JPH11241771A - 渦巻形ガスケット - Google Patents

渦巻形ガスケット

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Publication number
JPH11241771A
JPH11241771A JP4522098A JP4522098A JPH11241771A JP H11241771 A JPH11241771 A JP H11241771A JP 4522098 A JP4522098 A JP 4522098A JP 4522098 A JP4522098 A JP 4522098A JP H11241771 A JPH11241771 A JP H11241771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gasket
tape
main body
cross
exhaust pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4522098A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Takeda
田 竹 男 武
Kazuya Ueda
田 和 也 上
Shoichi Terada
田 昌 一 寺
Fumihiro Matsumoto
本 文 洋 松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Valqua Industries Ltd
Nihon Valqua Kogyo KK
Original Assignee
Nippon Valqua Industries Ltd
Nihon Valqua Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Nippon Valqua Industries Ltd, Nihon Valqua Kogyo KK filed Critical Nippon Valqua Industries Ltd
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Publication of JPH11241771A publication Critical patent/JPH11241771A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 渦巻状ガスケットの装着性を容易にするとと
もに、劣化を可及的に防止し、長期間、シール性を維持
することのできる渦巻状ガスケットを提供する。 【解決手段】 金属製の第1テープ11の波形形状を、
両端部分がその内側部分より径外方に拡がる方向に傾斜
して形成するとともに、前記ガスケット本体13の内径
を楕円形に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、渦巻形ガスケット
に関し、例えば、自動車排気管の管継手部分のシール用
として用いられる渦巻形ガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車排気管の管接合部では、
図6に示したように、排気管A,Bに固設された両フラ
ンジ1、2間に渦巻形ガスケットGを介装して、図示し
ない複数のボルトにより締付けし、この渦巻形ガスケッ
トGとフランジ1、2とを互いに密着させて、内部通路
3を流れる排気ガスが外部に漏れないようにシールする
ことが一般に行われている。
【0003】この渦巻形ガスケットGについては、JI
SB2404(管フランジ用うず巻形ガスケット)に規
定されているが、例えば図7に示すように、通常、金属
製の薄板からなる第1テープ4と、フィラー材からなる
第2テープ5とを渦巻状に巻回して構成したガスケット
本体6とを備え、また、必要に応じて、ガスケット本体
6の内周面側または外周面側に内輪7または外輪8の一
方または双方が離脱不能に装着されたものである。
【0004】ここに、前記第1テープ4は、横断面が略
「V」字状か、または略「V」字を2段重ねした略
「W」字形状等の波形金属製薄板であり、拡開した空間
部分は中心側すなわち内輪7側に対面している。一方、
第2テープ5は、従来からフィラー材として一般に使用
されている石綿紙、膨張黒鉛テープ、四フッ化エチレン
樹脂テープ等から構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
渦巻形ガスケットGを排気管A,Bの継手部に介装する
と、以下のような不具合が生じる場合がある。
【0006】すなわち、排気管A,Bが床面に対して水
平でなく、傾斜状態に配置されていると、排気管Aの端
部に嵌め込まれたガスケットGが脱落し易く、そのため
に確実に押さえつけた状態でボルトナットの締付を行わ
なければならず、排気管接合部の組付け作業効率が極め
て悪かった。
【0007】また、傾斜した状態でガスケットGを取り
付けた場合は、ガスケットGが排気管Aの回りで片寄り
易く、そのため、ガスケットGの一部が排気管Aの内側
にはみ出してしまう虞れがある。もし、このように一部
がはみ出して締め付けられると、その部分は劣化または
損傷を受け易く、初期のシール性が短時間のうちに低下
するという問題があった。
【0008】また、従来のガスケットGでは、ガスケッ
ト本体6の第1テープ4は、拡開した部分が円の中心側
に対面している。したがって、このようなガスケットG
では、図8に示したように、フィラー材からなる第2テ
ープ5の開口端面が露出し、この部分が例えば矢印のよ
うに流れる排気ガスに晒されるため、第2テープ5が短
期間のうちに劣化し、ガスケットGのシール性も短期間
のうちに低下する傾向があった。
【0009】本発明はこのような実情に鑑み、渦巻状ガ
スケットの装着性を容易にするとともに、劣化を可及的
に防止し、長期間、シール性を維持することのできる渦
巻状ガスケットを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、横断面波形に形成された金属製の第1テー
プとフィラー材からなる第2テープとを重ね合わせて、
これらを渦巻状に巻回してガスケット本体を構成した渦
巻形ガスケットであって、前記第1テープの横断面にお
ける波形形状を、両端部分がその内側部分より径外方に
拡がる方向に傾斜して形成したことを特徴としている。
【0011】このような本発明によれば、ガスケットの
端面において、フィラー材からなる第2テープが内部流
路を流れる流体に晒されることを防止できるので、フィ
ラー材の劣化を防止することができる。
【0012】また、本発明は、前記ガスケット本体の内
径を楕円形に形成したことを特徴としている。このよう
な構成によれば、ガスケット本体を排気管に対し緩い嵌
合状態で係止させることができるので、ガスケット本体
を組付ける際の脱落を防止することができるとともに、
装着作業性が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の一実施例を説明する。図1は本発明の一実施例に係る
渦巻形ガスケットを示したものである。
【0014】本実施例の渦巻形ガスケットGでは、金属
製の薄板からなる第1テープ11とフィラー材からなる
第2テープ12とが渦巻状に巻回され、ガスケット本体
13が構成されている。
