JPH11240797A - エピタキシャル成長装置 - Google Patents

エピタキシャル成長装置

Info

Publication number
JPH11240797A
JPH11240797A JP6453198A JP6453198A JPH11240797A JP H11240797 A JPH11240797 A JP H11240797A JP 6453198 A JP6453198 A JP 6453198A JP 6453198 A JP6453198 A JP 6453198A JP H11240797 A JPH11240797 A JP H11240797A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
reaction chamber
wall
wall surface
epitaxial growth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6453198A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Inoue
和俊 井上
Masato Imai
正人 今井
Masanori Mayuzumi
雅典 黛
Shinji Nakahara
信司 中原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Super Silicon Crystal Research Institute Corp
Original Assignee
Super Silicon Crystal Research Institute Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Super Silicon Crystal Research Institute Corp filed Critical Super Silicon Crystal Research Institute Corp
Priority to JP6453198A priority Critical patent/JPH11240797A/ja
Priority to PCT/JP1999/000935 priority patent/WO1999043875A1/ja
Publication of JPH11240797A publication Critical patent/JPH11240797A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エピタキシャル成長処理工程中においてチャ
ンバ内に配置された半導体ウエハの加熱温度を均一に維
持でき、良好なエピタキシャル成長が行えるエピタキシ
ャル成長装置を得る。 【解決手段】 反応チャンバの内壁面のうち、少なくと
も、反応チャンバ外からチャンバ内の半導体ウエハへ輻
射熱を照射する加熱手段からの前記輻射熱を透過する領
域に、前記内壁面に沿ってシリコン材料ガスを含まない
ガスの層流を形成する手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ基板
の表面にエピタキシャル成長させるためのエピタキシャ
ル成長装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、シリコンエピタキシャル成長方法
として最も広く研究、応用されているのはH−Si−C
l系CVD(Chemical vapor deposition)法である。こ
れは、高温に加熱されたシリコン基板上に水素キャリア
によりシリコンソースガスを供給し、基板上でH−Si
−Cl系の反応を通じてシリコン単結晶を堆積、成長さ
せるものである。シリコンソースガスとしては、SiCl
4 ,SiHCl3,SiH2Cl2 またはSiH4、が一般的である。
【0003】このようなエピタキシャル成長を行なう成
長炉装置として、従来から各種のものが用いられてい
る。例えば、ハロゲンランプや赤外線ランプ等による輻
射加熱方式で加熱されるチャンバ内のサセプタ上に基板
を載置し、反応ガスをチャンバ内に送り込むものが挙げ
られる。
【0004】上記のような従来のエピタキシャル成長方
法や装置では、半導体ウエハはチャンバ内のサセプタ上
に載置されたまま、水素等の基準ガス雰囲気中で加熱さ
れた後、基準ガス中に新たに材料ガスを放出してウエハ
表面上に供給することによって、基準ガスに材料ガスが
混ざった反応ガスを生じせしめ、成長が開始されるもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き従来のエピタキシャル成長炉では、半導体ウエハ表
面へ向けてチャンバ内へ水素ガス等の基準ガスと共に供
給されるシリコン材料ガスは、チャンバ内壁面に沿って
も流れ、チャンバ内壁面に反応ガスによるシリコン生成
物が付着する。
【0006】一般的に反応チャンバは石英製であるが、
シリコン付着物のチャンバ内壁面への堆積に伴って、チ
ャンバ壁は遮光されると共に、加熱手段からのチャンバ
壁を透過してくる輻射熱照射量も経時的に減少変化し、
チャンバ内に配置された半導体ウエハの加熱温度が均一
に維持できなくなり、所望の良好なエピタキシャル成長
が行えない恐れがある。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑み、エピタキシ
ャル成長処理工程中においてチャンバ内に配置された半
導体ウエハの加熱温度を均一に維持でき、良好なエピタ
