JPH11236064A - 封緘膜付き容器 - Google Patents

封緘膜付き容器

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JPH11236064A
JPH11236064A JP10039248A JP3924898A JPH11236064A JP H11236064 A JPH11236064 A JP H11236064A JP 10039248 A JP10039248 A JP 10039248A JP 3924898 A JP3924898 A JP 3924898A JP H11236064 A JPH11236064 A JP H11236064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
sealing film
cap
outlet
container body
Prior art date
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Pending
Application number
JP10039248A
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English (en)
Inventor
Kuniichi Udo
国一 宇土
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HATA KK
Original Assignee
HATA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】手間を掛けることなく封緘膜を開封することが
できるとともに、容器の内容物が粘度の低い液体であっ
ても、この内容物が開放された排出口から飛び出てしま
うことなく封緘膜を開封することができる封緘膜付き容
器の提供を目的とする。 【解決手段】封緘膜付き容器1において、キャップ3
は、容器本体2の使用位置に装着されたときに封緘膜2
1を突き破る開封手段36を有し、この開封手段36が
封緘膜を貫通したときに容器本体2の内部から外部まで
を連通する内容物の流路を備えたキャップ本体30と、
前記流路の出口32を開閉自在な外蓋31とを備えてい
る構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、封緘膜付き容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】容器の排出口が封緘膜で封緘されている
封緘膜付き容器は、容器内が密閉状態となり、容器内に
入っている内容物の長期保存を可能にするため、食品や
化粧品など鮮度が求められる内容物を収容するのに適し
ている。従来から封緘膜付き容器の封緘膜は、先端が尖
った突起物を穿通することによって、開封されるように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した方法
で封緘膜を開封する場合、容器のキャップを外して封緘
膜を外部へ臨ませた状態にして、この封緘膜を突起物で
貫通させた後、突起物を取り除いて、さらにキャップを
取り付けるという一連の動作を行わなければならないた
め、手間が掛かり過ぎてしまう。
【0004】また、封緘膜付き容器は、容器に入ってい
る内容物が、粘度の低い液体であると、封緘膜に突起物
を貫通するとき、あるいは貫通した突起物を排出口から
取り除くときなどに勢い余って、内容物が開放された排
出口から飛び出てしまい、封緘膜を開封しようとする人
の服などを汚してしまうこともあった。
【0005】そこで、本発明は、上記問題点を鑑みて、
手間を掛けることなく封緘膜を開封することができると
ともに、容器の内容物が粘度の低い液体であっても、こ
の内容物が開放された排出口から飛び出てしまうことな
く封緘膜を開封することができる封緘膜付き容器の提供
を目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1にかかる封緘膜付き容器は、液状
の内容物が充填され、内容物の排出口が封緘膜で封緘さ
れた容器本体と、使用時に容器本体の封緘膜を突き破り
排出口を開放する開封手段を有するとともに、開放され
た容器本体の排出口を被うように容器本体に装着自在な
キャップとを備えた封緘膜付き容器において、前記キャ
ップは、容器本体の使用位置に装着されたときに封緘膜
を突き破る開封手段を有し、この開封手段が封緘膜を貫
