JPH11237238A - 回転体軸偏心量測定装置 - Google Patents

回転体軸偏心量測定装置

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JPH11237238A
JPH11237238A JP4217198A JP4217198A JPH11237238A JP H11237238 A JPH11237238 A JP H11237238A JP 4217198 A JP4217198 A JP 4217198A JP 4217198 A JP4217198 A JP 4217198A JP H11237238 A JPH11237238 A JP H11237238A
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JP
Japan
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rotating body
frequency
pass filter
eccentricity
low
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JP4217198A
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Inventor
Toshiyuki Sumita
敏之 住田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転体61の回転速度が低下した場合、ノイ
ズ成分の周波数がローパスフィルタのカットオフ周波数
より低くなると、ローパスフィルタによりノイズ成分が
減衰されない。 【解決手段】 回転体61の回転速度に応じてカットオ
フ周波数可変ローパスフィルタ部12a,12bのカッ
トオフ周波数を変更する。したがって、距離検出器2
a,2bにより検出された回転体61までの空隙長を示
す電気信号のうちの高周波ノイズ成分を回転体61の回
転速度が変化しても良好に減衰させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発電機や電動機
などの回転体の軸の偏心量を測定する回転体軸偏心量測
定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の回転体軸偏心量測定装置の
構成を示すブロック図である。図において、101は従
来の回転体軸偏心量測定装置であり、2は回転体61ま
での距離を検出する距離検出器であり、3は回転体61
の回転数を検出する回転数検出器である。
【0003】101Aは、距離検出器2および回転数検
出器3からの出力値に基づいて、回転体61の軸の偏心
量を演算する演算部である。演算部101Aにおいて、
110は、回転数検出器3からの出力値に基づいて、回
転体61の回転周期を計算し、偏心量演算部111に出
力する回転周期演算部であり、116は、距離検出器2
の出力信号に含まれるノイズなどの所定のカットオフ周
波数以上の高周波成分を減衰させるローパスフィルタで
ある。
【0004】なお、ローパスフィルタ116は、回転体
61の表面に傷などがあった場合に、距離検出器2によ
り検出された回転体61までの距離を示す電気信号に重
畳される高周波ノイズを減衰させる目的で設けられてい
る。
【0005】111は、ローパスフィルタ116で高周
波成分を減衰させた距離検出器2の出力値と回転周期演
算部110からの出力値に基づいて、1回転周期内にお
ける回転体61と距離検出器2との間の最大空隙長と最
小空隙長を検出し、それらの値から偏心量を演算し、演
算した偏心量を出力する偏心量演算部である。
【0006】次に動作について説明する。演算部101
Aでは、回転周期演算部110が、回転数検出器3から
の出力値に基づいて、回転体61の回転周期を計算し、
偏心量演算部111が、ローパスフィルタ116で高周
波成分を減衰させた距離検出器2の出力値と、回転周期
演算部110により計算した回転体61の回転周期に基
づいて偏心量を演算し、演算した偏心量を出力する。
【0007】なお、このような回転体軸偏心量測定装置
が利用される装置としては、特開昭61−10113号
公報に記載の装置などがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転体軸偏心量
測定装置は以上のように構成されているので、回転体6
1の回転速度が低下し(回転周期が増加し)、それに伴
って、回転体61の表面の傷などに起因して発生するノ
イズ成分の周波数が低下した場合、そのノイズ成分の周
波数がローパスフィルタのカットオフ周波数より低くな
ると、ローパスフィルタによりノイズ成分が十分減衰さ
れず、算出される偏心量の誤差が大きくなるなどの課題