キシャル成長が行えるエピタキシャル成長装置を得るこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明に係るエピタキシャル成長装
置では、反応チャンバの内部で高温下の半導体ウエハの
表面に反応ガスの還元または熱分解によってSiエピタ
キシャル層を析出成長させるエピタキシャル成長装置に
おいて、前記反応チャンバ外からチャンバ内の半導体ウ
エハへ輻射熱を照射する加熱手段を備え、前記反応チャ
ンバの内壁面のうち、少なくとも前記加熱手段からの輻
射熱を透過する領域に、前記内壁面に沿ってシリコン材
料ガスを含まないガスの層流を形成する手段を備えたも
のである。
【0009】また、請求項2に記載の発明に係るエピタ
キシャル成長装置では、請求項1に記載のエピタキシャ
ル成長装置において、前記シリコン材料ガスを含まない
ガスの層流を形成する手段は、前記内壁面から予め定め
られた距離だけ内側に前記領域に亘って配置されたイン
ナー壁と、このインナー壁と前記内壁面との間にシリコ
ン材料ガスを含まないガスを流通させるガス流通手段
と、を備え、前記インナー壁は、前記内壁面との間に流
通するシリコン材料ガスを含まないガスをインナー壁内
面側へ導入して層流を成す複数の貫通孔を有するもので
ある。
【0010】また、請求項3に記載の発明に係るエピタ
キシャル成長装置では、請求項2に記載のエピタキシャ
ル成長装置において、前記貫通孔は、1mm以上、10
mm以下の直径を持つものである。
【0011】本発明においては、少なくとも加熱手段か
らの輻射熱を透過する領域の反応チャンバ内壁面に沿っ
てシリコン材料ガスを含まないガスの層流が形成される
ものであるため、このガス層流が防壁となってシリコン
材料ガスが反応チャンバ内壁面に達することはない。
【0012】従って、加熱手段からの輻射熱透過領域で
ある反応チャンバ内壁面に反応ガスによるシリコン付着
物の堆積が生じないので、付着物の遮蔽によるチャンバ
壁を透過する加熱手段からの輻射熱照射量の経時的減少
はなく、チャンバ内に配置された半導体ウエハの加熱温
度を均一に維持できるため、常に安定したエピタキシャ
ル成長条件が得られ、一定で良好なエピタキシャル成長
膜が形成された高品質の半導体ウエハの提供が可能とな
る。
【0013】また、付着物除去のための反応チャンバの
頻繁な洗浄工程も不要となり、半導体ウエハの一定品質
の維持が可能となるだけでなく、作業効率および生産性
の向上も図れる。
【0014】なお、前記シリコン材料ガスを含まないガ
スの層流を形成する手段としては、例えば、請求項2に
記載したように、反応チャンバ内壁面とその内側に予め
定められた距離をもって配置されたインナー壁との間
に、ガス流通手段によってシリコン材料ガスを含まない
ガス(以下、基準ガスと記す)を流通させ、このインナ
ー壁に形成された複数の貫通孔によって壁面間のガス流
から基準ガスをインナー壁内面側へ導入する構成によっ
て基準ガスの層流を壁面に沿って形成することができ
る。即ち、ガス導入口から排出口に向かう基準ガスの層
流が反応チャンバ内壁面に沿ってインナー壁を挟んだ状
態で形成される。
【0015】インナー壁に形成される貫通孔の位置は、
インナー壁内面が部分的に反応ガスに露出することな
く、全内面が基準ガス層流に覆われるように、より均一
に分散されていることが望ましい。又貫通孔の直径は、
1mm以上、10mm以下が好ましい。この範囲より小
さいと、目詰まりし易く洗浄は困難で扱いにくい。また
前記範囲を超えて大きくなると、インナー壁全内面を覆
う層流の形成が困難となってしまう。
【0016】なお、インナー壁全内面を覆う基準ガス層
流の形成をより容易にするために、貫通孔の貫通方向を
所定の角度に設定することが望ましい。具体的には、貫
通方向をガス排出口に向かわせるように傾斜させれば良
い。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下に、本発明
の第1の実施の形態として、反応チャンバの内側に均一
な間隔を持って配置されたインナー壁を用いて反応チャ
ンバ内壁面に沿って材料ガスを含まない基準ガス層流を
形成するエピタキシャル成長装置の概略構成図を図1に
示す。(a)はX−X部縦断面図、(b)は上部から透
視した平面図である。
【0018】本実施形態によるエピタキシャル成長装置
は、底部に配置される円盤状のサセプタ8上に一枚の半
導体ウエハ9が載置される半球状ドーム型の石英製反応
チャンバ1を備え、ハロゲンランプ等のヒータ(加熱手
段)10が反応チャンバ1の天井領域の外に配置に備え
られている。
【0019】そこで、この天井領域の内壁面にシリコン
生成物が付着してヒータ10からの輻射熱を遮蔽し、反
応チャンバ1内の半導体ウエハ9への加熱照射量を減少
変化させることを防ぐため、反応チャンバ1の上部天井
領域に亘って、内壁面から所定距離だけ内側に、基準ガ
スの層流を形成するための石英製インナー壁2を二重チ
ャンバ状に配置した。
【0020】本実施形態では、例えば、半導体ウエハ9
を直径400mmとし、反応チャンバ1のドーム直径を
約650mm程度とした場合、インナー壁2の反応チャ
ンバ1内壁面との距離は5mm〜50mm程度が適当で
ある。
【0021】インナー壁2と反応チャンバ1内壁面との
間の一端には、基準ガスとしての水素ガスを送り込むガ
ス導入口4が設けられ、他端のインナー壁2より内側に
はガス流を引き込むガス排出口5が設けられている。従
って、インナー壁2と反応チャンバ1内壁面との間は、
ガス導入口4からガス排出口5へ向かう基準ガス(水素
ガス)流の流路3が形成されるものである。
