JPH11236749A - 屋根改修工法 - Google Patents

屋根改修工法

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JPH11236749A
JPH11236749A JP3863298A JP3863298A JPH11236749A JP H11236749 A JPH11236749 A JP H11236749A JP 3863298 A JP3863298 A JP 3863298A JP 3863298 A JP3863298 A JP 3863298A JP H11236749 A JPH11236749 A JP H11236749A
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JP
Japan
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new
existing
roof
base material
roof plate
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JP3863298A
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English (en)
Inventor
Tadao Tamura
忠夫 田村
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TAMURA SOKEN KK
Original Assignee
TAMURA SOKEN KK
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Publication date
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 既設屋根板のサイズや形状に影響されず、高
い施工自由度で新設金属屋根板を敷設する。 【構成】 既設屋根板10の上に屋根の傾斜面に沿って
下地材31を配置し、既設屋根板10と下地材31との
間にできる隙間にバックアップ材35を差し込み、既設
屋根板10を貫通する止め金具36で下地材31を垂木
3に固定する。既設軒先唐草10と下地材31の下位側
端部を包み込むように新設軒先唐草37を取り付けた
後、軒先側の新設金属屋根板34の下位側を新設軒先唐
草37に嵌め合わせ、上位側を垂木3に達する止め金具
32で下地材31に固定する。上段側の新設金属屋根板
30の下位側を新設金属屋根板34に新設吊子33を介
して噛み合わせ、上位側を下地材31に固定する。 【効果】 既設屋根板10によって新設金属屋根板30
が変形することなく敷設されるため、見映えのよい施工
仕上りとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既設の屋根に敷設した
屋根板をそのままにして、その上に金属製屋根板を横葺
又は縦葺する工法に関する。
【0002】
【従来の技術】既設屋根の葺替えに際し全部の屋根板を
剥して葺き替えると、大変な手数がかかり、また建物を
使用したままでの葺替え作業が困難である。そこで、既
設の屋根板をそのまま残し、その上に新設の屋根板を敷
設する工法が採用されるようになってきた。既設屋根板
上に薄い金属屋根板を載せ、既設屋根板を貫通する釘,
ネジ等の止め金具で金属屋根板を垂木に固定するとき、
屋根の厚みを増加させることなく金属屋根板を新設でき
る。
【0003】既設の屋根は、たとえば図1に示すよう
に、母屋1の屋根傾斜面に沿って屋根下地となる複数の
木毛板2が張られ、隣接する木毛板2の間に垂木3が配
置された下地構造をもつ。既設屋根板10は、木毛板2
上に配置され、既設ビス12によって垂木3に固定され
る。上段及び下段の既設屋根板10は既設吊子13によ
って相互に連結され、軒先側の既設屋根板14には既設
軒先唐草15がビス,釘等の既設止め金具16で木毛板
2や垂木3に固着されている。新設金属屋根板20の敷
設に際しては、軒先側に使用される金属屋根板を工事現
場で切断加工し、必要な有効長さをもつ調整板24を用
意する。調整板24は、既設軒先唐草15を包み込むよ
うに既設金属屋根板14に重ね合わされ、新設ビス22
で垂木3に固定される。上段側の新設金属屋根板20