通したときに容器本体の内部から外部までを連通する内
容物の流路を備えたキャップ本体と、前記流路の出口を
開閉自在な外蓋とを備えている構成とした。
【0007】また、本発明の請求項2にかかる封緘膜付
き容器は、請求項1に記載の構成に加えて、キャップ本
体と容器本体との間に介在し、開封手段が封緘膜を突き
破るのを防止する開封防止手段が着脱自在に設けられて
いる構成とした。また、本発明の請求項3にかかる封緘
膜付き容器は、請求項1または請求項2に記載の構成に
加えて、流路中に、内容物を透過および吸収保持可能な
充填材が充填されている構成とした。
【0008】上記構成において、容器本体の形状は特に
限定されないが、たとえば、シャンプーや化粧品の乳液
などの容器として用いられているボトル形状や、軟膏や
練りわさびなどの容器として用いられているチューブ形
状などが挙げられる。また、容器本体を形成する材質も
特に限定するものでないが、たとえば、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレートなどの
合成樹脂や、アルミニウムなどの可撓性を有する金属な
どが挙げられる。
【0009】また、キャップの形状は、たとえば、有底
円筒型、ドーム型、円錐型、多角形の有底筒型、多角錐
型などが挙げられるが、特に限定されない。さらに、キ
ャップを容器本体に装着する形態も限定されないが、た
とえば、螺着、嵌着などが挙げられる。なお、容器本体
の使用位置とは、容器内の封緘膜を開封して、内容物を
排出させることが可能となるようにキャップを装着した
位置のことをいう。
【0010】また、キャップ本体に備わっている外蓋
は、キャップ本体と一部で繋がっていても構わないし、
キャップ本体と別体で着脱自在となっていても構わな
い。
【0011】また、開封手段は、封緘膜を貫通すること
ができる形状をしていれば特に限定されないが、たとえ
ば、錐形状や、楔形状をした突起などが挙げられる。さ
らに、キャップ本体中に設けられている開封手段は、キ
ャップ本体と一体に成形される形だけでなく、キャップ
本体の本体部材と開封手段とを別々に成形して、後から
この本体部材に開封手段を取り付けてキャップ本体を形
成する形をしていても良い。
【0012】また、キャップ本体に備わっている流路
は、開封手段が封緘膜を貫通したときに、この開封手段
の容器本体内部から、キャップ本体の外部まで通じてさ
えいれば、設けられる流路の数や形状は特に限定されな
い。
【0013】また、請求項2の構成における開封防止手
段の形態は、キャップ本体と容器本体との間に着脱自在
に介在するのであれば特に限定されないが、たとえば、
リング形状、三日月形状、可撓性を有する樹脂製の紐体
などが挙げられる。
【0014】さらに、請求項3の構成における内容物を
透過および吸収保持可能な充填材とは、たとえば、スポ
ンジなどのような海綿状のゴム製品または多孔質の合成
樹脂製品などの連続気泡樹脂発泡体が挙げられるが、容
器の内容物を透過することが可能であるとともに、内容
物を吸収保持することが可能であれば特に限定されな
い。また、連続気泡樹脂発泡体に代えて、たとえば、
綿、麻などの植物繊維や絹、羊毛などの動物繊維のかた
まりを代用しても良いし、レーヨン、アセテート、ポリ
アミド(ナイロン)、ビニロンなどの化学繊維のかたま
りを代用してもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる封緘膜付
き容器の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明にかかる封緘膜付き容器の一実施の形態
を示した分解斜視図である。
【0016】図1に示したように、封緘膜付き容器1
は、容器本体2と、キャップ3と、開封防止手段5とを
備えている。
【0017】容器本体2は、図1に示したように、円筒
形状をしており、先端近辺の径が小さくなっている部分
の外周囲にネジ溝22が刻まれており、先端の排出口2
0に封緘膜21が設けられ、外部の空気が容器本体2内
に入らないよう密閉状態となっている。キャップ3は、
図1に示したように、キャップ本体30と、外蓋31と
を備えている。
【0018】キャップ本体30は、図1および図2に示
したように、本体部材34と開封部材35とを備えてい
る。また、本体部材34は、表面側の頂面すなわち本体
部材34の頭部にあたる面の中心部分に、後述する流路
37の出口(以下、「出口」とのみ記す)32が設けら
れている。
【0019】開封部材35は、図3に示したように、基
