JPH11241028A - 黒色でないエラストマー用の安定剤としてのチオジプロピオン酸ビスアミド - Google Patents

黒色でないエラストマー用の安定剤としてのチオジプロピオン酸ビスアミド

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JPH11241028A
JPH11241028A JP10338488A JP33848898A JPH11241028A JP H11241028 A JPH11241028 A JP H11241028A JP 10338488 A JP10338488 A JP 10338488A JP 33848898 A JP33848898 A JP 33848898A JP H11241028 A JPH11241028 A JP H11241028A
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butyl
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bis
hydrogen atom
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JP10338488A
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Hans-Rudolf Meier
マイラー ハンス−ルドルフ
Gerrit Knobloch
クノブロッホ グリット
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Ciba Spezialitaetenchemie Holding AG
Ciba SC Holding AG
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色安定かつ非汚染性の安定剤及び抗オゾン剤
として使用できる化合物による、酸化的、熱的または光
誘発性およびオゾン誘発性崩壊に対して保護された黒色
でないエラストマー組成物を提供する。 【解決手段】a) 酸化的、熱的、光誘発性もしくはオ
ゾン誘発性崩壊を受けやすい黒色でないエラストマー及
び安定剤として(b)少なくとも1種の式I (式中、R1 はH、C1-12アルキル基、シクロヘキシル
基、フェニル基またはベンジル基;R2 はHまたはC
1-4 アルキル基;nは0、1、2を表す。)で表される
化合物からなる組成物、安定剤としての式Iの化合物と
その使用方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸化的、熱的、光
誘発性もしくはオゾン誘発性崩壊を受けやすい黒色でな
いエラストマー(nonblack elastomer) および安定剤と
して、少なくとも1種のチオジプロピオン酸ビスアミド
からなる組成物、ならびに酸化的、熱的、光誘発性もし
くはオゾン誘発性崩壊を受けやすい黒色でないエラスト
マーを保護するための色安定性および非汚染性安定剤お
よび抗オゾン剤としてのそれらの使用法であって、少な
くとも1種のチオジプロピオン酸ビスアミドを該エラス
トマーに混合または適用(塗布)することによることか
らなる使用法に関する。
【0002】
【従来の技術】全てのポリマーと同様、ゴム製品(加硫
物)は酸化的、熱的もしくは光誘発性の崩壊を受けやす
い。ジエンゴム加硫物に対する特別の損傷因子は、オゾ
ンである。オゾンはその多くが未だゴム(加硫物)に存
在する、炭素−炭素二重結合を攻撃し、そしてオゾン分
解として知られる機構によって、ゴム製品の典型的な表
面亀裂としておよび破損としてみられる損傷を生じる。
これらの損傷は動応力下でのゴム製品の場合に特に深刻
である。
【0003】オゾンによる損傷を防ぐために、通常はパ
ラフェニレンジアミンの部類からの老化防止剤[Russel
A. Mazzeoら, Tire technology Internatinal 1994, 3
6-46頁; またはDonald E. Millerら, Rubber World, 2
00(5), 13-23頁(1989)参照]が加硫物に添加される。こ
れらの化合物は特に動的条件下で優れた保護効果をもつ
が、強烈な変色を生じさせ、高い移動割合により、強い
接触変色、即ち直に接触している他の基材/製品への色
転移を示す。このため、従来技術において使用された上
記安定剤は、カーボンブラックを含まないまたは黒色で
ないゴム製品に対してもまたは、黒色でない製品に直に
接触して使用されるカーボンブラック含有(黒色)ゴム
製品に対しても使用できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、オゾンに対し
て、黒色でないゴム製品を保護する色安定な安定剤に対
する要求が継続的にある。固有の色をもつことができる
が、例えばゴム鎖に化学結合するため、色が他の製品に
移り得ない安定剤に対する要求が未だ存在する。
【0005】
【課題を解決するための手段】特定のチオジプロピオン
酸ビスアミドが酸化的、熱的、光誘発性もしくはオゾン
誘発性崩壊を受けやすい黒色でないエラストマーのため
の安定剤として特に適当であることが今や見出された。
【0006】従って、本発明はa) 酸化的、熱的、光
誘発性もしくはオゾン誘発性の崩壊を受けやすい黒色で
ないエラストマー、および(b)少なくとも1種の式I (式中、R1 は水素原子、炭素原子数1ないし12のア
ルキル基、シクロヘキシル基、フェニル基またはベンジ
ル基を表し;R2 は水素原子または炭素原子数1ないし
4のアルキル基を表し;およびnは数0、1または2を
表す。)で表される化合物からなる組成物に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】12個までの炭素原子のアルキル
基は枝分かれしているか枝分かれしていない基であり、
例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、第二ブチル基、イソブチル基、第
三ブチル基、1,1−ジメチル−1−プロピル基、2−
エチルブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、2
−ペンチル基、2−ヘキシル基、2−ヘプチル基、2−
オクチル基、n−オクチル基、ノニル基、デシル基、ウ
ンデシル基またはドデシル基である。R1 の好ましい意
味は、例えば炭素原子数3ないし12のアルキル基、特
別には炭素原子数3ないし8のアルキル基、例えばイソ
プロピルである。R2 の特別に好ましい意味は、例えば
メチル基およびエチル基である。
【0008】好ましい組成物は成分(b)として式中、
1 が水素原子または炭素原子数3ないし8のアルキル
基を表し;R2 が水素原子またはメチル基を表しおよび
nが数0または1を表す、式Iで表される化合物の少な
くとも1種を含む組成物である。
【0009】特に好ましい組成物は、成分(b)として
式中、R1 が水素原子または炭素原子数3ないし8のア
ルキル基を表し;R2 が水素原子を表しおよびnが数0
または1を表す式Iで表される化合物の少なくとも1種
を含む組成物である。
【0010】式Iで表される化合物のいくつかは文献か
ら公知であり、それらは例えば式II で表される公知化合物から出発して、それとチオ−3,
3−ビスプロピオン酸ジクロリド[製造は、H. Schmid
ら, Helvetica Chimica Acta 34, 894-897(1951)参照]
の1/2当量とを反応させることによりn=0である式
Iで表される化合物を得ることができる。nが1または
2である式Iで表される化合物の製造は例えば、n=0
である式Iで表される化合物の、過酸化水素水溶液によ
る酸化によって行われる。
【0011】成分(b)は酸化的、熱的、光誘発性もし
くはオゾン誘発性崩壊に対して黒色でないエラストマー
を安定化するために適当である。
【0012】エラストマーは室温においてそれが僅かな
応力による実質的な変形の後、その大方の原型を迅速に
取り戻すことのできる高分子材料をを意味すると理解す