は、新設吊子23を介して調整板24にに噛み合わされ
た後、新設ビス22で垂木3に固定される。新設金属屋
根板20には、同様にして更に上段側の新設金属屋根板
20が噛み合わされ、垂木3に固定される。なお、新設
金属屋根板20としては、必要に応じ断熱・耐水性裏張
り29として発泡樹脂等をライニングしたものが使用さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の工法では新設金
属屋根板20を用いて既設屋根を葺くとき、既設屋根板
10と同じ働き幅Lをもつ新設金属屋根板20が必要と
される。そのため、既設屋根板10に応じて種々のサイ
ズをもつ金属屋根板20を用意しておくことが要求され
る。また、既設吊子13で連結した既設屋根板10,1
0の目地部を覆うように新設金属屋根板20が設けられ
るため、敷設された2段目以降の新設金属屋根板20が
太鼓状に膨らみ、見映えの悪い仕上りになる。軒先側用
の調整板24は、施工対象である既設屋根の寸法に合わ
せて金属屋根板を切断することにより用意する必要があ
る。調整板24と上段側金属屋根板20との重ね部をず
らすことにより、場合によっては切断加工を省略できる
が、その分だけ施工の自由度が低下する。本発明は、こ
のような問題を解消すべく案出されたものであり、新設
屋根板の下地材を既設屋根板の上に配置することによ
り、既設屋根板の形状や寸法に影響されず、高い自由度
で新設屋根板を敷設し、見映えのよい施工仕上りの屋根
を構築することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の屋根改修工法
は、その目的を達成するため、既設屋根板の上に屋根の
傾斜面に沿って下地材を配置し、既設屋根板と下地材と
の間にできる隙間にバックアップ材を差し込み、既設屋
根板を貫通する止め金具で下地材を既設垂木に固定し、
既設軒先唐草と下地材の下位側端部を包み込むように新
設軒先唐草を取り付けた後、軒先側の新設金属屋根板の
下位側を新設軒先唐草に嵌め合わせて上位側を既設垂木
に達する止め金具で下地材に固定し、上段側の新設金属
屋根板の下位側を下位側の新設金属屋根板に新設吊子を
介して噛み合わせ上位側を下地材に固定することを特徴
とする。下地材と新設金属屋根板との間には、下地材を
バックアップすると共に、断熱作用を呈する硬質発泡樹
脂を充填してもよい。また、吊子が一体成形された新設
金属屋根板を使用すると、部品点数が少なくなり、その
分だけ敷設作業の効率が改善される。
【0006】
【実施の形態】本発明に従った横葺工法では、図2に示
すように屋根の傾斜面に沿って下地材31を既設屋根板
10の上に配置する。下地材31として積雪荷重に耐え
る強度及び風圧に耐えて吊子を止めるビス強度が保持で
きる比較的厚みのある帯板形状の鋼板を使用すると、各
段で既設屋根板10との間に隙間が生じる。この隙間に
バックアップ材35を配置し、ボルト36等の止め金具
で下地材31と共に垂木3に固着する。下地材31は、
既設屋根板10の各段に配置されたバックアップ材35
で支持されるため、既設屋根板10の段の高さに合わせ
た硬質樹脂,アルミ押出し材,鋼板等であっても十分な
強度をもち、屋根の厚み増加は微々たるものである。ま
た、バックアップ材35として硬質樹脂を使用すると、
衝撃等に対する緩衝作用も得られる。下地材31を基礎
として新設金属屋根板30が敷設される。下地材31に
よって実質的な屋根下地面が新しく形成されることにな
るので、既設屋根板10の形状やサイズによる影響を受
けることなく、次のように新設金属屋根板30を敷設で
きる。
【0007】先ず、既設軒先唐草15及び下地板31の
下位側端部を包み込むように、新設軒先唐草37を配置
する。新設軒先唐草37としては、たとえば軽量で耐食
性に優れたアルミ押出し形材が使用され、下地材31及
び既設屋根板14を貫通するビス38や釘等の止め金具
で垂木3に固着される。軒先側に位置する新設金属屋根
板34の下位側係合部を新設軒先唐草37に嵌め合わ
せ、新設金属屋根板34の上位側を新設の止め金具で下
地材31に固定する。止め金具としては、垂木3に達す
る脚長をもつビス32や釘等が使用される。このとき、
下地材31と新設金属屋根板34との間の空間に硬質発
泡樹脂39を充填してもよい。硬質発泡樹脂39は、新
設金属屋根板34を支持し、外気に対して屋内を断熱す
る作用を呈する。
