JPH1124107A - ディスプレイ及びディスプレイを備えた装置 - Google Patents

ディスプレイ及びディスプレイを備えた装置

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JPH1124107A
JPH1124107A JP19650097A JP19650097A JPH1124107A JP H1124107 A JPH1124107 A JP H1124107A JP 19650097 A JP19650097 A JP 19650097A JP 19650097 A JP19650097 A JP 19650097A JP H1124107 A JPH1124107 A JP H1124107A
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久 大谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透過型のアクティブマトリクス型液晶表示装
置において、ブラックマトリクスと画素電極のコンタク
ト部とが接触してしまう問題を回避する。 【解決手段】 ブラックマトリクスを構成する遮光材料
を顔料を含有させ、遮光性を持たせた樹脂材料114で
もって構成する。そしてこの樹脂材料に直接開口119
を形成し、そこで画素電極120と薄膜トランジスタと
のコンタクトを行わせる。こうすることにより、ブラッ
クマトリクスを金属材料でもって構成していた場合にお
ける画素電極とブラックマトリクスとの接触の問題を解
決することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本明細書で開示する発明は、アク
ティブマトリクス型の液晶ディスプレイの構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリクス型の液晶ディスプ
レイが知られている。これは、マトリクス状に配置され
た各画素に薄膜トランジスタ(TFTと称される)を配
置した構造を有している。
【0003】液晶ディスプレイには、反射型と透過型と
の2つの形式がある。一般に透過型の液晶ディスプレイ
においては、画素に周辺部の縁の領域における液晶の配
向不良による表示のぼけを抑制するためにブラックマト
リクス(BMと称される)という遮蔽膜を配置する構成
が必要とされる。
【0004】ブラックマトリクスには、画素に配置され
るTFTを遮蔽する役割もある。図6に示すのは、従来
の透過型アクティブマトリクスディスプレイの画素部分
の断面、特にTFTが配置されている部分の断面であ
る。
【0005】図6において、200と202は樹脂膜で
ある。樹脂膜を用いるのは、その表面を平坦にできるか
らである。
【0006】201がブラックマトリクスの一部であ
る。図6においては、ブラックマトリクス201はTF
Tを遮蔽する役割を有している。
【0007】204はコンタクト用の開口であり、ここ
でITO電極203がTFTのドレイン電極206に開
口204を介してコンタクトしている。
【0008】ブラックマトリクスは遮光性を有する金属
材料でもって構成されている。ブラックマトリクスは、
画素電極203と接触してはいけないので、205で示
す部分では、多少のマージンをもってパターンが形成さ
れている。
【0009】この構成においては、ブラックマトリクス
201と画素電極203との接触が問題となる。といっ
て合わせマージンを大きくとると、ブラックマトリクス
の遮光膜として機能が損なわれてしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本明細書で開示する発
明は、上述するブラックマトリクスと画素電極とが接触
してしまう問題を解決することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本明細書で開示する発明
の一つは、薄膜トランジスタと、該薄膜トランジスタに
接続された画素電極と、前記薄膜トランジスタと前記画
素電極との間に形成された遮光性を有する樹脂材料でな
る膜と、を有し、前記樹脂材料でなる膜には、前記画素
電極と前記薄膜トランジスタとを接続するための開口
と、画素に対応する領域に形成された開口と、が形成さ
れていることを特徴とするディスプレイである。
【0012】上記構成の具体的な例を図5に示す。図5
には、薄膜トランジスタの不純物領域にドレイン電極1
10(容量を構成する一方の導電膜パターン)が接続さ
れ、さらにこの電極110に画素電極120が開口11
9において接続されている。
【0013】114が遮光性を有する樹脂膜であり、こ
の樹脂膜に形成された開口119において、薄膜トラン
ジスタの不純物領域にコンタクトした電極110に画素