るべきである;Hans-Georg Elias, An Introduction to
Polymer Science, chapter12; Elastomers, 388-393
頁, 1997, VCH Verlagsgesellschaft mbH, Weinheim,Ge
rmany; または Ullmann's Encyclopedia of Industrial
Chemistry,第5版,完全改定版、第A23 巻,221-440頁(1
993)
【0013】本発明の組成物は例えばエラストマーとし
て以下の材料を含むことができる。 1.ジオレフィンのポリマー、例えばポリブタジエンも
しくはポリイソプレン。 2.モノオレフィンとジオレフィン相互または他のビニ
ルモノマーとのコポリマー、プロピレン/イソブチレン
コポリマー、プロピレン/ブタジエンコポリマー、イソ
ブチレン/イソプレンコポリマー、エチレン/アルキル
アクリレートコポリマー、エチレン/アルキルメタクリ
レートコポリマー、エチレン/ビニルアセテートコポリ
マー、アクリロニトリル/ブタジエンコポリマーおよび
エチレンとプロピレンとジエン例えばヘキサジエン、ジ
シクロペンタジエンまたはエチリデン−ノルボルネンの
ようなものとのターポリマー。
【0014】3.スチレンまたは、α−メチルスチレン
とジエンもしくはアクリル誘導体とのコポリマー、例え
ばスチレン/ブタジエン、スチレン/ブタジエン/アル
キルアクリレート及びスチレン/ブタジエン/メタクリ
レート;およびスチレンのブロックコポリマー、例えば
スチレン/ブタジエン/スチレンまたはスチレン/イソ
プレン/スチレン。 4.ハロゲン含有ポリマー、例えばポリクロロプレン、
塩素化ゴム、イソブチレン−イソプレンの塩素化および
臭素化コポリマー(ハロブチルゴム)。 5.天然ゴム 6.天然または合成ゴムの水性エマルジョン、例えば天
然ゴムラテックス、またはカルボキシル化スチレン/ブ
タジエンコポリマーのラテックス。
【0015】保護される黒色でないエラストマーは好ま
しくは黒色でない加硫エラストマーである。黒色でない
(カーボンブラックを含まない)ポリジエン加硫物また
は黒色でないハロゲン含有ポリジエン加硫物が特に好ま
しく、特別には黒色でない(カーボンブラックを含まな
い)スチレン/ブタジエンコポリマー加硫物が好まし
い。成分(b)は安定化されるエラストマーの重量に基
づいて0.2ないし10%、例えば0.5ないし5%、
好ましくは0.8ないし3.0%の量で安定化されるエ
ラストマーに都合良く添加される。成分(a)および
(b)に加えて、新規な組成物はまた以下に示すような
他の添加剤を含むことができる。
【0016】1.酸化防止剤 1.1 アルキル化モノフェノール 、例えば2,6−ジ
−第三ブチル−4−メチルフェノール、2−第三ブチル
−4,6−ジメチルフェノール、2,6−ジ−第三ブチ
ル−4−エチルフェノール、2,6−ジ−第三ブチル−
4−n−ブチルフェノール、2,6−ジ−第三ブチル−
4−イソブチルフェノール、2,6−ジ−シクロペンチ
ル−4−メチルフェノ−ル、2−(α−メチルシクロヘ
キシル)−4,6−ジメチルフェノール、2,6−ジオ
クタデシル−4−メチルフェノ−ル、2,4,6−トリ
シクロヘキシルフェノール、2,6−ジ−第三ブチル−
4−メトキシメチルフェノール、直鎖のまたは側鎖に枝
分かれしているノニルフェノール例えば2,6−ジノニ
ル−4−メチルフェノール、2,4−ジメチル−6−
(1′−メチル−ウンデシ−1′−イル)−フェノー
ル、2,4−ジメチル−6−(1′−メチル−ヘプタデ
シ−1′−イル)−フェノール、2,4−ジメチル−6
−(1′−メチル−トリデシ−1′−イル)−フェノー
ルおよびそれらの混合物。
【0017】1.2.アルキルチオメチルフェノール、
例えば2,4−ジ−オクチルチオメチル−6−第三ブチ
ルフェノール、2,4−ジ−オクチルチオメチル−6−
メチルフェノール、2,4−ジ−オクチルチオメチル−
6−エチルフェノール、2,6−ジ−ドデシルチオメチ
ル−4−ノニルフェノール。
【0018】1.3 ヒドロキノンとアルキル化ヒドロ
キノン、例えば2,6−ジ−第三ブチル−4−メトキシ
フェノール、2,5−ジ−第三ブチル−ヒドロキノン、
2,5−ジ−第三−アミル−ヒドロキノン、2,6−ジ
フェニル−4−オクタデシルオキシフェノール、2,6
−ジ−第三ブチル−ヒドロキノン、2,5−ジ−第三ブ
チル−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ−第三ブ
チル−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ−第三ブ
チル−4−ヒドロキシフェニルステアレート、ビス
(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
アジペート。
【0019】1.4 トコフェロール、例えばα−トコ
フェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロー
ル、δ−トコフェロールおよびそれらの混合物(ビタミ
ンE)
【0020】1.5 ヒドロキシル化チオジフェニルエ
ーテル、例えば2,2′−チオビス(6−第三ブチル−
4−メチルフェノール)、2,2′−チオビス(4−オ
クチルフェノール)、4,4′−チオビス(6−第三ブ
チル−3−メチルフェノール)、4,4′−チオビス
(6−第三ブチル−2−メチルフェノール)、4,4′
−チオ−ビス(3,6−ジ−第二−アミルフェノー
ル)、4,4′−ビス(2,6−ジメチル−4−ヒドロ
キシフェニル)−ジスルフィド。
【0021】1.6 アルキリデンビスフェノール、例
えば2,2′−メチレン−ビス(6−第三ブチル−4−
メチルフェノール)、2,2′−メチレン−ビス(6−
第三ブチル−4−エチルフェノール)、2,2′−メチ
レン−ビス[4−メチル−6−(α−メチルシクロヘキ
シル)フェノール]、2,2′−メチレン−ビス(4−
メチル−6−シクロヘキシルフェノール)、2,2′−
メチレン−ビス(6−ノニル−4−メチルフェノー
ル)、2,2′−メチレン−ビス(4,6−ジ−第三ブ
チルフェノール)、2,2′−エチリデン−ビス(4,
6−ジ−第三ブチルフェノール)、2,2′−エチリデ
ン−ビス(6−第三ブチル−4−イソブチルフェノー
ル)、2,2′−メチレン−ビス [6−(α−メチルベ
ンジル)−4−ノニルフェノール] 、2,2′−メチレ
ン−ビス [6−(α,α−ジメチルベンジル)−4−ノ
ニルフェノール] 、4,4′−メチレン−ビス(2,6
−ジ−第三ブチルフェノール)、4,4′−メチレン−
ビス(6−第三ブチル−2−メチルフェノール)、1,
1−ビス(5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチ
ルフェニル)ブタン、2,6−ビス(3−第三ブチル−
5−メチル−2−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフ
ェノール、1,1,3−トリス(5−第三ブチル−4−
ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン、1,1−ビ
ス(5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェ
ニル)−3−n−ドデシルメルカプトブタン、エチレン
グリコールビス[3,3−ビス(3′−第三ブチル−
4′−ヒドロキシフェニル)ブチレート] 、ビス(3−
第三ブチル−4ーヒドロキシ−5−メチルフェニル)ジ
シクロペンタジエン、ビス[2−(3′−第三ブチル−
2′−ヒドロキシ−5′−メチルベンジル)−6−第三
ブチル−4−メチルフェニル]テレフタレート、1,1
−ビス(3,5−ジメチル−2−ヒドロキシフェニル)
ブタン、2,2−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(5−第
三ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−4
−n−ドデシルメルカプトブタン、1,1,5,5−テ
