JPH11236945A - 振動吸収体 - Google Patents

振動吸収体

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JPH11236945A
JPH11236945A JP10349642A JP34964298A JPH11236945A JP H11236945 A JPH11236945 A JP H11236945A JP 10349642 A JP10349642 A JP 10349642A JP 34964298 A JP34964298 A JP 34964298A JP H11236945 A JPH11236945 A JP H11236945A
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JP
Japan
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mount
load plate
vibration
mass
vibration absorber
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Application number
JP10349642A
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English (en)
Inventor
Donald C Bailey
シー. ベイリー ドナルド
Chan Park
パーク チャン
Flotow Andreas H Von
エイチ. フォン フロトウ アンドレアス
William Jensen
ジェンセン ウィリアム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Enerpac Tool Group Corp
Original Assignee
Applied Power Inc
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F7/00Vibration-dampers; Shock-absorbers
    • F16F7/10Vibration-dampers; Shock-absorbers using inertia effect
    • F16F7/104Vibration-dampers; Shock-absorbers using inertia effect the inertia member being resiliently mounted
    • F16F7/108Vibration-dampers; Shock-absorbers using inertia effect the inertia member being resiliently mounted on plastics springs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F1/00Springs
    • F16F1/36Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
    • F16F1/3615Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers with means for modifying the spring characteristic
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F7/00Vibration-dampers; Shock-absorbers
    • F16F7/10Vibration-dampers; Shock-absorbers using inertia effect
    • F16F7/1005Vibration-dampers; Shock-absorbers using inertia effect characterised by active control of the mass

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動吸収体の共鳴周波数を、航空機のエンジ
ン速度の変化により生ずる振動周波数の変化に追従して
変化させることができる振動吸収体を提供する。 【解決手段】 航空機の機体のような振動体に取着され
るマウントを有する振動低減装置。プレートが塊状体に
よりマウントから離隔して配設されている。第1の弾性
リングが塊状体とマウントとの間で圧縮され、第2の弾
性リングが塊状体とプレートとの間で圧縮される。リン
グは、塊状体が振動する共鳴I周波数を画定する剛性を
有するばねとして作用する。振動体の振動は振動エネル
ギを吸収する塊状体の動きにより低減され、エネルギの
吸収は塊状体が振動周波数において共鳴すると最小にな
る。コントローラが振動体の振動を感知し、かつ、マウ
ントとプレートとの間の間隔を変える機構を作動させて
