JPH11241858A - 給湯システムおよびその水漏れ検査方法 - Google Patents

給湯システムおよびその水漏れ検査方法

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JPH11241858A
JPH11241858A JP10058792A JP5879298A JPH11241858A JP H11241858 A JPH11241858 A JP H11241858A JP 10058792 A JP10058792 A JP 10058792A JP 5879298 A JP5879298 A JP 5879298A JP H11241858 A JPH11241858 A JP H11241858A
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hot water
water
water supply
pressure
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JP10058792A
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English (en)
Inventor
Manabu Shimizu
学 清水
Makoto Hamada
誠 濱田
Katsuhiro Fujiwara
克博 藤原
Takashi Ikezawa
剛史 池澤
Toshiya Tatsumura
俊也 辰村
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Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管の水漏れ検査時に必要とされる検査機器
を不要とするとともに、作業効率の向上を図る。 【解決手段】 給湯回路Aと、この給湯回路Aから湯水
の供給を受ける浴槽10と、この浴槽10の湯水を循環
させる風呂循環回路Cと、この風呂循環回路C内に配さ
れた圧力センサ5からの出力信号に基づいて浴槽内の水
位を演算する水位測定手段と、温水暖房用の暖房回路B
とを備えた給湯システムにおいて、圧力センサ5の圧力
の測定レンジが、水位測定レンジと配管回路内の水漏れ
検査用の測定レンジの切り替えが可能に構成される。そ
して、水漏れ検査時に、風呂循環回路Cと暖房回路Bと
を短絡状態とするとともに、これらを大気中に開放され
ない閉回路にして、この閉回路内を加圧し、この状態で
圧力センサ5の検出結果から、所定の圧力低下が検出さ
れるか否かにより閉回路の水漏れの有無を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、給湯システムお
よびその水漏れ検査方法に関し、より詳細には、たとえ
ば温水暖房用の暖房回路を備える給湯システムなどにお
いて、配管内を加圧して行なう水漏れ検査時の圧力測定
を、浴槽の水位検出用の圧力センサを利用して行なわせ
る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の給湯システムの一例として、たと
えば図8に示す構成のものがある。この給湯システム
は、通常の給湯機能の他、温水暖房機能および風呂給湯
ならびに風呂追い焚き機能を備えたもので、給湯回路
A、暖房回路B、風呂循環回路C、落込回路Dを主要部
として構成されている。なお、図中の破線より上部は装
置本体Z0 の内部を示し、破線より下部は装置本体Z0
の外部を示している。
【0003】具体的には、上記給湯回路Aは、図示しな
いガスバーナで加熱される給湯熱交換器14を備えると
ともに、上記給湯熱交換器14の入水側には入水温度検
出用の入水温度センサ12および入水量検出用の入水量
センサ13が設けられる。また、出湯側には給湯熱交換
器14からの出湯温度を検出する缶体温度センサ15お
よび出湯量を制限する水量サーボ弁1、後述の浴槽10
や図外のカラン等への給湯温度を検出する給湯温度セン
サ16が設けられる。そして、入水側と出湯側の間に
は、給湯熱交換器14をバイパスして短絡接続するバイ
パス路、およびこのバイパス路の途中にはバイパス弁1
1が配置されている。
【0004】暖房回路Bは、たとえば床暖房パネル、フ
ァンコンベクタ等の各種温水暖房用の放熱器20と装置
本体Z0 とが接続金具28a、28bおよび外部配管2
9a,29bを介して接続されることにより構成されて
いる。そして、装置本体Z0側には、暖房熱交換器2
2、この暖房熱交換器22からの出湯温度を検出する出
湯温度センサ23、常に一定水量を確保するための膨張
タンク21、風呂追い焚き用の風呂ヒータ24、風呂熱
動弁32、およびバイパス路25が設けらる。そして、
この膨張タンク21には、水位検出用の水位電極46が
