JPH11242625A - Wwwサーバのデータ参照制限方法及びそのためのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

Wwwサーバのデータ参照制限方法及びそのためのプログラムを記録した記録媒体

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JPH11242625A
JPH11242625A JP10093638A JP9363898A JPH11242625A JP H11242625 A JPH11242625 A JP H11242625A JP 10093638 A JP10093638 A JP 10093638A JP 9363898 A JP9363898 A JP 9363898A JP H11242625 A JPH11242625 A JP H11242625A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広域コンピュータ網においてWWWブラウザ
によるWWWサーバのデータ参照をクライアントまたは
利用者ごとに制限することを可能にする。 【解決手段】 WWWブラウザ4を用いてWWWサーバ
5のページ記述ファイル及び関連データファイルを参照
しようとする場合、当該クライアント1もしくはその一
利用者である利用単位のみにデータ参照を制限するため
に、参照しようとするページ記述ファイル及び関連デー
タファイルと実体が同一であって、ファイルを特定する
ための文字列であるディレクトリ名・ファイル名の一部
に、上記利用単位固有の文字列を含むような名称を持つ
ファイル等をサーバ3側の補助プログラムが作成し、利
用者のWWWブラウザ4がそれを参照するようにしたペ
ージ記述ファイルをクライアント側に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
に接続された複数のコンピュータにより構成されるクラ
イアント・サーバ型システムの分野に係り、詳しくは、
広域コンピュータ網においてWWW(World Wide We
b)ブラウザによるWWWサーバのデータ参照をクライ
アントまたは利用者ごとに制限する方法及びそのための
プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、WWWブラウザを用いた、インタ
ーネットのような広域コンピュータ網に接続されたWW
Wサーバのデータの取得・表示は、目的とするページ記
述ファイルを特定する記述形式を知っている利用者すべ
てに対して可能であった。また、パスワードの入力によ
り、サーバの補助プログラムを介して1つのページの記
述ファイル及び関連データファイルを出力可能なシステ
ムがあったが、このようなシステムにおいて特定のクラ
イアントまたは利用者に対してデータの取得・表示を制
限すること、及び、係るデータ参照制限をページ切り替
え操作により複数のページにわたって連続して行うこと
はできなかった。また、従来、広域コンピュータ網にお
ける上記のようなWWWサーバのデータの取得に関する
情報料の支払いは、プリペイドカードを購入する、会員
登録を行い銀行振替の手続きを行う、クレジットカード
番号を広域コンピュータ網を経由して送信するなどの手
問がかかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、広域
コンピュータ網等の通信ネットワークに接続された複数
のコンピュータにより構成されるクライアント・サーバ
型システムにおいて、データ取得のための入口となるペ
ージのデータ取得・表示の制限は行わずに、特定のクラ
イアントまたは(該クライアントを利用する特定の)利
用者に対してのみWWWブラウザによるWWWサーバの
データ取得・表示を可能とするデータ参照制限方法を提
供することにある。
【0004】また、本発明の他の目的は、WWWサーバ
から提供されるデータに対する料金支払い手続きを電話
網の料金回収機能を利用して行えるようにWWWサーバ
のデータ参照制限を行い、データ提供とクライアント側
の料金支払いとが電話網と広域コンピユータ網の範囲で
完結したデータ販売を可能にすることである。本発明の
更に他の目的は、上記のようなクライアント・サーバ型
システムにおけるWWWサーバのデータ参照制限のため
のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、広域コ
ンピュータ網に接続されたクライアント・サーバ型シス
テムにおいて、WWWブラウザによるWWWサーバのデ
ータ参照を所定の利用単位ごとに制限する方法であっ
て、 ・クライアント側のWWWブラウザが、サーバ側の所定
ページに関するページ記述ファイル及び関連データファ
イルを参照しようとする場合に、サーバ側は、該参照し
ようとするページ記述ファイル及び関連データファイル
と実体が同一であって、ファイルを特定するための文字
列であるディレクトリ名・ファイル名の少なくとも一部
に前記利用単位固有の文字列を含む別名のファイルを作
成し、該利用単位固有の文字列をクライアント側に通知
し、 ・前記WWWブラウザが前記利用単位固有の文字列を用
いてページ記述ファイル及び関連データファイルの取得
要求をサーバ側に対して行うと、サーバ側は、前記WW
Wブラウザが前記別名のファイルを参照するような内容
に書き換えたページ記述ファイル及び関連データファイ
ルを前記WWWブラウザに送信する WWWサーバのデータ参照制限方法を提供する。本方法
において、前記WWWブラウザが、前記所定ページとは
異なるページに関するページ記述ファイル及び関連デー
タファイルの取得要求をサーバ側に対して行うと、サー
バ側において、要求されたページのページ切り替えに必
要な記述を、前記利用単位固有の文字列及び要求された
ページ名を用いた記述に変換し、当該変換内容を含むペ
ージ記述ファイル及び関連データファイルを前記WWW
サーバから前記WWWブラウザに送信することにより、
複数のページにわたって前記利用単位固有の文字列を用
いた参照制限を行うようにしても良い。
【0006】また、本発明は、同様にWWWブラウザに
よるWWWサーバのデータ参照を所定の利用単位ごとに
制限する方法であって、 ・クライアント側のWWWブラウザが、サーバ側の所定
ページに関するページ記述ファイル及び関連データファ
イルを参照しようとする場合に、サーバ側は、前記利用
単位固有のディレクトリ名・ファイル名を生成し、該利
用単位固有のディレクトリ名・ファイル名と本システム
における原本のディレクトリ名・ファイル名との変換対
データを登録するとともに、前記利用単位固有のディレ
クトリ名・ファイル名をクライアント側に通知し、 ・前記WWWブラウザが前記利用単位固有のディレクト
リ名・ファイル名を用いてページ記述ファイル及び関連
データファイルの取得要求をサーバ側に対して行うと、
サーバ側は、前記変換対データを参照し、前記利用単位
固有のディレクトリ名・ファイル名を前記原本のディレ
クトリ名・ファイル名に変換して同サーバ内のWWWサ
ーバに通知し、 ・該WWWサーバは前記原本のディレクトリ名・ファイ
ル名によりページ記述ファイル及び関連データファイル
を読み出し、 ・サーバ側は、該原本のディレクトリ名・ファイル名を
前記利用単位固有のディレクトリ名・ファイル名に再変
換し、前記読み出されたページ記述ファイル及び関連デ
ータファイルを前記WWWブラウザに送信する方法を提
供する。
【0007】これらの方法において、前記利用単位はク
ライアントもしくは、クライアントを介してコンピュー
