受信するアンテナ
1と、アンテナ1が受信した基地局からの電波を検波し
て復調する受信部2と、受信部2によって復調された信
号から音声データの抽出、音声データの録音再生、位置
情報の検出等の機能を有するベースバンドIC3と、ベ
ースバンドIC3から出力される信号を変調し、アンテ
ナ1を介して送信する送信部4と、ベースバンドICが
抽出した音声を出力する受話器5と、使用者が音声を入
力する送話器6と、電話番号等を入力する入力部7と、
使用者に各種情報を表示する表示部8と、PHS全体の
制御を行なうマイクロコンピュータ10とを含む。
【0052】なお、ベースバンドIC3は、TDMA
(Time Division Multiple Access )、ADPCM、基
地局から放射された電波の電界強度の計測、基地局のC
S−IDの抽出等の機能を有している。
【0053】以下に、本発明の各実施の形態におけるベ
ースバンドICについて説明するが、図1に示すPHS
の概略構成は各実施の形態において共通である。
【0054】(実施の形態1)図2は、本実施の形態に
おけるベースバンドIC3の機能のうちADPCMに関
する機能を説明するためのブロック図である。このベー
スバンドICが有するADPCM機能を実現する回路
は、音声データの予測値と絶対値との差分をサンプル単
位で符号化し、この符号化されたデータを復号化するA
DPCMエンコーダ/デコーダ12、ADPCMエンコ
ーダ/デコーダ12から出力されたシリアルデータをパ
ラレルデータに変換して録音再生バッファ14へ出力
し、録音再生バッファ14から出力されたパラレルデー
タをシリアルデータに変換してADPCMエンコーダ/
デコーダ12へ出力するシリアルパラレル変換回路1
3、シリアルパラレル変換回路13またはパラレルシリ
アル変換回路15から出力されたパラレルデータを一時
的に格納する録音再生バッファ14、録音再生バッファ
14から出力されたパラレルデータをシリアルデータに
変換してシリアルフラッシュメモリ11へ出力し、シリ
アルフラッシュメモリ11から出力されたシリアルデー
タをパラレルデータに変換して録音再生バッファ14へ
出力するパラレルシリアル変換回路15、および音声デ
ータの録音再生の全体的な制御を行なうシリアルフラッ
シュメモリ制御回路16を含む。
【0055】また、シリアルフラッシュメモリ制御回路
16は、ADPCMエンコーダ/デコーダ12によって
符号化されたデータをシリアルフラッシュメモリ11内
のどのページアドレスに書き込むかを指定するスタート
ページアドレスレジスタ17と、シリアルフラッシュメ
モリ11へのデータの書込み終了のページアドレスを指
定するエンドページアドレスレジスタ18と、シリアル
フラッシュメモリ11へのコマンドの発行やシリアルパ
ラレル変換回路13およびパラレルシリアル変換回路1
5等のタイミング信号の生成等を行なう録音再生制御回
路19と、シリアルフラッシュメモリ11の最初の連続
した空き領域の最終ページアドレスを指定する中間エン
ドページアドレスレジスタ22と、シリアルフラッシュ
メモリ11の次の空き領域のスタートページアドレスを
指定するリスタートページアドレスレジスタ23と、シ
リアルフラッシュメモリ11の次の空き領域の最終ペー
ジアドレスを指定するリエンドページアドレスレジスタ
24と、スタートページアドレスレジスタ17の内容と
エンドページアドレスレジスタ18の内容との排他的論
理和を演算し、演算結果を反転して出力するEx−NO
R25と、スタートページアドレスレジスタ17の内容
と中間エンドページアドレスレジスタ22の内容との排
他的論理和を演算し、演算結果を反転して出力するEx
−NOR26とを含む。
【0056】なお、録音再生バッファ14はマイクロコ
ンピュータ10のメモリマップ上にマッピングされてお
り、さらに、スタートページアドレスレジスタ17、エ
ンドページアドレスレジスタ18、中間エンドページア
ドレスレジスタ22、リスタートページアドレスレジス
タ23、リエンドページアドレスレジスタ24および録
音再生制御回路19内の各レジスタ等のI/Oもメモリ
マップ上にマッピングされている。また、シリアルフラ
ッシュメモリ11の構成および機能は、図9のシリアル
フラッシュメモリ111と同じであるので、詳細な説明
は繰り返さない。
【0057】次に、上述したベースバンドICの動作に
ついて、さらに詳細に説明する。 (音声データの録音)音声データの録音開始時に、マイ
クロコンピュータ10は、シリアルフラッシュメモリ1
1のスタートページアドレスをスタートページアドレス