トラ−(5−第三ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチル
フェニル)ペンタン。
【0022】1.7. O−、N−およびS−ベンジル
化合物、例えば3,5,3′,5′−テトラ−第三ブチ
ル−4,4′−ジヒドロキシジベンジルエーテル、オク
タデシル−4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジル
−メルカプトアセテート、トリデシル−4−ヒドロキシ
−3,5−ジ−第三ブチルベンジルメルカプトアセテー
ト、トリス−(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキ
シベンジル)−アミン、ビス(4−第三ブチル−3−ヒ
ドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)−ジチオテレフ
タレート、ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)−スルフィド、イソオクチル−3,5−
ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル−メルカプト
アセテート。
【0023】1.8.ヒドロキシベンジル化マロネー
ト、例えばジオクタデシル−2,2−ビス(3,5−ジ
−第三ブチル−2−ヒドロキシベンジル)−マロネー
ト、ジ−オクタデシル−2−(3−第三ブチル−4−ヒ
ドロキシ−5−メチルベンジル)−マロネート、ジ−ド
デシルメルカプトエチル−2,2−ビス(3,5−ジ−
第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−マロネート、
ジ−[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−
フェニル]−2,2−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−
4−ヒドロキシベンジル)−マロネート。
【0024】1.9. 芳香族ヒドロキシベンジル化合
物、例えば、1,3,5−トリス(3,5−ジ−第三ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメ
チルベンゼン、1,4−ビス(3,5−ジ−第三ブチル
−4−ヒドロキシベンジル)−2,3,5,6−テトラ
メチルベンゼン、2,4,6−トリス(3,5−ジ−第
三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−フェノール。
【0025】1.10. トリアジン化合物、例えば、
2,4−ビス(オクチルメルカプト)−6−(3,5−
ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシアニリノ)−1,3,
5−トリアジン、2−オクチルメルカプト−4,6−ビ
ス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシアニリ
ノ)−1,3,5−トリアジン、2−オクチルメルカプ
ト−4,6−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒド
ロキシフェノキシ)−1,3,5−トリアジン、2,
4,6−トリス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロ
キシフェノキシ)−1,2,3−トリアジン、1,3,
5−トリス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジル)−イソシアヌレート、1,3,5−トリス
(4−第三ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチル
ベンジル)−イソシアヌレート、2,4,6−トリス
(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルエ
チル)−1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス
(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシフェニルプ
ロピオニル)−ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジ
ン、1,3,5−トリス(3,5−ジシクロヘキシル−
4−ヒドロキシベンジル)−イソシアヌレート。
【0026】1.11. べンジルホスホネート、例え
ばジメチル−2,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジルホスホネート、ジエチル−3,5−ジ−第三ブ
チル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、ジオクタ
デシル−3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベン
ジルホスホネート、ジオクタデシル−5−第三ブチル−
4−ヒドロキシ−3−メチルベンジルホスホネート、
3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンジルホス
ホン酸モノエチルエステルのCa塩。
【0027】1.12. アシルアミノフェノール、例
えば4−ヒドロキシラウルアニリド、4−ヒドロキシス
テアルアニリド、オクチルN−(3,5−ジ−第三ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)カルバメート。
【0028】1.13. β−(3,5−ジ−第三ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸の下記の一
価または多価アルコールとのエステル、例えば、メタノ
ール、エタノール、n−オクタノール、i−オクタノー
ル、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、
1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2
−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジ
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒド
ロキシエチル)イソシアヌレート、N,N′−ビス(ヒ
ドロキシエチル)シュウ酸ジアミド、3−チアウンデカ
ノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサ
ンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシ
メチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシク
ロ[2.2.2]オクタン。
【0029】1.14. β−(5−第三ブチル−4−
ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロピオン酸の下記
の一価または多価アルコールとのエステル、例えば、メ
タノール、エタノール、n−オクタノール、i−オクタ
ノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオー
ル、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、
1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、
チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス
(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N′−ビ
ス(ヒドロキシエチル)シュウ酸ジアミド、3−チアウ
ンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチル
ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒド
ロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサ
ビシクロ[2.2.2]オクタン。
【0030】1.15. β−(3,5−ジ−シクロヘ
キシル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸の下記
の一価または多価アルコールとのエステル、例えばメタ
ノール、エタノール、オクタノール、オクタデカノー
ル、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオー
ル、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、
ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペン
タエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシ
アヌレート、N,N′−ビス(ヒドロキシエチル)シュ
ウ酸ジアミド、3−チアウンデカノール、3−チアペン
タデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチ
ロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ
−2,6,7−トリオキサビシクロ[2.2.2]オク
タン。
【0031】1.16. 3,5−ジ−第三ブチル−4
−ヒドロキシフェニル酢酸の下記の一価または多価アル
コールとのエステル、例えば、メタノール、エタノー
ル、オクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサ
ンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコ
ール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、
トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,
N′−ビス(ヒドロキシエチル)シュウ酸ジアミド、3
−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、ト
リメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、
4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−ト
リオキサビシクロ[2.2.2]オクタン。
【0032】1.17. β−(3,5−ジ−第三ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸のアミド
例えばN,N′−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−
ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヘキサメチレンジア
ミン、N,N′−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−
ヒドロキシフェニルプロピオニル)トリメチレンジアミ
ン、N,N′−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニルプロピオニル)ヒドラジン、N,N′
−ビス(2−(3−[3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル]プロピオニルオキシ)エチル]オキ
サミド(Uniroyal社販売の登録商標Naugard XL-1)。
【0033】1.18.アスコルビン酸(ビタミンC)
【0034】1.19.アミン系抗酸化剤、例えば、
N,N′−ジイソプロピル−p−フェニレンジアミン、
N,N′−第二ブチル−p−フェニレンジアミン、N,
N′−ビス−(1,4−ジメチルペンチル)−p−フェ
ニレンジアミン、N,N′−ビス(1−エチル−3−メ
チルペンチル)−p−フェニレンジアミン、N,N′−
ビス(1−メチルヘプチル)−p−フェニレンジアミ
ン、N,N′−ジシクロヘキシル−p−フェニレンジア
ミン、N,N′−ジフェニル−p−フェニレンジアミ
ン、N,N′−ジ(2−ナフチル)−p−フェニレンジ
アミン、N−イソプロピル−N′−フェニル−p−フェ
ニレンジアミン、N−(1,3−ジメチルブチル)−
N′−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−(1−
メチルヘプチル)−N′−フェニル−p−フェニレンジ
アミン、N−シクロヘキシル−N′−フェニル−p−フ
ェニレンジアミン、4−(p−トルエンスルホンアミ
ド)ジフェニルアミン、N,N′−ジメチル−N,N′
−第二ブチル−p−フェニレンジアミン、ジフェニルア
ミン、N−アリルジフェニルアミン、4−イソプロポキ
シジフェニルアミン、N−フェニル−1−ナフチルアミ
ン、N−(4−第三オクチルフェニル)−1−ナフチル
アミン、N−フェニル−2−ナフチルアミン、オクチル
化ジフェニルアミン、例えばp,p′−ジ第三ブチル−
オクチルジフェニルアミン、4−n−ブチルアミノフェ
ノール、4−ブチリルアミノフェノール、4−ノナノイ
ルアミノフェノール、4−ドデカノイルアミノフェノー
ル、4−オクタデカノイルアミノフェノール、ジ(4−
メトキシフェニル)アミン、2,6−ジ第三ブチル−4
−ジメチルアミノメチルフェノール、2,4′−ジアミ
ノジフェニルメタン、4,4′−ジアミノジフェニルメ
タン、N,N,N′,N′−テトラメチル−4,4′−
ジアミノジフェニルメタン、1,2−ビス[(2−メチ
ルフェニル)アミノ]エタン、1,2−ジ(フェニルア
ミノ)プロパン、(o−トリル)ビグアニド、ビス[4
−(1′,3′−ジメチルブチル)フェニル]アミン、
第三オクチル化N−フェニル−1−ナフチルアミン、モ
ノ−及びジアルキル化第三ブチル/第三オクチルジフェ
ニルアミンの混合物、モノ−及びジアルキル化ノニルジ
フェニルアミンの混合物、モノ及びジアルキル化ドデシ
ルジフェニルアミンの混合物、モノ−及びジアルキル化
イソプロピル/イソヘキシルジフェニルアミンの混合
物、モノ−及びジアルキル化第三ブチルジフェニルアミ
ンの混合物、2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−4
H−1,4−ベンゾチアジン、フェノチアジン、モノ−
及びジアルキル化第三ブチル/第三オクチルフェノチア
ジンの混合物、モノ−及びジアルキル化第三オクチルフ
ェノチアジンの混合物、N−アリルフェノチアジン、
N,N,N′,N′−テトラフェニル−1,4−ジアミ
ノブテ−2−エン、N,N−ビス(2,2,6,6−テ
トラメチルピペリジ−4−イル−ヘキサメチレンジアミ
ン、ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジ−4
−イル)セバケート、2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン−4−オン及び2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン−4−オール。
【0035】2. 紫外線吸収剤および光安定剤 2.1. 2−( 2′−ヒドロキシフェニル) ベンゾト
リアゾール 、例えば、2−(2’−ヒドロキシ−5’−
メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,
5’−ジ−第三ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)ベ
ンゾトリアゾール、2−(5’−第三ブチル−2’−ヒ
ドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−
ヒドロキシ−5’−(1,1,3,3−テトラメチルブ