があった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、回転体の回転速度に応じてローパ
スフィルタのカットオフ周波数を変更することにより、
回転体の回転速度が低下した場合にも、ノイズ成分を良
好に減衰させることができる回転体軸偏心量測定装置を
得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回転体軸
偏心量測定装置は、回転体までの距離を検出し、電気信
号として出力する距離検出手段と、回転体の回転数を検
出する回転数検出手段と、回転数検出手段により検出さ
れた回転体の回転数に応じてカットオフ周波数を調整
し、距離検出手段により出力された電気信号の高周波成
分を減衰させるローパスフィルタ回路と、ローパスフィ
ルタ回路より高周波成分を減衰させた電気信号に基づい
て回転体の偏心量を演算する偏心量演算手段とを備えた
ものである。
【0011】この発明に係る回転体軸偏心量測定装置
は、スイッチトキャパシタ回路を使用したローパスフィ
ルタをローパスフィルタ回路として使用したものであ
る。
【0012】この発明に係る回転体軸偏心量測定装置
は、回転体までの距離を検出し、電気信号として出力す
る距離検出手段と、回転体の回転数を検出する回転数検
出手段と、回転数検出手段により検出された回転体の回
転数に応じてパス周波数帯域を調整し、距離検出手段に
より出力された電気信号のパス周波数帯域以外の周波数
成分を減衰させるバンドパスフィルタ回路と、バンドパ
スフィルタ回路より高周波成分を減衰させた電気信号に
基づいて回転体の偏心量を演算する偏心量演算手段とを
備えたものである。
【0013】この発明に係る回転体軸偏心量測定装置
は、回転体までの距離を検出し、電気信号として出力す
る距離検出手段と、回転体の回転数を供給する所定の外
部装置に接続される接続端子と、接続端子を介して供給
される回転体の回転数に応じてカットオフ周波数を調整
し、距離検出手段により出力された電気信号の高周波成
分を減衰させるローパスフィルタ回路と、ローパスフィ
ルタ回路より高周波成分を減衰させた電気信号に基づい
て回転体の偏心量を演算する偏心量演算手段とを備えた
ものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
回転体軸偏心量測定装置の構成を示すブロック図であ
り、図2は、回転体軸偏心量測定装置1におけるカット
オフ周波数可変ローパスフィルタ部12aの構成を示す
ブロック図である。図において、1は回転体軸偏心量測
定装置であり、2aは、回転体61までのX軸方向の距
離を検出する第1の距離検出器(距離検出手段)であ
り、2bは、回転体61までのY軸方向の距離を検出す
る第2の距離検出器(距離検出手段)であり、3は、回
転体61の回転数を検出する回転数検出器(回転数検出
手段)である。
【0015】1Aは、第1の距離検出器2a、第2の距
離検出器2bおよび回転数検出器3からの出力値に基づ
いて、回転体61の軸の偏心量を演算する演算部であ
る。演算部1Aにおいて、10は、回転数検出器3から
の出力値に基づいて、回転体61の回転速度(すなわち
回転周波数)と回転周期を演算し、その回転周期を偏心
量演算部11に出力するとともに、その回転周波数に応
じた制御信号をカットオフ周波数可変ローパスフィルタ
部12a,12bに出力する回転周波数演算部(回転数
検出手段)である。
【0016】12aは、回転周波数演算部10からの制
御信号に従ってカットオフ周波数を設定し、第1の距離
検出器2aの出力信号の高周波成分を減衰させるカット
オフ周波数可変ローパスフィルタ部(ローパスフィルタ
回路)であり、12bは、回転周波数演算部10からの
制御信号に従ってカットオフ周波数を設定し、第2の距
離検出器2bの出力信号に含まれるノイズなどの高周波
成分を減衰させるカットオフ周波数可変ローパスフィル
タ部(ローパスフィルタ回路)である。
【0017】11は、カットオフ周波数可変ローパスフ
ィルタ部12a,12bで高周波成分を減衰させた、第
1および第2の距離検出器2a,2bの出力値と回転周
波数演算部10からの出力値に基づいて偏心量を演算
し、演算した偏心量を表示部4に表示させる偏心量演算
部(偏心量演算手段)である。
【0018】カットオフ周波数可変ローパスフィルタ部
12a(図2)において、21は、回転周波数演算部1
0からの制御信号に従って、それぞれカットオフ周波数
が異なるローパスフィルタ22〜25のいずれかを第1
の距離検出器2aに接続するスイッチ部であり、22〜
25は、スイッチ部21と偏心量演算部11との間にそ
れぞれ設けられ、それぞれカットオフ周波数が異なるロ
ーパスフィルタである。なお、カットオフ周波数可変ロ
ーパスフィルタ部12bは、カットオフ周波数可変ロー
