JPH11239938A - 自動工具交換装置用カバー - Google Patents

自動工具交換装置用カバー

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JPH11239938A
JPH11239938A JP4071398A JP4071398A JPH11239938A JP H11239938 A JPH11239938 A JP H11239938A JP 4071398 A JP4071398 A JP 4071398A JP 4071398 A JP4071398 A JP 4071398A JP H11239938 A JPH11239938 A JP H11239938A
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JP
Japan
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tool
cover
slide
shutter
respect
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JP4071398A
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Hidekazu Hirano
秀和 平野
Takeshi Nishikayama
武 西嘉山
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバーのスライドストロークの短縮。 【解決手段】 第1リンク35と第2リンク38の先
端を第3の支点40で一体的に結合し、この第3の支点
40の先端に取付けられたローラ41をシャッタ部50
に固着された上下一対のV字レール42で保持した状態
において、シリンダ47によりスライド部30を固定部
20に対して進退移動させるのと同期して、シャッタ部
50をスライド部30に対して上下動させる。スライド
部30の動作端において、スライド部30に形成された
切欠き部44,45とシャッタ部50に形成された開口
部51の高さ位置が一致し、工具交換時に工具7a,7
bが通過することのできる開口空間を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マシニングセンタ
等の工作機械において、工作機械の自動工具交換装置を
切粉などから保護する自動工具交換装置用カバーに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】マシニングセンタ等の工作機械は一般に
図5,図6に示すように、多数の工具103を保持・収
納する工具マガジン104と工具交換アーム102など
から構成される自動工具交換装置ATCとを備え、この
自動工具交換装置ATCにより工具マガジン104と工
作機械の工具主軸100との間で適宜工具103を交換
して工作物Wの加工を行うようになっている。
【0003】ソケット101に保持された工具は工具マ
ガジン104から図略の工具移送機構により図面の工具
交換位置SPに運ばれる。そして、工作物Wの加工が終
了して工具主軸100が工具交換位置HPに移動する
と、この状態で工具交換アーム102が旋回して工具1
03,103を把持した後、図5において左方にαだけ
移動して工具主軸100から工具103を引き抜く。そ
して、工具交換アーム102が180度旋回した後、図
5において右方に移動して工具主軸100に新たな工具
103を挿入する。これで一連の工具交換動作が終了す
る。
【0004】そして、工作物Wの加工の際に飛散した切
粉などが自動工具交換装置ATC内に侵入するのを防止
するために、工作機械の工具主軸100と自動工具交換
装置ATCとの間にはカバー105が設けられている。
このカバー105は工作物Wの加工中は自動工具交換装
置ATCを覆うようになっているが、このままの状態で
は工具交換時には工具交換アーム102や工具103と
干渉して工具交換を行うことができなくなるので、工具
交換時にはカバー105を図5に示すように前方あるい
は図6に示すように上方へスライドさせて開口部を形成
することで工具交換アーム102や工具103とカバー
105との干渉を避けるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】カバー105を図5の
ように前方にスライドさせる場合、カバー105と工具
103との干渉を避けるためには、カバー105の後端
107を工具103が工具交換動作のためにαだけ移動
した位置よりも図5において左方へスライドさせる必要
があり、つまりカバー105の長さをL1とすると、カ
バー105のスライドストロークはカバー105の長さ
L1と略同等以上の距離であるL2だけ必要となる。
【0006】また、カバー105を図6のように上方に
スライドさせる場合、カバー105と工具交換アーム1
02との干渉を避けるためには、カバー105の下端1
08を工具交換アーム102が工具交換動作のために旋
回した位置よりも図6において上方へスライドさせる必
