JPH11239373A - 選択呼出信号受信機 - Google Patents

選択呼出信号受信機

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JPH11239373A
JPH11239373A JP10055689A JP5568998A JPH11239373A JP H11239373 A JPH11239373 A JP H11239373A JP 10055689 A JP10055689 A JP 10055689A JP 5568998 A JP5568998 A JP 5568998A JP H11239373 A JPH11239373 A JP H11239373A
Authority
JP
Japan
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memory
storage device
signal
temporary storage
address
Prior art date
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Pending
Application number
JP10055689A
Other languages
English (en)
Inventor
Munehiro Suka
宗宏 須加
Hirotaka Fukuchi
弘高 福地
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New Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
New Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CPUの負担を軽減する。 【解決手段】 自己フレーム中で受信した選択呼出信号
が自己アドレスと一致するとき、その後に送られてくる
メッセージを一時記憶装置に受信し処理する選択呼出信
号受信機において、一時記憶装置を、メッセージを記憶
する第1のメモリ(2304〜3209)と、直前に記
憶動作が行われたメモリ部分を指示する第2のメモリ
(3201)と、自己アドレスと一致した選択呼出信号
を記憶する第3のメモリ(3202,3203)とから
構成し、該第2のメモリの指示に基づいてCPUが一時
記憶装置の読み出しを行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信した選択呼出
信号を処理するためのCPUの負担を軽減した選択呼出
信号受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ポケットベル等の選択呼出信号
受信機を呼び出す選択呼出信号は、通常POCSAG
(PostOffice Code standardization Advisory Group)
と呼ばれるデジタル信号プロトコルに沿って送受信され
る。この選択呼出信号は、文献「POCSAG方式無線
呼出システム RCR STD−42」(電波システム
開発センター、平成6年11月10日策定)に示されて
いる。
【0003】図6にこのPOCSAG方式の伝送信号の
フォーマットを示す。このPOCSAG方式では、情報
信号を送信する前に、ビット同期のために、送信ビット
レートで最低576ビットの「1」、「0」の繰り返し
データを送信する。これはプリアンブルと呼ばれる。こ
のプリアンブルに続いて情報信号として複数のバッチが
送信される。1つのバッチは544ビットであり、先頭
の32ビットの同期コードワードSC(Synchronizatio
n Codeword:以下では「SC信号」と呼ぶこともあ
る。)と、それに続く各々64ビットの第0〜第7の8
つのフレームからなる。
【0004】同期コードワードSCは、フレーム同期信
号であり、例えば図7の(a)に示すようにMSBから
LSBにかけて順に伝送されるデータである。また、6
4ビットの各フレームは、さらに前後に32ビット(コ
ードワードと称される。)に分けられている。第0〜第
7の合計8フレームで、512ビットとなる。
【0005】前記した8つのフレームは、情報を担持す
るフレームであり、いずれか1又は2以上のフレームに
アドレス情報(選択呼出信号)が載せられ、他の部分に
は他の情報(メッセージ表示データ、ブザー鳴動信号
等)が載せられている。アドレス情報は、情報を伝送す
べき受信機を特定するためのものであって、図7の
(b)に示すように、先頭の1ビット(MSB)がアド