ばねの剛性を調整する。ばねの剛性は、塊状体の共鳴周
波数が振動体の振動周波数に調整されるまで変化され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機の機体のよ
うな構造部材の振動に抗する装置、特に振動周波数の変
化に対して適合した性能を発揮するように動的に同調即
ち調整することができる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】航空機のエンジンは、機体に有意の振動
を引き起こす。プロペラ動力の飛行機の場合には、プロ
ペラのブレードは、外面に衝突して、例えば、約100
Hzの時間周期の振動を機体に引き起こす空気圧パルス
を生ずるが、この振動は機体の他の構造部材に伝わる。
ジェットエンジンもまた、支持部材に振動を誘起する。
誘起された振動は、チェックしないままにしておくと、
航空機のキャビンに不快な騒音を発生するとともに、機
体に重大な疲労を引き起こすことがある。
【0003】かくして、振動吸収体(vibration absorbe
r)が、機体全体に亘って構造部材に取着される。例え
ば、フォッカー(Fokker)50ターボプロップ機は、15
0の機体装着吸収体を担持している。かかる装置は、典
型的には、塊状体(mass)を振動させることができるばね
として作用する弾性部材によって塊状体を機体に取着す
る簡単なばね/塊状体系として構成される。弾性パッド
と金属片持ばりがばねとして使用されてきた。ばね/塊
状体系は、吸収体が取着される機体の構造部材における
共通の振動周波数で共鳴するように固定調整され、従っ
て、この周波数の振動エネルギを最適に吸収する。吸収
体は、ほとんどが大きなクオリティファクタQによる共
鳴において大きな機械的インピーダンスを有している。
他の周波数における吸収(機械的インピーダンス)は、
共鳴周波数からのずれの関数として低減する。
【0004】固定調整吸収体には、機体の振動の周波数
が、特に、ジェット機の場合に、エンジン速度とともに
変動するという欠点がある。吸収体は、航空機の公称巡
航速度において生ずる振動周波数に調整することができ
るが、他の周波数で起こる振動の最適吸収は少なくな
る。更に、弾性タイプの吸収体の調整は、弾性材料の経
時変化及び温度とともに変化する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、振動周波数及
び他の因子の変動に動的に適用することができる吸収体
の提供が所望されている。
【0006】本発明の目的は、異なる振動周波数に自動
的に適応することができる、構造部材の時間周期振動を
吸収する吸収体を提供することにある。
【0007】本発明の別の目的は、構造部材の周波数の
変化に動的に適応するように調整することができる共鳴
周波数を有する塊状体/ばね系を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、振動体
に取着されるマウントを有する振動吸収体が提供されて
いる。塊状体が、塊状体をマウントに対して振動させる
ことができるばねによりマウントに結合されている。ば
ねは、塊状体が振動する共鳴周波数を提供する剛性(sti
ffness)を有する。制御信号に応答してばねの剛性を調
整することにより、共鳴周波数を変える装置が設けられ
ている。
【0009】第1のセンサが、振動体の振動を示す信号
を発生する。制御信号が、センサの信号を受信して制御
信号を発生し、共鳴周波数が振動の周波数に同調即ち調
整されるまで、機構にばねの剛性を調整させる。
【0010】好ましい実施の形態においては、塊状体
は、マウントと負荷プレートとの間に、マウントおよび
負荷プレートと平行する面内で塊状体が振動することが
できるようにする1対の弾性リングにより支持される。
弾性リングは、ばねとして動作し、ばねの剛性はリング
の予荷重圧縮力の関数である。モータ駆動機構が負荷プ
レートとマウントとの間の距離即ち間隔を変え、かくし
て、弾性リングの予荷重圧縮力を変える。
【0011】
【発明の実施の形態】先づ、図1及び2について説明す
ると、振動吸収体10は、直流(DC)モータ14が一
方の側に装着されたハウジング12を有している。ハウ
ジングは円筒形をなしており、モータ14のシャフト1
8が挿通される孔を中心に有している。シャフト18
は、調和装置(harmonic device)20に接続され、調和
装置20にはクランク22が複数のボルト24により取
着されている。調和装置は、モータのシャフト18の1
00回転ごとにクランク22を1回転させる100対1
の歯車減速機である。調和装置20とクランク22の一
部は、モータ14が取着されている側から離隔したハウ
ジングの他方の側の凹部26に収納されている。しかし
ながら、調和装置20とクランク22は、ハウジング1
2から離れて配置され、モータのシャフト18により駆
動されたときに軸線33を中心に凹部内で回転すること
ができるようになっている。モータ14が取着されてい
る構成部材の集成体は、図3において分解斜視図として
も図示されている。