設けられるとともに、補水配管48とオーバーフロー配
管45の各一端が接続され、補水配管48の他端は給湯
回路Aの入水側に接続され、また、オーバーフロー配管
45の他端は大気中に開放されている。さらに、補水配
管48の途中には、バキュームブレーカ27、補水弁3
0および逆止弁47が設けられている。
【0005】また、各外部配管29a,29bの途中に
は、保守点検用の手動弁60a,60bが設けられてお
り、放熱器20への往き用の外部配管29aの途中に
は、各種の放熱器20の接続用の熱動弁33が複数設け
られている。そして通常この手動弁60a,60bは、
保守点検時以外は開かれている。また、上記熱動弁33
は、実際に放熱器20が接続されているものは開かれ、
放熱器20が接続されていない熱動弁33は図示しない
閉止栓によって閉止されている。
【0006】風呂循環回路Cは、浴槽10に湯水を供給
するための回路で、装置本体Z0 を接続金具9a,9b
および外部配管26a,26bを介して浴槽10に設け
た循環金具7に接続することで構成されている。この風
呂循環回路Cは、その途中に風呂ヒータ24が接続され
るとともに、浴槽10の水位検出用の圧力センサ5、風
呂循環ポンプ3、浴槽10の湯水循環の有無を検出する
水流スイッチ6、および浴槽10の温度を検出する風呂
温度センサ19を備えている。
【0007】落込回路Dは、給湯回路Aと風呂循環回路
Cとの間を接続して、給湯回路Aからの湯水を風呂循環
回路Cを介して浴槽10に落とし込むためのもので、そ
の途中には、バキュームブレーカ17、落込弁2、およ
び逆止弁18が設けられている。
【0008】しかして、このように構成された給湯シス
テムの動作について説明する。
【0009】A.放熱器20に温水を供給して暖房を行
なう場合 この場合には、図示しないコントローラの制御によっ
て、ガスバーナを燃焼させて暖房熱交換器22を加熱す
るとともに、暖房循環ポンプ31を駆動する。これによ
り、膨張タンク21内の温水が流出し、暖房熱交換器2
2で加熱され、往き外部配管29a、放熱器20、戻り
外部配管29bを順次経由して循環される。
【0010】この場合、風呂熱動弁32は閉じられてい
るので、風呂ヒータ24内を湯水が流れることはない。
なお、膨張タンク21の湯水が蒸発等によって所定量よ
りも少なくなったことが水位電極46で検出された場合
には、補水弁30が開かれて、給湯回路A側からの入水
が補水管48を経由して膨張タンク21内に補水され
る。
【0011】B.風呂追い焚きを行なう場合 この場合には、図示しないコントローラの制御によっ
て、暖房回路B側において、熱動弁33を全て閉じ、ガ
スバーナを燃焼させて暖房熱交換器22を加熱するとと
もに、暖房循環ポンプ31を駆動し、風呂熱動弁32を
開く。また、これと並行して、風呂循環回路C側では、
風呂循環ポンプ3を起動して、浴槽10内の湯水を風呂
循環回路C内に循環させる。
【0012】これにより、暖房回路B側において、膨張
タンク21内の温水が流出して暖房熱交換器22で加熱
され、風呂ヒータ24、風呂熱動弁32、膨張タンク2
1を経由して循環される。そのため、風呂循環回路C内
を循環する湯水は、風呂ヒータ24を通過する際に加熱
され、浴槽10内に貯留されている浴槽水の追い焚きが
行なわれる。なお、放熱器20が同時に使用される場合
には、熱動弁33が開き、暖房熱交換器22で加熱され
た湯水は分岐されて風呂ヒータ24を通過するととも
に、上記A.の場合と同様に、外部配管29a、放熱器
20、戻り外部配管29bを順次経由して循環される。
【0013】C.浴槽10に湯水を落とし込む場合 この場合には、上記落込弁2が開かれることにより、給
湯回路Aで所定の温度に調節された湯水が落込回路Dお
よび風呂循環回路Cを通り浴槽10内に給湯される。
【0014】ところで、浴槽10や放熱器20を装置本
体Z0 とともに新たに据え付ける場合、装置本体Z0
外部配管26a,26b,29a,29b等を用いて浴
槽10や放熱器20に接続することになるが、その際、
配管系統に水漏れがないかを検査することが必要とな
る。特に、放熱器20に接続するための外部配管29
a,29bは、長く引き回されることが多いので、施工
後の水漏れの有無の検査が重要である。そのため、従来
では、配管工事の終了後、ないしは定期点検や故障発生
時などに適時行なわれる装置点検の際に、次のようにし
て水漏れ検査を行なっている。
【0015】たとえば放熱器20側の水漏れ検査を行な
う場合には、まず、手押しの加圧ポンプ70と圧力計7
2とを使用し、各外部配管29a,29bの所定の部分
を取り外してから、その取り外した往き側の外部配管2
9aに加圧ポンプ70を接続する一方、戻り側の外部配
管29bには図示しない閉止弁を取り付ける。そして、
この閉止弁を最初は開放した状態で手動で加圧ポンプ7