レジスタ17に書き込み、シリアルフラッシュメモリ1
1のエンドページアドレスをエンドページアドレスレジ
スタ18に書き込む。そして、マイクロコンピュータ1
0は、中間エンドページアドレスレジスタ22にシリア
ルフラッシュメモリ11の最初の連続した空き領域の最
終ページアドレスを書き込み、リスタートページアドレ
スレジスタ23にシリアルフラッシュメモリ11の次の
空き領域のスタートページアドレスを書き込み、リエン
ドページアドレスレジスタ24にシリアルフラッシュメ
モリ11の次の空き領域の最終ページアドレスを書き込
む。さらに、マイクロコンピュータ10は、録音再生制
御回路19を制御してシリアルフラッシュメモリ11へ
符号化データの書き込みコマンドを発行するとともに、
ADPCMエンコーダ/デコーダ12に対して音声デー
タの符号化を指示する。
【0058】たとえば、図3に示すように、ページアド
レスが“0000〜00FF”、“0280〜033
3”および“0800〜FFFF”の3つの領域が空き
領域である場合、スタートページアドレスレジスタ17
に“0000”が、エンドページアドレスレジスタ18
に“FFFF”が、中間エンドページアドレスレジスタ
22に“00FF”が、リスタートページアドレスレジ
スタ23に“0280”が、およびリエンドページアド
レスレジスタ24に“0333”がそれぞれ格納され
る。ADPCMエンコーダ/デコーダ12によって符号
化された音声データ(シリアルデータ)は、シリアルパ
ラレル変換回路13によってパラレルデータに変換され
て録音再生バッファ14に格納される。録音再生バッフ
ァ14に格納されたパラレルデータは、順次パラレルシ
リアル変換回路15によってシリアルデータに変換され
てシリアルフラッシュメモリ11へ出力される。シリア
ルフラッシュメモリ11は、パラレルシリアル変換回路
15から出力されたシリアルデータをフラッシュメモリ
アレイの連続するアドレスに書き込むことにより、音声
データの録音を行なう。スタートページアドレスレジス
タ17は、現在録音しているページアドレスに随時更新
される。
【0059】スタートページアドレスレジスタ17に格
納されるページアドレスと中間エンドページアドレスレ
ジスタ22に格納されるページアドレス“00FF”と
が一致する場合、すなわち、Ex−NOR26から
“1”が出力されると、録音再生制御回路19は、リス
タートページアドレスレジスタ23の内容“0280”
をスタートページアドレスレジスタ17に代入し、リエ
ンドページアドレスレジスタ24の内容“0333”を
エンドページアドレスレジスタ18に代入する。
【0060】さらにメモリ領域“0800〜FFFF”
に音声データを録音する場合、マイクロプロセッサ10
は、リスタートページアドレスレジスタ23に“080
0”を、リエンドページアドレスレジスタ24に“FF
FF”を格納する。
【0061】シリアルフラッシュメモリ11への音声デ
ータの書き込みが進み、再度スタートページアドレスレ
ジスタ17に格納されるページアドレスと中間エンドペ
ージアドレスレジスタ22に格納されるページアドレス
“0333”とが一致すると、録音再生制御回路19
は、リスタートページアドレスレジスタ23の内容“0
800”をスタートページアドレスレジスタ17に代入
し、リエンドページアドレスレジスタ24の内容“FF
FF”を中間エンドページアドレスレジスタ22に代入
する。
【0062】そして、さらにシリアルフラッシュメモリ
11への音声データの書き込みが進み、スタートページ
アドレスレジスタ17に格納されるページアドレスとエ
ンドページアドレスレジスタ18に格納されるページア
ドレス“FFFF”とが一致すると、録音再生制御回路
19は、このページへのデータ書き込みが終了した時点
で録音を終了する。 (音声データの再生)音声データの再生開始時に、マイ
クロコンピュータ10は、シリアルフラッシュメモリ1
1のスタートページアドレスをスタートページアドレス
レジスタ17に書き込み、シリアルフラッシュメモリ1
1のエンドページアドレスをエンドページアドレスレジ
スタ18に書き込む。そして、マイクロコンピュータ1
0は、中間エンドページアドレスレジスタ22にシリア
ルフラッシュメモリ11の連続した空き領域の最終ペー
ジアドレスを書き込み、リスタートページアドレスレジ
スタ23にシリアルフラッシュメモリ11の次の空き領
域のスタートページアドレスを書き込み、リエンドペー
ジアドレスレジスタ24にシリアルフラッシュメモリ1
1の次の空き領域の最終ページアドレスを書き込む。さ
