JP2802406B2 - 無線選択呼出方式および無線呼出用受信機 - Google Patents

無線選択呼出方式および無線呼出用受信機

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JP2802406B2
JP2802406B2 JP51882594A JP51882594A JP2802406B2 JP 2802406 B2 JP2802406 B2 JP 2802406B2 JP 51882594 A JP51882594 A JP 51882594A JP 51882594 A JP51882594 A JP 51882594A JP 2802406 B2 JP2802406 B2 JP 2802406B2
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signal
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sub
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JP51882594A
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正悟 伊藤
良明 平井
伸行 難波
稔弘 野沢
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エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は移動通信方式における移動機の呼び出しに利
用する。特に、移動機のバッテリーの電力消費時間の低
減技術、すなわちバッテリーセービングに関する。本発
明は、特に、無線選択呼出方式に利用するに適する。
〔背景技術〕
携帯型の移動機を用いる移動通信方式では、移動機を
何時でも呼び出せるように、移動機内の少なくとも呼出
に応答して動作する機能については常に動作させておく
必要がある。しかし、携帯型であるため電池の容量を大
きくすることには限度があり、従来から、バッテリーセ
ービングが行われている。これについて、無線選択呼出
方式を例に説明する。
無線選択呼出方式は無線を用いて移動中の個人の選択
出呼するものであり、そのサービスを受けようとする加
入者は、ポケットベルとよばれる無線呼出用受信機を常
時携帯している。この無線呼出用受信機は内蔵した電池
により作動し、いつ呼出されてもよいようにその加入者
が外出中には、電源は常時閉結されていなければならな
い。そのため、限られた容量の電池をできる限り長持ち
させるためのバッテリーセービングが従来から行われて
いる。
従来から用いられているバッテリーセービング方法を
図1および図2を参照して説明する。図1は従来の信号
フォーマットを示す図であり、図2は従来のバッテリー
セービング動作を示す図である。基地局から送出される
信号は、図1に示すように、信号長tのフレームをj個
接続した周期T=jtの信号により構成される。各フレー
ムは、フレーム同期信号のそのフレームを受信するよう
に設定された無線呼出用信号受信機を選択的に呼び出す
ための任意の長さをもつ複数の呼出信号とから構成され
る。呼出信号はアドレス信号とそれに続くメッセージ信
号とから構成される。アドレス信号はアドレス情報にビ
ットにチェックビットが付加されて構成され、メッセー
ジ信号はメッセージ情報ビットにチェックビットが付加
されれて構成される。このチェックビットが付加された
最小単位を符号語という。図1に示した例では、アドレ
ス信号および各メッセージ信号がそれぞれひとつの符号
語を構成する。アドレス信号および各メッセージ信号を
それぞれ複数の符号語で構成することも可能である。各
無線呼出用受信機はj個のグループに分けられ、グルー
プp(1≦p≦j)に属する無線呼出用受信機は、図2
に示すようにフレームpの受信時間のみ受信状態となる
(これを「無線呼出用受信機はグループpに割ら当てら
れた」という)間欠受信を行うことにより、バッテリー
セービングを行う。
図3aおよび3bは基地局から同一の呼出信号をn回送出
する場合の従来のフレーム構成例と受信バッテリーセー
ビングのタイミングとを示す図である。ここで例えばグ
ループpに割り当てられた無線呼出用受信機が、まず、
基地局から時刻s0に送出されたフレーム(これを以下