チル) フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,
5’−ジ−第三ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−
5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−第三ブチ
ル−2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)−5−
クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−第二ブチル−
5’−第三ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾ
トリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−4’−オクト
キシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’
−ジ−第三アミル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾ
トリアゾール、2−(3’,5’−ビス(α,α−ジメ
チルベンジル)−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾト
リアゾール;2−(3’−第三ブチル−2’−ヒドロキ
シ−5’−(2’−オクチルオキシカルボニルエチル)
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(3’−第三ブチル−5’−[2−(2−エチルヘキシ
ルオキシ)カルボニルエチル]−2’−ヒドロキシフェ
ニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−
第三ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−メトキシ
カルボニルエチル)フェニル)−5−クロロベンゾトリ
アゾール、2−(3’−第三ブチル−2’−ヒドロキシ
−5’−(2−メトキシカルボニルエチル)フェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(3’−第三ブチル−2’−
ヒドロキシ−5’−(2−オクチルオキシカルボニルエ
チル)フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’−第
三ブチル−5’−[2−(2−エチルヘキシルオキシ)
カルボニルエチル]−2’−ヒドロキシフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(3−ドデシル−2’−ヒドロキ
シ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(3’−第三ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−
イソオクチルオキシカルボニルエチル)フェニルベンゾ
トリアゾール、2,2’−メチレン−ビス[4−(1,
1,3,3−テトラメチルブチル)−6−ベンゾトリア
ゾール−2−イルフェノール];2−[3’−第三ブチ
ル−5’−(2−メトキシカルボニルエチル)−2’−
ヒドロキシフェニル]−2H−ベンゾトリアゾールとポ
リエチレングリコール300とのエステル交換生成物;
[R−CH2 CH2 −COO−CH2 CH2 −]2
(式中,R=3’−第三ブチル−4’−ヒドロキシ−
5’−2H−べンゾトリアゾール−2−イル−フェニル
である。)、2−[2’−ヒドロキシ−3’−(α,α
−ジメチルベンジル)−5’−(1,1,3,3−テト
ラメチルブチル)−フェニル]ベンゾトリアゾール;2
−[2’−ヒドロキシ−3’−(1,1,3,3−テト
ラメチルブチル)−5’−(α,α−ジメチルベンジ
ル)−フェニル]ベンゾトリアゾール。
【0036】2.2. 2−ヒドロキシ−ベンゾフェノ
、例えば4−ヒドロキシ−、4−メトキシ−、4−オ
クトキシ−、4−デシルオキシ−、4−ドデシルオキシ
−、4−ベンジルオキシ−、4,2′,4′−トリヒド
ロキシ−および2′−ヒドロキシ−4,4′−ジメトキ
シ誘導体。
【0037】2.3. 置換されたおよび非置換安息香
酸のエステル、例えば4−第三ブチルフェニル=サリチ
レート、フェニル=サリチレート、オクチルフェニル=
サリチレート、ジベンゾイルレゾルシノール、ビス(4
−第三ブチルベンゾイル)レゾルシノール、ベンゾイル
レゾルシノール、2,4−ジ−第三ブチルフェニル=
3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエー
ト、ヘキサデシル=3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒド
ロキシベンゾエート、オクタデシル=3,5−ジ−第三
ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、2−メチル−
4,6−ジ第三ブチルフェニル=3,5−ジ−第三ブチ
ル−4−ヒドロキシベンゾエート。
【0038】2.4. アクリレート、例えばエチルα
−シアノ−β, β−ジフェニル−アクリレート、イソオ
クチルα−シアノ−β, β−ジフェニル−アクリレー
ト、メチルα−カルボメトキシ−シンナメート、メチル
α−シアノ−β−メチル−p−メトキシ−シンナメー
ト、ブチルα−シアノ−β−メチル−p−メトキシ−シ
ンナメート、メチルα−カルボメトキシ−p−メトキシ
シンナメート、およびN−(β−カルボメトキシ−β−
シアノビニル) −2−メチルインドリン。
【0039】2.5. ニッケル化合物,例えば2,
2′−チオビス−[4−(1,1,3,3−テトラメチ
ルブチル) −フェノール]のニッケル錯体,例えば1:
1または1:2錯体であって,所望によりn−ブチルア
ミン、トリエタノールアミンもしくはN−シクロヘキシ
ル−ジ−エタノールアミンのような他の配位子を伴うも
の、ニッケルジブチルジチオカルバメート、4−ヒドロ
キシ−3,5−ジ−第三ブチルベンジルホスホン酸モノ
アルキルエステル例えばメチルもしくはエチルエステル
のニッケル塩、ケトキシム例えば、2−ヒドロキシ−4
−メチル−フェニルウンデシルケトキシムのニッケル錯
体、1−フェニル−4−ラウロイル−5−ヒドロキシピ
ラゾールのニッケル錯体であって,所望により他の配位
子を伴うもの。
【0040】2.6. シュウ酸ジアミド、例えば4,
4′−ジ−オクチルオキシオキサニリド、2,2′−ジ
エトキシオキシアニリド、2,2′−ジ−オクチルオキ
シ−5,5′−ジ−第三ブトキサニリド、2,2′−ジ
−ドデシルオキシ−5,5′−ジ−第三ブトキサニリ
ド、2−エトキシ−2′−エチルオキサニリド、N,
N′−ビス(3−ジメチルアミノプロピル)オキサミ
ド、2−エトキシ−5−第三ブチル−2′−エトキシオ
キサニリドおよび該化合物と2−エトキシ−2′−エチ
ル−5,4′−ジ−第三ブチル−オキサニリドとの混合
物,o−およびp−メトキシ−二置換オキサニリドの混
合物およびo−およびp−エトキシ−二置換オキサニリ
ドの混合物。
【0041】2.7. 2−(2−ヒドロキシフェニ
ル)−1,3,5−トリアジン、例えば2,4,6−ト
リス(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)
−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4
−オクチルオキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−
ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−
(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−ビス
(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジ
ン、2,4−ビス(2−ヒドロキシ−4−プロピルオキ
シフェニル)−6−(2,4−ジメチルフェニル)−
1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−
オクチルオキシフェニル) −4,6−ビス(4−メチル
フェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒド
ロキシ−4−ドデシルオキシフェニル) −4,6−ビス
(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジ
ン、2−(2−ヒドロキシ−4−トリデシルオキシフェ
ニル) −4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−
1,3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロキシ−4−
(2−ヒドロキシ−3−ブチルオキシ−プロポキシ)フ
ェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチル)−1,
3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロキシ−4−(2
−ヒドロキシ−3−オクチルオキシ−プロピルオキシ)
フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチル)−1,
3,5−トリアジン、2−[4−(ドデシルオキシ/ト
リデシルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)−2−ヒ
ドロキシ−フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチ
ルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−ヒ
ドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシ
−プロポキシ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジ
メチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2
−ヒドロキシ−4−ヘキシルオキシ)フェニル−4,6
−ジフェニル−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒ
ドロキシ−4−メトキシフェニル)−4,6−ジフェニ
ル−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス[2
−ヒドロキシ−4−(3−ブトキシ−2−ヒドロキシ−
プロポキシ)フェニル]−1,3,5−トリアジン、2
−(2−ヒドロキシフェニル)−4−(4−メトキシフ
ェニル)−6−フェニル−1,3,5−トリアジン、2
−{2−ヒドロキシ−4−[3−(2−エチルヘキシル
−1−オキシ)−2−ヒドロキシプロピルオキシ]フェ
ニル}−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−
1,3,5−トリアジン。
【0042】3. 金属不活性化剤,例えばN,N′−
ジフェニルシュウ酸ジアミド、N−サリチラル−N′−
サリチロイルヒドラジン、N,N′−ビス(サリチロイ
ル)ヒドラジン、N,N′−ビス(3,5−ジ−第三ブ
チル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヒドラジ
ン、3−サリチロイルアミノ−1,2,4−トリアゾー
ル、ビス(ベンジリデン)シュウ酸ジヒドラジド、オキ
サニリド、イソフタル酸ジヒドラジド、セバコイル−ビ
ス−フェニルヒドラジド、N,N’−ジアセタール−ア
ジポイルジヒドラジド、N,N’−ビス−サリチロイル
−シュウ酸ジヒドラジド、N,N’−ビス−サリチロイ
ル−チオプロピオニルジヒドラジド。
【0043】4. ホスフィットおよびホスホナイト
例えばトリフェニルホスフィット、ジフェニルアルキル
ホスフィット、フェニルジアルキルホスフィット、トリ
ス(ノニルフェニル)ホスフィット、トリラウリルホス
フィット、トリオクタデシルホスフィット、ジステアリ
ルペンタエリトリトールジホスフィット、トリス(2,
4−ジ−第三ブチルフェニル)ホスフィット、ジイソデ
シルペンタエリトリトールジホスフィット、ビス(2,
4−ジ−第三ブチルフェニル)−ペンタエリトリトール
ジホスフィット、ビス(2,6−ジ−第三ブチル−4−
メチルフェニル)−ペンタエリトリトールジホスフィッ
ト、ビス−イソデシルオキシ−ペンタエリトリトールジ
ホスフィット、ビス(2,4−ジ−第三ブチル−6−メ
チルフェニル)−ペンタエリトリトールジホスフィット ビス(2,4,6−トリ−第三ブチル−ブチルフェニ
ル)−ペンタエリトリトールジホスフィット、トリステ
アリルソルビトールトリホスフィット、テトラキス
(2,4−ジ−第三ブチルフェニル)4,4′−ビフェ
ニレンジホスホナイト、6−イソオクチルオキシ−2,
4,8,10−テトラ−第三ブチル−12H−ジベンズ
[d,g]−1,3,2−ジオキサホスホシン、6−フ
ルオロ−2,4,8,10−テトラ−第三ブチル−12
−メチル−ジベンズ[d,g]−1,3,2−ジオキサ
ホスホシン、ビス(2,4−ジ−第三ブチル−6−メチ
ルフェニル)メチルホスフィット、ビス(2,4−ジ−
第三ブチル−6−メチルフェニル)エチルホスフィッ
ト、2,2’,2”−ニトリロ[トリエチルトリス
(3,3’,5,5’−テトラ−第三ブチル−1,1’
−ジフェニル−2,2’−ジイル)ホスフィット]、2
−エチルヘキシル(3,3’,5,5’−テトラ−第三
ブチル−1,1’−ビフェニル−2,2’−ジイル)ホ
スフィット。
【0044】5.ヒドロキシルアミン、例えば、N,N
−ジベンジルヒドロキシルアミン、N,N−ジエチルヒ
ドロキシルアミン、N,N−ジオクチルヒドロキシルア
ミン、N,N−ジラウリルヒドロキシルアミン、N,N
−ジテトラデシルヒドロキシルアミン、N,N−ジヘキ
サデシルヒドロキシルアミン、N,N−ジオクタデシル
ヒドロキシルアミン、N−ヘキサデシル−N−オクタデ
シルヒドロキシルアミン、N−ヘプタデシル−N−オク
タデシルヒドロキシルアミン、ハロゲン化獣脂アミンか
ら誘導されたN,N−ジアルキルヒドロキシルアミン。
【0045】6.ニトロン、例えば、N−ベンジル−ア
ルファ−フェニル−ニトロン、N−エチル−アルファ−
メチル−ニトロン、N−オクチル−アルファ−ヘプチル
−ニトロン、N−ラウリル−アルファ−ウンデシル−ニ
トロン、N−テトラデシル−アルファ−トリデシル−ニ
トロン、N−ヘキサデシル−アルファ−ペンタデシル−
ニトロン、N−オクタデシル−アルファ−ヘプタデシル
−ニトロン、N−ヘキサデシル−アルファ−ヘプタデシ
ル−ニトロン、N−オクタデシル−アルファ−ペンタデ
シル−ニトロン、N−ヘプタデシル−アルファ−ヘプタ
デシル−ニトロン、N−オクタデシル−アルファ−ヘキ
サデシル−ニトロン、ハロゲン化獣脂アミンから誘導さ
れたN,N−ジアルキルヒドロキシルアミンより誘導さ
れたニトロン。
【0046】7.チオ相乗剤、例えば、ジラウリルチオ
ジプロピオネートまたはジステアリルチオジプロピオネ
ート。
【0047】8. 過酸化物スカベンジャー、例えばβ
−チオジプロピオン酸のエステル、例えばラウリル、ス
テアリル、ミリスチルまたはトリデシルエステル、メル
カプトベンズイミダゾール、または2−メルカプトベン
ズイミダゾールの亜鉛塩、ジブチルジチオカルバミン酸
亜鉛、ジオクタデシルジスルフィド、ペンタエリトリト
ールテトラキス(β−ドデシルメルカプト)プロピオネ
ート。
【0048】9. 塩基性補助安定剤、例えばメラミ
ン、ポリビニルピロリドン、ジシアンジアミド、トリア
リルシアヌレート、尿素誘導体、ヒドラジン誘導体、ア
ミン、ポリアミド、ポリウレタン、高級脂肪酸のアルカ
リ金属塩およびアルカリ土類金属塩、例えばステアリン
酸Ca塩、ステアリン酸Zn塩、ベヘン酸Mg塩、ステ
アリン酸Mg塩、リシノール酸Na塩およびパルミチン