らに、マイクロコンピュータ10は、録音再生制御回路
19を制御してシリアルフラッシュメモリ11へ符号化
データの読み出しコマンドを発行するとともに、ADP
CMエンコーダ/デコーダ12に対して音声データの復
号化を指示する。
【0063】たとえば、図3に示すように、ページアド
レスが“0000〜00FF”、“0280〜033
3”および“0800〜FFFF”の3つの領域が空き
領域である場合、スタートページアドレスレジスタ17
に“0000”が、エンドページアドレスレジスタ18
に“FFFF”が、中間エンドページアドレスレジスタ
22に“00FF”が、リスタートページアドレスレジ
スタ23に“0280”が、およびリエンドページアド
レスレジスタ24に“0333”がそれぞれ格納され
る。
【0064】シリアルフラッシュメモリ11は、コマン
ドによって指示されたページから順次符号化データを読
み出し、パラレルシリアル変換回路15へ出力する。パ
ラレルシリアル変換回路15は、シリアルフラッシュメ
モリ11から出力されたシリアルデータをパラレルデー
タに変換して、録音再生バッファ14に格納する。シリ
アルパラレル変換回路13は、録音再生バッファ14に
格納されたパラレルデータを読み出してパラレルデータ
に変換して出力する。ADPCMエンコーダ/デコーダ
12は、シルアルパラレル変換回路13から出力された
シリアルデータを復号化して音声を再生する。スタート
ページアドレスレジスタ17は、現在再生しているペー
ジアドレスに随時更新される。
【0065】スタートページアドレスレジスタ17に格
納されるページアドレスと中間エンドページアドレスレ
ジスタ22に格納されるページアドレス“00FF”と
が一致する場合、すなわち、Ex−NOR26から
“1”が出力されると、録音再生制御回路19は、リス
タートページアドレスレジスタ23の内容“0280”
をスタートページアドレスレジスタ17に代入し、リエ
ンドページアドレスレジスタ24の内容“0333”を
エンドページアドレスレジスタ18に代入する。
【0066】さらにメモリ領域“0800〜FFFF”
の音声データを再生する場合、マイクロプロセッサ10
は、リスタートページアドレスレジスタ23に“080
0”を、リエンドページアドレスレジスタ24に“FF
FF”を格納する。
【0067】シリアルフラッシュメモリ11からの音声
データの読み出しが進み、再度スタートページアドレス
レジスタ17に格納されるページアドレスと中間エンド
ページアドレスレジスタ22に格納されるページアドレ
ス“0333”とが一致すると、録音再生制御回路19
は、リスタートページアドレスレジスタ23の内容“0
800”をスタートページアドレスレジスタ17に代入
し、リエンドページアドレスレジスタ24の内容“FF
FF”を中間エンドページアドレスレジスタ22に代入
する。
【0068】そして、さらにシリアルフラッシュメモリ
11からの音声データの読み出しが進み、スタートペー
ジアドレスレジスタ17に格納されるページアドレスと
エンドページアドレスレジスタ18に格納されるページ
アドレス“FFFF”とが一致すると、録音再生制御回
路19は、このページからのデータ読み出しが終了した
時点で再生を終了する。
【0069】以上説明したように、本実施の形態におけ
るベースバンドICによれば、更新されたページアドレ
スと中間エンドページアドレスレジスタ22に格納され
たページアドレスとが一致すると、スタートページアド
レスレジスタ17の内容がリスタートページアドレス2
3に格納されるページアドレスに書き換えられるため、
不連続なシリアルフラッシュメモリ11のメモリ領域の
録音再生が可能となった。
【0070】(実施の形態2)図4は、本実施の形態に
おけるベースバンドIC3の機能のうち位置検出に関す
る機能を説明するためのブロック図である。このベース
バンドICが有する位置検出機能を実現する回路は、複
数のCS−IDおよびRSSIを格納するメモリ31、
受信したCS−IDおよびRSSIを一時的に保持する
CS−ID受信バッファ32、CS−ID受信バッファ
32に格納された受信CS−IDとメモリ31に格納さ
れたCS−IDとの一致を検出するEx−NOR33、
CS−ID受信バッファ32に保持された受信CS−I
Dの格納先を検出するCS−ID格納先検出器36、お
よびCS−ID受信バッファ32に保持された受信RS
SIの格納先を検出するRSSI値格納先検出器37を
含む。
【0071】ベースバンドIC3は、図示しないCS−
ID検出機能およびRSSI検出機能によって検出され