タ網にアクセスする一利用者等である。
【0008】また、サーバ側で、当該利用単位のデータ
参照時間あるいは参照回数を監視し、規定の参照時間あ
るいは参照回数を超えた場合、当該利用単位固有の別名
ファイルもしくはディレクトリ名・ファイル名に関する
原本との変換対データを削除することにより、該利用単
位のその後のデータ参照を不可能にすることも可能であ
る。これにより、特定のクライアントまたは利用者のデ
ータ参照可能な回数や期間を任意に制限することができ
る。
【0009】本発明はまた、同様のクライアント・サー
バ型システムにおいて、WWWサーバから提供されるデ
ータ毎に定められた料金を電話料金と共に回収するため
にデータ参照を制限する方法であって、 ・所定の電話回線を介して広域コンピュータ綱に接続し
たクライアントに対し、情報提供サーバ側のWWWサー
バが提供可能なデータのリストをクライアント側に通知
し、 ・クライアント側が、通知されたデータリストから参照
を希望するデータを選択して情報提供サーバ側に通知す
ると、情報提供サーバ側は当該データに割り当てられ
た、情報料回収代行を行う電話番号をクライアント側へ
通知し、 ・クライアント側は、前記所定の電話回線を切断し、情
報提供サーバ側から受信した前記電話番号へ発信して該
電話番号により接続可能なアクセス制御サーバヘダイヤ
ルアップ接続し、参照希望データ名を該アクセス制御サ
ーバヘ通知し、 ・前記アクセス制御サーバが、クライアント側が当該デ
ータに対して割り当てられた前記電話番号により接続し
てきたことを確認すると、前記情報提供サーバに対して
データ参照許諾の通知を行い、該情報提供サーバがクラ
イアント側に当該データを送信する データ参照制限方法を提供する。ここで、無線電話機を
使用しても良い。
【0010】また、本発明は、以下の4種類のコンピュ
ータで読み取り可能な記録媒体を提供する。 (1) サーバ側の処理プログラムであって、 ・クライアント側のWWWブラウザが、サーバ側の所定
ページに関するページ記述ファイル及び関連データファ
イルを参照しようとする場合に、該参照しようとするペ
ージ記述ファイル及び関連データファイルと実体が同一
であって、ファイルを特定するための文字列であるディ
レクトリ名・ファイル名の少なくとも一部に前記利用単
位固有の文字列を含む別名のファイルを作成し、該利用
単位固有の文字列をクライアント側に通知するプロセス
と、 ・前記WWWブラウザから、前記利用単位固有の文字列
を用いてページ記述ファイル及び関連データファイルの
取得要求を受けた場合、前記WWWブラウザが前記別名
のファイルを参照するような内容に書き換えたページ記
述ファイル及び関連データファイルを前記wwwブラウ
ザに送信するプロセスとを有するプログラムを記録した
もの。
【0011】(2) サーバ側の処理プログラムであっ
て、 ・クライアント側のWWWブラウザが、サーバ側の所定
ページに関するページ記述ファイル及び関連データファ
イルを参照しようとする場合に、前記利用単位固有のデ
ィレクトリ名・ファイル名を生成して、該利用単位固有
のディレクトリ名・ファイル名と該システムにおける原
本のディレクトリ名・ファイル名の変換対データを登録
するとともに、前記利用単位固有のディレクトリ名・フ
ァイル名をクライアント側に通知するプロセスと、 ・前記WWWブラウザから、前記利用単位固有のディレ
クトリ名・ファイル名を用いてページ記述ファイル及び
関連データファイルの取得要求を受けた場合、前記変換
対データを参照し、前記利用単位固有のディレクトリ名
・ファイル名を前記原本のディレクトリ名・ファイル名
に変換して本サーバ内のWWWサーバに通知するプロセ
スと、 ・該原本のディレクトリ名・ファイル名を前記利用単位
固有のディレクトリ名・ファイル名に再変換し、前記W
WWサーバにより読み出されたページ記述ファイル及び
関連データファイルを前記WWWブラウザに送信するプ
ロセスとを有するプログラムを記録したもの。
【0012】(3) 情報提供サーバ側の処理プログラ
ムであって、 ・所定の電話回線を介して広域コンピュータ綱に接続し
たクライアントに対し、本サーバ内のWWWサーバが提
供可能なデータのリストをクライアント側に通知するプ
ロセスと、 ・クライアント側から参照を希望するデータが通知され
た場合、当該データに割り当てられた、情報料回収代行
を行う電話番号をクライアント側へ送信するプロセス
と、 ・前記電話番号によりクライアント側と接続可能なアク
セス制御サーバからデータ参照許諾の通知を受けた場
合、クライアント側に当該データを送信するプロセスと
を有するプログラムを記録したもの。
【0013】(4) アクセス制御サーバ側の処理プロ
グラムであって、 ・クライアント側がダイヤルアップ接続により参照希望
データ名を通知してきた場合、クライアントが当該デー
タに対して割り当てられた電話番号により接続してきた
ことを確認し、当該データの提供元である情報提供サー
バに対してデータ参照許諾の通知を行うプロセスを有す
るプログラムを記録したもの。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 〈実施形態1〉図1は本発明の第1の実施形態を示すク
ライアント・サーバ型システムの構成図である。本クラ
イアント・サーバ型システムは、クライアント1、広域
コンピュータ網2、サーバ3から構成される。サーバ3
にはデータベース16が具備され、クライアント1はW
WWブラウザ4を有している。サーバ3は、WWWサー
バ5、ページ記述ファイル(0)6、ページ記述ファイ
ル(1)及び関連データファイル7、ページ記述ファイ
ル(2)及び関連データファイル8、ページ記述ファイ
ル(3)及び関連データファイル9、ページ記述ファイ
ル(4)及び関連データファイル10、テンポラリファ
イル11、補助プログラム(ファイル)(A)12、補
助プログラム(ファイル)(B)13、補助プログラム
(ファイル)(C)14、補助プログラム(ファイル)
(D)15から構成される。
【0015】データベース16には、参照制限サービス
のクライアントまたは利用者ごとの参照制限管理情報1
7が記憶される。また、該参照制限管理情報17を設定
する元となる参照可能時間や参照回数等が規定された参
照制限制御情報18が、あらかじめ記憶されている。
【0016】ページ記述ファイル(0)6は、参照が制
限されたページを取得するかどうかの確認に用いるファ
イルである。参照を制限するファイル群は、ページ記述
ファイル(1)及び関連データファイル7からページ記
述ファイル(4)及び関連データファイル10であると
する。テンポラリファイル11は、これらファイル7〜
10の実体を指し示すだけで、それ自体は実体をもたな
いシンボリックリンクのリストが記述されたファイルで
ある。
【0017】補助プログラム(A)12は、クライアン
ト固有または利用者固有の文字列(パスワード、乱数
等)の生成、データベース16への参照制限管理情報1
7の登録、ページ記述ファイル(0)6の処理を行うも
のである。補助プログラム(B)13は、参照を制限す
る1ページ目のページ記述ファイル(1)及び関連デー
タファイル7の処理を行い、補助プログラム(C)14
は、参照を制限する2ページ目以降のページ記述ファイ
ル(2)及び関連データファイル8からページ記述ファ
イル(4)及び関連データファイル10の処理を行うも
のである。補助プログラム(D)15は、データベース
16上の参照制限管理情報17を検索し、規定の時間、
アクセス回数等を経過したクライアントまたは利用者の
参照終了処理を行うものである。
【0018】図2は、図1のクライアント・サーバ型シ