【0015】上記金属製の第1テープ11は、横断面に
おいて「V」を2つ重ね合わせた「W」字状に形成され
ているが、単に「V」字状に形成されていても良い。ま
た、この金属製の第1テープ11は、軸方向の両端面が
径内方から径外方に傾斜するように配置されている。す
なわち、「W」字状の場合、Wを構成する2つの屈曲点
が径内方側に配置され、「V」字状の場合、Vを構成す
る1つの屈曲点が径内方側に配置されている。
【0016】さらに、このようなガスケット本体13を
形成する場合、最初に巻く第1のテープ11は、第2の
テープ12を介在させずに、この第1のテープ11のみ
を2〜3回巻き付けておくと良い。これにより、排気ガ
ス等の侵入を効果的に防ぐことができる。
【0017】このように、本実施例の渦巻形ガスケット
Gでは、第1テープ11が横断面においてサインカーブ
を描きながら、両端部P,P’が「山」となる位置で終
了している。これにより、第1テープ11の波形形状
は、少なくとも両端部分がその内側部分より径外方側に
配置されている。
【0018】さらに、ガスケットGのガスケット本体1
3は、図2に示したように内径が楕円形に形成され、一
方の内径aは他方の内径bに比べて大きく形成されてい
る。また、内径bは、図3に示した排気管Aの外径Dよ
り0.5mm程小さく形成されている。
【0019】このようなガスケットGを図3ないし図5
に示したように排気管Aの回りに装着すれば、ガスケッ
トGは内径bの作用により排気管Aに緩やかに係止させ
ることができる。したがって、仮に、この排気管Aが傾
斜した位置にあるとしても、ガスケットGが落下した
り、途中で片寄ってしまうことはなく、所定箇所に装着
することができる。
【0020】これにより、図5に示したように、この排
気管Aのフランジ15と排気管Bのフランジ16とを互
いに密着させて、ボルトナットで締め付ける際に、この
ガスケットGをしっかりと押さえつけなくても、ガスケ
ットGがずれることはない。また、内部通路3内の排気
ガス等が矢印で示すように流れてきたとしても、この排
気ガスは、金属製の第1のテープ11の端面に衝突し、
ガスケット本体13内への侵入が防止されるので、ガス
ケットの劣化を防止することができる。
【0021】なお、第1テープ11の中心側は、複数回
巻回しておき、第1テープ11の端面をフランジ16に
当接させると良い。以上、本発明の一実施例について説
明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されない。例
えば、上記実施例では、第1のテープが「W」字状に形
成されたガスケットGを示したが、勿論、「V」字状に
形成されていても良い。また、図6に示したように、ガ
スケット本体の内方および外方に内輪および外輪が配置
されていても良い。
【0022】さらに、上記実施例では、ガスケットGを
自動車の排気管の継手部分に適用する例を示したが、勿
論、他の継手部、例えば、蒸気、水、油などの配管経路
に適用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る渦巻
形ガスケットによれば、金属製の第1テープの横断面に
おける波形形状が従来と逆の方向、すなわち両端部分が
外側に拡がる方向に傾斜して巻回されているので、ガス
ケット本体の劣化を防止することができる。
【0024】また、ガスケット本体の内径が楕円形に形
成されているので、装着性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例による渦巻形ガスケッ
トの横断面図。
【図2】図2は同ガスケットの側面図。
【図3】図3は同ガスケットが装着される排気管継手部
の断面図。
【図4】図4は同ガスケットが装着された排気管継手部
の側断面図。
【図5】図5は同ガスケットが装着された排気管継手部
の断面図。
【図6】図6は従来の渦巻形ガスケットが装着された排
気管継手部の断面図。
【図7】図7は従来の渦巻形ガスケットの断面図。
【図8】図8は従来の渦巻形ガスケットが装着された排
気管継手部の拡大断面図。
【符号の説明】
11 第1のテープ 12 第2のテープ 13 ガスケット本体 G ガスケット a,b 内径
フロントページの続き (72)発明者 松 本 文 洋 大阪府八尾市安中町五丁目5番5号 日本 バルカー工業株式会社八尾工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横断面波形に形成された金属製の第1テ
    ープとフィラー材からなる第2テープとを重ね合わせ
    て、これらを渦巻状に巻回してガスケット本体を構成し
    た渦巻形ガスケットであって、 前記第1テープの横断面における波形形状を、両端部分
    がその内側部分より径外方に拡がる方向に傾斜して形成
    したことを特徴とする渦巻形ガスケット。
  2. 【請求項2】 前記ガスケット本体の内径を楕円形に形
    成したことを特徴とする請求項1に記載の渦巻形ガスケ
    ット。
JP4522098A 1998-02-26 1998-02-26 渦巻形ガスケット Pending JPH11241771A (ja)

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JP4522098A JPH11241771A (ja) 1998-02-26 1998-02-26 渦巻形ガスケット

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JP4522098A JPH11241771A (ja) 1998-02-26 1998-02-26 渦巻形ガスケット

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JPH11241771A true JPH11241771A (ja) 1999-09-07

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JP4522098A Pending JPH11241771A (ja) 1998-02-26 1998-02-26 渦巻形ガスケット

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JP (1) JPH11241771A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012087885A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Tokyo Electric Power Co Inc:The 軟質ガスケットの締結状態の検査方法
JP2020026866A (ja) * 2018-08-16 2020-02-20 日本ピラー工業株式会社 渦巻形ガスケット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012087885A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Tokyo Electric Power Co Inc:The 軟質ガスケットの締結状態の検査方法
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