「時刻s0のフレーム」という)を受信し、次に時刻s0+
Tに送出されたフレーム(同じく「時刻s0+Tのフレー
ム」という)を受信するものとする。図3aは時刻s0のフ
レームと受信状態、図3bはそれに対応する時刻s0+Tの
フレームと受信状態を示す。ここでは、時刻s0のフレー
ムの長さの異なる四つの呼出信号A、B、CおよびDが
含まれている例を示す。各呼出信号の送出回数はまちま
ちであり、ここでは、呼出信号Aがn回目、呼出し号B
がm(m<n)回目、呼出信号Cがh(h<m<n)回
目、呼出信号Dが1回目の送出であるとする。時刻s0の
フレームがこのような構成であるとき、時刻s0+Tのフ
レームでは、時刻s0のフレームでn回の送出が終了して
いる呼出信号Aの送出は行われない。また、呼出信号
B、CおよびDは差詰めされる。さらに、呼出信号B、
CおよびDに続けて、新たな呼出信号Eが送出される。
一方、受信機では、時刻s0のフレームですべての信号
を受信し、呼出信号Cを構成するすべての符号語を正し
く復号したものとする。この場合に、呼出信号Cの内容
が既知であって以降のフレームでは呼出信号Cを受信す
る必要がないにもかかわらず、次の時刻s0+Tのフレー
ムでは呼出信号Cの位置を予測することができず、呼出
信号Cを含むすべてのフレーム信号を受信することにな
る。このため、時刻s0+Tのフレームにおける呼出信号
Cの受信は不要な電力を消費することになる。すなわ
ち、このような信号フォーマットでは、各送出周期にお
けるフレーム信号内の呼出信号の位置が不定であるた
め、効率的なバッテリーセービングを行うことができな
い。
本発明は、このような課題を解決し、受信機において
効率のよいバッテリーセービングを行うことのできる移
動通信方式を提供することを目的とする。
〔発明の開示〕
本発明の移動通信方式は、それぞれ個別番号が割り当
てられた複数の受信機と、呼び出そうとする受信機に対
してその受信機の個別番号情報を含む呼出信号をn回
(nはあらかじめ定られた2以上の整数)送信する基地
局とを備え、呼出信号には誤り検出または訂正を行うた
めのチェックビットが付加され、受信機には受信した呼
出信号に含まれるチェックビットによりその呼出信号の
誤り検出または訂正を実行する手段を備えた移動通信方
式において、2回目以降に送信される呼出信号の位置は
1回目に送信された同じ呼出信号の位置に対してあらか
じめ定められた規則にしたがって決定され、受信機は、
誤りなく受信されたと確認された信号部分について、繰
り返し受信される同じ呼出信号の同一信号部分のタイミ
ングでその受信動作を休止させる手段を含むことを特徴
とする。
基地局からの送信は1以上の呼出信号を含むフレーム
を単位とし、同一の呼出信号はn個のフレームにより繰
り返し送信され、同一の呼出信号の各フレーム内での位
置はあらかじめ定められた規則により決定されるとがよ
い。
呼出信号の位置が規則的に決定される信号フォーマッ
トとして、特願平5−12822(本出願時未公開)に開示
されたものを用いることができる。すなわち、各フレー
ムをn個の固定長サブフレームにより構成し、フレーム
内の最初のサブフレームには新しいひとつまたは複数の
呼出信号を挿入し、フレーム内のm番目のサブフレーム
にはm回目に送信する呼出信号を挿入する。この場合、
同一の呼出信号を含むサブフレームの位置がフレーム毎
に規則的に変化し、受信機でそのタイミングを予測でき
る。
このような信号フォーマットを用いる場合、受信動作
を休止させる手段は、サブフレーム単位でバッテリーセ
ービングを行ってもよく、サブフレーム内の呼出信号単
位またはそれより小さい単位、例えば一連のチェックビ
ットによって誤り検出または訂正を実行できる最小の符
号語を単位としてバッテリーセービングを行うこともで
きる。
具体的に説明すると、サブフレーム単位でバッテリー
セービングを行うには、あるフレームにおけるi番目の
サブフレームの信号がそのフレームまたはそれ以前のフ
レームですでに誤りなく受信されたことが確認されてい
るとき、次のフレームではi+1番目のサブフレームの
受信動作を休止させる。呼出信号単位でバッテリーセー
ビングを行うには、あるフレームにおけるi番目のサブ
フレームのある呼出信号がそのフレームまたはそれ以前
のフレームですでに誤りなく受信されたことが確認され
ているとき、次のフレームではi+1番目のサブフレー
ムの同じ位置の信号に対する受信動作を休止させる。一