【0012】ディスク状の負荷プレート28が、モータ
18から離隔したハウジング12の端部にボルト30に
より取着されている。スラストベアリング32が、クラ
ンク22の環状フランジと負荷プレート28の表面との
間に挟設されている。以下において説明するように、ス
ラストベアリング32は、クランクを負荷プレートに対
して回転させるとともに、軸線方向の力を負荷プレート
に印加している。負荷プレート28には、中央に孔34
が形成され、チューブ状の突起36が中央の孔34を介
してクランク22のディスク形状部から延びている。ク
ランクの突起36には雄ねじが形成され、雄ねじはマウ
ント40のネック38の孔37の雌ねじと係合する。ネ
ック38の外面は、負荷プレート28の孔38の径方向
に対向する2つのキー溝44と整合する径方向に対向し
た2つのキー溝42を有している。1対のキー46が、
整合するキー溝42及び44に配置され、負荷プレート
28とマウント40とを回転自在に連係している。キー
溝44は、負荷プレート28をキーに沿って、かくし
て、マウント40に対して軸線方向に動かすことができ
るスロットである。
【0013】マウント40はディスク形状部48を有し
ており、ネック38はこのディスク形状部48から延び
ている。負荷プレート28に対面するディスク形状部の
主要面50は、主要面50の外縁部がネック38と隣接
する主要面の部分よりも負荷プレート28から離隔する
ように面取りされている。同様に、マウント40に対面
する負荷プレート28の面52も、外縁部が負荷プレー
トの中心に最も近い面の部分よりもマウント40から離
れるように面取りされている。ディスク形状の素子48
及び28の面取りされた面50及び52は、截頭円錐状
の面となっている。図2から明らかなように、マウント
40および負荷プレート28の面取り面50及び52
は、振動吸収体10の軸線を中心に延びる略V字状の溝
を形成している。
【0014】タングステンから形成された重量のある環
状の調整塊状体(tuning mass)が、マウント40と負荷
プレート32との間の溝に配設されており、マウントの
ネック38が自由に延びる丸い孔を中央に有している。
調整塊状体54の端面56及び58には、調整塊状体の
内径部の厚さが外径部の厚さよりも小さくなるように中
心に向けて内方へテーパが付されている。即ち、2つの
端面56と58は、マウント40及び負荷プレート28
の面取り面56及び58とそれぞれ角度をもって平行す
るように形成されている。第1の弾性リング60が、マ
ウント40の面取り面50と調整塊状体52の端面56
との間に配設されている。第1の弾性リング60の表面
は、平行にテーパが付されており、従って、それぞれの
整合面のテーパと対応している。同様の第2の弾性リン
グ62が、負荷プレート28の面取り面52と調整塊状
体54の他方の端面58との間に配設されている。例え
ば、弾性リング60及び62はいずれも、ゴムから形成
することができる。振動吸収体10の集成の際には、ク
ランク22のチューブ状の突起36は、クランク22が
軸線方向の力をスラストベアリング32を介して負荷プ
レート28に印加するように、マウント40のネック3
8の孔に螺挿され、マウント40と負荷プレート28と
の間の2つの弾性リング60及び62を調整塊状体52
に対して圧縮する。
【0015】マウント40のネック38から離隔する側
には、吸収されるべき振動をもつ構造部材の孔に螺挿さ
れるねじ付きの取付突起65が形成されている。装置1
0は、以下において説明するように、軸線33と直交す
る軸線に沿って生ずる振動を吸収する。
【0016】カップ状の外側シェル64が、モータ及び
マウント40の縁部の周囲を延びて、吸収体10の構成
部材を包囲するように配設されている。このシェルは、
ハウジング12の孔に圧入された1対のピン65により
取着されている。電気コネクタ68が、シェルに取り付
けられ、振動吸収体10の内部の電子部品その他の構成
部材に接続することができるようになっている。
【0017】弾性リング60及び62のレジリエンス即
ち弾性は、調整塊状体54を振動吸収体の長手方向の軸
線33と直交して振動させるばねとして作用する。従っ
て、振動吸収体10は、長手方向の軸線33が吸収され
るべき振動が生ずる面と直交するように機体に装着され
る。弾性リング60及び62は軸線33を中心に対称を
なしているので、振動吸収体は軸線33と直交する2つ
の軸線に沿った成分を有する振動と反応する。弾性リン
グ60及び62と、調整塊状体54、マウント40及び
負荷プレート28との面取りされた界面は、調整塊状体
が振動を行うとリング内に圧縮及び剪断応力を生ずる。
調整塊状体54は、該塊状体の質量と弾性リング60及
び62のレジリエンス、即ち、ばね剛性との関数である
共鳴周波数で振動を行う。共鳴周波数が機体の振動周波
数と整合すると、調整塊状体の振動による振動エネルギ
の最適吸収が行われる。
【0018】DCモータ14は双方向であり、クランク
22をマウント40のネック38に対して調整すること
により負荷プレート28とマウントとを互いに対して接