電極120がコンタクトしている。結果として、画素電
極120は薄膜トランジスタの不純物領域に接続(電気
的に接続)された状態となっている。
【0014】また、樹脂膜114には、薄膜トランジス
タと画素電極120とを接続するための開口119の他
に画素に対応する領域に形成した開口116(図3参
照)が形成されている。
【0015】こうした構成を採用することで、図5
(B)の122で示される部分において、画素電極12
0とブラックマトリクスとして機能する樹脂膜114と
の形成マージンやショートの問題に関する懸念を排除し
た透過型の液晶ディスプレイを得ることができる。
【0016】本明細書において画素というのは、表示に
際してパネルを透過する光の光学変調に寄与する領域の
ことをいう。画面面積に対する画素の総面積の割合が開
口率となる。画素とならない領域の例としては、配線、
薄膜トランジスタの閉める領域、ブラックマトリクスに
よって遮蔽される領域を挙げることができる。
【0017】上記構成においては、図3に示されるよう
に樹脂膜114に開口115を形成し、この部分に補助
容量を形成する。また開口115は、TFTの上方(活
性層の上方)に形成される。こうすることで、大容量の
補助容量を形成することができ、しかも画素の開口率を
低下させない構成とすることができる。
【0018】開口115は、薄膜トランジスタの活性層
の少なくとも一部の領域に重なった領域に形成すること
が好ましい。そして、補助容量の他方の電極を構成する
容量線117(図4参照)を薄膜トランジスタの活性層
の大部分に重なるようにして形成することが好ましい。
【0019】ここでいう大部分というのは、面積比率で
50%以上、好ましくは75%以上であることをいう。
この面積比率が大きい方が開口率を高める上では好まし
い。
【0020】このような構成とすることで、補助容量を
形成した場合に問題となる開口率の低下を抑制すること
ができる。
【0021】また、この構成では、薄膜トランジスタの
不純物領域(ドレイン領域)104(図1参照)に接続
されたドレイン電極110と容量線117との間の誘電
体膜113を薄く、また誘電率の高い材料とすることが
できるので、高い容量を確保することができる。
【0022】以上の構成は、そのような構成を有するデ
ィスプレイを備えた装置としても有用なものとなる。即
ち、高開口率であるが故に高い画質を備えたディスプレ
イを備えた携帯情報端末等の装置として構成も発明に含
まれる。
【0023】
【発明の実施の形態】図5の114で示されるように層
間絶縁膜の一部を遮光性の樹脂材料でもって構成する。
この樹脂層114は図4に示されるように画素領域を取
り囲むようにパターニングされ、ブラックマトリクスと
して機能する。
【0024】この構成では、ブラックマトリクス114
に直接開口を形成し、そこで画素電極120のコンタク
トが形成される。こうすることで従来において必要とさ
れていた画素電極のコンタクト用の開口部におけるブラ
ックマトリクスとの位置合わせマージンを省くことがで
きる。
【0025】また、従来技術において問題となっていた
画素電極とブラックマトリクスとの接触によるショート
の問題を懸念する必要がないものとすることができる。
【0026】図5に示す構成では、図3に示すようにブ
ラックマトリクスとなるパターン114の画素電極が設
けられる領域116と補助容量が設けられる領域115
とでパターンが設けられていない構造となっている。
【0027】特に115で示される領域には、ブラック
マトリクスを構成する樹脂材料が設けられておらず、こ
の部分で補助容量が形成される構造となっている。この
補助容量は、画素TFTの上部に形成される。
【0028】こういう構成を採用することで、透過型の
液晶表示装置において、大きな容量を形成でき、しかも
画素の開口率の低下を抑制したものとすることができ
る。
【0029】
【実施例】
〔実施例1〕本実施例では、透過型のアクティブマトリ
クス型液晶パネルを構成するTFT基板側の作製工程を
示す。
【0030】TFT基板側というのは、アクティブマト
リクス回路や周辺駆動回路が設けられた基板側のことで
ある。
【0031】図1〜図5に本実施例の作製工程を示す。
なお、各図において、上側の図の点線で切った断面が下
側に示されている。
【0032】まず図1(B)に示すようにガラス基板1
00上に結晶性珪素膜でなる活性層101を形成する。
ここでは活性層101の膜厚を50nmとする。
【0033】なお、図1において図1(A)のA−A’
で切った断面が図1(B)である。
【0034】ガラス基板は、その表面に酸化珪素膜や酸
化窒化珪素膜等の下地膜が成膜されているものを用いて
もよい。また、基板としては、石英基板や絶縁膜が成膜
された半導体基板を用いてもよい。(これら本明細書に
開示する発明に利用できる基板を総称して絶縁表面を有