連のチェックビットによって誤り検出または訂正を実行
できる最小の符号語を単位としてバッテリーセービング
を行うには、あるフレームにおけるi番目のサブフレー
ムのある符号語がそのフレームまたはそれ以前のフレー
ムですでに誤りなく受信されたことが確認されていると
き、次のフレームではi+1番目のサブフレームの同じ
位置の信号に対する受信動作を休止させる。
ここで、サブフレームは固定長であるが、そこに挿入
される呼出信号は可変長であってよい。例えば無線選択
呼出方式の場合であれば、呼出信号に可変長のメッセー
ジ情報を含む場合がある。そのような場合、サブフレー
ム内における呼出信号の位置は不規則となるが、対応す
るサブフレーム間では呼出信号が同一位置となり、受信
側でその位置を容易に予測できる。
サブフレームの順番を逆にしてn番目のサブフレーム
に新しい呼出信号を挿入し、1番目のサブフレームには
n回目に送出する呼出信号を送出することも可能であ
る。しかし、フレーム受信の同期を考えると、フレーム
の最初の信号は必ず受信することが望ましく、最初のサ
ブフレームには新規の呼出信号が挿入されていることが
望ましい。
呼出信号の位置をフレーム間で固定することもでき
る。すなわち、呼出信号の配置が同一のフレームをn回
送信する。この場合にも、フレーム単位、呼出信号単位
または符号語単位でバッテリーセービングを行うことが
できる。
このような移動通信方式に用いられる受信機は、自分
に割り当てられた個別番号を記憶する番号記憶手段と、
基地局がn回(nはあらかじめ定められた2以上の整
数)送信する呼出信号を受信する受信手段と、受信した
呼出信号に含まれるチェックビットによりその呼出信号
の誤り検出または訂正を実行する手段と、受信した呼出
信号に含まれる個別番号情報が番号記憶手段に記憶され
た個別番号と一致したときには呼出処理を行う手段とを
備えた受信機において、2回目以降に受信される呼出信
号の位置は1回目に受信された同じ呼出号の位置から予
測可能であり、誤りなく受信されたと確認された信号部
分について、繰り返し受信される同じ呼出信号の同一信
号部分のタイミングでその受信動作を休止させる手段を
備えることがよい。
本発明は特に無線選択呼出方式での利用に適するが、
他ほ移動通信方式における受信機の呼び出し、例えば携
帯電話機の呼び出しにも同様に利用できる。
〔図面の簡単な説明〕
図1は従来のフレーム信号フォーマットを示す図。
図2は従来のバッテリーセービング動作を示す図。
図3aおよび3bは基地局から同一の呼出信号をn回送出
する場合の従来のフレーム構成例と受信バッテリーセー
ビング4タイミングとを示す図であり、図3aは時刻s0の
フレームと受信状態、図3bはそれに対応する時刻s0+T
のフレームと受信状態を示す。
図4は本発明実施例の無線選択呼出方式を示すブロッ
ク構成図。
図5aおよび5bは本発明の実施に適したフレーム信号フ
ォーマットの一例を知す図であり、図5aは時刻s0のフレ
ーム構成、図5bは時刻s0+Tのフレーム構成を示す。
図6はサブフレーム単位のバッテリーセービングを行
う場合の受信動作を示すヒュローチャート。
図7a、7bおよび7cはそれぞれ時刻s0、s0+Tおよびs0
+2Tにおけるフレーム構成と受信状態との関係を示す
図。
図8は呼出信号単位のバッテリーセービングを行う場
合の受信動作を示すフローチャート。
第9a、9bおよび9cはそれぞれ時刻s0、s0+Tおよびs0
+2Tにおけるフレーム構成と受信状態との関係を示す
図。
図10は符号語号単位のバッテリーセービングを行う場
合の受信動作を示すフローチャート。
図11a、11bおよび11cはそれぞれ時刻s0、s0+Tおよ
びs0+2Tにおけるフレーム構成と受信状態との関係を示
す図。
図12aおよび12bは本発明の実施例に適した別のフレー
ム構成例を示す図であり、図12aは時刻s0+mTのフレー
ム構成、図12bは時刻s0+(m+1)Tのフレーム構成
を示す。
〔発明を実施するための最良の形態〕
本発明実施例の構成を図4を参照して説明する。この
実施例は、それぞれ個別番号(アドレス)が割り当てら
れた複数の受信機として無線呼出用受信機20(図では1
つだけを示す)を備え、呼び出そうとする受信機に対し
てその受信機の個別番号情報を含む呼出信号をn回(n
はあらかじめ定められた2以上の整数)送信する基地局
10を備え、呼出信号には誤り検出または訂正を行うため
のチェックビットが付加され、無線呼出用受信機20には