離自在に動かすことができるようにしている。以下にお
いて説明するように、この動きは、弾性リング60及び
81のレジリエンスを変え、従って、これらのリングに
より形成されるばねの剛性を変える。これにより、振動
吸収体10の共鳴周波数を機体構造体の異なる振動周波
数に動的に調整することができ、経年及び温度変化によ
る調整の変動を補償することができる。
【0019】図4に関して説明すると、振動吸収体10
のばね剛性が、機体構造部材の感知された振動に応答し
て制御回路80により変えられるようになっている。ア
メリカ合衆国、テキサス州、ヒューストンに所在するジ
オスペース コーポレーション(Geospace Corporatio
n)により製造されているモデルGS14-L9のような機体ジ
オホン81がマウント80に取着され、軸線33と直交
する面において生ずる機体の振動を感知するようになっ
ている(図2)。あるいは、機体ジオホン81は、マウ
ントが取着されている機体部材に直接配置することもで
きる。ジオホンは、28Hzに近い共鳴周波数を有し、
この共鳴周波数よりも上で、即ち、振動周波数範囲にお
いて速度センサとして動作を行う。構造体の振動を表す
機体ジオホン81からの出力信号は、ジオホンの励起周
波数の信号を引き出し、この引き出した信号を方形波に
変換する第1の前置増幅器フィルタ回路82の入力部に
供給される。第1の前置増幅器フィルタ回路82が発生
するこの方形波信号FG1は、位相測定回路83に一方
の入力部に供給される。
【0020】別のジオホン84が、図2に示すように、
調整塊状体54に取着され、軸線33と直交する調整塊
状体の振動を感知するようになっている。2つのジオホ
ン81及び84の代わりに、加速度計を使用することが
できる。塊状体のジオホン84からの出力信号は、この
ジオホンの励起周波数の信号を引き出してこれを方形波
に変換する第2の前置増幅器フィルタ回路86に供給さ
れる。第2の前置増幅器フィルタ回路86からのこの方
形波信号FG2は、位相測定回路83の別の入力部に供
給される。
【0021】位相測定回路83は2つのフィルタ処理さ
れたジオホン信号FG1とFG2との位相差を測定す
る。振動吸収体10の共鳴周波数が機体の振動の周波数
と整合している場合には、2つのジオホン信号は直角位
相にあり、即ち、位相が90度異なることになる。この
とき、位相測定回路83は、直角位相の関係を示す出力
電圧レベルV90を発生する。例えば、V90のレベル
は位相測定回路への供給電圧の半分に等しくすることが
できる。2つのジオホン信号の直角位相からの位相変位
により、位相測定回路の出力電圧の直角位相電圧レベル
V90からのずれが生ずる。このずれの大きさは直角位
相の位相差の大きさを示し、ずれの方向は2つのジオホ
ン信号間の位相変位の方向を示す。
【0022】位相測定回路83からの出力は、ライン8
8を介して制御論理回路90に供給される。しかしなが
ら、位相測定回路において位相関係信号を積分するRC
ネットワークにより、この出力信号はわずかなリップル
(ripple)を有する場合がある。吸収体の共鳴周波数の間
違った調整をなくすために、制御論理回路90は、ある
電圧範囲、例えば、直角位相の電圧レベルV90を中心
とする2つの電圧を画定するウインドウ(window)比較器
を含んでいる。位相測定回路の出力電圧がこの2つの電
圧範囲の内側にある場合には、制御論理回路90は、真
実のディスエーブル信号を発生し、さもなければ誤った
ディスエーブル信号が発生される。以下において説明す
るように、真実のディスエーブル信号はDCモータ14
の作動を抑制し、かくして、振動吸収体のばね剛性の変
化を抑制する。従って、ジオホンの信号が直角位相から
有意にずれると、ライン88の信号は2つの電圧範囲か
ら外れ、DCモータ14を起動させる。
【0023】制御論理回路90はまた、フィルタ処理さ
れた機体ジオホン信号FG1を受信する振幅モニタ92
からの信号に応答して、真実のディスエーブル信号を発
生する。振幅モニタの出力により、機体ジオホン81か
らの信号が小さすぎて振動吸収体10を確実に調整する
ことができないときに真実のディスエーブル信号が生ず
る。
【0024】更に、制御論理回路90は、DCモータ1
4が振動吸収体を調整するために作動されるべき方向を
示す方向信号を発生することにより、2つのジオホン信
号の位相変位の方向に応答する。
【0025】振動吸収体10の共鳴周波数が機体の振動
の周波数に適正に調整されると、ジオホン81及び84
からの信号は直角位相となる。この信号状態により、制
御回路80はモータ駆動回路96がモータ14を作動さ
せないディスエーブル信号を発生する。振動吸収体10
が適正に調整されていない場合には、機体ジオホン81
と調整塊状体ジオホン84からの信号は直角位相から外
れる。これにより、位相測定回路の出力信号は制御論理
回路90のウインドウ比較器により設定される2つの電
圧範囲から外れる。従って、制御論理回路90は、モー
タ駆動回路にDCモータ14の駆動信号を発生させる誤
ったディスエーブル信号を発生する。この駆動信号によ