0を操作して配管内の空気を抜いてから、閉止弁を閉じ
て再度加圧ポンプ70を操作して配管内に所定の水圧加
える。そして、所定時間(たとえば2〜3分)の経過後
に、圧力計72で水圧の経時変化を調べ、配管内に水漏
れが生じていないかどうかを検査している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法による場合、水漏れ検査を行なう作業者は、
配管内の水圧を上げる加圧ポンプ70を用意する必要が
ある他、検査専用の圧力計72を必要とする。しかも、
その場合、作業員は検査前に所定の配管接続等の作業が
必要であり、また、水漏れ判定時には時計と圧力計の双
方を共に見ながらの作業を強いられる。そのため、この
ような従来のやり方では水漏れ検査の作業効率が悪いだ
けでなく、人件費や検査機器の調達コストがかかるとい
う問題があり、その改善が望まれていた。
【0017】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、配管の水
漏れ検査を行なう際に必要とされる検査機器を不要とす
るとともに、作業効率の向上を図ることを主たる目的と
する。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る給湯システムでは、少なく
とも給湯回路と、この給湯回路から湯水の供給を受ける
浴槽と、この浴槽の湯水を循環させる風呂循環回路と、
この風呂循環回路内に配された圧力センサからの出力信
号に基づいて浴槽内の水位を演算する水位測定手段とを
備えた給湯システムにおいて、上記圧力センサが、水位
測定レンジと配管回路内の水漏れ検査用の測定レンジの
切り替えが可能に構成されていることを特徴とする。
【0019】すなわち、本発明は後述するように、給湯
配管等の水漏れ検査を行なうにあたり、これまで検査専
用の圧力計を用いていたのに代えて、給湯システムが浴
槽内の水位検出用として備える既存の圧力センサ(水位
センサ)を、水漏れ検査時の圧力計として兼用させるも
のである。
【0020】ところで、現行の水位センサでは、浴槽の
高さ位置が−3m〜+5mの範囲で変化しても浴槽内の
水位を検出できるように、通常は図4に示すように、圧
力センサに加えるオフセット電圧を調節することで−3
000mmH2 O〜+5000mmH2 Oの範囲で圧力
検出が可能とされている。そしてこの場合、圧力センサ
の出力信号(出力電圧)の読み取り手段(水位測定手
段)として8ビットマイコンが使用されるので、水位検
出の精度を上げるために上記−3000mmH2O〜+
5000mmH2 Oの範囲内で、さらに測定レンジを6
40mmH2 Oとしている。つまり、現行の水位センサ
では、水位検出にあたって上記オフセット電圧を調節す
ることで、上記測定レンジ640mmH2 Oの中心位置
を変化させ、この測定レンジの範囲を上記水位測定手段
で256分割することにより正確な水位の測定を行なっ
ている(図5(a) 参照)。
【0021】ところが、上述した配管の水漏れ検査を行
なう場合、圧力センサで検出すべき水圧の範囲は通常1
0000mmH2 O〜30000mmH2 O程度であ
り、水位検出時に比べかなり高い。しかも、この場合、
水漏れがあると大幅な圧力低下が見込まれるため、現行
の水位センサの圧力測定レンジ幅(640mmH2 O)
ではこのような圧力低下を検出することが困難である。
【0022】そこで、本発明では、給湯システムの水位
センサとして用いられている圧力センサを上記水漏れ検
査にも兼用できるように、上記圧力センサの測定レンジ
を切り替え可能に構成したものである。なお、この場合
測定レンジの切り替えは、圧力センサの圧力−出力電圧
特性を変更することにより行なわれる。
【0023】そして、この圧力センサでの測定レンジの
切り替えは、上記圧力センサに加えられるオフセット電
圧が所定値に達したことにより行なわれることが好まし
い。すなわち、上述したように、現行の水位センサでの
水位測定は、−3000mmH2 O〜+5000mmH
2 Oの範囲でオフセット電圧を調節することにより行な
われるが、水漏れ検査時の水圧はこれらに比べ極めて高
いものになる。そのため、水漏れ検査に際して配管内の
水圧を上げると、これに追随してオフセット電圧も高く
なるので、このオフセット電圧が所定の値に達したこと
をもって上記圧力センサ側でレンジの切り替えを行なわ
せることにより、水漏れ検査時における圧力センサのレ
ンジの切り替えを自動で行なわせるよにうしたものであ
る。
【0024】そして、請求項3の発明は、請求項1また
は請求項2に記載の給湯システムにおける水漏れ検査方
法に関するもので、上記風呂循環回路を大気中に開放さ
れない閉回路にして、この閉回路内を加圧し、この状態
で上記圧力センサの検出結果から、所定の圧力低下が検
出されるか否かにより上記閉回路の水漏れの有無を判定