レス情報であることを示すフラグビット(「0」)であ
り、それに続くビット番号2〜19が実際のアドレスビ
ットとなる。2ビット分のファンクションビットは任意
の情報を載せる部分、10ビット分のBHCチェックビ
ットは誤り訂正用であり、後端の1ビット(LSB)は
偶数パリティビットである。この図7の(b)に示した
コードワードは、アドレスコードワードと呼ばれる。
【0006】一方、選択呼出信号受信機側では、21ビ
ットの自己アドレスを有するが、その自己アドレスの下
位3ビットは、前記した送信信号のフレームの番号で表
されている。例えば、その自己アドレスの下位3ビット
が「010」=2のときは、受信機は前記した受信信号
列の第2フレームの区間で受信したアドレスコードワー
ドを選択的にデコードする。そして、得られた信号(選
択呼出信号)が自己アドレスと一致したとき、自己の受
信機が選択されたと認識する。
【0007】そして、呼出以外の情報を送信する必要が
ある場合には、アドレスコードワードに続いて図7の
(c)に示すような内容のコードワードを送信する。こ
れはメッセージコードワードと呼ばれ、先頭の1ビット
(MSB)はメッセージであることを示すフラグビット
(「1」)であり、それに続くビット番号2〜21が実
際のメッセージビットである。その後に誤り訂正用のB
CHチェックビットと偶数パリティビットが続く。
【0008】以上のメッセージコードワードは、次のア
ドレスコードワードが送信されるまで、或いは図7の
(d)に示すようなアイドルコードワード(空白領域)
が送信されるまで、続く。
【0009】従来の選択呼出信号受信機は、その概略が
図8に示すように構成されている。送信された信号はア
ンテナ1で受信され、電波受信回路2で2進のディジタ
ル信号となる。このディジタル信号は次のデコーダ3に
入力されてデコードされてから、20ビット構成の一時
記憶装置31に一時記憶され、この後CPU4に受け渡
される。
【0010】より詳しくは、選択呼出信号受信機では、
その受信機毎に、自己アドレスと、その自己アドレスの
データが存在する可能性のある特定のフレーム(自己フ
レーム)が予め定められているので、この自己フレーム
を、SC信号やフレームをカウントすること等によって
選択的に受信する。そして、その自己フレームのアドレ
ス情報(選択呼出信号)を受信してそれが自己アドレス
と一致したとき、引き続き送られてくる情報(メッセー
ジ)をコードワード単位で受信してデコードし、一時記
憶装置31内に格納し、それをCPU4に通知する。
【0011】CPU4では、この通知を受けるとその一
時記憶装置31内の情報を読み出して必要に応じて第1
メモリ(RAM)5に格納し、その情報の種類に応じて
ブザー9を鳴らしたり、LCDドライバ7にその情報を
出力してLCD8で文字情報として表示したりする。ま
た、CPU4は電源投入時に第2メモリ(EEPRO
M)6に書き込まれている自己アドレス等の設定データ
を比較のためにデコーダ3内のメモリ(図示せず)に書
き込む。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の選択
呼出信号受信機では、32ビットのコードワードを単位
として取り込み、これをデコードして20ビットの一時
記憶装置31に記憶させてから、CPU4に割り込み信
号を出してCPU4に読み込ませていたので、CPU4
は1コードワードの情報を受信する度に一時記憶装置3
1の内容を読みに行く必要があり、CPU4に対する負
荷が重くなっていた。特に、選択呼出受信機では、周波
数干渉を避ける観点から、アンテナ1に入力する信号の
周波数に比べてCPU4のクロック周波数が大幅に低く
なっているので、CPU4の負荷を軽くすることは切実
な要求であった。
【0013】本発明の目的は、以上のような問題点を解
消し、CPUが一時記憶装置に情報を読みに行くタイミ
ングに余裕を持たせるようにして、その負担を軽減させ
ることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】このために第1の発明
は、フレーム同期信号とこれに続く複数のフレームから
なる信号列を周期的に受信し、前記フレーム同期信号と
前記フレームの受信に基づいて前記複数フレームの中の
特定のフレームを自己フレームとして選択的に受信し、
該自己フレーム中で受信した選択呼出信号が自己アドレ
スと一致するとき、自己が選択されたことを認識し、そ
の後に送られてくるメッセージを一時記憶装置に受信
し、その受信の度に内部のCPUに通知して処理を促す