【0022】一方、インナー壁2には、流路3内の基準
ガス流の一部をインナー壁2の内側へ導入する直径約1
mm〜10mmの貫通孔7が複数形成されており、各貫
通孔7から導入された水素ガスは、インナー壁2内壁面
に沿ってガス排出口5へ向かう。貫通孔7は、多数のも
のが均一に分散されており、貫通孔7から導入される水
素ガス流は、インナー壁2の内壁面の全面を覆う層流を
形成する。
【0023】このように、反応チャンバ1の内壁面に
は、ヒータ10からの輻射熱の透過領域である天井領域
に亘って水素ガスの層流がインナー壁2によって形成さ
れることになるので、半導体ウエハ9表面に材料ガス供
給口6から送り込まれるシリコン材料ガスを含む反応ガ
スが反応チャンバ1の天井領域に達しても、水素ガスの
層流が防壁となり、インナー壁2の内壁面および反応チ
ャンバ1の内壁面に反応ガスが接することはなく、シリ
コン生成物の付着は避けられる。
【0024】なお、貫通孔7を、それぞれ排出口5に向
かう方向に沿って形成するとより水素ガス層流が形成し
易くなる。ここでは、図2の模式図に示すように、貫通
孔7の貫通方向は、インナー壁2の内壁面上のガス導入
口4からガス排出口5を結ぶ曲線の各貫通孔7位置にお
ける接線に対する傾斜角θをそれぞれ約20度に設定し
た。
【0025】この傾斜角θが大きすぎると、流路3から
インナー壁2の内側へのガス流の導入が困難となるた
め、傾斜角θの上限を90度とするのが好ましい。また
インナー壁2の内側に導入した基準ガスによる層流の形
成をより容易にするには傾斜角θをより小さく、例えば
45度以下とすることが望ましい。
【0026】上記のごとき構成のエピタキシャル成長装
置における半導体ウエハ9表面へのエピタキシャル成長
処理工程においては、まず、たとえば底面窓からロボッ
トアーム等を用いて、半導体ウエハ9を固定載置したサ
セプタ8を反応チャンバ1内へ入れ、所定位置に配置す
る。
【0027】位置決め後、サセプタ8を駆動装置(不図
示)により所定速度で回転させながら、反応チャンバ1
外に設置されたヒータ10によってエピタキシャル成長
膜形成条件に必要な高温(約1000℃)まで半導体ウ
エハ9を加熱する。
【0028】昇温開始前のパージの時から流路3への水
素ガスの送り込みを開始し、ガス流速や圧力を調整しつ
つインナー壁2の内壁面に沿って水素ガス層流を形成す
る。この水素ガス層流を維持しながらガス供給口6から
シリコン材料ガスを含む反応ガスのチャンバ内への供給
をはじめ、エピタキシャル成長を開始する。
【0029】このエピタキシャル膜形成の間中、水素ガ
スの層流が、インナー壁2内壁面および反応チャンバ1
内壁面への反応ガスの接触を防ぐため、ヒータ10から
の輻射熱の透過領域である反応チャンバ1の天井領域に
シリコン生成物が付着堆積することがないので、ヒータ
10からの輻射熱照射量が減少変化することなく、半導
体ウエハ9への加熱温度を均一に維持でき、安定したエ
ピタキシャル成長条件が得られるため、一定で高品質の
エピタキシャル成長膜が形成された半導体ウエハが得ら
れる。又、付着物除去のためのチャンバの洗浄工程も簡
略化できる。
【0030】(実施の形態2)なお、上記第1の実施形
態においては、半球状のドーム型反応チャンバを備えた
エピタキシャル成長装置を示したが、本発明は、従来か
ら用いられている反応チャンバの形状を基本に構成する
ことができる。
【0031】そこで、以下に、本発明の第2の実施形態
として、現在、大口径半導体ウエハ用に一般的となって
いる枚葉型チャンバを基本とした反応チャンバを備えた
エピタキシャル成長装置を図3に示す。(a)は正面か
ら見た縦断面(Z−Z部分)図であり、(b)は側面か
らみた縦断面(Y−Y)図である。
【0032】本実施形態によるエピタキシャル成長装置
は、底部に一枚の半導体ウエハ19が円盤状のサセプタ
18を介して載置される筐体型の石英製反応チャンバ1
1を備え、ハロゲンランプ等のヒータ20が反応チャン
バ11の上面及び下面の外に配置されている。
【0033】ここでは、反応チャンバ11上面領域の内
壁面にシリコン生成物が付着してヒータ20からの輻射
熱を遮蔽し、反応チャンバ11内の半導体ウエハ19へ
の加熱照射量を減少変化させることを防ぐため、反応チ
ャンバ11上面の内側に基準ガスの層流を形成するため
のインナー壁を設けた。
【0034】本実施形態においては、反応チャンバ11
内にこれより一回り小さい同型の石英製中チャンバ12
を設けて二重チャンバを構成し、中チャンバ12の上面
が基準ガス層流を形成するためのインナー壁を構成する
ものである。
【0035】即ち、反応チャンバ11の上内壁面と中チ
ャンバ12の上面との間の空隙のみに一端側の基準ガス
導入口14から、他端のガス排出口15へ向かう基準ガ
スの流路13を形成し、中チャンバ12の上面領域にの
みに貫通孔17を形成することによって中チャンバ12
上面の内壁面に沿って基準ガス層流が形成される。
【0036】このように、反応チャンバ11の上方に位
置するヒータ20からの輻射熱の透過領域である反応チ
ャンバ11の上内壁面には、水素ガスの層流が中チャン
バ12上面によって形成されることになるので、半導体
ウエハ19表面に材料ガス流入口16から送り込まれる
シリコン材料ガスを含む反応ガスが反応チャンバ11の
上面近くに達しても、水素ガスの層流が防壁となり、中
チャンバ12上面の内壁面および反応チャンバ11の上
内壁面に反応ガスが接することはなく、シリコン生成物
の付着堆積は避けられる。
【0037】上記のごとき構成のエピタキシャル成長装
置における半導体ウエハ19表面へのエピタキシャル成