することを特徴とする。また、請求項4の発明は、請求
項1に記載の給湯システムが温水暖房用の暖房回路を備
えるとともに、この暖房回路と上記風呂循環回路とを短
絡状態とする短絡状態構築手段を備える場合において、
上記短絡状態構築手段により上記風呂循環回路と暖房回
路とを短絡状態とするとともに、上記風呂循環回路と暖
房回路とを大気中に開放されない閉回路にして、この閉
回路内を加圧し、この状態で上記圧力センサの検出結果
から、所定の圧力低下が検出されるか否かにより上記閉
回路の水漏れの有無を判定することを特徴とする。
【0025】すなわち、この請求項3および請求項4の
発明は、水漏れ検査にあたって、検査対象となる配管を
大気に開放されない閉回路とするとともに、この閉回路
内を加圧して、その際の圧力を上記圧力センサによって
読み取ることにより、圧力の低下状態から水漏れを判定
するものである。つまり、本発明では、圧力センサが水
位測定レンジと配管回路内の水漏れ検査用の測定レンジ
の切り替えが可能に構成されているので、加圧後の圧力
は、圧力センサを水漏れ検査用の測定レンジに切り替え
ることにより検出される。なお、その際、請求項4の場
合には、風呂循環回路と暖房回路とを予め短絡状態とす
ることで、暖房回路側での水漏れも上記圧力センサで一
括して検出するものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0027】実施形態1 図1は、本発明に係る給湯システムの全体構成の一例を
示している。なお、この図1に示す給湯システムにおい
て、図8に示した従来例と対応する部分には同一の符号
を付して説明を省略する。そして、この実施形態1で
は、風呂循環回路Cおよび暖房回路Bの装置本体Z1
内外にわたって水漏れ検査を行なえるようにするため、
次の構成を採用している。
【0028】すなわち、この実施形態では、装置本体Z
1 内において、上記暖房回路Bと風呂循環回路Cとを短
絡状態とすることができるように短絡状態構築手段が設
けられている。具体的には、この短絡状態構築手段とし
て、図1では風呂循環回路Cの風呂ヒータ24の上流側
と暖房回路Bの暖房熱交換器22の下流側とが、短絡配
管52を介して短絡されており、その短絡配管52の途
中には短絡弁36が設けられている。そして、この短絡
弁36を開くことにより風呂循環回路Cと暖房回路Bと
が短絡状態とされる。
【0029】なお、この短絡弁36は、通常の運転時に
はこの閉じられている。また、暖房回路B側には、上記
膨張タンク21に接続される配管の前後に縁切り弁3
4,35が設けられる。そして、この縁切り弁34,3
5を閉じることにより上記膨張タンク21を暖房回路B
から切り離すことができる。なお、この縁切り弁34,
35も通常の運転時には開いた状態とされる。そして、
戻り側の外部配管29bを接続する接続金具28bには
圧力安全弁50が設けられている。
【0030】そして、水漏れ検査に際しては、浴槽10
の循環金具7にアダプタ4が取付けられる。このアダプ
タ4は、図2に示すように、風呂循環回路Cの外部配管
26a,26bを浴槽10の内方に開放することなく両
者を短絡させるためのものであり、このアダプタ4を装
着することにより、上記落込弁2、アダプタ4、短絡配
管52、各縁切り弁34,35によって風呂循環回路C
と暖房回路Bとを閉回路として構成可能とされる。な
お、上記アダプタ4にも圧力安全弁57が設けられてい
る。
【0031】そして、本発明では特に上記風呂循環回路
C内に配される圧力センサ5が以下のような構成を備え
る。すなわち、この圧力センサ5は、図3に示すよう
に、配管内の圧力に応じた電圧(センサ出力)を8ビッ
トマイコンで構成される水位測定手段8に出力するもの
であり、特に本発明では、通常の風呂給湯運転時には浴
槽10の水位を検出するための水位センサとして機能す
る他、後述する水漏れ検査時においては配管内の圧力低
下を検出するための検査用の圧力センサとして機能する
ものである。
【0032】そのため、この圧力センサ5は、これらの
機能を実現するために少なくとも二以上の測定レンジ
(水位測定レンジと配管回路内の水漏れ検査用の測定レ
ンジ)の切り替えが可能に構成されている。なお、図3
においてVccは圧力センサ5を駆動させるための駆動電
圧であり図外の電源回路から供給されている。また、V
ref は圧力センサ5の測定レンジのオフセット値を決定
するためのオフセット電圧を示しており、上記水位測定
手段8から供給される。
【0033】そして、この圧力センサ5は、通常の水位
検出時には、上述したように、浴槽の高さ位置(たとえ
ば−3m〜+5m)に応じて浴槽10内の水位検出が可
能なように、オフセット電圧Vref を調節することによ
り、最大で−3000mmH2 O〜+5000mmH2
Oの範囲内で圧力検出が可能とされている(図4参