ステムにおける全体の処理シーケンスを示したものであ
り、これを参照して同システムの全体的動作を説明す
る。クライアント1の利用者は、WWWブラウザ4によ
って広域コンピュータ網2を経由してサーバ3のWWW
サーバ5へ接続し、ページ記述ファイル(0)6を取得
して表示させる(ステップS1,S2)。該ページ記述
ファイル(0)6(ページ0)に、例えば、参照が制限
されたページの取得サービスを受けるかどうかの意志入
力用の確認ボタンを用意しておく。利用者は、表示され
たページ0上の該確認ボタンをクリックすることで、参
照制限許諾の応答をサーバ3へ返す(ステップS3)。
【0019】クライアント1から参照制限許諾の応答が
送られてくると、サーバ3の補助プログラム(A)12
が起動する。補助プログラム(A)12は、クライアン
ト固有または利用者固有の文字列(パスワード、乱数
等)を生成し、該固有文字列、参照制限開始時刻、参照
制限終了時刻からなる参照制限管理情報(または、固有
文字列と参照可能回数からなる参照制限管理情報)17
をデータベース16に登録し(ステップS4)、該クラ
イアント固有または利用者固有の文字列(パスワード、
乱数等)をクライアント1へ送信する(ステップS
5)。
【0020】その後、クライアント1の利用者が、取得
した(サーバから送信された)クライアント固有の文字
列または利用者固有の文字列(パスワード、乱数等)に
よるページ取得要求をサーバ3へ送信する(ステップS
6)と、サーバ3の補助プログラム(B)13が起動
し、該クライアント固有の文字列または利用者固有の文
字列がパラメータとして補助プログラム(B)13に渡
される。
【0021】補助プログラム(B)13は、パラメータ
として渡されたクライアント固有の文字列または利用者
固有の文字列を確認し、それが正当の場合、当該クライ
アント固有の文字列または利用者固有の文字列を含むデ
ィレクトリ名のディレクトリ19を作成し、そのディレ
クトリの下にテンポラリファイル11及び、参照しよう
とするページ記述ファイル(1)及び関連データファイ
ル7の実体を指し示すシンボリックリンク(データ)2
0を作成する。そして、作成したシンボリックリンク2
0のリストをテンポラリファイル11に書き込む(ステ
ップS7)。次に、上記シンボリックリンク20を参照
するようにしたページ記述ファイル(1)及び関連デー
タファイル7(1ページ目)を、WWWサーバ5経由で
WWWブラウザ4へ送信する(ステップS8)。
【0022】一方、クライアント1から送られたクライ
アント固有の文字列または利用者固有の文字列が正しく
ない場合、補助プログラム(B)13は、その旨をWW
Wブラウザ4へ送信して処理を終了とする。
【0023】クライアント1の利用者が、表示されたペ
ージ1においてページ切り替え操作を行うと、パラメー
タとしてクライアント固有の文字列または利用者固有の
文字列と切り替え希望のページ名(ここではページ2)
が補助プログラム(C)14に渡されて(ステップS
9)、補助プログラム(C)14が起動する。
【0024】補助プログラム(C)14は、該固有文字
列をディレクトリ名・ファイル名に持つテンポラリファ
イル11を取得し、該テンポラリファイル11から切り
替え前のページ(ページ1)の記述ファイル(1)及び
関連データファイル7の実体を指し示すシンボリックリ
ンク20のリストを取得し、該シンボリックリンクを削
除する。そして、あらたに参照しようとするページ記述
ファイル(2)及び関連データファイル8の実体を指し
示すシンボリックリンク20をディレクトリ19の下に
作成し、そのリストをテンポラリファイル11に書き込
み、該シンボリックリンクを参照するようにしたページ
記述ファイル(2)及び関連データファイル8(2ペー
ジ目)をWWWサーバ5経由でWWWブラウザ4へ送信
する(ステップS11)。ページ3、ページ4への切り
替えも同様である(ステップS12,13,14)。
【0025】一方、サーバ3の補助プログラム(D)1
5は、定期的に、データベース16に登録された参照制
限管理情報17を検索し、規定の参照時間や参照回数を
超えているものがあれば、該当のクライアント固有また
は利用者固有の文字列をディレクトリ名に持つディレク
トリ19の下に作成されているシンボリックリンク20
及びテンポリファイル11、更に該ディレクトリ19を
削除する。以後、該クライアント固有または利用者固有
の文字列を与えられたクライアント1の利用者によるペ
ージ参照は不可能になる。
【0026】図3に、補助プログラム(A)12の処理
フローを示す。補助プログラム(A)12は、例えば、
クライアント1の利用者がページ記述ファイル(0)6
(ページ0)の画面の確認ボタンをクリックすることで
起動する。該補助プログラム(A)12は、まず、クラ
イアント固有または利用者固有の文字列(パスワード、
乱数等)を生成し(ステップ101)、該固有文字列を
IDとする参照制限開始時刻と参照制限終了時刻あるい
は参照可能回数からなる参照制限管理情報17を作成し
てデータベース16に新しく登録する(ステップ10
2)。その後、補助プログラム(A)12は、生成した
クライアント固有または利用者固有の文字列を該当クラ
イアント1へ送信して処理を終了する(ステップ10
3)。
【0027】図4に、補助プログラム(B)13の処理
フローを示す。補助プログラム(B)13は、クライア
ント1がクライアント固有または利用者固有の文字列に
よりページ取得要求をサーバへ送信することで起動し、
利用者の確認と、参照を制限する最初のページ記述ファ
イル及び関連データファイル(ここでは、ファイル7)
の処理を実行する。ここで、参照を制限する最初のペー
ジ記述ファイル(1)のファイル名(パス名を含む)を
ファイル1とする。また、サーバコンピュータにおける
メモリ上の作業用領域をバッファ1とする。
【0028】補助プログラム(B)13は、起動時にパ
ラメータとして渡されたクライアント固有または利用者
固有の文字列を取得する(ステップ201)。そして、
この文字列を確認し(ステップ202)、正当でない場
合は、その旨のメッセージをクライアント1のWWWブ
ラウザへ送信して終了とする(ステップ211)。正当
である場合、以下の処理を行う。
【0029】まず、クライアント固有または利用者固有
の文字列をその一部に含む名称でディレクトリを作成す
る。このディレクトリをディレクトリ1とする(ステッ
プ203)。次に、このディレクトリ1の下に作業用フ
ァイルを新規作成(オープン)する。このファイルをフ
ァイル2とする(ステップ204)。ファイル2は、シ
ンボリックリンクが削除された場合のために、当該クラ
イアント固有または利用者固有の文字列を用いたディレ
クトリ名・ファイル名を記録しておくものである。ここ
で、ディレクトリ1、ファイル2が、図1のテンポラリ
ファイル11を意味する。その後、ファイル1(利用者
を制限する最初のページ記述ファイル)をオープンする
(ステップ205)。
【0030】次に、ファイル1からバッファ1へ1行読
み込む(ステップ206)。この読み込んだ行に、ペー
ジ表示のための関連データファイル名が書かれていた場
合、ディレクトリ1にそのファイルの実体を指し示すシ
ンボリックリンク20を作成し、そのシンボリックリン
ク20を参照するようにバッファ1の内容を書き換える
(ファイル名はそのままで、パスの部分のみ書き換
え)。そして、ファイル2に、そのファイル名(クライ
アント固有または利用者固有の文字列を含むファイル
名)を書き込む。
【0031】また、該読み込んだ行に他のページのリン