【0008】下地材31に固定された新設金属屋根板3
4に、新設吊子33を介して上段側の新設金属屋根板3
0の下位側端部が噛み合わされる。新設金属屋根板30
は、上位側で新設ビス32により下地材31及び垂木3
に固着される。なお、垂木3が金属製である場合には新
設金属屋根板30の固着にボルトが使用されるが、コン
クリート下地,木毛セメント板等でできた既設屋根下地
では、新設吊子33の止めピッチが任意に設定され、ア
ンカーボルト,ビス,釘等の止め金具が使用できる。ま
た、吊子の機能をもつ係止突起を設けた新設金属屋根板
30を使用するとき、吊子を別途使用する必要がなくな
る。更に上段側の新設金属屋根板30も、同様に下段側
の新設金属屋根板30に下位側が噛み合わされ、上位側
が下地材31及び垂木3に固着される。以下、同様にし
て棟方向に新設金属屋根板30を既設屋根板10の上に
取り付け、屋根全体を横葺する。
【0009】敷設された新設金属屋根板30は、図1に
示すような既設吊子13を介した上下段の既設屋根板1
0の連結部によって上方に押し上げられて太鼓状に変形
することがなく、フラットな面を構成する屋根板とな
る。そのため、施工仕上りは、見映えのよいものとな
る。また、軒先側特有の有効働き幅をもつ調節板24が
得られるように金属屋根板を作業現場で切断加工する必
要がなく、予め定まった長さをもつ新設金属屋根板34
を軒先側に使用できるため、施工性も改善される。しか
も、既設屋根板10の働き幅Lに影響されることなく、
新設金属屋根板30の働き幅L1 を設定できる。しか
も、下地材31により屋根下地面が新規に形成されるこ
とになるので、横葺に限らず縦葺も可能になるので、顧
客ニーズに対応した多様な敷設が可能となる。
【0010】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の屋根改
修工法では、既設屋根板の上に下地材を取り付けて実質
的な屋根下地面を新たに形成し、この下地面に新設金属
屋根板を敷設している。この敷設作業は、従来の新築家
屋に対する屋根葺き作業と同じ作業であり、作業現場で
の切断作業や形状修正等が不要となるため、作業性よく
新設金属屋根板を敷設することが可能になる。また、敷
設された新設金属屋根板が従来のように太鼓状に変形す
ることがないので、施工仕上りも見映えのよいものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 既設屋根板に新設屋根板を従来工法で敷設し
た屋根を棟方向にみた断面図(a)及び屋根傾斜面方向
にみた断面図(b)
【図2】 既設屋根板に新設屋根板を本発明に従って敷
設した屋根を棟方向にみた断面図(a)及び屋根傾斜面
方向にみた断面図(b)
【符号の説明】
1:母屋 2:木毛材 3:垂木 10:既設屋根板 12:既設ビス 13:既設吊
子 14:軒先側の既設屋根板 15:既設軒先唐
草 16:既設止め金具 30:新設金属屋根板 31:下地材 32:新設
ビス 33:新設吊子 34:軒先側の新設金属屋根板 35:バックアップ
材 36:新設ボルト 37:新設軒先唐草 38:新設ビス 39:硬
質発泡樹脂 L:既設屋根板の働き幅 L1 :新設金属屋根板の働き幅

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設屋根板の上に屋根の傾斜面に沿って
    下地材を配置し、既設屋根板と下地材との間にできる隙
    間にバックアップ材を差し込み、既設屋根板を貫通する
    止め金具で下地材を既設垂木に固定し、既設軒先唐草と
    下地材の下位側端部を包み込むように新設軒先唐草を取
    り付けた後、軒先側の新設金属屋根板の下位側を新設軒
    先唐草に嵌め合わせて上位側を既設垂木に達する止め金
    具で下地材に固定し、上段側の新設金属屋根板の下位側
    を下位側の新設金属屋根板に新設吊子を介して噛み合わ
    せ上位側を下地材に固定することを特徴とする屋根改修
    工法。
  2. 【請求項2】 下地材と新設金属屋根板との間に硬質発
    泡樹脂を充填する請求項1記載の屋根改修工法。
  3. 【請求項3】 吊子が一体成形された新設金属屋根板を
    使用する請求項1記載の屋根改修工法。
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