する基板と称する)
【0035】結晶性珪素膜の作製方法としては以下のよ
うな例を挙げることができる。まず、非晶質珪素膜を減
圧熱CVD法で成膜する。次にレーザー光の照射を行う
ことにより、この非晶質珪素膜を結晶化させ、結晶性珪
素膜とする。
【0036】結晶性珪素膜を得たら、それをパターニン
グして活性層のパターン101を形成する。
【0037】活性層パターン101を形成したら、ゲイ
ト絶縁膜として機能する酸化珪素膜102をプラズマC
VD法により、100nmの厚さに成膜する。
【0038】さらにタングステンシリサイド材料を用い
てゲイト電極103(ゲイト配線)を形成する。
【0039】ゲイト電極を構成する材料としては、各種
シリサイド材料、アルミニウム、タンタル、さらにはそ
れらの膜の積層膜等を用いることができる。
【0040】ゲイト電極105を形成したら、ゲイト電
極のパターンをマスクとして不純物イオンの注入を行
う。
【0041】この工程は、以下の2種類の方法を用いる
ことができる。
【0042】(1)イオン注入法と称される方法。これ
は、質量分離を行って、ドーパントの選別を行い、選別
されたドーパント元素を加速注入する方法である。
【0043】(2)プラズマドーピング法と呼ばれる方
法。これは、質量分離を行わなず、プラズマ中から引き
出されたイオン化したドーパント元素を加速注入する方
法。
【0044】このドーピング工程において、図1(A)
の活性層パターン101の露呈した領域にドーピングが
行われる。
【0045】ここでは、Nチャネル型のTFTを作製す
るためにN型を付与する不純物のドーピングを行う。こ
こではN型を付与する不純物として燐(P)を用いる。
【0046】もしPチャネル型のTFTを作製するので
あれば、P型を付与する不純物のドーピングを行う。P
型を付与する不純物としては、ボロン(B)を挙げるこ
とができる。
【0047】ドーピングが終了したらレーザー光の照射
を行い、ドーパントの活性化と被ドーピング領域の結晶
性の回復とを行う。
【0048】こうして図1(B)に示す状態を得る。こ
の状態では、104と106の領域が不純物領域とな
る。特に104の領域がTFTのドレイン領域となる。
また、105の領域はチャネル領域となる。
【0049】図1(B)の状態を上面から見たものを図
1(A)に示す。
【0050】本実施例に示すTFTは、ゲイト配線10
3が活性層101を3ヶ所で横切っている。このゲイト
配線103が横切った部分の活性層の領域がチャネル領
域となる。チャネル領域の一つは、図1(B)の105
で示される領域である。
【0051】この構造では、活性層中にチャネル領域が
3ヶ所設けられる。このような構造は、等価的に3つの
TFTが直列に接続されたものと見ることができる。
【0052】次に図2(B)に示すように層間絶縁膜と
して窒化珪素膜107を200nmの厚さにプラズマC
VD法でもって成膜する。
【0053】そして、アクリル樹脂膜108をスピンコ
ート法でもって成膜する。アクリル樹脂膜は表面が平坦
化されるように成膜する。またその膜厚は、最小の部分
で700nmとなるようにする。(図2(B))
【0054】次にコンタクトホール109を形成する。
そして図示しない金属膜を成膜し、それをパターニング
することにより、110で示すパターンと111で示す
パターンとを形成する。
【0055】パターン110と111とを構成する金属
膜は、80nm厚のチタン膜と400nm厚のアルミニ
ウム膜と80nm厚のチタン膜とを積層したものを用い
る。なお、各膜はスパッタ法で成膜する。
【0056】ここで、110のパターンは、TFTのド
レイン領域にコンタクト用の開口109でコンタクトし
たドレイン電極である。このパターン110は、後に補
助容量の一方の電極として機能する。また、TFTを遮
光する遮光膜としても機能する。
【0057】111のパターンは、ソース線であり、T
FTのソース領域にコンタクト用の開口112でコンタ
クトしている。このソース線111に画素に供給する信
号電圧が供給される。
【0058】ソース線111は、ゲイト線103と組と
なってアクティブマトリクス領域に格子状に配置され
る。
【0059】図2において、図2(A)のB−B’で切
った断面が図2(B)に示されている。
【0060】図2に示す状態を得たら、図3(B)に示
すように窒化珪素膜113を50nmの厚さにプラズマ
CVD法でもって成膜する。
【0061】さらに黒い顔料を含有させた図示しないア
クリル樹脂膜を成膜する。そして、この樹脂膜をパター
ニングすることにより、図3の114で示すパターンを
形成する。
【0062】樹脂膜パターン114は、ブラックマトリ
クスとして機能する樹脂膜である。この樹脂膜パターン
114には、画素電極が形成される部分116と補助容