受信した呼出信号に含まれるチェックビットによりその
呼出信号の誤り検出または訂正を実行する手段としてデ
コーダ部23を備える。
無線呼出用受信機20にはさらに、アンテナ21、受信部
22、番号ROM24、メモリ25、スピーカ26、表示部27、電
源部28およびバッテリーセービングスイッチ29を備え
る。アンテナ21および受信部22は基地局10が送信するフ
レームを受信する。番号ROM24は自分に割り当てられた
アドレスを記憶する。メモリ25は受信した呼出信号を記
憶する。デコーダ部23は、受信信号の誤り検出または訂
正を実行するだけでなく、受信フレームに含まれる呼出
信号のアドレス情報が番号ROM24に記憶されたアドレス
と一致したときには呼出処理を行う。具体的には、スピ
ーカ26に鳴音信号を送出するとともに、アドレス情報に
続いてメッセージ情報を正しく復号できたときには、そ
のメッセージを表示部27に表示する。表示27としては、
例えば液晶表示装置を用いる。
ここで本実施例の特徴とするところは、2回目以降に
送信される呼出信号の位置は1回目に送信された同じ呼
出信号の位置に対してあらかじめ定められた規則にした
がって決定され、無線呼出用受信機20は、誤りなく受信
されたと確認された信号部分について、繰り返し受信さ
れる同じ呼出信号の同一信号部分のタイミングでバッテ
リーセービングスイッチ29を切ることにより、受信部22
の受信造作を休止させることにある。
図5aおよび5bは本発明の実施に適したフレーム信号フ
ォーマットの一例を示す。ここで、例えばグループpに
割り当てられた無線呼出用受信機が、まず時刻s0のフレ
ームを受信し、次に時刻s0+Tのフレームを受信するも
のとし、図5aに時刻s0のフレーム構成、図5bに時刻s0+
Tのフレーム構成を示す。
基地局10から送出されるフレームは、その内部がフレ
ーム同期信号に続いてn個の固定長サブフレームにより
構成され、最初のサブフレームには新しいひとつまたは
複数の呼出信号が挿入され、m番目のサブフレームには
m回目に送信する呼出信号が挿入される。呼出信号に着
目すると、その位置はフレーム毎にひとつのサブフレー
ム分だけ移動することになる。図5aおよび5bに示した例
を参照すると、時刻s0のフレームの最初のサブフレーム
に呼出信号A、B、C、Dが挿入されていたなら、これ
らの呼出信号A、B、C、Dは、時刻s0+Tのフレーム
では2番目のサブフレームに挿入され、時刻s0+(k−
1)T(ただしk=1…n)のフレームではk番目のサ
ブフレームに挿入される。そして、時刻s0+(n−1)
Tのフレームでn回目の送出が終了する。すなわち、各
送出周期におけるフレーム内の呼出信号の位置が規則的
に変化し、2回目以降に送出される呼出信号について受
信側でその位置を予測できる。したがって、冗長な信号
を受信することなく効率的なバッテリーセービングを行
うことができる。
無線呼出用受信機20でバッテリーセービングを行う単
位としては、サブフレーム単位、呼出信号単位または符
号語単位が可能である。それぞれについて、以下に詳し
く説明する。
図6はサブフレーム単位のバッテリーセービングを行
う場合の受信動作を示すフローチャートである。時刻s0
のフレームにおいてフレーム同期信号に続いてフレーム
内の最初のサブフレームを受信すると、エンコーダ部23
は、そのサブフレームに含まれる符号語を復号する。こ
のとき、正しく復号できない符号語がある場合には、次
のフレームにおいて2番目のサブフレームを受信し、そ
の符号語を復号する。これを繰り返し、すべての符号語
を正しく復号でき、かつ自分宛の呼出信号があった場合
には、鳴音およびメッセージ表示の呼出処理を行なう。
すべての符号語を正しく復号できたサブフレームについ
ては、以降のフレームにおける対応するサブフレームの
受信を休止する。
ここでは時刻s0のフレームにおいて最初のサブフレー
ムに挿入された呼出信号に着目して説明したが、自分の
属するグループに割り当てられた各フレームをそれぞれ
についても同様に、その最初のサブフレームに挿入され
た呼出信号を起点としてそれ以降の受信動作を制御す
る。したがって各フレームでは、最初のサブフレームを
すべて受信してその呼出信号に関するそれ以降のバッテ
リーセービング動作を開始すると共に、2番目以降のサ
ブフレームについては、その前のフレームの受信結果に
基づいて受信を行う。