要があり、つまりカバー105の高さをL3とすると、
カバー105のスライドストロークはカバー105の高
さL3と略同等以上の距離であるL4だけ必要となる。
【0007】そして、カバー105がスライドするとい
うことは、カバー105がスライドした時にカバー10
5が収まるだけの領域の確保が必要になる。この時カバ
ー105がうまく他の装置の一部などと重合できるよう
な工作機械の構成になっていればよいが、図5に示すよ
うに、もしカバー105のスライド領域に工作物Wの搬
送装置や工作物テーブルなどの他の装置106が設置さ
れている場合、工具交換時にスライドしたカバー105
とこの装置106とが干渉してしまい、工具交換を行え
なくなってしまうので、カバー105のスライド領域に
は他の装置が設置できないことになり、それだけ工作機
械の大きさが大きくなってしまうという問題があった。
【0008】また、カバー105は工作物Wの加工中は
閉じており加工が終了したら開くようになっているの
で、カバー105のスライド時間は工具交換サイクルの
一部となり、スライド距離が長ければ長いほどスライド
時間が長くかかり、工具交換の1サイクルに要する時間
が長くなってしまうという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたもので、請求項1の発明において
は、両端に工具把持部を有する工具交換アームを旋回お
よび進退移動させることで工作機械の工具主軸と工具マ
ガジンとの間で工具交換を行う自動工具交換装置におい
て、前記工具主軸と前記自動工具交換装置との間に設け
られ、固定部と、この固定部に対して進退移動可能であ
り、その上部および下部に工具交換時の前記工具との干
渉を避けるための切欠き部を有するスライド部と、この
スライド部に対して上下動して前記切欠き部を開閉する
シャッタ部とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】請求項2の発明においては、請求項1に記
載の自動工具交換装置用カバーにおいて、前記シャッタ
部は前記スライド部に対して上下動したときに前記切欠
き部を開閉することができる開口部を有することを特徴
とするものである。請求項3の発明においては、請求項
1に記載の自動工具交換装置用カバーにおいて、前記シ
ャッタ部は前記スライド部と一体的に前記固定部に対し
て進退移動することを特徴とするものである。
【0011】請求項4の発明においては、請求項1から
請求項3のいづれかに記載の自動工具交換装置用カバー
において、前記スライド部を前記固定部に対して進退移
動させるのと同期して、前記シャッタ部を前記スライド
部に対して上下動させて前記スライド部の切欠き部を開
閉させるカバー開閉機構を備えたことを特徴とするもの
である。
【0012】請求項5の発明においては、請求項4に記
載の自動工具交換装置用カバーにおいて、前記カバー開
閉機構は、前記スライド部を前記固定部に対して進退移
動させるアクチュエータと、前記シャッタ部を前記スラ
イド部の前記固定部に対する進退移動に同期して上下動
させるリンク機構とから構成されることを特徴とするも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1〜図3に示すように本発明の自
動工具交換装置用カバー10は主に、固定部20、スラ
イド部30およびシャッタ部50から構成されており、
工具交換アーム8やアーム旋回モータ9などから構成さ
れ工具主軸1の前方位置で工作機械のベースなどの壁面
に取付けられる自動工具交換装置ATCおよび工作機械
の工具主軸1との間を仕切り、図1に示すように全体カ
バー3にほぼ接するように設置されて自動工具交換装置
ATCを切粉などから保護するようになっている。な
お、図1に示す工具主軸1の位置は、工具交換のための
位置HPであり、実際の加工位置は工具交換位置HPよ
りももっと左方であり、全体カバー3と自動工具交換装
置用カバー10との間に多少の隙間が存在してもほとん
ど問題はない。
【0014】固定部20は、スライド部30とシャッタ
部50の上方に位置しており、ボルト4により工作機械
の全体カバー3に固定されている。スライド部30は、
左側面31a、上面31b、斜面31c、右側面31d
で囲まれ、正面形状が図3に示すように上底に比べて下
底が長い台形形状の内部空間を有し、これらの左側面3
1a、上面31b、斜面31c、右側面31dおよび左
側面31aの高さ方向の略中間位置で水平方向(図3の
左右方向)に形成される薄板状の水平面31eとから構
成されている。
【0015】スライド部30の上面31bと右側面31
dにはそれぞれスライドユニット34,34が取付けら
れ、また固定部20の水平方向(図3の左右方向)の内
壁21および上下方向(図3の上下方向)の内壁22に
はそれぞれガイドレール23,23が取付けられ、スラ
イド部30はスライドユニット34,34がガイドレー
ル23,23にガイドされることで固定部20に保持さ
れている。そして図1に示すように、スライド部30の
左側面31aにはプレート46が固着され、このプレー
