JPH11237099A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH11237099A
JPH11237099A JP10037394A JP3739498A JPH11237099A JP H11237099 A JPH11237099 A JP H11237099A JP 10037394 A JP10037394 A JP 10037394A JP 3739498 A JP3739498 A JP 3739498A JP H11237099 A JPH11237099 A JP H11237099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
air conditioner
controlled
air
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP10037394A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Tachino
勝己 田地野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Industries Co Ltd
Sinko Industries Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Industries Co Ltd
Sinko Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH11237099A publication Critical patent/JPH11237099A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現場組立が要求される場合であっても単純な
施工作業で足りる、組立作業が簡単な空気調和装置を提
供する。 【解決手段】 空気調和装置内に配置された各種センサ
と、その測定値に基づいて制御される各種駆動用アクチ
ュエータとの間での信号の送受信を、無線通信で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和装置に関
する。さらに詳しくは、装置内部に配置された各種セン
サと、該センサからの信号に基づいて制御される各種ア
クチュエータとの間の信号のやりとりが無線通信で行わ
れる空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、機械室に設置されて複数の空調
領域にダクトで送風する中央式の空気調和装置において
は、空気調和装置内にCO2センサ、温度センサ、湿度セ
ンサ、圧力センサ等の各種センサを配置し、これらのセ
ンサでの測定値に基づいて、流路調節用ダンパ、熱交換
器への熱媒体供給量を調節するバルブ、加湿器への給水
量を調節するバルブ、給気口からの吹出し量を調節する
ファン等の被制御部の制御を行っている。
【0003】空気調和装置は、特に大型のものの場合に
は、該装置を構成する各ユニットを分割搬入して現場組
立されることが多い。このような場合には、上記各セン
サ、制御盤、および被制御部を現場で配線することとな
る。これらの構成要素の結線を、線材が無駄にならない
ように、かつ、メンテナンス作業の邪魔にならないよう
に、整然と行うのは結構面倒な作業であって、時には、
装置内の仕切り壁に孔部を設ける加工工程が必要となる
こともある。これらのことは、施工時間の長大化および
施工コストの増加につながる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明が
解決すべき技術的課題は、現場組立が要求される場合で
あっても単純な施工作業で足りる、組立作業が簡単な空
気調和装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段・作用・効果】本発明は、上
記課題を有効に解決するために創案されたものであっ
て、以下に規定する空気調和装置を提供するものであ
る。
【0006】すなわち、本発明の空気調和装置は、「セ
ンサ」と、「該センサでの測定値に基づいて制御される
被制御部」と、「センサからの信号を受信し該受信信号
に基づいて被制御部を制御する制御盤」と、を機体内に
備えており、センサと制御盤との間での信号の送受信、
および制御盤と被制御部との間での信号の送受信の少な
くとも1方が、無線通信で行われることを特徴としてい
る。
【0007】上記構成を有する本発明の装置において
は、少なくとも無線通信で信号の送受信が行われる要素
間においては結線作業が不要となり、現場での施工工程
が大幅に簡単化される。このような結線作業が不要とな
ることは、工場等での組立後に完成品を納入する場合に
も有益である。センサと制御盤との間での信号の送受
信、および制御盤と被制御部との間での信号の送受信の
両方が無線通信で行われることが好ましい。
【0008】さらに、本発明によって、「センサ」と、
「該センサからの信号を受信する受信部および該受信信