クが書かれていた場合、バッファ1の内容を、補助プロ
グラム(B)13へパラメータとしてクライアント固有
または利用者固有の文字列とページ名を渡す記述に書き
換える。ディレクトリ1のシンボリックリンクの作成、
ファイル名の書き込みは、関連データファイル名が書か
れていた場合と同じである。その後、バッファ1の内容
をクライアントへ送信する(ステップ208)。ステッ
プ206〜208を繰り返し、ファイル1のすべての行
の読み込みが終了した場合(ステップ209)、ファイ
ル1、ファイル2をクローズして処理を終了とする(ス
テップ210)。
【0032】図5に、補助プログラム(C)14の処理
フローを示す。補助プログラム(C)14は、クライア
ント1の利用者がページ切り替え操作を行うごとに起動
し、参照を制限する2ページ目以降のページ記述ファイ
ル及び関連データファイル(ここでは、ファイル8〜1
0)の処理を実行する。ここでも、参照を制限するペー
ジ記述ファイル名をファイル1とし、サーバコンピュー
タにおけるメモリ上の作業用領域をバッファ1とする。
【0033】補助プログラム(C)14は、起動時にパ
ラメータとして渡されるクライアント固有または利用者
固有の文字列とページ名を取得する(ステップ30
1)。次に、該パラメータとして渡されたクライアント
固有または利用者固有の文字列をその一部に含む名称の
ディレクトリ(ディレクトリ1)、該ディレクトリ1の
下に作成された作業用ファイル(ファイル2)をオープ
ンする(ステップ302)。
【0034】即ち、該クライアント固有または利用者固
有の文字列をディレクトリ名、ファイル名とするテンポ
ラリファイル11をオープンする。そして、ディレクト
リ1に書き込まれているファイル名のうち、パラメータ
として渡されたページ名のファイル(ファイル1)以外
のすべてのファイル名のファイル(シンボリックリンク
20)を削除し、ファイル2からも該ファイル1以外の
すべてのファイル名を削除する(ステップ303)。
【0035】その後、ファイル1(参照を制限する次の
ページ記述ファイル)をオープンする(ステップ30
4)。次に、ファイル1からバッファ1へ1行ずつ読み
込み(ステップ305)、ステップ306〜307の処
理を繰り返す。ステップ306〜307の処理は、図4
におけるステップ207,208の処理と基本的に同じ
である。相違点は、読み込んだ1行に他のページへのリ
ンクが書かれている場合、バッファ1の内容を、自プロ
グラム(C)14へパラメータとしてクライアント固有
または利用者固有の文字列とページ名を渡す記述に書き
換える点だけである。ステップ305〜307を繰り返
し、ファイル1のすべての行の読み込みが終了した場合
(ステップ308)、ファイル1、ファイル2をクロー
ズして処理を終了とする(ステップ309)。
【0036】図6に、補助プログラム(D)15の処理
フローを示す。補助プログラム(D)15は、他の補助
プログラム(A)12乃至補助プログラム(C)14と
は異なり、例えば定期的に起動するものである。補助プ
ログラム(D)15は、起動すると、データベース16
に参照制限管理情報が登録されているか否かをサーチし
(ステップ401)、登録されていなければ、そのまま
今回の処理を終了する。一方、登録されていれば、引き
続き、規定の参照時間(または参照回数)を超えた参照
制限管理情報が存在するか否かをチェックし(ステップ
402)、存在しなければ、同様にそのまま今回の処理
を終了する。
【0037】ここで、規定の参照時間を超えたか否か
は、例えば参照制限管理情報に設定されている参照終了
時刻と現在時刻を比較することで行う。また、規定の参
照回数を超えたか否かは、例えば参照制限管理情報に参
照可能回数(n)を初期設定し、参照があるごとに該参
照回数を減算し、それが“0”になったか否かをチェッ
クすることで行う。
【0038】ステップ402で、規定の参照時間(また
は参照回数)を超えた参照制限管理情報が見つかった場
合、当該参照制限管理情報中のクライアント固有または
利用者固有の文字列をキーとしてテンポラリファイル1
1(ディレクトリ1)をサーチし、該固有文字列をディ
レクトリ名に持つディレクトリの下に作成されたシンボ
リックリンク20、テンポラリファイル11、及びこの
ディレクトリ19を削除する(ステップ403)。
【0039】以下、表を参照して本実施形態における処
理の具体例を示す。いま、コンテンツの原本(図1のフ
ァイル7〜10)が下表1のようになっていたとする。
【表1】
【0040】また、下表2は「page1.html」
の内容であり、下表3は「page2.html」の内
容である。
【表2】
【表3】
【0041】ここでは、WWWサーバのドメイン名(広
域コンピュータ網においてWWWサーバを特定するため
の識別子)を仮に「www.a.co.jp」としてい
る。下表4は、参照制限制御情報18の例で、htmlディ
レクトリ下のファイルについては参照可能時間を10分
間とすることが規定されている。
【表4】
【0042】ここで、クライアント固有または利用者固
有の文字列を「12345678」、参照を制限するペ
ージ記述ファイル名を、例えばページ1では「/htm
l/page1.html」とする。ページ2〜4につ
いても同様とする。また、ディレクトリ1(テンポラリ
ファイル11)は「12345678」の名称で作成す
るとする。
【0043】補助プログラム(B)13により、表2に
示す「/html/page1.html」は下表5の
ように変換され、出力される。
【表5】
【0044】表5において、「ap2」は補助プログラ
ム(C)14を意味し、「12345678」はクライ
アント固有または利用者固有の文字列として、また、
「page2.html」はページ名として「ap2」
に渡されることを意味する。テンポラリファイル11の
ディレクトリ(ディレクトリ1)に、下表6のシンボリ
ックリンクが作成され、作業用ファイル(ファイル2)
には、下表7のファイル名が書き込まれる。
【表6】
【表7】
【0045】参照を時間で制限したい場合は、参照可能
時間は上記表4において10分間に設定されているた
め、参照制限管理情報17には下表8の内容が登録され
る。
【表8】
【0046】サーバ3の補助プログラム(D)15は、
定期的に参照制限終了時刻と現在時刻とを比較し、現在
時刻が参照制限終了時刻を経過していれば、ディレクト
リ/12345678の下のテンポラリファイル(上記表7)に
記述のある名称のシンボリックリンク、テンポラリファ
イル、そしてディレクトリ/12345678が順次削除され
る。また、上記ファイル2は、前述のように、シンボリ
ックリンクが削除された場合のために、当該クライアン
ト固有または利用者固有の文字列のディレクトリ名・フ
ァイル名を記録しておくものである。表5〜表7のリス
トは、図4でステップ206〜208を繰り返し実行す
ることで得られる。
【0047】クライアントのWWWブラウザで「次のペ
ージ」をクリックすると、補助プログラム(C)14が
起動し、表6中のシンボリックリンクの「/12345
678/picture1a.gif」、「/1234
5678/picture1b.gif」が消去され
る。そして、表3の内容は下表9に示すように変換され
て出力される。
【表9】
【0048】また、シンボリックリンクは下表10に示
すものが作成され、ファイル2には表11の内容が書き
込まれる。
【表10】
【表11】
【0049】再びクライアントのWWWブラウザで「次
のページ」をクリックすると、表10中のシンボリック
リンクの「/12345678/picture2a.