量が形成される部分115に開口が形成され、その部分
で窒化珪素膜113が露呈している。(その部分のパタ
ーンが抜かれている)
【0063】ブラックマトリクスとして機能する樹脂膜
114は、後に形成される画素電極の周縁の縁に一部重
なるように形成される。
【0064】次に図示しないチタン膜を400nmの厚
さに成膜する。そしてその膜をパターニングすることに
より、117で示すパターンを形成する。(図4)
【0065】この117で示すパターンは、容量線であ
り、ソース線111に平行に(形成される層が異なる
が)形成される。そして各画素において、画素TFTの
ドレイン電極110を一方の電極とし、この容量線を他
方の電極として、補助容量が形成される。この窒化珪素
膜113がこの補助容量の誘電体膜となる。
【0066】図4の樹脂膜114に形成される開口部1
15において、ドレイン電極110と容量線パターン1
17とは、窒化珪素膜113を介して補助容量を形成し
ている。
【0067】この補助容量は、TFTが設けられた領域
上にほぼ重なって形成されるので、画素の開口率の低下
を防ぐことができる。また、この補助容量によって画素
TFTが遮光される構造となる。
【0068】なお、図4(A)のD−D’で切った断面
が図4(B)で示される。
【0069】次に図5に示されるように第2のアクリル
樹脂膜118を成膜する。そして、開口119を形成
し、さらに図示しないITO膜を成膜する。そしてこの
ITO膜をパターニングして、120及び121で示さ
れるパターンを形成する。
【0070】120及び121のITOパターンは、図
5(A)に示されるように上下に隣合う画素電極のパタ
ーンである。ITO以外には、一般に透明導電膜と称さ
れる透過性の導電膜を用いることができる。
【0071】なお、図5において、(A)のE−E’で
切った断面が図5(B)である。
【0072】本実施例では、図5(B)の122で示す
部分において、画素電極120のコンタクト開口119
がブラックマトリクスを構成する樹脂膜114に直接形
成される構造となっている。
【0073】こうすることで、コンタクト部におけるブ
ラックマトリクス114と画素電極120とを合わせマ
ージン等を考慮する必要がないものとすることができ
る。
【0074】また、画素電極とブラックマトリクスとが
ショートしてしまうような問題もない。
【0075】本実施例では、透過型の液晶パネルでブラ
ックマトリクスとして絶縁性の樹脂材料を用い、画素電
極のコンタクト部の開口をこの樹脂材料に直接形成して
いるので、画素電極とTFTとのコンタクト部における
位置合わせマージンの問題や画素電極とブラックマトリ
クスとのショートの問題を回避することができる。
【0076】また、ブラックマトリクスを構成する樹脂
膜に、 (1)画素電極のTFTへのコンタクト用の開口 (2)画素電極部分に対応する領域の開口 (3)補助容量を形成するための開口 を形成することにより、透過型の液晶パネルとすること
ができる。
【0077】また、TFTの上方に重なるようにして補
助容量を形成することで、画素の開口率を最大限高める
ことができる。即ち、補助容量を設けることで発生する
画素の開口率の低下を抑制することができる。
【0078】〔実施例2〕本実施例は、実施例1に示す
構成において、TFTの構造をボトムゲイト型とした場
合の例を示す。
【0079】図7に本実施例の構造を示す。図7におい
て、(A)のE−E’で切った断面を(B)に示す。
【0080】図7において、図1と同じ符号が付与され
ている部分は、実施例1に示すものと同じである。
【0081】図7に示す構成で特徴とするのは、TFT
をボトムゲイト型のものとした点である。
【0082】ボトムゲイト型のTFTは、ゲイト電極7
03を覆ってゲイト絶縁膜702が設けられ、さらに一
導電型とされた不純物領域702と704、さらにチャ
ネル領域となる705が形成された活性層が設けられた
構造を有している。
【0083】活性層のパターンは、実施例1に示したも
のと同様なものとなっている。即ち、図1の101で示
すものであるような形状を有し、ゲイト線が3ヶ所で交
差し、その部分でチャネル領域が形成されているような
構造を有している。
【0084】本実施例においては、不純物領域を不純物
イオンのドーピングによって形成したものとなってい
る。
【0085】〔実施例3〕本実施例では、発明を利用し
た装置の例を示す。図8(A)に示すのは、携帯型の情
報処理端末である。この情報処理端末は、本体2001
にアクティブマトリクス型の液晶ディスプレイまたはア
クティブマトリクス型のELディスプレイ、集積化回
路、さらに外部から情報を取り込むためのカメラ部20
02を備えている。
【0086】カメラ部2002には、受像部2003と
操作スイッチ2004が配置されている。