照)。つまり、この場合の圧力センサの測定レンジは、
図5(a) に示すように、640mmH2 Oの範囲とさ
れ、オフセット電圧Vref を調節してこの範囲の中心圧
力を上下させることにより最大で−3000mmH2
〜+5000mmH2Oの範囲内での圧力測定を実現し
ている。なお、この場合、圧力センサ5からのセンサ出
力は、上記水位測定手段8によって256分割の分解能
で解析され、その結果に基づいて水位の演算が行なわれ
る。
【0034】その一方、水漏れ検査時に必要とされる測
定可能な圧力は、たとえば図5(b)に示すように、通常
10000mmH2 O〜30000mmH2 O程度であ
り、しかもこの場合、配管内の水漏れによる急激な圧力
低下を検出するために必要となる測定レンジは、この範
囲に対応して20000mmH2 O程度の幅が必要であ
る。そのため、本発明の圧力センサ5は、かかる範囲で
の圧力測定も可能なように、上記測定レンジの切り替え
が可能に構成されている。
【0035】すなわち、上述した水位検出時の測定レン
ジは640mmH2 Oであり、水位測定手段8ではこれ
を256分割しているため、この場合の圧力センサ5に
おける圧力−出力電圧特性の傾きは、図5(a) に示すよ
うに図示例では約45°程度である。しかしながら、こ
のままの状態で水漏れ検査に必要な測定レンジ(200
00mmH2 O程度の幅)を得ることができないので
(図4点線参照)、本発明では測定レンジの切り替えに
際して上記圧力−出力電圧特性図の傾きを図5(b) のよ
うに緩やかなものに設定し直すことにより、圧力センサ
5からの出力電圧が過大にならないように調節してい
る。
【0036】そして、これにともなって水位測定手段8
では、切り替え後の測定レンジに対応して10000m
mH2 O〜30000mmH2 Oの範囲を256分割し
て、圧力の検出を行なっている。したがって、この場
合、通常の水位検出時に比べると圧力センサ5で検出可
能な圧力の分解能は低下するが、水漏れ検査の場合、後
述するように水位検出の場合のように高い分解能は要求
されないため、このような構成としても特に問題を生じ
ることはない。
【0037】そして、このような測定レンジの切り替え
動作は、圧力センサ5に加えられるオフセット電圧Vre
f が所定値に達したことにより行なわれる。
【0038】すなわち、通常の水位検出時に圧力センサ
5で検出が必要とされる圧力の最大値は、上述したよう
に5000mmH2 O程度であるが、水漏れ検査時に検
出すべき圧力はこれよりもかなり高くなる。その一方、
配管内の圧力が上昇することによって上記640mmH
2 Oのレンジ範囲での圧力検出が不可能となった場合
に、水位測定手段8ではオフセット電圧Vref を上昇さ
せることとなるが、その際のオフセット電圧Vref の上
限は、上記圧力センサ5で検出すべき圧力の最大値によ
っておのずと決定される。そのため、本発明では、上記
圧力センサ5の測定レンジの切り替えをこのオフセット
電圧Vref の最大値、ないしはその近辺に設定すること
により、配管内の水圧が上がってオフセット電圧Vref
が水位検出時の値として予め定められた上限を越えた場
合に、自動的に測定レンジの切り替えを行なうように構
成している。
【0039】しかして、次に、このように構成されてな
る給湯システムにおいて、水漏れ検査を行なう際の手順
について説明する。なお、この場合、上記各弁の開閉等
の制御は、図示しないコントローラによって行なわれ
る。
【0040】(1) まず、落込回路Dの落込弁2を閉じ、
給湯回路Aの水量サーボ弁1を閉じた状態で、膨張タン
ク21の前後の縁切り弁34,35を閉じ、さらに、短
絡配管52の途中の短絡弁36を開いて、風呂循環回路
Cと暖房回路Bとを短絡状態にする。
【0041】(2) 次に、落込回路Dの落込弁2を開き、
暖房回路Bと風呂循環回路Cに突発的に水圧が加わるの
を避けるために、給湯回路Aの水量サーボ弁1を徐々に
開いて、水道からの供給される水を落込回路Dを経由さ
せて風呂循環回路C内に落とし込む。風呂循環回路Cに
落とし込まれた水は、風呂循環回路C内を満たしつつ、
短絡配管52を経由して暖房回路B内にも加わえられ、
両回路C,B内を徐々に加圧する。
【0042】そして、この風呂循環回路C内の水圧上昇
にともなって、上記オフセット電圧Vref が徐々に上昇
し、上述した所定のオフセット電圧Vref を越えた時点
で上記圧力センサ5の圧力対出力電圧特性が、図5(a)
から図5(b) の状態に切り替えられる。また、これにと
もなって、水位測定手段8では、この圧力測定レンジの
切り替えによる電圧読み取りのプログラムが水位検出の
状態から水漏れ検査時のものに変更される。
【0043】なお、この場合、膨張タンク21の前後の
縁切り弁34,35は閉じられているので、膨張タンク