選択呼出信号受信機において、前記一時記憶装置を、受
信した複数のメッセージを順次エンドレスに上書き記憶
する複数のメモリ部分をもつ第1のメモリと、該第1の
メモリの複数のメモリ部分のうちの直前に記憶動作が行
われたメモリ部分を区別して指示する第2のメモリとか
ら構成し、該第2のメモリの指示に基づいて前記CPU
が前記一時記憶装置の読み出しを行うようにした。第2
の発明は、第1の発明において、前記一時記憶装置が、
自己アドレスと一致した前記選択呼出信号を受信する度
に前記選択呼出信号を順次エンドレスに上書き記憶する
複数のメモリ部分をもつ第3のメモリを具備し、前記第
2のメモリが、直前に記憶動作の行われた前記第1又は
第3のメモリの特定のメモリ部分を区別して指示するよ
うにした。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の一時
記憶装置32の説明図である。この一時記憶装置32
は、8ビット(1バイト)単位で、番号(アドレス)
0,16,20,24,25,26,28,29,30
の合計で9個に区切られたメモリ部分3201〜320
9で構成したものである。番号0のメモリ部分3201
は直前に受信された情報の種類とその記憶位置を示すビ
ット列を格納する部分(第2のメモリ)である。番号1
6,20のメモリ部分3202,3203は受信した選
択呼出信号であって、自己アドレスと一致したものを格
納する部分(第3のメモリ)である。番号24,25,
26のメモリ部分3204〜3206と、番号27,2
8,29のメモリ部分3207〜3209は、受信した
デコード済みのメッセージを格納する部分(第1のメモ
リ)である。
【0016】次に動作を説明する。まず、情報の種類を
分けて送信する必要や使用地域によて自己アドレスを使
い分けする必要から、自己アドレスが複数ある場合があ
る。本実施の形態では、呼出選択信号受信機が2個の自
己アドレスを持つ場合について説明する。
【0017】受信機の電源を投入すると、初めて受信し
た選択呼出信号(前記した2個の自己アドレスの一方と
一致したもの)が一時記憶装置32の番号16のメモリ
部分3202に格納される。次に受信した選択呼出信号
(前記した2個の自己アドレスの一方と一致したもの、
又は他方と一致したもの)は番号20のメモリ部分32
03に格納される。3番目に受信した自己アドレスは番
号16のメモリ部分3202に格納される。このよう
に、自己アドレスと一致する選択呼出信号を受信する度
に、番号16と20のメモリ部分3202,3203に
交互にエンドレスに上書きされて格納される(図2参
照)。
【0018】1個の選択呼出信号が送られるとその直後
には続けてメッセージが送られてくる。ここでは、この
メッセージのビット数が20ビットである場合を述べ
る。このときは、3バイトのメモリが必要となるので、
受信機の電源を投入した後に最初に受信したメッセージ
は番号24,25,26のメモリ部分3204〜320
6に3バイトに分けて格納される。続いて別のメッセー
ジを受信したときは、番号27,28,29のメモリ部
分3207〜3209に3バイトに分けて格納される。
以下、メッセージ受信する度に、番号24,25,26
と、番号27,28,29のメモリ部分に交互にエンド
レスに上書きされて格納される(図3参照)。
【0019】以上の選択呼出信号を受信したとき、又は
メッセージを受信したときは、デコーダ3はその受信の
度にCPU4に対して割り込み信号を出力する。と同時
に、図4に示すように、番号0のメモリ部分3201の
ビット番号が5SBと6SBのセルに、その選択呼出信
号やメッセージを格納したメモリ部分を示す情報が書き
込まれる。
【0020】すなわち、図5に示すように、番号16の
メモリ部分3202への書き込み時には「00」のビッ
ト列が書き込まれ、番号20のメモリ部分3203への
書き込み時には「01」のビット列が書き込まれ、番号
24,25,26のメモリ部分3204〜3206への
書き込み時には「10」のビット列が書き込まれ、さら
に番号28,29,30のメモリ部分3207〜320
9への書き込み時には「11」のビット列が書き込まれ
る。
【0021】したがって、CPU4は、デコーダ3から
の割り込み信号を受信したとき、この番号0のメモリ部
分3201のビット番号が5SBと6SBの内容を参照
して、実際に受信した情報を読み込むか否かを決定する
ことができる。たとえば、ここでは、メッセージを格納
するメモリ部分(第1メモリ)を2組に分けて持ってい
るので、この両方がいっぱいになるまでメッセージを読