gif」、「/12345678/picture2
b.gif」が消去される。また、下表12に示すよう
なHTMLが出力され、シンボリックリンクとしては下
表13に示すものが作成される(これらは原本のファイ
ルへリンクしている)。
【表12】
【表13】
【0050】そして、テンポラリファイルの内容は下表
14のようになる。
【表14】
【0051】〈実施形態2〉図7は、本発明の第2の実
施形態を示すクライアント・サーバ型システムの構成図
である。本クライアント・サーバ型システムは、クライ
アント1、広域コンピュータ網2、サーバ3から構成さ
れる。サーバ3にはデータベース16が具備され、クラ
イアント1はWWWブラウザ4を有している。サーバ3
は、WWWサーバ5、ページ参照制限の確認ボタンを備
えたページ記述ファイル(0)6、参照制限対象のペー
ジ記述ファイル(1)及び関連データファイル7乃至ペ
ージ記述ファイル(4)及び関連データファイル10、
補助プログラム(ファイル)(D)15、補助プログラ
ム(ファイル)(E)21、補助プログラム(ファイ
ル)(F)22から構成される。補助プログラム(D)
15の機能は、第1の実施形態の場合と基本的に同様で
ある。補助プログラム(E)21、補助プログラム
(F)22については後述する。
【0052】データベース16には、参照制限管理情報
17、ディレクトリ名・ファイル名変換テーブル23が
記憶される。参照制限管理情報17は、第1の実施形態
のものと同様である。また、ディレクトリ名・ファイル
名変換テーブル23は、クライアント固有または利用者
固有の文字列を持つディレクトリ名・ファイル名と、原
本のディレクトリ名・ファイル名との対応関係(変換
対)を記述したテーブルである。
【0053】図8は、図7のクライアント・サーバ型シ
ステムにおける全体の処理シーケンスを示したものであ
り、これを参照して同システムの全体的動作を説明す
る。クライアント1の利用者は、広域コンピュータ網2
を経由して、WWWブラウザ4によってサーバ3のWW
Wサーバ5へ接続し、ページ記述ファイル(0)6を取
得して表示させる(ステップS21,S22)。ここ
で、第1の実施形態と同様に、該ページ記述ファイル
(0)6には、参照が制限されたページの取得サービス
を受けるかどうかの確認ボタンが設けてあり、利用者
は、サーバ3に対し、画面上の該確認ボタンをクリック
することで、ページ参照制限許諾の応答を行う(ステッ
プS23)。
【0054】クライアント1の利用者が、ページ記述フ
ァイル(0)6に関してページ記述制限許諾を応答する
と、サーバ3の補助プログラム(E)21が起動する。
補助プログラム(E)21は、クライアント固有または
利用者固有のディレクトリ名・ファイル名を生成する。
そして、該クライアント固有または利用者固有のディレ
クトリ名・ファイル名と原本のディレクトリ名・ファイ
ル名との対応(変換対)を示すデータをデータベース1
6のディレクトリ名・ファイル名変換テーブル23に登
録し、さらに、参照制限管理情報(上記ディレクトリ名
・ファイル名内のクライアント固有または利用者固有の
文字列、参照制限開始時刻と参照制限終了時刻(あるい
は参照可能回数))17を同じくデータベース16に登
録する(ステップS24)。その後、該クライアント固
有または利用者固有のディレクトリ名・ファイル名をク
ライアント1に通知する(ステップS25)。
【0055】次に、利用者がWWWブラウザ4を介し
て、クライアント固有または利用者固有のディレクトリ
名・ファイル名を用いてページ記述ファイル(1)及び
関連データファイル7(ページ1)の取得要求をサーバ
3に対して行うと(ステップS26)、補助プログラム
(F)22が、データベース16のディレクトリ名・フ
ァイル名変換テーブル23を参照し、該クライアント固
有または利用者固有のディレクトリ名・ファイル名が登
録されている場合にこれらを原本のディレクトリ名・フ
ァイル名に変換してWWWサーバ5へ通知する。WWW
サーバ5は、クライアント固有または利用者固有のディ
レクトリ名・ファイル名をまったく意識することなく、
原本のディレクトリ名・ファイル名でページ記述ファイ
ル(1)及び関連データファイル7を読み出す(ステッ
プS27)。
【0056】これをクライアント1のWWWブラウザ4
へ送信する前に、補助プログラム(F)22は、再びデ
ータベース16のディレクトリ名・ファイル名変換テー
ブル23を参照し、原本のディレクトリ名・ファイル名
をクライアント固有または利用者固有のディレクトリ名
・ファイル名へ変換し、ページ記述ファイル(1)及び
関連データファイル7(ページ1)をWWWブラウザ4
へ送信する。以下、ページ2、ページ3、ページ4への
切り替え時、補助プログラム(F)22によって同様の
処理が繰り返し行われる(ステップS26〜S31)。
【0057】一方、サーバ3の補助プログラム(D)1
5は、定期的にデータベース16に登録された参照制限
管理情報17を検索し、規定の参照時間(あるいは参照
回数)を超えているものがあれば、ディレクトリ名・フ
ァイル名変換テーブル23内の、当該参照制限管理情報
のクライアント固有または利用者固有の文字列をディレ
クトリ名・ファイル名とする変換対を削除する。これに
より、クライアント1の利用者が、以後当該クライアン
ト固有または利用者固有のディレクトリ名・ファイル名
でページ取得を要求しても、当該ページの参照は不可能
になる。該補助プログラム(D)15での処理は第1の
実施形態の場合と基本的に同様であるので、そのフロー
チャートの図示は省略する。
【0058】図9に、補助プログラム(E)21の処理
フロー図を示す。補助プログラム(E)21は、クライ
アント1の利用者がページ記述ファイル(0)6(ペー
ジ0)の画面の確認ボタンをクリックすることで起動す
る。該補助プログラム(E)21は、まず、クライアン
ト固有または利用者固有の文字列(パスワード、乱数
等)によるディレクトリ名・ファイル名を生成する(ス
テップ501)。次に、該クライアント固有または利用
者固有のディレクトリ名・ファイル名と原本のディレク
トリ名・ファイル名の対応(変換対)をデータベース1
6のディレクトリ名・ファイル名変換テーブル23に登
録し(ステップ502)、さらに、当該クライアント固
有または利用者の文字列をIDとする参照制限開始時刻
と参照制限終了時刻(あるいは参照可能回数)からなる
参照制限管理情報17を作成してデータベース16に登
録する(ステップ503)。最後に、生成したクライア
ント固有または利用者固有のディレクトリ名・ファイル
名をクライアント1に通知する(ステップ504)。こ
れで、補助プログラム(E)21の処理は終了となる。
【0059】図10に、補助プログラム(F)22の処
理フロー図を示す。補助プログラム(F)22は、クラ
イアントからサーバへのデータ送信の発生、サーバから
クライアントへのデータ送信の発生をそれぞれ監視して
いる(ステップ601,603)。クライアントからサ
ーバへのデータ送信の発生があると、データベース16
のディレクトリ名・ファイル名変換テーブル23を参照
して、該当するクライアント固有または利用者固有のデ
ィレクトリ名・ファイル名を、原本のディレクトリ名・
ファイル名に変換する(ステップ602)。その後、W
WWサーバ5を介してのサーバからクライアントへのデ
ータ送信が発生すると、再びデータベース16のディレ
クトリ名・ファイル名変換テーブル23を参照して、該
当する原本のディレクトリ名・ファイル名をクライアン
ト固有または利用者固有のディレクトリ名・ファイル名
へ変換して、クライアントへ送信する(ステップ60
4)。
【0060】以下、表を参照して本実施形態における処
理の具体例を示す。下表15はコンテンツの原本(図7
のファイル7〜10)、下表16は「page1.ht
ml」の内容である。
【表15】
【表16】
【0061】同様に、下表17は「page2.htm
l」の内容、下表18は「page3.html」の内
容である。
【表17】
【表18】
【0062】本例でも、WWWサーバのドメイン名(広
域コンピュータ網においてWWWサーバを特定するため
の識別子)を仮に「www.a.co.jp」としてい
る。下表19は、参照制限制御情報18の例で、htmlデ
ィレクトリ下のファイルについては参照可能時間を10
分間とすることが規定されている。
【表19】
【0063】WWWブラウザにより補助プログラム
(E)21を起動すると、クライアント固有あるいは利
用者固有の文字列によるディレクトリ名「123456
78」が作成され、下表20に示すように、該クライア
ント固有あるいは利用者固有の文字列「1234567
8」と原本の「html」との変換対の登録が行われ
る。
【表20】 そして、参照を制限するページ記述ファイル名「/12
345678/page1.html」がWWWブラウ
ザに通知される。
【0064】参照を時間で制限したい場合は、参照可能
時間は上記表19において10分間に設定されているた
め、参照制限管理情報17には下表21の内容が登録さ
れる。
【表21】
【0065】サーバ3の補助プログラム(D)15は、
定期的に参照制限終了時刻と現在時刻とを比較し、現在
時刻が参照制限終了時刻を経過していれば、ディレクト
リ名・ファイル名変換テーブル(上記表20)から、 12345678 html の対応データが削除される。
【0066】WWWブラウザにより「http://w
ww.a.co.jp/12345678/page
1.html」の取得要求を行うと、サーバの補助プロ
グラム(F)22によって「http://www.