長処理工程においては、まず、ロボットアーム等を用い
て、カセット内から半導体ウエハ19を取り出し、側面
窓から中チャンバ12内へ入れ、チャンバ内の所定位置
に配置されているサセプタ18上に載置する。
【0038】半導体ウエハ19の載置固定後、サセプタ
18を駆動装置(不図示)により所定速度で回転させな
がら、反応チャンバ11外に設置されたヒータ20によ
ってエピタキシャル成長膜形成条件に必要な高温(約1
000℃)まで半導体ウエハ19を加熱する。
【0039】昇温開始前のパージ時から流路13への基
準ガスとしての水素ガスの送り込みを開始し、ガス流速
や圧力を調整しつつ中チャンバ12上面2の内壁面に沿
って水素ガス層流を形成する。この水素ガス層流を維持
しながらガス供給口16からシリコン材料ガスを含む反
応ガスのチャンバ内への供給を始め、エピタキシャル成
長を開始する。
【0040】このエピタキシャル膜形成の間中、水素ガ
スの層流が、中チャンバ12上面の内壁面および反応チ
ャンバ11上内壁面への反応ガスの接触を防ぐため、上
部ヒータ20からの輻射熱の透過領域である反応チャン
バ11の上面領域にシリコン生成物が付着堆積すること
がないので、上部ヒータ20からの輻射熱照射量が減少
変化することなく、半導体ウエハ19への加熱温度を均
一に維持でき、安定したエピタキシャル成長条件が得ら
れるため、一定で高品質のエピタキシャル成長膜が形成
された半導体ウエハが得られる。
【0041】なお、本実施形態においては、中チャンバ
12は反応チャンバ11同様に筐体形状を持つものであ
ることから、その上面は水平であり、すべての貫通孔1
7の貫通方向は、上面からの所望の傾斜角度を設定すれ
ば、互いに平行に均一なものを形成すればよいので、チ
ャンバの設計および制作が容易である。
【0042】また、ここでは、主に反応チャンバ11の
上部に配置されたヒータ20からの輻射熱の透過率の減
少を防止するために、中チャンバ12の上面領域にのみ
水素ガス層流を形成する構成を示したが、それ以外の中
チャンバ12下面や側面にも貫通孔17を設けて水素ガ
ス層流を形成しても良い。それによって反応チャンバ1
1の下方に配置されたヒータ20からの輻射熱の透過率
減少も防止できると共に、シリコン生成物が付着しない
壁面が多いほど、チャンバの洗浄工程が簡略化でき、装
置管理も簡便となる。
【0043】(実施の形態3)次に、本発明の第3の実
施の形態として、縦型石英管からなる枚葉式チャンバを
基本とした反応チャンバを備えたエピタキシャル成長装
置を図4の縦断面図に示す。この形式のチャンバは、管
の上部から下部へ向けてガスを流通させるものである。
【0044】本実施形態によるエピタキシャル成長装置
は、中央部に一枚の半導体ウエハ29が載置される台状
のサセプタ28が設置された縦管状の石英製反応チャン
バ21を備え、高周波コイル等のヒータ30が反応チャ
ンバ21の中央筒状領域の左右両側に配置されたもので
ある。
【0045】ここでは、反応チャンバ21の中央筒状領
域の内壁面にシリコン生成物が付着してヒータ30から
の輻射熱を遮蔽し、反応チャンバ21内の半導体ウエハ
29への加熱照射量を減少変化させることを防ぐため、
反応チャンバ21の筒状領域の内側に基準ガスの層流を
形成するためのインナー壁を設けた。
【0046】本実施形態においては、反応チャンバ21
内にこれより一回り小さい同型の管状石英製中チャンバ
22を備え、この中チャンバ22の筒状領域が基準ガス
層流を形成するためのインナー壁を構成するものであ
る。
【0047】即ち、反応チャンバ21の筒状領域の側内
壁面(全周)と中チャンバ22の筒状領域の側面全周と
の間の空隙に上端側の基準ガス導入口24から、下端の
ガス排出口25へ向かう基準ガスの流路23を形成し、
中チャンバ22の筒状領域の側面全周に貫通孔27を形
成することによってその中チャンバ22側面全周の内壁
面に沿って上部から下部に向かう基準ガス層流が形成さ
れる。
【0048】このように、反応チャンバ21の両側に位
置するヒータ30からの輻射熱の透過領域である反応チ
ャンバ21の筒状側面の内壁面には、水素ガスの層流が
中チャンバ22の筒状側面によって形成されることにな
るので、半導体ウエハ29表面に反応チャンバ21頭頂
部の材料ガス流入口26から送り込まれるシリコン材料
ガスを含む反応ガスが反応チャンバ21の側面近くに達
しても、水素ガスの層流が防壁となり、中チャンバ22
の筒状領域の内側面および反応チャンバ21の筒状領域
の内側面に反応ガスが接することはなく、シリコン生成
物の付着堆積はは避けられる。
【0049】上記のごとき構成のエピタキシャル成長装
置における半導体ウエハ29表面へのエピタキシャル成
長処理工程においては、まず、たとえば管底部から、半
導体ウエハ29を固定載置したサセプタ28を中チャン
バ22内へ入れ、所定位置まで上昇させて位置決めす
る。
【0050】位置決め後、サセプタ28を駆動装置(不
図示)により所定速度で回転させながら、反応チャンバ
21外の両側に設置されたヒータ30によってエピタキ
シャル成長膜形成条件に必要な高温(約1000℃)ま
で半導体ウエハ29を加熱する。
【0051】昇温開始前のパージ時から流路23への基
準ガスとしての水素ガスの送り込みを開始し、ガス流速
や圧力を調整しつつ中チャンバ22筒状領域の内側面に
沿って水素ガス層流を形成する。この水素ガス層流を維
持しながらガス供給口26からシリコン材料ガスを含む
反応ガスの反応チャンバ21内への供給を始め、エピタ
キシャル成長を開始する。
【0052】このエピタキシャル膜形成の間中、水素ガ
スの層流が、中チャンバ22筒状領域の内側面および反