パスフィルタ部12aと同様に構成されている。また、
回転周波数演算部10は、ローパスフィルタ22〜25
のうち、演算した回転周波数に最も近いカットオフ周波
数を有するローパスフィルタを選択させる制御信号をス
イッチ部21に供給する。
【0019】次に動作について説明する。図3は、この
発明の実施の形態1による回転体軸偏心量測定装置の動
作を説明するフローチャートである。
【0020】まずステップST1において、回転周波数
演算部10は、回転数検出器3より供給される回転数に
対応するパルス信号の時間間隔を計測し、回転体61が
1回転に要する時間(すなわち回転周期)を計算する。
【0021】次に、ステップST2において、回転周波
数演算部10は、回転体61が1回転に要する時間すな
わち回転周期から回転周波数を計算し、その回転周波数
に最も近いカットオフ周波数を有するローパスフィルタ
を、カットオフ周波数可変ローパスフィルタ部12a,
12bのローパスフィルタ22〜25から選択する。ま
た、ステップST3において、偏心量演算部11は、そ
の回転周期と、カットオフ周波数可変ローパスフィルタ
部12a,12bからの信号に基づいて偏心量を計算
し、表示部4に表示させる。
【0022】そして、ステップST4において、回転周
波数演算部10は、前回選択したローパスフィルタと今
回選択したローパスフィルタが同一であるか否かを判定
し、同一ではないと判定した場合、ステップST5にお
いて、選択したローパスフィルタに切り替えるための制
御信号をカットオフ周波数可変ローパスフィルタ部12
a,12bのスイッチ部21に供給する。スイッチ部2
1は、その制御信号に従ってローパスフィルタを切り替
える。
【0023】一方、前回選択したローパスフィルタと今
回選択したローパスフィルタが同一であると判定した場
合、回転周波数演算部10は、ローパスフィルタの切り
替えのための制御信号を供給しない。そして、ステップ
ST1に戻り、ステップST1〜ステップST5の処理
が繰り返される。
【0024】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、回転体の回転速度に応じてローパスフィルタのカッ
トオフ周波数を変更することにより、回転体の回転速度
が低下した場合にも、ノイズ成分を良好に減衰させるこ
とができるという効果が得られる。なお、上記実施の形
態による回転体軸偏心量測定装置に例えばモバイルコン
ピュータを接続することにより、回転体が設置してある
場所で軸の偏心状態を監視しながら、軸振れの修正など
を実施することができる。
【0025】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
よる回転体軸偏心量測定装置は、実施の形態1による回
転体軸偏心量測定装置のカットオフ周波数可変ローパス
フィルタ部12a,12bを変更したものである。実施
の形態2による回転体軸偏心量測定装置のカットオフ周
波数可変ローパスフィルタ部12a,12bは、それぞ
れスイッチトキャパシタ回路を利用したローパスフィル
タ(スイッチトキャパシタフィルタ)である。このカッ
トオフ周波数可変ローパスフィルタ部12a,12b
は、スイッチトキャパシタ回路におけるスイッチング素
子を駆動するクロック信号の周波数を変更して、カット
オフ周波数を調整する。
【0026】なお、その他の構成要素は、実施の形態1
のものと同様であるので、その説明を省略する。
【0027】次に動作について説明する。図4は、この
発明の実施の形態2による回転体軸偏心量測定装置の動
作を説明するフローチャートである。ステップST11
〜ステップST13は、実施の形態1の処理(図3のス
テップST1〜ステップST3)と同様であるので、そ
の説明を省略する。
【0028】この実施の形態2では、ステップST14
において、回転周波数演算部10は、カットオフ周波数
可変ローパスフィルタ部12a,12bに、演算した回
転周波数に応じて、スイッチトキャパシタ回路における
スイッチング素子を駆動するクロック信号の周波数を変
更するための信号を供給する。カットオフ周波数可変ロ
ーパスフィルタ部12a,12bは、その信号に応じ
て、カットオフ周波数を回転周波数に設定する。
【0029】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、ローパスフィルタとしてスイッチトキャパシタ回路
を使用しているので、カットオフ周波数を連続的に変化
させることが可能になり、回転体の回転周波数に応じ
て、より細かくカットオフ周波数を設定することがで
き、より正確にノイズ成分だけを減衰させて正確に偏心
量を演算することができるという効果が得られる。
【0030】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3による回転体軸偏心量測定装置の構成を示すブロ