a.co.jp/html/page1.html]と
いう形態の取得要求に変換され、WWWサーバに送信さ
れる。WWWサーバは、この取得要求に対して表16に
示すHTMLをそのまま送出する。これが、サーバの補
助プログラム(F)22によって変換され、下表22に
示すHTMLがWWWブラウザへ送信される。
【表22】
【0067】次に、WWWブラウザで「次のページ」を
クリックすると、クライアントからサーバへ「htt
p://www.a.co.jp/12345678/
page2.html」の取得要求が送信されるが、サ
ーバの補助プログラム(F)22によって「http:
//www.a.co.jp/html/page2.
html」の取得要求に変換され、WWWサーバに送信
される。WWWサーバは、この取得要求に対して表17
に示すHTMLをそのまま送出するが、これが、サーバ
の補助プログラム(F)22によって変換され、下表2
3に示すHTMLがWWWブラウザへ送信される。
【表23】
【0068】再び、WWWブラウザで「次のページ」を
クリックすると、クライアントからサーバへ「htt
p://www.a.co.jp/12345678/
page3.html」の取得要求が送信されるが、サ
ーバの補助プログラム(F)22によって「http:
//www.a.co.jp/html/page3.
html」の取得要求に変換され、WWWサーバに送信
される。WWWサーバは、この取得要求に対して表18
に示すHTMLをそのまま送信するが、これが、サーバ
の補助プログラム(F)22によって変換され、下表2
4に示すHTMLがWWWブラウザへ送信される。
【表24】
【0069】〈実施形態3〉図11は、本発明の第3の
実施形態を示すクライアント・サーバ型システムの構成
図であり、電話料金にリンクした情報料回収を可能とす
る機能が追加されたものである。本クライアント・サー
バ型システムは、クライアント1、広域コンピユータ網
2、情報サーバ3、モデム25、電話網26、アクセス
制御サーバ27から構成される。
【0070】本実施形態においては、クライアント1は
WWWブラウザ4および回線制御ソフト28を有する。
ここで、情報サーバ3は、第1実施形態におけるサーバ
3と同様の機能を有するもので、図12に示す内部構成
を有する。即ち、補助プログラム(ファイル)(G)4
0を具備する以外は、図1に示す構成と同様である。ま
た、アクセス制御サーバ27は、情報料回収代行制御を
行うサーバであり、該サーバ27によって料金回収代行
可能な(情報サーバ3により提供可能な)データの種類
と、各データ毎に割り当てられた電話番号が記憶されて
いる(電話番号は重複しても良い)。アクセス制御サー
バ27は、上記割り当てられた各々の電話番号によりク
ライアント1と接続可能になっている。
【0071】図13は、図11のクライアント・サーバ
型システムにおける初期の処理シーケンスを示したもの
であり、これを参照して同システムの動作を説明する。
クライアント1は、モデム25、電話網26を経由して
広域コンピユータ網2に接続し、クライアント1のWW
Wブラウザ4によってWWWサーバ5からページ記述フ
ァイル(0)6を取得して表示させる(ステップS4
1,S42)。該ぺ一ジ記述ファイル(0)6(ぺ一ジ
0)には、倒えば、WWWサーバ5から取得可能なデー
タの一覧とデータ購入ボタンを用意しておく。利用者
は、表示されたぺ一ジ0において購入したいデータを選
択し、該購入ボタンをクリックすることでWWWサーバ
5へ購入要求の応答を返す(ステップS43)。
【0072】クライアント1から購入要求の応答が送ら
れると、情報サーバ3の補助プログラム(G)40が起
動する。補助プログラム(G)40は、クライアントが
選択したデータに対応する電話番号をクライアント1へ
送信する(ステップS44)。この電話番号は、情報料
の回収代行を行うように電話会社と契約してある番号で
あるものとする。具体例としては、ダイヤルQ2回線の
番号等が利用できる。
【0073】回線制御ソフト28により上記電話番号を
受信したクライアント1は、モデム25及び電話網26
を経由して広域コンピユータ網2に接続されている現在
の呼を切断する(ステップS45)。そして、上記電話
番号を使用して発信を行い、モデム25、電話網26を
経由してアクセス制御サーバ27へダイヤルアップ接続
し、購入を要求するデータ名をアクセス制御サーバ27
へ送信する(ステップS46)。
【0074】アクセス制御サーバ27は、クライアント
1が購入を要求したデータに対応する電話番号の回線に
接続してきたことを確認する(ステップS47)と、情
報サーバ3の補助プログラム(A)12へ、参照制限許
諾の信号を送信する(ステップS48)。これにより、
補助プログラム(A)12が起動し、図2に示すステッ
プS4以降の動作が行われる。
【0075】情報サーバ3を、図7に示す第2実施形態
に示すサーバ3と同様のものとしても良く、この場合の
構成を図14に示す。また、この場合の動作は同様であ
るが、上記及び図13のステップS48において、アク
セス制御サーバ27から情報サーバ3に送られる参照制
限許諾の信号は、この場合補助プログラム(E)21に
渡される。
【0076】本実施形態によれば、購入するデータ選択
のためぺージの取得・表示は制限せずに、料金支払いの
手続きを完了したクライアントまたは利用者のみ、WW
WブラウザによるWWWサーバのデータ取得・表示が可
能となる。そして、アクセス制御サーバによりクライア
ントの回線接続状態が把握されるので、データ料金を加
味した通話料金を設定して通話料に伴う形態で情報料の
回収を行うことができる。
【0077】〈実施形態4〉図15は、本発明の第4の
実施形態を示すクライアント・サーバ型システムの構成
図であり、無線電話機を利用したものである。本クライ
アント・サーバ型システムは、クライアント1、広域コ
ンピユータ網2、情報サーバ3、無線電話機制御装置2
9、無線電話機30、電話網26、アクセス制御サーバ
27から構成される。実施形態3のシステム構成である
図11との違いは、クラアント1が、無線電話機制御装
置29、無線電話機30を経由して無線で電話網26と
接続する点である。
【0078】本実施形態において、第3実施形態と同様
の動作を行う場合、クライアント1は、無線電話機制御
装置29、無線電話機30により無線で電話網26と接
続し、広域コンピユータ網2を経由して情報サーバ3に
接続する。そして、クライアント1のWWWブラウザ4
により情報サーバ3内のWWWサーバ5からぺ一ジ記述
ファイル(0)6を取得して表示させる。
【0079】図13のステップS44における情報サー
バ3からの電話番号の送信も、同様に無線経由で行われ
る。電話番号を受信したクライアント1は、無線電話機
制御装置29、無線電話機30を経由した無線による電
話網26との接続回線のコールを切断する。そして、回
線制御ソフト28により受信された電話番号を使用して
無線発信し、モデム25、電話網26を経由してアクセ
ス制御サーバ27へダイヤルアップ接続し、購入を要求
するデータ名をアクセス制御サーバヘ送信する。システ
ムの動作は、第3実施形態と同様である。
【0080】以上、本発明の実施形態について説明した
が、図1、図7、図11に示す各サーバの処理プログラ
ム(各補助プログラム等)は、該クライアント・サーバ
システムにおいて、WWWブラウザによるWWWサーバ
のデータ参照をクライアントまたは利用者ごとに制限す
るためのプログラムとして、FDもしくはCD−ROM
等の記録媒体にコンピュータで読み取り可能な形式で記
録し、販売することが可能である。この記録媒体に記録
されたプログラムを各サーバにセットアップすれば、実
施形態に示すようなクライアントまたは利用者ごとのデ
ータ参照制限機能が実現する。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による方法
によれば、広域コンピュータ網に接続されたWWWサー
バのデータをWWWブラウザを用いて取得・表示する場
合に、特定のクライアントまたは利用者のみに、あるペ
ージのデータもしくは複数ページにわたる連続したデー
タの参照を許可し、他のクライアントもしくは利用者は
当該データの参照をできない状態とすることが可能とな
る。
【0082】また、サーバ側で、当該利用単位のデータ
参照時間あるいは参照回数を監視し、規定の参照時間あ
るいは参照回数を超えた場合、当該利用単位固有の別名
ファイルもしくはディレクトリ名・ファイル名に関する
原本との変換対データを削除することにより、該利用単
位のその後のデータ参照を不可能にすることも可能であ
る。これにより、特定のクライアントまたは利用者のデ
ータ参照可能な回数や期間を任意に制限することができ
る。
【0083】また、請求項13記載の方法によれば、ア