た基地局のCS−IDおよびRSSIをCS−ID受信
バッファ32に一時的に保持する。CS−ID格納先検
出器36は、メモリ31の中のCS−IDが格納されて
いる領域を順次検索する。たとえば、メモリ31の所定
アドレス毎にCS−IDが格納されているのであれば、
CS−ID格納先検出器36は簡単な加算器によって実
現できる。
【0072】Ex−NOR33は、CS−ID格納先検
出器36によって検出されたCS−IDとCS−ID受
信バッファ32に保持された受信CS−IDとを比較
し、一致する場合には“1”を出力する。CS−ID格
納先検出器36は、Ex−NOR33から“1”が出力
されるまでCS−ID格納先の検索を行なう。
【0073】Ex−NOR33によって一致するCS−
IDが検出されると、RSSI値格納先検出器37はそ
のCS−IDが格納されているアドレスに続いて設けら
れているRSSI格納領域(RSSIi−1〜24)の
中からRSSI値の格納先を検出する。たとえば、図4
に示すように、CS−IDに対応する複数のRSSIを
連続して格納するのであれば、検出回数をカウントする
カウンタと、CS−ID格納先検出器36の出力に検出
回数を加算する加算器とによって実現できる。このよう
に複数のRSSIを検出してメモリ31に格納するの
は、後述するようにRSSIの平均値または中央値を算
出するのに必要だからである。
【0074】以上説明したように、本実施の形態におけ
るベースバンドICによれば、検出されたCS−IDお
よび複数のRSSIをハードウェアによって格納するの
で、これらの処理をソフトウェアによって行なう必要が
なくなり、処理速度の高速化が図れる。
【0075】(実施の形態3)図5は、本発明の実施の
形態3におけるベースバンドIC3の機能のうち位置検
出に関する機能を説明するためのブロック図である。こ
のベースバンドICが有する位置検出機能を実現する回
路は、図4に示す実施の形態2における回路と比較し
て、RSSI値格納先検出器37がRSSI値格納先ポ
インタ38に置換された点のみが異なる。したがって、
重複する構成および機能についての詳細な説明は繰り返
さない。
【0076】CS−ID格納先検出器36は、メモリ3
1の中のCS−IDが格納されている領域を順次検索す
る。Ex−NOR33によって一致するCS−IDが検
出されると、RSSI値格納先ポインタ38はそのCS
−IDに対応するRSSI値に受信RSSI値を加算し
て、元のRSSI値が格納されていた領域に加算結果を
格納する。さらにRSSI値格納ポインタ38は、その
CS−IDに対応する捕捉回数をインクリメントする。
このRSSI値格納先ポインタ38は、RSSI値と受
信RSSI値とを加算する加算器、捕捉回数をカウント
するカウンタ等によって実現できる。なお、本実施の形
態においてRSSI値を加算し、捕捉回数をカウントす
るのは、次の実施の形態4でRSSI値の平均値を求め
るためである。
【0077】以上説明したように、本実施の形態におけ
るベースバンドICによれば、検出されたCS−IDの
加算および捕捉回数のカウントをハードウェアによって
行なうので、これらの処理をソフトウェアによって行な
う必要がなくなり、処理速度の高速化が図れる。
【0078】(実施の形態4)図6は、本発明の実施の
形態4におけるベースバンドIC3の機能のうち位置検
出に関する機能を説明するためのブロック図である。こ
のベースバンドICが有する位置検出機能を実現する回
路は、図5に示す実施の形態3における回路にさらに、
平均処理回路40が付加された点のみが異なる。したが
って、重複する構成および機能についての詳細な説明は
繰り返さない。
【0079】図7は、図6の平均処理回路40の概略構
成を説明するためのブロック図である。平均処理回路4
0は、モニタ回数値から捕捉回数を減算する減算器5
1、減算器51による減算結果に所定値を乗算する乗算
器52、乗算器52による乗算結果にRSSI値(実施
の形態3において合計されたRSSI値)を加算する加
算器53、および加算器53による加算結果をモニタ回
数値で除算する除算器54を含む。なお、ベースバンド
ICはLCCHインターバル周期で基地局からの電波を
受信するが、そのときの受信回数をモニタ回数値とす
る。また、所定値はキャリアメーカーから指示される値
であり、基地局からの電波を受信できなかった場合にお
ける補正値(dBμV)である。
【0080】減算器51により、基地局からの電波を受
信できなかった回数が算出される。そして、乗算器52
がその減算結果に補正値を乗算し、加算器53が乗算器