号に基づいて制御量を決定する制御手段を内蔵する被制
御部」と、を機体内に備えており、センサと被制御部と
の間での信号の送受信が無線通信で行われることを特徴
とする空気調和装置が提供される。
【0009】この空気調和装置は、上記本発明の空気調
和装置における「センサからの信号を受信し該受信信号
に基づいて被制御部を制御する制御盤」に相当する機能
を被制御部自体に内蔵したものである。この場合には、
比較的大型の制御盤を省略できるので、空調装置の小型
化という点においても有利である。
【0010】本発明の空気調和装置内に配置されるセン
サとしては、CO2センサ、温度センサ、湿度センサ、圧
力センサ等が考えられる。
【0011】CO2センサでの測定値は、流路調節用ダン
パを制御するのに使用される。温度センサでの測定値
は、熱交換器への熱媒体供給量を調節するバルブを制御
するのに使用される。湿度センサでの測定値は、加湿器
への給水量(水を液体として供給する場合、および蒸気
として供給する場合の両方を含む)を調節するバルブを
制御するのに使用される。圧力センサでの測定値は、例
えば、給気口からの吹出し量を調節するファンを制御す
るのに使用される。
【0012】本発明においては、特にセンサがその外部
と無線通信で信号の送受信を行う場合に、センサ自身が
電源を備えていることが好ましい。電源としては、空気
調和装置内を流れる空気流を受けて発電する風力発電機
および蓄電池を備えていることが好ましい。空気調和装
置内には、装置作動中には常に空気流が生じているの
で、この風力を利用して発電を行うことによって、外部
から電圧を供給したり、交換式または充電式の電池を使
用する必要がなくなり、ランニングコストを抑えること
ができる。また、光を電気に変換するいわゆる太陽電池
を採用してもよい。勿論、交換式または充電式の通常の
電池を採用することも可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、空気調和装置内に各種
センサを配置し、これらのセンサと、その測定値に基づ
いて制御される各種アクチュエータとの間での信号の送
受信を、無線通信で行うことがその本質である。したが
って、どのようなセンサを空気調和装置内に配置し、そ
の測定値に基づいて何をどのように制御するのかという
ことは任意的事項である。以下に、そのような制御の一
例を図1を参照して説明する。
【0014】図1は、本発明の空気調和装置の一実施形
態を示す要部断面図である。図1中“C”はCO2センサ
を、“T”は温度センサを、“H”は湿度センサを、
“P”は圧力センサを、“M”はダンパを駆動するモー
タを、それぞれ、示している。
【0015】還気ファンの左側に配置されたCO2センサ
Cは、還気中でのCO2濃度を測定する。還気中のCO2濃度
が高くなるにしたがって、循環気および換気における換
気割合が増加するように、空気調和装置内の各ダンパの
開度を制御する。
【0016】給気口および還気口付近に配置された温度
センサTにより測定された温度に基づいて、熱交換器へ
の熱媒供給量を調節するバルブ(図1中において熱交換
器に接続された制御弁)を制御する。
【0017】還気ファンの左側に配置された湿度センサ
Hにより測定された湿度に基づいて、加湿器への給水量
を調節するバルブ(図1中において加湿器に接続された
制御弁)を制御する。なお、加湿器への給水は、水を液
体の状態で供給する場合だけでなく、水蒸気として供給
する場合も含まれるのが通常であり、したがって、“給
水量”とはこれらの両方を含む意味である。
【0018】給気口付近に配置された圧力センサPによ
り測定された圧力に基づいて、給気ファンからの給気量
を制御する。つまり、給気口付近の圧力が高くなった場
合には、給気ダクト内の圧力も高くなっており、そのよ
うな場合に、給気を過剰に行うとダクトの破裂を招くお
それがある。したがって、給気口付近の圧力を圧力セン
サPで測定し、該圧力が所定値以上となった場合に給気
ファンからの送風量を小さくする。ファンからの送風量
の調節はファン駆動モータを直接電気的に制御すること
や、ファンの上流または下流側の流路の大きさを機械的
に変更すること等によって達成できる。また、給気ダク
トの途中において、防火ダンパが閉止した場合や、ダク
ト末端部でダンパが不用意に閉止した場合等には、それ
による圧力異常をこの圧力センサPで検知し、音または
光による異常警告を発することもできる。
【0019】また、フィルタ部分に配置した圧力センサ
Pは、該フィルタの目詰まりがあった場合にそれを検知
し、警告を発する。
【0020】上記各センサで測定された測定値の情報
は、無線通信で空気調和装置内の制御盤に送られる。制
御盤は、各測定値に基づいてダンパやバルブ等の上記被
制御部の制御量を決定し、その情報を無線通信で各被制
御部へと発信する。このように、各センサと制御盤との
間での信号の送受信、および制御盤と被制御部との間で
の信号の送受信の両方を無線通信で行うことが好ましい
が、配線等の支障のない場合等には、いずれか一方のみ
における信号の送受信のみを無線通信とし、他方につい
ては有線での信号の送受信を行うことも考えられる。な