21内に水圧が加わることはなく、また、各回路B,C
の配管内にある空気は、圧力安全弁50,57を経て排
出されるので、配管内は確実に水張りされる。
【0044】(3) そして、上記圧力センサ5で検出され
る水圧が、図6に示す水漏れ検査に必要な所定の値Va
に達したならば、給湯回路Aの水量サーボ弁1と落込弁
2を共に全閉にして、風呂循環回路Cおよび暖房回路B
を加圧状態で閉回路とする。
【0045】ところで、各回路B,Cの外部配管29
a,29b,26a,26bには耐熱制のポリエチレン
樹脂などが使用されることがあるが、その場合、圧力セ
ンサ5で検出される水圧は、各回路B,Cの外部配管2
9a,29b,26a,26b等の膨張などの影響によ
り、水漏れの有無にかかわらずに徐々に低下することと
なる。しかし、このような水圧の低下は、水漏れのある
場合とでは明らかに異なるものとなる。その一例を図6
に示す。つまり、水漏れのある場合(図中、破線で示
す)には、水漏れのない場合(図中、実線で示す)に比
べて水圧低下の度合いが大きくなる。
【0046】(4) そこで、本実施形態では、検出された
水圧が所定の値Vaに達した後、水圧が低下してVbの
値になった時点から、さらに水圧が低下してVcに達す
るまでの時間t1,2 を計測し、それらの時間t1,2
を基準時間tsと比較することにより、たとえばt1
tsならば水漏れなしとして合格と判定し、t2 <ts
ならば水漏れありとして不合格の判定を行なう。そし
て、かかる判定の結果を、図示しないコントローラによ
ってブザーの警報音やランプの点灯表示等として作業者
に知らせるように構成される。
【0047】以上のように、本発明によれば、水漏れ検
査を行なうために格別の検査機器を用意することなく、
しかも作業員は格別の配管作業等を行なうことなく、装
置本体Z1 の内外にわたる暖房回路Bおよび風呂循環回
路Cの水漏れの検査を一括して自動的に行なうことがで
きる。しかも、上記実施形態では、配管内の加圧が、上
記落込回路Dの落込弁2を開くことにより行なわれるの
で、従来のように加圧ポンプを用いることなく簡易に配
管内の加圧を行なうことができる。したがって、このよ
うに構成することにより、本発明では、水漏れ検査にあ
たって作業者は圧力計だけでなく加圧ポンプを持参する
必要もなくなる。
【0048】なお、この実施形態1では、上記短絡弁3
6を閉じた状態で上記(1) から(4)の手順を実施すれ
ば、風呂循環回路C側の水漏れ検査を単独で行なうこと
ができる。すなわち、上記短絡弁36を閉じておけば、
落込回路Dの落込弁2を開いた際に流れ込む水は、暖房
回路B側には供給されない。つまり、この場合、落込弁
2およびアダプタ4によって、風呂循環回路C側に閉回
路が構成され、その状態で上記実施形態1と同様の手順
を踏むことによって風呂循環回路C側のみの水漏れ検査
を行なうことができる。そしてこの場合、上記実施形態
1で水漏れが確認された後にこの風呂循環回路C側の水
漏れ検査を行なって水漏れが確認されない場合には、暖
房回路側での水漏れと判定することができる。
【0049】また、さらに上記実施形態1では、上記手
動弁60a,60bを予め閉じた状態で上記(1) から
(4) の手順を実施すれば、風呂循環回路C側および暖房
回路Bの装置本体Z1 内部側の水漏れ検査を行なうこと
ができる。すなわち、上記手動弁60a,60bを予め
閉じておくことにより、暖房回路Bのうち装置本体Z1
の外部にある部分(具体的には、外部配管29a,29
bおよび放熱器20)を除外した状態での水漏れ検査を
行なうことができる。したがって、上記実施形態1で水
漏れが確認され、風呂循環回路C側単独での水漏れ検査
(短絡弁36を閉じた場合)で水漏れが確認されない場
合には、このように構成することで装置本体Z1 内部側
での水漏れ判定を行なうことができる。しかもこの場
合、装置本体Z1 内部側でも水漏れが確認されない場合
には、装置本体Z1 の外部側で水漏れが生じていると判
定することができる。
【0050】実施形態2 図7は、本発明の第2の実施形態を示しており、この図
7に示す給湯システムは、上記実施形態1から暖房回路
Bを取り除いた構成を示している。そのため、この第2
の実施形態においては、風呂循環回路Cのうち装置本体
2 の内部には、上記風呂ヒータ24に代えて風呂追い
焚き用の熱交換器70が設けられている。その他の点に
ついて上記実施形態1と同様の構成部分は同一符号を付
して説明を省略する。
【0051】そして、この実施形態2では、後述するよ
うに風呂循環回路Cの水漏れ検査にあたっては、落込弁
2およびアダプタ4によって風呂循環回路Cの閉回路が
構成さる。
【0052】そこで、次にこの風呂循環回路Cの水漏れ
検査手順について説明する。
【0053】(1) まず、浴槽10の循環金具7に圧力安
全弁57付きのアダプタ4を取付けた状態で、落込回路