クセス制御サーバがクライアントの回線接続状況を把握
することにより、クライアントの利用者のデータ参照料
金を電話料金と共に請求できるので、事前にプリペイド
カードを購入する、会員登録を行う、クレジットカード
番号を送信する等の手間がかからない。即ち、広域コン
ピュータ網において完結したデータ販売システムの実現
が可能になる。ここで、無線電話機を使用した場合、モ
デムを利用した有線接続よりも速い通信速度を実現でき
る、通信端末を携帯化できる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示すクライアント
・サーバ型システムの構成図である。
【図2】 図1のシステムの、全体の処理シーケンスを
示す図である。
【図3】 図1に示す補助プログラム(A)の処理フロ
ー図である。
【図4】 図1に示す補助プログラム(B)の処理フロ
ー図である。
【図5】 図1に示す補助プログラム(C)の処理フロ
ー図である。
【図6】 図1に示す補助プログラム(D)の処理フロ
ー図である。
【図7】 本発明の第2の実施形態を示すクライアント
・サーバ型システムの構成図である。
【図8】 図7のシステムの、全体の処理シーケンスを
示す図である。
【図9】 図7に示す補助プログラム(E)の処理フロ
ー図である。
【図10】 図7に示す補助プログラム(F)の処理フ
ロー図である。
【図11】 本発明の第3の実施形態を示すクライアン
ト・サーバ型システムの構成図である。
【図12】 図11のクライアント・サーバ型システム
の情報サーバ3の内部構成例である。
【図13】 図11のシステムの、全体処理シーケンス
の一部を示す図である。
【図14】 図11のクライアント・サーバ型システム
の情報サーバ3の、別の内部構成例である。
【図15】 本発明の第4の実施形態を示すクライアン
ト・サーバ型システムの構成図である。
【符号の説明】
1…クライアント 2…広域コンピュータ網 3…(情報)サーバ 4…WWWブラウザ 5…WWWサーバ 6…ページ記述ファイル 7〜10…ページ記述ファイル及び関連データファイル 11…テンポラリファイル 12…補助プログラム(ファイル)(A) 13…補助プログラム(ファイル)(B) 14…補助プログラム(ファイル)(C) 15…補助プログラム(ファイル)(D) 16…データベース 17…参照制限管理情報 18…参照制限制御情報 19…ディレクトリ 20…シンボリックリンク 21…補助プログラム(E) 22…補助プログラム(F) 23…ディレクトリ名・ファイル名変換テーブル 25…モデム 26…電話網 27…アクセス制御サーバ 28…回線制御ソフト 29…無線電話機制御装置 30…無線電話機 40…補助プログラム(G)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 15/40 320B (72)発明者 山下 康博 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広域コンピュータ網に接続されたクライ
    アント・サーバ型システムにおいて、WWWブラウザに
    よるWWWサーバのデータ参照を所定の利用単位ごとに
    制限する方法であって、 クライアント側のWWWブラウザが、サーバ側の所定ペ
    ージに関するページ記述ファイル及び関連データファイ
    ルを参照しようとする場合に、サーバ側は、該参照しよ
    うとするページ記述ファイル及び関連データファイルと
    実体が同一であって、ファイルを特定するための文字列
    であるディレクトリ名・ファイル名の少なくとも一部に
    前記利用単位固有の文字列を含む別名のファイルを作成
    し、該利用単位固有の文字列をクライアント側に通知
    し、 前記WWWブラウザが前記利用単位固有の文字列を用い
    てページ記述ファイル及び関連データファイルの取得要
    求をサーバ側に対して行うと、サーバ側は、前記WWW
    ブラウザが前記別名のファイルを参照するような内容に
    書き換えたページ記述ファイル及び関連データファイル
    を前記WWWブラウザに送信することを特徴とするWW
    Wサーバのデータ参照制限方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、前記利用
    単位はクライアントであることを特徴とするWWWサー
    バのデータ参照制限方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法において、前記利用
    単位はクライアントを介して前記コンピュータ網にアク
    セスする一利用者であることを特徴とするWWWサーバ
    のデータ参照制限方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の方法において、サーバ側
    は、クライアント側から送信された前記利用単位固有の
    文字列が正当であることを認めた場合のみ、当該利用単
    位のWWWサーバのデータ参照を許可することを特徴と
    するWWWサーバのデータ参照制限方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の方法において、前記WW
    Wブラウザが、前記所定ページとは異なるページに関す
    るページ記述ファイル及び関連データファイルの取得要
    求をサーバ側に対して行うと、 サーバ側において、要求されたページのページ切り替え
    に必要な記述を、前記利用単位固有の文字列及び要求さ
    れたページ名を用いた記述に変換し、当該変換内容を含
    むページ記述ファイル及び関連データファイルを前記W
    WWサーバから前記WWWブラウザに送信することによ
    り、複数のページにわたって前記利用単位固有の文字列
    を用いた参照制限を行うことを特徴とするWWWサーバ
    のデータ参照制限方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の方法において、前記別名
    のファイルは、当該ページ記述ファイル及び関連データ
    ファイルの実体を指し示すシンボリックリンクとして作
    成される、実体をもたないファイルであることを特徴と
    するWWWサーバのデータ参照制限方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の方法において、サーバ側
    は、当該利用単位のデータ参照時間あるいは参照回数を
    監視し、規定の参照時間あるいは参照回数を超えた場
    合、当該利用単位固有の別名ファイルを削除し、該利用
    単位のその後のデータ参照を不可能にすることを特徴と
    するWWWサーバのデータ参照制限方法。
  8. 【請求項8】 広域コンピュータ網に接続されたクライ
    アント・サーバ型システムにおいて、WWWブラウザに
    よるWWWサーバのデータ参照を所定の利用単位ごとに
    制限する方法であって、 クライアント側のWWWブラウザが、サーバ側の所定ペ
    ージに関するページ記述ファイル及び関連データファイ
    ルを参照しようとする場合に、サーバ側は、前記利用単
    位固有のディレクトリ名・ファイル名を生成し、該利用
    単位固有のディレクトリ名・ファイル名と本システムに
    おける原本のディレクトリ名・ファイル名との変換対デ
    ータを登録するとともに、前記利用単位固有のディレク
    トリ名・ファイル名をクライアント側に通知し、 前記WWWブラウザが前記利用単位固有のディレクトリ
    名・ファイル名を用いてページ記述ファイル及び関連デ
    ータファイルの取得要求をサーバ側に対して行うと、サ
    ーバ側は、前記変換対データを参照し、前記利用単位固
    有のディレクトリ名・ファイル名を前記原本のディレク
    トリ名・ファイル名に変換して同サーバ内のWWWサー
    バに通知し、 該WWWサーバは前記原本のディレクトリ名・ファイル
    名によりページ記述ファイル及び関連データファイルを
    読み出し、 サーバ側は、該原本のディレクトリ名・ファイル名を前
    記利用単位固有のディレクトリ名・ファイル名に再変換
    し、前記読み出されたページ記述ファイル及び関連デー
    タファイルを前記WWWブラウザに送信することを特徴
    とするWWWサーバのデータ参照制限方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の方法において、前記利用
    単位はクライアントであることを特徴とするWWWサー
    バのデータ参照制限方法。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の方法において、前記利