ック図である。この発明の実施の形態3による回転体軸
偏心量測定装置は、実施の形態1による回転体軸偏心量
測定装置のカットオフ周波数可変ローパスフィルタ部1
2a,12bをバンドパスフィルタ部41a,41bに
変更したものである。
【0031】41aおよび41bは、回転周波数演算部
10からの制御信号に従ってパス周波数帯域を設定し、
第1の距離検出器2aと第2の距離検出器2bの出力信
号のパス周波数帯域以外の高周波成分および低周波成分
を減衰させるバンドパスフィルタ部(バンドパスフィル
タ回路)である。例えば、図2に示すカットオフ周波数
可変ローパスフィルタ部12a,12bのローパスフィ
ルタ22〜25の代わりに、パス周波数帯域の異なるバ
ンドパスフィルタを設けたものを、このバンドパスフィ
ルタ部41a,41bとしてもよい。
【0032】なお、その他の構成要素は、実施の形態1
のものと同様であるので、その説明を省略する。
【0033】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、ローパスフィルタの代わりにバンドパスフィルタを
使用したので、高周波ノイズの他にも低周波な外乱など
が偏心量の演算に対して与える影響を抑制することがで
きるという効果が得られる。
【0034】実施の形態4.図6は、この発明の実施の
形態4による回転体軸偏心量測定装置の構成を示すブロ
ック図である。この発明の実施の形態4による回転体軸
偏心量測定装置は、実施の形態1による回転体軸偏心量
測定装置における回転数検出器3および回転周波数演算
部10を利用して回転周期の計算をする代わりに、回転
体61の回転周期を計算する外部装置31から回転体6
1の回転周期を供給させるものである。なお、例えば回
転体61が電動機である場合、その速度制御などに利用
するために電動機の回転軸の回転速度を計測することが
多い。したがって、このような計測に使用する装置を上
述の外部装置31として利用することができる。
【0035】実施の形態4による回転体軸偏心量測定装
置において、11Aは、端子(接続端子)18を介して
外部装置31より供給された回転体61の回転周期から
カットオフ周波数可変ローパスフィルタ部12a,12
bに供給する上述の制御信号を計算するとともに、供給
された回転周期とカットオフ周波数可変ローパスフィル
タ部12a,12bからの出力値に基づいて回転体61
の偏心量を演算する偏心量演算部である。
【0036】次に動作について説明する。実施の形態4
による回転体軸偏心量測定装置においては、偏心量演算
部11Aが、端子18を介して外部装置31より供給さ
れた回転体61の回転周期からカットオフ周波数可変ロ
ーパスフィルタ部12a,12bに供給する上述の制御
信号を計算し、その制御信号をカットオフ周波数可変ロ
ーパスフィルタ部12a,12bに供給する。さらに、
偏心量演算部11Aは、外部装置31より供給された回
転周期とカットオフ周波数可変ローパスフィルタ部12
a,12bからの出力値に基づいて回転体61の偏心量
を演算し、表示部4に表示させる。
【0037】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、外部装置で計算された回転体の回転周期を利用する
ことにより、回転周期を演算するための回路および検出
器を省略することができるので、装置のコストおよびサ
イズを低減することができるという効果が得られる。
【0038】なお、上記実施の形態による回転体軸偏心
量測定装置に例えばモバイルコンピュータを接続するこ
とにより、回転体が設置してある場所で軸の偏心状態を
監視しながら、軸振れの修正などを実施することができ
る。
【0039】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、回転
体までの距離を検出するとともに回転体の回転数を検出
し、検出した回転体の回転数に応じてローパスフィルタ
回路のカットオフ周波数を調整し、距離を示す電気信号
の高周波成分をそのローパスフィルタ回路で減衰させ、
その高周波成分を減衰させた電気信号に基づいて回転体
の偏心量を演算するように構成したので、回転体の回転
速度が低下した場合にも、ノイズ成分を良好に減衰させ
ることができる効果がある。
【0040】この発明によれば、スイッチトキャパシタ
回路を使用したローパスフィルタをローパスフィルタ回
路として使用したので、カットオフ周波数を連続的に変
化させることが可能になり、回転体の回転周波数に応じ
て、より細かくカットオフ周波数を設定することがで
き、より正確にノイズ成分だけを減衰させて正確に偏心
量を演算することができる効果がある。
【0041】この発明によれば、回転体までの距離を検
出するとともに回転体の回転数を検出し、検出した回転