台部35aと、開封手段となる突起(以下、「突起」と
のみ記す。)36とを備えており、突起36の側部に孔
36aが設けられている。また、図1および図2に示し
たように、孔36aに通じている第一流路37aと、キ
ャップ本体30内の出口32に通じている第二流路37
bとにより、内容物を排出するための流路37が形成さ
れている。
【0020】流路37内には、図6に示したように、内
容物を透過および吸収保持可能な充填材として合成樹脂
製のスポンジ(以下、「スポンジ」とのみ記す。)6が
充填されている。外蓋31は、キャップ本体30にヒン
ジ33を介して、内容物の出口32が被覆可能となるよ
うに開閉自在に取り付けられている。
【0021】また、図1に示したように、突起36の先
端が下側を向くように開封部材35を本体部材34内に
装着してキャップ本体30を形成している。したがっ
て、キャップ本体30を容器本体2のネジ溝22に添っ
て螺着したときに、前記突起36が、図4(b)に示し
たように、容器本体2の排出口20の封緘膜21を貫通
するようになっている。
【0022】また、図1、図4(a)に示したように、
封緘膜付き容器1の封緘膜21を開封しない状態で保存
させるときには、容器本体2とキャップ3との間に、開
封防止手段5を介在させるようになっている。開封防止
手段5は、図1に示したように、リング形状をした開封
防止手段本体50と、把手51とを備えており、容器本
体2とキャップ3との間に介在させたとき、突起36
と、封緘膜21との間に空間が形成される厚みを有して
いる。
【0023】通常、封緘膜付き容器1は、図4(a)に
示したように容器本体2とキャップ3との間に開封防止
手段5を介在させており、図4(a)の点線で示したよ
うに、突起36と封緘膜21との間に空間が形成された
状態となっている。
【0024】次に、封緘膜付き容器1を使用するとき、
すなわち、封緘膜付き容器1の封緘膜21を開封すると
きは、以下のように行う。まず、図4(a)の状態にあ
る容器本体2に螺着されているキャップ3を取り外し、
開封防止手段5を抜き取った後、再びキャップ3を図4
(b)に示したように容器本体2に螺着する。
【0025】このように、開封防止手段5を介在させな
いで、キャップ3が容器本体2に装着されると、図4
(b)に示したように、突起36が封緘膜21を貫通
し、排出口20が開封された状態となる。
【0026】図4(b)に示したように、排出口20が
開封されたら、そのままキャップ3を容器本体2に装着
した状態で使用する。すなわち、図5に示したように、
外蓋31を開放して、容器本体2を傾けて押圧すると、
容器本体2に入っている内容物が、突起36に設けられ
た孔36aから流路37を通じて、キャップ本体30の
出口32へと移動して、この出口32から排出される。
【0027】以上のような構成をしている封緘膜付き容
器1は、キャップ本体30内に突起36が設けられ、し
かも、キャップ3を容器本体2に装着した状態で封緘膜
付き容器1を保存するため、突起36が外部雰囲気に曝
されることがなく衛生的である。また、開封防止手段5
は、把手51が設けられているため、着脱が容易で、そ
の後の封緘膜21を開封する操作へとスムースに移行す
ることができる。
【0028】さらに、封緘膜21を開封した後は、突起
36に設けられた孔36aから出口32まで流路が形成
されているため、突起36を取り除くことなくこのまま
使用することができ、手間がかからない。しかも、流路
37の内部には、図6に示したように、スポンジ6が充
填されているため、流路37を流れてきた内容物の勢い
を弱めることができる。したがって、流路37を流れて
きた内容物が、出口32から必要以上に飛び出してしま
うことを防ぐことができる。
【0029】さらに、図1に示したように、出口32が
出っ張った形をしているため、液漏れが起こりにくくな
っている。また、外蓋31は、ヒンジ33によって開閉
自在にキャップ本体30に設けられているため、外蓋3
1の開閉は片手で行うことができ、封緘膜付き容器1の
取扱いが非常に容易となる。
【0030】なお、本発明にかかる封緘膜付き容器のキ
ャップ構造および封緘膜付き容器は上記実施の形態に限
定されるものではない。たとえば、開封防止手段の形状
は、上記実施の形態に示した開封防止手段5のようにリ
ング形状をした本体に把手を設けた形態に限らず、三日
月型などのようにキャップ3と容器本体2との間の一部
に噛ませる形をしたものであっても構わなく、また、封
緘膜21と突起36との間に板体などを挟ませて、封緘