り、モータは、制御論理回路90からの方向信号により
特定される方向へ動く。
【0026】図2について説明すると、モータ14のシ
ャフト18は、100対1調和駆動体20を介してクラ
ンク22に連結されている。モータのシャフトが回転す
ると、クランクのねじ付き突起36がマウント40のネ
ック38に対して前後にねじ運動を行う。この動作によ
り、クランク22はマウント40のネック38に対して
接離される。クランク22がこのように動くことによ
り、力がスラストベアリング32を介して負荷プレート
28に印加され、クランクは負荷プレートを回転させる
ことなく回転することができる。マウント40の方向へ
の負荷プレート28の動きにより、2つの弾性リング6
0及び62の圧縮力が増大するとともに、マウント40
からの負荷プレートの離隔する動きにより、この圧縮力
を小さくすることができる。
【0027】弾性リング60及び62の圧縮力が変わる
と、これらのリングにより形成されるばねの剛性が変化
し、振動吸収体10の共鳴周波数が変化する。圧縮力
は、共鳴周波数が振動吸収体を取着する機体構造部材の
振動周波数に調整されるまで変化する。調整により整合
が行われると、ジオホンの信号は直角位相となり、制御
回路80が真実のディスエーブル信号を発生することに
よりモータ14の作動を終了させる。
【0028】
【発明の効果】このように、本発明は、振動吸収体の共
鳴周波数を、航空機のエンジン速度の変化により生ずる
振動周波数の変化に追従して変化させることができる。
更に、本発明は、吸収体の調整を、弾性材料の温度変化
および経年変化による影響を補償するように行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カバーを取り除いた状態にある、本発明に係る
振動吸収体の斜視図である。
【図2】カバーを配置した状態にある、振動吸収体の横
断面図である。
【図3】振動吸収体の副集成体の分解斜視図である。
【図4】機体の振動を感知するとともに、振動吸収体の
共鳴周波数を調整する制御回路の概略ブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 振動吸収体 12 ハウジング 14 直流モータ 18 シャフト 20 調和装置 22 クランク 26 凹部 28 負荷プレート 32 スラストベアリング 33 軸線 36 突起 38 ネック 40 マウント 42 キー溝 44 キー溝 46 キー 48 ディスク形状部 54 塊状体 60 第1の弾性リング 62 第2の弾性リング 64 外側シェル 80 制御回路 81 ジオホン 82 第1の前置増幅器フィルタ回路 83 位相測定回路 84 ジオホン 86 第2の前置増幅器フィルタ回路 88 ライン 90 制御論理回路 92 振幅モニタ 96 モータ駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 598169468 13000 W. Silver Sprin g Drive, Butler, WI 53007, United States of America (72)発明者 チャン パーク アメリカ合衆国 91344 カリフォルニア 州, グラナダ ヒルズ, ヤーマス ア ヴェニュー 11588 (72)発明者 アンドレアス エイチ. フォン フロト ウ アメリカ合衆国 97031 オレゴン州, フッド リバー, カントリー クラブ ロード 1750 (72)発明者 ウィリアム ジェンセン アメリカ合衆国 27502 ノースカロライ ナ州, エイペックス, サウス ウェロ ンスバーグ プレイス 1005

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動体に取着されるマウントと、 塊状体と、 前記塊状体が振動する共鳴周波数を画定する剛性を有
    し、前記塊状体が前記マウントに対して振動することが
    できるように前記塊状体を前記マウントに結合するばね
    と、 制御信号に応答して前記ばねの剛性を調整することによ
    り共鳴周波数を変える機構と、 振動体の振動を示す信号を発生する第1のセンサと、 該第1のセンサからの信号を受信するとともに制御信号
    を発生することにより、前記ばねと前記塊状体が共鳴し
    て振動体の振動を減衰するように前記機構に前記ばねの
    剛性を調整させる制御回路とを備えることを特徴とする
    振動吸収体。
  2. 【請求項2】 前記機構は前記ばねを可変自在に圧縮す
    ることを特徴とする請求項1に記載の振動吸収体。
  3. 【請求項3】 前記ばねは弾性材料から形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の振動吸収体。
  4. 【請求項4】 前記機構は、 前記マウントに隣接して配設された負荷プレートと、 前記負荷プレートを前記マウントに接離するように動か
    す駆動集成体とを備えることを特徴とする請求項1に記
    載の振動吸収体。
  5. 【請求項5】 前記塊状体は前記マウントと前記負荷プ