52による乗算結果にRSSIの合計値を加算する。こ
のようにして求められた値は、捕捉できた場合のRSS
I値の合計に捕捉できなかった場合の補正値が加えられ
た値である。最後に、除算器54が加算器53による加
算結果をモニタ回数値で除算することにより、平均RS
SI値を算出している。
【0081】以上説明したように、本実施の形態におけ
るベースバンドICによれば、平均RSSI値をハード
ウェアによって算出するので、これらの処理をソフトウ
ェアによって行なう必要がなくなり、処理速度の高速化
が図れる。また、これらの処理をソフトウェアで行なっ
た場合に必要となるワークエリアが不要となるので、メ
モリを有効に使用することが可能となる。
【0082】(実施の形態5)図8は、本発明の実施の
形態5におけるベースバンドIC3の機能のうち位置検
出に関する機能を説明するためのブロック図である。こ
のベースバンドICが有する位置検出機能を実現する回
路は、複数のCS−IDおよびRSSIを格納するメモ
リ31、最大RSSI値を有するCS−IDが格納され
るポインタを格納するポインタ格納メモリ43、最大R
SSI値を有するCS−IDが格納されるポインタであ
る格納ポインタ44、およびメモリ31に格納されたR
SSI値を比較するRSSI値比較回路45を含む。
【0083】メモリ31には、CS−IDと実施の形態
4において算出されたRSSIの平均値またはRSSI
の中央値とが格納されている。RSSIの中央値が格納
される場合は、実施の形態2においてメモリ31に格納
された複数のRSSI値の中から中央値を求めて、予め
メモリ31に格納しておくものとする。
【0084】RSSI値比較回路45は、メモリ31に
格納されたRSSI値を順次読み出し、それらの値を比
較することによりRSSIの最大値を抽出する。そし
て、RSSIの最大値が格納されるメモリ31のアドレ
スが格納ポインタ44に代入され、RSSIの最大値が
格納されていたメモリ31の領域に“0”を代入する。
そして、格納ポインタ44の値をポインタ格納メモリ4
3に格納する。なお、RSSI値比較回路45は、メモ
リ31のRSSI値が格納されるアドレスを算出する加
算器と、そのアドレスを一時的に保持するレジスタと、
RSSI値の比較を行なうコンパレータとによって実現
できる。
【0085】RSSI値比較回路45によって最初の最
大RSSI値が求められ、そのポインタがポインタ格納
メモリ43に格納された後、再度同じ処理を行なうこと
によって2番目の最大RSSI値を求めることができ
る。このように、同じ処理を検索CS数だけ繰り返すこ
とによって、検索CS数分の最大RSSI値のポインタ
をポインタ格納メモリ43に格納することができる。
【0086】以上説明したように、本実施の形態におけ
るベースバンドICによれば、最大RSSI値をハード
ウェアによって算出してそのポインタを格納するので、
これらの処理をソフトウェアによって行なう必要がなく
なり、処理速度の高速化が図れる。また、これらの処理
をソフトウェアで行なった場合に必要となるワークエリ
アが不要となるので、メモリを有効に使用することが可
能となる。
【0087】
【発明の効果】請求項1に記載のベースバンドICによ
れば、制御手段は記憶手段のページアドレスが第1ペー
ジアドレスとなったときに、記憶手段の第2ページアド
レスから音声データの格納を再開するので、記憶手段の
不連続な領域に連続する音声データを格納することが可
能となった。
【0088】請求項2に記載のベースバンドICによれ
ば、音声データ格納制御手段は、ページアドレスが中間
エンドページアドレスレジスタに格納されたエンドペー
ジアドレスと一致したときにリスタートページアドレス
に格納されたスタートページアドレスをスタートページ
アドレスレジスタに代入して音声データの格納を継続す
るので、記憶手段の不連続な領域に連続する音声データ
を格納することが可能となった。
【0089】請求項3に記載のベースバンドICによれ
ば、音声データ格納制御手段は、ページアドレスが中間
エンドページアドレスレジスタに格納されたエンドペー
ジアドレスと一致したときにリスタートページアドレス
に格納されたスタートページアドレスをスタートページ
アドレスレジスタに代入し、リエンドページアドレスレ
ジスタに格納されたエンドページアドレスを中間エンド
ページアドレスレジスタに代入して音声データの格納を
継続するので、記憶手段の3つ以上の不連続な領域に連
続する音声データを格納することが可能となった。
【0090】請求項4に記載のベースバンドICによれ