図7a、7bおよび7cはそれぞれ、同一の呼出信号を3回
送出する場合、すなわちn=3の場合を例に、ひとつの
受信機が周期Tで受信する時刻s0、s0+Tおよびs0+2T
のフレーム構成の受信状態との関係を示す。
この例では、時刻s0のフレームでは、送出回数が1回
目の呼出信号Aが最初のサブフレームに挿入され、送出
回数が2回目の呼出信号Bは2番目のサブフレームに挿
入される。このとき、次の送出周期である時刻s0+Tの
フレームでは、新たな呼出信号が最初のサブフレームに
挿入され、時刻s0において最初のサブフレームで送出さ
れた呼出信号が2番目のサブフレームに挿入され、2番
目のサブフレームで送出された呼出信号が3番目のサブ
フレームに挿入される。さらに次の送出周期である時刻
s0+2Tでは、新たに1回目に送出する信号が最初のサブ
フレームに挿入され、時刻s0+Tにおいて最初のサブフ
レームで送出された呼出信号が2番目のサブフレームに
挿入され、2番目のサブフレームで送出された呼出信号
が3番目のサブフレームに挿入される。
受信側では、時刻s0のフレームにおいて最初のサブフ
レームを受信する。ここで呼出信号Aが挿入されたサブ
フレームに着目して説明する。最初のサブフレームに含
まれるすべての符号語が正しく復号され、のサブフレー
ムに自分宛の呼出信号が含まれている場合には、その受
信機は鳴音およびメッセージ表示などの呼出動作を行
う。時刻s0のフレームにおいて最初のサブフレームのす
べての符号語が正しく復号された場合には、時刻s0+T
のフレームに対して、同期保持のために同期信号を受信
し、最初のサブフレームを受信する。しかし、2番目の
サブフレームについては、時刻s0のフレームにおいて最
初のサブフレームの信号をすべて認識できたので、あら
ためて受信する必要はない。時刻s0+2Tのフレームにつ
いても、3番目のサブフレームの信号については受信す
る必要がない。したがって、復号が正しく行われた場合
には従来のように再度同じ信号を復号する必要がなく、
不要な電源の消費が解消される。ここで、時刻s0のフレ
ームにおけるサブフレーム#2、#3、時刻s0+Tのフ
レームにおけるサブフレーム#3、および時刻s0+2Tに
おけるサブフレーム#2の受信電源は以前の復号結果に
依存する。
図8は呼出信号単位のバッテリーセービングを行う場
合の受信動作を示すフローチャートである。時刻s0のフ
レームにおいてフレーム同期信号に続いてフレーム内の
最初のサブフレームを受信すると、エンコーダ部23は、
そのサブフレームに含まれる符号語を復号する。このと
き、自分宛の呼出信号があった場合には鳴音およびメッ
セージ表示の呼出処理を行なう。正しく復号できていな
い呼出信号がある場合には、次のフレームにおいて対応
するサブフレームの同じ信号位置を受信してその符号語
を復号し、自分宛の呼出信号があった場合には、鳴音お
よびメッセージ表示の呼出処理を行なう。これを繰り返
し、すべての呼出信号を正しく復号できているときに
は、それ以降のフレームでは対応するサブフレームの受
信を休止する。
この場合にもサブフレーム単位のバッテリーセービン
グと同様に、各フレームにおいて、最初のサブフレーム
をすべて受信してその呼出信号に関するそれ以降のバッ
テリーセービング動作を開始すると共に、2番目以降の
サブフレームについては、その前のフレームの受信結果
に基づいて、呼出信号ごとに受信を行う。
ここでは各呼出信号が正しく復号できた時点で自分宛
の呼出があるか否かを判断する例を示したが、正しく復
号できた呼出信号をメモリ25に記憶しておき、サブフレ
ームのすべての呼出信号を正しく復号できた時点、また
は正しく復号できなかった呼出信号が残っているがn回
の受信が終了した時点で、呼出の判断を行うこともでき
る。
図9a、9bおよび9cは、図7a、7bおよび7cと同様に、n
=3の場合を例に時刻s0、s0+Tおよびs0+2Tのフレー
ム構成と受信状態との関係を示す。フレーム構成として
は図7a、7bおよび7cに示したと同等のものを用いるもの
とする。
受信側では、時刻s0のフレームにおいて最初のサブフ
レームを受信する。ここで呼出信号Aが挿入されたサブ
フレームに着目して説明する。ここで、最初のサブフレ
ームに含まれる呼出信号Aが正しく復号されたとする。
このとき、その呼出信号Aが自分宛の呼出信号である場
合には、受信機は呼出動作を行う。時刻s0+Tのフレー
ムでは、同期保持のために同期信号を受信し、2番目の