応チャンバ21の筒状領域の内側面への反応ガスの接触
を防ぐため、ヒータ30からの輻射熱の透過領域である
反応チャンバ21の筒状領域にシリコン生成物が付着堆
積することがないので、ヒータ30からの輻射熱照射量
が減少変化することなく、半導体ウエハ29への加熱温
度を均一に維持でき、安定したエピタキシャル成長条件
が得られるため、一定で高品質のエピタキシャル成長膜
が形成された半導体ウエハが得られる。
【0053】(実施の形態4)次に、本発明の第4の実
施形態として、最も古くから用いられているタイプであ
る横置きの直管石英管を基本とした反応チャンバを備え
たエピタキシャル成長装置を図5の縦断面図に示す。
【0054】この形式のチャンバは、通常、反応ガスが
管内をほぼ水平方向に流通する構成を持つものであるの
で、複数の半導体ウエハについて同時にエピタキシャル
成長膜形成を行うために、半導体ウエハを載置するサセ
プタをガスの進行方向に向けて高くなるように傾斜させ
ている。
【0055】本実施形態によるエピタキシャル成長装置
は、管内に長方形盤状サセプタ38が傾斜して設置され
る横置きの直管石英管からなる反応チャンバ31を備
え、この反応チャンバ31の上方及び下方の外に、高周
波コイルあるいは赤外ランプ等のヒータ40が配置され
たものである。
【0056】ここでは、反応チャンバ31の直管中央部
領域の上下内壁面にシリコン生成物が付着してヒータ4
0からの輻射熱を遮蔽し、反応チャンバ31内の半導体
ウエハ39への加熱照射量を減少変化させることを防ぐ
ため、反応チャンバ31の管中央領域の内側に基準ガス
の層流を形成するためのインナー壁を設けた。
【0057】本実施形態においては、反応チャンバ31
内にこれより一回り小さい石英製の中直管32を備え、
この中直管32の管中央領域の上下面が基準ガス層流を
形成するためのインナー壁を構成するものである。
【0058】即ち、反応チャンバ31の管中央領域の上
内壁面と中直管32の管中央領域の上面との間および反
応チャンバ31の管中央領域の下内壁面と中直管32の
管中央領域の下面との間の両空隙にそれぞれ一端側の基
準ガス導入口34から、他端のガス排出口35へ向かう
基準ガスの流路33を形成し、中直管32の管中央領域
の上下面に貫通孔37を形成することによって、中直管
32管中央領域の上下内壁面に沿って略水平方向に流通
する基準ガス層流が形成される。
【0059】このように、反応チャンバ31の上方およ
び下方に位置するヒータ40からの輻射熱の透過領域で
ある反応チャンバ31の管中央領域の上下内壁面には、
水素ガスの層流が中直管32の管中央領域の上下面によ
って形成されることになるので、半導体ウエハ39表面
に反応チャンバ31一端側の材料ガス流入口36から送
り込まれるシリコン材料ガスを含む反応ガスが反応チャ
ンバ31の上下面近くに達しても、水素ガスの層流が防
壁となり、中直管32の管中央領域の上下内壁面および
反応チャンバ31の管中央領域の上下内壁面に反応ガス
が接することはなく、シリコン生成物の付着堆積は避け
られる。
【0060】上記のごとき構成のエピタキシャル成長装
置における複数枚の半導体ウエハ39表面へのエピタキ
シャル成長処理工程においては、まず、たとえば管の一
端側窓(不図示)から、順次一枚ずつ半導体ウエハ39
を反応チャンバ31内へ入れて傾斜したサセプタ38上
に載置する。
【0061】各半導体ウエハ39の載置固定後、反応チ
ャンバ31外の上下に設置されたヒータ40によってエ
ピタキシャル成長膜形成条件に必要な高温(約1000
℃)まで全半導体ウエハ39を加熱する。
【0062】昇温開始前のパージの時から流路33へ基
準ガスとしての水素ガスの送り込みを開始し、ガス流速
や圧力等の条件を調整しつつ中直管32全周側面の内壁
面に沿って水素ガス層流を形成する。この水素ガス層流
を維持しながらガス供給口36からシリコン材料ガスを
含む反応ガスのチャンバ内への供給を始め、エピタキシ
ャル成長を開始する。
【0063】このエピタキシャル膜形成の間中、水素ガ
スの層流が、中直管32の管中央領域の上下内壁面およ
び反応チャンバ31の管中央領域の上下内壁面への反応
ガスの接触を防ぐため、ヒータ40からの輻射熱の透過
領域である反応チャンバ31の管中央領域にシリコン生
成物が付着堆積することがないので、ヒータ40からの
輻射熱照射量が減少変化することなく、半導体ウエハ3
9への加熱温度を均一に維持でき、安定したエピタキシ
ャル成長条件が得られるため、一定で高品質のエピタキ
シャル成長膜が形成された半導体ウエハが得られる。
【0064】なお、本実施形態では、ヒータ40からの
輻射熱当麻か領域である反応チャンバ31の上下面にの
み基準ガスの層流を形成する構成としたが、中直管32
全周に亘って貫通孔37を形成し、反応チャンバ31全
周内壁面へのシリコン生成物の付着を防止する構成とし
てもよい。全周内壁面へのシリコン生成物付着が防止で
きれば、チャンバの洗浄工程が更に簡略化できる。
【0065】(実施の形態5)次に、本発明の第5の実
施形態として、バレル型の石英シリンダを基本とした反
応チャンバを備えたエピタキシャル成長装置を図6の縦
断面図に示す。このバレル型の形式は、反応チャンバ中
に懸架された多角錐台状サセプタの各側面に半導体ウエ
ハを載置固定し、上方から下方へ反応ガスを流通させる
ものであり、サセプタを中心軸回りに回転させることに
よって膜厚、抵抗率の均一性を確保しようとする方式で
ある。
【0066】本実施形態によるエピタキシャル成長装置
は、シリンダ中に多角錐台状のサセプタ48が中心軸回