    用単位はクライアントを介して前記コンピュータ網にア
    クセスする一利用者であることを特徴とするWWWサー
    バのデータ参照制限方法。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の方法において、サーバ
    側は、クライアント側から送信された前記利用単位固有
    のディレクトリ名・ファイル名が正当であることを認め
    た場合のみ、当該利用単位のWWWサーバのデータ参照
    を許可することを特徴とするWWWサーバのデータ参照
    制限方法。
  12. 【請求項12】 請求項8記載の方法において、サーバ
    側は、当該利用単位のデータ参照時間あるいは参照回数
    を監視し、規定の参照時間あるいは参照回数を超えた場
    合、当該利用単位固有のディレクトリ名・ファイル名に
    関する原本との前記変換対データを削除し、該利用単位
    のその後のデータ参照を不可能にすることを特徴とする
    WWWサーバのデータ参照制限方法。
  13. 【請求項13】 広域コンピュータ網に接続されたクラ
    イアント・サーバ型システムにおいて、WWWサーバか
    ら提供されるデータ毎に定められた料金を電話料金と共
    に回収するためにデータ参照を制限する方法であって、 所定の電話回線を介して広域コンピュータ綱に接続した
    クライアントに対し、情報提供サーバ側のWWWサーバ
    が提供可能なデータのリストをクライアント側に通知
    し、 クライアント側が、通知されたデータリストから参照を
    希望するデータを選択して情報提供サーバ側に通知する
    と、情報提供サーバ側は当該データに割り当てられた、
    情報料回収代行を行う電話番号をクライアント側へ通知
    し、 クライアント側は、前記所定の電話回線を切断し、情報
    提供サーバ側から受信した前記電話番号へ発信して該電
    話番号により接続可能なアクセス制御サーバヘダイヤル
    アップ接続し、参照希望データ名を該アクセス制御サー
    バヘ通知し、 前記アクセス制御サーバが、クライアント側が当該デー
    タに対して割り当てられた前記電話番号により接続して
    きたことを確認すると、前記情報提供サーバに対してデ
    ータ参照許諾の通知を行い、該情報提供サーバがクライ
    アント側に当該データを送信することを特徴とするデー
    タ参照制限方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の方法において、前記
    WWWサーバが提供可能なデータ毎に、前記アクセス制
    御サーバ側に接続可能な電話番号を割り当てることを特
    徴とするデータ参照制限方法。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の方法において、クラ
    イアント側が無線電話機により回線にアクセスすること
    を特徴とするデータ参照制限方法。
  16. 【請求項16】 広域コンピュータ網に接続されたクラ
    イアント・サーバ型システムにおいて、WWWブラウザ
    によるWWWサーバのデータ参照を所定の利用単位ごと
    に制限するためのサーバ側の処理プログラムを記録した
    コンピュータで読み取り可能な記録媒体であって、該プ
    ログラムは、 クライアント側のWWWブラウザが、サーバ側の所定ペ
    ージに関するページ記述ファイル及び関連データファイ
    ルを参照しようとする場合に、該参照しようとするペー
    ジ記述ファイル及び関連データファイルと実体が同一で
    あって、ファイルを特定するための文字列であるディレ
    クトリ名・ファイル名の少なくとも一部に前記利用単位
    固有の文字列を含む別名のファイルを作成し、該利用単
    位固有の文字列をクライアント側に通知するプロセス
    と、 前記WWWブラウザから、前記利用単位固有の文字列を
    用いてページ記述ファイル及び関連データファイルの取
    得要求を受けた場合、前記WWWブラウザが前記別名の
    ファイルを参照するような内容に書き換えたページ記述
    ファイル及び関連データファイルを前記wwwブラウザ
    に送信するプロセスとを有することを特徴とする記録媒
    体。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の記録媒体において、
    前記プログラムは、当該利用単位のデータ参照時間ある
    いは参照回数を監視し、規定の参照時間あるいは参照回
    数を超えた場合、当該利用単位固有の別名ファイルを削
    除するプロセスを更に有することを特徴とする記録媒
    体。
  18. 【請求項18】 広域コンピュータ網に接続されたクラ
    イアント・サーバ型システムにおいて、WWWブラウザ
    によるWWWサーバのデータ参照を所定の利用単位ごと
    に制限するためのサーバ側の処理プログラムを記録した
    コンピュータで読み取り可能な記録媒体であって、該プ
    ログラムは、 クライアント側のWWWブラウザが、サーバ側の所定ペ
    ージに関するページ記述ファイル及び関連データファイ
    ルを参照しようとする場合に、前記利用単位固有のディ
    レクトリ名・ファイル名を生成して、該利用単位固有の
    ディレクトリ名・ファイル名と該システムにおける原本
    のディレクトリ名・ファイル名の変換対データを登録す
    るとともに、前記利用単位固有のディレクトリ名・ファ
    イル名をクライアント側に通知するプロセスと、 前記WWWブラウザから、前記利用単位固有のディレク
    トリ名・ファイル名を用いてページ記述ファイル及び関
    連データファイルの取得要求を受けた場合、前記変換デ
    ィレクトリ名・ファイル名に変換して本サーバ内のWW
    Wサーバに通知するプロセスと、 該原本のディレクトリ名・ファイル名を前記利用単位固
    有のディレクトリ名・ファイル名に再変換し、前記WW
    Wサーバにより読み出されたページ記述ファイル及び関
    連データファイルを前記WWWブラウザに送信するプロ
    セスとを有することを特徴とする記録媒体。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の記録媒体において、
    前記プログラムは、当該利用単位のデータ参照時間ある
    いは参照回数を監視し、規定の参照時間あるいは参照回
    数を超えた場合、当該利用単位固有のディレクトリ名・
    ファイル名に関する原本との前記変換対データを削除す
    るプロセスを更に有することを特徴とする記録媒体。
  20. 【請求項20】 広域コンピュータ網に接続されたクラ
    イアント・サーバ型システムにおいて、WWWサーバか
    ら提供されるデータ毎に定められた料金を電話料金と共
    に回収するためにデータ参照を制限するための、情報提
    供サーバ側の処理プログラムを記録したコンピュータで
    読み取り可能な記録媒体であって、該プログラムは、 所定の電話回線を介して広域コンピュータ綱に接続した
    クライアントに対し、本サーバ内のWWWサーバが提供
    可能なデータのリストをクライアント側に通知するプロ
    セスと、 クライアント側から参照を希望するデータが通知された
    場合、当該データに割り当てられた、情報料回収代行を
    行う電話番号をクライアント側へ送信するプロセスと、 前記電話番号によりクライアント側と接続可能なアクセ
    ス制御サーバからデータ参照許諾の通知を受けた場合、
    クライアント側に当該データを送信するプロセスとを有
    することを特徴とする記録媒体。
  21. 【請求項21】 広域コンピュータ網に接続されたクラ
    イアント・サーバ型システムにおいて、WWWサーバか
    ら提供されるデータ毎に定められた料金を電話料金と共
    に回収するためにデータ参照を制限するための、アクセ
    ス制御サーバ側の処理プログラムを記録したコンピュー
    タで読み取り可能な記録媒体であって、該プログラム
    は、 クライアント側がダイヤルアップ接続により参照希望デ
    ータ名を通知してきた場合、クライアントが当該データ
    に対して割り当てられた電話番号により接続してきたこ
    とを確認し、当該データの提供元である情報提供サーバ
    に対してデータ参照許諾の通知を行うプロセスを有する
    ことを特徴とする記録媒体。
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