ト46には工作機械のベースなどの壁面に取付けられる
シリンダ47のシリンダロッド48の先端が固定されて
おり、スライド部30はこのシリンダ47の動作によ
り、スライドユニット34,34がガイドレール23,
23にガイドされて固定部20に対して図1の左右方向
(図3の前後方向)に移動するようになっている。
【0016】また、スライド部30の上面31bには図
4にその詳細を示すように、第1の支持体36が固着さ
れており、この第1の支持体36には第1の支点37を
介して第1リンク35が回転可能に支持されている。ま
た、前述の固定部20の内壁21には第2の支持体24
がボルト25を介して取付けられており、この第2の支
持体24には第2の支点39を介して第2リンク38が
回転可能に支持されている。この第1リンク35と第2
リンク38の先端は同一箇所で第3の支点40により一
体的に結合され、互いに相対回転可能になっている。第
3の支点40の先端にはローラ41が回転可能に取付け
られており、このローラ41の上下はシャッタ部50に
固着される一対のV字レール42,42により図1の左
右方向での移動がガイドされるようになっている。
【0017】また、スライド部30の左側面31aには
図1に示すように、上部の切欠き部44および下部の切
欠き部45が形成されており、工具交換の際の工具交換
アーム8の旋回時に、この切欠き部44,45により形
成される空間を工具7a,7bが通過し、カバー10と
工具7a,7bとの干渉を避けるようになっている。シ
ャッタ部50にはその上部に前述のように一対のV字レ
ール42,42が固着され、図1に示すようにシャッタ
部50はこのV字レール42,42、第1リンク35、
第2リンク38、ローラ41を介してスライド部30に
懸吊されている。シャッタ部50は、スライド部30の
左側面31aの上部から下部にわたって図1の左右方向
で所定の距離だけ離間して形成された一対のガイド部4
3,43にガイドされ、図1の上下方向に移動可能にな
っている。
【0018】また、シャッタ部50の上部には開口部5
1が形成されており、シャッタ部50が第1リンク3
5、第2リンク38、ローラ41を介してスライド部3
0に対して上下動したときにスライド部30の上部の切
欠き部44を開閉するようになっている。また、シャッ
タ部50の下辺50aは、図1に示すようにスライド部
30が右端に位置している初期状態では、下部の切欠き
部45の上辺45aよりも下に位置しており、シャッタ
部50が第1リンク35、第2リンク38、ローラ41
を介してスライド部30に対して上下動したときに、ス
ライド部30の下部の切欠き部45を開閉するようにな
っている。
【0019】次に、自動工具交換装置用カバー10の開
閉動作を含めた工具交換動作について説明する。工作物
の加工中に次に使用する工具7bが工具主軸1の前方に
設置されている工具マガジン5から図略の工具移送装置
により移送され、図1に示すようにソケット2に保持さ
れて工具交換位置SPで待機している。
【0020】工作物の加工が完了して加工の完了信号が
制御装置11に入力されると、工具主軸1が加工位置
(工具交換位置HPより図1および図3において左方)
から図1〜図3に示す工具交換位置HPへ移動を開始す
るとともにシリンダ47によりカバー10の開動作が開
始される。シリンダ47のシリンダロッド48の図1左
方への移動にともない、スライド部30が固定部20の
内壁21,22に取付けられたガイドレール23,23
にガイドされて図1において左方へ移動する。第2の支
持体24は固定部20に取付けられており第1の支持体
36はスライド部30に固着されているので、スライド
部30の移動にともない第1の支持体36はスライド部
30と一体的に移動するが、第2の支持体24は移動し
ない。よって、第1の支持体36と第2の支持体24の
間隔は徐々に長くなることになる。また、第1リンク3
5と第2リンク38はその先端が第3の支点40により
一体的に結合されているので、この第1リンク35と第
2リンク38の形成する角度は、図1に示す角度から徐
々に大きくなり、図2に示すように平行に近づいてい
く。これにより第1リンク35と第2リンク38の先端
の第3の支点40は図1に示す高さ位置から図2に示す
高さ位置へと上昇する。
【0021】一方、シャッタ部50はスライド部30の
左側面31aに形成されたガイド43,43、第1の支
持体36、第1リンク35、ローラ41を介してスライ
ド部30に保持されているので、スライド部30の移動
にともないスライド部30と一体的に水平移動するとと
もに、スライド部30に対して上昇する。そして、シリ
ンダ47の動作端で図2に示す状態となり、スライド部
30の左側面31aに形成されている上部の切欠き部4
4とシャッタ部50に形成されている開口部51の高さ
位置が一致し、工作機械の工具主軸1と自動工具交換装
置ATCとの間を仕切る境界領域に開口空間が形成され
る。また、図2に示す状態で、シャッタ部50の下辺5
0aの高さ位置は、スライド部30の左側面31aに形
成されている下部の切欠き部45の上辺45aよりも高
くなり、工作機械の工具主軸1と自動工具交換装置AT