りに回転可能に懸架されたバレル型石英シリンダからな
る反応チャンバ41を備え、この反応チャンバ41の中
央筒状領域の外周に赤外ランプあるいは高周波コイル等
のヒータ50が配置されたものである。
【0067】ここでは、反応チャンバ41の中央筒状領
域の内壁面にシリコン生成物が付着してヒータ50から
の輻射熱を遮蔽し、反応チャンバ41内の半導体ウエハ
49への加熱照射量を減少変化させることを防ぐため、
反応チャンバ41の中央筒状領域の内側に基準ガスの層
流を形成するためのインナー壁を設けた。
【0068】本実施形態においては、反応チャンバ41
内にこれより一回り小さい石英製の中シリンダ42を備
え、中シリンダ42の中央筒状領域が基準ガス層流を形
成するためのインナー壁を構成するものである。
【0069】即ち、反応チャンバ41の中央筒状領域の
内周壁面と中シリンダ42の中央筒状領域側面(全周)
との間の空隙に上端側の基準ガス導入口44から、下端
のガス排出口45へ向かう基準ガスの流路43を形成
し、中シリンダ42の中央筒状領域側面全周に貫通孔4
7を形成することによって中シリンダ42の中央筒状領
域側内壁面に沿って縦方向に流通する基準ガス層流が形
成される。
【0070】このように、ヒータ50からの輻射熱の透
過領域である反応チャンバ41の中央筒状領域の内周壁
面には、水素ガスの層流が中シリンダ42中央筒状領域
の側面によって形成されることになるので、半導体ウエ
ハ49表面に反応チャンバ41上部の材料ガス流入口4
6から送り込まれるシリコン材料ガスを含む反応ガスが
反応チャンバ41の側面近くに達しても、水素ガスの層
流が防壁となり、中シリンダ42の中央筒状領域の内周
壁面及び反応チャンバ41の中央筒状領域の内周壁面に
反応ガスが接することはなく、シリコン生成物の付着は
生じない。
【0071】上記のごとき構成のエピタキシャル成長装
置における複数枚の半導体ウエハ49表面へのエピタキ
シャル成長処理工程においては、まず、たとえばサセプ
タ48を反応チャンバ41から引き上げた状態で、半導
体ウエハ49をサセプタ48の側面上に載置固定し、そ
の後サセプタ48を反応チャンバ41内へ下げる。
【0072】各半導体ウエハ49の載置固定後、サセプ
タ48を駆動装置(不図示)により所定速度で中心軸回
りに回転させながら、反応チャンバ41外周に設置され
たヒータ50によってエピタキシャル成長膜形成条件に
必要な高温(約1000℃)まで全半導体ウエハ49を
加熱する。
【0073】昇温開始前のパージの時から流路43へ基
準ガスとしての水素ガスの送り込みを開始し、ガス流速
や圧力等の条件を調整しつつ中シリンダ42の中央筒状
領域の内周壁面に沿って水素ガス層流を形成する。この
水素ガス層流を維持しながら上部のガス供給口46から
シリコン材料ガスを含む反応ガスのチャンバ内下方への
供給を始め、エピタキシャル成長を開始する。
【0074】このエピタキシャル膜形成の間中、水素ガ
スの層流が、中シリンダ42中央筒状領域の内周壁面お
よび反応チャンバ41の中央筒状領域の内周壁面への反
応ガスの接触を防ぐため、反応チャンバ41のヒータ5
0からの輻射熱の透過領域にシリコン生成物が付着堆積
することがないので、ヒータ50からの輻射熱照射量が
減少変化することなく、半導体ウエハ49への加熱温度
を均一に維持でき、安定したエピタキシャル成長条件が
得られるため、一定で高品質のエピタキシャル成長膜が
形成された半導体ウエハが得られる。
【0075】(実施の形態6)次に、本発明の第6の実
施形態として、上記第5の実施形態で示したバレル型を
逆さにした釣り鐘状の石英シリンダを基本とした反応チ
ャンバを備えたエピタキシャル成長装置を図7の縦断面
図に示す。この釣り鐘状の逆バレル型の形式は、反応チ
ャンバ中に立設された多角錐台状サセプタの角側面に半
導体ウエハを載置固定し、サセプタを中心軸回りに回転
させながら上方から下方へ反応ガスを流通させるもので
ある。
【0076】本実施形態によるエピタキシャル成長装置
は、釣り鐘状の逆バレル型石英シリンダからなる反応チ
ャンバ51と、この反応チャンバ51内に一回り小さい
石英製の釣り鐘状(底面なし)中シリンダ52を備え、
シリンダ中に多角錐台状のサセプタ58が中心軸回りに
回転可能に立設されており、このサセプタ58の各側面
に複数の半導体ウエハ59が載置固定されるものであ
る。
【0077】本実施形態においては、中シリンダ52が
基準ガス層流を形成するためのインナー壁を構成するも
のであり、反応チャンバ51の外周に配置された赤外ラ
ンプあるいは高周波コイル等のヒータ60からの輻射熱
の透過領域を含む反応チャンバ51の筒状側面とその上
部の略半球状の上面とに対向する中シリンダ52全面に
その内壁面に沿った基準ガス層流を形成するものとす
る。
【0078】即ち、反応チャンバ51の略半球状の上面
および筒状側面の内壁面と中シリンダ52の全面との間
の空隙に上端側の基準ガス導入口54から、下端のガス
排出口55へ向かう基準ガスの流路53を形成し、中シ
リンダ52の全面に亘って多数の貫通孔57を形成する
ことによって中シリンダ52の全内壁面に沿って縦方向
に流通する基準ガス層流が形成される。
【0079】このように、反応チャンバ51の底面を除
く全内壁面(ヒータ60からの輻射熱の透過領域を含
む)には、水素ガスの層流が中シリンダ52によって形
成されることになるので、半導体ウエハ59表面に反応
チャンバ51頂部の材料ガス流入口56から送り込まれ
るシリコン材料ガスを含む反応ガスが反応チャンバ51
の内壁面近くに達しても、水素ガスの層流が防壁とな
り、中シリンダ52全内壁面及び反応チャンバ51の底