ば、音声データ格納制御手段は、ページアドレスがエン
ドページアドレスレジスタに格納されたエンドページア
ドレスと一致するときに音声データの格納を終了するの
で、予め定められた領域を超えて音声データが記録され
るのを防止することが可能となった。
【0091】請求項5に記載のベースバンドICによれ
ば、制御手段は、記憶手段のページアドレスが第1ペー
ジアドレスとなったときに、記憶手段の第2ページアド
レスから音声データの読み出しを再開するので、記憶手
段の不連続な領域に格納された音声データを連続して再
生することが可能となった。
【0092】請求項6に記載のベースバンドICによれ
ば、比較回路と書込み回路とによって、計測された電界
強度を順次格納手段に格納するので、ソフトウェアによ
る処理を削減することができ、処理速度の高速化を図る
ことが可能となった。
【0093】請求項7に記載のベースバンドICによれ
ば、比較回路と書込み回路とによって、電界強度の合計
と捕捉回数とを格納手段に格納するので、ソフトウェア
による処理を削減することができ、処理速度の高速化を
図ることが可能となった。
【0094】請求項8に記載のベースバンドICによれ
ば、平均処理回路は、格納手段に格納された電界強度の
平均値を算出するので、ソフトウェアによる処理を削減
することができ、処理速度の高速化を図ることが可能と
なった。また、ソフトウェアによって処理する場合に必
要となるワークエリアが不要となるので、格納手段を有
効に使用することが可能になった。
【0095】請求項9に記載のベースバンドICによれ
ば、減算器、乗算器、加算器および除算器によって、格
納手段に格納された電界強度の平均値を算出するので、
ソフトウェアによる処理を削減することができ、処理速
度の高速化を図ることが可能となった。また、ソフトウ
ェアによって処理する場合に必要となるワークエリアが
不要となるので、格納手段を有効に使用することが可能
になった。
【0096】請求項10に記載のベースバンドICによ
れば、最大値検出回路は、格納手段に格納された電界強
度の最大値を検出し、当該電界強度の最大値のポインタ
を格納手段に格納するので、ソフトウェアによる処理を
削減することができ、処理速度の高速化を図ることが可
能となった。また、ソフトウェアによって処理する場合
に必要となるワークエリアが不要となるので、格納手段
を有効に使用することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のベースバンドICの概略構成を示す
ブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1におけるベースバンド
ICの概略構成を示すブロック図である。
【図3】 シリアルフラッシュメモリ11の不連続な領
域の一例を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態2におけるベースバンド
ICの概略構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明の実施の形態3におけるベースバンド
ICの概略構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明の実施の形態4におけるベースバンド
ICの概略構成を示すブロック図である。
【図7】 平均処理回路40の概略構成を示すブロック
図である。
【図8】 本発明の実施の形態5におけるベースバンド
ICの概略構成を示すブロック図である。
【図9】 従来のベースバンドICが有する音声データ
の録音再生機能を実現する回路を示す図である。
【図10】 従来のシリアルフラッシュメモリ11の書
込み時におけるタイミングチャートである。
【図11】 従来のベースバンドICが有する位置情報
の検出機能を実現する回路を示す図である。
【図12】 従来のシリアルフラッシュメモリの不連続
なメモリ領域の一例を示す図である。
【図13】 従来のシリアルフラッシュメモリの固定長
で確保されたメモリ領域の一例を示す図である。
【図14】 従来のシリアルフラッシュメモリにおいて
記憶されている音声データを上詰めする場合を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 アンテナ、2 受信部、3 ベースバンドIC、4
送信部、5 受話器 6 送話器、7 入力部、8 表示部、10 マイクロ
コンピュータ、11 シリアルフラッシュメモリ、12
ADPCMエンコーダ/デコーダ、13 シリアルパ