Cとの間を仕切る境界領域に開口空間が形成される。
【0022】自動工具交換装置ATCの工具交換アーム
8は工具交換動作を開始する前は図3の破線に示すよう
に直立した位置にあり、カバー10の開き端の位置が図
略の近接センサなどにより検出されたときに工具主軸1
が工具交換位置HPに到達していなければそのまま待機
し、工具主軸1が工具交換位置HPに到達していれば旋
回動作を開始する。工具交換アーム8は図3の破線で示
す直立した状態から図3において反時計方向に旋回し、
工具交換アーム8の両端に形成される工具把持部8a,
8aによりソケット2に保持されて工具交換位置SPに
位置している次工具7bと、工具主軸1に挿着されて工
具交換位置HPに位置している前工具7aを把持する。
この工具交換アーム8の旋回動作の前ではカバー10は
図1に示すように工具交換アーム8よりも右方に位置し
ており工具交換アーム8と干渉する状態にあるが、前述
のようにスライドして図2に示す位置にあるため工具交
換アーム8と干渉することはない。
【0023】工具交換アーム8は両端の工具把持部8
a,8aに2つの工具7a,7bを把持した状態で、図
2に示すように左方にαだけシフトして工具主軸1とソ
ケット2から工具7a,7bを引き抜く。なお、このと
き工具7a,7bの基端はスライド部30の後端30a
と干渉しない位置にある。工具交換アーム8はこの位置
から反時計方向に180度旋回して工具把持部8a,8
aに把持されている次工具7aと前工具7bの位置を入
れ換える。このとき、工具交換アーム8の工具把持部8
a,8aに把持された工具7a,7bが、図1において
スライド部30の左側面31aの位置を通過するとき
は、図2に示すようにスライド部30の上部の切欠き部
44とシャッタ部50の開口部51の重合により形成さ
れる開口空間およびシャッタ部50の下辺50aが下部
の切欠き部45の上辺45aよりも上方へ上昇すること
により形成される開口空間を通過することになり、カバ
ー10と工具交換アーム8の工具把持部8a,8aに把
持される工具7a,7bが干渉することはない。
【0024】そして、工具交換アーム8は図2において
αだけ右方にシフトして両端の工具把持部8a,8aに
把持されている2つの工具7a,7bを工具主軸1とソ
ケット2に挿入し、図1において時計方向に旋回して図
3に破線で示す直立状態に戻る。工具交換アーム8が直
立状態に戻ったことがアーム旋回モータ9により検出さ
れると、シリンダ47がシリンダロッド48を図3にお
いて右方へ動作させ、これによりスライド部30は図2
において右方へ移動して図1に示す状態に戻る。以上で
一連の工具交換動作が完了する。
【0025】以上のように、本実施の形態の自動工具交
換装置用カバー10は、第1リンク35、第2リンク3
8、ガイド43を介してシャッタ部50をスライド部3
0と図1、図2の左右方向で一体的に移動させるととも
に、スライド部30に対して上下動可能に保持し、シャ
ッタ部50に形成した開口部51と下辺50aとにより
スライド部30に形成した上下の切欠き部44,45を
開閉可能な構成となっているので、工具交換の際に必要
なカバー10のスライドストロークを従来の略半分程度
にすることができる。
【0026】つまり、工具交換アーム8が工具の引き抜
きに必要な距離αだけシフトした位置と、スライド部3
0の後端30aの距離は、図2に示すようにL1になる
ので従来では工具7a,7bとカバー10が干渉しない
ためにカバー10に必要なスライドストロークはこのL
1以上になる。しかし、本実施の形態のカバー10では
図2に示すようにL2だけスライドするだけでよく、そ
のスライドストロークは従来に比べて略半分程度でよ
い。これにより、カバー10の大きさがコンパクトにな
り、カバー10が工作物搬送装置6などと干渉すること
がない。
【0027】なお、本実施の形態では固定部20が自動
工具交換装置用カバー10の一部を構成するようになっ
ていたが、スライド部30を全体カバーなどの工作機械
の固定部に結合すれば、固定部20を設ける必要はな
い。また、本実施の形態ではスライド部30をスライド
させるアクチュエータとしてシリンダ47を用いたが、
サーボモータとボールねじなどのような位置制御可能な
直動機構であればこれに限定されるものではない。
【0028】
【発明の効果】請求項1,2,3の発明によれば、両端
に工具把持部を有する工具交換アームを旋回および進退
移動させることで工作機械の工具主軸と工具マガジンと
の間で工具交換を行う自動工具交換装置において、前記
工具主軸と前記自動工具交換装置との間に設けられ、固
定部と、この固定部に対して進退移動可能であり、その
上部および下部に工具交換時の前記工具との干渉を避け
るための切欠き部を有するスライド部と、このスライド
部に対して上下動して前記切欠き部を開閉するシャッタ
部とを備え、このシャッタ部は前記スライド部に対して
上下動したときに前記切欠き部を開閉することができる
開口部を有するとともに、このシャッタ部を前記スライ
ド部と一体的に前記固定部に対して進退移動させるよう
にしたので、工具交換時に工具と干渉しないために必要