サブフレームに含まれる呼出信号Aのタイミングで受信
を休止する。さらに、時刻s0+Tのフレームについて
も、同期保持のために同期信号を受信した後、呼出信号
Aのタイミングで受信を休止する。したがって、復号が
正しく行われた場合には従来のように再度同じ信号を復
号する必要がなく、不要な電源の消費が解消される。
図10は符号語単位のバッテリーセービングを行う場合
の受信動作を示すフローチャートである。この動作は、
バッテリーセービングの単位が符号語であることを除い
て、呼出信号単位の場合と同等である。すなわち、時刻
s0のフレームにおいてフレーム同期信号に続いてフレー
ム内の最初のサブフレームを受信すると、エンコーダ部
23は、そのサブフレームに含まれる符号語を復号する。
このとき、自分宛の呼出信号があった場合には、鳴音お
よびメッセージ表示の呼出処理を行う。正しく復号でき
ていない符号語がある場合には、正しく復合できた符号
語をメモリ25に記憶しておき、次のフレームにおいて対
応するサブフレームの同じ信号位置を受信してその符号
語を復号し、メモリ25に記憶してある以前の符号語と組
み合わせて自分宛の呼出信号があるか否かを判断する。
自分宛の呼出信号があった場合には、鳴音およびメッセ
ージ表示の呼出処理を行なう。これを繰り返し、すべて
の符号語を正しく復号できているときには、それ以降の
フレームでは対応するサブフレームの受信を休止する。
ここでは各符号語が正しく復号できた時点で自分宛の
呼出があるか否かを判断する例を示したが、正しく復号
できた符号語をメモリ25に記憶しておき、サブフレーム
のすべての符号語を正しく復号できた時点、または正し
く復号できなかった符号語が残っているがn回の受信が
終了した時点で、呼出の判断を行うこともできる。
図11a、11bおよび11cはそれぞれ、図7a、7bおよび7c
と同様に、n=3の場合を例に時刻s0、s0+Tおよびs0
+2Tのフレーム構成の受信状態との関係を示す。フレー
ム構成としては図7a、7bおよび7cに示したと同等ともの
を用いるものとする。
受信側では、時刻s0のフレームにおいて最初のサブフ
レームを受信する。ここで呼出信号Aが挿入されたサブ
フレームに着目して説明する。ここで、最初のサブフレ
ームに含まれるいくつかの符号語が正しく復号されたと
する。その場合、時刻s0+Tのフレームでは、同期保持
のために同期信号を受信し、2番目のサブフレームに含
まれる正しく復号された符号語のタイミングで受信を休
止する。さらに、時刻s0+2Tのフレームについても、同
期保持のために同期信号を受信した後、正しく受信れた
符号語のタイミングで受信を休止する。したがって、復
号が正しく行われた場合には従来のように再度同じ符号
を復号する必要がなく、不要な電源の消費が解消され
る。
以上の実施例ではフレームを固定長サブフレームに分
割した場合について説明したが、他のフレーム構成でも
本発明を実施できる。図12aおよび図12bはそのようなフ
レーム構成例を示す。図12aは時刻s0のフレーム構成で
あり、図12bは時刻s0+Tのフレーム構成である。この
例では、同一の組み合わせの複数の呼出信号により構成
されたフレームをn回送信する。n回のフレームでその
呼出信号位置が変化しないので、呼出信号のそれぞれの
長さが異なっていても個々の呼出信号の位置を容易に推
定できる。
また、各フレームに同期信号を設けることは必ずしも
必須ではなく、例えば複数個のフレーム毎に同期信号を
設けることもできる。さらに、呼出信号のアドレスとメ
ッセージとが別々のフィールドに配置される場合、例え
ば複数の呼出信号のアドレスをまとめてひとつのフィー
ルドに配置し、それに続くフィールドに各呼出信号のメ
ッセージをアドレスの位置に対応して配置する場合にも
本発明を同様に実施できる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−44821(JP,A) 特開 昭57−41044(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ個別番号が割り当てられた複数の
    受信機と、 呼び出そうとする受信機に対してその受信機の個別番号
    情報を含む呼出信号をn回(nはあらかじめ定められた
    2以上の整数)送信する基地局と を備え、 上記呼出信号には誤り検出または訂正を行うためのチェ