ラレル変換回路、14 録音再生バッファ、15 パラ
レルシリアル変換回路、16 シリアルフラッシュメモ
リ制御回路、17 スタートページアドレスレジスタ、
18 エンドページアドレスレジスタ、19 録音再生
制御回路、22 中間エンドページアドレスレジスタ、
23 リスタートページアドレスレジスタ、24 リエ
ンドページアドレスレジスタ、31 メモリ、32 C
S−ID受信バッファ、25,26,33 Ex−NO
R、36 CS−ID格納先検出器、37 RSSI値
格納先検出器、38 RSSI値格納先ポインタ、40
平均処理回路、43 ポインタ格納メモリ、44 格
納ポインタ、45 RSSI値比較回路、51 減算
器、52 乗算器、53 加算器、54 除算器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 秀夫 兵庫県伊丹市中央3丁目1番17号 三菱電 機システムエル・エス・アイ・デザイン株 式会社内 (72)発明者 安井 郁夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 松石 継巳 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声データをページ単位で記憶するため
    の記憶手段と、 前記記憶手段に音声データを順次格納し、前記記憶手段
    のページアドレスが第1のページアドレスとなったとき
    に、前記第1のページアドレスと独立に定められる前記
    記憶手段の第2のページアドレスから音声データの格納
    を継続するための制御手段とを含むベースバンドIC。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記記憶手段のスター
    トページアドレスを格納するスタートページアドレスレ
    ジスタと、 前記記憶手段の空き領域のエンドページアドレスを格納
    する中間エンドページアドレスレジスタと、 前記空き領域の次の空き領域のスタートページアドレス
    を格納するリスタートページアドレスレジスタと、 前記スタートページアドレスレジスタに格納されたスタ
    ートページアドレスから前記記憶手段に音声データを順
    次格納し、ページアドレスが前記中間エンドページアド
    レスレジスタに格納されたエンドページアドレスと一致
    したときに前記リスタートページアドレスレジスタに格
    納されたスタートページアドレスを前記スタートページ
    アドレスレジスタに代入して音声データの格納を継続す
    るための音声データ格納制御手段とを含む、請求項1記
    載のベースバンドIC。
  3. 【請求項3】 前記制御手段はさらに、前記次の空き領
    域のエンドページアドレスを格納するリエンドページア
    ドレスレジスタを含み、 前記音声データ格納制御手段は、前記スタートページア
    ドレスレジスタに格納されたスタートページアドレスか
    ら前記記憶手段に音声データを順次格納し、ページアド
    レスが前記中間エンドページアドレスレジスタに格納さ
    れたエンドページアドレスと一致したときに前記リスタ
    ートページアドレスレジスタに格納されたスタートペー
    ジアドレスを前記スタートページアドレスレジスタに代
    入し、前記リエンドページアドレスレジスタに格納され
    たエンドページアドレスを前記中間エンドページアドレ
    スレジスタに代入して音声データの格納を継続する、請
    求項2記載のベースバンドIC。
  4. 【請求項4】 前記制御手段はさらに、前記記憶手段の
    エンドページアドレスを格納するエンドページアドレス
    レジスタを含み、 前記音声データ格納制御手段は、前記スタートページア
    ドレスレジスタに格納されたスタートページアドレスか
    ら前記記憶手段に音声データを順次格納し、ページアド
    レスが前記中間エンドページアドレスレジスタに格納さ
    れたエンドページアドレスと一致したときに前記リスタ
    ートページアドレスレジスタに格納されたスタートペー
    ジアドレスを前記スタートページアドレスレジスタに代
    入し、前記リエンドページアドレスレジスタに格納され
    たエンドページアドレスを前記中間エンドページアドレ
    スレジスタに代入して音声データの格納を継続し、ペー
    ジアドレスが前記エンドページアドレスレジスタに格納