お、無線通信の方法については、通常行われている方法
であるから、ここでは説明を省略する。
【0021】図示の実施形態においては、空気調和装置
内に制御盤を設けて、この制御盤で各センサからの情報
を受信し、制御信号を各アクチュエータに送っている。
一方、他の実施形態として、各アクチュエータに制御チ
ップを直接組み込んで、センサからの情報をアクチュエ
ータで直接受信するようにしてもよい。勿論、その場合
には、アクチュエータ内に受信部も組み込むこととな
る。この実施形態では、大型の制御盤を省略することが
でき、空気調和装置の小型化という点においても有利で
ある。
【0022】なお、空気調和装置に配置する各センサ
は、該センサがその外部と無線通信で信号の送受信を行
う場合は特に、センサ自身が電源を備えていることが好
ましい。電源としては、交換式または充電式の通常の電
池を採用することもできるが、センサが空調装置内の空
気流路内に位置する場合には、この空気流を受けて発電
する風力発電機(例えば、プロペラを備えたもの等)およ
び蓄電池を備えていることが好ましい。空気調和装置内
には、装置作動中には常に空気流が生じているので、こ
の風力を利用して発電を行うことによって、外部から電
圧を供給したり、交換式または充電式の電池を採用する
必要がなくなり、ランニングコストを抑えることができ
る。一般にセンサを駆動するのに必要な電力は比較的微
弱であるから、装置を流れる空気流を利用した風力発電
でも、十分にその電力を確保することができる。他の電
源としては、光を電気に変換するいわゆる太陽電池等が
考えられる。
【0023】さらに、センサを有線で制御盤と連結して
いる場合であっても、このような構成を採用することに
よって、ランニングコストを低く抑えることができると
いうメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る空気調和装置を示
す要部断面図である。
【符号の説明】
C CO2センサ T 温度センサ H 湿度センサ P 圧力センサ M ダンパ駆動用モータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサと、該センサでの測定値に基づい
    て制御される被制御部と、センサからの信号を受信し該
    受信信号に基づいて被制御部を制御する制御盤と、を機
    体内に備えており、 センサと制御盤との間での信号の送受信、および制御盤
    と被制御部との間での信号の送受信の少なくとも1方
    が、無線通信で行われることを特徴とする、空気調和装
    置。
  2. 【請求項2】 センサと、該センサからの信号を受信す
    る受信部および該受信信号に基づいて制御量を決定する
    制御手段を内蔵する被制御部と、を機体内に備えてお
    り、 センサと被制御部との間での信号の送受信が無線通信で
    行われることを特徴とする、空気調和装置。
  3. 【請求項3】 前記センサとして、CO2センサ(C)、温
    度センサ(T)、湿度センサ(H)、圧力センサ(P)のうち
    の少なくとも1つを備えており、 CO2センサでの測定値に基づいて制御される被制御部
    が、流路調節用ダンパであり、 温度センサでの測定値に基づいて制御される被制御部
    が、熱交換器への熱媒体供給量を調節するバルブであ
    り、 湿度センサでの測定値に基づいて制御される被制御部
    が、加湿器への給水量を調節するバルブであり、 圧力センサでの測定値に基づいて制御される被制御部
    が、給気口からの吹出し量を調節するファンである、請
    求項1または2記載の空気調和装置。
  4. 【請求項4】 前記センサが、該空気調和装置内を流れ
    る空気流を受けて発電する風力発電機および蓄電池を電
    源として内蔵している、請求項1、2または3記載の空
    気調和装置。
  5. 【請求項5】 前記センサが、電池を電源として内蔵し
    ている、請求項1、2または3記載の空気調和装置。
JP10037394A 1998-02-19 1998-02-19 空気調和装置 Pending JPH11237099A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011524970A (ja) * 2008-06-18 2011-09-08 エノーシャン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 暖房、換気及び空調システム
KR101451238B1 (ko) * 2013-08-01 2014-10-15 안동대학교 산학협력단 사계절 일정 구동전력을 가지는 공기압축기 운전 제어장치 및 그 운전 제어방법
JP2017155962A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 三菱重工業株式会社 空調システム

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