Dの落込弁2を開く。そして、給湯回路Aの水量サーボ
弁1を徐々に開くと、給湯回路Aを通った水道の水圧が
落込回路Dを経由して風呂循環回路C内に加えられる。
その際、風呂循環回路Cの配管内にある空気は、圧力安
全弁57を経て外部に排出されるようにすると、配管内
の水張りを確実に行なうことができる。
【0054】(2) そして、この水張りに伴う配管内の加
圧により、上記実施形態1の場合と同様に圧力センサ5
の測定レンジが通常の水位検出時の状態から水漏れ検査
時の状態に切り替えられ、配管内の圧力検出が開始され
る。
【0055】(3) そして、圧力センサ5で検出される水
圧が所定の値Vaに達したならば(図6参照)、水量サ
ーボ弁1および落込弁2の双方を共に全閉として風呂循
環回路Cを閉回路とし、その後は上記実施形態1と同様
に、図6に示したように水漏れの合格、不合格の判定が
行なわれる。
【0056】つまり、本発明は、上記実施形態1のよう
な暖房回路Bを備えていない場合でも、風呂循環回路C
の水漏れ検査を自動的に行なうことができる。
【0057】なお、上述した実施形態はあくまでも、本
発明の好適な実施形態を示すためのものであって、本発
明はこれに限定されることなく、その範囲内で種々設計
変更可能である。
【0058】たとえば、上記実施形態では、暖房回路B
あるいは風呂循環回路Cの加圧に際して落込弁2からの
湯水の落とし込みにより水圧を加えたが、これに代えて
たとえば、図1、図7において符号81で示すように、
従来通り手押しの加圧ポンプ等を配管に接続して行なう
ことも可能である。また、上記落込弁2からの加圧の際
に、これと並行してポンプ81を接続して補助的に加圧
を行なうことも可能である。
【0059】さらに、この加圧に関連して、上記落込弁
2からの加圧だけで不十分な場合に、循環ポンプ31,
3等を駆動して圧力の不足分を補うようにすることもで
きる。また、暖房熱交換器22、追い焚き用の熱交換器
70、風呂ヒータ24、あるいは図示しない凍結防止用
電気ヒータの加熱により配管内の湯水の温度を上昇さ
せ、体積膨張によって配管内の内圧を上げるようにする
こともできる。
【0060】また、上記実施形態1において、水漏れ検
査の際の暖房回路Bの風呂熱動弁32の開閉状態につい
ては言及しなかったが、装置本体内部を含めた暖房回路
Bの水漏れの有無を確認する上では、風呂熱動弁32を
開いておくのが好ましいが、閉じておいてもかまわな
い。
【0061】また、上記各実施形態では、水圧検出開始
直後から水圧が次第に低下して基準値Vcに達するまで
に要する時間t1,2 の長短によって水漏れの有無を検
査しているが、これに限らず、一定時間たとえばt1
間の圧力低下の度合いに応じて水漏れの有無を判定する
ように構成することも可能である。
【0062】また、上記実施形態では、圧力センサ5の
測定レンジの切り替えを、オフセット電圧Vref に変化
により自動的に行なわせているが、この切り替えは水漏
れ検査時にコントロールパネル等を操作することにより
手動で切り替えるように構成することも可能である。ま
たその他、この測定レンジの切り替えにあたっては、圧
力センサ5で検出される圧力値が、上記水位検出時の測
定レンジを越えた場合に切り替えを行なうように構成し
たり、あるいは、水漏れ検査モードなど、通常の水位検
出を行なわないモードに入った時に自動的に切り替える
ように構成することが可能である。
【0063】また、上記実施形態で示した水漏れ検査時
の水圧検出の必要な範囲(10000mmH2 O〜30
000mmH2 O)や測定レンジの幅(20000mm
2Oの範囲)は、特に限定されることなく水漏れ検出
に必要な範囲で適宜変更可能なことは勿論である。
【0064】また、上記実施形態1で短絡状態構築手段
として短絡配管52と短絡弁36とを示したが、本発明
では風呂循環回路Cを含んだ状態で暖房回路Bが閉回路
とされるものであれば、他の方法により両回路C,Bを
短絡させることも可能である。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の給湯シス
テムおよびその水漏れ検査方法によれば、該給湯システ
ムの浴槽の湯水を循環させる風呂循環回路内に配された
浴槽の水位検出用の圧力センサが、水位測定レンジと配
管回路内の水漏れ検査用の測定レンジの切り替えが可能
に構成されていることから、給湯システムのシステムの
水漏れ検査時の圧力測定に、この水位検出用の圧力セン
サを兼用させることができる。
【0066】これにより、少なくとも従来の水漏れ検査
において必要とされた検査専用の圧力センサ(圧力ゲー
ジ)が不要となり、検査に必要な部品点数が減少すると
ともにその接続作業が不要となり、検査にかかる人的、
物的なコストを減少させることができる。
【0067】また、その際、圧力センサの測定レンジの