    されたエンドページアドレスと一致するときに音声デー
    タの格納を終了する、請求項3記載のベースバンドI
    C。
  5. 【請求項5】 音声データをページ単位で記憶するため
    の記憶手段と、 前記記憶手段に格納された音声データを順次読み出し、
    前記記憶手段のページアドレスが第1ページアドレスと
    なったときに、前記記憶手段の第2ページアドレスから
    音声データの読み出しを継続するための制御手段とを含
    むベースバンドIC。
  6. 【請求項6】 基地局から放射された電波の電界強度を
    計測するための計測手段と、 前記基地局から放射された電波に含まれる基地局の識別
    情報を抽出するための抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出された基地局の識別情報およ
    び前記計測手段によって計測された電界強度を格納する
    ための格納手段と、 前記抽出手段によって抽出された基地局の識別情報と前
    記格納手段によって格納された基地局の識別情報とを比
    較するための比較回路と、 前記比較回路の比較結果によって前記計測手段によって
    計測された電界強度を順次前記格納手段に格納するため
    の書込み回路とを含むベースバンドIC。
  7. 【請求項7】 基地局から放射された電波の電界強度を
    計測するための計測手段と、 前記基地局から放射された電波に含まれる基地局の識別
    情報を抽出するための抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出された基地局の識別情報およ
    び前記計測手段によって計測された電界強度を格納する
    ための格納手段と、 前記抽出手段によって抽出された基地局の識別情報と前
    記格納手段によって格納された複数の基地局の識別情報
    とを比較するための比較回路と、 前記比較回路の比較結果によって前記格納手段に格納さ
    れた電界強度に前記計測手段によって計測された電界強
    度を加算して前記格納手段に書き込み、捕捉回数をイン
    クリメントして前記格納手段に格納するための書込み回
    路とを含むベースバンドIC。
  8. 【請求項8】 前記ベースバンドICはさらに、前記格
    納手段に格納された電界強度の平均値を算出する平均処
    理回路を含む、請求項7記載のベースバンドIC。
  9. 【請求項9】 前記平均処理回路は、モニタ回数値から
    捕捉回数を減算するための減算回路と、 前記減算回路による減算結果に所定値を乗算するための
    乗算回路と、 前記乗算回路による乗算結果に電界強度を加算するため
    の加算回路と、 前記加算回路による加算結果をモニタ回数で除算するた
    めの除算回路とを含む、請求項8記載のベースバンドI
    C。
  10. 【請求項10】 前記ベースバンドICはさらに、前記
    格納手段に格納された電界強度の最大値を検出し、当該
    電界強度の最大値のポインタを前記格納手段に格納する
    ための最大値検出回路を含む、請求項6〜9のいずれか
    に記載のベースバンドIC。
JP18757098A 1997-12-26 1998-07-02 ベースバンドic Withdrawn JPH11242630A (ja)

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JP18757098A JPH11242630A (ja) 1997-12-26 1998-07-02 ベースバンドic

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JP9-360323 1997-12-26
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008009942A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Toshiba Corp メモリシステム

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JP2008009942A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Toshiba Corp メモリシステム

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