酸K塩、カテコールアンチモン塩およびカテコール亜鉛
塩。
【0049】10. 核剤、例えば無機物質例えば、タル
ク、二酸化チタンまたは酸化マグネシウムのような金属
酸化物、好ましくはアルカリ土類金属のリン酸塩、炭酸
塩または硫酸塩;有機化合物例えば、モノ−またはポリ
カルボン酸およびその塩、例えば4−第三ブチル安息香
酸、アジピン酸、ジフェニル酢酸、コハク酸ナトリウム
または安息香酸ナトリウム;イオン共重合体(「イオノ
マー(ionomers)」)のような重合性化合物。
【0050】11. 充填剤および強化剤、例えばカーボ
ンブラック、炭酸カルシウム、ケイ酸塩、ガラス繊維、
ガラスビーズ、タルク、カオリン、雲母、硫酸バリウ
ム、金属酸化物および金属水酸化物、グラファイト、木
粉および他の天然物の粉もしくは繊維、合成繊維。
【0051】12.その他の添加剤、例えば鉱油またはジ
オクチルフタレートのような可塑剤、潤滑剤、乳化剤、
二酸化チタンのような顔料、レオロジー添加剤(rheolo
gy additives) 、触媒、流れ調整剤、分散剤、難燃剤、
蛍光増白剤、静電防止剤、発泡剤、酸化亜鉛またはステ
アリン酸のような加硫活性剤、メルカプトベンゾチアゾ
ールまたはジベンゾチアジドジスルフィドのような加硫
促進剤、イオウまたは有機過酸化物のような加硫剤、電
荷調節剤(charge control agent) 。
【0052】本発明の好ましい組成物は他の添加剤とし
て顔料、着色剤、充填剤、流量調整剤、分散剤、可塑
剤、加硫活性剤、加硫促進剤、加硫剤、電荷調節剤、定
着剤、光安定剤またはフェノール系酸化防止剤、有機ホ
スフィットもしくはホスホナイトのような酸化防止剤;
および/またはチオ相乗剤よりなる群からの1もしくは
それ以上の成分を含む。
【0053】他の添加剤は例えば、安定化される黒色で
ないエラストマーの総量に基づいて0.01ないし10
%の濃度で使用される。
【0054】成分(b)および所望により他の添加剤
は、例えば成形もしくは加硫の前もしくその間に公知の
方法で黒色でないエラストマーに添合されるか、または
黒色でないエラストマーに、溶解もしくは分散された成
分(b)を塗布し、必要ならば次いで溶媒を蒸発させる
ことによって添合される。成分(b)および所望により
他の添加剤はまた例えば2.5ないし25重量%の濃度
でそれを含むマスターバッチの形態で安定化される黒色
でないエラストマーに添加される。
【0055】成分(b)および所望により他の添加剤は
また合成の黒色でないエラストマーの重合前またはその
最中にまたは架橋の前にもまた添加できる。成分(b)
および所望により他の添加剤は純粋な形態でまたは蝋、
油またはポリマー中にカプセル化して安定化される黒色
でないエラストマーに添合できる。
【0056】成分(b)および所望により他の添加剤は
また噴霧により安定化される黒色でないエラストマーに
塗布され得る。それらは他の添加剤(例えば上で言及し
た標準的な添加剤)またはそれらの融解物を希釈でき、
従ってそれらはこれら他の混合物と一緒に安定化される
黒色でないエラストマーに噴霧できる。重合触媒の不活
性化の間の噴霧適用は特に有利であり、例えば噴霧によ
る不活性化のために使用される蒸気を使用することもま
た可能である。
【0057】このように安定化される黒色でないエラス
トマーは非常に広範囲の形態で、例えばフィラメント、
成形組成物、形材、コンベアーベルトまたはタイヤに使
用できる。
【0058】本発明はまた式Iで表される新規な化合物
にもまた関する。従って、本発明はまた式I (式中、R1 は水素原子、炭素原子数1ないし12のア
ルキル基、シクロヘキシル基、フェニル基またはベンジ
ル基を表し;R2 は水素原子または炭素原子数1ないし
4のアルキル基を表し;およびnは数0、1または2を
表す。)で表されるが、但し、式(101) で表される化合物は除く、化合物に関する。
【0059】式Iで表される新規な化合物の好ましいグ
ループは上記組成物のために示された好ましい意味に相
当する。特に好ましい式Iで表される新規な化合物は、
式中、R1 が水素原子または炭素原子数3ないし8のア
ルキル基を表し;R2 が水素原子を表し、およびnが数
0または1を表すが、上記式(101)で表される化合
物を除く、化合物である。
【0060】この式Iで表される新規な化合物は、例え
ば式II で表される公知の化合物から出発して、それとチオ−
3,3−ビスプロピオン酸ジクロリド[製造は、H. Sch
mid ら, Helvetica Chimica Acta 34, 894-897(1951)参
照] の1/2当量とを反応させてn=0である式Iで表
される化合物を得ることができる。nが1または2であ
る式Iで表される化合物の製造は例えば、n=0である
式Iで表される化合物の、過酸化水素水溶液による酸化
によって行われる。
【0061】本発明の別の見地は、本発明は黒色でない
エラストマーの変色を安定させおよび減少させる方法に
関し、該方法は前記エラストマーに成分(b)の少なく
とも1種を混合または適用 (塗布) することからなる。
本発明の好ましい態様は酸化的、熱的、光誘発性もしく
はオゾン誘発性崩壊に対して黒色でないエラストマーを
保護するための色安定性および非汚染性安定剤および抗
オゾン剤としての成分(b)の使用である。
【0062】
【実施例】本発明を以下の実施例によって説明する。部
および百分率は重量に基づく。実施例1 :チオ−3,3−ビスプロピオン酸ジ(4−フ
ェニルアミノ)アニリド[化合物(101)]の製造 チオ−3,3−ビスプロピオン酸ジクロリド[製造は、
H. Schmid ら, Helvetica Chimica Acta 34, 894-897(1
951)参照] 27.8g(0.129mol)を、ジメチ
ルホルムアミド240ml中の4−アミノジフェニルア
ミン 43.29g(0.235mol)およびピリジ
ン25.3g(0.351mol)の0−5℃に冷却し
た溶液に1時間かけて滴下で添加する。次いで、水12
0mlを加えそして沈澱した生成物をろ過する。残渣を
温湯(80℃)120ml×3回により洗浄し、次いで
約40℃の水流真空下の乾燥炉中で乾燥させる。ジメチ
ルホルムアミド/トルエンからの残渣の結晶化により融
点216.5−217℃の白色粉末[化合物(10
1)]44.8g(74.5%)が得られる。 計算分析値:C 70.56;H 5.92;N 10.97;S 6.28% 測定分析値:C 70.70;H 5.93;N 10.97;S 6.04%
【0063】実施例2:チオ−3,3−ビスプロピオン
酸ジ(N−イソプロピル−4−フェニルアミノ)アニリ
ド[化合物(102)]の製造 チオ−3,3−ビスプロピオン酸ジクロリド[製造は、
H. Schmid ら, Helvetica Chimica Acta 34, 894-897(1
951)参照] 40g(0.186mol)をジメチルホル
ムアミド370ml中の4−イソプロピルアミノジフェ
ニルアミン[登録商標フルカノックス(Vulkanox) 40
10,Bayer 社製]70.1g(0.31mol)およ
びピリジン33.3g(0.465mol)の−20℃
に冷却した溶液に1時間かけて滴下で加える。次いでト
ルエン800mlおよび水800mlを添加しそしてこ
の混合物を約95℃に加熱する。熱有機相を分離し、熱
湯で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させそして減圧ロー
タリーエバポレータで濃縮する。残渣をトルエンから結
晶化させ、結晶を高真空乾燥炉中125−130℃で乾
燥させて、融点144.5−145.5℃の白色粉末6
8.2g(74%)を得る[化合物(102)]。 計算分析値:C 72.69;H 7.12;N 9.42;S 5.39% 測定分析値:C 72.59;H 7.07;N 9.48;S 5.39%
【0064】実施例3:スルフィニル−3,3−ビスプ
ロピオン酸ジ(N−イソプロピル−4−フェニルアミ
ノ)アニリド[化合物(103)]の製造 30%H2 2 水溶液8.49g(0.074mol)
をアセトン100mlおよびメチレンクロリド200m
l中の化合物(102)[実施例2]22.3g(0.