面を除くほぼ全内壁面に反応ガスが接することはなく、
シリコン生成物の付着は生じない。
【0080】上記のごとき構成のエピタキシャル成長装
置における複数枚の半導体ウエハ59表面へのエピタキ
シャル成長処理工程においては、まず、たとえばシリン
ダ底部窓(不図示)から、順次一枚ずつ半導体ウエハ5
9を反応チャンバ51内へ入れて多角錐台状のサセプタ
58の側面上に載置固定する。
【0081】各半導体ウエハ59の載置固定後、サセプ
タ58を駆動装置(不図示)により所定速度で中心軸回
りに回転させながら、反応チャンバ51外周に設置され
たヒータ60によってエピタキシャル成長膜形成条件に
必要な高温(約1000℃)まで全半導体ウエハ59を
加熱する。
【0082】昇温開始前のパージの時から流路53へ基
準ガスとしての水素ガスの送り込みを開始し、ガス流速
や圧力等の条件を調整しつつ中シリンダ52全内壁面に
沿って水素ガス層流を形成する。この水素ガス層流を維
持しながら頂部のガス供給口56からシリコン材料ガス
を含む反応ガスのチャンバ内下方への供給を始め、エピ
タキシャル成長を開始する。
【0083】このエピタキシャル膜形成の間中、水素ガ
スの層流が、中シリンダ52の全内壁面および反応チャ
ンバ51の底面を除く全内壁面への反応ガスの接触を防
ぐため、ヒータ60からの輻射熱の透過領域を含むほぼ
全領域にシリコン生成物が付着堆積することがないの
で、ヒータ50からの輻射熱照射量が減少変化すること
なく、半導体ウエハ59への加熱温度を均一に維持で
き、安定したエピタキシャル成長条件が得られるため、
一定で高品質のエピタキシャル成長膜が形成された半導
体ウエハが得られと共に、チャンバの洗浄工程が簡略化
できる。
【0084】なお、以上の第1〜第6の実施形態におい
ては、反応チャンバ内壁面に沿った基準ガスの層流を形
成する手段として、複数の貫通孔を備えたインナー壁を
備えた場合を示したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、反応チャンバ内壁面へのシリコン生成物の
付着を防止できる基準ガス層流が形成できる構成であれ
ば、広く利用可能である。
【0085】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明のエピタキ
シャル成長装置によれば、反応チャンバ内壁面へのシリ
コン生成物の付着を防止することができるため、加熱手
段からの輻射熱の透過領域の付着堆積物による輻射熱の
遮蔽、加熱照射量の減少変化が回避できる。従って、半
導体ウエハへの加熱温度を均一に維持でき、安定したエ
ピタキシャル成長条件が得られるため、一定で高品質の
エピタキシャル成長膜が形成された半導体ウエハの提供
が可能となるだけでなく、チャンバ内の洗浄工程が簡略
化でき、装置管理が従来より簡便となるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるエピタキシャル
成長装置を示す概略構成図であり、(a)はX−X部縦
断面図、(b)は上方から透視した平面図である。
【図2】図1のインナー壁2に形成される貫通孔7の貫
通方向を背つめするための模式図である。
【図3】本発明の第2の実施形態によるエピタキシャル
成長装置を示す概略構成図であり、(a)は正面から見
たZ−Z部縦断面図、(b)は側面から見たY−Y部縦
断面図である。
【図4】本発明の第3の実施形態によるエピタキシャル
成長装置を示す概略構成図である。
【図5】本発明の第4の実施形態によるエピタキシャル
成長装置を示す概略構成図である。
【図6】本発明の第5の実施形態によるエピタキシャル
成長装置を示す概略構成図である。
【図7】本発明の第6の実施形態によるエピタキシャル
成長装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1,11,21,31,41,51:反応チャンバ 2,12,22,32,42,52:インナー壁 3,13,23,33,43,53:基準ガス(水素ガ
ス)流路 4,14,24,34,44,54:水素ガス導入口 5,15,25,35,45,55:ガス排出口 6,16,26,36,46,56:反応ガス供給口 7,17,27,37,47,57:貫通孔 8,18,28,38,48,58:サセプタ 9,19,29,39,49,59:半導体ウエハ 10,20,30,40,50,60:ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中原 信司 群馬県安中市中野谷555番地の1 株式会 社スーパーシリコン研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応チャンバの内部で高温下の半導体ウ
    エハの表面に反応ガスの還元または熱分解によってSi
    エピタキシャル層を析出成長させるエピタキシャル成長
    装置において、 前記反応チャンバ外からチャンバ内の半導体ウエハへ輻
    射熱を照射する加熱手段を備え、 前記反応チャンバの内壁面のうち、少なくとも前記加熱
    手段からの輻射熱を透過する領域に、前記内壁面に沿っ
    てシリコン材料ガスを含まないガスの層流を形成する手
    段を備えたことを特徴とするエピタキシャル成長装置
  2. 【請求項2】 前記シリコン材料ガスを含まないガスの
    層流を形成する手段は、前記内壁面から予め定められた
    距離だけ内側に前記領域に亘って配置されたインナー壁
    と、 このインナー壁と前記内壁面との間にシリコン材料ガス