【0087】情報処理端末は、今後益々その携帯性を向
上させるために薄く、また軽くなるもと考えられてい
る。
【0088】このような構成においては、アクティブマ
トリクス型のディスプレイ2005が形成された基板上
周辺駆動回路や演算回路や記憶回路がTFTでもって集
積化されることが好ましい。
【0089】さらに高微細な表示を明るい画面でしかも
低消費電力で実現するため、より高い開口率を有したア
クティブマトリクス型表示装置が必要とされる。
【0090】このような要求を満たす液晶表示装置とし
て、他の実施例で示すような構成を採用することは有用
である。
【0091】図8(B)に示すのは、ヘッドマウントデ
ィスプレイである。この装置は、アクティブマトリクス
型の液晶ディスプレイやELディスプレイ2102を本
体2101に備えている。また、本体2101は、バン
ド2103で頭に装着できるようになっている。
【0092】図8(C)に示すのは、カーナビゲーショ
ン装置である。この装置は、本体2201に液晶表示装
置2202と操作スイッチ2203を備え、アンテナ2
204で受診した信号によって、地理情報等を表示する
機能を有している。
【0093】図8(D)に示すのは、携帯電話である。
この装置は、本体2301にアクティブマトリクス型の
液晶表示装置2304、操作スイッチ2305、音声入
力部2303、音声出力部2302、アンテナ2306
を備えている。
【0094】また、最近は、(A)に示す携帯型情報処
理端末と(D)に示す携帯電話とを組み合わせたような
構成も商品化されている。
【0095】図8(E)に示すのは、携帯型のビデオカ
メラである。これは、本体2401に受像部2406、
音声入力部2403、操作スイッチ2404、アクティ
ブマトリクス型の液晶ディスプレイ2402、バッテリ
ー2405を備えている。
【0096】ここでは、液晶表示装置としては、透過型
のものを用いることとなる。
【0097】〔発明に関するその他の構成に関して〕本
明細書で開示する発明においては、TFTの形式として
特に限定されるものではない。また、活性層を構成する
半導体の種類やその結晶性に関しても特に限定されるも
のではない。
【0098】また、LDD技術やオフセット技術、さら
にはチャネルドーピング技術等の改良技術を備えたTF
Tであってもよい。これは、必要に応じて適時選択する
ことができる。
【0099】また本明細書で開示する発明は、透過型の
アクティブマトリクス型液晶ディスプレイであれば利用
することができ、周辺駆動回路が外付け型であるか内蔵
型であるかは問われない。
【0100】
【発明の効果】本明細書で開示する発明を採用すること
により、金属材料でなるBMと画素電極とが接触してし
まう問題を解決することができる。また作製工程を簡略
化することができる。
【0101】そして高い開口率を有し、しかも高い生産
歩留りを有する透過型の液晶ディスプレイを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明を利用したアクティブマトリクス型液晶
ディスプレイの画素領域の作製工程を示す図。
【図2】 発明を利用したアクティブマトリクス型液晶
ディスプレイの画素領域の作製工程を示す図。
【図3】 発明を利用したアクティブマトリクス型液晶
ディスプレイの画素領域の作製工程を示す図。
【図4】 発明を利用したアクティブマトリクス型液晶
ディスプレイの画素領域の作製工程を示す図。
【図5】 発明を利用したアクティブマトリクス型液晶
ディスプレイの画素領域の作製工程を示す図。
【図6】 従来の技術におけるアクティブマトリクス型
液晶ディスプレイの画素領域を示す図。
【図7】 発明を利用したアクティブマトリクス型液晶
ディスプレイの画素領域の作製工程を示す図。
【図8】 発明を利用した装置の例を示す図。
【符号の説明】
100 ガラス基板 101 活性層パターン 102 ゲイト絶縁膜 103 ゲイト電極(ゲイト配線)(活性層との
交差部がゲイト電極) 104 不純物領域(導電型を付与された領域) 105 チャネル領域 106 不純物領域(導電型を付与された領域) 107 窒化珪素膜(層間絶縁膜) 108 アクリル樹脂膜(層間絶縁膜) 109 コンタクト用の開口 110 ドレイン電極(補助容量の一方の電極) 111 ソース線 112 TFTのソース領域とソース線とのコン
タクト 113 窒化珪素膜(補助容量の誘電体膜) 114 顔料含有のアクリル樹脂膜でなるブラッ
クマトリクス 115 補助容量用の開口(アクリル樹脂膜に形
成された開口) 116 画素領域に形成された開口 117 容量線(補助容量の他方の電極) 118 アクリル樹脂膜(層間絶縁膜) 119 画素電極のコンタクト用の開口 120 画素電極 121 画素電極 122 コンタクト開口部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄膜トランジスタと、 該薄膜トランジスタに接続された画素電極と、 前記薄膜トランジスタと前記画素電極との間に形成され