切り替えを、圧力センサに加えられるオフセット電圧に
基づいて行なわせることにより上記測定レンジの切り替
えを自動化することができ、しかもこの圧力センサでの
検出結果の判定を給湯システムが備えるコントローラに
よって行なわせるよにうすれば、これまで作業者の手に
よっていた水漏れ検査の工程の殆どを自動的に行なわせ
ることができ、作業効率の向上が図られる。
【0068】さらに、温水暖房用の暖房回路を備える給
湯システムにおいても、暖房回路と風呂循環回路とを短
絡状態とすることができる短絡状態構築手段を設けるこ
とにより、風呂循環回路だけでなく暖房回路側の水漏れ
検査も行なうことができ、これまで多大な労力を必要と
していた暖房回路の水漏れ検査を容易に行なわせること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給湯システムの第1の実施形態の
全体構成を示す概略構成図である。
【図2】同給湯システムにおける水漏れ検査に使用する
アダプタを浴槽の循環金具に装着した状態を説明する説
明図である。
【図3】同給湯システムにおける浴槽の水位検出を行な
う圧力センサおよびその制御構成を説明するブロック図
である。
【図4】図3に示す圧力センサにおける圧力−出力電圧
特性を説明する特性図であり、特にオフセット電圧の調
節により検出可能な圧力の範囲を示している。
【図5】図3に示す圧力センサにおけるの圧力−出力電
圧の特性を示す特性図であり、図5(a) は通常の水位検
出時の特性を示し、図5(b) は水漏れ検査時の特性を示
している。
【図6】同給湯システムにおける水漏れ検査の合否判定
処理の一例を示す説明図である。
【図7】本発明に係る給湯システムの第2の実施形態の
全体構成を示す概略構成図である。
【図8】従来の給湯システムの全体構成を示す概略構成
図である。
【符号の説明】
Z 装置本体 A 給湯回路 B 暖房回路 C 風呂循環回路 D 落込回路 1 水量サーボ弁 2 落込弁 3 風呂循環ポンプ 4 アダプタ 5 圧力センサ 8 水位測定手段 10 浴槽 20 放熱器 21 膨張タンク 22 暖房熱交換器 29a,29b 外部配管 31 循環ポンプ 34,35 縁切り弁 36 短絡弁(短絡状態構築手段) 52 短絡配管(短絡状態構築手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池澤 剛史 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 辰村 俊也 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも給湯回路と、この給湯回路か
    ら湯水の供給を受ける浴槽と、この浴槽の湯水を循環さ
    せる風呂循環回路と、この風呂循環回路内に配された圧
    力センサからの出力信号に基づいて浴槽内の水位を演算
    する水位測定手段とを備えた給湯システムにおいて、 前記圧力センサが、水位測定レンジと配管回路内の水漏
    れ検査用の測定レンジの切り替えが可能に構成されてい
    ることを特徴とする給湯システム。
  2. 【請求項2】 前記圧力センサの測定レンジの切り替え
    が、前記圧力センサに加えられるオフセット電圧が所定
    値に達したことにより行なわれることを特徴とする請求
    項1に記載の給湯システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の給湯シ
    ステムにおいて、 前記風呂循環回路を大気中に開放されない閉回路にし
    て、この閉回路内を加圧し、 この状態で前記圧力センサの検出結果から、所定の圧力
    低下が検出されるか否かにより前記閉回路の水漏れの有
    無を判定することを特徴とする給湯システムの水漏れ検
    査方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の給湯システムが温水暖
    房用の暖房回路を備えるとともに、この暖房回路と前記
    風呂循環回路とを短絡状態とする短絡状態構築手段を備
    える場合において、 前記短絡状態構築手段により前記風呂循環回路と暖房回
    路とを短絡状態とするとともに、前記風呂循環回路と暖
    房回路とを大気中に開放されない閉回路にして、この閉
    回路内を加圧し、 この状態で前記圧力センサの検出結果から、所定の圧力
    低下が検出されるか否かにより前記閉回路の水漏れの有
    無を判定することを特徴とする給湯システムの水漏れ検
    査方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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