なスライド部のスライドストロークを従来に比べて大幅
に短縮することができる。そしてこれにより、カバーの
スライド時間も短縮することができ、カバーのスライド
を含めた工具交換時間も短縮することができる。また、
このスライドストロークの短縮によりカバーと工作機械
の他の装置との干渉の可能性が減少し、狭い空間でもカ
バーを設置することが可能になり、カバーの設置自由度
が増加する。
【0029】また、請求項4,5の発明によれば、請求
項1から請求項3のいづれかの発明において、シャッタ
部をスライド部の固定部に対する進退移動に同期して上
下動させるリンク機構および1つのアクチュエータによ
り前記シャッタ部を前記スライド部に対して上下動させ
て前記スライド部の切欠き部を開閉させるようにしたの
で、カバーの構造をシンプルにすることができ、コスト
ダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における自動工具交換装置
用カバーの側面図であり、カバーがスライドする前の状
態を表す図である。
【図2】図1において、カバーがスライドした後の状態
を表す図である。
【図3】本発明の実施の形態における自動工具交換装置
用カバーの正面図である。
【図4】本発明の実施の形態における自動工具交換装置
用カバーのリンク機構の詳細説明図である。
【図5】従来の自動工具交換装置用カバーの概略平面図
である。
【図6】従来の自動工具交換装置用カバーの概略正面図
である。
【符号の説明】
1 工具主軸 2 ソケット 5 工具マガジン 7a,7b 工具 8 工具交換アーム 8a 工具把持部 10 自動工具交換装置用カバー 20 固定部 24 第1支持体 30 スライド部 35 第1リンク 36 第2支持体 38 第2リンク 37 第1の支点 39 第2の支点 40 第3の支点 41 ローラ 42 V字レール 43 ガイド 44,45 切欠き部 47 シリンダ 50 シャッタ部 51 開口部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端に工具把持部を有する工具交換アーム
    を旋回および進退移動させることで工作機械の工具主軸
    と工具マガジンとの間で工具交換を行う自動工具交換装
    置において、前記工具主軸と前記自動工具交換装置との
    間に設けられ、固定部と、この固定部に対して進退移動
    可能であり、その上部および下部に工具交換時の前記工
    具との干渉を避けるための切欠き部を有するスライド部
    と、このスライド部に対して上下動して前記切欠き部を
    開閉するシャッタ部とを備えたことを特徴とする自動工
    具交換装置用カバー。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の自動工具交換装置用カバ
    ーにおいて、前記シャッタ部は前記スライド部に対して
    上下動したときに前記切欠き部を開閉することができる
    開口部を有することを特徴とする自動工具交換装置用カ
    バー。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の自動工具交換装置用カバ
    ーにおいて、前記シャッタ部は前記スライド部と一体的
    に前記固定部に対して進退移動することを特徴とする自
    動工具交換装置用カバー。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3のいづれかに記載の
    自動工具交換装置用カバーにおいて、前記スライド部を
    前記固定部に対して進退移動させるのと同期して、前記
    シャッタ部を前記スライド部に対して上下動させて前記
    スライド部の切欠き部を開閉させるカバー開閉機構を備
    えたことを特徴とする自動工具交換装置用カバー。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の自動工具交換装置用カバ
    ーにおいて、前記カバー開閉機構は、前記スライド部を
    前記固定部に対して進退移動させるアクチュエータと、
    前記シャッタ部を前記スライド部の前記固定部に対する
    進退移動に同期して上下動させるリンク機構とから構成
    されることを特徴とする自動工具交換装置用カバー。
JP4071398A 1998-02-23 1998-02-23 自動工具交換装置用カバー Pending JPH11239938A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109202505A (zh) * 2017-06-29 2019-01-15 大隈株式会社 机床

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109202505A (zh) * 2017-06-29 2019-01-15 大隈株式会社 机床

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