膜21が開封されるのを防止する手段としても構わな
い。
【0031】また、外蓋の形状も、上記実施の形態で
は、キャップ本体30の出口32が備わっている面を被
覆する大きさ・形状を有した外蓋31が、キャップ本体
30の上側側面を支点として、ワンタッチで開閉可能と
なるように一体に設けられているが、只の嵌め込み式や
ねじ込み式の外蓋で分離可能なものであっても構わな
い。
【0032】
【発明の効果】以上のことより、本発明に示した封緘膜
付き容器は、手間を掛けることなく封緘膜を開封するこ
とができるとともに、容器の内容物が粘度の低い液体で
あっても、この内容物が開放された排出口から飛び出て
しまうことなく封緘膜を開封することができる。
【0033】また、本発明の請求項2に示した封緘膜付
き容器は、多少の衝撃などがあっても、誤って開封手段
が封緘膜を突き破ってしまうことがなく、より確実に、
この封緘膜付き容器を保存することができる。また、開
封手段が外部に臨むことがないため、衛生的に好まし
い。
【0034】さらに、本発明の請求項3に示した封緘膜
付き容器は、流路中に、内容物を透過および吸収保持可
能な充填材が充填されているため、使用時においても、
容器本体の内容物が勢い良く飛び出てしまうことを防
ぎ、より安定した排出量となるように調節することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる封緘膜付き容器の一実施の形態
を示した分解斜視図である。
【図2】キャップ構造を示すための側面視断面図であ
る。
【図3】開封手段の斜視図である。
【図4】封緘膜付き容器の使用状態を示すための説明図
である。
【図5】キャップ構造を示すための側面視断面図であ
る。
【図6】キャップ本体の先端部における流路を拡大した
断面図である。
【符号の説明】
1 封緘膜付き容器 2 容器本体 20 排出口 21 封緘膜 3 キャップ 30 キャップ本体 31 外蓋 32 出口 36 突起(開封手段) 37 流路 5 開封防止手段 6 スポンジ(内容物を透過および吸収保持可能
な充填材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液状の内容物が充填され、内容物の排出口
    が封緘膜で封緘された容器本体と、使用時に容器本体の
    封緘膜を突き破り排出口を開放する開封手段を有すると
    ともに、開放された容器本体の排出口を被うように容器
    本体に装着自在なキャップとを備えた封緘膜付き容器に
    おいて、前記キャップは、容器本体の使用位置に装着さ
    れたときに封緘膜を突き破る開封手段を有し、この開封
    手段が封緘膜を貫通したときに容器本体の内部から外部
    までを連通する内容物の流路を備えたキャップ本体と、
    前記流路の出口を開閉自在な外蓋とを備えていることを
    特徴とする封緘膜付き容器。
  2. 【請求項2】キャップ本体と容器本体との間に介在し、
    開封手段が封緘膜を突き破るのを防止する開封防止手段
    が着脱自在に設けられている請求項1に記載の封緘膜付
    き容器。
  3. 【請求項3】流路中に、内容物を透過および吸収保持可
    能な充填材が充填されている請求項1または請求項2に
    記載の封緘膜付き容器。
JP10039248A 1998-02-20 1998-02-20 封緘膜付き容器 Pending JPH11236064A (ja)

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JP10039248A JPH11236064A (ja) 1998-02-20 1998-02-20 封緘膜付き容器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006075522A1 (ja) * 2005-01-17 2006-07-20 Fancl Corporation ボトル容器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006075522A1 (ja) * 2005-01-17 2006-07-20 Fancl Corporation ボトル容器
US8162161B2 (en) 2005-01-17 2012-04-24 Fancl Corporation Bottle container
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