体の回転数に応じてバンドパスフィルタ回路のパス周波
数帯域を調整し、距離を示す電気信号のパス周波数帯域
以外の周波数成分をそのバンドパスフィルタ回路で減衰
させ、バンドパスフィルタ回路を通過した電気信号に基
づいて回転体の偏心量を演算するように構成したので、
高周波ノイズの他にも低周波な外乱などが偏心量の演算
に対して与える影響を抑制することができる効果があ
る。
【0042】この発明によれば、所定の外部装置より供
給される回転体の回転数に応じてローパスフィルタ回路
のカットオフ周波数を調整し、距離を示す電気信号の高
周波成分をそのローパスフィルタ回路で減衰させ、その
高周波成分を減衰させた電気信号に基づいて回転体の偏
心量を演算するように構成したので、回転周期を演算す
るための回路および検出器を省略することができ、装置
のコストおよびサイズを低減することができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による回転体軸偏心
量測定装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の回転体軸偏心量測定装置におけるカッ
トオフ周波数可変ローパスフィルタ部の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による回転体軸偏心
量測定装置の動作を説明するフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2による回転体軸偏心
量測定装置の動作を説明するフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態3による回転体軸偏心
量測定装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による回転体軸偏心
量測定装置の構成を示すブロック図である。
【図7】 従来の回転体軸偏心量測定装置の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 回転体軸偏心量測定装置、2a 第1の距離検出器
(距離検出手段)、2b 第2の距離検出器(距離検出
手段)、3 回転数検出器(回転数検出手段)、4 表
示部、10 回転周波数演算部(回転数検出手段)、1
1 偏心量演算部(偏心量演算手段)、12a,12b
カットオフ周波数可変ローパスフィルタ部(ローパス
フィルタ回路)、18 端子(接続端子)、31 外部
装置、41a,41b バンドパスフィルタ部(バンド
パスフィルタ回路)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体までの距離を検出し、電気信号と
    して出力する距離検出手段と、 前記回転体の回転数を検出する回転数検出手段と、 前記回転数検出手段により検出された前記回転体の回転
    数に応じてカットオフ周波数を調整し、前記距離検出手
    段により出力された電気信号の高周波成分を減衰させる
    ローパスフィルタ回路と、 前記ローパスフィルタ回路より高周波成分を減衰させた
    前記電気信号に基づいて前記回転体の偏心量を演算する
    偏心量演算手段とを備えた回転体軸偏心量測定装置。
  2. 【請求項2】 ローパスフィルタ回路は、スイッチトキ
    ャパシタ回路を使用したローパスフィルタであることを
    特徴とする請求項1記載の回転体軸偏心量測定装置。
  3. 【請求項3】 回転体までの距離を検出し、電気信号と
    して出力する距離検出手段と、 前記回転体の回転数を検出する回転数検出手段と、 前記回転数検出手段により検出された前記回転体の回転
    数に応じてパス周波数帯域を調整し、前記距離検出手段
    により出力された電気信号のパス周波数帯域以外の周波
    数成分を減衰させるバンドパスフィルタ回路と、 前記バンドパスフィルタ回路より高周波成分を減衰させ
    た前記電気信号に基づいて前記回転体の偏心量を演算す
    る偏心量演算手段とを備えた回転体軸偏心量測定装置。
  4. 【請求項4】 回転体までの距離を検出し、電気信号と
    して出力する距離検出手段と、 前記回転体の回転数を供給する所定の外部装置に接続さ
    れる接続端子と、 前記接続端子を介して供給される前記回転体の回転数に
    応じてカットオフ周波数を調整し、前記距離検出手段に
    より出力された電気信号の高周波成分を減衰させるロー
    パスフィルタ回路と、 前記ローパスフィルタ回路より高周波成分を減衰させた
    前記電気信号に基づいて前記回転体の偏心量を演算する
    偏心量演算手段とを備えた回転体軸偏心量測定装置。
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