    た遮光性を有する樹脂材料でなる膜と、 を有し、 前記樹脂材料でなる膜には、 前記画素電極と前記薄膜トランジスタとを接続するため
    の開口と、 画素に対応する領域に形成された開口と、 が形成されていることを特徴とするディスプレイ。
  2. 【請求項2】薄膜トランジスタと、 該薄膜トランジスタに接続された画素電極と、 前記薄膜トランジスタと前記画素電極との間に形成され
    た遮光性を有する樹脂材料でなる膜と、 を有し、 前記樹脂材料でなる膜には、 前記画素電極と前記薄膜トランジスタとを接続するため
    の開口と、 画素に対応する領域に形成された開口と、 補助容量が形成される領域に形成された開口と、 が形成されていることを特徴とするディスプレイ。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、 ディスプレイは透過型の液晶ディスプレイであることを
    特徴とするディスプレイ。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2において、樹脂材
    料がブラックマトリクスとして機能することを特徴とす
    るディスプレイ。
  5. 【請求項5】請求項2において、補助容量が形成される
    領域に形成された開口は、薄膜トランジスタの上方に形
    成されることを特徴とするディスプレイ。
  6. 【請求項6】請求項2において、補助容量が形成される
    領域に形成された開口は、薄膜トランジスタの活性層の
    少なくとも一部に重なった領域に形成されることを特徴
    とする液晶ディスプレイ。
  7. 【請求項7】請求項2において、 補助容量は、補助容量が形成される領域に形成された開
    口内において、画素電極にコンタクトしている導電膜と
    該導電膜上に絶縁膜を介して設けられた容量線との間に
    形成されたものであることを特徴とする液晶ディスプレ
    イ。
  8. 【請求項8】請求項7において、 容量線は、薄膜トランジスタの活性層の大部分に重なっ
    た領域に形成されることを特徴とする液晶ディスプレ
    イ。
  9. 【請求項9】薄膜トランジスタと、 該薄膜トランジスタに接続された画素電極と、 前記薄膜トランジスタと前記画素電極との間に形成され
    た遮光性を有する樹脂材料でなる膜と、 を有し、 前記樹脂材料でなる膜には、 前記画素電極と前記薄膜トランジスタとを接続するため
    の開口と、 画素に対応する領域に形成された開口と、 が形成されていることを特徴とするディスプレイを用い
    た装置。
  10. 【請求項10】薄膜トランジスタと、 該薄膜トランジスタに接続された画素電極と、 前記薄膜トランジスタと前記画素電極との間に形成され
    た遮光性を有する樹脂材料でなる膜と、 を有し、 前記樹脂材料でなる膜には、 前記画素電極と前記薄膜トランジスタとを接続するため
    の開口と、 画素に対応する領域に形成された開口と、 補助容量が形成される領域に形成された開口と、 が形成されていることを特徴とするディスプレイを用い
    た装置。
  11. 【請求項11】請求項9または請求項10において、 ディスプレイは透過型の液晶ディスプレイであることを
    特徴とするディスプレイを用いた装置。
  12. 【請求項12】請求項9または請求項10において、 樹脂材料がブラックマトリクスとして機能することを特
    徴とするディスプレイを用いた装置。
  13. 【請求項13】請求項10において、補助容量が形成さ
    れる領域に形成された開口は、TFTの上方に形成され
    ることを特徴とする液晶ディスプレイを用いた装置。
  14. 【請求項14】請求項10において、補助容量が形成さ
    れる領域に形成された開口は、TFTの少なくも一部に
    重なった領域に形成されることを特徴とする液晶ディス
    プレイを用いた装置。
  15. 【請求項15】請求項10において、 補助容量は、補助容量が形成される領域に形成された開
    口内において、画素電極にコンタクトしている導電膜と
    該導電膜上に絶縁膜を介して設けられた容量線との間に
    形成されたものであることを特徴とする液晶ディスプレ
    イ。
  16. 【請求項16】請求項15において、 容量線は、薄膜トランジスタの活性層の大部分に重なっ
    た領域に形成されることを特徴とする液晶ディスプレ
    イ。
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