み出さないようにすることができる。このときは、一例
として、番号0のメモリ部分3201のビット番号5S
B,6SBが「11」になったとき初めて、メモリ部分
3204〜3209に書き込まれたメッセージを読み出
しに行くようにする。
【0022】通常では、1回目で8ビットの選択呼出信
号を読み出し、2回目で20ビットのメッセージを読み
出し、3回目で同様に20ビットのメッセージを読み出
して各々を処理(メッセージを2回に分けて処理する)
するよりも、1回目で8ビットの選択呼出信号を読み出
し、2回目で40ビットのメッセージ読み出して処理す
る(2回分のメッセージをまとめて処理する)方が、C
PUの負荷は軽くなる。CPUは負荷が軽くなった分だ
け他の処理(表示処理等その他)ができるようになる。
【0023】なお、自己フレームと一致した選択呼出信
号を格納する番号16,20のメモリ部分3202,3
203は、その書き込みの直後に番号0のメモリ部分3
201の指示に従って読み出しに行く。これは、選択呼
出信号の種類によっては単に呼び出しだけのものと、次
にメッセージが続くものとがあり、それを予め確認する
ためである。
【0024】以上では、選択呼出信号、メッセージに共
に交互に書き込みできるように2組のメモリ部分を割り
当てたが、これは3組、4組であっても良い。
【0025】
【発明の効果】以上から本発明によれば、CPUの負荷
を軽くすることができ、その分CPUは受信処理以外の
動作の処理を実行できるようになるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の選択呼出信号受信機の
一時記憶装置の説明図である。
【図2】 一時記憶装置への選択呼出信号の書き込みの
説明図である。
【図3】 一時記憶装置へのメッセージの書き込みの説
明図である。
【図4】 一時記憶装置の番号0のメモリ部分の説明図
である。
【図5】 直前に書き込まれたメモリ部分を表す説明図
である。
【図6】 POCSAG方式のプロトコルの送信信号の
フォーマットの説明図である。
【図7】 同プロトコルの各コードワードのフォーマッ
トの説明図である。
【図8】 一般的な選択呼出信号受信機の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
31:一時記憶装置、3201:第2のメモリのメモリ
部分、3202,3203:第3のメモリのメモリ部
分、3204〜3209:第1のメモリのメモリ部分。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレーム同期信号とこれに続く複数のフレ
    ームからなる信号列を周期的に受信し、前記フレーム同
    期信号と前記フレームの受信に基づいて前記複数フレー
    ムの中の特定のフレームを自己フレームとして選択的に
    受信し、該自己フレーム中で受信した選択呼出信号が自
    己アドレスと一致するとき、自己が選択されたことを認
    識し、その後に送られてくるメッセージを一時記憶装置
    に受信し、その受信の度に内部のCPUに通知して処理
    を促す選択呼出信号受信機において、 前記一時記憶装置を、受信した複数のメッセージを順次
    エンドレスに上書き記憶する複数のメモリ部分をもつ第
    1のメモリと、該第1のメモリの複数のメモリ部分のう
    ちの直前に記憶動作が行われたメモリ部分を区別して指
    示する第2のメモリとから構成し、 該第2のメモリの指示に基づいて前記CPUが前記一時
    記憶装置の読み出しを行うようにしたことを特徴とする
    選択呼出信号受信機。
  2. 【請求項2】前記一時記憶装置が、自己アドレスと一致
    した前記選択呼出信号を受信する度に前記選択呼出信号
    を順次エンドレスに上書き記憶する複数のメモリ部分を
    もつ第3のメモリを具備し、前記第2のメモリが、直前
    に記憶動作の行われた前記第1又は第3のメモリの特定
    のメモリ部分を区別して指示することを特徴とする請求
    項1に記載の選択呼出信号受信機。
JP10055689A 1998-02-23 1998-02-23 選択呼出信号受信機 Pending JPH11239373A (ja)

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050614

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051025