037mol)の溶液に室温で添加し、そして反応混合
物を64時間室温で攪拌する。溶媒を次いで減圧ロータ
リーエバポレーターで濃縮しそして残渣をクロロホルム
に溶解させる。有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで
乾燥させ、そして減圧ロータリーエバポレーターで濃縮
させる。残渣をメチレンクロリド/アセトンから結晶化
させ、融点176.0−176.5℃の白色粉末[化合
物(103)]19.4g(85%)を得る。 計算分析値:C 70.79;H 6.93;N 9.17;S 5.25% 測定分析値:C 69.98;H 6.93;N 9.12;S 4.96%
【0065】実施例4:黒色でないSBR加硫物の安定
化 登録商標カリフレックス(Cariflex) S−1502(Sh
ell 社のスチレン/ブタジエンゴム)100重量部を、
登録商標クロノス(Kronos) CL220[Kronos Titan
GmbH の二酸化チタン(顔料)]30.0重量部、登録
商標アクチシル(Aktisil)MM[Hoffmann Mineral Neu
burg/Donauのカオリン(充填剤)]30.0重量部、登
録商標ナフトレン(Naftolen)N401[Metallgesellsc
haft社の可塑剤]5.0重量部、酸化亜鉛[加硫活性
剤]10.0重量部、ステアリン酸[加硫活性剤]2.
0重量部、硫黄[加硫剤]2.0重量部、登録商標フル
カシット(Vulkacit) MOZ[Bayer 社の加硫促進剤]
1.0重量部、登録商標フルカシット(Vulkacit) Th
iuram[Bayer 社の加硫促進剤]0.25重量部お
よび表1に記載の試験される安定剤の2.0重量部と共
に、混合ミル中60℃で均質な混合物に加工するが、上
記加硫系(硫黄、登録商標フルカシット MOZおよび
登録商標フルカシット Thiuram)は混合工程の
終わりにのみ添加する。混合物を電気ホットプレス中1
50℃で流動計曲線(rheometer curves)のT95まで加
硫してエラストマープレート2mm厚、21cm長およ
び8.0cm幅にする。
【0066】オゾンの作用はこのように得られたエラス
トマープレートの一部分において、動的伸び(dynamic
elongation) について標準ASTM D3395−86
に従って試験する。この目的のため、プレートはまず標
準実施環境(standard operating envioronment) [23
/50 SN−ISO 291]で30日間保存する。
次いで20cm×1cmの試験試料を打抜きオゾン雰囲
気に96時間曝す(オゾン含有量:50pphm;温
度:40℃;湿度:50%(rel.);伸長度:0ないし
25%;伸長の割合0.5Hz;荷重交代数(number o
f load alternation) :約173,000)。試験プレ
ートは次いでASTM D 3395−86に従って亀
裂に対し評価する。等級0は亀裂無しを示し;等級1は
狭い浅い亀裂を示し;等級2ははっきりと見える中程度
の広さ、中程度の深さの亀裂を示し;等級3は広くそし
て深い亀裂を示す。等級数がより低いほどエラストマー
プレートの安定性はより良い。得られた結果を表1にま
とめる。エラストマープレートの他の部分は昼光の広が
った標準の研究室雰囲気中、室温で10週間保存する。
次にDIN6167に従って0ないし100のスケール
に対応するこれらのプレートのΔL−カラーを測定す
る。変色無しは値100を示す。結果を表1にまとめ
る。 a)比較実施例 b)本発明の実施例 c)phr はゴム100 部当たりの部(parts per hundered of rubber)を意味する。 d)登録商標フルカノックス4010(Bayer 社) は下記式Aで表される4−イ ソプロピルアミノジフェニルアミンを意味する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 9/06 C08L 9/06 21/00 21/00 C09K 15/28 C09K 15/28

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a) 酸化的、熱的、光誘発性もしくは
    オゾン誘発性崩壊を受けやすい黒色でないエラストマ
    ー、および(b)少なくとも1種の式I (式中、R1 は水素原子、炭素原子数1ないし12のア
    ルキル基、シクロヘキシル基、フェニル基またはベンジ
    ル基を表し;R2 は水素原子または炭素原子数1ないし
    4のアルキル基を表し;およびnは数0、1または2を
    表す。)で表される化合物からなる組成物。
  2. 【請求項2】 成分(b)が式中、R1 が水素原子また
    は炭素原子数3ないし8のアルキル基を表し;R2 が水
    素原子またはメチル基を表しおよびnが数0または1を
    表す、式Iで表される化合物の少なくとも1種である請
    求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 成分(b)が式中、R1 が水素原子また
    は炭素原子数3ないし8のアルキル基を表し;R2 が水
    素原子を表しおよびnが数0または1を表す式Iで表さ
    れる化合物の少なくとも1種である請求項1記載の組成
    物。
  4. 【請求項4】 成分(a)が黒色でないポリジエン加硫
    物または黒色でないハロゲン含有ポリジエン加硫物であ
    る請求項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】 成分(a)が黒色でないスチレン/ブタ
    ジエンコポリマー加硫物である請求項1記載の組成物。
  6. 【請求項6】 成分(a)および(b)以外に他の添加
    剤を含む請求項1記載の組成物。
  7. 【請求項7】 他の添加剤が、顔料、着色剤、充填剤、
    流量調整剤、分散剤、可塑剤、加硫活性剤、加硫促進
    剤、加硫剤、電荷調節剤、定着剤、酸化防止剤および光
    安定剤よりなる群からの1もしくはそれ以上の成分であ
    る請求項6記載の組成物。
  8. 【請求項8】 他の添加剤がフェノール系酸化防止剤、
    有機ホスフィットもしくはホスホナイト;および/また
    はチオ相乗剤である請求項6記載の組成物。
  9. 【請求項9】 成分(b)が成分(a)の重量に基づい
    て0.2ないし10%の量で存在する請求項1記載の組
    成物。
  10. 【請求項10】 式I (式中、R1 は水素原子、炭素原子数1ないし12のア
    ルキル基、シクロヘキシル基、フェニル基またはベンジ
    ル基を表し;R2 は水素原子または炭素原子数1ないし
    4のアルキル基を表し;およびnは数0、1または2を
    表す。)で表されるが、但し、式(101) で表される化合物は除く、新規な化合物。
  11. 【請求項11】 式中、R1 が水素原子または炭素原子
    数3ないし8のアルキル基を表し;R2 が水素原子を表
    し、およびnが数0または1を表す請求項10記載の化
    合物。
JP10338488A 1997-11-14 1998-11-12 黒色でないエラストマー用の安定剤としてのチオジプロピオン酸ビスアミド Pending JPH11241028A (ja)

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