    ックビットが付加され、 上記受信機には受信した呼出信号に含まれるチェックビ
    ットによりその呼出信号の誤り検出または訂正を実行す
    る手段を備えた 移動通信方式において、 2回目以降に送信される呼出信号の位置は1回目に送信
    された同じ呼出信号の位置に対してあらかじめ定められ
    た規則にしたがって決定され、 上記受信機は、誤りなく受信されたと確認された信号部
    分について、繰り返し受信される同じ呼出信号の同一信
    号部分のタイミングでその受信動作を休止させる手段を
    含む ことを特徴とする移動通信方式。
  2. 【請求項2】上記基地局から送信は1以上の呼出信号を
    含むフレームを単位とし、 同一の呼出信号はn個のフレームにより繰り返し送信さ
    れ、 同一の呼出信号の各フレーム内での位置はあらかじめ定
    められた規則により決定された 請求項1記載の移動通信方式。
  3. 【請求項3】各フレームはn個の固定長サブフレームに
    より構成され、 フレーム内の最初のサブフレームには新しい一以上の呼
    出信号が挿入され、 フレーム内のm番目のサブフレームにはm回目に送信す
    る一以上の呼出信号が挿入され、 上記受信動作を休止させる手段は、あるフレームにおけ
    るi番目のサブフレームの信号がそのフレームまたはそ
    れ以前のフレームですでに誤りなく受信されたことが確
    認されているとき、次のフレームではi+1番目のサブ
    フレームの受信動作を休止させるサブフレーム受信休止
    手段を含む 請求項2記載の移動通信方式。
  4. 【請求項4】各フレームはn個の固定長サブフレームに
    より構成され、 フレーム内の最初のサブフレームには新しい一以上の呼
    出信号が挿入され、 フレーム内のm番目のサブフレームにはm回目に送信す
    る一以上の呼出信号が挿入され、 上記受信動作を休止させる手段は、あるフレームにおけ
    るi番目のサブフレームの個々の呼出信号について、そ
    の呼出信号がそのフレームまたはそれ以前のフレームで
    すでに誤りなく受信されたことが確認されているとき、
    次のフレームではi+1番目のサブフレームのその呼出
    信号に対する受信動作を休止させる呼出信号休止手段を
    含む 請求項2記載の移動通信方式。
  5. 【請求項5】各フレームはn個の固定長サブフレームに
    より構成され、 フレーム内の最初のサブフレームには新しい一以上の呼
    出信号が挿入され、 フレーム内のm番目のサブフレームにはm回目に送信す
    る一以上の呼出信号が挿入され、 上記受信動作を休止させる手段は、あるフレームにおけ
    るi番目のサブフレームの一連のチェックビットにより
    誤り検出または訂正を実行できる最小の符号語につい
    て、その符号語がそのフレームまたはそれ以前のフレー
    ムですでに誤りなく受信されたことが確認されていると
    き、次のフレームではi+1番目のサブフレームのその
    符号語に対する受信動作を休止させる符号語受信休止手
    段を含む 請求項2記載の移動通信方式。
  6. 【請求項6】上記受信機は受信専用の無線呼出用受信機
    である請求項1ないし5のいずれか記載の移動通信方
    式。
  7. 【請求項7】請求項1ないし5のいずれか記載の移動通
    信方式を用いた無線選択呼出方式。
  8. 【請求項8】自分に割り当てられた個別番号を記憶する
    番号記憶手段と、 基地局がn回(nはあらかじめ定められた2以上の整
    数)送信する呼出信号を受信する受信手段と、 受信した呼出信号に含まれるチェックビットによりその
    呼出信号の誤り検出または訂正を実行する手段と、 受信した呼出信号に含まれる個別番号情報が上記番号記
    憶手段に記憶された個別番号と一致したときには呼出処
    理を行う手段と を備えた受信機において、 2回目以降に受信される呼出信号の位置は1回目に受信
    された同じ呼出信号の位置から予測可能であり、 誤りなく受信されたと確認された信号部分について、繰
    り返し受信される同じ呼出信号の同一信号部分のタイミ
    ングでその受信動作を休止させる手段を備えた ことを特徴とする受信機。
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