    を含まないガスを流通させるガス流通手段と、を備え、 前記インナー壁は、前記内壁面との間に流通するシリコ
    ン材料ガスを含まないガスをインナー壁内面側へ導入し
    て層流を成す複数の貫通孔を有することを特徴とする請
    求項1に記載のエピタキシャル成長装置。
  3. 【請求項3】 前記貫通孔は、1mm以上、10mm以
    下の直径を持つことを特徴とする請求項2に記載のエピ
    タキシャル成長装置。
JP6453198A 1998-02-27 1998-02-27 エピタキシャル成長装置 Pending JPH11240797A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6453198A JPH11240797A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 エピタキシャル成長装置
PCT/JP1999/000935 WO1999043875A1 (fr) 1998-02-27 1999-02-26 Appareil de croissance epitaxiale

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6453198A JPH11240797A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 エピタキシャル成長装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11240797A true JPH11240797A (ja) 1999-09-07

Family

ID=13260908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6453198A Pending JPH11240797A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 エピタキシャル成長装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11240797A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008124204A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Epson Toyocom Corp 製造対象物の熱処理装置および熱処理方法、並びに圧電デバイスの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008124204A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Epson Toyocom Corp 製造対象物の熱処理装置および熱処理方法、並びに圧電デバイスの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4108748B2 (ja) コールドウォール気相成長法
EP1061155B1 (en) Vacuum processing apparatus
JP2679833B2 (ja) 反応室ならびに化学蒸着法の改良
JP3581388B2 (ja) 均一性が向上した堆積ポリシリコン膜と、そのための装置
JP3252960B2 (ja) 原子層エピタキシー工程のための半導体薄膜蒸着装置
US4800105A (en) Method of forming a thin film by chemical vapor deposition
US6262393B1 (en) Epitaxial growth furnace
US6022587A (en) Method and apparatus for improving film deposition uniformity on a substrate
JP5619164B2 (ja) Cvd方法およびcvd反応炉
JPH0855842A (ja) 裏面を被覆したサセプタを有する半導体ウエ−ハ処理チャンバ
JPH0778863A (ja) 改善されたサセプタデザイン
US5244694A (en) Apparatus for improving the reactant gas flow in a reaction chamber
US4632058A (en) Apparatus for uniform chemical vapor deposition
US5096534A (en) Method for improving the reactant gas flow in a reaction chamber
JPH09246192A (ja) 薄膜気相成長装置
US3484311A (en) Silicon deposition process
JPH0587128B2 (ja)
US5044315A (en) Apparatus for improving the reactant gas flow in a reaction chamber
JPH11240794A (ja) エピタキシャル成長装置
JPH11240797A (ja) エピタキシャル成長装置
JPH0568096B2 (ja)
JPS5936927A (ja) 半導体気相成長装置
JP3038524B2 (ja) 半導体製造装置
JPS6328868A (ja) Cvd法
WO1999043875A1 (fr) Appareil de croissance epitaxiale