    レートとの間に配置され、 前記ばねは前記塊状体と前記マウントとの間に配置され
    た弾性材料からなる第1の部分と、前記塊状体と前記負
    荷プレートとの間に配置された弾性材料からなる第2の
    部分とを有することを特徴とする請求項4に記載の振動
    吸収体。
  6. 【請求項6】 前記機構は更に、 前記マウントの部分のねじと係合するねじ部材を有する
    とともに、前記負荷プレートを前記マウントに対して接
    離させる力を印加するように前記負荷プレートに結合さ
    れたクランクと、 フレームとシャフトを有し、前記クランクを回転させる
    ように前記クランクに結合されたモータと、 前記モータのフレームを前記負荷プレートに接続するカ
    ップリングとを備えることを特徴とする請求項5に記載
    の振動吸収体。
  7. 【請求項7】 前記マウントは振動体に取着するねじ山
    が形成されたスタッドを有することを特徴とする請求項
    1に記載の振動吸収体。
  8. 【請求項8】 前記塊状体の振動を示す信号を発生する
    第2のセンサを更に備え、前記制御回路は前記第1のセ
    ンサからの信号に応答して制御信号を発生することを特
    徴とする請求項1に記載の振動吸収体。
  9. 【請求項9】 ねじが形成されたネックを有し、振動体
    に取着するマウントと、 前記マウントのネックと係合するねじ形成部材を有する
    クランクと、 モータフレームと、前記クランクを回転させるように前
    記クランクに結合されたシャフトとを有するモータと、 前記クランクのねじ形成部材と前記マウントのネックの
    少なくとも一方が延びる孔を有する負荷プレートであっ
    て、前記負荷プレートを前記マウントに対して接離する
    ように動かす前記クランクに結合された負荷プレート
    と、 モータフレームを前記負荷プレートに取着するカップリ
    ングと、 前記クランクのねじ形成部材と前記マウントのネックの
    少なくとも一方が延びる孔を有し、前記マウントと前記
    負荷プレートとの間に配置された塊状体と、 前記塊状体と前記マウントとの間に配設された弾性材料
    からなる第1のリングと、 前記塊状体と前記負荷プレートの間に配設された弾性材
    料からなる第2のリングとを備え、 前記第1と第2のリングは前記塊状体が振動する共鳴周
    波数を画定するばねとして作用することを特徴とする振
    動吸収体。
  10. 【請求項10】 振動体の振動を示す信号を発生する第
    1のセンサと、 前記センサから信号を受信するとともに、前記負荷プレ
    ートを前記マウントに対して動かす前記モータへの力の
    印加を制御することにより前記第1と第2のリングの圧
    縮力及び共鳴周波数を変える制御回路とを更に備えるこ
    とを特徴とする請求項9に記載の振動吸収体。
  11. 【請求項11】 前記塊状体の振動を示す信号を発生す
    る第2のセンサを更に備え、前記制御回路は前記第1の
    センサからの信号に応答して制御信号を発生することを
    特徴とする請求項10に記載の振動吸収体。
  12. 【請求項12】 前記クランクはスラストベアリングに
    より前記負荷プレートに結合されていることを特徴とす
    る請求項9に記載の振動吸収体。
  13. 【請求項13】 前記マウントのネックは第1のキー溝
    を有し、前記負荷プレートの孔は第2のキー溝を有し、
    更に前記第1のキー溝と第2のキー溝の双方に前記負荷
    プレートと前記マウントとの間の回転を防止するととも
    に双方間の直線運動を許容するキーを備えることを特徴
    とする請求項9に記載の振動吸収体。
  14. 【請求項14】 前記マウントは前記負荷プレートに対
    面する第1の環状面を有し、前記負荷プレートは前記マ
    ウントの第1の面と対面する第2の環状面を有し、第1
    と第2の環状面は前記マウントと前記負荷プレートとの
    間に略V字状の環状の溝を形成するように角度が付され
    ており、前記第2のリングと前記塊状体はV字状の環状
    溝に配置されて前記第1および第2の環状面に当接して
    いることを特徴とする請求項10に記載の振動吸収体。
  15. 【請求項15】 前記塊状体は中央に孔を有し環状に形
    成されかつ対向する端部壁を有し、該端部壁は該端部壁
    間の距離が中心に向けて小さくなるように内方にテーパ
    が付されていることを特徴とする請求項14に記載の振
    動吸収体。
  16. 【請求項16】 前記第1のリングと第2のリングはそ
    れぞれ前記塊状体の端部壁のテーパに整合するように面
    取りされた第1の端面と、第1と第2の環状面の一方の
    角度と整合するように面取りされた第2の端面とを有す
    ることを特徴とする請求項15に記載の振動吸収体。
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